JP3676640B2 - 車載機器のダンパー取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は車載用CDプレーヤ等の車載機器の防振用ダンパーの取付構造に係わり、特に、ダンパーの取付および取り外しが簡単に行えるダンパー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載機器の防振用のダンパーの例を図6に示す。図に示すダンパー1は光ピックアップやディスクモータを備えた再生ユニットとシャーシとの間に介装され、シャーシから再生ユニットに伝わる振動を減衰させるものであり、シャーシに固定されるプラスチック製のダンパーフレーム2と再生ユニット取付部3と、その間に介在し袋状のエラストマー内に充填された粘性物質よりなる振動減衰部4とで構成されている。ダンパーフレーム2にはシヤーシに取付けるための突起2と穴2bを有するボス2aが設けられている。
【0003】
図7に上記ダンパー1をシャーシ5に取付ける従来の取付け構造の例を示す。ダンパーフレーム2の突起2cはシャーシ5の穴5bに挿通され、ボス2aは穴2bを挿通しシャーシ5のねじ穴5aと螺合するねじ7によりシャーシ5に締着される。
【0004】
図8に上記ダンパー1をシャーシ5に取付ける従来の取付け構造の他の例を示す。ダンパーフレーム2の突起2cはシャーシの図示していない穴に挿通され、ボス2aはシャーシ5とシャーシ5に設けられて折り曲げられた舌片5cに挾持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した図7に示す従来のダンパー取付け構造は、取付け用部品としてねじが必要であり、部品点数が多く、さらに、ドライバーを用いたねじ締め作業が必要であり取付け取り外しが面倒であった。また、ダンパーフレーム2は樹脂製であり、ねじ締め後ねじの緩みが生じる恐れがあった。
【0006】
図8に示す従来のダンパー取付け構造によると、取付け工程でペンチを用いて板金を曲げなければならず手間がかかるという問題があった。また、ダンパーの位置決めが不正確となるという問題があった。さらに、ダンパーを取り替える場合に折り曲げた板金を元に戻すさなければならず、固定用のシャーシの再利用ができなくなる恐れがあった。
【0007】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、部品点数が少なく、ダンパーの取付け取り外しが簡単に行え、しかもダンパーを正確に位置決めできる車載機器のダンパー取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の車載機器のダンパー取付構造は、ダンパーフレームのボスに凸部または嵌合凹部を設け、シャーシと面対向する板バネ部材に前記凸部または嵌合凹部と嵌合する嵌合凹部または凸部を設け、前記ボスを前記シャーシおよび板バネ部材で挾持させると共に前記ボスの凸部または嵌合凹部と前記板バネ部材の嵌合凹部または凸部を嵌合させたものである。
【0009】
さらに、この発明の車載機器のダンパー取付構造は、ダンパーフレームのボスに凸部または嵌合凹部を設け、シャーシと面対向する板バネ部材に前記凸部または嵌合凹部と嵌合する嵌合凹部または凸部を設け、前記ダンパーフレームに設けた突起をシャーシの穴と嵌合させ、前記ボスを前記シャーシおよび板バネ部材で挾持させると共に前記ボスの凸部または嵌合凹部と前記板バネ部材の嵌合凹部または凸部を嵌合させたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例である車載機器のダンパー取付構造を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す平面図、図2は同ダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。
【0011】
第1の実施例では図6に示した従来のダンパーと同じものが用いられる。図1および図2に示すように、シャーシ5と平行に対向するように板バネ部材6が配置されている。板バネ部材6の先端には部分球面状の凸部6aが設けられている。
【0012】
ダンパーフレーム2の突起2cをシャーシ5の穴5bに挿通した後、ダンパーフレーム2を図1の矢印で示すように回動させ、ボス2aをシャーシ5と板バネ部材6の間に挿入する。すると板バネ部材6は一旦変形した後元に戻り板バネ部材6の凸部6aがボス2aの穴2bに嵌合する。
【0013】
この状態でシャーシ5の穴5bと突起2cの間に隙間がなくなり、板バネ部材6の弾力によりボス2aがシャーシ5と板バネ部材6に挾持されダンパーフレーム2は正確に位置決めされてシャーシに保持される。
【0014】
ダンパー1を取り外すときはダンパーフレーム2を回動させて、ボス2aをシャーシ5と板バネ部材6の間から取り出せばよい。この例では従来のダンパーと同じものが用いられるので型代等の余分の費用がかからず、製造コストが安くなる。
【0015】
図3はこの発明の第2の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。この例では図6に示した従来のダンパーのボス2aに穴2bの代わりに凸部2dが設けられたものが用いられ、また、板バネ部材6の先端には凸部の代わりに穴6bが設けられている。
【0016】
ダンパーフレーム2の突起2cをシャーシ5の穴5bに挿通した後、ダンパーフレーム2を回動させ、ボス2aをシャーシ5と板バネ部材6の間に挿入する。
【0017】
すると板バネ部材6は一旦変形した後元に戻り板バネ部材6の穴6bがボス2aの凸部2dに嵌合しダンパーフレーム2がシャーシ5に位置決めされて保持される。
【0018】
図4はこの発明の第3の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。この例ではダンパーフレーム2の2つのボス2a、2aに夫々穴2b、2bが設けられており、シャーシ5と平行に対向するように2つの板バネ部材6、6が配置されている。板バネ部材6、6の先端には部分球面状の凸部6a、6aが設けられている。
【0019】
ダンパーフレーム2をスライドさせ、ボス2a、2aをシャーシ5と板バネ部材6、6の間に挿入する。すると板バネ部材6、6は一旦変形した後元に戻り板バネ部材6の凸部6a、6aがボス2aの穴2b、2bに嵌合しダンパーフレーム2がシャーシ5に位置決めされて保持される。
【0020】
図5はこの発明の第4の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。この例ではダンパーフレーム2の2つのボス2a、2aに夫々凸部2d、2dが設けられており、シャーシ5と平行に対向するように2つの板バネ部材6、6が配置されている。板バネ部材6、6の先端には穴6b、6bが設けられている。
【0021】
ダンパーフレーム2をスライドさせ、ボス2a、2aをシャーシ5と板バネ部材6、6の間に挿入する。すると板バネ部材6、6は一旦変形した後元に戻り板バネ部材6の穴6b、6bにボス2aの凸部2d、2dが嵌合しダンパーフレーム2がシャーシ5に位置決めされて保持される。
【0022】
【発明の効果】
この発明の車載機器のダンパー取付構造によれば、部品点数が少なく、ダンパーの取付け取り外しがドライバーやペンチを必要とせずに簡単に行え、しかもダンパーを正確に位置決めできる。また、ダンパーを取り外したときに部品が破損せず、部品の再利用が可能となるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す示す平面図である。
【図2】同ダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。
【図3】この発明の第2の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。
【図4】この発明の第3の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。
【図5】この発明の第4の実施例である車載機器のダンパー取付構造の一部断面を示す側面図である。
【図6】従来の車載機器のダンパーを示す斜視図である。
【図7】従来の車載機器のダンパー取付構造を示す斜視図である。
【図8】従来の車載機器のダンパー取付構造の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ダンパー
2 ダンパーフレーム、2a ボス、2b 穴、2c 突起、2d 凸部
3 再生ユニット取付部
4 振動減衰部
5 シャーシ、5a ねじ穴、5b 穴、5c 舌片、
6 板バネ部材、6a 凸部、6b 穴
7 ねじ
Claims (2)
- ダンパーフレームのボスに凸部または嵌合凹部を設け、シャーシと面対向する板バネ部材に前記凸部または嵌合凹部と嵌合する嵌合凹部または凸部を設け、前記ボスを前記シャーシおよび板バネ部材で挾持させると共に前記ボスの凸部または嵌合凹部と前記板バネ部材の嵌合凹部または凸部を嵌合させたことを特徴とする車載機器のダンパー取付構造。
- ダンパーフレームのボスに凸部または嵌合凹部を設け、シャーシと面対向する板バネ部材に前記凸部または嵌合凹部と嵌合する嵌合凹部または凸部を設け、前記ダンパーフレームに設けた突起をシャーシの穴と嵌合させ、前記ボスを前記シャーシおよび板バネ部材で挾持させると共に前記ボスの凸部または嵌合凹部と前記板バネ部材の嵌合凹部または凸部を嵌合させたことを特徴とする車載機器のダンパー取付構造。
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- 2000-01-27 JP JP2000018432A patent/JP3676640B2/ja not_active Expired - Lifetime
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