JPH0573514A - メツセージ判別方式 - Google Patents
メツセージ判別方式Info
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- JPH0573514A JPH0573514A JP3234672A JP23467291A JPH0573514A JP H0573514 A JPH0573514 A JP H0573514A JP 3234672 A JP3234672 A JP 3234672A JP 23467291 A JP23467291 A JP 23467291A JP H0573514 A JPH0573514 A JP H0573514A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F15/00—Digital computers in general; Data processing equipment in general
- G06F15/16—Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L69/00—Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
- H04L69/22—Parsing or analysis of headers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/50—Network services
- H04L67/60—Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources
- H04L67/62—Establishing a time schedule for servicing the requests
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
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- Software Systems (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Multi Processors (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブロードキャスト通信を用いる分散処理シス
テムにおいて、効率良く柔軟な受信メッセージの判別方
式を提供すること。 【構成】 共通伝送路に接続された複数の処理装置から
構成されるシステムで、共通伝送路上を流れるメッセー
ジにその内容を示す内容コードが付加されており、各処
理装置は受信メッセージの内容コードに基づきその要否
を判定するシステムにおいて、前記各処理装置では、受
信メッセージの内容コードが格納されているエリアの任
意の部分の内容に基づき、その要否を判定することを特
徴とするメッセージ判別方式。
テムにおいて、効率良く柔軟な受信メッセージの判別方
式を提供すること。 【構成】 共通伝送路に接続された複数の処理装置から
構成されるシステムで、共通伝送路上を流れるメッセー
ジにその内容を示す内容コードが付加されており、各処
理装置は受信メッセージの内容コードに基づきその要否
を判定するシステムにおいて、前記各処理装置では、受
信メッセージの内容コードが格納されているエリアの任
意の部分の内容に基づき、その要否を判定することを特
徴とするメッセージ判別方式。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメッセージ判別方式に関
し、特に複数のプロセッサがネットワークを介して接続
された分散処理システムにおける各プロセッサでの受信
メッセージの判別方式に関するものである。
し、特に複数のプロセッサがネットワークを介して接続
された分散処理システムにおける各プロセッサでの受信
メッセージの判別方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のプロセッサがネットワークを介し
て接続された分散処理システムにおいて、メッセージ
に、宛先を示すアドレスではなく「内容コード」と呼ばれ
るデータの内容を示すコードを付加してネットワークに
ブロードキャストする方式が、例えば、本出願人による
特願昭55-13725号(特開昭56-111353号,特公昭59-47095
号各公報参照)に示されている。この方式においては、
各プロセッサはメッセージに付加されている内容コード
と自プロセッサ内に登録されている内容コードとを比較
判定することにより、ネットワーク上のメッセージを受
信するか否かを決定する。このため、各プロセッサはシ
ステム内にどのようなプロセッサが存在するかを意識す
ることなくメッセージを送信でき、また、ネットワーク
上を流れるメッセージの中から必要に応じて任意のメッ
セージを受け取ることが可能となるため、システムの柔
軟性が向上する。
て接続された分散処理システムにおいて、メッセージ
に、宛先を示すアドレスではなく「内容コード」と呼ばれ
るデータの内容を示すコードを付加してネットワークに
ブロードキャストする方式が、例えば、本出願人による
特願昭55-13725号(特開昭56-111353号,特公昭59-47095
号各公報参照)に示されている。この方式においては、
各プロセッサはメッセージに付加されている内容コード
と自プロセッサ内に登録されている内容コードとを比較
判定することにより、ネットワーク上のメッセージを受
信するか否かを決定する。このため、各プロセッサはシ
ステム内にどのようなプロセッサが存在するかを意識す
ることなくメッセージを送信でき、また、ネットワーク
上を流れるメッセージの中から必要に応じて任意のメッ
セージを受け取ることが可能となるため、システムの柔
軟性が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式は、内容
コードを階層化して設定した場合,異種プロセッサ間で
の内容コード通信を行う場合については考慮されていな
かった。前者の場合、内容コードの一部分を判定するの
みでその要否がわかるという特徴があり、また、後者の
場合、内容コード通信を適用する範囲を拡張できるとい
う特徴がある。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上述の従来技術を更に改
良し、内容コードを階層化して設定した場合,異種プロ
セッサ間での内容コード通信を行う場合にも適用可能
な、効率良く柔軟なメッセージ判別方式を提供すること
にある。なお、上述の判別処理は、各プロセッサで行う
方式と、各プロセッサに付加された通信処理専用のプロ
セッサで行う方式とがある。プロセッサのみで内容コー
ド判定を行う方式では、プロセッサの負荷が多大とな
る。通信処理専用プロセッサのみで内容コード判定を行
う方式では、通信処理専用プロセッサの負荷が多大とな
る。本発明はこれに対しても解決策を与えるものであ
る。
コードを階層化して設定した場合,異種プロセッサ間で
の内容コード通信を行う場合については考慮されていな
かった。前者の場合、内容コードの一部分を判定するの
みでその要否がわかるという特徴があり、また、後者の
場合、内容コード通信を適用する範囲を拡張できるとい
う特徴がある。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上述の従来技術を更に改
良し、内容コードを階層化して設定した場合,異種プロ
セッサ間での内容コード通信を行う場合にも適用可能
な、効率良く柔軟なメッセージ判別方式を提供すること
にある。なお、上述の判別処理は、各プロセッサで行う
方式と、各プロセッサに付加された通信処理専用のプロ
セッサで行う方式とがある。プロセッサのみで内容コー
ド判定を行う方式では、プロセッサの負荷が多大とな
る。通信処理専用プロセッサのみで内容コード判定を行
う方式では、通信処理専用プロセッサの負荷が多大とな
る。本発明はこれに対しても解決策を与えるものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、共
通伝送路に接続された複数の処理装置から構成されるシ
ステムで、共通伝送路上を流れるメッセージにその内容
を示す内容コードが付加されており、各処理装置は受信
メッセージの内容コードに基づきその要否を判定するシ
ステムにおいて、前記各処理装置では、受信メッセージ
の内容コードが格納されているエリアの任意の部分の内
容に基づき、その要否を判定することを特徴とするメッ
セージ判別方式によって達成される。また、本発明の上
記目的は、前述の分散処理システムを構成する各プロセ
ッサに、(1)内容コード部分を複数のエリアに分け、先
頭のエリアから順に自プロセッサにそのエリアの値が登
録されているか否かを判定する手段、(2)内容コード部
分を複数のエリアに分け、各エリアごとに独立して、そ
の内容が自プロセッサに登録されているか否かを判定す
る手段を設定することによって達成される。また、本発
明の上記目的は、前述の分散処理システムを構成する各
プロセッサに、(a)メッセージ送信時に自プロセッサの
機種を示すコードを付加して送出し、(b)メッセージ受
信時に、受信メッセージ内の送信プロセッサの機種を示
すコードに基づき、その内容コードを変換する機能を設
定することによっても達成できる。また、本発明の上記
目的は、分散処理システムを構成する各プロセッサ内に
組み込まれている通信処理専用プロセッサに簡易的な内
容コード判定ロジックを持たせることによっても達成で
きる。
通伝送路に接続された複数の処理装置から構成されるシ
ステムで、共通伝送路上を流れるメッセージにその内容
を示す内容コードが付加されており、各処理装置は受信
メッセージの内容コードに基づきその要否を判定するシ
ステムにおいて、前記各処理装置では、受信メッセージ
の内容コードが格納されているエリアの任意の部分の内
容に基づき、その要否を判定することを特徴とするメッ
セージ判別方式によって達成される。また、本発明の上
記目的は、前述の分散処理システムを構成する各プロセ
ッサに、(1)内容コード部分を複数のエリアに分け、先
頭のエリアから順に自プロセッサにそのエリアの値が登
録されているか否かを判定する手段、(2)内容コード部
分を複数のエリアに分け、各エリアごとに独立して、そ
の内容が自プロセッサに登録されているか否かを判定す
る手段を設定することによって達成される。また、本発
明の上記目的は、前述の分散処理システムを構成する各
プロセッサに、(a)メッセージ送信時に自プロセッサの
機種を示すコードを付加して送出し、(b)メッセージ受
信時に、受信メッセージ内の送信プロセッサの機種を示
すコードに基づき、その内容コードを変換する機能を設
定することによっても達成できる。また、本発明の上記
目的は、分散処理システムを構成する各プロセッサ内に
組み込まれている通信処理専用プロセッサに簡易的な内
容コード判定ロジックを持たせることによっても達成で
きる。
【0005】
【作用】本発明に係るメッセージ判別方式においては、
前述の(1)または(2)の手段により、各プロセッサで
は、受信したメッセージの内容コードを部分的に判定す
るのみでその要否を識別できるため、効率的な内容コー
ド判定が可能となる。また、前述の(a)(b)の手段によ
り、各プロセッサは、受信したメッセージがどの機種の
プロセッサが発生したものかを認識し、そのメッセージ
内の内容コードを自プロセッサが認識できるように変換
することが可能となるため、異機種プロセッサ間での内
容コード通信が可能となる。また、前述の最後に記述し
た手段により、内容コードの判定処理を通信処理専用プ
ロセッサとプログラム実行プロセッサとで効率的に分担
することができ、効率的な内容コード判定処理が可能と
なる。
前述の(1)または(2)の手段により、各プロセッサで
は、受信したメッセージの内容コードを部分的に判定す
るのみでその要否を識別できるため、効率的な内容コー
ド判定が可能となる。また、前述の(a)(b)の手段によ
り、各プロセッサは、受信したメッセージがどの機種の
プロセッサが発生したものかを認識し、そのメッセージ
内の内容コードを自プロセッサが認識できるように変換
することが可能となるため、異機種プロセッサ間での内
容コード通信が可能となる。また、前述の最後に記述し
た手段により、内容コードの判定処理を通信処理専用プ
ロセッサとプログラム実行プロセッサとで効率的に分担
することができ、効率的な内容コード判定処理が可能と
なる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例において対
象とするシステムの全体構成を示す図である。図におい
て、11,・・・・,16は、その内部のメモリにアプリケー
ションプログラムを格納しこれを実行可能なプロセッサ
であり、1はこれらの各プロセッサを接続するバス型ネ
ットワークである。21,・・・・,26は、LANアダプタ
と呼ばれ、ネットワークとのメッセージ送受信を制御す
る専用のプロセッサである。プロセッサ11,・・・・,16
は、LANアダプタ21,・・・・,26経由でネットワーク
とのメッセージ送受信を行う。この際、LANアダプタ
側でネットワークとのインタフェース制御を行うため、
各プロセッサは自プロセッサ内の制御のみを行えばよ
い。また、本実施例で対象とするシステムでは、各プロ
セッサはグループ分けされているものとする。第1図で
は、プロセッサ11,12がグループA(110)、プロ
セッサ13,14がグループB(120)、プロセッサ1
5,16がグループC(130)というようにグループ分
けされているが、もちろん、任意のグループ分けが可能
である。また、各プロセッサには自らが属するグループ
を示すグループIDが登録されているものとする。本実
施例では、グループAに属するプロセッサにはグループ
ID(A)が、グループBに属するプロセッサにはグルー
プID(B)が、また、グループCに属するプロセッサに
はグループID(C)が登録されているものとする。
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例において対
象とするシステムの全体構成を示す図である。図におい
て、11,・・・・,16は、その内部のメモリにアプリケー
ションプログラムを格納しこれを実行可能なプロセッサ
であり、1はこれらの各プロセッサを接続するバス型ネ
ットワークである。21,・・・・,26は、LANアダプタ
と呼ばれ、ネットワークとのメッセージ送受信を制御す
る専用のプロセッサである。プロセッサ11,・・・・,16
は、LANアダプタ21,・・・・,26経由でネットワーク
とのメッセージ送受信を行う。この際、LANアダプタ
側でネットワークとのインタフェース制御を行うため、
各プロセッサは自プロセッサ内の制御のみを行えばよ
い。また、本実施例で対象とするシステムでは、各プロ
セッサはグループ分けされているものとする。第1図で
は、プロセッサ11,12がグループA(110)、プロ
セッサ13,14がグループB(120)、プロセッサ1
5,16がグループC(130)というようにグループ分
けされているが、もちろん、任意のグループ分けが可能
である。また、各プロセッサには自らが属するグループ
を示すグループIDが登録されているものとする。本実
施例では、グループAに属するプロセッサにはグループ
ID(A)が、グループBに属するプロセッサにはグルー
プID(B)が、また、グループCに属するプロセッサに
はグループID(C)が登録されているものとする。
【0007】図2は、図1に示したプロセッサ11の内
部構成を示す図であり、他のプロセッサ12,・・・・,16
も同じ構成を有している。インタフェース201は、L
ANアダプタ21との間でのデータ転送を制御するユニ
ットである。受信バッファ203はネットワークから受
信したメッセージを格納するためのバッファであり、ま
た、送信バッファ204は、ネットワークに送信するメ
ッセージを格納するためのバッファである。SA格納エ
リア205は、自プロセッサにつけられた番号(自プロ
セッサアドレス)を格納するためのエリアである。自プ
ロセッサアドレスは、プロセッサ立ち上げ時に、例え
ば、ROMやディスク等から自動的に格納される。内容
コードテーブル206は、本プロセッサで必要とする内
容コードを格納するテーブルである。なお、内容コード
については、後で説明する。自グループID格納エリア
207は、自プロセッサが属するグループのIDを格納
するためのエリアである。内容コードテーブル206,
自グループID格納エリア207の内容は、ディスク等
の書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に格納されてお
り、プロセッサ立ち上げ時に、この記憶媒体の内容が設
定されるものとする。なお、上述の記憶媒体の内容は、
プロセッサ稼動中に、コマンド等により変更可能である
とする。アプリケーション用データバッファ208は、
自プロセッサ内で実行するアプリケーションプログラム
とのインタフェースをとるためのバッファである。入力
データバッファ2081には、受信バッファ208内デ
ータのうち自プロセッサ内実行アプリケーションプログ
ラムに必要なデータが格納される。また、出力データバ
ッファ2082には、自プロセッサ内で実行される各ア
プリケーションプログラムが、自らの出力データをその
内容を示す内容コードとともに格納する。処理ユニット
202は、上記各種バッファ,エリア,テーブルを使用
して、プロセッサ内の制御を行うユニットである。受信
処理2021,送信処理2022は、本発明のための処
理であり、以下に説明する。
部構成を示す図であり、他のプロセッサ12,・・・・,16
も同じ構成を有している。インタフェース201は、L
ANアダプタ21との間でのデータ転送を制御するユニ
ットである。受信バッファ203はネットワークから受
信したメッセージを格納するためのバッファであり、ま
た、送信バッファ204は、ネットワークに送信するメ
ッセージを格納するためのバッファである。SA格納エ
リア205は、自プロセッサにつけられた番号(自プロ
セッサアドレス)を格納するためのエリアである。自プ
ロセッサアドレスは、プロセッサ立ち上げ時に、例え
ば、ROMやディスク等から自動的に格納される。内容
コードテーブル206は、本プロセッサで必要とする内
容コードを格納するテーブルである。なお、内容コード
については、後で説明する。自グループID格納エリア
207は、自プロセッサが属するグループのIDを格納
するためのエリアである。内容コードテーブル206,
自グループID格納エリア207の内容は、ディスク等
の書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に格納されてお
り、プロセッサ立ち上げ時に、この記憶媒体の内容が設
定されるものとする。なお、上述の記憶媒体の内容は、
プロセッサ稼動中に、コマンド等により変更可能である
とする。アプリケーション用データバッファ208は、
自プロセッサ内で実行するアプリケーションプログラム
とのインタフェースをとるためのバッファである。入力
データバッファ2081には、受信バッファ208内デ
ータのうち自プロセッサ内実行アプリケーションプログ
ラムに必要なデータが格納される。また、出力データバ
ッファ2082には、自プロセッサ内で実行される各ア
プリケーションプログラムが、自らの出力データをその
内容を示す内容コードとともに格納する。処理ユニット
202は、上記各種バッファ,エリア,テーブルを使用
して、プロセッサ内の制御を行うユニットである。受信
処理2021,送信処理2022は、本発明のための処
理であり、以下に説明する。
【0008】図3は、図1で示したネットワーク上を流
れるメッセージのフォーマットを示す図である。なお、
図3では、メッセージ転送に必要な制御コード類は省略
してある。DA部301は、メッセージの宛先を示すア
ドレスである。なお、本発明では、メッセージはネット
ワーク上をブロードキャストされるため、本DA部には
ブロードキャストを示すアドレスが設定される。SA部
302は、メッセージを発生したプロセッサのアドレス
を示すエリアである。Data304は、本メッセージ
により伝送されるべきデータが格納されるエリアであ
る。また、CC部303は、Data部に格納されるデ
ータの内容を示すコード(内容コード)である。各プロセ
ッサはこのコードに基づきネットワーク上を流れるメッ
セージを自内に取り込むか否かを判定する。CC部30
3は、グループIDエリア(GID)3031、ローカル
内容コードエリア(LCC)3032から構成される。
れるメッセージのフォーマットを示す図である。なお、
図3では、メッセージ転送に必要な制御コード類は省略
してある。DA部301は、メッセージの宛先を示すア
ドレスである。なお、本発明では、メッセージはネット
ワーク上をブロードキャストされるため、本DA部には
ブロードキャストを示すアドレスが設定される。SA部
302は、メッセージを発生したプロセッサのアドレス
を示すエリアである。Data304は、本メッセージ
により伝送されるべきデータが格納されるエリアであ
る。また、CC部303は、Data部に格納されるデ
ータの内容を示すコード(内容コード)である。各プロセ
ッサはこのコードに基づきネットワーク上を流れるメッ
セージを自内に取り込むか否かを判定する。CC部30
3は、グループIDエリア(GID)3031、ローカル
内容コードエリア(LCC)3032から構成される。
【0009】以下、図2に示した送信処理2022、受
信処理2021の内容について、図4,図5を用いて説
明する。図4は、送信処理の内容を示すフローである。
本処理では、先ず、図2に示したアプリケーション用デ
ータバッファの出力データバッファ2082内に格納さ
れているアプリケーションプログラムの出力データを取
り込み(ステップ 401)、図3に示したフォーマットにし
て送信バッファ204に格納する(ステップ402〜404)。
具体的には、出力データバッファ2082内に設定され
ているアプリケーションプログラムの出力データを、図
3のフォーマットのData部に、また、出力バッファ
内に設定されている出力データの内容を示す内容コード
を図3のフォーマットのLCC部3032に設定する。
次に、自グループID格納エリア207の内容を、図3
のフォーマットのGID部3031に設定し(ステップ
402)、図3のDA部301にブロードキャストを示すア
ドレスを、同SA部302にSA格納エリア205の内
容を設定した後(ステップ 403)、送信バッファ204に
格納する(ステップ 404)。送信バッファの内容は、イン
タフェース,LANアダプタ経由でネットワークに送出
される。ここで、ネットワークの送出されたメッセージ
は、その宛先アドレスDA部にブロードキャストアドレ
スが設定されていることより、ネットワークに接続され
ている全LANアダプタ(メッセージ発生LANアダプ
タ以外)が受信し、自らに接続されているプロセッサの
受信バッファに受信メッセージを格納する。
信処理2021の内容について、図4,図5を用いて説
明する。図4は、送信処理の内容を示すフローである。
本処理では、先ず、図2に示したアプリケーション用デ
ータバッファの出力データバッファ2082内に格納さ
れているアプリケーションプログラムの出力データを取
り込み(ステップ 401)、図3に示したフォーマットにし
て送信バッファ204に格納する(ステップ402〜404)。
具体的には、出力データバッファ2082内に設定され
ているアプリケーションプログラムの出力データを、図
3のフォーマットのData部に、また、出力バッファ
内に設定されている出力データの内容を示す内容コード
を図3のフォーマットのLCC部3032に設定する。
次に、自グループID格納エリア207の内容を、図3
のフォーマットのGID部3031に設定し(ステップ
402)、図3のDA部301にブロードキャストを示すア
ドレスを、同SA部302にSA格納エリア205の内
容を設定した後(ステップ 403)、送信バッファ204に
格納する(ステップ 404)。送信バッファの内容は、イン
タフェース,LANアダプタ経由でネットワークに送出
される。ここで、ネットワークの送出されたメッセージ
は、その宛先アドレスDA部にブロードキャストアドレ
スが設定されていることより、ネットワークに接続され
ている全LANアダプタ(メッセージ発生LANアダプ
タ以外)が受信し、自らに接続されているプロセッサの
受信バッファに受信メッセージを格納する。
【0010】図5は、図2に示した受信処理2021を
説明するための図である。図5(a)は、受信処理のフロ
ーを示す図である。受信処理2021では、まず、受信
バッファ内に格納されている受信メッセージの内容コー
ド部(図3のCC部303)から、その受信メッセージ
が、自プロセッサにとって必要なものか否かを判定する
(ステップ 501,502)。不必要なメッセージの場合は、そ
のメッセージを廃棄して受信処理を終了する(ステップ
504)。必要なメッセージの場合は、メッセージのCC部
およびData部の内容をアプリケーション用データバ
ッファの入力データバッファ(図2の2082)に格納す
る(ステップ 503)。この入力データバッファ内のデータ
を用いて、アプリケーションプログラムの処理が行われ
る。次に、本受信処理の内容コード判定処理 501につい
て、図5(b)を用いて詳細に説明する。図5(b)は、図
2に示した内容コードテーブル206の構成を示す図で
ある。内容コード判定処理 501は、この内容コードテー
ブル206と受信バッファ内メッセージのCC部の内容
とを比較することにより行う。内容コードテーブル20
6は、GIDテーブル2051、LCCテーブル205
2から構成される。GIDテーブルは、自らが取り込む
べきメッセージを発生するグループのグループIDを登
録するためのものであり、これら各グループIDは、各
行20511,20512,・・・・に登録される。
説明するための図である。図5(a)は、受信処理のフロ
ーを示す図である。受信処理2021では、まず、受信
バッファ内に格納されている受信メッセージの内容コー
ド部(図3のCC部303)から、その受信メッセージ
が、自プロセッサにとって必要なものか否かを判定する
(ステップ 501,502)。不必要なメッセージの場合は、そ
のメッセージを廃棄して受信処理を終了する(ステップ
504)。必要なメッセージの場合は、メッセージのCC部
およびData部の内容をアプリケーション用データバ
ッファの入力データバッファ(図2の2082)に格納す
る(ステップ 503)。この入力データバッファ内のデータ
を用いて、アプリケーションプログラムの処理が行われ
る。次に、本受信処理の内容コード判定処理 501につい
て、図5(b)を用いて詳細に説明する。図5(b)は、図
2に示した内容コードテーブル206の構成を示す図で
ある。内容コード判定処理 501は、この内容コードテー
ブル206と受信バッファ内メッセージのCC部の内容
とを比較することにより行う。内容コードテーブル20
6は、GIDテーブル2051、LCCテーブル205
2から構成される。GIDテーブルは、自らが取り込む
べきメッセージを発生するグループのグループIDを登
録するためのものであり、これら各グループIDは、各
行20511,20512,・・・・に登録される。
【0011】GIDテーブルの第1行目(20511)に
は、必ず自プロセッサの属するグループのグループID
が登録される。これは、自プロセッサと同一グループに
属するプロセッサの発生するメッセージは必ず受信する
ためである。LCCテーブル2052は、GIDテーブ
ルの各行に対応して存在する。すなわち、GIDテーブ
ルの第1行20511に対応してLCCテーブル205
21が、GIDテーブルの第2行20512に対応して
LCCテーブル20522が、GIDテーブルの第3行
20513に対応してLCCテーブル20523が存在
する。各LCCテーブルには、そのLCCテーブルに対
応するGIDテーブルに登録されているグループのプロ
セッサが発生するメッセージのうち、自らが取り込むべ
きメッセージの内容コードが登録されている。ここで、
LCCテーブルに登録される内容コードとは、図3に示
したCC部303内のLCC部3032に設定されるコ
ードのことである。この内容コードテーブル206を用
いて、以下の手順により内容コード判定処理(図5(a)
のステップ501)を行う。
は、必ず自プロセッサの属するグループのグループID
が登録される。これは、自プロセッサと同一グループに
属するプロセッサの発生するメッセージは必ず受信する
ためである。LCCテーブル2052は、GIDテーブ
ルの各行に対応して存在する。すなわち、GIDテーブ
ルの第1行20511に対応してLCCテーブル205
21が、GIDテーブルの第2行20512に対応して
LCCテーブル20522が、GIDテーブルの第3行
20513に対応してLCCテーブル20523が存在
する。各LCCテーブルには、そのLCCテーブルに対
応するGIDテーブルに登録されているグループのプロ
セッサが発生するメッセージのうち、自らが取り込むべ
きメッセージの内容コードが登録されている。ここで、
LCCテーブルに登録される内容コードとは、図3に示
したCC部303内のLCC部3032に設定されるコ
ードのことである。この内容コードテーブル206を用
いて、以下の手順により内容コード判定処理(図5(a)
のステップ501)を行う。
【0012】(1)受信バッファ内メッセージのGID部
(図3の3031)の内容が、GIDテーブルに登録され
ているか否かを判定する。登録されていなければ、この
メッセージを受信不要として、内容コード判定処理を終
了する。登録されている場合には、登録されている行が
第何行目かを記憶しておき、次の処理を行う。ここで
は、第n行目に登録されているものとする。(2)受信バ
ッファ内メッセージのLCC部(図3の3032)の内容
が、GIDテーブル第n行目に対応するLCCテーブル
内に登録されているか否かを判定する。登録されていな
ければ、このメッセージを受信不要として、内容コード
判定処理を終了する。登録されている場合には、このメ
ッセージを受信要として、内容コード判定処理を終了す
る。以上示した第1の実施例により、図1に示す如く各
プロセッサがグループ分けされているようなシステムに
おいて、各プロセッサはネットワーク上を流れるメッセ
ージが自らに必要なものか否かの判定を、まず、そのメ
ッセージを発生したプロセッサが属するグループにより
判定するため、不要なメッセージの判定を効率的に行う
ことが可能となる。すなわち、自らに関係のないグルー
プから発生されたメッセージを、そのメッセージ内のG
ID部の内容のみで、不要の判定が可能である。また、
本実施例で述べた方式によれば、アプリケーションで各
グループ毎に独立して内容コード(LCC部)の設定を行
ったとしても、グループ間で内容コードの重複を回避す
ることができるため、内容コード設定が容易に行える。
更に、本実施例で述べた方式によれば、他グループのプ
ロセッサが発生するメッセージも容易に取り込むことが
できる。
(図3の3031)の内容が、GIDテーブルに登録され
ているか否かを判定する。登録されていなければ、この
メッセージを受信不要として、内容コード判定処理を終
了する。登録されている場合には、登録されている行が
第何行目かを記憶しておき、次の処理を行う。ここで
は、第n行目に登録されているものとする。(2)受信バ
ッファ内メッセージのLCC部(図3の3032)の内容
が、GIDテーブル第n行目に対応するLCCテーブル
内に登録されているか否かを判定する。登録されていな
ければ、このメッセージを受信不要として、内容コード
判定処理を終了する。登録されている場合には、このメ
ッセージを受信要として、内容コード判定処理を終了す
る。以上示した第1の実施例により、図1に示す如く各
プロセッサがグループ分けされているようなシステムに
おいて、各プロセッサはネットワーク上を流れるメッセ
ージが自らに必要なものか否かの判定を、まず、そのメ
ッセージを発生したプロセッサが属するグループにより
判定するため、不要なメッセージの判定を効率的に行う
ことが可能となる。すなわち、自らに関係のないグルー
プから発生されたメッセージを、そのメッセージ内のG
ID部の内容のみで、不要の判定が可能である。また、
本実施例で述べた方式によれば、アプリケーションで各
グループ毎に独立して内容コード(LCC部)の設定を行
ったとしても、グループ間で内容コードの重複を回避す
ることができるため、内容コード設定が容易に行える。
更に、本実施例で述べた方式によれば、他グループのプ
ロセッサが発生するメッセージも容易に取り込むことが
できる。
【0013】次に、本発明の第2の実施例について、図
6,図7を用いて説明する。図6は、第2の実施例で対
象とするシステムの全体構成を示す図である。システム
の構成は、各プロセッサがグループ分けされていない点
以外は、図1に示したシステムと全く同じである。すな
わち、本実施例は、各プロセッサにはグループIDが割
り当てられれていない構成を対象とするものである。ま
た、各プロセッサの内部構成は、図2に示したものと同
一である。但し、先に述べたように自グループID格納
エリア207は不要である。図7は、図6に示したネッ
トワーク上を流れるメッセージのフォーマットを示しす
である。ここで、DA部301,SA部302およびD
ata部304の内容は、図3に示したものと同一であ
る。CC部603は、図3のCC部303と同様に、D
ata部に格納されるデータの内容を示すコードである
が、その内部構成が第1の実施例とは異なる。本実施例
では、内容コード部を複数のエリアから構成する。以下
の説明では、2個のエリア、第1エリア6031,第2
エリア6032とから構成する例について示すが、もち
ろん2個以上のエリアから構成することも可能である。
なお、これら各エリアに格納される内容コードをサブ内
容コードと呼ぶ。
6,図7を用いて説明する。図6は、第2の実施例で対
象とするシステムの全体構成を示す図である。システム
の構成は、各プロセッサがグループ分けされていない点
以外は、図1に示したシステムと全く同じである。すな
わち、本実施例は、各プロセッサにはグループIDが割
り当てられれていない構成を対象とするものである。ま
た、各プロセッサの内部構成は、図2に示したものと同
一である。但し、先に述べたように自グループID格納
エリア207は不要である。図7は、図6に示したネッ
トワーク上を流れるメッセージのフォーマットを示しす
である。ここで、DA部301,SA部302およびD
ata部304の内容は、図3に示したものと同一であ
る。CC部603は、図3のCC部303と同様に、D
ata部に格納されるデータの内容を示すコードである
が、その内部構成が第1の実施例とは異なる。本実施例
では、内容コード部を複数のエリアから構成する。以下
の説明では、2個のエリア、第1エリア6031,第2
エリア6032とから構成する例について示すが、もち
ろん2個以上のエリアから構成することも可能である。
なお、これら各エリアに格納される内容コードをサブ内
容コードと呼ぶ。
【0014】本実施例では、各プロセッサはメッセージ
送信時、以下の処理を行う。 (1)各プロセッサ内で実行されるアプリケーションプロ
グラムは、自らの出力データとそのデータに対応する内
容コードとを、先に図2に示した出力データバッファ
(図2の2082)内に設定する。なお、この際、内容コ
ードとして2個のサブ内容コードを設定する。このサブ
内容コードの設定の仕方には、次の3通りの設定の仕方
がある。(a)2個のサブ内容コードを設定する。(b)1
番目のサブ内容コードのみ設定する。(c)2番目のサブ
内容コードのみ設定する。 (2)図2に示した処理ユニット202は、上記(1)で出
力データバッファ2082内に格納されているアプリケ
ーションプログラムの出力データに基づき、図7に示さ
れるフォーマットのメッセージを作成し、先に図2に示
した送信バッファ(図2の204)に格納する。具体的に
は、出力データバッファ内に設定されているアプリケー
ションプログラムの出力データをData部に、出力バ
ッファ内に設定されている2個のサブ内容コードを、そ
れぞれ、第1エリア,第2エリアに設定する。他部分の
設定は、図4に示した第1の実施例と同様である。 (3)送信バッファ内容を、LANアダプタ経由でネット
ワークに送出する。
送信時、以下の処理を行う。 (1)各プロセッサ内で実行されるアプリケーションプロ
グラムは、自らの出力データとそのデータに対応する内
容コードとを、先に図2に示した出力データバッファ
(図2の2082)内に設定する。なお、この際、内容コ
ードとして2個のサブ内容コードを設定する。このサブ
内容コードの設定の仕方には、次の3通りの設定の仕方
がある。(a)2個のサブ内容コードを設定する。(b)1
番目のサブ内容コードのみ設定する。(c)2番目のサブ
内容コードのみ設定する。 (2)図2に示した処理ユニット202は、上記(1)で出
力データバッファ2082内に格納されているアプリケ
ーションプログラムの出力データに基づき、図7に示さ
れるフォーマットのメッセージを作成し、先に図2に示
した送信バッファ(図2の204)に格納する。具体的に
は、出力データバッファ内に設定されているアプリケー
ションプログラムの出力データをData部に、出力バ
ッファ内に設定されている2個のサブ内容コードを、そ
れぞれ、第1エリア,第2エリアに設定する。他部分の
設定は、図4に示した第1の実施例と同様である。 (3)送信バッファ内容を、LANアダプタ経由でネット
ワークに送出する。
【0015】以上の処理により、ネットワークにブロー
ドキャストされたメッセージは自発生以外のすべてのL
ANアダプタにより受信され、各プロセッサでは第1の
実施例の図5(a)で示したフローにより受信メッセージ
の要否を判定する。第2の実施例では、第1の実施例と
は図5の501の内容コード判定ロジックが異なる。以
下に、本実施例での内容コード判定方式について、図8
を用いて説明する。図8(a)は、本実施例における内容
コードテーブル(図2の206)の構成を示す図である。
本実施例の内容コードテーブルには、図8(a)に示すよ
うに、各行20511',20512',20513',・・・・
に、自プロセッサで必要とするメッセージの内容コード
が登録されている。また、これら各行は、第1エリア,
第2エリアから構成され、それぞれに各サブ内容コード
が登録される。本テーブルに基づく内容コード判定ロジ
ックを、以下に示す。 (1)第1エリア,第2エリアともサブ内容コードが設定
されている場合(例:20511') 受信メッセージCC部の第1エリア,第2エリア内容
と、内容コードテーブルの第1エリア,第2エリア内容
とが一致する場合のみ、受信メッセージを取り込み、そ
れ以外は不要とする。 (2)第1エリアのみにサブ内容コードが設定されている
場合(例:20512') 受信メッセージCC部の第1エリア内容と、内容コード
テーブルの第1エリア内容とが一致する場合に、受信メ
ッセージを取り込み、それ以外は不要とする。すなわ
ち、受信メッセージCC部の第2エリア内容は何であ
れ、第1エリア内容が一致するメッセージをすべて取り
込む。 (3)第2エリアのみにサブ内容コードが設定されている
場合(例:20513') 受信メッセージCC部の第2エリア内容と、内容コード
テーブルの第2エリア内容とが一致する場合に、受信メ
ッセージを取り込み、それ以外は不要とする。すなわ
ち、受信メッセージCC部の第1エリア内容は何であ
れ、第2エリア内容が一致するメッセージをすべて取り
込む。
ドキャストされたメッセージは自発生以外のすべてのL
ANアダプタにより受信され、各プロセッサでは第1の
実施例の図5(a)で示したフローにより受信メッセージ
の要否を判定する。第2の実施例では、第1の実施例と
は図5の501の内容コード判定ロジックが異なる。以
下に、本実施例での内容コード判定方式について、図8
を用いて説明する。図8(a)は、本実施例における内容
コードテーブル(図2の206)の構成を示す図である。
本実施例の内容コードテーブルには、図8(a)に示すよ
うに、各行20511',20512',20513',・・・・
に、自プロセッサで必要とするメッセージの内容コード
が登録されている。また、これら各行は、第1エリア,
第2エリアから構成され、それぞれに各サブ内容コード
が登録される。本テーブルに基づく内容コード判定ロジ
ックを、以下に示す。 (1)第1エリア,第2エリアともサブ内容コードが設定
されている場合(例:20511') 受信メッセージCC部の第1エリア,第2エリア内容
と、内容コードテーブルの第1エリア,第2エリア内容
とが一致する場合のみ、受信メッセージを取り込み、そ
れ以外は不要とする。 (2)第1エリアのみにサブ内容コードが設定されている
場合(例:20512') 受信メッセージCC部の第1エリア内容と、内容コード
テーブルの第1エリア内容とが一致する場合に、受信メ
ッセージを取り込み、それ以外は不要とする。すなわ
ち、受信メッセージCC部の第2エリア内容は何であ
れ、第1エリア内容が一致するメッセージをすべて取り
込む。 (3)第2エリアのみにサブ内容コードが設定されている
場合(例:20513') 受信メッセージCC部の第2エリア内容と、内容コード
テーブルの第2エリア内容とが一致する場合に、受信メ
ッセージを取り込み、それ以外は不要とする。すなわ
ち、受信メッセージCC部の第1エリア内容は何であ
れ、第2エリア内容が一致するメッセージをすべて取り
込む。
【0016】上に示した方式により、内容コードに基づ
く受信メッセージの要否判定を、従来のように内容コー
ド全体ではなく、内容コードの任意の一部分のみを用い
て行うことが可能となるため、より柔軟な受信メッセー
ジの選択が可能となる。本方式により可能となるメッセ
ージ選択の例を図8(b)を用いて以下に説明する。図8
(b)は、図6と同一のシステム構成である。ここで、プ
ロセッサ11〜13は内容Xのデータに関する一連の処
理を行う。プロセッサ11は、内容Xのデータ内のYと
いう項目に関するメッセージ710を送出する。プロセ
ッサ12は、このメッセージ710を取り込み、内容X
のデータ内のWという項目に関するメッセージ720を
生成し、ネットワークに送出する。メッセージ720
は、更にプロセッサ13が取り込み処理を行う。上述の
如き一連の処理を行うため、メッセージ710には内容
コード7101(第1エリア:X,第2エリア:Y)が、メ
ッセージ720には内容コード7201(第1エリア:
X,第2エリア:W)が設定される。一方、プロセッサ1
2の内容コードテーブル702には、内容コード(第1
エリア:X,第2エリア:Y)が、プロセッサ13の内容
コードテーブル703には、内容コード(第1エリア:
X,第2エリア:W)が設定されている。ここで、例え
ば、プロセッサ14の内容コードテーブル704に、内
容コード(第1エリア:X,第2エリア:未設定)を登録す
ることにより、プロセッサ11〜13で行われる内容X
のデータに関する処理により発生するすべてのメッセー
ジ(710,720)を取り込んで、一連の処理をモニタ
することが容易に可能となる。
く受信メッセージの要否判定を、従来のように内容コー
ド全体ではなく、内容コードの任意の一部分のみを用い
て行うことが可能となるため、より柔軟な受信メッセー
ジの選択が可能となる。本方式により可能となるメッセ
ージ選択の例を図8(b)を用いて以下に説明する。図8
(b)は、図6と同一のシステム構成である。ここで、プ
ロセッサ11〜13は内容Xのデータに関する一連の処
理を行う。プロセッサ11は、内容Xのデータ内のYと
いう項目に関するメッセージ710を送出する。プロセ
ッサ12は、このメッセージ710を取り込み、内容X
のデータ内のWという項目に関するメッセージ720を
生成し、ネットワークに送出する。メッセージ720
は、更にプロセッサ13が取り込み処理を行う。上述の
如き一連の処理を行うため、メッセージ710には内容
コード7101(第1エリア:X,第2エリア:Y)が、メ
ッセージ720には内容コード7201(第1エリア:
X,第2エリア:W)が設定される。一方、プロセッサ1
2の内容コードテーブル702には、内容コード(第1
エリア:X,第2エリア:Y)が、プロセッサ13の内容
コードテーブル703には、内容コード(第1エリア:
X,第2エリア:W)が設定されている。ここで、例え
ば、プロセッサ14の内容コードテーブル704に、内
容コード(第1エリア:X,第2エリア:未設定)を登録す
ることにより、プロセッサ11〜13で行われる内容X
のデータに関する処理により発生するすべてのメッセー
ジ(710,720)を取り込んで、一連の処理をモニタ
することが容易に可能となる。
【0017】次に、本発明の第3の実施例について図9
〜図11を用いて説明する。図9は、第3の実施例で対
象とするシステムの全体構成を示す図である。図におい
て、81,・・・・,86は、その内部のメモリにアプリケー
ションプログラムを格納し、これを実行可能なプロセッ
サであり、8はこれらプロセッサを接続するバス型ネッ
トワークである。91,・・・・,96は、LANアダプタと
呼ばれ、ネットワークとのメッセージ送受信を制御する
専用のプロセッサである。プロセッサ81,・・・・,86
は、LANアダプタ91,・・・・,96経由でネットワーク
とのメッセージ送受信を行う。本実施例で対象とするシ
ステムでは、異なる機種のプロセッサが共存しているも
のとする。図9では、プロセッサ81,82が機種A、
プロセッサ83,84が機種B、プロセッサ85,86
が機種Cというように、異なる機種のプロセッサが同一
のLAN上に共存している。また、各プロセッサには、
自らの機種を示す機種コードが登録されているものとす
る。各プロセッサは、図2に示したのと同一の構成をと
る。但し、本実施例では自グループID格納エリア20
7ではなく、上で示した機種コードを格納する機種コー
ドエリアが設定される。
〜図11を用いて説明する。図9は、第3の実施例で対
象とするシステムの全体構成を示す図である。図におい
て、81,・・・・,86は、その内部のメモリにアプリケー
ションプログラムを格納し、これを実行可能なプロセッ
サであり、8はこれらプロセッサを接続するバス型ネッ
トワークである。91,・・・・,96は、LANアダプタと
呼ばれ、ネットワークとのメッセージ送受信を制御する
専用のプロセッサである。プロセッサ81,・・・・,86
は、LANアダプタ91,・・・・,96経由でネットワーク
とのメッセージ送受信を行う。本実施例で対象とするシ
ステムでは、異なる機種のプロセッサが共存しているも
のとする。図9では、プロセッサ81,82が機種A、
プロセッサ83,84が機種B、プロセッサ85,86
が機種Cというように、異なる機種のプロセッサが同一
のLAN上に共存している。また、各プロセッサには、
自らの機種を示す機種コードが登録されているものとす
る。各プロセッサは、図2に示したのと同一の構成をと
る。但し、本実施例では自グループID格納エリア20
7ではなく、上で示した機種コードを格納する機種コー
ドエリアが設定される。
【0018】図10は、図9に示したネットワーク8上
を流れるメッセージのフォーマットを示す図である。こ
こで、DA部301,SA部302およびData部3
04の内容は、図3に示したものと同一である。CC部
903は、図3のCC部303と同様に、Data部に
格納されるデータの内容を示すコードであるが、その内
部構成が第1の実施例とは異なる。本実施例では、CC
部903をコード種別部9031,LCC部9032,
機種属性部9033から構成する。これら、コード種別
部,LCC部,機種属性部内容は、各プロセッサにより
メッセージ送信時に設定される。具体的には、コード種
別部9031には自プロセッサの機種コードを、LCC
部9032には、アプリケーションプログラムが出力デ
ータバッファ(図2の2082)に設定する内容コードを
設定する。機種属性部9033には、機種コードのみで
は不十分な場合に、発生源プロセッサの属性に関する情
報を格納するエリアである。例えば、このエリアには、
Data部304内のデータが格納されていたファイル
のファイル形式等が設定される。なお、本実施例では、
上記LCC部9032に対応する値が各プロセッサの内
容コードテーブル(図2の206)に登録されているもの
とする。上に示したメッセージはネットワーク上にブロ
ードキャストされ、各プロセッサがこのメッセージを受
信する。以下に、各プロセッサでに受信時の内容コード
判定処理について図11を用いて説明する。
を流れるメッセージのフォーマットを示す図である。こ
こで、DA部301,SA部302およびData部3
04の内容は、図3に示したものと同一である。CC部
903は、図3のCC部303と同様に、Data部に
格納されるデータの内容を示すコードであるが、その内
部構成が第1の実施例とは異なる。本実施例では、CC
部903をコード種別部9031,LCC部9032,
機種属性部9033から構成する。これら、コード種別
部,LCC部,機種属性部内容は、各プロセッサにより
メッセージ送信時に設定される。具体的には、コード種
別部9031には自プロセッサの機種コードを、LCC
部9032には、アプリケーションプログラムが出力デ
ータバッファ(図2の2082)に設定する内容コードを
設定する。機種属性部9033には、機種コードのみで
は不十分な場合に、発生源プロセッサの属性に関する情
報を格納するエリアである。例えば、このエリアには、
Data部304内のデータが格納されていたファイル
のファイル形式等が設定される。なお、本実施例では、
上記LCC部9032に対応する値が各プロセッサの内
容コードテーブル(図2の206)に登録されているもの
とする。上に示したメッセージはネットワーク上にブロ
ードキャストされ、各プロセッサがこのメッセージを受
信する。以下に、各プロセッサでに受信時の内容コード
判定処理について図11を用いて説明する。
【0019】図11は、本実施例における、受信処理
(図2の2021で示した)の内容を示すフローである。
図10に示したメッセージをLANアダプタ経由で受信
した各プロセッサは、受信メッセージのCC部内容およ
び自プロセッサの内容コードテーブルに基づき、受信メ
ッセージの要否判定を行う。まず、受信メッセージのC
C部903内のコード種別9031に基づき、LCC部
9032の内容を自プロセッサで解読可能なコードに変
換する(ステップ 910)。これは、異機種間でコード体系
が異なる場合に対応するためである。なお、この変換の
ために必要な変換テーブルは各プロセッサに前もって設
定されているものとする。次に、変換結果のLCC部内
容が、自プロセッサの内容コードテーブルに登録されて
いるか否かを判定する(ステップ 911)。登録されていな
い場合は、不要メッセージであることより(ステップ 91
2)、内容コード判定結果を受信メッセージ不要として
(ステップ916)、受信処理を終了する。また、登録され
ている場合には、更に、受信メッセージCC部903内
の機種属性部9033内容を判定する(ステップ 913)。
ここでは、機種属性部に登録されている内容が自プロセ
ッサで処理可能か否かを判定する。例えば、機種属性部
に登録されているファイル形式を、自プロセッサOSで
サポートしているか否か等の判定を行う。本判定結果に
より、処理不可と判定された場合(ステップ 914)は、内
容コード判定結果を受信メッセージ不要として(ステッ
プ 916)、受信処理を終了する。また、自プロセッサで
処理可能と判定した場合(ステップ 914)は、内容コード
判定結果を受信メッセージ必要として(ステップ 915)、
処理を終了する。
(図2の2021で示した)の内容を示すフローである。
図10に示したメッセージをLANアダプタ経由で受信
した各プロセッサは、受信メッセージのCC部内容およ
び自プロセッサの内容コードテーブルに基づき、受信メ
ッセージの要否判定を行う。まず、受信メッセージのC
C部903内のコード種別9031に基づき、LCC部
9032の内容を自プロセッサで解読可能なコードに変
換する(ステップ 910)。これは、異機種間でコード体系
が異なる場合に対応するためである。なお、この変換の
ために必要な変換テーブルは各プロセッサに前もって設
定されているものとする。次に、変換結果のLCC部内
容が、自プロセッサの内容コードテーブルに登録されて
いるか否かを判定する(ステップ 911)。登録されていな
い場合は、不要メッセージであることより(ステップ 91
2)、内容コード判定結果を受信メッセージ不要として
(ステップ916)、受信処理を終了する。また、登録され
ている場合には、更に、受信メッセージCC部903内
の機種属性部9033内容を判定する(ステップ 913)。
ここでは、機種属性部に登録されている内容が自プロセ
ッサで処理可能か否かを判定する。例えば、機種属性部
に登録されているファイル形式を、自プロセッサOSで
サポートしているか否か等の判定を行う。本判定結果に
より、処理不可と判定された場合(ステップ 914)は、内
容コード判定結果を受信メッセージ不要として(ステッ
プ 916)、受信処理を終了する。また、自プロセッサで
処理可能と判定した場合(ステップ 914)は、内容コード
判定結果を受信メッセージ必要として(ステップ 915)、
処理を終了する。
【0020】上に示した第3の実施例の方式によれば、
システム内に異なる機種のプロセッサが混在する場合
も、各プロセッサはどの機種のプロセッサを対象として
メッセージを送出するかを意識することなく、単に、自
プロセッサの機種のみを意識してメッセージをネットワ
ークに送出できる。また、各プロセッサは、他機種の発
生したメッセージを受信した場合にも、その内容コード
を判定することが可能となり、異機種間での選択受信が
可能となる。更に、本方式によれば、受信した他機種の
メッセージが自プロセッサのサポート機能で処理可能か
否かをシステム側で判定することが可能となるため、ア
プリケーションプログラムに処理不能データが渡ること
を排除できる。すなわち、本方式により、異機種間での
内容コードメッセージ通信が可能となる。なお、上記実
施例では、機種が異なる場合について示したが、以下の
場合でも本発明方式は適用可能である。 (1)同一機種プロセッサでOSが異なる場合:本実施例
の機種属性部のかわりにOSの属性を示すOS属性部を
メッセージに設定することにより対応できる。 (2)異機種プロセッサで、かつOSも異なる場合:機種
属性部およびOS属性部を、メッセージに設定すること
により対応可能である。
システム内に異なる機種のプロセッサが混在する場合
も、各プロセッサはどの機種のプロセッサを対象として
メッセージを送出するかを意識することなく、単に、自
プロセッサの機種のみを意識してメッセージをネットワ
ークに送出できる。また、各プロセッサは、他機種の発
生したメッセージを受信した場合にも、その内容コード
を判定することが可能となり、異機種間での選択受信が
可能となる。更に、本方式によれば、受信した他機種の
メッセージが自プロセッサのサポート機能で処理可能か
否かをシステム側で判定することが可能となるため、ア
プリケーションプログラムに処理不能データが渡ること
を排除できる。すなわち、本方式により、異機種間での
内容コードメッセージ通信が可能となる。なお、上記実
施例では、機種が異なる場合について示したが、以下の
場合でも本発明方式は適用可能である。 (1)同一機種プロセッサでOSが異なる場合:本実施例
の機種属性部のかわりにOSの属性を示すOS属性部を
メッセージに設定することにより対応できる。 (2)異機種プロセッサで、かつOSも異なる場合:機種
属性部およびOS属性部を、メッセージに設定すること
により対応可能である。
【0021】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。なお、本実施例の方式は、第1〜第3の実施例で
対象とする全システム構成(図1,図6,図8)に、適用可
能である。図12は、本実施例で対象とするLANアダ
プタ(図1,図6,図8の21)の構成を示す図である。他
のLANアダプタの構成も同一である。本実施例では、
LANアダプタ内に、ネットワークとのインタフェース
処理のみでなく、内容コード判定処理250、および、
このために必要な内容コードテーブル251を設定した
ことを特徴とするものである。以下、このLANアダプ
タでの内容コード判定処理について説明する。本実施例
における内容コード判定処理に対する基本的考え方は、
以下の通りである。 (1)LANアダプタにおいて不完全ではあるが高速の内
容コード判定を行い、自接続プロセッサで不要なメッセ
ージの大部分を排除する。 (2)プロセッサ側では、第1から第3の実施例で示した
通りの正確な判定処理を行い、LANアダプタでの判定
で検出できなかった不要メッセージを排除する。
する。なお、本実施例の方式は、第1〜第3の実施例で
対象とする全システム構成(図1,図6,図8)に、適用可
能である。図12は、本実施例で対象とするLANアダ
プタ(図1,図6,図8の21)の構成を示す図である。他
のLANアダプタの構成も同一である。本実施例では、
LANアダプタ内に、ネットワークとのインタフェース
処理のみでなく、内容コード判定処理250、および、
このために必要な内容コードテーブル251を設定した
ことを特徴とするものである。以下、このLANアダプ
タでの内容コード判定処理について説明する。本実施例
における内容コード判定処理に対する基本的考え方は、
以下の通りである。 (1)LANアダプタにおいて不完全ではあるが高速の内
容コード判定を行い、自接続プロセッサで不要なメッセ
ージの大部分を排除する。 (2)プロセッサ側では、第1から第3の実施例で示した
通りの正確な判定処理を行い、LANアダプタでの判定
で検出できなかった不要メッセージを排除する。
【0022】以上の考え方を実現するため、LANアダ
プタでは、例えば、次に示すようなロジックによる内容
コード判定処理を行う。 [第1の判定ロジック]判定の対象となる内容コード部
の一部により判定を行う。本ロジックの一例を以下に示
す。 (a)内容コードテーブルへの登録:自プロセッサで必要
とする内容コードの一部、例えば、先頭2バイトをLA
Nアダプタ内の内容コードテーブル251に登録する。 (b)内容コード判定:LANアダプタでは、ネットワー
クより受信したメッセージのCC部のうち先頭2バイト
が内容コードテーブルに登録されているか否かを判定
し、登録されている場合のみ、受信メッセージを自接続
プロセッサに送る。 [第2の判定ロジック]判定の対象となる内容コードを
変換して要否判定を行う。本ロジックの一例を以下に示
す。 (a)内容コードテーブルへの登録:内容コードの値をL
ANアダプタ内容コードテーブルエリアのアドレスに変
換する変換式を定義し、事前に各LANアダプタにその
変換式を設定しておく。各LANアダプタでは、自らに
登録する内容コードを本変換式により、内容コードテー
ブルエリアのアドレスに変換し、そのアドレスのエリア
に”1”を設定する。なお、内容コードテーブルエリア
はLANアダプタ立ち上げ時に”0”クリアされている
ものとする。 (b)内容コード判定:LANアダプタでは、ネットワー
クより受信したメッセージのCC部を上記変換式によ
り、内容コードテーブルエリアのアドレスに変換し、そ
のエリアに”1”が設定されている場合に、受信メッセ
ージを自接続プロセッサに送る。それ以外の場合は、受
信メッセージを廃棄する。
プタでは、例えば、次に示すようなロジックによる内容
コード判定処理を行う。 [第1の判定ロジック]判定の対象となる内容コード部
の一部により判定を行う。本ロジックの一例を以下に示
す。 (a)内容コードテーブルへの登録:自プロセッサで必要
とする内容コードの一部、例えば、先頭2バイトをLA
Nアダプタ内の内容コードテーブル251に登録する。 (b)内容コード判定:LANアダプタでは、ネットワー
クより受信したメッセージのCC部のうち先頭2バイト
が内容コードテーブルに登録されているか否かを判定
し、登録されている場合のみ、受信メッセージを自接続
プロセッサに送る。 [第2の判定ロジック]判定の対象となる内容コードを
変換して要否判定を行う。本ロジックの一例を以下に示
す。 (a)内容コードテーブルへの登録:内容コードの値をL
ANアダプタ内容コードテーブルエリアのアドレスに変
換する変換式を定義し、事前に各LANアダプタにその
変換式を設定しておく。各LANアダプタでは、自らに
登録する内容コードを本変換式により、内容コードテー
ブルエリアのアドレスに変換し、そのアドレスのエリア
に”1”を設定する。なお、内容コードテーブルエリア
はLANアダプタ立ち上げ時に”0”クリアされている
ものとする。 (b)内容コード判定:LANアダプタでは、ネットワー
クより受信したメッセージのCC部を上記変換式によ
り、内容コードテーブルエリアのアドレスに変換し、そ
のエリアに”1”が設定されている場合に、受信メッセ
ージを自接続プロセッサに送る。それ以外の場合は、受
信メッセージを廃棄する。
【0023】[第3の判定ロジック]本ロジックは、第
1,第2の判定ロジックを組合せたものである。判定の
対象となる内容コード部の一部を変換して、要否判定を
行う。本ロジックの一例を以下に示す。 (a)内容コードテーブルへの登録:内容コードの値の一
部、例えば、先頭2バイトをLANアダプタ内容コード
テーブルエリアのアドレスに変換する変換式を定義し、
事前に各LANアダプタにその変換式を設定しておく。
各LANアダプタでは、自らに登録する内容コードの先
頭2バイトを本変換式により、内容コードテーブルエリ
アのアドレスに変換し、そのアドレスのエリアに”1”
を設定する。なお、内容コードテーブルエリアはLAN
アダプタ立ち上げ時に”0”クリアされているものとす
る。 (b)内容コード判定:LANアダプタでは、ネットワー
クより受信したメッセージのCC部の中の先頭2バイト
を上記変換式により、内容コードテーブルエリアのアド
レスに変換し、そのエリアに”1”が設定されている場
合に、受信メッセージを自接続プロセッサに送る。それ
以外の場合は、受信メッセージを廃棄する。
1,第2の判定ロジックを組合せたものである。判定の
対象となる内容コード部の一部を変換して、要否判定を
行う。本ロジックの一例を以下に示す。 (a)内容コードテーブルへの登録:内容コードの値の一
部、例えば、先頭2バイトをLANアダプタ内容コード
テーブルエリアのアドレスに変換する変換式を定義し、
事前に各LANアダプタにその変換式を設定しておく。
各LANアダプタでは、自らに登録する内容コードの先
頭2バイトを本変換式により、内容コードテーブルエリ
アのアドレスに変換し、そのアドレスのエリアに”1”
を設定する。なお、内容コードテーブルエリアはLAN
アダプタ立ち上げ時に”0”クリアされているものとす
る。 (b)内容コード判定:LANアダプタでは、ネットワー
クより受信したメッセージのCC部の中の先頭2バイト
を上記変換式により、内容コードテーブルエリアのアド
レスに変換し、そのエリアに”1”が設定されている場
合に、受信メッセージを自接続プロセッサに送る。それ
以外の場合は、受信メッセージを廃棄する。
【0024】上述の第4の実施例によれば、LANアダ
プタにおいて不正確ではあるが、高速な内容コード判定
を行い、受信メッセージのうちの不要なメッセージの大
部分を排除することができるため、各プロセッサでの正
確な内容コード判定を行う回数を減少させることがで
き、各プロセッサでの受信処理のための負荷を軽減する
ことが可能となる。従来のLANアダプタのみで正確な
内容コード判定を行う方式では、LANアダプタの負荷
が多大となるという問題があったが、本実施例に係る方
法では、この問題を解消できる。また、従来のプロセッ
サのみで正確な内容コード判定を行う方式では、プロセ
ッサの負荷が多大となるという問題があったが、本実施
例に係る方法では、この問題も解消できる。なお、以上
示した第1〜第4の実施例においては、バス型ネットワ
ークを対象として説明してきたが、本発明はバス型ネッ
トワークに限らず、例えば、リング型等の任意の形態の
ネットワークにおいても実現できる。また、ネットワー
ク上のメッセージの宛先アドレス(DA)として、ブロー
ドキャストアドレスを用いたが、本発明は、DAとし
て、グループアドレスまたは1対1アドレスを用いたと
しても実現可能である。
プタにおいて不正確ではあるが、高速な内容コード判定
を行い、受信メッセージのうちの不要なメッセージの大
部分を排除することができるため、各プロセッサでの正
確な内容コード判定を行う回数を減少させることがで
き、各プロセッサでの受信処理のための負荷を軽減する
ことが可能となる。従来のLANアダプタのみで正確な
内容コード判定を行う方式では、LANアダプタの負荷
が多大となるという問題があったが、本実施例に係る方
法では、この問題を解消できる。また、従来のプロセッ
サのみで正確な内容コード判定を行う方式では、プロセ
ッサの負荷が多大となるという問題があったが、本実施
例に係る方法では、この問題も解消できる。なお、以上
示した第1〜第4の実施例においては、バス型ネットワ
ークを対象として説明してきたが、本発明はバス型ネッ
トワークに限らず、例えば、リング型等の任意の形態の
ネットワークにおいても実現できる。また、ネットワー
ク上のメッセージの宛先アドレス(DA)として、ブロー
ドキャストアドレスを用いたが、本発明は、DAとし
て、グループアドレスまたは1対1アドレスを用いたと
しても実現可能である。
【0025】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、内容コードをグループ化することが可能となり、
アプリケーションで各グループ毎に独立して内容コード
の設定を行ったとしても、グループ間で内容コードの重
複を回避することができ、内容コード設定が容易に行え
る。また、本発明によれば、内容コードに基づく受信メ
ッセージの要否判定を、従来のように内容コード全体で
はなく、内容コードの任意の一部分のみを用いて行うこ
とが可能となるため、より柔軟でかつ効率的な受信メッ
セージの選択が可能になるという顕著な効果を奏するも
のである。更に、本発明によれば、システム内に異なる
機種のプロセッサが混在する場合でも、異機種プロセッ
サ間での内容コードメッセージ通信が可能となる。ま
た、本発明によれば、LANアダプタにおいて高速な内
容コード判定を行い、受信メッセージのうちの不要なメ
ッセージの大部分を排除することが可能となるため、各
プロセッサでの受信処理のための負荷を軽減することが
可能となり、効率的な内容コード判定が実現できるとい
う顕著な効果を奏するものである。
れば、内容コードをグループ化することが可能となり、
アプリケーションで各グループ毎に独立して内容コード
の設定を行ったとしても、グループ間で内容コードの重
複を回避することができ、内容コード設定が容易に行え
る。また、本発明によれば、内容コードに基づく受信メ
ッセージの要否判定を、従来のように内容コード全体で
はなく、内容コードの任意の一部分のみを用いて行うこ
とが可能となるため、より柔軟でかつ効率的な受信メッ
セージの選択が可能になるという顕著な効果を奏するも
のである。更に、本発明によれば、システム内に異なる
機種のプロセッサが混在する場合でも、異機種プロセッ
サ間での内容コードメッセージ通信が可能となる。ま
た、本発明によれば、LANアダプタにおいて高速な内
容コード判定を行い、受信メッセージのうちの不要なメ
ッセージの大部分を排除することが可能となるため、各
プロセッサでの受信処理のための負荷を軽減することが
可能となり、効率的な内容コード判定が実現できるとい
う顕著な効果を奏するものである。
【0026】
【図1】本発明の第1の実施例が適用されるシステムの
全体構成を示す図である。
全体構成を示す図である。
【図2】本発明を実現するプロセッサの内部構成を示す
図である。
図である。
【図3】本発明の第1の実施例のメッセージフォーマッ
トを示す図である。
トを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例の送信処理を説明する図
である。
である。
【図5】本発明の第1の実施例の受信処理を説明する図
である。
である。
【図6】本発明の第2の実施例が適用されるシステムの
全体構成を示す図である。
全体構成を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例のメッセージフォーマッ
トを示す図である。
トを示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図9】本発明の第3の実施例が適用されるシステムの
全体構成を示す図である。
全体構成を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例のメッセージフォーマ
ットを示す図である。
ットを示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例を説明する図である。
【図12】本発明の第4の実施例の要部の構成を示す図
である。
である。
DA:宛先アドレス、SA:発信源アドレス、CC:内
容コード、GID:グループID、LCC:ローカル内
容コード、Data:データ部。
容コード、GID:グループID、LCC:ローカル内
容コード、Data:データ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤瀬 洋 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウエア開発本部内 (72)発明者 竹内 増幸 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウエア開発本部内 (72)発明者 鈴木 仁 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフイスシステム設計開発セ ンタ内
Claims (8)
- 【請求項1】 共通伝送路に接続された複数の処理装置
から構成されるシステムで、共通伝送路上を流れるメッ
セージにその内容を示す内容コードが付加されており、
各処理装置は受信メッセージの内容コードに基づきその
要否を判定するシステムにおいて、前記各処理装置で
は、受信メッセージの内容コードが格納されているエリ
アの任意の部分の内容に基づき、その要否を判定するこ
とを特徴とするメッセージ判別方式。 - 【請求項2】 前記受信メッセージの内容コードに基づ
きその要否を判定するシステムにおいて、メッセージの
内容コードが格納されているエリアを複数のエリアに区
分し、前記各処理装置では、前記区分されたエリア毎の
受信要否判定基準を有し、該判定基準に基づいて受信メ
ッセージの要否判定を行うことを特徴とする請求項1記
載のメッセージ判別方式。 - 【請求項3】 前記受信メッセージの内容コードに基づ
きその要否を判定するシステムにおいて、メッセージの
内容コードが格納されているエリアを複数のエリアに区
分し、前記各処理装置では、事前に定められた順に従っ
て各エリア毎に受信メッセージの要否判定を行うことを
特徴とする請求項2記載のメッセージ判別方式。 - 【請求項4】 前記受信メッセージの内容コードに基づ
きその要否を判定するシステムにおいて、メッセージに
内容コードのほかにそのメッセージの発生源についての
情報を付加し、前記各処理装置は受信メッセージの内容
コードと発生源情報とに基づき受信メッセージの要否を
判定することを特徴とする請求項1記載のメッセージ判
別方式。 - 【請求項5】 前記発生源を示す情報内に少なくとも発
生源処理装置の機種に関する情報を含み、前記各処理装
置では、前記受信メッセージの発生源情報に基づき、受
信メッセージの内容コードについて、自処理装置で処理
可能か否かを判定することを特徴とする請求項4記載の
メッセージ判別方式。 - 【請求項6】 前記受信メッセージの内容コードに基づ
きその要否を判定するシステムにおいて、メッセージの
内容コード部内に内容コードを記述しているコードのコ
ード種別に関する情報を付加し、前記各処理装置は受信
メッセージの内容コードを前記コード種別情報に基づ
き、自処理装置で識別可能なコードに変換することを特
徴とする請求項1記載のメッセージ判別方式。 - 【請求項7】 前記受信メッセージの内容コードに基づ
きその要否を判定するシステムにおいて、前記各処理装
置内に共通伝送路との送受信処理を行う専用のプロセッ
サを設定し、該専用プロセッサと前記処理装置との間で
受信メッセージの要否の判定を分担して行うことを特徴
とする請求項1記載のメッセージ判別方式。 - 【請求項8】 前記専用プロセッサで第一段階の内容コ
ード判定を行って受信メッセージを選択し、該専用プロ
セッサの第一段階内容コード判定により選択されたメッ
セージに対して、前記処理装置で第二段階の内容コード
判定を行い、最終的な受信メッセージを選択することを
特徴とする請求項7記載のメッセージ判別方式。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234672A JPH0573514A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | メツセージ判別方式 |
KR1019920015708A KR930006563A (ko) | 1991-09-13 | 1992-08-31 | 내용 코드에 따른 브로드캐스트 메시지의 네트워크 선택 방식 |
CA002078037A CA2078037A1 (en) | 1991-09-13 | 1992-09-11 | Network selection of broadcast messages based on a content code |
EP19920115606 EP0537481A3 (en) | 1991-09-13 | 1992-09-11 | Network selection of broadcast messages based on a content code |
CN92110567A CN1070498A (zh) | 1991-09-13 | 1992-09-12 | 数据内容代码网络选择广播信息 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234672A JPH0573514A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | メツセージ判別方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573514A true JPH0573514A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16974665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3234672A Pending JPH0573514A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | メツセージ判別方式 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0537481A3 (ja) |
JP (1) | JPH0573514A (ja) |
KR (1) | KR930006563A (ja) |
CN (1) | CN1070498A (ja) |
CA (1) | CA2078037A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3677907B2 (ja) | 1996-12-13 | 2005-08-03 | 株式会社日立製作所 | 情報の送受信方法及びそれを用いたシステム |
WO2008094385A2 (en) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Wms Gaming Inc. | Interoperability of servers and supported electronic gaming machines of different manufacturers |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4486853A (en) * | 1981-04-01 | 1984-12-04 | Telemet American, Inc. | Apparatus for receiving and displaying continuously updated data |
US4870571A (en) * | 1983-05-04 | 1989-09-26 | The Johns Hopkins University | Intercomputer communications based on message broadcasting with receiver selection |
DE69033434T2 (de) * | 1989-07-31 | 2000-08-03 | Hitachi, Ltd. | Datenverarbeitungssystem und Datenübertragungs- und -verarbeitungsverfahren |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP3234672A patent/JPH0573514A/ja active Pending
-
1992
- 1992-08-31 KR KR1019920015708A patent/KR930006563A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-09-11 EP EP19920115606 patent/EP0537481A3/en not_active Withdrawn
- 1992-09-11 CA CA002078037A patent/CA2078037A1/en not_active Abandoned
- 1992-09-12 CN CN92110567A patent/CN1070498A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1070498A (zh) | 1993-03-31 |
CA2078037A1 (en) | 1993-03-14 |
KR930006563A (ko) | 1993-04-21 |
EP0537481A2 (en) | 1993-04-21 |
EP0537481A3 (en) | 1993-08-18 |
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