JP3688949B2 - 感光性樹脂 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光性樹脂に関するものである。更に詳しくは、ソルダーレジスト、各種コーティング、印刷インキ用バインダー、接着剤等として優れる感光性樹脂に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、省資源、省エネルギーの観点から印刷、塗料、接着剤の分野において、紫外線あるいは電子線で硬化可能な放射線硬化型樹脂が広く使用されるようになっている。プリント配線板などの電子機器分野でも部品搭載後の回路板を長期に渡って保護するためにソルダーレジストが使用されている。フォトレジスト法でプリント配線板に使用される材料としては、酸ペンダント型ノボラックエポキシアクリレートが一般的だが、銅メッキとの密着性が十分でなく、多層プリント配線板用として使用した場合には、導体回路間の十分な密着強度が得られないという課題を有する他、可とう性も劣るために割れやすいといった課題を有していた。
【0003】
また、液晶表示装置などの色フィルタの製造においても単純なエポキシアクリレートでは、顔料または染料の分散性の経時安定性に問題があった。この様な問題点を解決するために、特開平10−171119号公報(先行技術)は、(メタ)アクリル酸エステル類の共重合成分を含有する共重合体を使用することで顔料または染料の分散性を向上させ、かつ優れた保存安定性も付与する技術を提案しているが、耐熱性などの点で問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記のような従来の課題を解決し、可とう性および耐熱性に優れた感光性樹脂およびアルカリ現像も可能な感光性樹脂を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、(A)グリシジル(メタ)アクリレート2〜95モル%、(B)下記基
【0006】
【化9】
【0007】
および/または下記基
【0008】
【化10】
【0009】
を有するモノ(メタ)アクリレート2〜95モル%、および
(C)前記(A)および(B)成分と共重合し得る他のラジカル重合性化合物2〜95モル%を、その合計が100モル%となる量で共重合させ、得られた共重合物に含まれるグリシジル基の5〜100%に、(D)不飽和一塩基酸を付加させて得られる感光性樹脂を提供するものである。
【0010】
また本発明は、(A)グリシジル(メタ)アクリレート2〜95モル%、
(B)下記基
【0011】
【化11】
【0012】
および/または下記基
【0013】
【化12】
【0014】
を有するモノ(メタ)アクリレート2〜95モル%、および
(C)前記(A)および(B)成分と共重合し得る他のラジカル重合性化合物2〜95モル%を、その合計が100モル%となる量で共重合させ、得られた共重合物に含まれるグリシジル基の5〜100%に、(D)不飽和一塩基酸を付加させ、前記(D)成分を付加させたときに生成した水酸基の5〜100%に、(E)多塩基酸無水物を付加させて得られる、アルカリ現像可能である感光性樹脂を提供するものである。
【0015】
また本発明は、(D)不飽和一塩基酸2〜95モル%、
(B)下記基
【0016】
【化13】
【0017】
および/または下記基
【0018】
【化14】
【0019】
を有するモノ(メタ)アクリレート2〜95モル%、および
(C)前記(D)および(B)成分と共重合し得る他のラジカル重合性化合物2〜95モル%を、その合計が100モル%となる量で共重合させ、得られた共重合物に含まれるカルボキシル基の5〜100%に、(A)グリシジル(メタ)アクリレートを付加させて得られる感光性樹脂を提供するものである。
【0020】
また本発明は、(D)不飽和一塩基酸2〜95モル%、
(B)下記基
【0021】
【化15】
【0022】
および/または下記基
【0023】
【化16】
【0024】
を有するモノ(メタ)アクリレート2〜95モル%、および
(C)前記(D)および(B)成分と共重合し得る他のラジカル重合性化合物2〜95モル%を、その合計が100モル%となる量で共重合させ、得られた共重合物に含まれるカルボキシル基の5〜100%に、(A)グリシジル(メタ)アクリレートを付加させ、前記(A)成分を付加させたときに生成した水酸基の5〜100%に、(E)多塩基酸無水物を付加させて得られる、アルカリ現像可能である感光性樹脂を提供するものである。
以上
【0025】
また本発明は、(C)成分が、スチレン、ベンジル(メタ)アクリレートおよびモノマレイミドより選ばれる少なくとも一種の化合物であることを特徴とする前記の感光性樹脂を提供するものである。
【0026】
また本発明は、前記の感光性樹脂をラジカル重合性モノマーおよび/または溶剤で希釈した感光性樹脂液を提供するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
【0028】
(A)成分
本発明において、(A)成分はグリシジル(メタ)アクリレートである。(A)グリシジル(メタ)アクリレートは、市販されているものを使用することもできる。
【0029】
(B)成分
本発明において、(B)成分は、下記基
【0030】
【化17】
【0031】
(以下、トリシクロデカン骨格という)
および/または
下記基
【0032】
【化18】
【0033】
(以下、ジシクロペンタジエン骨格という)
を有するモノ(メタ)アクリレートである。
これら(B)成分は、公知のものが使用でき、例えばトリシクロデカン骨格を有するモノ(メタ)アクリレートとしては、下記構造式で示されるジシクロペンタニル(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0034】
【化19】
【0035】
(式中、Rは水素またはメチル基を表す)
このような化合物は、市販されているものも利用することができ、例えば日立化成工業(株)製の商品名FA−513A(アクリレート型)、FA−513M(メタクリレート型)等が挙げられる。
また、ジシクロペンタジエン骨格を有するモノ(メタ)アクリレートとしては、下記構造式で示されるジシクロペンテニル(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0036】
【化20】
【0037】
(式中、Rは水素またはメチル基を表す)
このような化合物は、市販されているものも利用することができ、例えば日立化成工業(株)製の商品名FA−511A(アクリレート型)が挙げられる。
さらに別のジシクロペンタジエン骨格を有するモノ(メタ)アクリレートとしては、下記構造式で示されるジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0038】
【化21】
【0039】
(式中、Rは水素またはメチル基を表す)
このような化合物は、市販されているものも利用することができ、例えば日立化成工業(株)製の商品名FA−512A(アクリレート型)、FA−512M(メタクリレート型)等が挙げられる。
(B)成分は、必要に応じて2種類以上を併用することもできる。
【0040】
(C)ラジカル重合性化合物
本発明において、(C)成分は、前記(A)および(B)成分以外のラジカル重合性化合物である。(C)成分は、とくに限定されるものではないが、その具体例としては、スチレン、スチレンのα−、o−、m−、p−アルキル、ニトロ、シアノ、アミド、エステル誘導体;ブタジエン、2,3−ジメチルブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メタ)アクリル酸−iso−プロピル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−sec−ブチル、(メタ)アクリル酸−tert−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸シクロペンチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−メチルシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ジシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボロニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸プロパギル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ナフチル、(メタ)アクリル酸アントラセニル、(メタ)アクリル酸アントラニノニル、(メタ)アクリル酸ピペロニル、(メタ)アクリル酸サリチル、(メタ)アクリル酸フリル、(メタ)アクリル酸フルフリル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフリル、(メタ)アクリル酸ピラニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェネチル、(メタ)アクリル酸クレジル、(メタ)アクリル酸−1,1,1−トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸パーフルオルエチル、(メタ)アクリル酸パーフルオロ−n−プロピル、(メタ)アクリル酸パーフルオロ−iso−プロピル、(メタ)アクリル酸トリフェニルメチル、(メタ)アクリル酸クミル、(メタ)アクリル酸3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピルなどの(メタ)アクリル酸エステル類;(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミド、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミド、(メタ)アクリル酸N,N−ジプロピルアミド、(メタ)アクリル酸N,N−ジ−iso−プロピルアミド、(メタ)アクリル酸アントラセニルアミドなどの(メタ)アクリル酸アミド;(メタ)アクリル酸アニリド、(メタ)アクリロイルニトリル、アクロレイン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、N−ビニルピロリドン、ビニルピリジン、酢酸ビニルなどのビニル化合物;シトラコン酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、イタコン酸ジエチルなどの不飽和ジカルボン酸ジエステル;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミドなどのモノマレイミド;N−(メタ)アクリロイルフタルイミドなどが挙げられる。
一層優れた可とう性および耐熱性を付与させるためには(C)成分としてスチレン、ベンジル(メタ)アクリレートおよびモノマレイミドから選択された少なくとも一種を使用することが有効である。
また、共重合物中の水酸基濃度を上げるには、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルが有効である。密着性を上げるには、アミノ基をもつモノマーが有効である。
【0041】
(D)成分
本発明において、(D)成分は、不飽和一塩基酸である。(D)成分としては、公知のものを使用することができ、エチレン性不飽和二重結合を有する不飽和カルボン酸が挙げられ、具体例としてはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、o−、m−、p−ビニル安息香酸、(メタ)アクリル酸のα位ハロアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ニトロ、シアノ置換体などのモノカルボン酸などが挙げられる。中でも好ましくは、アクリル酸またはメタクリル酸がよい。
【0042】
本発明は、次の2つの感光性樹脂を提供するものである。すなわち:
(i)(A)成分、(B)成分および(C)成分を共重合させ、共重合物を得(以下、グリシジル基を有する共重合体という)、それに含まれるグリシジル基の5〜100%に、(D)成分を付加させて得られる感光性樹脂;および
(ii)(D)成分、(B)成分および(C)成分を共重合させ、共重合物を得(以下、カルボキシル基を有する共重合体という)、それに含まれるカルボキシル基の5〜100%に、(A)成分を付加させて得られる感光性樹脂である。
グリシジル基を有する共重合体において、(A)成分、(B)成分および(C)成分の組成比は、上記各成分がそれぞれ2〜95モル%、好ましくは20〜80モル%である。
カルボキシル基を有する共重合体において、(D)成分、(B)成分および(C)成分の組成比は、上記各成分がそれぞれ2〜95モル%、好ましくは20〜80モル%である。
組成比が上記範囲を外れると、可とう性および耐熱性のバランスが崩れる。
グリシジル基を有する共重合体への感光基の付与、すなわち(D)成分の付加は、グリシジル基1.0当量に対して(D)成分を0.05〜1.0当量、好ましくは0.2〜0.8当量の割合で反応させるのがよい。
カルボキシル基を有する共重合体への感光基の付与、すなわち(A)成分の付加は、カルボキシル基1.0当量に対して(A)成分を0.05〜1.0当量、好ましくは0.2〜0.8当量の割合で反応させるのがよい。感光基の付加量が0.1当量以下では十分な活性エネルギー線硬化性が得られない。
なお、上記の感光基の付加反応は、常法によって行われる。
【0043】
本発明において行なう共重合反応は、公知の溶液重合法が適用される。使用する溶剤はラジカル重合に不活性なものであれば特に限定されるものではなく、通常用いられている有機溶剤を使用することができる。例えばその具体例としては、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート等のジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類等の酢酸エステル類;エチレングリコールジアルキルエーテル類;メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のジエチレングリコールジアルキルエーテル類;トリエチレングリコールジアルキルエーテル類;プロピレングリコールジアルキルエーテル類;ジプロピレングリコールジアルキルエーテル類;1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ベンゼン、トルエン、キシレン、オクタン、デカン等の炭化水素類;石油エーテル、石油ナフサ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤;乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳酸エステル類;ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。
これらの溶剤は単独または2種以上を併用してもよい。そして溶剤の使用量は感光性樹脂100重量部に対し、30〜1000重量部、好ましくは50〜800重量部である。この範囲外では分子量の制御が困難となる。
【0044】
本発明において使用されるラジカル重合開始剤は、ラジカル重合を開始できるものであれば特に限定されるものではなく、通常用いられている有機過酸化物触媒やアゾ化合物を使用することができる。例えばその具体例としては、公知のケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアリルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネートに分類されるものであり、またアゾ化合物も有効である。具体例としては、例えばベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、1,1ービス(t−ブチルパーオキシ)ー3,3,5ートリメチルシクロヘキサン、2,5ージメチルー2,5ービス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシルー3、3ーイソプロピルヒドロパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジクミルヒドロパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ビス(4ーt−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、イソブチルパーオキサイド、3,3,5ートリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスカルボンアミドなどが使用できる。重合温度に応じて適当な半減期のラジカル重合開始剤を選択する。
ラジカル重合開始剤の使用量は、共重合反応に使用されるモノマーの合計100重量部に対して0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。
【0045】
重合方法は、共重合反応に使用されるモノマーおよびラジカル重合開始剤を溶剤に溶解し攪拌しながら昇温して重合反応を行なってもよいし、ラジカル重合開始剤を添加したモノマーを昇温、攪拌した溶剤中に滴下してもよい。また、溶剤中にラジカル重合開始剤を添加し昇温した中にモノマーを滴下してもよい。反応条件は目標とする分子量に応じて自由に変えることができる。本発明の感光性樹脂の分子量分布(Mw/Mn)は、2.0〜5.0が好ましい。
【0046】
(E)多塩基酸無水物
本発明の感光性樹脂をアルカリ現像可能にするために使用される(E)多塩基酸無水物としては、公知のものが使用でき、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水クロレンド酸等の二塩基酸無水物;無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、ビフェニルテトラカルボン酸無水物等の多塩基酸無水物が挙げられる。中でも好ましくは、テトラヒドロ無水フタル酸または無水コハク酸がよい。
【0047】
(E)多塩基酸無水物の付加反応は、常法によって行われる。(E)多塩基酸無水物の付加量は、感光基導入時に生成した水酸基の5〜100%、好ましくは30〜100%である。(E)多塩基酸無水物の付加量が5%未満の場合は、希アルカリへの溶解性が低下する。
【0048】
また本発明においては、さらに光感度を向上させるために(E)多塩基酸無水物付加後、生成したカルボキシル基の一部にグリシジル(メタ)アクリレートや重合性不飽和基を有するグリシジルエーテル化合物を付加させたり、現像性を向上させるために(E)多塩基酸無水物付加後、生成したカルボキシル基の一部に重合性不飽和基を有さないグリシジルエーテル化合物を付加させることもでき、この両者を併用してもよい。重合性不飽和基を有さないグリシジルエーテル化合物の具体例としてはフェニル基やアルキル基を有するグリシジルエーテル化合物(ナガセ化成工業(株)製、商品名:デナコールEX−111、デナコールEX−121、デナコールEX−141、デナコールEX−145、デナコールEX−146、デナコールEX−171、デナコールEX−192)等がある。
【0049】
本発明の感光性樹脂は、溶剤の全てまたは一部を除去してラジカル重合性モノマーで希釈し感光性樹脂液としてもよい。ラジカル重合性モノマーとしては、活性エネルギー線硬化性であればよく、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、N−ビニルピロリドン、N−アクリロイルモルフォリン、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリレート、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、エトキシポリエチレングリコールアクリレート、メラミンアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシプロピルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、グリセリンジアクリレート、イソボロニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートおよびこれらに対応する各種メタクリレートが挙げられる。
これらのラジカル重合性モノマーは、1種もしくは2種以上を併用してもよい。そしてその使用量は感光性樹脂100重量部に対し、10〜200重量部、好ましくは20〜150重量部である。10重量部未満では十分に希釈できず粘度が高すぎ作業性が悪く、200重量部を越えると物性低下を招く。
【0050】
本発明の感光性樹脂は、公知の光重合開始剤で硬化することができる。光重合開始剤としては、ベンゾイン類、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、アントラキノン類、キサントン類、チオキサントン類、ケタール類、ホスフィンオキサイド類などのラジカル重合開始剤や有機スルホニウム化合物、有機ヨードニウム化合物等の公知のカチオン重合開始剤などが挙げられ、活性エネルギー線の光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプなどが使用でき、またレーザー光線、X線等も使用できる。
【0051】
現像に使用されるアルカリ水溶液としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、水酸化ナトリウム等の水溶液を挙げることができる。
【0052】
【実施例】
以下に示す実施例、比較例により、本発明の内容を詳細に説明するが、各例中の「部」、「%」は重量基準を示す。
【0053】
(合成例1)
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計、ガス導入管を備えたフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGM−AC)145gを取り、窒素置換しながら攪拌し120℃に昇温した。
次にスチレン0.1モル(10.4g)、グリシジルメタクリレート0.5モル(71g)およびジシクロペンタジエン骨格を有するモノアクリレート(日立化成(株)製FA−511A)0.4モル(82g)からなるモノマー混合物にt−ブチルヒドロパーオキサイド(日本油脂(株)製パーブチルO)をモノマー混合物100部に対し4.5部(7.6g)を添加した。このものを滴下ロートから2時間かけてフラスコに滴下し、更に120℃で2時間攪拌し続けエージングを行った。
次に、フラスコ内を空気置換に替え、アクリル酸0.475モル(34.2g、グリシジル基の95%)にトリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)0.9gおよびハイドロキノン0.145gを、上記エージングした中に投入し、120℃で6時間反応を続け固形分酸価=0.8となったところで反応を終了し、感光性樹脂を得た。GPCにより測定した重量平均分子量は12300であった。
【0054】
(合成例2)
合成例1の合成物に、更に引き続きテトラヒドロ無水フタル酸(THPA)0.4モル(60.8g、生成した水酸基の84.2%)、トリエチルアミン0.8gを加え120℃で3.5時間反応させ固形分酸価=84のアルカリ現像可能な感光性樹脂を得た。
【0055】
(合成例3)
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計、ガス導入管を備えたフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGM−AC)145gを取り、窒素置換しながら攪拌し120℃に昇温した。
次にジシクロペンタジエン骨格を有するモノメタクリレート(日立化成(株)製FA−512M)0.2モル(49.6g)、グリシジルメタクリレート0.5モル(71g)、ベンジルメタクリレート0.1モル(17.6g)、N−フェニルマレイミド0.1モル(17.3g)およびスチレン0.1モル(10.4g)からなるモノマー混合物にアゾビスイソブチロニトリルをモノマー混合物100部に対し6.0部(10.1g)を添加した。このものを滴下ロートから2時間かけてフラスコに滴下し、更に120℃で2時間攪拌し続けエージングを行った。
次に、フラスコ内を空気置換に替え、アクリル酸0.475モル(34.2g、グリシジル基の95%)にトリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)0.9gおよびハイドロキノン0.145gを、上記エージングした中に投入し、120℃で6時間反応を続け固形分酸価=1.0となったところで反応を終了し、感光性樹脂を得た。GPCにより測定した重量平均分子量は15400であった。
【0056】
(合成例4)
合成例3の合成物に、更に引き続きテトラヒドロ無水フタル酸(THPA)0.4モル(60.8g、生成した水酸基の84.2%)、トリエチルアミン0.8gを加え120℃で3.5時間反応させ固形分酸価=82のアルカリ現像可能な感光性樹脂を得た。
【0057】
(合成例5)
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計、ガス導入管を備えたフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGM−AC)145gを取り、窒素置換しながら攪拌し120℃に昇温した。
次にスチレン0.2モル(20.8g)、メタクリル酸0.5モル(43g)、トリシクロデカン骨格を有するモノメタクリレート(日立化成(株)製FA−513M)0.2モル(44g)およびFA−512M0.1モル(26.2g)からなるモノマー混合物にt−ヘキシルヒドロパーオキサイド(日本油脂(株)製パーヘキシルO)をモノマー混合物100部に対し5.0部(6.7g)を添加した。このものを滴下ロートから2時間かけてフラスコに滴下し、更に120℃で2時間攪拌し続けエージングを行った。
次に、フラスコ内を空気置換に替え、グリシジルメタクリレート0.4モル(56.8g、カルボキシル基の80%)にトリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)0.8gおよびハイドロキノン0.14gを、上記エージングした中に投入し、120℃で6時間反応を続け固形分酸価=29となったところで反応を終了し、感光性樹脂を得た。GPCにより測定した重量平均分子量は22000であった。
【0058】
(合成例6)
合成例5の合成物に、更に引き続きテトラヒドロ無水フタル酸(THPA)0.35モル(53.2g、生成した水酸基の87.5%)、トリエチルアミン0.8gを加え120℃で3.5時間反応させ固形分酸価=101のアルカリ現像可能な感光性樹脂を得た。
【0059】
(合成例7)
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計、ガス導入管を備えたフラスコにイソプロピルアルコール200gを取り、窒素置換しながら攪拌し100℃に昇温した。
次にスチレン0.2モル(20.8g)、グリシジルメタクリレート0.4モル(56.8g)、FA−513M0.3モル(66g)およびベンジルメタクリレート0.1モル(17.6g)からなるモノマー混合物にアゾビスイソブチロニトリルをモノマー混合物100部に対し6.0部(9.7g)を添加した。このものを滴下ロートから2時間かけてフラスコに滴下し、更に80℃で2時間攪拌し続けエージングを行った後、イソプロピルアルコールを130℃で減圧除去し、2−ヒドロキシエチルアクリレート114gを加え希釈した。
次に、フラスコ内を空気置換に替え、アクリル酸0.375モル(27g、グリシジル基の93.8%)にトリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)0.7gおよびハイドロキノン0.11gを、上記エージングした中に投入し、120℃で5時間反応を続け固形分酸価=1.0となったところで反応を終了し、感光性樹脂を得た。
【0060】
(比較合成例1)
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計、ガス導入管を備えたフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGM−AC)145gを取り、窒素置換しながら攪拌し120℃に昇温した。
次にスチレン0.5モル(52g)およびグリシジルメタクリレート0.5モル(71g)からなるモノマー混合物にパーブチルOをモノマー混合物100部に対し4.5部(5.5g)を添加した。このものを滴下ロートから2時間かけてフラスコに滴下し、更に120℃で2時間攪拌し続けエージングを行った。
次に、フラスコ内を空気置換に替え、アクリル酸0.475モル(34.2g、グリシジル基の95%)にトリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)0.9gおよびハイドロキノン0.145gを、上記エージングした中に投入し、120℃で6時間反応を続け固形分酸価=0.8となったところで反応を終了し、感光性樹脂を得た。GPCにより測定した重量平均分子量は23300であった。
【0061】
(比較合成例2)
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計、ガス導入管を備えたフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGM−AC)145gを取り、窒素置換しながら攪拌し120℃に昇温した。
次にスチレン0.4モル(41.6g)およびメタクリル酸0.6モル(51.6g)からなるモノマー混合物にパーヘキシルOをモノマー混合物100部に対し5.0部(4.7g)を添加した。このものを滴下ロートから2時間かけてフラスコに滴下し、更に120℃で2時間攪拌し続けエージングを行った。
次に、フラスコ内を空気置換に替え、グリシジルメタクリレート0.4モル(56.8g、カルボキシル基の66.7%)にトリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)0.8gおよびハイドロキノン0.14gを、上記エージングした中に投入し、120℃で6時間反応を続け固形分酸価=73となったところで反応を終了し、感光性樹脂を得た。GPCにより測定した重量平均分子量は38000であった。
【0062】
(実施例1)
合成例1、合成例3、合成例5、比較合成例1、比較合成例2で得られた感光性樹脂に、光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン4部を添加したものをポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、100℃温風熱風乾燥器中で溶剤を揮発させた後、オーク製作所(株)製超高圧水銀灯を用いて1000mJ/cm2露光して厚み0.5mmの硬化被膜を得た。また、合成例7で得られた感光性樹脂についても0.5mmの厚みになるようにポリエチレンテレフタレートフィルム上で超高圧水銀灯を用いて1000mJ/cm2露光して硬化被膜を得た。この硬化被膜を5mm×3cmの大きさに切り出しDMA法によるTgの測定を行った。合成例1,3,5,7は良好な耐熱性を示した。結果は表1に示した。アルカリ現像性をもたない感光性樹脂は、各種コーティング材等として有用である。
【0063】
(実施例2)
合成例1、合成例3、合成例5、比較合成例1、比較合成例2で得られた感光性樹脂に、光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン4部を添加したものそれぞれについて、JIS K 5400に準じて表面を280番の研磨紙で研磨した厚み0.8mmの鋼板に40μmの厚みになるようにスクリーン印刷法により全面に塗布し、80℃20分乾燥させた後、オーク製作所(株)製超高圧水銀灯を用いて500mJ/cm2露光して可とう性試験体を得た。また、合成例7で得られた感光性樹脂についても40μmの厚みになるようにスクリーン印刷法により全面に塗布し、超高圧水銀灯を用いて500mJ/cm2露光して可とう性試験体を得た。
次にJIS K 5400に準じてJIS B 7729 A法に規定するエリクセン試験機を用いて、試験片の裏面から剛球を押し出して、試験片を変形させたときに塗膜の割れおよび剥がれを生じるまでの押し出し距離を測定した。合成例1,3,5,7は良好な結果を示した。結果は表1に示した。
【0064】
【表1】
【0065】
(実施例3)
合成例2、合成例4、合成例6で得られた感光性樹脂100部に、ペンタエリスリトールテトラアクリレート30部、光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン4部を添加したもののそれぞれについて、銅張り積層板に30〜40μmの厚みになるようにスクリーン印刷法により全面に塗布し、80℃20分乾燥させて現像性試験体を得た。
次に30℃で1%炭酸ナトリウム水溶液をスプレー圧2.0Kgf/mm2の現像機を用い、現像後の塗膜の有無を観察した。結果は表2に示した。
◎:現像時間50秒後、目視で塗膜無し
○:現像時間70秒後、目視で塗膜無し
×:現像時間70秒後、目視で残膜あり
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、優れた可とう性および耐熱性を有する感光性樹脂、およびアルカリ現像可能な感光性樹脂が提供される。
Claims (6)
- (C)成分が、スチレン、ベンジル(メタ)アクリレートおよびモノマレイミドより選ばれる少なくとも一種の化合物であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の感光性樹脂。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の感光性樹脂をラジカル重合性モノマーおよび/または溶剤で希釈した感光性樹脂液。
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