JP3677907B2 - 情報の送受信方法及びそれを用いたシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報送信装置と情報受信装置間の情報伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報送信装置と情報受信装置間の情報伝達方法の基本的な方法として、特開昭56−111353号公報に開示された内容コード通信方法がある。これは、情報送信装置は、データの内容を表わす内容コードをデータに付加して送信し、情報受信装置は、予め指定しておいた内容コードに基づき選択受信、つまり、受信するか否かを判断後受信するという方法である。
【0003】
この方法では、情報送信装置側、または、全体システム管理者が、内容コードの番号とその意味を決定することになる。情報受信装置側は、予め使用可能な内容コードの番号とその意味をなんらかの方法で知り、自分の受信装置に必要な内容コードを手動で設定することを特徴としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通信衛星やネットワークを用い、ある商品の広告・宣伝情報を一般家庭ユーザに配信する場合を考える。マーケット戦略者または商品広告情報提供者は、マーケット戦略としてその商品を「20代・女性・東京在住」の人だけに配信したいと考えたとする。上記内容コード通信方法では、まずマーケット戦略者が「20代・女性・東京在住」を意味する内容コードは例えば「1001」番だと決め、それを情報受信側ユーザに何らかの方法で知らせる。次に情報受信側ユーザはこの「1001」番で送られてくるデータ、つまり「20代・女性・東京在住」向きのデータが欲しいなら、自分で手動でこの内容コードを設定しなければならない。
【0005】
次にマーケット戦略者が別の商品を「20代・女性」の人だけに配信したいと考えると、「20代・女性」を意味する内容コードは例えば「1002」番だと決め、それを情報受信側ユーザに何らかの方法で知らせ、次に情報受信側ユーザはこの「1002」番で送られてくるデータ、つまり「20代・女性」向きのデータが欲しいなら、自分で手動でこの内容コードを設定しなければならない。
【0006】
このようなマーケット戦略者によるマーケット戦略の設定・変更は頻繁に発生するものであり、しかも「20代・女性・東京在住」と「20代・女性」のような、似ているがマーケット戦略的には重要な差がある戦略が存在する。情報受信側ユーザの立場から考えれば、戦略の頻繁な設定・微妙な変更毎に自分で手動でこの内容コードを設定する作業は負荷が大きいという問題がある。
【0007】
また上記内容コード通信方法は、情報受信側ユーザが自分の意志で自分に必要な内容コードのみを設定することを特徴としている。したがって、このままでは、情報受信側のユーザの意志通りにしかデータは選択かつ受信されない。例えばもし情報受信側ユーザが「1001」番の内容コードを設定してくれなければ、「20代・女性・東京在住」に商品広告を配信したいという戦略は、実質効果のないものになってしまう問題がある。つまり情報送信側のマーケット戦略者の意志または戦略で、情報受信側のユーザに選択受信させることができないという問題がある。
【0008】
これは上記、広告・宣伝情報の配信だけでなく、一般的な情報の配付についても同様のことが起こる。つまり、受け手の属性を送り手が様々に組み合わせて、対象となる受け手だけに情報を選択受信させることができない。
【0009】
また上記内容コード通信方法は、情報受信装置が予め指定しておいた内容コードに基づき選択受信するだけなので、ある一定期間に複数の受信があった場合でもすべてのデータを受信する。
【0010】
このままでは、ある一定期間にデータを固定数個しか受信したくない場合でも、それが不可能である。例えば、テレビ番組における30秒のコマーシャル時間帯に、商品広告情報を配信する場合、30秒間では1個の商品広告情報しかリアルタイムで受信・表示できないとする。もし上記のように、この30秒間に、「20代・女性・東京在住」にはA商品の広告を、「20代・女性」にはB商品の広告を提供したいと考えた場合、「20代・女性・東京在」の人は「20代・女性」の人でもあるのでA、B両方の商品情報を受信してしまう。どちらを受信すべき、または表示すべきなのかの判断ができないという問題がある。
【0011】
これは、内容コード通信だけではなく、一般的な宛先アドレスを用いたアドレス通信でも同様な問題が起きる。例えば、Cさんを宛て先指定して、同時間帯に複数の商品広告情報を配信し、リアルタイムで複数を受信・表示したとしても、情報受信側ユーザは、人間の把握力の限界により有限個(おそらく1つか2つ)の商品広告情報しか同時には読み取って理解できない。
【0012】
本発明の目的は、内容コード通信方法において、情報受信装置側のユーザが使用可能な内容コードを知った時、自分の受信装置に必要な内容コードを登録するためのユーザの負荷を軽減することにある。
【0013】
また本発明の別の目的は、内容コード通信方法において、受け手の属性を、送り手が送り手の意志で様々に組み合わせて、対象となる受け手だけに情報を選択受信させることを可能にすることである。具体的には、例えば、情報受信装置側のユーザの意志だけでなく、情報送信装置側の情報提供者の意志または戦略に基づき、情報受信装置側の対象ユーザに選択受信させることを可能にすることである。
【0014】
また本発明の別の目的は、一般のデータ通信方法において、情報受信装置側において、ある一定期間にデータを固定数個しか受信したくない場合、それを可能とすることである。
【0015】
本発明の具体的な目的は、情報送信装置側の情報提供者の意志または戦略で、情報受信装置側のユーザに情報を選択受信させることができる情報の送受信方法及びそれを用いた情報の送受信システムを提供することである。
【0016】
より具体的には、情報受信装置側のユーザの属性を、情報送信装置側の情報提供者が情報提供者の意志で様々に組み合わせて、対象となるユーザだけに情報を選択受信させることができる情報の送受信方法及びそれを用いた情報の送受信システムを提供することである。
【0017】
本発明の他の目的は、前記情報の送受信システムに用いる情報の送信方法及びそれを用いた情報の送信装置を提供することである。
【0018】
本発明の他の目的は、前記情報の送受信システムに用いる情報の受信方法及びそれを用いた情報の受信装置を提供することである。
【0019】
本発明の他の目的は、前記情報の送受信システムに適したメッセージのフォーマットを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、複数の情報受信装置と、複数の情報送信装置が伝送媒体を介して送信・受信するシステムにおいて、情報送信装置が、データの内容を表わす内容コードと、その内容コードを登録すべき条件とを登録メッセージとして送信し、情報受信装置は、登録メッセージを受信し、受信した条件と予め設定された属性とに基づき、内容コードを登録するか否かを決定し、情報送信装置が、データの内容を表わす内容コードをデータに付加しデータメッセージとして送信し、情報受信装置は、データメッセージ到着時、受信した内容コードと前記登録された内容コードに基づき、データを受信するか否かを決定するようにした。特に、属性として、情報受信装置のユーザのプロファイル、ユーザの好み、ユーザの状況に関する情報、または既に登録された内容コードを使用した。
【0021】
さらに、複数の情報受信装置と、複数の情報送信装置が伝送媒体を介して送信・受信するシステムにおいて、情報送信装置は、データが一定期間のあいだ他のデータと同期することを表わす同期番号をデータに付加してデータメッセージとして送信し、情報受信装置は、データメッセージ到着時、受信した同期番号と既に受信した他のメッセージの同期番号に基づき、データを受信するか否かを決定するようにしている。
【0022】
【発明を実施するための形態】
本発明の実施例を以下に説明する。
【0023】
図1は本発明の実施例の構成を示す図である。
【0024】
本システムは、1つ以上のデータ送信装置10−1、…、10−mと、1つ以上のデータ受信装置20−1、…、20−nと、これら装置が通信するための媒介としての通信衛星1とから構成される。通信媒体は、本実施例のような無線形態のものでも、有線形態の物でもどちらでも実現可能である。
【0025】
データ送信装置10の各々は、メッセージ送信機能101、内容コード管理機能102、戦略管理機能103、データ管理機能104、入出力機能105、の5つの基本機能を持つ。
【0026】
データ受信装置20の各々は、メッセージ選択受信機能201、内容コード管理機能202、ユーザ属性管理機能203、データ実行機能204、入出力機能205、の5つの基本機能を持つ。
【0027】
図2に、データ送信装置10の機能構成の詳細を示す。データ送信装置10は、メッセージ送信機能101、内容コード管理機能102、戦略管理機能103、データ管理機能104、入出力管理機能105、の5つの基本機能に加え、属性項目管理機能106、述語管理機能107、内容コード管理テーブル108、戦略管理テーブル109、属性項目管理テーブル110、述語管理テーブル111、データファイル112を持つ。メッセージ送信機能101は放送送信装置134を通じ電送媒体である通信衛星1に対してメッセージを送信する。また、入出力管理機能105はディスプレイ、キーボード、ディスク、通信装置等の入出力装置120との入出力を管理する。
【0028】
図3に、データ送信装置10のハードウェア構成の詳細を示す。データ送信装置10は、CPUバス121、拡張バス122、ブリッジ123、CPU(中央処理部)124、キャッシュメモリ125、メモリ126、割り込み制御部127、放送送信制御部128、通信制御部129、ディスク制御部130、音声制御部131、入力制御部132、画面制御部133で構成される。キャッシュメモリ125、メモリ126は各々コントローラを含み、また、メモリ126はROM、RAMを含むものとする。
【0029】
CPUバス121は、CPU(中央処理部)124と接続するバスである。
【0030】
CPUバス121には、ブリッジ123、CPU124、キャッシュメモリ125、メモリ126、割り込み制御部127が接続される。
【0031】
CPU124は、命令を解釈したり、実行を制御し、メモリ126はプログラムやデータを記憶する。キャッシュメモリ125は、高速なメモリアクセスを実現する装置である。割り込み制御部127は、CPUへの割り込み信号、つまりCPUの現在の処理を一時中断し、自分の割り込み処理を要求する信号を管理する制御部である。ブリッジ123は、CPUバス121と拡張バス122との接続回路である。
【0032】
拡張バス122はさまざまな入出力装置との間でデータ転送するためのバスである。拡張バス122には、放送送信制御部128、通信制御部129、ディスク制御部130、音声制御部131、入力制御部132、画面制御部133が接続されている。放送送信制御部128は、通信衛星1を使った放送送信を制御する制御部であり、通信衛星1に放送電波を送信する放送送信装置134に接続されている。通信制御部129は、モデムやISDNのターミナルアダプタ等の通信装置135を介し、公衆、ISDN網等のネットワーク2を通じて、他の装置(他のデータ受信装置20やデータ送信装置10)との通信を行う際の制御を行う。ディスク制御部130は、SCSI等のディスク制御部であり、交換可能な可能な記憶媒体であるパッケージディスク3を操作できるCD−ROM装置、DVD(Digital Video Disk)装置等のパッケージディスク装置136や、ハードディスク装置137と接続される。音声制御部131は、音声の入出力を制御する部分であり、マイクやスピーカのような音声入出力装置138と接続される。入力制御部132は、キーボードやマウス等の入力装置139を制御する。画面制御部133は、CRT、LCD、PDP等の画面表示装置140を制御する。
【0033】
図2の機能構成と、図3のハードウエア構成の関係を示す。図2のすべての機能は、CPU124がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈、実行することにより達成される。各機能実行時には、対応するプログラムはメモリ126またはキャッシュメモリ125に存在し、また、図2のすべてのテーブル、ファイルも、実行時には、メモリ126またはキャッシュメモリ125に存在する。非実行時には、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルともにメモリ126や、ハードディスク装置137に存在する。
【0034】
メッセージ送信機能101は、CPU124により解釈され、放送送信制御部128に対して放送送信装置134を制御するための指示を出す。また、入出力管理機能105は、CPU124により解釈され、通信制御部129、ディスク制御部130、音声制御部131、入力制御部132、画面制御部133を介して、通信装置135、パッケージディスク装置136、ハードディスク装置137、音声入出力装置138、入力装置139、画面表示装置140等の入出力装置120を制御する。
【0035】
データ送信装置10における機能の動作を、図を用いて説明する。
【0036】
図4はデータ送信装置10において、CPU124が実行する主要な処理フロー図である。
【0037】
データ送信装置10の入出力管理機能105は、まず画面表示装置140へ管理メニュー表示を行い(1001)、イベント待ちになる(1002)。イベント待ちとは、例えばボタンのクリックや、メッセージの受信といったイベント(事象)を待って停止している状態を指す。
【0038】
図10に上記管理メニューの一表示例を示す。管理メニュー113には、データ管理ボタン1131、属性項目管理ボタン1132、述語管理ボタン1133、登録条件(内容コード)管理ボタン1134、戦略管理ボタン1135、終了ボタン1136、ヘルプボタン1137がある。入力装置139を用いてデータ管理ボタン1131をクリックするとデータ管理イベントが発生する。同様に、属性項目管理ボタン1132をクリックすると属性項目管理イベントが、述語管理ボタン1133をクリックすると述語管理イベントが、登録条件(内容コード)管理ボタン1134をクリックすると内容コード管理イベントが、戦略管理ボタン1135をクリックすると戦略管理イベントが、終了ボタン1136をクリックすると終了イベントが、各々発生する。なお、ヘルプボタン1137をクリックすると、各ボタンの簡単な説明が得られる。
【0039】
今、データ送信装置10のユーザ(使用者)であるマーケット戦略者が以下の4つの手順で戦略を設定していくとする。戦略とは条件部と実行部、つまり
IF A(条件部) THEN B(実行部)で示されるマーケット戦略者(情報提供者)の意志である。条件部は属性項目に関する条件式になっている。例えば、年齢(属性項目)が20才以上ならば新発売のワイン「BBB」を勧める、というような特定商品指定の設定や、30代の人にならばジャズのCDを勧める、というような商品カテゴリ指定の設定等がある。
【0040】
(1)商品情報(データ)の登録:情報受信側のユーザに提供したいデータとそのカテゴリを登録する。
【0041】
(2)属性項目の登録:戦略を設定する上で使用する、情報受信側のユーザに関係する属性の項目を登録する。ユーザのプロファイル(住所、年齢、等)、好み(お酒が好きか、等)、状況(日時、場所)等が属性項目になる。
【0042】
(3)述語の登録:戦略の条件部で良く使う表現を、述語として登録する。述語とは一種の略語、またはマクロである。例えば「20代」という述語を「年齢という属性が、20才以上、30才未満」と定義、登録する。
【0043】
(4)戦略の設定:ある特定の商品、あるいは商品カテゴリに対して、戦略を設定する。商品カテゴリに対して戦略が設定された場合は、その商品カテゴリに属する商品の1つが何らかの方法(例えばランダム選択)で選択される。
【0044】
このようにして設定された戦略に基づき、商品情報が送信される。なお、ここでの4つの手順は必ずしもシーケンシャルなものではなく、4つの手順のいずれも単独で実行可能である。
【0045】
以下、上記の4つの手順に従い、各ボタンをクリックしてイベントが発生した場合の動作を説明する。
【0046】
(1)管理メニュー113のデータ管理ボタン1131をクリックして、データ管理イベントが発生した場合を、図5、図11を用いて説明する。
【0047】
データ送信装置10の入出力管理機能105は、イベントの種類を判定し(1003)、データ管理イベントなので戦略管理機能103を経由してデータ管理機能104を呼出す(1004)。
【0048】
図5に呼出されたデータ管理機能104における主要な処理フロー図を示す。まずデータ定義用の画面を表示しユーザ(送信側の戦略者)にデータ定義を入力してもらう(1011)。この入力に基づき、データファイル112にデータが書き込まれる(1012)。ユーザがデータ定義を終了することによって、データ管理機能は処理を終了する(1013)。
【0049】
図11にデータファイル112の構造の一例を示す。データファイル112は、データ番号1121、データ名1122、カテゴリ1123、データファイル名1124の4つのフィールドを持つ。ユーザ(送信側の戦略者)は、この4つの項目を定義する。データ番号1121はデータをユニークに識別するための番号であり、データの所有者(所有会社)のコードとデータの番号を組み合せた番号を使うことが多い。カテゴリ1123は、そのデータの属するカテゴリ(分類)を示す。データファイル名1124は、データそのものを指す。データそのものが、複数のファイルから構成される、いわゆるハイブリッド型のファイル、例えばハイパーテキストであることもある。単純なデータとしては、テキストファイルのデータがある。
【0050】
(2)管理メニュー113の属性項目管理ボタン1132をクリックして属性項目管理イベントが発生した場合を図6、図12を用いて説明する。
【0051】
データ送信装置10の入出力管理機能105は、イベントの種類を判定し(1003)、属性項目管理イベントなので戦略管理機能103経由で属性項目管理機能106を呼出す(1005)。
【0052】
図6に呼出された属性項目管理機能106における主要な処理フロー図を示す。まず属性項目定義用の画面を表示しユーザ(送信側の戦略者)に属性項目定義を入力してもらう(1021)。この入力に基づき、属性項目管理テーブル110に属性項目が書き込まれる(1022)。また、属性項目管理機能106は、戦略管理機能103経由でメッセージ送信機能101を用い、属性項目登録メッセージを送信する(1023)。ユーザが属性項目定義を終了することによって、属性項目管理機能は処理を終了する(1024)。属性項目登録メッセージについては後述する。
【0053】
図12に属性項目管理テーブル110の構造の一例を示す。属性項目管理テーブル110は、属性コード1101、属性項目名1102、属性値の制限1103、の3つのフィールドを持つ。ユーザ(送信側の戦略者)は、この3つの項目を定義する。属性コード1101は属性項目をユニークに識別するための番号である。属性項目名1102は文字通り、属性項目の名前である。属性値の制限1103とは、その属性項目が属性値として取りうる値の形式を規定するものである。計算機言語の型定義と同等である。例えば、{男、女}は男または女のどちらかの値しか取れないことを示している。属性項目としては、データ受信装置のユーザに関することならすべて定義可能である。
【0054】
例えば、ユーザのプロファイル、例えば住所、年齢等の固定的、半固定的属性や、ユーザの好み、例えば、趣味、好き嫌い等の変化可能な属性や、ユーザの状況、例えば、家にいる/会社にいる、午前中/午後等のユーザの環境的属性が可能である。これらの属性の属性値は、ユーザが直接、入力指定することにより、または、データ受信装置が自動的に指定することにより(ユーザの現在時刻等は簡単に実施できる)設定される。
【0055】
(3)管理メニュー113の述語管理ボタン1133をクリックして述語管理イベントが発生した場合を図7、図13を用いて説明する。
【0056】
データ送信装置10の入出力管理機能105は、イベントの種類を判定し(1003)、述語管理イベントなので戦略管理機能103経由で述語管理機能107を呼出す(1006)。
【0057】
図7に呼出された述語管理機能107における主要な処理フロー図を示す。まず述語定義用の画面を表示しユーザ(送信側の戦略者)に述語定義を入力してもらう(1031)。この入力に基づき、述語管理ファイル111に述語が書き込まれる(1032)。また、述語管理機能107は、戦略管理機能103経由でメッセージ送信機能101を用い、述語登録メッセージを送信する(1033)。ユーザが述語定義を終了することによって、述語管理機能は処理を終了する(1034)。述語登録メッセージについては後述する。
【0058】
図13に述語管理テーブル111の構造の一例を示す。述語管理テーブル111は、述語コード1111、述語名1112、述語定義1113、の3つのフィールドを持つ。述語コード1111は述語をユニークに識別するための番号である。述語名1112は文字通り、述語の名前である。述語定義1113とは、その述語の定義である。ユーザ(送信側の戦略者)は、この3つの項目を定義する。述語とは、一種の略語、またはマクロである。例えば「20代」という言葉は「年齢という属性が、20才以上、30才未満」であることを示す。また、同じ「年齢」という属性に関し、「年齢という属性が、10才以上、30才未満」は「若者」と定義することもできる。このように、述語によって、1つの属性項目を複数の切り口で定義・分類することができる。
【0059】
また、述語「東京在」の定義である「include “東京都” in 住所」は、「住所という属性において、その属性値に“東京都”が含まれている」ことをさす。「“東京都”が含まれている」場合は、述語は真であり、そうでない場合は偽である。また、複数の属性項目に関する述語の定義も可能である。例えば「酒好き男」を図12にある属性項目名1102を用いて「お酒=好き&性別=男」と定義できる。
【0060】
(4)管理メニュー113の戦略管理ボタン1135をクリックして戦略管理イベントが発生した場合を図8、図9、図14、図15、図16を用いて説明する。
【0061】
データ送信装置10の入出力管理機能105は、イベントの種類を判定し(1003)、戦略管理イベントなので戦略管理機能103を呼出す(1008)。図9に呼出された戦略管理機能103における主要な処理フロー図を示す。まず戦略定義用の画面を表示しユーザ(送信側の戦略者)に戦略定義を入力してもらう(1051)。図14に、戦略定義画面114を示す。まず戦略を設定したいデータ(または商品データ)のデータ名1141またはデータ番号1142を選択する。次に、そのデータをどのようなユーザ(データ受信者)に提供したいかを入力する。属性項目1143を選択し、その属性値を選択または入力する動作をくりかえす。例えば、図14の画面状態は、戦略として、データ番号が「10001」のデータを、「性別=女性&東京在&20代」に薦めるよう入力している。この入力に基づき、まず内容コード管理機能102が呼出される(1052)。
【0062】
図8に、図9の(1052)で呼出された内容コード管理機能102における主要な処理フロー図を示す。まず内容コード管理機能102は、図9の(1051)で与えられた戦略条件(例えば、「性別=女性&東京在&20代」)に従い、内容コードを自動的に定義・作成する(1041)。既に同じ戦略条件が内容コード管理テーブル108に登録されている場合はその限りではない。次に定義・作成された内容コードは、内容コード管理テーブル108に登録される(1042)。例えば、上記戦略条件は、図16に示すように「102」という内容コードとして登録されている。
【0063】
次に、内容コード管理機能102は、戦略管理機能103経由でメッセージ送信機能101を用い、内容コード登録メッセージを送信する(1043)。内容コード定義が自動的に終了することによって、内容コード管理機能102は処理を終了する(1044)。内容コードメッセージについては後述する。
【0064】
図16に内容コード管理テーブル108の構造の一例を示す。内容コード管理テーブル108は、内容コード1081と、その内容コードに定義された内容即ち、戦略条件1082、状態1083、登録時刻1084、休止時刻1085、再開時刻1086、削除時刻1087との7つのフィールドを持つ。ユーザ(送信側の戦略者)は、戦略条件1082を戦略定義画面114により指定するだけであり、後の6つのフィールドは一般的には自動的に内容コード管理機能102が指定する。
【0065】
例えば、内容コード1081は使用されていない番号が割り当てられ、登録時刻1084は現在時間が設定され、休止時刻1085は登録時間の6ヶ月後の時間が設定され、再開時刻1086は空白(「−」)が設定され、削除時刻1087は、休止時刻の1年後の時刻が設定されるようにデフォルトで決定しておくことができる。もちろん、戦略者が手動で内容コードの番号や各種時刻を設定することも可能である。
【0066】
内容コード1081は定義されたデータの内容を表わすコードである。戦略条件1082は、データ提供の戦略のための条件を表わすもので、同時に、内容コードの意味も表わすことになる。例えば、内容コード「101」番が付加されたデータは、データの内容が「30代&性別=男」向きのデータであることを示す。逆に言えば、「30代&性別=男」に薦めたいデータには内容コード「101」番を付けて送信すれば良いことを示す。
【0067】
状態1083は、「初期(=登録前)」→「登録」←→「休止」→「初期(=削除後)」と遷移する内容コード1081の定義状態を表わす。登録前や削除後は内容コードテーブル上には、該当する内容コードに関する項目は存在しないので、初期状態は状態フィールドには明示されない。状態1083は、内容コード登録処理により初期状態から登録状態へ、休止処理により登録状態から休止状態へ、再開処理により休止状態から登録状態へ、削除処理により休止状態から初期状態になる(安全のため、直接、登録状態から初期(削除後)状態にはならない)。登録時刻1084、休止時刻1085、再開時刻1086、削除時刻1087は、各々登録、休止、再開、削除の時刻(履歴または予定)である。
【0068】
例えば、現在の日時を1996年12月2日とすると、内容コード「101」番は、1996年11月1日に登録されており、1997年5月1日に休止になる予定であり、1998年5月1日に削除になる予定であることを示す。フィールドが「−」であるのは予定が無いことを示す。
【0069】
内容コード管理テーブル108には、最初から設定されている、すなわちシステムとして登録されている内容コードがいくつかある。図16では「099」番以下の内容コードがそれである。ユーザは、これらシステム内容コードを登録する必要はない。
【0070】
図9の(1052)で呼び出された内容コード管理機能102は処理を終了すると、再び処理は戦略管理機能103に戻る。戦略管理機能103は、図15に示す戦略管理テーブル109に戦略を登録する(1053)。その後、戦略管理テーブル109に基づき、適切な内容コードが付加したデータメッセージが作成され送信される(1054)。ユーザが戦略定義を終了することによって、戦略管理機能は処理を終了する(1055)。データメッセージについては後述する。
【0071】
図15に戦略管理テーブル109の構造の一例を示す。戦略管理テーブル109は、戦略番号1091、データ番号1092、内容コード1093、同期番号1094、送信時刻1095、の5つのフィールドを持つ。ユーザ(送信側の戦略者)は、戦略定義画面114(図14)による商品(データ)番号1142、同期番号1145、送信時刻1146の指定により、データ番号1092、同期番号1094、送信時刻1095を明示的に、内容コードを暗示的に(戦略条件から導出されるので)指定する。
【0072】
戦略番号1091は戦略をユニークに識別する番号であり、戦略管理機能103によって自動的に設定される。データ番号1092は戦略が指定されたデータの番号をしめす。内容コードは、暗示的に戦略条件1082を表現している。同期番号1094とはデータが一定期間のあいだ同期することを表わす番号であり、複数の戦略を1つのグループとし、ある時刻または時間で同期させたい場合に用いる。同じ同期番号が付いた戦略同士で競合が起きた場合などで効果を発する(後述する)。同期番号はシステムにユニークな番号である。システムでユニークな番号を割り当てるためには一般には、端末のユニークID、日付時刻、通し番号の3つを組み合せて、例えば「112233+1996120312345600+00013」のように作成する。記述の簡略化のためここでは通し番号のみ(例えば「13」)で記述しておく。送信時刻1095は、戦略が登録された後、いつデータメッセージを送出すべきかを設定する。
【0073】
ここで、上述の各メッセージについて説明する。
【0074】
上述では、属性項目登録メッセージ、述語登録メッセージ、内容コード登録メッセージは、各々の設定時即座に送信される例を記述した。もちろん、即座にではなく、一定時間後や、一定時間間隔でまとめて送信する等の方法も可能である。データメッセージは戦略定義画面114(図14)で指定された送信時刻に送信される。送信時刻が指定されなければ即時送信される。
【0075】
図17に属性項目登録メッセージのフォーマットを示す。内容コード1151、同期番号1152、通番1153、属性コード1154、属性名1155、属性値制限1156から構成される。内容コード1151には、図16で示したように属性項目登録用内容コード「011」番が設定される。同期番号1152には無効を意味する「0」が設定される。通番1153は送信時に付加される同期番号単位のメッセージ通番であり、同期番号が無効な時は無効を示す値、例えば「1/E」が入る。属性コード1154、属性項目名1155、属性値制限1156は、属性項目管理テーブル110(図12)の各フィールドが複写される。図18に述語登録メッセージのフォーマットを示す。内容コード1151、同期番号1152、通番1153、述語コード1157、述語名1158、述語定義1159から構成される。内容コード1151には、図16で示したように述語登録用内容コード「021」番が設定される。同期番号1152には無効を意味する「0」が設定される。通番1153は送信時に付加される同期番号単位のメッセージ通番であり、同期番号が無効な時は無効を示す値、例えば「1/E」が入る。述語コード1157、述語名1158、述語定義1159は、述語管理テーブル111(図13)の各フィールドが複写される。
【0076】
図19に内容コード登録メッセージのフォーマットを示す。内容コード1151、同期番号1152、通番1153、被登録の内容コード1160、戦略条件1161から構成される。内容コード1151には、図16で示したように内容コード登録用内容コード「001」番が設定される。同期番号1152には無効を意味する「0」が設定される。通番1153は送信時に付加される同期番号単位のメッセージ通番であり、同期番号が無効な時は無効を示す値、例えば「1/E」が入る。被登録の内容コード1160、戦略条件1161は、内容コード管理テーブル108(図16)の各フィールドが複写される。
【0077】
図20にデータメッセージのフォーマットを示す。内容コード1151、同期番号1152、通番1153、データ1162から構成される。内容コード1151、同期番号1152には、戦略管理テーブル109(図15)中の同期番号1094が各々設定される。通番1153は送信時に付加される同期番号単位のメッセージ通番であり、同期番号が有効な時は通番となり、メッセージの抜けを検知するため、最後のメッセージを確認するために用いられる。データ1162には、戦略管理テーブル109(図15)に登録されたデータ番号に対応するデータがデータファイル112(図11)から取り出され、設定される。
【0078】
その他多くの登録・休止・再開・削除・変更メッセージがあるが、例として、内容コード削除・休止メッセージのフォーマットを図21に、内容コード変更メッセージのフォーマットを図22に示す。図21の内容コード1163は削除または休止内容コードを、図22の内容コード1164は変更前内容コード、内容コード1165は変更後内容コードを示す。
【0079】
図23に、戦略者が上述の4つの手順を踏んだ場合について、データ送信装置10からデータ受信装置20−1、…、20−nへ放送されるメッセージを時系列に示す。
【0080】
まず、属性項目設定時、属性項目管理機能106により属性項目「住所」が属性項目管理テーブル110に登録されたとすると、属性項目登録メッセージ1171が送信される。
【0081】
次に、述語設定時、述語管理機能107により述語「東京在」が述語管理テーブル111に登録されたとすると、述語登録メッセージ1172が送信される。次に、戦略設定時、内容コード管理機能102により、戦略条件「30代&性別=男」(つまり内容コード「101」番として)と、戦略条件「20代&性別=女&東京在」(つまり内容コード「102」番として)と、戦略条件「無条件」(つまり内容コード「099」番)と3つの戦略が設定され、これら3つの戦略が同一同期番号「13」とされた時、内容コード管理テーブル108には、内容コード「101」番と「102」番が登録されたとすると(「099」番はシステム内容コードでデフォルトで設定されている)、内容コード登録メッセージ1173、1174が送信される。
【0082】
その後、戦略管理テーブル109で指定された送信時刻1095に基づき、データメッセージ1175、1176、1177が送信される。これら3つのデータメッセージは同一同期番号が付加される。
【0083】
次にデータ受信装置について説明する。
【0084】
図24に、データ受信装置20の機能構成の詳細を示す。データ受信装置20は、メッセージ選択受信機能201、内容コード管理機能202、ユーザ属性管理機能203、データ実行機能204、入出力管理機能205、の5つの基本機能に加え、属性項目管理機能206、述語管理機能207、内容コード管理テーブル208、ユーザ属性管理テーブル209、属性項目管理テーブル210、述語管理テーブル211、同期番号管理テーブルを持つ。メッセージ選択受信機能201は電送媒体である通信衛星1から放送受信装置234を通じメッセージを受信する。また、入出力管理機能205はディスプレイ、キーボード、ディスク、通信装置等の入出力装置220との入出力を管理する。
【0085】
図25に、データ受信装置20のハードウェア構成の詳細を示す。データ受信装置20は、CPUバス221、拡張バス222、ブリッジ223、CPU(中央処理部)224、キャッシュメモリ225、メモリ226、割り込み制御部227、放送受信制御部228、通信制御部229、ディスク制御部230、音声制御部231、入力制御部232、画面制御部233で構成される。キャッシュメモリ225、メモリ226は各々コントローラを含み、また、メモリ226はROM、RAMを含むものとする。
【0086】
CPUバス221は、CPU(中央処理部)224と接続するバスである。
【0087】
CPUバス221には、ブリッジ223、CPU224、キャッシュメモリ225、メモリ226、割り込み制御部227が接続される。
【0088】
CPU224は、命令を解釈したり、実行を制御し、メモリ226はプログラムやデータを記憶する。キャッシュメモリ225は、高速なメモリアクセスを実現する装置である。割り込み制御部227は、CPUへの割り込み信号、つまりCPUの現在の処理を一時中断し、自分の割り込み処理を要求する信号を管理する制御部である。ブリッジ223は、CPUバス221と拡張バス222との接続回路である。
【0089】
拡張バス222はさまざまな入出力装置との間でデータ転送するためのバスである。拡張バス222には、放送受信制御部228、通信制御部229、ディスク制御部230、音声制御部231、入力制御部232、画面制御部233が接続されている。放送受信制御部228は、通信衛星1を使った放送送信を制御する制御部であり、通信衛星1から放送電波を受信する放送受信装置234に接続されている。通信制御部229は、モデムやISDNのターミナルアダプタ等の通信装置235を介し、公衆、ISDN網等のネットワーク2を通じて、他の装置(他のデータ受信装置20やデータ送信装置10)との通信を行う際の制御を行う。ディスク制御部230は、SCSI等のディスク制御部であり、交換可能な記憶媒体であるパッケージディスク3を操作できるCD−ROM装置、DVD(Digital Video Disk)装置等のパッケージディスク装置236や、ハードディスク装置237、ICカード装置238と接続される。音声制御部231は、音声の入出力を制御する部分であり、マイクやスピーカのような音声入出力装置239と接続される。入力制御部232は、キーボードやマウス等の入力装置240を制御する。画面制御部233は、CRT、LCD、PDP等の画面表示装置241を制御する。
【0090】
図24の機能構成と、図25のハードウエア構成の関係を示す。図24のすべての機能は、CPU224がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈、実行することにより達成される。各機能実行時には、対応するプログラムはメモリ226またはキャッシュメモリ225に存在し、また、図24のすべてのテーブル、ファイルも、実行時には、メモリ226またはキャッシュメモリ225に存在する。非実行時には、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルともにメモリ226や、ハードディスク装置237、または、ICカード装置238に存在する。特に、ユーザ属性管理テーブルはICカード内に保存されている。
【0091】
メッセージ受信機能201は、CPU224により解釈され、放送送信制御部228に対して放送受信装置234を制御するための指示を出す。また、入出力管理機能205は、CPU224により解釈され、通信制御部229、ディスク制御部230、音声制御部231、入力制御部232、画面制御部233を介して、通信装置235、パッケージディスク装置236、ハードディスク装置237、ICカード装置238、音声入出力装置239、入力装置240、画面表示装置241等の入出力装置220を制御する。
【0092】
データ受信装置20における機能の動作を、図を用いて説明する。
【0093】
図26はデータ受信装置において、CPU224が実行する主要な処理フロー図である。
【0094】
まず、データ受信装置20は、まずイベント待ちになる(2001)。
【0095】
図23に示した順序でメッセージが、放送受信装置234からデータ受信装置20に到着し、イベントが発生したとする。データ受信装置20はイベント発生時、イベントの種類を判断する(2002)。メッセージ受信時、メッセージの受信をメッセージ受信イベントとしてとらえ、メッセージ選択受信機能201を呼び出す(2003)。メッセージ選択受信機能201は、メッセージの選択受信を行う。
【0096】
図27に呼出されたメッセージ選択受信機能201における主要な処理フロー図を示す。まず、メッセージ受信時、図35に示す内容コード管理テーブル208を参照する(2011)。そして、受信メッセージに付加された内容コードが内容コード管理テーブル208に登録されているか判断する(2012)。登録されていなければメッセージを破棄する(2014)。登録されていれば、同期番号管理テーブル212を参照する(2013)。次に、同期番号管理テーブル212(図36)に有効な同期番号が存在するかを判断する(2015)。
【0097】
有効な同期番号とは、同期番号の同期開始時刻2122と同期終了時刻2123の間に現在の時刻が含まれる事を意味する。有効な同期番号がなければ、メッセージ中の同期番号を同期番号管理テーブル212の同期番号2121に登録する(2016)。同期開始時刻2122には現在時刻を、同期終了時刻2123には予め定められた時間を現在時刻に足した時刻を、受信可能個数にも予め定められた時刻を、受信個数には「0」を設定する。そして、受信が確定する(2019)。
【0098】
有効な同期番号があれば、メッセージの同期番号と同一の同期番号かを判断する(2017)。同一でないならメッセージは破棄される(2014)。同一であれば、受信済み個数が受信可能個数未満かを判断し(2018)、未満でないならメッセージは破棄される(2014)。未満なら、受信が確定する(2019)。受信が確定した場合、メッセージは受信バッファ等の受信メッセージを格納するエリアに待避され、受信済個数2125が1つ数が増やされる。同期番号は、同期終了時間2123が終了した時同期番号管理テーブル212から消去される。
【0099】
同期番号テーブルの受信可能個数を「1」にしておくことにより、ある時間帯において、同期番号を用い、1ユーザに1つ以下のデータメッセージを提供することができる。
【0100】
呼出されたメッセージ選択受信機能201が処理を終了すると、
次にデータ受信装置20は、内容コード管理機能202を呼出し、上記受信したメッセージの種類を内容コードにより判断する(2004)。
【0101】
属性項目登録メッセージ(内容コード「011」)を受信した場合は、ユーザ属性管理機能203経由で、属性項目管理機能206が呼び出される(2005)。
【0102】
図28に呼出された属性項目管理機能206における主要な処理フロー図を示す。まず、受信した内容をそのまま、図34に示す属性項目管理テーブル209へ登録する(2021)。その後、ユーザに属性値を入力してもらうために、ユーザ属性管理イベントを発生する(2022)。属性項目管理テーブル209は、データ送信装置の属性項目管理テーブル110(図12)とまったく同じ構造であり、メッセージ送受信時の伝送抜けが無い限り内容もまったく同じである。
【0103】
ユーザ属性管理イベントを受け取ったデータ受信装置20は、イベントの種類を判断することにより(2002)、ユーザ属性管理機能203を呼び出す(2009)。
【0104】
図29に呼出されたユーザ属性管理機能203における主要な処理フロー図を示す。まず、ユーザ属性定義画面を表示しユーザによる属性値の入力を促す(2031)。
【0105】
図33に、ユーザ属性定義画面214の一例を示す。ユーザ名2141、ユーザID2142、属性項目2143、属性値2144、済フラグ2145等から構成される。済フラグ2145はユーザが属性項目を設定したかどうかを示す。ここでは、ユーザが、属性項目登録メッセージ受信後、まだ属性値を設定していない属性項目に関し、設定を促している。これに対してユーザは、例えば、属性項目「住所」に対し、属性値の制限である全角文字40字以内で「東京都町田市町田1−1」と入力したり、属性項目「年齢」に対し、属性値の制限である0または正の整数の中から数字を選択したりする。このとき、ユーザは、明確な設定を拒否することができる。この場合「回答拒否」という項目を選択し、設定すればよい。また、忙しい場合等の理由により、キャンセルボタンをクリックし、入力をしないこともできる。
【0106】
ユーザ入力後、ユーザ属性管理機能203は、ユーザ属性管理テーブル209にユーザが入力した属性値を登録する(2032)。図34に、ユーザ属性管理テーブル209の構造の一例を示す。ユーザ属性管理テーブル209は、属性コード2091、属性項目名2092、属性値2093、の3つのフィールドを持つ。その後、ユーザによる登録が終了しているか、つまり、未設定の属性項目が無いかを判断する(2033)(上記「回答拒否」は未設定ではなく、設定されたことになる)。
【0107】
終了していない場合には、ユーザ属性管理イベントを発生し(2034)、再度のユーザ属性定義を促す。ユーザ属性管理イベントの発生は、即時発生するのではなく一定時間後に発生する。
【0108】
述語登録メッセージ(内容コード「021」)を受信した場合は、ユーザ属性管理機能203経由で、述語管理機能207が呼び出される(2006)。
【0109】
図30に呼出された属性項目管理機能206における主要な処理フロー図を示す。受信した内容をそのまま、図示していない述語管理テーブル211へ登録するだけである(2041)。述語管理テーブル211は、データ送信装置の述語管理テーブル111(図13)とまったく同じ構造であり、メッセージ送受信時の伝送抜けが無い限り内容もまったく同じである。
【0110】
内容コード登録メッセージ(内容コード「001」)を受信した場合は、内容コード管理機能202が呼び出される(2007)。
【0111】
図31に呼出された内容コード管理機能202における主要な処理フロー図を示す。まず、ユーザ属性管理機能203経由で、ユーザ属性管理テーブルを参照する(2051)。メッセージ中の戦略条件と参照したユーザ属性を比較し、内容コードを登録すべきかを判断する(2052)。必要なら、述語管理機能207経由で、述語管理テーブル211を参照する。例えば、ユーザ属性管理テーブル209が図34のようにユーザにより設定されていたとする。ここで、図23で示した内容コード登録メッセージ1174を受信したとする。メッセージ中の戦略条件は「20代&性別=女&東京在」である。まず、内容コード管理機能202は、述語管理テーブル211を参照し、述語を属性項目と属性値に翻訳する。つまり、戦略条件は「20≦年齢<30&性別=女&include “東京都” in 住所」と翻訳される。次に、ユーザ属性管理テーブル209を参照し、「年齢=26」で真、「性別=女」で真、「住所=東京都町田市」で真と判断し、戦略条件をクリアすることを確認する。戦略条件をクリアするなら、内容コード管理テーブル208に内容コードと戦略条件を登録する(2053)。図35に、内容コード管理テーブル208の構造の一例を示す。内容コード2081、戦略条件2082、状態2083から成る。
【0112】
データメッセージを受信した場合は、メッセージ選択受信機能201を通過すれば、データ実行機能204が呼び出される(2008)。
【0113】
図32に呼出されたデータ実行機能204における主要な処理フロー図を示す。受信した内容をそのままコマーシャルとしてリアルタイムに画面表示装置241へ表示したり、あるいは、受信した内容を後ほど呼び出される広告チラシとしてハードディスク装置237に書込む等の処理を行う(2061)。
【0114】
このようにして、データメッセージがデータ送信装置10からデータ受信装置20−1〜20−nへ伝送される。データ受信装置20の各々は、各々個別のユーザ属性管理テーブル209に基づき内容コードが設定され、その内容コードに基づき個別にメッセージの選択受信が行われる。
【0115】
尚、上記実施例では、戦略条件1062(図16)として、データ受信装置のユーザの属性に関する条件のみを用いたが、ここで、既に登録済みの内容コードを戦略条件として用いることも、実施例1と同様の方法で実施できる。この場合、戦略条件は、「既登録内容コード=105」のように指定すればよい。
【0116】
また、上記実施例で用いたデータメッセージフォーマットは図20に示すものであるが、図37のように、広義の同期番号を、同期番号、同期開始時刻、同期終了時刻、受信可能個数で構成することもできる。この場合、図27の(2016)で同期番号管理テーブルが設定される際、受信したメッセージに基づいて、同期番号管理テーブル212の同期番号2121、同期開始時刻2122、同期終了時刻2123、受信可能個数2124が設定されることになる。メッセージフォーマットの同期終了時刻の代わりに同期時間(同期を継続している時間)を用いる方法でも同等の結果が得られる。
【0117】
次に、他の実施例について説明する。
【0118】
図38は本発明の実施例の構成を示す図である。機能構成要素としてデータ送信装置30に、ユーザ属性管理機能306が加わる以外は、基本的に図1の構成と同様である。差異については後述する。
【0119】
図39に、データ送信装置30の機能構成の詳細を示す。機能構成要素としてユーザ属性管理機能313が、テーブルとしてユーザ属性管理テーブル314が加わる以外は、基本的に図2の構成と同様である。差異については後述する。
【0120】
データ送信装置30のハードウェア構成の詳細は、図3と同様であるので説明を省略する。
【0121】
図40はデータ送信装置において、CPUが実行する主要な処理フロー図である。処理フローとして、ユーザ属性登録メッセージ受信イベント発生時の処理であるユーザ属性管理機能の呼出3009が加わる以外は、基本的に図4と同様である。
【0122】
最初の実施例と同様に、戦略者が4つの手順(1)商品情報(データ)の登録(2)属性項目の登録(3)述語の登録(4)戦略の設定、を順に行った場合について説明する。
【0123】
(1)の商品情報(データ)の登録に関しては、図5の処理フローと変わらないので省略する。
【0124】
(2)の属性項目の登録に関しても、図6の処理フローと基本的に変わらない。ただし、属性項目登録メッセージ送信(1023)において、送信されるメッセージのフォーマットが異なる。
【0125】
図45に、属性項目登録メッセージのフォーマットを示す。宛先アドレス3151、送信元アドレス3152、内容コード3153、同期番号3154、通番3155、属性コード3156、属性名3157、属性値制限3158を構成要素として持つ。宛先アドレス3151には、このメッセージがブロードキャスト(同報通信)であることを表わすアドレス、例えば「111111」が設定される。送信元アドレスには、データ送信装置30の通信用アドレス(例えば「000001」)が設定される。その他の項目は、図17と同様に設定される。
【0126】
図49に属性項目登録メッセージ3171としての設定の例を示す。このメッセージを受信したデータ送信装置40は、ユーザ属性登録メッセージを返信してくる(詳しくは後述する)。図46に、このユーザ属性登録メッセージのフォーマットを示す。属性項目登録メッセージ(図45)に比べ、属性値制限3158が属性値3159に置き換わった点が異なる。図49にユーザ属性登録メッセージ3172としての設定の例を示す。宛先アドレス3151にはデータ送信装置30の通信用アドレス(例えば「000001」)が設定される。送信元アドレス3152には、データ受信装置40の通信用アドレス(例えば「001001」)が設定される。これは1対1の通信である。属性値3159には、データ受信装置40のユーザによって設定された属性値(例えば[東京都…])が設定されている。このユーザ属性登録メッセージは、データ送信装置30において通信装置135を介して受信され、ユーザ属性管理機能の呼出(図40の3009)が行われる。
【0127】
図42は、呼び出されたユーザ属性管理機能313の処理フローを示す。ユーザ属性管理機能313は、受信したメッセージの送信元アドレスによりユーザを識別し、ユーザ毎に存在するユーザ属性管理テーブル314に、メッセージ上の属性項目と属性値を設定する。図43にユーザ属性管理テーブル314の構成を示す。これは、最初の実施例において、データ受信装置20が管理していたユーザ性管理テーブル209(図34)と同内容である。
【0128】
(3)の述語の登録に関しては、図41に処理フローを示す。述語登録メッセージの送信処理が削除された以外は、図7と同様である。
【0129】
(4)の戦略の設定に関しては、図9の処理フローと基本的に変わらない。ただし、2つの処理において、若干の差異があるので以下に説明する。
【0130】
図9の処理フローでは、途中で内容コード管理機能が呼び出される。呼び出された内容コード管理機能の処理フロー(図8)の処理1043について差異を記述する。
【0131】
内容コード管理機能102は、前処理ステップ(1042)で登録された内容コードの戦略条件と、すべてのユーザのユーザ属性管理テーブル314を比較し、どのユーザがこの戦略条件を満たしているかを調べる。この戦略条件を満たしているすべてのユーザに対して、1対1通信で内容コード登録メッセージを送信する。
【0132】
図47に内容コード登録メッセージのフォーマットを示す。宛先アドレス3151には戦略条件を満たしたユーザ(データ受信装置)の通信用アドレスが設定される。内容コード3153は、内容コード登録用内容コード「001」が、内容コード群3160には、登録したい内容コードが設定される。図49に内容コード登録メッセージ3173、3174としての設定の例を示す。内容コード登録メッセージ3173は、宛先アドレス「001001」のデータ受信装置に対して、内容コード「101」つまり「30代&性別=男性」の登録が依頼されていることを示す。
【0133】
また、図9の処理フローにおけるデータメッセージ送信(1054)において、送信されるメッセージのフォーマットが異なる。
【0134】
図48に、データメッセージのフォーマットを示す。宛先アドレス3151、送信元アドレス3152、内容コード3153、同期番号3154、通番3155、データ3161を構成要素として持つ。宛先アドレス3151には、このメッセージがブロードキャスト(同報通信)であることを表わすアドレス、例えば「111111」が設定される。送信元アドレスには、データ送信装置30の通信用アドレス(例えば「000001」)が設定される。その他の項目は、図20と同様に設定される。図49にデータメッセージ3175、3176、3177としての設定の例を示す。
【0135】
次に、本実施例での受信装置40について説明する。
【0136】
図50に、データ受信装置40の機能構成の詳細を示す。機能構成要素として述語管理機能207が、テーブルとして述語管理テーブル211が削除されている以外は、基本的に図24の構成と同様である。差異については後述する。
【0137】
データ受信装置40のハードウェア構成の詳細は、図25と同様であるので説明を省略する。
【0138】
図51はデータ受信装置において、CPUが実行する主要な処理フロー図である。処理フローとして、述語登録メッセージ受信イベント発生時の処理である述語管理機能の呼出2006が削除される以外は、基本的に図26と同様である。以下最初の実施例との差異部分について説明する。
【0139】
図49に示した順序でメッセージが、放送受信装置434からデータ受信装置40に到着し、イベントが発生したとする。データ受信装置40はイベント発生時、イベントの種類を判断する(4002)。メッセージ受信時、メッセージの受信をメッセージ受信イベントとしてとらえ、メッセージ選択受信機能401を呼び出す(4003)。メッセージ選択受信機能401は、メッセージの選択受信を行う。
【0140】
図52に呼出されたメッセージ選択受信機能401における主要な処理フロー図を示す。最初の処理4010が追加された以外は、図27と同様なので省略する。まず、到着したメッセージの宛先アドレスを判断し(4010)、自分のアドレスまたはブロードキャストアドレスなら以降の処理へ(4011)、そうでないならメッセージ廃棄処理(4041)へ遷移する処理が付け加わるだけである。
【0141】
図53に、ユーザ属性管理機能403における主要な処理フロー図を示す。ユーザ属性登録メッセージ送信処理(4033)が、図29に追加されている。図46に、このユーザ属性登録メッセージのフォーマットを示す。属性項目登録メッセージ(図45)に比べ、属性値制限3158が属性値3159に置き換わった点が異なる。図49にユーザ属性登録メッセージ3172としての設定の例を示す。宛先アドレス3151にはデータ送信装置30の通信用アドレス(例えば「000001」)が設定される。送信元アドレス3152には、データ受信装置40の通信用アドレス(例えば「001001」)が設定される。これは1対1の通信である。属性値3159には、データ受信装置40のユーザによって設定された属性値(例えば[東京都…])が設定されている。このユーザ属性登録メッセージは、入出力管理機能405を経由、通信装置を介してネットワークに送信される。
【0142】
図54に、内容コード管理機能402における主要な処理フロー図を示す。単順に、受信した内容コード登録メッセージに基づき、登録内容コードを内容コード管理テーブルに設定するだけである。
【0143】
上記実施例では、データ送信装置側にも、ユーザ属性管理テーブルを持つ。そのため、基本的には、データ受信装置側にユーザ属性管理テーブルを持つ必要が無い(上記実施例では持たせているが、存在しなくても内容コード通信に影響はでないのは明らかである)。また、ユーザ属性管理テーブルのデータを使って、さまざまなマーケット分析を行えるというメリットがある。例えば、データ送信装置において、戦略設定時、戦略設定画面(図44)において、戦略条件に適合するユーザが何人存在するのかを計算する事(3147)が可能である。この数字は、戦略の効果を推定する上で使用できる。
【0144】
また、本実施例の複数のデータ送信装置(30−1〜30−m)が持つ、ユーザ属性管理機能を、より少ない数の装置(一つでも良い)として独立させることも可能である。この場合は、データ送信装置とユーザ属性管理装置との間で、ユーザ属性についての通信が発生するが、データ送信装置からユーザへ送られる属性問い合わせが減り、属性問い合わせに対するユーザの回答負担を減らすことができる。
【0145】
以上述べたように、本発明の情報の送受信方法及びそれを用いた情報の送受信システムによれば、情報送信装置側の情報提供者の意志または戦略で、情報受信装置側のユーザに情報を選択受信させることができ、例えば広告の効果的な配信が可能になる。
【0146】
また、本発明の情報の送信方法及びそれを用いた情報の送信装置によれば、情報送信装置側の情報提供者の意志または戦略で、情報受信装置側のユーザに情報を選択受信させることができる情報の送受信システムを実現することができる。また、本発明の情報の受信方法及びそれを用いた情報の受信装置によれば、情報送信装置側の情報提供者の意志または戦略で、情報受信装置側のユーザに情報を選択受信させることができる情報の送受信システムを実現することができる。また、本発明のメッセージのフォーマットを用いれば、情報送信装置側の情報提供者の意志または戦略で、情報受信装置側のユーザに情報を選択受信させることができる情報の送受信システムを実現することができる。
【0147】
なお、上記実施例では、広告・宣伝情報の配信を例に取ったが、これに限ることはなく、例えば、音楽CDなどマルチメディアコンテンツの配送、製造業者における本社と営業所間での、その営業所が必要とする部品情報の配付、大企業における関係者への社内通達の配付など様々な応用が可能である。
【0148】
【発明の効果】
本発明によれば、内容コード通信方法を用いた情報の送受信システムにおいて、情報受信装置側のユーザが使用可能な内容コードを知った時、自分の受信装置に必要な内容コードを登録するためのユーザの負荷を軽減することができる。
【0149】
また本発明によれば、内容コード通信方法を用いた情報の送受信システムにおいて、情報受信装置側のユーザの意志だけでなく、情報送信装置側の情報提供者の意志に基づき、情報受信装置側のユーザに選択受信させることができる。
【0150】
また本発明によれば、一般のデータ通信方法において、情報受信装置側において、ある一定期間にデータを固定数個しか受信したくない場合、それを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシステム構成例を示す図である。
【図2】データ送信装置の機能構成例を示す図である。
【図3】データ送信装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図4】データ送信装置における主要な処理フロー例を示す図である。
【図5】データ送信装置のデータ管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図6】データ送信装置の属性項目管理管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図7】データ送信装置の述語管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図8】データ送信装置の内容コード管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図9】データ送信装置の戦略管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図10】データ送信装置の管理メニュー画面の構成例を示す図である。
【図11】データ送信装置のデータファイルの構成例を示す図である。
【図12】データ送信装置の属性項目管理テーブルの構成例を示す図である。
【図13】データ送信装置の述語管理テーブルの構成例を示す図である。
【図14】データ送信装置の戦略管理機能における戦略定義画面の構成例を示す図である。
【図15】データ送信装置の戦略管理テーブルの構成例を示す図である。
【図16】データ送信装置の内容コード管理テーブルの構成例を示す図である。
【図17】属性項目登録メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図18】述語登録メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図19】内容コード登録メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図20】データメッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図21】内容コード削除・休止メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図22】内容コード変更メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図23】データ送信装置からデータ受信装置へのメッセージシーケンス例を示す図である。
【図24】データ受信装置の機能構成例を示す図である。
【図25】データ受信装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図26】データ受信装置における主要な処理フロー例を示す図である。
【図27】データ受信装置のメッセージ選択受信機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図28】データ受信装置の属性項目管理管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図29】データ受信装置のユーザ属性管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図30】データ受信装置の述語管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図31】データ受信装置の内容コード管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図32】データ受信装置のデータ実行管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図33】データ受信装置のユーザ属性定義画面の構成例を示す図である。
【図34】データ受信装置のユーザ属性管理テーブルの構成例を示す図である。
【図35】データ受信装置の内容コード管理テーブルの構成例を示す図である。
【図36】データ受信装置の同期番号管理テーブルの構成例を示す図である。
【図37】データメッセージのメッセージフォーマットの他の構成例を示す図である。
【図38】他の実施例のシステム構成例を示す図である。
【図39】他の実施例におけるデータ送信装置の機能構成例を示す図である。
【図40】他の実施例におけるデータ送信装置における主要な処理フロー例を示す図である。
【図41】他の実施例におけるデータ送信装置の述語管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図42】他の実施例におけるデータ送信装置のユーザ属性管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図43】他の実施例におけるデータ送信装置のユーザ属性管理テーブルの構成例を示す図である。
【図44】他の実施例におけるデータ送信装置の戦略管理機能における戦略定義画面の構成例を示す図である。
【図45】他の実施例における属性項目登録メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図46】他の実施例におけるユーザ属性登録メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図47】他の実施例における内容コード登録メッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図48】他の実施例におけるデータメッセージのメッセージフォーマット例を示す図である。
【図49】他の実施例におけるデータ送信装置とデータ受信装置とのメッセージシーケンス例を示す図である。
【図50】他の実施例におけるデータ受信装置の機能構成例を示す図である。
【図51】他の実施例におけるデータ受信装置における主要な処理フロー例を示す図である。
【図52】他の実施例におけるデータ受信装置のメッセージ選択受信機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図53】他の実施例におけるデータ受信装置のユーザ属性管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【図54】他の実施例におけるデータ受信装置の内容コード管理機能における主要な処理フロー例を示す図である。
【符号の説明】
1…通信衛星、
10−1〜10−m…データ送信装置、
20−1〜20−n…データ受信装置、101…メッセージ送信機能、
102…内容コード管理機能、 103…戦略管理機能、
104…データ管理機能、 105…入出力管理機能、
106…属性項目管理機能、 107…述語管理機能、
108…内容コード管理テーブル、 109…戦略管理テーブル、
110…属性項目管理テーブル、 111…述語管理テーブル、
112…データファイル、 201…メッセージ選択受信機能、
202…内容コード管理機能、 203…ユーザ属性管理機能、
204…データ実行機能、 205…入出力管理機能、
206…属性項目管理機能、 207…述語管理機能、
208…内容コード管理テーブル、 209…ユーザ属性管理テーブル、
210…属性項目管理テーブル、 211…述語管理テーブル、
212…同期番号管理テーブル。
Claims (17)
- 情報送信を行う装置と、情報受信を行う装置とが伝送媒体を介して情報を送受信する情報の送受信システムにおいて、
前記情報送信を行う装置は、
データの内容を表わす内容コードと、その内容コードを登録すべき条件とからなる登録メッセージの作成手段と、
データの内容を表わす内容コードを送信すべきデータに付加したデータメッセージの作成手段と、
前記登録メッセージと、前記データメッセージの送信手段とを備え、
前記情報受信を行う装置は、
前記登録メッセージと前記データメッセージとの受信手段と、
前記登録メッセージ中の登録すべき条件と前記情報受信を行う装置に予め設定された属性と比較して内容コードを登録するか否かを決定する手段と、
前記データメッセージが到着した時、前記データメッセージ中の内容コードと前記登録された内容コードとを比較する手段と、
前記内容コードの比較手段の比較結果に従い、前記データメッセージ中のデータを受信するか否かを決定する手段とを備えることを特徴とする情報の送受信システム。 - 情報送信を行う装置と、情報受信を行う装置とが伝送媒体を介して情報を送受信する情報の送受信システムにおいて、
前記情報送信を行う装置は、
データの内容を表わす内容コードと、その内容コードを登録すべき条件とを設定し、前記登録すべき条件とあらかじめ設定された情報受信を行う装置の属性を比較して、前記情報受信を行う装置に前記内容コードを登録するか否かを決定し、前記内容コードと当該内容コードの登録要求とからなる要求メッセージの作成手段と、
データの内容を表わす内容コードを送信すべきデータに付加したデータメッセージの作成手段と、
前記要求メッセージと、前記データメッセージの送信手段とを備え、
前記情報受信を行う装置は、
前記要求メッセージと前記データメッセージとの受信手段と、
前記受信した要求メッセージ中の内容コードを登録する手段と、
前記データメッセージが到着した時、前記データメッセージ中の内容コードと前記登録された内容コードとを比較する手段と、
前記内容コードの比較手段の比較結果に従い、前記データメッセージ中のデータを受信するか否かを決定する手段とを備えることを特徴とする情報の送受信システム。 - 請求項1または2記載の情報の送受信システムにおいて、
前記登録すべき条件、及び予め設定された属性は、前記情報受信を行う装置のユーザのプロファイル、ユーザの好み、ユーザの状況に関する情報であることを特徴とする情報の送受信システム。 - 請求項1または2記載の情報の送受信システムにおいて、
前記登録すべき条件、及び予め設定された属性は、登録済内容コードに関する情報であることを特徴とする情報の送受信システム。 - 情報受信を行う装置と、情報送信を行う装置とが伝送媒体を介して送受信する情報の送受信システムにおいて、
前記情報送信を行う装置は、
他のデータと一定期間のあいだ同期することを表わす同期番号をデータに付加しデータメッセージとして送信する手段を備え、
前記情報受信を行う装置は、
所定の時間帯において受信可能なデータ数である受信可能個数を規定した同期番号管理テーブルを有し、
前記データメッセージ到着時、到着した当該データメッセージ中の同期番号と既に受信したメッセージの同期番号を比較して一致した場合、前記受信可能個数以下か否かを参照して、前記データを受信するか否かを決定する手段を備えることを特徴とする情報の送受信システム。 - 請求項5記載の情報の送受信システムにおいて、
上記同期番号が、当該情報の送受信システムでユニークな番号、同期開始時刻、同期終了時刻、同期データ数で構成されることを特徴とする情報の送受信システム。 - 情報受信を行う装置と伝送媒体を介して情報を送受信する、情報の送信装置において、
送信されるデータの内容を表わす内容コードと、該内容コードよりも前に前記情報受信装置に送信され、該内容コードを前記受信を行う装置に登録すべき条件を含む登録メッセージの作成手段と、
前記内容コードと前記送信するデータとからなるデータメッセージの作成手段と、
前記登録メッセージと、前記データメッセージとを送信する手段とを備えることを特徴とする情報の送信装置。 - 情報送信を行う装置と伝送媒体を介して情報を送受信する、情報の受信装置において、
送信されるデータの内容を表わす内容コードと、該内容コードよりも前に前記情報送信装置から送信され、該内容コードを前記受信を行う装置に登録すべき条件を含む登録メッセージを受信する手段と、
前記登録メッセージ中の登録すべき条件に基づき、当該情報受信を行う装置に予め設定された属性値と前記内容コードとを比較して、前記内容コードを登録するか否かを決定する手段と、
前記データメッセージが到着した時、前記データメッセージ中に含まれる内容コードと前記登録された内容コードを比較する手段と、
前記内容コードの比較手段の比較結果に従い、前記データメッセージ中のデータを受信するか否かを決定する手段とを備えることを特徴とする情報の受信装置。 - 情報送信を行う装置と情報受信を行う装置とが伝送媒体を介して情報を送受信する情報の送受信システムに用いるメッセージのフォーマットであって、
前記メッセージのフォーマットは、送受信するデータの内容を表わす内容コードと、その内容コードを前記情報を受信する装置に登録すべき条件とからなり、
前記登録すべき条件は、前記情報受信を行う装置に予め設定された属性と比較され、
前記メッセージは、前記比較結果に従って前記情報受信を行う装置に登録されるか否かが決定されるものであることを特徴とする情報の送受信システムに用いるメッセージのフォーマット。 - 情報送信を行う装置と、情報受信を行う装置とが伝送媒体を介して情報を送受信する方法において、
前記情報送信を行う装置が、データの内容を表わす内容コードと、その内容コードを登録すべき条件とを登録メッセージとして送信し、
前記情報受信を行う装置は、前記登録メッセージを受信し、前記登録メッセージ中の登録すべき条件と前記情報受信を行う装置に予め設定された属性と比較して、内容コードを登録するか否かを決定し、
前記情報送信を行う装置が、データの内容を表わす内容コードをデータに付加しデータメッセージとして送信し、
前記情報受信を行う装置は、前記データメッセージが到着した時、前記データメッセージ中の内容コードと前記登録された内容コードを比較して、前記データメッセージ中のデータを受信するか否かを決定することを特徴とする情報の送受信方法。 - 請求項10記載の情報の送受信方法において、
前記登録すべき条件、及び予め設定された属性は、前記情報受信を行う装置の使用者のプロファイル、使用者の好み、使用者の状況に関する情報であることを特徴とする情報の送受信方法。 - 請求項10記載の情報の送受信方法において、
前記登録すべき条件、及び予め設定された属性は、登録済内容コードに関する情報であることを特徴とする情報の送受信方法。 - 情報受信を行う装置と、情報送信を行う装置とが伝送媒体を介して送受信する情報の送受信方法において、
前記情報送信を行う装置が、他のデータと一定期間のあいだ同期することを表わす同期番号をデータに付加しデータメッセージとして送信し、
前記情報受信を行う装置は、所定の時間帯において受信可能なデータ数である受信可能個数を規定した同期番号管理テーブルを有し、前記データメッセージ到着時、到着した当該データメッセージ中の同期番号と既に受信したメッセージの同期番号を比較して一致した場合、前記受信可能個数以下か否かを参照して、前記データを受信するか否かを決定することを特徴とする情報の送受信方法。 - 請求項13記載の情報の送受信方法において、
上記同期番号が、当該情報の送受信システムでユニークな番号、同期開始時刻、同期終了時刻、同期データ数で構成されることを特徴とする情報の送受信方法。 - 情報受信を行う装置と伝送媒体を介して情報を送受信する情報の送信装置における情報の送信方法であって、
データの内容を表わす内容コードを登録すべき条件を含む登録メッセージを、当該条件が設定される前記情報受信を行う装置に送信される工程と、
前記内容コードが送信される工程と、
前記内容コードと前記送信するデータとからなるデータメッセージが送信される工程とを有することを特徴とする情報の送信方法。 - 情報送信を行う装置と伝送媒体を介して情報を送受信する、情報の受信方法において、
送信されるデータの内容を表わす内容コードと、前記内容コードを登録すべき条件とからなる登録メッセージを受信し、
前記登録メッセージ中の登録すべき条件と当該情報受信を行う装置に予め設定された属性と比較し、
前記内容コードを登録するか否かを決定し、
前記データメッセージが到着した時、前記データメッセージ中の内容コードと前記登録された内容コードを比較し、
前記内容コードの比較手段の比較結果に従い、前記データメッセージ中のデータを受信するか否かを決定することを特徴とする情報の受信方法。 - 請求項2記載の情報の送受信システムにおいて、
前記情報送信を行う装置は、前記情報受信を行う装置へ、あらかじめ情報受信を行う装置の属性を問い合わせを行う手段を備え、
前記情報受信を行う装置は、前記問い合わせに対して回答する手段を備え、
前記情報送信を行う装置は、前記要求メッセージを送信する前に、あらかじめ前記情報受信を行う装置の属性を取得することを特徴とする情報の送受信システム。
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