JP3677656B2

JP3677656B2 - Feed additive for increasing physiological activity and promoting growth and growth of cultured marine fish using effective microorganisms and herbal medicines and method for producing the same

Info

Publication number: JP3677656B2
Application number: JP2002192521A
Authority: JP
Inventors: スムロウ; 寅圭呂; 榮厚金
Original assignee: 株式会社帝宇畜産研究所
Priority date: 2002-03-29
Filing date: 2002-07-01
Publication date: 2005-08-03
Anticipated expiration: 2022-07-01
Also published as: JP2003289814A; KR100350093B1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の飼料添加及びその製造方法に関する。より詳細には、液体糖類、生牛乳、サボテンの実の顆粒、キトサンオリゴ糖、クヌギの木草液、乳酸菌、バチルス（（Bacillus菌）、放線菌、及び、酵母を含む微生物による有効微生物の複合発酵液、光合成菌の発酵液、及び、漢方薬の抽出物を含む飼料添加剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
１９９７年現在、海産魚類養殖の韓国における生産量は３９，１２１トンに増加しており、海産魚類は、人類の蛋白質源としての重要な供給源をなしている。韓国のみならず、日本・中国を含め、最近は米国をはじめとするヨーロッパ等の国々においても、成人病の予防のために食生活の改善の試みがなされており、陸上動物の蛋白質より魚類の蛋白質の優秀性が認定されており、その結果、魚類養殖の生産量・需要量が急増しており、国際社会における魚類養殖の生産性向上が要請されており、その開発競争も激しくなっている。
【０００３】
また、韓国国民の食生活樣式の変化により、海産魚類の需要が急増しており、このような需要の増大に応えるため、養殖による海産魚類の供給が重要になっている。そこで、韓国政府の海洋水産部では、育てる漁業の長期発展計画の中で、魚類養殖のために重点的に投資する計画を立てゝおり、海産魚類の養殖は益々増加する傾向にある。
【０００４】
特に、最近、韓国においては、大規模の臨海工業団地の造成と生活排水の放出とによる沿岸漁場の環境汚染が深刻になり、大規模の赤潮の発生と養殖魚類の疾病の頻発とにより、その生産性は低下する一方である反面、国民経済の発展による高級魚類の需要は益々増加している。
【０００５】
したがって、最先端の養殖法による漁場の拡張と共に、生産性向上のための対策の確立・実行が一層必要になっている。最近、養殖魚類の生産性向上のために多くの研究がなされているが、生命工学的な側面での遺伝子操作法（染色体操作法）による３倍体の生産は未だ実用化の段階に入ってはおらず、成長ホルモンによる成長促進のみは一部商品化され使用されてはいるが、ホルモンの使用は食品としての安全性の問題、さらには、高コスト等の問題により、需要者の関心を得るに至ってはおらない。それ以外に、枸杞（ＬｙｃｉｕｍｃｈｉｎｅｓｅＭｉｌｌ）の実、高麗人蔘、五味子（ＳｃｈｉｚａｎｄａｒａｃｈｉｎｅｎｓｉｓｉＢａｉｌｌ）等の植物性の生藥剤及びカニの皮から抽出したキトサンの飼料添加を利用した生産性の向上等も報告されている。
【０００６】
しかし、養殖に使用されている飼料の殆んどは、未だに、天然から漁獲されたマアジ、サバなどの生飼料をそのまゝ使用したり、生飼料に配合飼料を混合したモイストペレット（ＭＰ）を使用したりしているので、飼料利用の効率性が低いこと及び環境汚染誘発の可能性等の多くの問題を内包しており、このような問題を解決する画期的な飼料の開発は未だに完成しておらない。
【０００７】
したがって、海水魚類の養殖費の５０％以上を占める飼料の量的な面と質的な面での改善を介して、安く高質の飼料の開発が要望されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明に係る目的は、上記の要望に応えることにあり、液体糖蜜、生牛乳、サボテンの実の顆粒、キトサンオリゴ糖、クヌギの木草液、有効微生物の複合発酵液、光合成菌の発酵液、漢方薬の抽出物を含む養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤及びその製造方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前記したような問題点に就いて、鋭意研究を行った結果、有効微生物及び漢方薬の抽出物を使用する添加剤を用いることにより、養殖魚の低酸素に対する耐性増大効果、環境ストレスに対する耐性増大効果、病原性微生物の減少効果、生理活性の増大による活力増大効果、体重増大効果等があることを発見し、本発明を完成した。
【００１０】
本発明の構成は、水、液体糖蜜、生牛乳、サボテンの実の顆粒、キトサンオリゴ糖、クヌギの木草液、有効微生物の複合発酵液、光合成菌の発酵液を、均一に混合攪拌した溶液と、高麗人蔘、当▼帰▲（ＡｎｇｅｌｉｃｅｇｉｇａｓＮａｋａｉ）、川▼弓▲（ＣａｉｄｉｕｍｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＭａｋｉｎｏ）、芍薬（Ｐａｅｏｎｉａａｌｂｉｆｌｏｒａｐａｌｌａｓｖａｒ．ｔｒｉｃｈｏｃａｒｐａＢｕｎｇｅ）、熟地黄（ＲｅｈｍａｎｎｉａｇｌｕｔｉｎｏｓａＬｉｂｏｓｃｈｉｔｚｖａｒ．ｐｕｒｐｕｒｅａＭａｋｉｎｏ）、白朮（ＡｔｒａｃｔｙｌｏｄｅｓｍａｃｒｏｃｅｐｈａｌｅＫｏｉｄｚｕｍｉ）、茯▼令▲（ＰｏｒｉａｃｏｃｏｓＷｏｌｆ．）、黄▼氏▲（ＡｓｔｒａｇａｌｕｓｍｅｍｂｒａｎａｃｅｕｓＢｕｎｇｅ）、肉桂（ＣｉｎｎａｍｏｍｕｍｃａｓｓｉａＢｌｕｍｅ）、甘草（ＧｌｙｃｙｒｒｈｉｚａｕｒａｌｅｎｓｉｓＦｉｓｃｈｅｒｅｔ．ＤｅＣａｎｄｏｌｌｅ）、乾薑（ＺｉｎｇｉｂｅｒｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＲｏｓｃｏｅ）、大棗（ＺｉｚｙｐｈｕｓｊａｊｕｂａＭｉｌｌｅｒＶａｒ．ｉｎｔｅｒｍｉｓＲｅｈｄ．）、陳皮（ＣｉｔｒｕｓｎｏｂｉｌｉｓＭａｋｉｎｏ）、決明子（ＣａｓｓｉａｔｏｒａＬｉｎｎｅ）茶、羌活（ＡｎｇｅｌｉｃａＫｏｒｅａｎａＭａｘｉｍｏｗｉｃｚ）を、水と混合して湯煎（煎ずること）して抽出した漢方薬の抽出物を混合攪拌した後、これを発酵・熟成させた養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤とその製造方法とである。
【００１１】
本発明の構成は、また、水分含有量１２％以下である通常の養殖海産魚類用の配合飼料と前記の養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤とが混合された養殖海産魚類用の粉末の飼料添加剤とである。
【００１２】
本発明の構成は、さらに、通常の養殖海産魚類用の配合飼料と前記の養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤を万遍なく混合攪拌した後、これを眞空包裝し、自動温度調節された発酵貯蔵室内において発酵・熟成し、攪拌しながら、赤外光を使用して、４０〜４５℃において加熱して乾燥して製造した、有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の粉末の飼料添加剤とその製造方法とである。
【００１３】
本発明に係る有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤及びその製造方法を、稍詳細に述べる。
【００１４】
本発明に係る液状の飼料添加剤は、水１５００部（ｖ／ｖ）に対し、液体糖蜜３０−５０部（ｖ／ｖ）、生牛乳３０−５０部（ｖ／ｖ）、サボテンの実の顆粒５−１５部（ｗ／ｖ）、キトサンオリゴ糖３−８部（ｖ／ｖ）、クヌギの木草液２−７部（ｖ／ｖ）、乳酸菌、バチルス（Bacillus）菌、酵母、放線菌を含む有効微生物の複合発酵液（比重１）３５−６５部（ｖ／ｖ）、光合成菌の発酵液（比重１）１０−３０部（ｖ／ｖ）、及び、漢方薬の抽出物８０−１３０部（ｖ／ｖ）の組成比率よりなる。
【００１５】
漢方薬の抽出物は、水２００部（ｖ／ｖ）に高麗人蔘１−３部（ｗ／ｖ）、当▼帰▲（ＡｎｇｅｌｉｃｅｇｉｇａｓＮａｋａｉ）１−３部（ｗ／ｖ）、川▼弓▲（ＣａｉｄｉｕｍｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＭａｋｉｎｏ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、芍薬（Ｐａｅｏｎｉａａｌｂｉｆｌｏｒａｐａｌｌａｓｖａｒ．ｔｒｉｃｈｏｃａｒｐａＢｕｎｇｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、熟地黄（ＲｅｈｍａｎｎｉａｇｌｕｔｉｎｏｓａＬｉｂｏｓｃｈｉｔｚｖａｒ．ｐｕｒｐｕｒｅａＭａｋｉｎｏ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、白朮（ＡｔｒａｃｔｙｌｏｄｅｓｍａｃｒｏｃｅｐｈａｌｅＫｏｉｄｚｕｍｉ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、茯▼令▲（ＰｏｒｉａｃｏｃｏｓＷｏｌｆ．）０．５−２部（ｗ／ｖ）、黄▼氏▲（ＡｓｔｒａｇａｌｕｓｍｅｍｂｒａｎａｃｅｕｓＢｕｎｇｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、肉桂（ＣｉｎｎａｍｏｍｕｍｃａｓｓｉａＢｌｕｍｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、甘草（ＧｌｙｃｙｒｒｈｉｚａｕｒａｌｅｎｓｉｓＦｉｓｃｈｅｒｅｔ．ＤｅＣａｎｄｏｌｌｅ）１−３部（ｗ／ｖ）、乾薑（ＺｉｎｇｉｂｅｒｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＲｏｓｃｏｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、大棗（ＺｉｚｙｐｈｕｓｊａｊｕｂａＭｉｌｌｅｒＶａｒ．ｉｎｔｅｒｍｉｓＲｅｈｄ．）１−３部（ｗ／ｖ）、陳皮（ＣｉｔｒｕｓｎｏｂｉｌｉｓＭａｋｉｎｏ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、決明子（ＣａｓｓｉａｔｏｒａＬｉｎｎｅ）茶（実）１−４部（ｗ／ｖ）、羌活（ＡｎｇｅｌｉｃａＫｏｒｅａｎａＭａｘｉｍｏｗｉｃｚ）０．５−２部（ｗ／ｖ）から、湯煎（煎ずること）して抽出して得たものである。
【００１６】
本発明に係る有効微生物の複合発酵液は、蒸溜水に２％の牛乳と２％の糖蜜とを添加し、８０℃において４０分間攪拌・加熱して殺菌した培地に、下記▲１▼〜▲４▼に示すように、純粹培養された乳酸菌の培養液０．３％、酵母の培養液０．１％、放線菌の培養液０．０１％、バチルス（Bacillus）菌の培養液０．１％を加え、空気に接しない状態において、３５℃において１５０時間培養したものである。
【００１７】
こゝで、上記した▲１▼〜▲４▼の工程は、▲１▼乳酸菌の培養液としては、牛乳に３％の糖蜜を添加し８０℃において４０分間攪拌加熱して殺菌した液体培地に乳酸菌を接種・密封し、４０℃において２０時間培養したものを使用した。こゝで、前記乳酸菌には特別の制限はないが、公知のストレプトコッカスラクティス（Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓｌａｃｔｉｓ）またはラクトバチルス（Bacillus）ブルガリクス（Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓｂｕｌｇａｒｉｃｕｓ）を用いることが適切である。▲２▼前記酵母の培養液としては、蒸溜水に１０％の糖蜜と１０％のビールとを添加して殺菌した液体培地に酵母を接種し密封した後、３５℃において２０時間培養したものを使用した。こゝで、酵母には特別の制限はないが、公知のサカロマイセスセレビジエ（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓｃｅｒｅｖｉｓｉａｅ）またはカンヂダセイク（Ｃａｎｄｉｄａｓａｋｅ）を用いることが適切である。▲３▼バチルス（Bacillus）菌の培養液としては、蒸溜水に５％の豆腐と１０％の玄米食酢とを加え、３時間放置して煮沸した後、室温において冷却濾過したものに１％の糖蜜と０．５％の食塩を添加して、ｐＨ７．０〜７．４になるように調整して殺菌した液体培地にバチルス（Bacillus）菌を接種し３５℃において８０時間微好気条件下において攪拌培養したものを用いる。こゝで、バチルス（Bacillus）菌には特別の制限はないが、公知の枯草菌（バチルス（Bacillus）サブチルリス）（Ｂａｃｉｌｌｕｓｓｕｂｔｉｌｉｓ）または納豆菌（バチルス（Bacillus）ナット）（Ｂａｃｉｌｌｕｓｎａｔｔｏ）を用いることが適切である。▲４▼放線菌の培養液としては、蒸溜水に１０％のカニの皮と３％のジャガイモとを加えて煮沸した後、室温において冷却濾過したものに１％の糖蜜と０．５％の食塩とを添加してｐＨ７．０〜７．２になるように調整して殺菌した液体培地に放線菌を接種し３５℃において１５０時間通気條件下において攪拌培養したものを用いる。こゝで、放線菌には特別の制限はないが、ストレプトマイセスグリシー（Ｓｔｒｅｐｔｏｍｙｃｅｓｇｒｉｓｅｕｓ）を用いることが適切である。
【００１８】
本発明に用いられた前記微生物は、公知の微生物であり、通常の分離同定方法により分離同定されたものを使用するか、または、市販品を購買して使用することができる。
【００１９】
本発明に係る有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用液状の飼料添加剤の製造工程を下記に述べる。
【００２０】
水１５００部（ｖ／ｖ）に対し、液体糖蜜３０−５０部（ｖ／ｖ）、生牛乳３０−５０部（ｖ／ｖ）、サボテンの実の顆粒５−１５部（ｗ／ｖ）、キトサンオリゴ糖３−８部（ｖ／ｖ）、クヌギの木草液２−７部（ｖ／ｖ）、乳酸菌、バチルス（Bacillus）菌、酵母、放線菌を含む有効微生物の複合発酵液（比重１）３５−６５部（ｖ／ｖ）と、光合成菌（３．０×１０^３ｃｆｕ／ｇ）の発酵液（比重１）１０−３０部（ｖ／ｖ）とを均一に混合攪拌して、有効微生物含有の原料混合溶液１６１５−１７２５部（ｖ／ｖ）を得た。
【００２１】
これとは別の漢方薬の抽出物を得るために、水２００部（ｖ／ｖ）に対し高麗人蔘１−３部（ｗ／ｖ）、当▼帰▲（ＡｎｇｅｌｉｃｅｇｉｇａｓＮａｋａｉ）１−３部（ｗ／ｖ）、川▼弓▲（ＣａｉｄｉｕｍｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＭａｋｉｎｏ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、芍薬（Ｐａｅｏｎｉａａｌｂｉｆｌｏｒａｐａｌｌａｓｖａｒ．ｔｒｉｃｈｏｃａｒｐａＢｕｎｇｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、熟地黄（ＲｅｈｍａｎｎｉａｇｌｕｔｉｎｏｓａＬｉｂｏｓｃｈｉｔｚｖａｒ．ｐｕｒｐｕｒｅａＭａｋｉｎｏ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、白朮（ＡｔｒａｃｔｙｌｏｄｅｓｍａｃｒｏｃｅｐｈａｌｅＫｏｉｄｚｕｍｉ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、茯▼令▲（ＰｏｒｉａｃｏｃｏｓＷｏｌｆ．）０．５−２部（ｗ／ｖ）、黄▼氏▲（ＡｓｔｒａｇａｌｕｓｍｅｍｂｒａｎａｃｅｕｓＢｕｎｇｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、肉桂（ＣｉｎｎａｍｏｍｕｍｃａｓｓｉａＢｌｕｍｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、甘草（ＧｌｙｃｙｒｒｈｉｚａｕｒａｌｅｎｓｉｓＦｉｓｃｈｅｒｅｔ．ＤｅＣａｎｄｏｌｌｅ）１−３部（ｗ／ｖ）、乾薑（ＺｉｎｇｉｂｅｒｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＲｏｓｃｏｅ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、大棗（ＺｉｚｙｐｈｕｓｊａｊｕｂａＭｉｌｌｅｒＶａｒ．ｉｎｔｅｒｍｉｓＲｅｈｄ．）１−３部（ｗ／ｖ）、陳皮（ＣｉｔｒｕｓｎｏｂｉｌｉｓＭａｋｉｎｏ）０．５−２部（ｗ／ｖ）、決明子（ＣａｓｓｉａｔｏｒａＬｉｎｎｅ）茶（実）１−４部（ｗ／ｖ）、羌活（ＡｎｇｅｌｉｃａＫｏｒｅａｎａＭａｘｉｍｏｗｉｃｚ）０．５−２部（ｗ／ｖ）を加えて混合した後、１０時間以上湯煎（煎ずること）して８０−１３０部（ｖ／ｖ）になるようにした後、室温において冷却した。
【００２２】
こゝで、前記有効微生物の複合発酵液は、蒸溜水に２％の牛乳と２％の糖蜜とを加え、８０℃において４０分間攪拌・加熱し殺菌した培地に、▲１▼牛乳の中に３％の糖蜜を添加し８０℃において４０分間攪拌・加熱し殺菌した液体培地に乳酸菌、好ましくはストレプトコッカスラクティスまたはラクトバチルス（Bacillus）ブルガリクスを接種し、密封した後４０℃において２０時間培養した乳酸菌の培養液０．３％と、▲２▼蒸溜水に１０％の糖蜜と１０％のビールとを添加して殺菌した液体培地に酵母、好ましくはサカロマイセスセレビジエまたはカンヂダセイクを接種して密封した後、３５℃において２０時間培養した酵母の培養液０．１％と、▲３▼蒸溜水に５％の豆腐と１０％の玄米食酢とを加え３時間放置して煮沸した後、室温において冷却濾過したものに１％の糖蜜と０．５％の食塩とを添加しｐＨ７．０〜７．４になるように調整して殺菌した液体培地に、バチルス（Bacillus）菌、好ましくは枯草菌または納豆菌を接種し、３５℃において８０時間微好気條件下において攪拌培養したバチルス（Bacillus）菌の培養液０．０１％と、▲４▼蒸溜水に１０％のカニの皮と３％のジャガイモとを加えて煮沸した後、室温において冷却濾過したものに１％の糖蜜と０．５％の食塩とを添加してｐＨ７．０〜７．２になるように調整して殺菌した液体培地に、放線菌、好ましくはストレプトマイセスグリシーを接種し３５℃において１５０時間通気の條件下で攪拌培養した放線菌の培養液０．０１％をそれぞれ添加して密封した後３５℃において１５０時間培養して製造した。
【００２３】
また、前記光合成菌の発酵液は、蒸溜水に５０％の魚の内臟と１０％の海草とを加えて煮沸した後、室温において冷却濾過したものをｐＨ６．８〜７．２になるように調整して殺菌した液体培地に光合成菌、好ましくはロドシュドモナススペリオデスを加えて密封し４０℃において２００時間螢光照明條件下において培養して製造する。
【００２４】
このようにして得られた前記有効微生物含有の原料混合溶液１６１５−１７２５部（ｖ／ｖ）と前記漢方薬の抽出物８０−１３０部（ｖ／ｖ）とを２時間混合攪拌した後、これを２０〜３５℃において５日毎に１時間ずつ攪拌混合を実施しながら、３５〜４０日間保管し、薄い漢方薬香を発し、色が薄い朱紅黒褐色を呈する状態になるように発酵・熟成させて有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤を製造した。
【００２５】
このようにして製造された本発明に係る有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤は、密閉された容器に入れて直射光線を避けて日陰に保管する。密閉された容器に保管された本発明に係る養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤は約１２ヶ月間使用可能である。保管容器を開放した後は、なるべく早く使用することが望ましく、使用後殘った液状飼料添加剤は必ず密封して保管することが適切である。
【００２６】
本発明に係る有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用粉末の飼料添加剤の組成とその製造方法とについて下記する。
【００２７】
前記粉末の飼料添加剤は、水分含有量１２％以下である通常の養殖海産魚類用の配合飼料４００部（ｗ／ｖ）に対し本発明に係る液状の飼料添加剤７０−９０部（ｖ／ｖ）を含む組成比率よりなる。
【００２８】
本発明に係る有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用粉末の飼料添加剤の製造工程を下記する。
【００２９】
水分含有量１２％以下の通常の養殖海産魚類用配合飼料４００部（ｗ／ｖ）を攪拌し、
本発明に係る液状飼料添加剤７０−９０部（ｖ／ｖ）を、攪拌中の魚類養殖用の配合飼料に、万遍なく噴射して、配合飼料の水分含有量が２５〜２８％になるようにし、
得られた水分含有量２５〜２８％の魚類養殖用の配合飼料を眞空包裝した後、３５〜４５℃に調整された自動温度調整の発酵貯蔵室にいれて、
微生物の増殖と相互に発酵作用を促進し、物質間の生育を増進させるために５０〜５５日間一定の温度を維持し、煮干魚臭と酸芳臭と酒精臭とを発して、粉末の色が黒褐色を呈するように混合し、発酵・熟成させ、
発酵熟成された粉末を、水分含有量が１５％以下になるまで攪拌しながら赤外光を使用して４０〜４５℃に加熱して乾燥させて製造する。
【００３０】
このようにして製造した有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の粉末の飼料添加剤は、適当量に眞空包裝を行った後、通風の良い日陰に保管する。密閉保管された本発明に係る粉末の飼料添加剤は約１２ヶ月間使用可能である。袋を開封した後は、なるべく早く使用することが望ましく、使用後殘った本発明に係る粉末の飼料添加剤は密封して保管することが望ましく、寧ろ必要である。
【００３１】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を参照して、本発明の実施の形態に係る飼料添加剤とその製造方法とを、詳細に説明する。しかし、本発明は、此処に述べる実施例の記載により、何等、制限を受けるものではない。
【００３２】
実施例１液状の飼料添加剤の製造
第１工程有効微生物含有の原料混合溶液の製造工程
図１参照
１．直径が６０〜７０ｍｍであり蓋を有する容量２０００リットルのプラスチック容器に消毒藥品が添加されてない生水（飮める水）１５００リットルを入れる。
２．液体糖蜜４０リットルを加えて混合攪拌する。
３．新鮮な生牛乳４０リットルを加えて混合攪拌する。
４．サボテンの実の顆粒１０ｋｇを加えて混合攪拌する。
５．キトサンオリゴ糖の液状体６リットルを加えて混合攪拌する。
６．クヌギの木草液の液状体５リットルを加えて混合攪拌する。
７．乳酸菌（４．１×１０^３ｃｆｕ／ｇ）、バチルス（Bacillus）菌（１．５×１０^２ｃｆｕ／ｇ）、酵母（２．０×１０^２ｃｆｕ／ｇ）、放線菌を含む微生物による有効微生物の複合発酵液（比重１）５０リットルを加えて混合攪拌する。
８．光合成菌の発酵液（３．０×１０^３ｃｆｕ／ｇ）２０リットルを加えて混合攪拌し、有効微生物を含有する原料混合溶液１６７１リットルを製造した
【００３３】
前記有効微生物の複合発酵液は、蒸溜水に２％の牛乳と２％の糖蜜とを加えて８０℃において４０分間攪拌・加熱して殺菌した培地に、▲１▼牛乳に３％の糖蜜を添加して８０℃において４０分間攪拌・加熱して殺菌した液体培地にストレプトコッカスラクティスまたはラクトバチルス（Bacillus）ブルガリクスを接種して密封した後４０℃において２０時間培養した乳酸菌の培養液０．３％と、▲２▼蒸溜水に１０％の糖蜜と１０％のビールとを添加して殺菌した液体培地にサカロマイセスセレビジエまたはカンヂダセイクを接種して密封した後、３５℃において２０時間培養した酵母の培養液０．１％と、▲３▼蒸溜水に５％の豆腐と１０％の玄米食酢とを加えて３時間放置して煮沸した後、室温において冷却濾過したものに１％の糖蜜と０．５％の食塩とを添加してｐＨ７．０〜７．４になるように調整して殺菌した液体培地に枯草菌または納豆菌を接種して３５℃において８０時間微好気條件下において攪拌培養したバチルス（Bacillus）菌の培養液０．０１％と、▲４▼蒸溜水に１０％のカニの皮と３％のジャガイモとを加えて煮沸した後、室温において冷却濾過したものに１％の糖蜜と０．５％の食塩とを添加してｐＨ７．０〜７．２になるように調整して殺菌した液体培地にストレプトマイセスグリシーを接種し３５℃において１５０時間、通気條件下において攪拌培養した放線菌の培養液０．０１％を加えて密封し３５℃において１５０時間培養して製造した。
【００３４】
また、前記光合成菌の発酵液は、蒸溜水に５０％の魚の内臟と１０％の海草とを加えて煮沸した後、室温において冷却濾過したものをｐＨ６．８〜７．２になるように調整して殺菌した液体培地にロドシュドモナススペリオデスを加えて密封し、４０℃において２００時間螢光照明條件下において培養し製造した。
【００３５】
第２工程漢方薬の抽出物及び発酵熟成の工程
図２参照
１．乾燥された漢方薬として高麗人蔘２．１部（ｗ／ｖ）と、当▼帰▲（ＡｎｇｅｌｉｃｅｇｉｇａｓＮａｋａｉ）２部（ｗ／ｖ）と、川▼弓▲（ＣａｉｄｉｕｍｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＭａｋｉｎｏ）１部（ｗ／ｖ）と、芍薬（Ｐａｅｏｎｉａａｌｂｉｆｌｏｒａｐａｌｌａｓｖａｒ．ｔｒｉｃｈｏｃａｒｐａＢｕｎｇｅ）１部（ｗ／ｖ）と、熟地黄（ＲｅｈｍａｎｎｉａｇｌｕｔｉｎｏｓａＬｉｂｏｓｃｈｉｔｚｖａｒ．ｐｕｒｐｕｒｅａＭａｋｉｎｏ）１部（ｗ／ｖ）と、白朮（ＡｔｒａｃｔｙｌｏｄｅｓｍａｃｒｏｃｅｐｈａｌｅＫｏｉｄｚｕｍｉ）１部（ｗ／ｖ）と、茯▼令▲（ＰｏｒｉａｃｏｃｏｓＷｏｌｆ．）１部（ｗ／ｖ）と、黄▼氏▲（ＡｓｔｒａｇａｌｕｓｍｅｍｂｒａｎａｃｅｕｓＢｕｎｇｅ）１部（ｗ／ｖ）と、肉桂（ＣｉｎｎａｍｏｍｕｍｃａｓｓｉａＢｌｕｍｅ）１部（ｗ／ｖ）と、甘草（ＧｌｙｃｙｒｒｈｉｚａｕｒａｌｅｎｓｉｓＦｉｓｃｈｅｒｅｔ．ＤｅＣａｎｄｏｌｌｅ）２部（ｗ／ｖ）と、乾薑（ＺｉｎｇｉｂｅｒｏｆｆｉｃｉｎａｌｅＲｏｓｃｏｅ）１部（ｗ／ｖ）と、大棗（ＺｉｚｙｐｈｕｓｊａｊｕｂａＭｉｌｌｅｒＶａｒ．ｉｎｔｅｒｍｉｓＲｅｈｄ．）２部（ｗ／ｖ）と、陳皮（ＣｉｔｒｕｓｎｏｂｉｌｉｓＭａｋｉｎｏ）１部（ｗ／ｖ）と、決明子（ＣａｓｓｉａｔｏｒａＬｉｎｎｅ）茶（実）３部（ｗ／ｖ）と、羌活（ＡｎｇｅｌｉｃａＫｏｒｅａｎａＭａｘｉｍｏｗｉｃｚ）１部（ｗ／ｖ）とを２００リットルの清水に注入して混合する。
２．製品を湯煎器（その中で物を煎ずる器）に入れて１０時間以上湯煎（煎ずること）して１００リットルになるように調整した後、室温において冷却して漢方薬の抽出物を製造する。
３．製造された漢方薬の抽出物１００リットルと第１工程において作られた有効微生物含有の原料混合液１６７１リットルとをプラスチック容器に入れて２時間混合攪拌する。
４．得られた原料混合液と漢方薬の抽出物の混合溶液１７７１リットルとを２０〜３５℃に保持された発酵室の中で５日毎に１時間ずつ攪拌混合を行いながら、３５〜４０日間保管し、薄い漢方薬香を発し、色が薄い朱紅黒褐色を呈する状態になるように発酵・熟成させ、有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の液状の飼料添加剤（「魚力泉」と命名し、以下、「魚力泉」と言う。）を製造した。
【００３６】
実施例２粉末の飼料添加剤の製造
図３参照
１．韓国の海水養殖水産業協同組合が製造販賣する魚類養殖用の配合飼料であるマリンピア（商品名であり、水分含有量は１２％以下である。）４００ｋｇを回転中の開放型の電動攪拌機（回転速度は７０〜８０／ｍｉｎであり、容量は６００リットルである。）に投入する。
２．プラスチックの貯蔵容器に満たされている魚力泉７０−９０リットルを、電動噴射機（ポンプ出力１Ｈｐ）を使用して、攪拌機中の魚類養殖用の配合飼料に万遍なく噴射し、水分含有量が２５〜２８％になるようにした後、混合攪拌する。
３．これを４０ｋｇ収容可能のビニール袋に入れて、シリング包裝機を使用して眞空包裝した後、３５〜４５℃に調整された自動温度調整の発酵貯蔵室に入れる。
４．微生物の増殖を促進し、複数の微生物相互の発酵作用を促進し、また、物質間の生育状態を増進させるために、５０〜５５日間一定の温度（例えば３５〜４５℃）を維持し、煮干魚臭と酸芳臭と酒精臭とが発し、粉末の色が黒黒褐色を呈する状態になるように混合発酵・熟成させる。
５．発酵・熟成させた粉末約３００〜４００ｋｇを、電動攪拌機に投入し、水分含有量１５％以下になるまで攪拌しながら赤外線電灯等を使用して、４０〜４５℃に加熱して乾燥し、有効微生物及び漢方薬を使用した養殖海産魚類用の粉末の飼料添加剤（「韓方泉」と命名し、以下、「韓方泉」と言う。）を製造した。
【００３７】
試験例１魚力泉及び韓方泉の成分組成の試験
１．漢方薬の主要成分及び主要生理活性物質の分析
韓方泉に添加された漢方薬の主要成分を分析し、魚力泉と韓方泉との主要生理活性物質を分析し、その結果を表１と表２とに示した。分析は韓国の国家共認試験檢査機関である株式会社科学技術分析センターに依託した。韓方泉に添加された漢方薬の主要成分の分析結果を表１に示す。
【表１】

なお、魚力泉に含まれているグリシリジンは甘草（ＧｌｙｃｙｒｒｈｉｚａｕｒａｌｅｎｓｉｓＦｉｓｃｈｅｒｅｔ．ＤｅＣａｎｄｏｌｌｅ）の主成分であり、抗癌効果、解毒及び生理活性の作用を有する。フラボノイドは酸化作用を抑制すると共に肉質の着色に関する物質として濟州産サボテンの実のエキスから抽出した。キトサンは抗菌効果のような多樣な生理作用を示すことが知られている成分であり、酢酸はクヌギの木から抽出された木草液を添加した。韓方泉及び魚力泉の主要生理活性物質の分析結果を表２に示す。
【表２】

【００３８】
２．魚力泉、韓方泉及びマリンピアの構成々成分の比較試験
表３・４・５参照
韓方泉、魚力泉及びマリンピアの構成成分を比較するために、株式会社科学技術分析センターに成分分析を依託し、その分析結果を表３〜７に示した。
なお、韓方泉はマリンピアに魚力泉を添加して発酵させたものであり、総体的には、蛋白質、脂肪、灰分、炭水化物及び無機物に関しては、概ねマリンピア飼料と同一である。マリンピアが含まれていない魚力泉は、その殆んどが水分よりなり、炭水化物と鉄とが少量含まれている（表３参照）。韓方泉、魚力泉及びマリンピアの構成成分を表３に示す。
【表３】

アミノ酸の組成は、マリンピアが１００ｇ当たり３．７７ｇであり、韓方泉が１００ｇ当たり３．９７ｇであり、魚力泉が１００ｇ当たり１６７．４９ｐｐｍであり、マリンピアと韓方泉とのアミノ酸の成分には大きな差は見られなかった（表４参照）。しかし、韓方泉の遊離アミノ酸の成分はマリンピアに比べ、３倍以上の非常に高い値を示した（表５参照）。マリンピア、韓方泉、及び、魚力泉のアミノ酸組成を表４に示す。
【表４】

また、マリンピア、韓方泉及び魚力泉遊離アミノ酸の成分の組成を表５に示す。
【表５】

【００３９】
表６参照
ビタミン分析結果を表６に示した。その結果、ビタミンの全体量は減少した。しかし、代射エネルギ及び疾病に対する抵抗力に関与するビタミンＢ_２の量が増加し、葉酸及びコリンも増加する傾向を示した。マリンピア、韓方泉及び魚力泉のビタミン組成を表６に示す。
【表６】

【００４０】
表７参照
脂肪酸の組成は魚力泉においては、殆んどが短い鎖の低級脂肪酸であった（表７参照）。このような魚力泉の脂肪酸は、生体膜での流動性を増進させ体内での生理的な機能に関与することができる。マリンピア、韓方泉及び魚力泉の脂肪酸
組成を表７に示す。
【表７】

【００４１】
３．韓方泉と魚力泉との微生物成分
韓方泉と魚力泉とに含まれている有効微生物の組成を調べるために、株式会社科学技術分析センターに分析を依託し、その結果を表８に示した。
【表８】

総細菌数は、韓方泉が５．６×１０^８ｃｆｕ／ｇであり、魚力泉は３．０×１０^８ｃｆｕ／ｇであった（表８参照）。
【００４２】
また、魚力泉及び韓方泉から単離された有効微生物の顕微鏡写真を図４〜１３に示した。
【００４３】
試験例２魚力泉及び韓方泉を添加したことによる海産魚類の生理活性に及ぼす影響の試験
図１４〜３０参照
１．魚力泉及び韓方泉を添加したことによるヒラメの成長変化の実験
成長変化の実験は、マアジ、サバが主な材料である生飼料に魚力泉及び韓方泉を添加しておらない対照区（比較例）と、生飼料に魚力泉及び韓方泉の混合剤を生飼料重量に対して、各々、０．３％、０．６％、及び、０．９％を添加した三つの実験区（実施例）とに分けて行った。評値項目は、月別に測定した魚の全長（体長）と体重との変化を採用した。その結果、魚の全長（体長）は魚力泉及び韓方泉混合剤を添加して６ヶ月飼育した後からの成長の差を示してある。１月では、０．６％添加区（実施例）が３１．３ｃｍと最も高い成長率を達成している。対照区（比較例）では２９．６ｃｍと最も低い成長を示してある。０．６％添加区（実施例）では、対照区（比較例）に比べ約６％の全長の増加の結果を示した（図１４参照）。
【００４４】
体重では、０．３％の添加区（実施例）で最も高い３７５．８ｇを達成している。そして、０．６％添加区（実施例）、０．９％添加区（実施例）、対照区（比較例）の順に低下している。０．３％添加区（実施例）では、対照区（比較例）に比べて約１５％の体重の増加を実現している（図１５参照）。肥満度は、添加区（実施例）と対照区（比較例）とで、有意な差はなかったが、魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加区（実施例）が対照区（比較例）に比べて高い値を示した（図１６参照）。
【００４５】
２．魚力泉及び韓方泉を添加したことによるヒラメの生存に及ぼす影響の実験
養殖の途中、１１月に、リンホシスチスの感染が発生した。この時期の生存率は図１７に示すとおりである。対照区（比較例）では、リンホシスチスによる大量の死亡が発生し、１ヶ月間に３７４尾の死亡が発生した。魚力泉及び韓方泉の混合剤を０．３％添加した０．３％添加区（実施例）では２４３尾が、０．６％添加した０．６％添加区（実施例）では１４８尾が、０．９％添加した０．９％添加区（実施例）では５５尾の死亡が、それぞれ、発生した。以上の結果に示すように、リンホシスチスの発生による死亡率は魚力泉及び韓方泉の混合剤の濃度が増加するほど死亡率が低くなる。
反面、疾病の発生が沈静した後の１ヶ月間の死亡数は、図１８に示すとおりである。対照区（比較例）では６７尾、０．３％添加区（実施例）及び０．６％添加区（実施例）では７２尾、０．９％添加区（実施例）では５７尾の死亡数が発生し、疾病の発生が沈静した後の安定した状態での死亡率は全ての実験区で有意な差は示されなかった。
【００４６】
３．魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加したことによるヒラメの低酸素の環境に対する生理活性の変化の実験
魚力泉及び韓方泉の混合剤の投与によるヒラメの肝重量指数は、０．３％添加区（実施例）で最も高い値を示し、０．６％添加区（実施例）でも、対照区（比較例）に比べ有意に高い値を表した（Ｐ＜０．０５、図１９参照）。この結果から、魚力泉及び韓方泉の混合剤の使用により肝重量が増加することが示され、肝臓活性の増大効果があることが推測される。
しかし、肝細胞内の蛋白質量は対照区（比較例）が最も高い値を表した（図２０参照）。これは魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加区（実施例）では対照区（比較例）とは別の肝臓内作用があることにより、肝臓から合成された蛋白質の分泌を促進していることを示唆している。
【００４７】
一方、魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加区（実施例）での赤血球数は０．６％添加区（実施例）で有意に高い値を示し、約４０％増加した（図２１参照）。赤血球の増加は魚類の活力増大と直結される調査項目であり、酸素運搬能力の上昇が期待される。酸素運搬能力の上昇は養殖魚類の輸送によるストレスを減少する効果を有し、魚体の活力を増大させる事ができる。
魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加により、赤血球数の増加と共に、赤血球の面積も増加する傾向を示した（図２２参照）。こゝで、注目すべきことは、赤血球数での差が見られなかった０．３％添加区（実施例）及び０．９％添加区（実施例）での赤血球面積が増加したという事実である。赤血球の容積比においても類似な傾向を示し魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加により増加する結果を示した（図２３参照）。
【００４８】
以上の結果により、魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加区（実施例）は対照区（比較例）に比べ、低酸素に対する耐性が大きいことが判る。したがって、本実験では、実際に空気中での魚類露出による生存時間を調べて低酸素に対する耐性を調査した。その結果は図２４に表したように、０．６％添加区（実施例）で最も長時間生存し、その次が０．３％添加区（実施例）であり、更に次が０．９％添加区（実施例）の順であった。このような結果で魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加は低酸素に対する耐性の増大を齎すことが言える。
【００４９】
４．魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加したことによるヒラメの肝機能の変化の実験
肝機能は健康度の指標として人体でもよく利用される項目である。本実験では、基本的な血中の蛋白質、肝機能を測定する指標であるＧＯＴ及びＧＰＴを測定し肝機能の差を分析した。
その結果、血中の蛋白質は魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加区（実施例）において全ての対照区（比較例）に比べて高い値を示した（図２５参照）。血中蛋白質の増加は肝機能の活性が高いことを意味することであり、０．６％添加区（実施例）において最も高かった。
【００５０】
ＧＯＴはその逆であり、０．６％添加区（実施例）においては１４．２４カルメン（ｋａｒｍｅｎ）／ｍｌ（最も低い値）であり、０．３％添加区（実施例）においても対照区（比較例）に比べ有意に低い値を示した（図２６参照）。このような結果からも０．６％添加区（実施例）において最も高い肝機能を示していることが言える。
【００５１】
一方、ＧＰＴに就いては、対照区（比較例）と０．３％添加区（実施例）とでは活性の検出がなく、０．６％添加区（実施例）で０．３１カルメン／ｍｌを示した（図２７参照）。この結果は、極めて例外的な現象であり、このことは使用したＧＰＴ検出キット（ｋｉｔｓ）がヒト用であるための可能性があるため、より正確な生理活性の変化に就いては、さらに具体的で詳細な檢討が行われるべきであるが、以上の結果を綜合的に判断すると、全体に０．６％添加区（実施例）が他の実験区に比べ肝機能において高い活性を示していると思われる。
【００５２】
５．魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加したことによるヒラメのＳＯＤ及びＣＡＴの活性変化の実験
活性酸素とは酸素を含む反応性が高い化學物質を意味する。狭義では、スーパーオキシド陰イオンラジカル（ｓｕｐｅｒｏｘｉｄｅａｎｉｏｎｒａｄｉｃａｌ）（・Ｏ_２ ⁻またはＯ_２ ⁻）、過酸化水素（Ｈ_２Ｏ_２）、ヒドロキシルラジカル（ｈｙｄｒｏｘｙｌｒａｄｉｃａｌ）（・ＯＨ）等を含んでいる。このような活性酸素はストレスにより生成され、遺伝子の変異など種々な生理的悪影響を及ぼすことが知られている。活性酸素の沮害作用を避けるために生体内では肝臓からＳＯＤ（ｓｕｐｅｒｏｘｉｄｄｉｓｍｕｔａｓｅ）及びＣＡＴ（ｃａｔａｌａｓｅ）のような酵素を生成分泌する。したがって、本実験では生理的な防禦作用をなすＳＯＤ及びＣＡＴの活性を測定した。
その結果、ＳＯＤは０．６％添加区（実施例）において最も高い活性が見られた（図２８参照）。これは生体内で発生するスーパーオキシド陰イオンラジカル（・Ｏ_２ ⁻またはＯ_２ ⁻）を過酸化水素（Ｈ_２Ｏ_２）に変える機能を有し、有害な化學物質を無毒化する一連の過程を促進することを示している。
また、ＣＡＴは０．３％添加区（実施例）及び０．６％添加区（実施例）において高い値を示し、ＳＯＤにより生成された過酸化水素を無毒な水に転換させる過程を促進することができることを示唆している（図２９参照）。
以上の結果を要約すると、魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加により有害な活性酸素から魚体を防禦する機能の向上が期待でき、このような防禦のメカニズムは環境からのストレスに対し、より強い魚類の生産を齎すことである。
【００５３】
６．魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加したことによるヒラメ用生飼料の中の病原性微生物の変化実験
養殖場で使用されている生飼料の殆んどは輸入に依存しており、その管理状態により生産量及び魚体の健康に大きな影響を及ぼす。また、生飼料中にも病原性微生物が多量に含まれており、それ自体が疾病を誘発する原因と思われている。したがって、本実験では、魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加して製造したモイストペレット（ＭＰ）飼料での代表的な病原性微生物の３種の数を把握し汚染源の減少効果について調査した。
その結果、表９に示したように、一般の市販飼料を添加して作った生飼料（対照区）では多量のエドワドシエラタルダ（Ｅｄｗａｒｄｓｉｅｌｌａｔａｒｄａ）、ビブリオアンギィルラルム（Ｖｉｂｒｉｏａｎｇｕｉｌｌａｒｕｍ）及びストレブトコクススビシス（ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓｓｐ．）が検出された。こゝで、魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加した結果、０．３％添加区（実施例）では、各対照区（比較例）の２％、３５．９％及び５０％の水準まで減少する結果を得た。０．６％添加区（実施例）では１％、１３％及び３９．６％まで減少し、０．９％添加区（実施例）では３６．４％、３０．３％及び３１．０％まで減少した。以上の結果から、魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加は生理活性の増大だけでなく、飼料の質的な面での改善にも効果があることが判る。魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加したことによる生飼料の中の病原性微生物相の変化を表９に示す。
【表９】

【００５４】
７．魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加したことによる流水式及び循環濾過式の養殖水槽にての環境変化の実験
流水式の養殖場での魚力泉及び韓方泉の混合剤使用による水質変化は表１０と表１１とにそれぞれ示した。その結果、有効微生物が含まれている魚力泉及び韓方泉の混合剤使用による水質の変化はないと判断された。循環濾過式の水槽に魚力泉を１％添加して水質に及ぼす影響を觀察した結果は図３０に示した。その結果、飼育水内の窒素及びリンの組成は対照区（比較例）と有意の差を示さなかった。以上の事実から魚力泉及び韓方泉の混合剤の添加による水質の大きな変化はないことが判る。但し、魚力泉及び韓方泉の混合剤には種々な嫌気性の、又は、好気性の細菌が多量に含まれており、循環濾過式の水質改善に効果を発揮する可能性はあると思われる。流水式の養殖水槽内での水質変化を表１０に示す。
【表１０】

また流水式の養殖場の排出水での水質変化を表１１に示す。
【表１１】

【００５５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る添加剤が添加された飼料（有効微生物及び漢方薬を用いた養殖海産魚類の生理活性増大・成長発育促進用の飼料添加剤）を用いて養殖することにより得られる効果は次のとおりである。
▲１▼養殖魚の運搬過程で発生する低酸素に対する耐性の増大効果があり、活魚運搬が容易であること
▲２▼生体内の抗酸化酵素の増大を齎し、環境ストレスに対する耐性増大効果があり、活魚運搬及び飼育時ストレスの減少を齎し、活力増大が期待できること
▲３▼モイストペレットに使用される生飼料の中に含まれている病原性の微生物の減少効果があり、養殖魚類の疾病感染原因の事前予防効果が得られること
▲４▼生理活性の増大を齎し、活力増大効果を得ること
▲５▼魚類の体重の増大効果を得ること
等である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１に係る魚力泉の製造方法の第１工程を示す製造工程図である。
【図２】本発明の実施例１に係る魚力泉の製造方法の第２工程を示す製造工程図である。
【図３】本発明の実施例２に係る韓方泉の製造方法を示す製造工程図である。
【図４】本発明の実施例２に係る韓方泉から分離した乳酸菌の顕微鏡写真である。
【図５】本発明の実施例２に係る韓方泉から分離したバチルス（Bacillus）菌の顕微鏡写真である。
【図６】本発明の実施例２に係る韓方泉から分離した酵母の顕微鏡写真である。
【図７】本発明の実施例２に係る韓方泉から分離した光合成菌の顕微鏡写真である。
【図８】本発明の実施例２に係る韓方泉から分離したアゾトバクタの顕微鏡写真である。
【図９】本発明の実施例１に係る魚力泉から分離された乳酸菌の顕微鏡写真である。
【図１０】本発明の実施例１に係る魚力泉から分離したバチルス（Bacillus）菌の顕微鏡写真である。
【図１１】本発明に係る実施例１においての魚力泉から分離された酵母の顕微鏡写真である。
【図１２】本発明の実施例１に係る魚力泉から分離した光合成菌の顕微鏡写真である。
【図１３】本発明の実施例１に係る魚力泉から分離しれたアゾトバクターの顕微鏡写真である。
【図１４】魚力泉及び韓方泉の混合剤の投与によるヒラメの全長変化を示すグラフである。
【図１５】魚力泉及び韓方泉の混合剤の投与によるヒラメの体重変化を示すグラフである。
【図１６】魚力泉及び韓方泉の混合剤の投与によるヒラメの肥満度の変化を示すグラフである。
【図１７】魚力泉及び韓方泉の混合剤の投与によるリンホシスチスの感染時期の生存率を示すグラフである。
【図１８】魚力泉及び韓方泉の混合剤の投与による生存率の変化を示すグラフである。
【図１９】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月経過後のヒラメの肝重量指数を示すグラフである。
【図２０】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月経過後のヒラメの肝臓に含まれる蛋白質量を示すグラフである。
【図２１】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月経過後のヒラメの赤血球数を示すグラフである。
【図２２】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月経過後のヒラメの平均赤血球容積を示すグラフである。
【図２３】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月後のヒラメの赤血球容積比を示すグラフである。
【図２４】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月後のヒラメの空気中に露出した場合の生存時間を示すグラフである。
【図２５】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月後のヒラメの血液中の蛋白質を示すグラフである。
【図２６】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月後のヒラメの血清ＧＯＴ活性を示すグラフである。
【図２７】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月後のヒラメの血清ＧＰＴ活性を示すグラフである。
【図２８】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月後のヒラメのＳＯＤ（ｓｕｐｅｒｏｘｉｄｅｄｉｓｍｕｔａｓｅ）活性を示すグラフである。
【図２９】魚力泉及び韓方泉の混合剤の飼料添加剤を投与した後、８ヶ月後のヒラメのＣＡＴ（ｃａｔａｌａｓｅ）活性度を示すグラフである。
【図３０】魚力泉及び韓方泉の混合剤を添加した後の循環濾過式水槽内の窒素及びリンの変化を表すグラフである。
【符号の説明】
なし[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to feed addition for cultured marine fish using effective microorganisms and herbal medicines and a method for producing the same. More specifically, effective microbial complexation by microorganisms including liquid sugars, raw milk, cactus granules, chitosan oligosaccharides, scallion tree herb fluid, lactic acid bacteria, Bacillus ((Bacillus)), actinomycetes, and yeast The present invention relates to a fermented liquid, a fermented liquid of photosynthetic bacteria, and a feed additive containing an extract of Chinese medicine.
[0002]
[Prior art]
As of 1997, the production of marine fish farming in Korea has increased to 39,121 tons, and marine fish is an important source of protein for humans. In addition to South Korea, Japan, China, and other countries such as the United States and other European countries have recently tried to improve dietary habits to prevent adult disease. The excellence of protein has been certified, and as a result, the production and demand of fish farming has increased rapidly, and there has been a demand for improved fish farming productivity in the international community. .
[0003]
In addition, due to changes in the eating habits of the Korean people, the demand for marine fish has increased rapidly, and in order to respond to such an increase in demand, the supply of marine fish by aquaculture has become important. Therefore, in the long-term development plan of the fishery to be nurtured, the South Korean government's Marine and Fisheries Department has made a plan to invest heavily in fish farming, and fish farming tends to increase more and more.
[0004]
In recent years, especially in Korea, environmental pollution of coastal fishing grounds due to the construction of a large-scale coastal industrial park and the release of domestic wastewater has become serious, and due to the occurrence of large-scale red tides and the frequent occurrence of diseases of cultured fish, While productivity is declining, demand for high-end fish is increasing due to the development of the national economy.
[0005]
Therefore, it is necessary to establish and implement measures to improve productivity, along with the expansion of fishing grounds using the latest aquaculture methods. Recently, many studies have been made to improve the productivity of cultured fish, but triploid production by genetic engineering (chromosome manipulation) in terms of biotechnology is still in the practical stage. However, only the growth promotion by growth hormone has been commercialized and used in part, but the use of hormones has gained consumer interest due to food safety issues and high costs. It is not reached. In addition, feed addition of plant ginger such as berries (Lysium chinese mill), ginseng, schizara chinensisi baill and chitosan extracted from crab skinUseImprovements in productivity have also been reported.
[0006]
However, most of the feed used for aquaculture is still moist pellet (MP) that uses raw feed such as horse mackerel and mackerel that have been caught from nature, or is mixed with raw feed. And so on, it contains many problems such as low efficiency of feed utilization and the possibility of inducing environmental pollution, and the development of innovative feed to solve such problems It has not been completed yet.
[0007]
Accordingly, there is a demand for the development of a low-priced and high-quality feed through improvements in the quantitative and qualitative aspects of feed that accounts for 50% or more of the cost of aquaculture of saltwater fish.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to meet the above-mentioned demands, and liquid molasses, raw milk, cactus fruit granules, chitosan oligosaccharide, cucumber tree herb fluid, complex fermentation broth of effective microorganisms, fermentation broth of photosynthetic bacteria Another object of the present invention is to provide a liquid feed additive for cultured marine fish containing an extract of herbal medicine and a method for producing the same.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent research on the problems as described above, the present inventors have used an additive that uses an extract of effective microorganisms and herbal medicines, thereby improving the resistance of cultured fish to low oxygen, environment The inventors have discovered that there are an effect of increasing resistance to stress, an effect of reducing pathogenic microorganisms, an effect of increasing vitality by increasing physiological activity, an effect of increasing body weight, and the like, thereby completing the present invention.
[0010]
The composition of the present invention is a solution obtained by uniformly mixing and stirring water, liquid molasses, raw milk, cactus granule, chitosan oligosaccharide, Kunugi tree grass liquid, complex fermentation broth of effective microorganisms, and fermentation broth of photosynthetic bacteria , Korean ginseng, Angelica gigas Nakai, River arch (Caidium officinale Makino), Glaze (Paeonia albiforapalasvar. Urica ban), ripening yellow. macrocephalic Koidzumi), 令 ▼ decoration ▲ (Poria cocos Wolf.), yellow ▼ Mr. ▲ (Astragalus membrana) eus Bunge, Cinnamum Cassia Blume, Glycyrrhiza uralensis Fischer et. Cultured marine products obtained by mixing and stirring the extract of Chinese herbal medicine extracted from Cassia tora Linne tea and Angelica Koreana Maximowicz mixed with water and then roasted (roasted). A liquid feed additive for fish and a method for producing the same.
[0011]
The composition of the present invention also includes a powder for aquaculture marine fish in which a mixed feed for normal aquaculture fish with a water content of 12% or less and a liquid feed additive for the aquaculture sea fish are mixed. With feed additives.
[0012]
In the composition of the present invention, the mixed feed for normal cultured marine fish and the liquid feed additive for the cultured marine fish were mixed and agitated uniformly, and then this was wrapped in air and automatically temperature-controlled. Powdered feed for cultured marine fish using effective microorganisms and herbal medicines produced by fermenting / ripening in a fermentation storage room, stirring and heating at 40 to 45 ° C. using infrared light and drying An additive and a method for producing the same.
[0013]
The liquid feed additive for farmed marine fish using the effective microorganisms and Chinese medicine according to the present invention and the production method thereof will be described in detail.
[0014]
Liquid feed additive according to the present invention is 30-50 parts (v / v) liquid molasses, 30-50 parts (v / v) raw milk, 1500 parts (v / v) water, Granules 5-15 parts (w / v), chitosan oligosaccharide 3-8 parts (v / v), cucumber tree herb fluid 2-7 parts (v / v), lactic acid bacteria, Bacillus bacteria, yeast, radiation 35-65 parts (v / v) of a complex fermented solution of effective microorganisms containing bacteria (specific gravity 1), 10-30 parts (v / v) of a fermented solution of photosynthetic bacteria (specific gravity 1), and an extract of Kampo medicine 80- The composition ratio is 130 parts (v / v).
[0015]
Chinese herbal extracts are 200 parts (v / v) of water, 1-3 parts of Korean ginseng (w / v), 1-3 parts (Angelice gigas Nakai) (w / v), river arch ▲ (Caidium official Makino) 0.5-2 parts (w / v), glaze (Paeonia albiflora palsvar. Trichocarpa Bunge) 0.5-2 parts (w / v) 5-2 parts (w / v), 0.5-2 parts (w / v), Actylodes macrocephaloid Koidzumi, 0.5-2 parts (w / v) , Mr. Huang ▼ (Astraga us membranaceus bunge) 0.5-2 parts (w / v), cinnamoum cassia blue 0.5-2 parts (w / v), licorice (Glycyrrhiza uralensis Fischer et. De Candole) 1-3 parts / V), Zingiber official Roscoe 0.5-2 parts (w / v), Zizyhus jajuba Miller Var.intermis Rehd. 1-3 parts (w / v), Citrus nobilis Makino ) 0.5-2 parts (w / v), 1-4 parts (w / v) of Cassia tora Linne tea (fruit), 0.5-2 parts of Angelica Koreaa Maximomics From w / v), are those obtained by extraction with hot water (ISLES it).
[0016]
The complex fermentation broth of effective microorganisms according to the present invention is prepared by adding 2% milk and 2% molasses to distilled water, stirring and heating at 80 ° C. for 40 minutes, and then sterilizing the medium in the following (1) to (▲) As shown in 4 ▼, a culture solution of lactic acid bacteria cultured in pure koji 0.3%, a culture solution of yeast 0.1%, a culture solution of actinomycetes 0.01%, a culture solution 0.1 of Bacillus bacteria %, And cultured at 35 ° C. for 150 hours without contact with air.
[0017]
In the above steps (1) to (4), (1) as a culture solution of lactic acid bacteria, 3% molasses was added to milk and stirred at 80 ° C. for 40 minutes to sterilize the liquid medium. Lactic acid bacteria were inoculated and sealed, and cultured at 40 ° C. for 20 hours. Here, the lactic acid bacterium is not particularly limited, but it is appropriate to use a known Streptococcus lactis or Lactobacillus bulgaricus. (2) The yeast culture solution was prepared by inoculating yeast in a liquid medium sterilized by adding 10% molasses and 10% beer to distilled water, and then culturing at 35 ° C. for 20 hours. used. Here, although there is no special restriction | limiting in yeast, it is appropriate to use well-known Saccharomyces cerevisiae (Saccharomyces cerevisiae) or Candida sake (Candida sake). (3) As a culture solution of Bacillus bacteria, add 5% tofu and 10% brown rice vinegar to distilled water, let stand for 3 hours, boil, cool and filter at room temperature, 1% Bacillus was inoculated into a liquid medium sterilized by adding molasses and 0.5% sodium chloride to pH 7.0 to 7.4, and microaerobic condition at 35 ° C. for 80 hours. What was stirred and cultured in is used. There is no particular restriction on Bacillus, but a known Bacillus subtilis (Bacillus subtilis) or Bacillus nut (Bacillus nutto) should be used. Is appropriate. (4) As a culture solution of actinomycetes, add 10% crab skin and 3% potato to distilled water and boil, then cool and filter at room temperature to 1% molasses and 0.5% A liquid medium sterilized by adding sodium chloride and adjusting to pH 7.0 to 7.2 is inoculated with actinomycetes and stirred and cultured at 35 ° C. for 150 hours under aeration conditions. Here, although there are no particular restrictions on actinomycetes, it is appropriate to use Streptomyces griseas.
[0018]
The microorganism used in the present invention is a known microorganism, and one that has been separated and identified by an ordinary separation and identification method can be used, or a commercially available product can be purchased and used.
[0019]
The manufacturing process of the liquid feed additive for cultured marine fish using the effective microorganisms and Chinese medicine according to the present invention will be described below.
[0020]
For 1500 parts (v / v) of water, 30-50 parts (v / v) of liquid molasses, 30-50 parts (v / v) of raw milk, 5-15 parts (w / v) of cactus fruit granules, 3-8 parts (v / v) of chitosan oligosaccharide, 2-7 parts (v / v) of Kunugi's herb fluid, complex fermentation broth of effective microorganisms including lactic acid bacteria, Bacillus bacteria, yeast, actinomycetes (specific gravity 1) 35-65 parts (v / v) and photosynthetic bacteria (3.0 × 10³cfu / g) 10-30 parts (v / v) of fermentation liquid (specific gravity 1) was mixed and stirred uniformly to obtain 1615-1725 parts (v / v) of a raw material mixed solution containing effective microorganisms.
[0021]
In order to obtain another Chinese herbal medicine extract, 200 parts (v / v) of water, 1-3 parts of Korean ginseng (w / v), 1-3 parts of Angelica gigas Nakai (W / v), river ▼ bow ▲ (Caidium official Makino) 0.5-2 parts (w / v), glaze (Paeonia albifloralalasvar. Trichocarpa Bunge) 0.5-2 parts (w / v), maturity yellow ( Purhama Makino 0.5-2 parts (w / v), Attractolides macrocephalic Koidzumi 0.5-2 parts (w / v), 茯 ▼ ▲ (Poriaco. 5-2 parts (w / v) Mr. Huang ▼ (Astragalus membranaceus Bunge) 0.5-2 parts (w / v), Cinnamoum cassia Blume 0.5-2 parts (w / v), Glycyrrhiza uralensis Fischer et. -3 parts (w / v), 0.5-2 parts (w / v) pistol (Zingiber official Rose), 1-3 parts (w / v), Zizyhus jajuba Miller Var.intermis Rehd., Citrus nobilis Makino 0.5-2 parts (w / v), Kasia tora Linne tea (fruit) 1-4 parts (w / v), Angelica Korana Maxi owicz) 0.5-2 parts (w / v) was added and mixed, and then water-boiled (roasted) for 10 hours or longer to 80-130 parts (v / v), then cooled at room temperature. did.
[0022]
Here, the complex fermentation broth of effective microorganisms was added to 2% milk and 2% molasses in distilled water, stirred and heated at 80 ° C for 40 minutes, and sterilized. A lactic acid bacterium, preferably Streptococcus lactis or Lactobacillus bulgaricus, is inoculated into a liquid medium added with 3% molasses and stirred and heated at 80 ° C. for 40 minutes and sterilized, sealed, and cultured at 40 ° C. for 20 hours. After inoculating yeast, preferably Saccharomyces cerevisiae or Candida sac, in a liquid medium sterilized by adding 0.3% of the culture solution of (2) and 10% molasses and 10% beer to distilled water, After adding 0.1% yeast culture solution cultured at 35 ° C for 20 hours and (3) 5% tofu and 10% brown rice vinegar to distilled water, let stand for 3 hours and boil. In a liquid medium sterilized by adding 1% molasses and 0.5% sodium chloride to the one filtered and cooled to pH 7.0-7.4, Bacillus bacteria, preferably hay Inoculated with Bacillus natto or Bacillus natto and cultured under stirring at 35 ° C for 80 hours under aerobic conditions, 0.01% Bacillus culture solution, and 4) 10% crab skin and 3 in distilled water And then boiled and then sterilized by adding 1% molasses and 0.5% sodium chloride to the one cooled and filtered at room temperature to adjust the pH to 7.0 to 7.2. The liquid medium was inoculated with 0.01% of an actinomycete culture solution inoculated with actinomycetes, preferably Streptomyces glycy and stirred and cultured at 35 ° C. under aeration conditions for 150 hours. Produced by culturing for hours .
[0023]
Further, the fermented solution of the photosynthetic bacterium is prepared by adding 50% fish inner jar and 10% seaweed to distilled water and boiling it, and then cooling and filtering at room temperature so as to have a pH of 6.8 to 7.2. A liquid medium conditioned and sterilized is added with a photosynthetic bacterium, preferably Rhodosdomonas sp., Sealed, and cultured at 40 ° C. for 200 hours under fluorescent lighting conditions.
[0024]
The raw material mixed solution 1615-1725 parts (v / v) thus obtained and the herbal medicine extract 80-130 parts (v / v) thus obtained were mixed and stirred for 2 hours. Stir and mix for 1 hour every 5 days at 20 to 35 ° C, store for 35 to 40 days, emit a thin Chinese herbal medicine, ferment and mature so that the color becomes pale reddish brown And liquid feed additives for cultured marine fish using traditional Chinese medicine.
[0025]
The liquid feed additive for cultured marine fish using the effective microorganisms and herbal medicines according to the present invention thus produced is placed in a sealed container and stored in the shade avoiding direct light. The liquid feed additive for cultured marine fish according to the present invention stored in a sealed container can be used for about 12 months. It is desirable to use the container as soon as possible after opening the storage container, and it is appropriate that the liquid feed additive collected after use be sealed and stored.
[0026]
The composition of the feed additive of the powder for cultured marine fish using the effective microorganisms and Chinese medicine according to the present invention and the production method thereof will be described below.
[0027]
The powder feed additive is a liquid feed additive 70-90 parts (v / v) according to the present invention with respect to 400 parts (w / v) of a normal mixed seafood feed having a water content of 12% or less. v).
[0028]
The manufacturing process of the feed additive of the powder for cultured marine fish using the effective microorganisms and Chinese medicine according to the present invention will be described below.
[0029]
Stirring 400 parts (w / v) of a normal mixed feed for aquaculture fish with a water content of 12% or less,
70-90 parts (v / v) of the liquid feed additive according to the present invention is sprayed evenly onto the mixed feed for fish cultivation under stirring, so that the water content of the mixed feed becomes 25 to 28%. And
After the resulting mixed feed for fish culture with a water content of 25-28% was put into the air, it was placed in an automatic temperature-controlled fermentation storage room adjusted to 35-45 ° C.
Maintaining a constant temperature for 50 to 55 days in order to promote the mutual fermentation of microorganisms and promote the growth between substances, and to produce boiled fish odor, acid odor and spirit odor, and the color of the powder Is mixed so that it has a dark brown color, fermented and aged,
The fermented and aged powder is produced by heating to 40 to 45 ° C. and drying using infrared light while stirring until the water content is 15% or less.
[0030]
The powdered feed additive for cultured marine fish using the effective microorganisms and Chinese herbal medicines produced in this way is stored in a well-ventilated shade after carrying out blue air packaging to an appropriate amount. The powdered feed additive according to the present invention, which is stored tightly, can be used for about 12 months. After opening the bag, it is desirable to use it as soon as possible, and the powdered feed additive according to the present invention obtained after use is desirably sealed and stored.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, with reference to an Example, the feed additive which concerns on embodiment of this invention and its manufacturing method are demonstrated in detail. However, the present invention is not limited in any way by the description of the embodiments described herein.
[0032]
Example 1  Production of liquid feed additives
1st process Manufacturing process of raw material mixed solution containing effective microorganisms
See Figure 1
1. Into a plastic container having a diameter of 60 to 70 mm and a lid having a capacity of 2000 liters, 1500 liters of raw water (water to be praised) to which no disinfectant is added is placed.
2. Add 40 liters of liquid molasses and mix.
3. Add 40 liters of fresh raw milk and mix.
4). Add 10 kg of cactus fruit granules and mix and stir.
5. Chitosan oligosaccharide liquidbodyAdd 6 liters and mix.
6). Liquid squirrelsbodyAdd 5 liters and mix and stir.
7). Lactic acid bacteria (4.1 × 10³cfu / g), Bacillus (1.5 × 10 5)²cfu / g), yeast (2.0 × 10²cfu / g), 50 liters of a complex fermentation solution (specific gravity 1) of effective microorganisms by microorganisms containing actinomycetes, and mixed and stirred.
8). Photosynthesis bacteria fermentation liquid (3.0 × 10³cfu / g) 20 liters was added and mixed and stirred to produce 1671 liters of a raw material mixed solution containing effective microorganisms.
[0033]
The complex fermented liquor of the effective microorganisms is prepared by adding 2% milk and 2% molasses to distilled water, stirring and heating at 80 ° C for 40 minutes, and sterilizing the medium. (1) 3% molasses in milk A liquid medium which was added and stirred and heated for 40 minutes at 80 ° C. and sterilized was inoculated with Streptococcus lactis or Lactobacillus bulgaricus and sealed, and then cultured at 40 ° C. for 20 hours, 0.3% (2) Saccharomyces cerevisiae or Candida sake was inoculated into a liquid medium sterilized by adding 10% molasses and 10% beer to distilled water, sealed, and then cultured at 35 ° C. for 20 hours. 0.1% liquid, and (3) 5% tofu and 10% brown rice vinegar in distilled water, left to boil for 3 hours, then cooled and filtered at room temperature with 1% sugar And 0.5% sodium chloride were added to adjust the pH to 7.0-7.4 and sterilized in a liquid medium inoculated with Bacillus subtilis or Bacillus natto at 35 ° C for 80 hours under slight aerobic condition Boiled with 0.01% Bacillus culture solution and 4% distilled water with 10% crab skin and 3% potatoes, boiled, then cooled and filtered at room temperature Streptomyces glycyce was inoculated into a liquid medium sterilized by adding 1% molasses and 0.5% sodium chloride to pH 7.0 to 7.2, and aerated for 150 hours at 35 ° C. A culture solution of actinomycetes cultured under stirring was added at 0.01%, sealed and cultured at 35 ° C. for 150 hours.
[0034]
Further, the fermented solution of the photosynthetic bacterium is prepared by adding 50% fish inner jar and 10% seaweed to distilled water and boiling it, and then cooling and filtering at room temperature so as to have a pH of 6.8 to 7.2. A liquid medium sterilized by adding Rhodosdomonas speriodes was sealed and cultured at 40 ° C. for 200 hours under fluorescent lighting conditions.
[0035]
2nd process Chinese herbal medicine extract and fermentation ripening process
See Figure 2
1. As a dried Chinese herbal medicine, 2.1 parts (w / v) of Korean ginseng, 2 parts (Angelice gigas Nakai) (w / v), 1 part of river ▼ (Caidium officinal Makino) (w / V), glaze (Paeonia albiflora pallasvar. TrichocarpaBunge) 1 part (w / v), ripening yellow (Rehmannia glutinosa Liboschitz var. w / v), 1 part of 令 ▼ decoration (Poria cocos Wolf.) (w / v), 1 part of Mr. Huang ▼ (Astragalus membranaceus Bunge) ( / V), 1 part (w / v) of cinnamoum Cassia Blue, 2 parts (w / v) of licorice (Glycyrrhiza uralensis Fischer et. De Candole) (Zingiber oscoinale part 1) / V), 2 parts (w / v) of Zizyhus Jujuba Miller Var.intermis Rehd., 1 part of Citrus nobilis Makino (w / v), and Cassia tora Linne (Cassia tora Linne) ) 3 parts (w / v) and 1 part (w / v) of Angelica Koreaa Maximomizu are poured into 200 liters of fresh water and mixed.
2. Put the product in a water bath (the device in which the product is roasted) and adjust to 100 liters by water bathing (roasting) for more than 10 hours, then cool at room temperature to produce an extract of herbal medicine .
3. 100 liters of the Chinese herbal extract produced and 1671 liters of the effective microorganism-containing raw material mixture prepared in the first step are placed in a plastic container and mixed and stirred for 2 hours.
4). The obtained raw material mixture and 1771 liters of the Chinese herbal extract mixed solution were stored for 35 to 40 days while stirring and mixing every 5 days for 1 hour in a fermentation chamber maintained at 20 to 35 ° C. A thin herbal medicinal scent, fermented and matured to give a pale reddish brown color, and a liquid feed additive for cultured marine fish using effective microorganisms and herbal medicines (named `` fish power spring '' (Hereinafter referred to as “fish force spring”).
[0036]
Example 2  Production of powdered feed additives
See Figure 3
1. Open-type electric stirrer (rotating), rotating 400 kg of marine pier (trade name, water content is 12% or less), which is a mixed feed for fish farming manufactured and sold by the Korean seawater aquaculture industry cooperative The speed is 70-80 / min and the capacity is 600 liters).
2. 70-90 liters of fish force spring filled in a plastic storage container is sprayed evenly onto a mixed feed for fish farming in a stirrer using an electric sprayer (pump output 1Hp), and the water content Is made to become 25 to 28%, and then mixed and stirred.
3. This is put into a plastic bag capable of accommodating 40 kg, and is wrapped with a shilling wrapping machine, and then put into a fermentation storage room with automatic temperature adjustment adjusted to 35 to 45 ° C.
4). In order to promote the growth of microorganisms, promote the fermentation action between a plurality of microorganisms, and promote the growth state between substances, maintain a constant temperature (for example, 35 to 45 ° C.) for 50 to 55 days, and boil Mixed fermentation and aging are carried out so that fish odor, acid odor, and spirit odor are emitted, and the color of the powder becomes black-brown.
5. About 300-400 kg of fermented and matured powder is put into an electric stirrer and heated to 40-45 ° C. using an infrared lamp while stirring until the water content is 15% or less. A powdered feed additive (named “Korean Spring”, hereinafter referred to as “Korean Spring”) for cultured marine fish using microorganisms and herbal medicines was manufactured.
[0037]
Test example 1  Examination of the composition of fish power spring and Korean medicine spring
1. Analysis of the main ingredients and main physiologically active substances of traditional Chinese medicine
Table 1 and Table 2 show the results of the analysis of the main components of Kampo medicines added to the Kampo fountain and the major physiologically active substances of the fish power fountain and the Kampo fountain. The analysis was commissioned to the Science and Technology Analysis Center Co., Ltd., which is a nationally accredited examination inspection organization in Korea. Table 1 shows the analysis results of the main components of the Kampo medicine added to the Kampo spring.
[Table 1]

Note that glycyrrhizin contained in Gyokusen is the main component of licorice (Glycyrrhizauralensis Fischer et. De Candole) and has anticancer effects, detoxification and physiological activity. Flavonoids were extracted from Zhengzhou cactus fruit extract as a substance related to meat coloration while suppressing oxidative action. Chitosan is a component known to exhibit various physiological functions such as antibacterial effects, and acetic acid was added to a herb fluid extracted from a cucumber tree. Table 2 shows the results of analysis of the main physiologically active substances in the Korean spring and fish power springs.
[Table 2]

[0038]
2. Comparative test of the components of the fish power spring, Korean medicine spring and marine pier
See Tables 3, 4, and 5.
In order to compare the components of Korean medicine spring, fish power spring and marine pier, we commissioned the analysis to the Science and Technology Analysis Center Co., Ltd., and the analysis results are shown in Tables 3-7.
The Kampo spring is fermented by adding a fish spring to Marinpia, and the protein, fat, ash, carbohydrates and inorganic substances are generally the same as Marinpia feed. Most of the fish power springs that do not contain marine piers are made of water and contain small amounts of carbohydrates and iron (see Table 3). Table 3 shows the components of the Korean spring, fish power spring and marine pier.
[Table 3]

The composition of amino acids is 3.77 g per 100 g of marine pia, 3.97 g per 100 g of Korean fountain, and 167.49 ppm per 100 g of fish power fountain. It was not seen (see Table 4). However, the free amino acid component of Kampo Fountain showed a very high value of 3 times or more compared to Marinpia (see Table 5). Table 4 shows amino acid compositions of Marinpia, Korean medicine spring, and fish power spring.
[Table 4]

In addition, Table 5 shows the composition of the components of Marinpia, Korean medicine spring and fish power spring free amino acid.
[Table 5]

[0039]
See Table 6
The results of vitamin analysis are shown in Table 6. As a result, the total amount of vitamins decreased. However, vitamin B is involved in surrogate energy and resistance to disease₂The amount of folate and choline tended to increase. Table 6 shows the vitamin composition of Marinpia, Korean medicine spring and fish power spring.
[Table 6]

[0040]
See Table 7
The composition of fatty acids was mostly short-chain lower fatty acids in the fish spring (see Table 7). Such fatty acid of fish force spring can increase fluidity in biological membranes and participate in physiological functions in the body. Fatty acids of Marinpia, Korean medicine spring and fish power spring
The composition is shown in Table 7.
[Table 7]

[0041]
3. Microbial components of Korean spring and fish power spring
In order to investigate the composition of effective microorganisms contained in the Korean medicine spring and fish power spring, the analysis was commissioned to the Science and Technology Analysis Center Co., Ltd., and the results are shown in Table 8.
[Table 8]

The total number of bacteria is 5.6 × 10⁸cfu / g, fish power spring is 3.0 × 10⁸cfu / g (see Table 8).
[0042]
In addition, microphotographs of effective microorganisms isolated from the fish power spring and the Korean medicine spring are shown in FIGS.
[0043]
Test example 2 Examination of the effect on the physiological activity of marine fish by the addition of fish-powered spring and Korean medicine spring
See FIGS. 14-30
1. Experiments on the growth change of Japanese flounder by adding fish power spring and Korean spring
Experiments on growth changes were made in the control plot (comparative example) in which fish power spring and Korean medicine spring were not added to raw feed, which is mainly composed of maji and mackerel, and a mixture of fish power spring and Korean medicine spring was added to the raw food. The test was divided into three experimental sections (Examples) to which 0.3%, 0.6%, and 0.9% were added, respectively, with respect to the weight of the feed. As the rating items, changes in the total length (body length) and body weight of fish measured by month were adopted. As a result, the total length (body length) of the fish shows the difference in growth after 6 months of feeding with the addition of the fish power spring and Korean medicine mixture. In January, the 0.6% addition zone (Example) achieved the highest growth rate of 31.3 cm. The control group (comparative example) shows the lowest growth of 29.6 cm. In the 0.6% addition group (Example), the result of an increase in the total length of about 6% was shown compared to the control group (Comparative Example) (see FIG. 14).
[0044]
In terms of body weight, the highest 375.8 g was achieved in the 0.3% addition group (Example). And it is decreasing in order of 0.6% addition group (Example), 0.9% addition group (Example), and control group (Comparative Example). In the 0.3% added group (Example), an increase in body weight of about 15% was realized compared to the control group (Comparative Example) (see FIG. 15). There was no significant difference in the degree of obesity between the addition group (Example) and the control group (Comparative Example), but the addition group (Example) of the mixture of fish power spring and Korean medicine spring was the control group (Comparative Example). The value was higher than (see FIG. 16).
[0045]
2. Experiments on the effects of the addition of fish-spring and Korean-style springs on the survival of Japanese flounder
In the middle of farming, infection of lymphocystis occurred in November. The survival rate at this time is as shown in FIG. In the control group (comparative example), a large number of deaths were caused by lymphocystis, and 374 deaths occurred in one month. In the 0.3% addition group (Example) in which 0.3% of the mixture of the fish power spring and the Korean medicine spring was added, 243 fish were added, and in the 0.6% addition group (Example) in which 0.6% was added 148 fish were added. In the 0.9% addition group (Example) in which 0.9% was added, 55 deaths occurred, respectively. As shown in the above results, the mortality rate due to the occurrence of lymphocystis decreases as the concentration of the mixture of fish power spring and Korean medicine spring increases.
On the other hand, the number of deaths per month after the occurrence of the disease has subsided is as shown in FIG. The control group (comparative example) had 67 fishes, the 0.3% added group (examples) and the 0.6% added group (examples) 72 fishes, and the 0.9% added group (examples) 57 fishes. The numbers and the mortality in a stable state after the disease occurrence subsided showed no significant difference in all experimental plots.
[0046]
3. Experiments on changes in physiological activity of Japanese flounder to hypoxic environment by adding a mixture of fish power spring and Korean medicine spring
The liver weight index of Japanese flounder by administration of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring showed the highest value in the 0.3% added group (Example), and even in the 0.6% added group (Example), The value was significantly higher than (Comparative Example) (P <0.05, see FIG. 19). From this result, it is shown that the liver weight is increased by using a mixture of fish power spring and Korean medicine spring, and it is estimated that there is an effect of increasing liver activity.
However, the amount of protein in hepatocytes showed the highest value in the control group (comparative example) (see FIG. 20). This is because the addition of the mixture of fish force spring and fountain spring (Example) promotes the secretion of proteins synthesized from the liver due to the action in the liver different from the control group (Comparative Example). It suggests.
[0047]
On the other hand, the number of red blood cells in the group (Example) in which the mixture of fish force spring and Korean medicine spring was added showed a significantly high value in the group in which 0.6% was added (Example), and increased by about 40% (see FIG. 21). . The increase in red blood cells is a survey item directly linked to the increase in fish vitality, and an increase in oxygen carrying capacity is expected. An increase in oxygen carrying capacity has the effect of reducing stress due to transportation of cultured fish, and can increase the vitality of the fish body.
With the addition of the mixture of fish force spring and Korean medicine spring, the area of red blood cells tended to increase as the number of red blood cells increased (see FIG. 22). What should be noted here is the fact that the red blood cell area increased in the 0.3% addition group (Example) and the 0.9% addition group (Example) where no difference in red blood cell count was observed. It is. The red blood cell volume ratio showed a similar tendency, and showed an increase in the addition of the mixture of fish force spring and Korean medicine spring (see FIG. 23).
[0048]
From the above results, it can be seen that the group (Example) in which the mixture of the fish power spring and the Korean medicine spring was more resistant to hypoxia than the control group (comparative example). Therefore, in this experiment, the survival time by the fish exposure in the air was actually investigated to investigate the tolerance to hypoxia. As shown in FIG. 24, the result was the longest survival in the 0.6% addition group (Example), the next being the 0.3% addition group (Example), and the next being 0.9% % Addition group (Example). From these results, it can be said that the addition of a mixture of fish power spring and Korean medicine spring increases resistance to hypoxia.
[0049]
4). Experiments on changes in flounder liver function due to the addition of a mixture of fish power spring and Korean medicine spring
Liver function is an item often used in the human body as an index of health. In this experiment, basic blood proteins and GOT and GPT, which are indicators for measuring liver function, were measured to analyze the difference in liver function.
As a result, the protein in the blood showed a higher value in the group to which the mixture of fish force spring and Korean medicine was added (Example) compared to all the control groups (comparative examples) (see FIG. 25). The increase in blood protein means that the activity of liver function is high, and it was highest in the 0.6% addition group (Example).
[0050]
The reverse of GOT is 14.24 carmen / ml (lowest value) in the 0.6% addition group (Example), and the control group in the 0.3% addition group (Example). The value was significantly lower than that of (Comparative Example) (see FIG. 26). From these results, it can be said that the highest liver function is shown in the 0.6% addition group (Example).
[0051]
On the other hand, for GPT, no activity was detected in the control group (comparative example) and the 0.3% addition group (Example), and 0.31 carmen / ml in the 0.6% addition group (Example). (See FIG. 27). This result is a very exceptional phenomenon, and this may be because the GPT detection kit (kits) used is for human use, so more precise changes in physiological activity are more specific. However, when the above results are judged comprehensively, the 0.6% added group (Example) as a whole shows higher activity in liver function than other experimental groups. It seems that there is.
[0052]
5. Experiments on changes in activity of flounder SOD and CAT by adding a mixture of fish-spring spring and Korean medicine spring
Active oxygen means a highly reactive chemical substance containing oxygen. In the narrow sense, superoxide anion radical (· O₂ ⁻Or O₂ ⁻), Hydrogen peroxide (H₂O₂), Hydroxyl radical (.OH) and the like. Such active oxygen is generated by stress and is known to have various physiological adverse effects such as gene mutation. In order to avoid the harmful effects of active oxygen, in vivo, enzymes such as superoxide dismutase (SOD) and CAT (catalase) are produced and secreted from the liver. Therefore, in this experiment, the activities of SOD and CAT, which have a physiological antifungal action, were measured.
As a result, SOD showed the highest activity in the 0.6% addition group (Example) (see FIG. 28). This is a superoxide anion radical (· O₂ ⁻Or O₂ ⁻) Hydrogen peroxide (H₂O₂) To promote a series of processes to detoxify harmful chemical substances.
Moreover, CAT shows a high value in the 0.3% addition section (Example) and the 0.6% addition section (Example), and accelerates the process of converting hydrogen peroxide generated by SOD into non-toxic water. This suggests that it is possible (see FIG. 29).
Summarizing the above results, we can expect the improvement of the function of protecting fish from harmful active oxygen by adding the mixture of fish power spring and Korean medicine spring, and the mechanism of such protection is stronger against environmental stress. To trick the production of fish.
[0053]
6). Experiments on the change of pathogenic microorganisms in Japanese flounder raw feed by adding a mixture of fish force spring and Korean medicine spring
Most raw feeds used in farms depend on imports, and their management conditions have a major impact on production and fish health. In addition, a large amount of pathogenic microorganisms are also contained in raw feed, which is considered to cause disease itself. Therefore, in this experiment, the number of three types of typical pathogenic microorganisms in the moist pellet (MP) feed produced by adding a mixture of fish power spring and Korean medicine spring was investigated and the effect of reducing the pollution source was investigated.
As a result, as shown in Table 9, a large amount of Edwardsiella tarda (Edwardsiella tarda), Vibrio angularlarum and Streptococcus sbistoccus (streptococcus) was produced in a raw feed (control group) prepared by adding a general commercial feed. sp.) was detected. As a result of adding a mixture of fish force spring and fountain spring to this level, in the 0.3% added zone (Example), the level of 2%, 35.9% and 50% of each control zone (comparative example) Decreasing results were obtained. It decreases to 1%, 13% and 39.6% in the 0.6% addition zone (Example), and 36.4%, 30.3% and 31.0% in the 0.9% addition zone (Example). Decreased to. From the above results, it can be seen that the addition of the mixture of fish force spring and Korean medicine spring is effective not only in increasing the physiological activity but also in improving the quality of the feed. Table 9 shows changes in the pathogenic microflora in the raw feed due to the addition of the mixture of the fish power spring and the Korean medicine spring.
[Table 9]

[0054]
7). Experiments on environmental changes in flowing water and circulating filtration aquaculture tanks by adding a mixture of fish power spring and Korean medicine spring
Tables 10 and 11 show the changes in water quality due to the use of the mixture of fish force spring and Korean spring at a flowing water farm. As a result, it was judged that there was no change in water quality due to the use of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring containing effective microorganisms. FIG. 30 shows the result of inspecting the influence on the water quality by adding 1% of the fish spring to the circulating filtration water tank. As a result, the composition of nitrogen and phosphorus in the breeding water was not significantly different from the control group (comparative example). From the above facts, it can be seen that there is no significant change in water quality due to the addition of a mixture of fish power spring and Korean medicine spring. However, the mixture of fish force spring and fountain spring contains a large amount of various anaerobic or aerobic bacteria, which may be effective for improving the quality of circulating filtration. . Table 10 shows the water quality changes in the flowing water culture tank.
[Table 10]

Table 11 shows the water quality changes in the discharged water from the flowing water farm.
[Table 11]

[0055]
【The invention's effect】
As described above, it is obtained by culturing using the feed (additive for increasing the biological activity and promoting growth and growth of cultured marine fish using effective microorganisms and Chinese medicine) to which the additive according to the present invention is added. The effects obtained are as follows.
(1) Has the effect of increasing resistance to low oxygen generated during the transportation of cultured fish, and facilitates the transportation of live fish
(2) To increase the antioxidant enzymes in the body, to increase the resistance to environmental stress, to reduce the stress during transportation and breeding of live fish, and to be expected to increase vitality
(3) It must have the effect of reducing pathogenic microorganisms contained in the live feed used in the moist pellets, and can have a preventive effect on the cause of disease infection in cultured fish.
(4) Ensuring increased vitality by encouraging increased physiological activity
(5) To gain the weight gain of fish
Etc.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a manufacturing process diagram showing a first step of a method for manufacturing a fish power spring according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a manufacturing process diagram illustrating a second process of the method for manufacturing a fish power spring according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a manufacturing process diagram illustrating a manufacturing method of a Korean medicine spring according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 4 is a photomicrograph of lactic acid bacteria isolated from a Korean spring according to Example 2 of the present invention.
FIG. 5 is a photomicrograph of Bacillus bacteria isolated from Korean medicine spring according to Example 2 of the present invention.
FIG. 6 is a photomicrograph of yeast isolated from a Korean spring according to Example 2 of the present invention.
FIG. 7 is a photomicrograph of photosynthetic bacteria isolated from Korean medicine springs according to Example 2 of the present invention.
FIG. 8 is a photomicrograph of Azotobacter isolated from Korean medicine spring according to Example 2 of the present invention.
FIG. 9 is a photomicrograph of lactic acid bacteria isolated from a fish spring according to Example 1 of the present invention.
FIG. 10 is a photomicrograph of Bacillus bacteria isolated from a fish force spring according to Example 1 of the present invention.
FIG. 11 is a photomicrograph of yeast isolated from fish force spring in Example 1 according to the present invention.
FIG. 12 is a photomicrograph of photosynthetic bacteria isolated from the fish force spring according to Example 1 of the present invention.
FIG. 13 is a photomicrograph of Azotobacter separated from a fish power spring according to Example 1 of the present invention.
FIG. 14 is a graph showing a change in the total length of Japanese flounder by administration of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 15 is a graph showing a change in the weight of Japanese flounder by administration of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 16 is a graph showing changes in the degree of obesity in Japanese flounder by administration of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 17 is a graph showing the survival rate of lymphocystis infection at the time of administration of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 18 is a graph showing a change in survival rate by administration of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 19 is a graph showing the liver weight index of Japanese flounder after 8 months have elapsed after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 20 is a graph showing the amount of protein contained in the Japanese flounder liver after 8 months have elapsed after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 21 is a graph showing the number of red blood cells in flounder after 8 months have elapsed after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 22 is a graph showing the mean erythrocyte volume of flounder after 8 months have elapsed after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 23 is a graph showing the erythrocyte volume ratio of flounder 8 months after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 24 is a graph showing the survival time when exposed to the Japanese flounder in the air after 8 months after administration of the feed additive of the mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 25 is a graph showing proteins in the blood of Japanese flounder 8 months after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 26 is a graph showing the serum GOT activity of flounder 8 months after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 27 is a graph showing the serum GPT activity of Japanese flounder 8 months after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 28 is a graph showing the SOD (superoxide dismutase) activity of Japanese flounder 8 months after administration of a feed additive of a mixture of fish power spring and Korean medicine spring.
FIG. 29 is a graph showing the CAT (catalase) activity of Japanese flounder 8 months after administration of a feed additive of a mixture of fish force spring and Korean medicine spring.
FIG. 30 is a graph showing changes in nitrogen and phosphorus in a circulating filtration water tank after adding a mixture of fish power spring and Korean medicine spring.
[Explanation of symbols]
None

Claims

For 1500 parts (v / v) of water, 30-50 parts (v / v) of liquid molasses, 30-50 parts (v / v) of raw milk, 5-15 parts (w / v) of cactus fruit granules, 3-8 parts (v / v) of chitosan oligosaccharide, 2-7 parts (v / v) of Kunugi's herb liquid, lactic acid bacteria, Bacillus bacteria, yeast, and complex fermentation broth of effective microorganisms including actinomycetes 35-65 parts (v / v), 10-30 parts (v / v) of fermentation broth of photosynthetic bacteria, and 80-130 parts (v / v) of herbal medicine extract were added with the above composition ratio. And
The extract of the Chinese herbal medicine is 1-3 parts (w / v) of Korean ginseng, 1-3 parts (w / v) of Angelice gigas Nakai, Caydium officinale Makino 0. 5-2 parts (w / v), persimmon (Paeonia albiflorapallasvar. Trichocarpa Bunge) 0.5-2 parts (w / v), ripening yellow (Rehmannia glutinosa Liboschitz var. Purpurea Makino) 0.5-2 parts (w / v), white birch (Atractylodes macrocephale Koidzumi) 0.5-2 parts (w / v), 茯 ▼ decoration (Poria cocos Wolf.) 0.5-2 parts (w / v), yellow ▼ Mr. ▲ (Astragalus membranaceus Bunge) 0.5-2 parts (w / v), Cinnamomumcassia Blume 0.5-2 parts (w / v), licorice (Glycyrrhiza uralensisFischer et. De Candolle) 1-3 parts (w / v), Zingiber officinale Roscore, 0.5-2 parts (w / v), Daegu (Zizyphus jajuba Miller Var. Intermis Rehd.), 1-3 parts (w / v), Chen (Citrus nobilis Makino) 0.5-2 parts (w / v), Cassia tora Linne tea (fruit) 1-4 parts (w / v), Angelica Koreana Maximowicz 0.5-2 parts (w / v) A feed additive for cultured marine fish using effective microorganisms and herbal medicines, characterized in that it is extracted by adding the constructed dry drug to 200 parts (v / v) of water.

The feed additive according to claim 1 , wherein the lactic acid bacterium is one or two lactic acid bacteria selected from Streptococcus lactis or Lactobacillus bulgaris, and the yeast is Saccharomyces cerevisiae or Candida sake, Bacillus is Bacillus subtilis or Bacillus natto, the actinomycete is Streptomyces glycy, and the photosynthetic bacterium is Rhodosdomonas sp., For cultured seafood using herbal medicine Feed additive.

For 1500 parts (v / v) of water, 30-50 parts (v / v) of liquid molasses, 30-50 parts (v / v) of raw milk, 5-15 parts (w / v) of cactus fruit granules, 3-8 parts (v / v) of chitosan oligosaccharide, 2-7 parts (v / v) of Kunugi's herb liquid, lactic acid bacteria, Bacillus bacteria, yeast, complex fermentation broth of effective microorganisms including actinomycetes 35- 65 parts (v / v) and 10-30 parts (v / v) of a fermented solution of photosynthetic bacteria (3.0 × 10 ³ cfu / g) are uniformly mixed and stirred, and a raw material mixed solution containing effective microorganisms And
Korean bowl 1-3 parts (w / v), ▼ Return (Angelice gigas Nakai) 1-3 parts (w / v), River ▼ Bow (Caidium officinale Makino) 0.5-2 parts (w / v), persimmon (Paeonia albiflorapallasvar. trichocarpa Bunge) 0.5-2 parts (w / v), ripening yellow (Rehmannia glutinosa Liboschitz var. purpurea Makino) 0.5-2 parts (w / v), birch (Atractylodes macrocephale Koidzumi) 0.5-2 parts (w / v), 令 ▼ decoration (Poria cocos Wolf.) 0.5-2 parts (w / v), Huang ▼ (Astragalus membranaceus Bunge) 0.5-2 Parts (w / v), 0.5-2 parts (w / v) of Cinnamomum cassia Blume, 1-3 parts (w / v) of licorice (Glycyrrhiza uralensis Fischer et. De Candolle), Zingiber officinale Roscoe) 0.5-2 parts (w / v), Daegu (Zizyphus jajuba Miller Var. Intermis Rehd.) 1-3 parts (w / v), Chen (Citrus nobilis Makino) 0.5-2 parts (w / V A mixture of Chinese herbal medicines, to which 1-4 parts (w / v) of tea (Cassia tora Linne) tea (fruit) and 0.5-2 parts (w / v) of Angelica Koreana Maximowicz are added, In addition to the part (v / v), the mixture is bathed for 10 hours or more to 80-130 parts (v / v), cooled at room temperature, and then 80-130 parts of Chinese herbal extract (v / v) )
The raw material mixed solution 1615-1725 parts (v / v) containing the effective microorganisms and the Chinese medicine extract 80-130 parts (v / v) were mixed and stirred for 2 hours. Store for 35 to 40 days with stirring and mixing every hour for 1 hour, and use effective microorganisms and herbal medicines that emit light Chinese herbal medicine and ferment and mature so that the color becomes pale reddish blackish brown For producing a feed additive for cultured marine fish.

In the manufacturing method of the feed additive of Claim 3 ,
The lactic acid bacterium is one or two selected from Streptococcus lactis or Lactobacillus bulgaris, the yeast is Saccharomyces cerevisiae or Candida sake, and Bacillus bacterium is Bacillus subtilis or Bacillus natto And
The actinomycete is Streptomyces glycy,
The method for producing a feed additive for cultured marine fish using effective microorganisms and Chinese medicine, wherein the photosynthetic bacterium is Rhodosdomonas sp.

It contains 70-90 parts (v / v) of a feed additive produced by the method according to claim 3 with respect to 400 parts (w / v) of a general mixed feed for cultured fish with a water content of 12% or less. A feed additive for farmed marine fish using effective microorganisms and Chinese medicine.

Stirring 400 parts (w / v) of mixed feed for general aquaculture fish with a water content of 12% or less,
70-90 parts (v / v) of the feed additive produced by the method according to claim 3 is uniformly sprayed into the mixed feed for fish farming, and the water content of the mixed feed is 25 to 28%. So that
The obtained mixed feed for fish culture with a water content of 25-28% was air-filled and put into a fermentation storage room with automatic temperature control set at 35-45 ° C.
In order to promote the mutual fermentation with the growth of microorganisms and to promote the growth state between substances, maintain a constant temperature for 50-55 days, emit boiled fish odor, acid odor and spirit odor, Mixed fermentation and aging so that the color is dark brown,
An effective microorganism characterized in that 300-400 parts (w / v) of the fermented and aged powder are dried by heating to 40-45 ° C. while stirring until the water content is 15% or less. Of a feed additive for cultured marine fish using traditional Chinese medicine.