JP3679821B2 - フォーカス特性を改善したコンバーゼンスヨーク - Google Patents

フォーカス特性を改善したコンバーゼンスヨーク Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はフォーカス特性を改善するコンバーゼンスヨーク(convergence yoke)に係り、より詳しくは、コマ収差を補正すると同時に電子ビーム自体のフォーカス特性を改善してより鮮明な画質が得られるようにしたコンバーゼンスヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】
投射型テレビ(projection television)は、スクリーンを中心に視聴者側から投射する全面投射型と視聴者の反対側から投射する背面投射型がある。
【0003】
投射型テレビは、スクリーンとスクリーン上に、赤(R)、緑(G)、青(B)ビームをそれぞれ放出する三つの電子銃陰極線管からなる。
【0004】
そして、それぞれの電子銃陰極線管は、電子ビームを偏向させる偏向ヨークと、スクリーン上で3本の電子ビームのコンバーゼンスを調整するためのコンバーゼンスヨークと、正コンバーゼンス調整のための色純化磁石(Color Purity Magnet、「CPM」という)と、蛍光面の光をスクリーンに投射する反射鏡及びレンズとを備えている。
【0005】
一般に、コンバーゼンスヨークは偏向ヨークの後ろに取り付けられている。
【0006】
投射型テレビにおいては、前記電子銃陰極線管を三つ用いて、これらの電子銃から個々に放出された3本の電子ビームを、偏向ヨークを用いて偏向させ、これと同時に、反射鏡やレンズ等の光学系を介入させることによって投射スクリーン上に赤(R)、緑(G)、青(B)の単色の陰極線管映像をそれぞれ投射してカラー映像を形成する。
【0007】
この場合、スクリーンとそれぞれの電子銃陰極線管の間の距離及び入射角の差異により、3本の電子ビームは、スクリーン上の全ての点においてコンバーゼンス(即ち3本の電子ビームを一点に集中)されるとは限らず、ミス・コンバーゼンスが生じる。
【0008】
従来は、画面上に現れたミス・コンバーゼンスのパターンを見て、コンバーゼスヨークの入力電流を調整することによってミス・コンバーゼンスが補正される。
【0009】
以下、添付した図面を参照して従来のコンバーゼンスヨークについて説明する。
【0010】
図1は従来のコンバーゼンスヨークの構造図である。
【0011】
図1に示すように、従来のコンバーゼンスヨークの構成は、内周面に四つの突出された極11を有する円形のコア10と、垂直偏向信号線V+,V−に直列に接続されコア10の互いに対称とされる極11にそれぞれ巻回されている垂直補正磁界用コイルLV11,LV12と、水平偏向信号線H+,H−に直列に接続されコア10の互いに対称とされる極11にそれぞれ巻回されている水平補正磁界用コイルLH11,LH12とから成る。
【0012】
このように構成された従来のコンバーゼンスヨークの作用は次のとおりである。
【0013】
コマ収差(コマエラー)を補正するための垂直偏向信号V+,V−及び水平偏向信号H+,H−がコンバーゼンスヨークに同時に印加されると、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV11,LV12と水平補正磁界用コイルLH11,LH12とからバレル(樽)型の磁界が発生する。
【0014】
図2は、従来のコンバーゼンスヨークから発生する補正磁界の分布図であり、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV11,LV12と水平補正磁界用コイルLH11,LH12とから発生されるバレル型の磁界が示されている。なお、図2においては、説明上の簡略さのために、水平補正磁界用コイルLH11,LH12から発生する水平補正磁界だけが示されている。
【0015】
このように、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV11,LV12と水平補正磁界用コイルLH11,LH12から発生するバレル型の磁界によりコンバーゼンスを行ない電子ビームの軌道が修正されて、コマ収差が補正される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のコンバーゼンスヨークには、電子ビームの軌道を修正することによって、ミス・コンバーゼンスを補正できる反面に、3本の電子ビームに対するフォーカス特性が劣化するという問題がある。
【0017】
すなわち、コンバーゼンスヨークにより3本の電子ビームがこれと対応する蛍光体に正確にランディングすることができるが、3本の電子ビームのフォーカス特性の劣化により、特に、画面の周辺部においては3本の電子ビームが蛍光体にランディングする入射角度が大きくなるため、画素の形状が歪んでしまい鮮明な画質が提供できないという問題がある。
【0018】
従って、本発明の目的は、前記従来の問題点を解消し、コマ収差を補正することと同時に電子ビーム自体のフォーカス特性を改善し、より鮮明な画質が得られるようにした、フォーカス特性を改善したコンバーゼンスヨークを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、コアと、垂直補正磁界用コイル及び水平補正磁界用コイルと、から成りコマ収差を補正するコンバーゼンスヨークにおいて、垂直補正磁界用コイル及び水平補正磁界用コイルが、補正のための偏向信号の入力に対して、陰極線管の管軸方向に沿ってバレル型の磁界からピンクッション型の磁界に形態が推移する補正磁界を発生するように構成され、前記コアが略円筒形からなり、前記水平補正磁界用コイルが、前記コアの内周面側から見て前記コアの極に楕円形又は矩形に巻線され、前記コアの内周面にて中心軸と垂直方向に固定され、前記垂直補正磁界用コイルが、前記コアの内周面側から見て前記コアの極に楕円形又は矩形状に巻線され、前記コアの内周面であって前記水平補正磁界用コイルに対して軸方向にずれた位置にて中心軸と水平方向に固定され、前記水平、及び垂直補正磁界用コイルが占める範囲が、管軸中心からみた両端部の角度をθとして、100゜≦θ≦130゜であることを特徴とするコンバーゼンスヨークを提供する。
【0026】
【作用】
上記構成のもと、本発明によれば、ピンクッション磁界を用いてバレル磁界の形態を相殺させることにより、磁界強度の変化なしに補正磁界を均一化させて、コマ収差を補正するとともに電子ビーム自体のフォーカス特性が改善され、より鮮明できれいな画質が得られる。
【0027】
本発明によれば、コンバーゼンスヨークから発生するバレル磁界自体の形態を弱化させることによって、磁界強度の変化なしに補正磁界を均一化させて、コマ収差を補正するとともに電子ビーム自体のフォーカス特性が改善され、より鮮明できれいな画質が得られる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して詳しく説明する。
【0029】
[実施例1]
図4(A)及び図4(B)は本発明に係るフォーカス特性を改善したコンバーゼンスヨークの一実施例の構成を示す図である。
【0030】
図4(A)に示すように、本実施例に係るコンバーゼンスヨークは、円筒形のコア40と、水平補正磁界用コイルLH41,LH42と、垂直補正磁界用コイルLV41,LV42とから構成される。
【0031】
水平補正磁界用コイルLH41とLH42は、それぞれ水平偏向信号線H+とH−に直列に接続され、コア40の内側において径方向内側に、楕円形又は矩形状に互いに対称的に巻回され、中心軸と垂直方向に固定されている。
【0032】
垂直補正磁界用コイルLV41とLV42は、それぞれ垂直偏向信号線V+とV−に直列に接続され、コア40の内側において径方向外側に、楕円形又は矩形状に、互いに対称的に巻回され、中心軸と水平方向に固定されている。
【0033】
本発明の一実施例のコンバーゼンスヨークの動作は次のとおりである。
【0034】
コマ収差を補正するための垂直偏向信号V+,V−と水平偏向信号H+,H−とがコンバーゼンスヨークに同時に印加されると、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV41,LV42と水平補正磁界用コイルLH41,LH42からピンクッション(針刺し)型の磁界とバレル型の磁界とが同時に発生する。
【0035】
コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV41,LV42と水平補正磁界用コイルLH41,LH42とから発生するピンクッション型の磁界は、陰極線管の管軸方向に進行するに従いバレル型の磁界へと変化する。
【0036】
図3に、陰極線管の管軸方向(図示Z方向)に対する磁界形態の変化を示す。図3は、本実施例のコンバーゼンスヨークから発生する補正磁界形態の管軸距離(Z)に対する磁界分布を示す図である。図3に示すように、コンバーゼンスヨークから発生するピンクッション型の磁界は、管軸方向(Z方向)に進行するに従い、バレル型の磁界へと変化している。
【0037】
このように、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV41,LV42と水平補正磁界用コイルLH41,LH42とから発生するピンクッション型の磁界とバレル型の磁界により、電子ビームのコンバーゼンスが行なわれるとともに、管軸方向に移動する電子ビームが受けるパワーは、コンバーゼンスヨークによるピンクッション型の磁界とバレル型の磁界により歪んだ磁界による影響が互いに相殺され、磁界強度の変化なしに補正磁界が均一化されるため、電子ビームのフォーカス特性が改善されている。このため、より鮮明できれいな画質を得ることができる。
【0038】
図4(B)を参照して、図4(A)のコンバーゼンスヨークにおいて、水平及び垂直補正磁界用コイルが占める範囲として、管軸中心からコイルの両端をみた時の角度をθで表わすと、一のコイルが、100゜≦θ≦130°の範囲を占める時に、ピンクッション型磁界とバレル型磁界のビームに対する影響が均一化される。
【0039】
[実施例2]
図5に、本発明に係る、フォーカス特性を改善したコンバーゼンスヨークの第2の実施例の構成を示す。
【0040】
図5に示すように、本実施例のコンバーゼンスヨークは、円筒形のコア50と、水平偏向信号線H+,H−に直列に接続されコア50の内周面の上側に、中心軸に水平方向の楕円形又は矩形状に互いに対称的に巻回されている水平補正磁界用コイルLV51,LV52と、垂直偏向信号線V+,V−に直列に接続され、コア50の内周面の下側において、中心軸に垂直方向に楕円形又は矩形状に互いに対称的に巻回されている垂直補正磁界用コイルLV51,LV52とから構成される。
【0041】
本実施例のコンバーゼンスヨークの動作は次のとおりである。
【0042】
コマ収差を補正するための垂直偏向信号V+,V−と水平偏向信号H+,H−がコンバーゼンスヨークに同時に印加されると、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV51,LV52と水平補正磁界用コイルLH51,LH52とからピンクッション型の磁界とバレル形の磁界とが同時に発生する。
【0043】
コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV51,LV52と水平補正磁界用コイルLH51,LH52とから発生されるピンクッション型の磁界は、陰極線管の管軸方向に進行するに従いバレル型の磁界に変化する。
【0044】
本実施例においても、前記第1の実施例同様、陰極線管の管軸方向に対する磁界形態の変化は図3に示すようになる。
【0045】
このように、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV51,LV52と水平補正磁界用コイルLH51,LH52とから発生するピンクッション型の磁界とバレル型の磁界によって電子ビームのコンバーゼンスが行なわれるとともに、コンバーゼンスヨークによるピンクッション型の磁界とバレル型の磁界が互いに相殺されて、磁界強度の変化なしに補正磁界が均一化されるため、電子ビームのフォーカス特性が改善され、より鮮明できれいな画質を得ることができる。
【0046】
[実施例3]
図6は、本発明の第3の実施例の構成を示す図である。
【0047】
図6に示すように、本実施例のコンバーゼンスヨークは、断面が四角形のコア60と、垂直偏向信号線V+,V−に直列に接続されコア60の上下に互いに対称的に巻回されている垂直補正磁界用コイルLV61,LV62と、水平偏向信号線H+,H−に直列に接続されコア60の左右に互いに対称的に巻回されている水平補正磁界用コイルLH61,LH62とから構成される。
【0048】
本実施例のコンバーゼンスヨークの動作は次のとおりである。
【0049】
コマ収差を補正するための垂直偏向信号V+,V−と水平偏向信号H+,H−とがコンバーゼンスヨークに同時に印加されると、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV61,LV62と水平補正磁界用コイルLH61,LH62とからピンクッション型の磁界とバレル型の磁界とが同時に発生する。
【0050】
図6には、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLH61,LH62から発生するピンクッション型の磁界(図示破線)が示されている。
【0051】
コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV61,LV62と水平補正磁界用コイルLH61,LH62とから発生するピンクッション型の磁界は、陰極線管の管軸方向に進行するに従い、バレル型の磁界に変化する。
【0052】
本実施例においても、陰極線管の管軸方向に対する磁界形態の変化は図3に示すとおりのものとなる。
【0053】
したがって、垂直補正磁界用コイルLV61,LV62と水平補正磁界用コイルLH61,LH62とから発生するピンクッション型の磁界とバレル型の磁界により電子ビームの同コンバーゼンスが行なわれ、コンバーゼンスヨークによるピンクッション型の磁界とバレル型の磁界とが互いに相殺されて磁界強度の変化なしに補正磁界が均一化されることにより、電子ビームのフォーカス特性が改善され、より鮮明で良好な画質を得ることができる。
【0054】
[実施例4]
図7は、本発明に係るコンバーゼンスヨークの第4の実施例の構成を示す図である。
【0055】
図7に示すように、本実施例のコンバーゼンスヨークは、断面が八角形のコア70と、垂直偏向信号線V+,V−に直列に接続されコア70の上下に互いに対称的に巻回されている垂直補正磁界用コイルLV71,LV72と、水平偏向信号線H+,H−に直列に接続されコア70の左右に互いに対称的に巻回されている水平補正磁界用コイルLH71,LH72とから構成される。
【0056】
本実施例のコンバーゼンスヨークの動作は次のとおりである。
【0057】
コマ収差を補正するための垂直偏向信号V+,V−と水平偏向信号H+,H−とがコンバーゼンスヨークに同時に印加されると、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV71,LV72と水平補正磁界用コイルLH71,LH72からピンクッション型の磁界とバレル型の磁界とが同時に発生する。
【0058】
図7には、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLH71,LH72から発生するピンクッション型の磁界(図示破線)が示されている。
【0059】
コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV71,LV72と水平補正磁界用コイルLH71,LH72とから発生するピンクッション型の磁界は、陰極線管の管軸方向に進行するに従い、バレル型の磁界に変化する。
【0060】
本実施例においても、陰極線管の管軸方向に対する磁界形態の変化は図3に示すとおりのものとなる。
【0061】
したがって、垂直補正磁界用コイルLV71,LV72と水平補正磁界用コイルLH71,LH72とから発生するピンクッション型の磁界とバレル型の磁界により電子ビームの同コンバーゼンスが行なわれ、コンバーゼンスヨークによるピンクッション型の磁界とバレル型の磁界とが互いに相殺されて磁界強度の変化なしに補正磁界が均一化されるため、電子ビームのフォーカス特性が改善され、より鮮明できれいな画質を得ることができる。
【0062】
[実施例5]
図9は、本発明に係るコンバーゼンスヨークの第5の実施例の構成を示す図である。
【0063】
図9に示すように、本実施例のコンバーゼンスヨークは、突出部の端部の中間部分が凹んだ四つの突出した極91を互いの中心が偏位するよう内周面に形成している円形のコア90と、垂直偏向信号線V+,V−に直列に接続されコア90の互いに対称される極91にそれぞれ巻回されている垂直補正磁界用コイルLV91,LV92と水平偏向信号線H+,H−に直列に接続されてコア90の互いに対称される極91にそれぞれ巻回されている水平補正磁界用コイルLH91,LH92とから構成される。
【0064】
本実施例のコンバーゼンスヨークの動作は次のとおりである。
【0065】
コマ収差を補正するための垂直偏向信号V+,V−と水平偏向信号H+,H−とがコンバーゼンスヨークに同時に印加されると、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV91,LV92と水平補正磁界用コイルLH91,LH92とから磁界が発生された後に、中間部が凹んだ形態を有するコア90の極91により磁界の強さが弱められた(従ってバレル型の形態が鈍化した)バレル型の磁界が同時に発生する。
【0066】
図8は、本実施例のコンバーゼンスヨークから発生する補正磁界形態の管軸距離に対する磁界分布図であり、本実施例において、コンバーゼンスヨークの垂直補正磁界用コイルLV91,LV92と水平補正磁界用コイルLH91,LH92から発生されるバレル型の磁界が、陰極線管の管軸方向(Z方向)に沿って、形態がもっと弱いバレル型の磁界に変わる状態を示す磁界の推移過程が示されている。
【0067】
図8に示すように、本実施例においては、垂直補正磁界用コイルLV91,LV92と水平補正磁界用コイルLH91,LH92とから発生する形態が、弱いバレル型の磁界により電子ビームの同コンバーゼンスが行なわれるとともに、コンバーゼンスヨークによる磁界の強度が均一化されることによって、電子ビームのフォーカス特性が改善され、より鮮明できれいな画質を得ることができる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ピンクッション型磁界を用いてバレル型磁界の形態を相殺させることにより、磁界強度の変化なしに補正磁界が均一化されるため、コマ収差を補正するとともに電子ビーム自体のフォーカス特性が改善され、より鮮明できれいな画質が得られるという効果を奏する。
【0069】
また、本発明においては、垂直補正磁界用コイルと水平補正磁界用コイルは、好ましくは、請求項2又は3項に記載されるように構成された場合に、コマ収差の補正とフォーカス特性の改善をともに良好に達成する。
【0070】
本発明によれば、第2の視点において、コンバーゼンスヨークから発生するバレル磁界自体の形態を弱化させることによって均一磁界を有するようにし、コマ収差を補正するとともに電子ビーム自体のフォーカス特性が改善され、より鮮明できれいな画質が得られるという効果を奏する。
【0071】
そして、本発明においては、垂直補正磁界用コイルと水平補正磁界用コイルは、好ましくは、請求項7項に記載されるように構成された場合に、コマ収差の補正とフォーカス特性の改善を良好に達成する。
【0072】
斯かる本発明の効果は投射型陰極線管やカラー陰極線管などのような分野で利用できるため、本発明の実用的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコンバーゼンスヨークの構成を示す図である。
【図2】従来のコンバーゼンスヨークから発生する補正磁界の分布図である。
【図3】本発明の第1〜第4の実施例に係るコンバーゼンスヨークから発生する補正磁界形態の管軸距離に対する磁界分布図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るコンバーゼンスヨークの構成を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るコンバーゼンスヨークの構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係るコンバーゼンスヨークの構成を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係るコンバーゼンスヨークの構成を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例に係るコンバーゼンスヨークから発生する補正磁界形態の管軸距離に対する磁界分布図である。
【図9】本発明の第5の実施例に係るコンバーゼンスヨークの構成を示す図である。
【符号の説明】
10,40,50,60,70,90 コア
LV 垂直補正磁界用コイル
LH 水平補正磁界用コイル
V+,V− 垂直偏向信号線
H+,H− 水平偏向信号線

Claims (1)

  1. コアと、垂直補正磁界用コイル及び水平補正磁界用コイルと、から成りコマ収差を補正するコンバーゼンスヨークにおいて、
    垂直補正磁界用コイル及び水平補正磁界用コイルが、補正のための偏向信号の入力に対して、陰極線管の管軸方向に沿ってバレル型の磁界からピンクッション型の磁界に形態が推移する補正磁界を発生するように構成され
    前記コアが略円筒形からなり、
    前記水平補正磁界用コイルが、前記コアの内周面側から見て前記コアの極に楕円形又は矩形に巻線され、前記コアの内周面にて中心軸と垂直方向に固定され、
    前記垂直補正磁界用コイルが、前記コアの内周面側から見て前記コアの極に楕円形又は矩形状に巻線され、前記コアの内周面であって前記水平補正磁界用コイルに対して軸方向にずれた位置にて中心軸と水平方向に固定され、
    前記水平、及び垂直補正磁界用コイルが占める範囲が、管軸中心からみた両端部の角度をθとして、100゜≦θ≦130゜であることを特徴とするコンバーゼンスヨーク。
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