JP7512928B2 - ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、パネルへのハーネスの干渉を抑制するブラケットに関する。
従来、車両には、車載された電装品同士を電気接続するハーネスが搭載されているが、車両走行時の振動によって、ハーネスが車体パネルと接触する懸念がある。この対策が、例えば、特許文献1に開示されている。すなわち、特許文献1には、車体パネルのエッジ部とクランプ部材に保持される電線束との間に規定寸法以上の離間距離を持たせ、かつ、振動時の電線束の振れ幅が規定寸法未満となるようにクランプ部材の装備間隔を設定する技術が開示されている。
特開2012-115022号公報
ところで、特許文献1は、部材間の寸法調整によって、ハーネス及び車体パネルの接触を防ぐ技術である。このため、寸法調整の設定に手間がかかる問題があった。よって、簡易な構成でハーネス及びパネルの接触を防ぐことが可能な技術開発のニーズがあった。
本開示の目的は、パネルへのハーネスの干渉を簡素な構成で抑制できるブラケットを提供することにある。
前記課題を解決するブラケットは、金属製のパネルに取り付けられる構成であって、前記パネルへの取り付け面となる第1面と、前記第1面とは反対側に位置し、前記パネルを壁面とする収納室の内部に配策されるハーネスとの接触面となる第2面とを備えている。
本開示によれば、パネルへのハーネスの干渉を簡素な構成で抑制できる。
図1は、エンジンルーム内の構成を示す概略図である。 図2は、ブラケットに接触するハーネスを示す正面図である。 図3は、ハーネス及びブラケットの断面図である。 図4は、ブラケットの斜視図である。 図5は、ブラケットの斜視図である。 図6は、ブラケットの側面図である。 図7は、パネルへのブラケットの取付状態を示す正面図である。 図8は、エンジンが振動する様子を示す概略図である。 図9は、ハーネスの最大ばらつき範囲を示す説明図である。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のブラケットは、金属製のパネルに取り付けられる構成であって、前記パネルへの取り付け面となる第1面と、前記第1面とは反対側に位置し、前記パネルを壁面とする収納室の内部に配策されるハーネスとの接触面となる第2面とを備えている。
本例の構成によれば、金属製のパネルにブラケットを取り付け、このブラケットに収納室内のハーネスを先当たりさせる。このため、振動発生時、ハーネスがパネルに打ち付けられる状況が生じ難くなるので、パネルに傷等が生じ難くなる。このように、本例の構成の場合、パネルに対して単にブラケットを取り付けるだけで、パネルに対するハーネスの干渉を抑制することが可能となる。よって、パネルへのハーネスの干渉を簡素な構成で抑制することが可能となる。
[2]ブラケットは、前記パネルに設けられた打刻面を露出させる切欠部を備えている。この構成によれば、パネルにブラケットを取り付けたとしても、切欠部を介してパネルの打刻面を視認することが可能となる。
[3]ブラケットは、前記ハーネスが前記切欠部を横断する状態をとるように前記ハーネスを支持する複数の受け面を備えている。この構成によれば、打刻面を露出させるために切欠部を設けた場合に、切欠部の周囲の複数の受け面でハーネスをしっかりと支持することが可能となる。
[4]前記受け面は、前記ハーネスの一側面と接触する第1受け面と、前記ハーネスの別の一側面と接触する第2受け面とを備えている。この構成によれば、ハーネスを2つの面でしっかりと支持することが可能となる。
[5]ブラケットは、本体部分であるブラケット本体を備えている。前記第1受け面及び前記第2受け面は、前記ブラケット本体の平面方向において、互いに直交するように配置されている。この構成によれば、例えば、配策経路が斜め方向に延びるハーネスを、効率よくブラケットと接触させることが可能となる。
[6]ブラケットは、前記パネルへの固定箇所であって、前記パネルへの組み付けが一義的である固定部を備えている。この構成によれば、ブラケットをパネルに取り付けるにあたり、固定部によってブラケットをパネルにしっかりと固定することが可能となる。
[7]ブラケットは、前記パネルに対する取り付けの公差を吸収しながら前記パネルへの固定を可能にする公差吸収取付部を備えている。この構成によれば、ブラケットをパネルに取り付ける際に、取り付け位置に融通が利くので、取り付け時の作業を向上することが可能となる。
[8]ブラケットは、少なくとも前記第2面が樹脂製である。この構成によれば、ブラケットの第2面の摩擦抵抗を低くすることが可能となるので、第2面に接触したハーネスを滑り易くすることが可能となる。よって、振動発生時、ハーネスがブラケットの第2面に打ち付けられる状況を生じ難くすることが可能となる。言い換えれば、衝撃を軽減(緩和)することができる。
[9]前記ハーネスは、前記収納室に配置された振動源と、前記収納室を構成するフレームとの双方に固定され、前記ハーネスに対し、前記振動源との固定箇所である第1固定位置と前記フレームとの固定位置である第2固定位置との中間位置で接触する。この構成によれば、振動源が振動した場合、その振動に連動してハーネスが振動しても、ハーネスをブラケットで支持することが可能となる。よって、ハーネスをパネルに接触させずに済む。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のブラケットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
図1に示すように、車両1は、金属製のパネル2を壁面とする収納室3を備えている。本例の場合、収納室3は、車両1における振動源4(本例は、エンジン4a)を収納するエンジンルーム5である。収納室3は、例えば、車体前部に配置され、車両1のボンネットを開けると、外部に開放される。
収納室3には、車両1の電装品同士を電気接続するハーネス8が収納されている。ハーネス8は、1本の電線、又は複数の電線のどちらでもよい。ハーネス8は、例えば、複数の取り付け具9を介して車両1に取り付け固定されている。本例の取り付け具9は、例えば、ハーネス8をエンジン4aに固定する第1取り付け具11と、ハーネス8をフレーム10に固定する第2取り付け具12とを含む。取り付け具9は、例えば、クリップであることが好ましい。
図1及び図2に示すように、パネル2には、ハーネス8がパネル2に接触することを抑制するブラケット14が取り付けられている。ブラケット14は、パネル2及びハーネス8の間に介在されることにより、仮にエンジン4aや車体(フレーム10)が振動しても、ハーネス8がパネル2に干渉してしまうことを抑制するためのものである。ブラケット14には、収納室3に配置されたハーネス8が先当たりされることが好ましい。なお、フレーム10は、例えば、車体フレームであることが好ましい。
図1に示す通り、エンジン4aとハーネス8との固定箇所を第1固定位置16aとし、ハーネス8とフレーム10との固定箇所を第2固定位置16bとした場合、ブラケット14は、ハーネス8に対し、第1固定位置16aと第2固定位置16bとの中間位置16cで接触する。すなわち、ハーネス8は、第1固定位置16a及び第2固定位置16bの間の中間位置16cでブラケット14に先当たりする。中間位置16cは、第1固定位置16a及び第2固定位置16bの間であれば、必ずしも中央に限定されず、中央以外の位置としてもよい。
図3に示すように、ハーネス8は、車両1への組み付け状態において、ブラケット14に先当たりする。先当たりとは、例えば、組み付け状態においてハーネス8がブラケット14に常時接触する状態をいう。本例の場合、ブラケット14は、自身の本体部分であるブラケット本体15にハーネス8を接触させる。これにより、エンジン4aが振動したり、走行中に車体(フレーム10)が振動したりしても、ハーネス8が金属製のパネル2の直接接触することがない。
ブラケット14は、例えば、樹脂製である。ブラケット14の材質は、例えば、ポリプロピレンが好ましい。ブラケット14の摩擦係数μは、例えば、「0.3」であることが好ましい。一方、金属製のパネル2の摩擦係数μは、例えば、「0.5~0.6」となっている。このように、金属製のパネル2よりも樹脂製のブラケット14の方が、摩擦係数μが小さい。このように、摩擦係数μの高いパネル2ではなく、摩擦係数μの小さいブラケット14にハーネス8を先当たりさせる。
図4~図6に示すように、ブラケット14は、パネル2への取り付け面となる第1面18と、その反対側の面の第2面19とを備えている。第2面19は、パネル2を側面とする収納室3の内部に配策されるハーネス8との接触面となる。ブラケット14は、第1面18の少なくとも一部でパネル2と接触し、第2面19の少なくとも一部でハーネス8と接触する。ブラケット14は、少なくとも第2面19が樹脂製であることが好ましい。
ブラケット14は、パネル2に設けられた打刻面20を露出させる切欠部21を備えている。切欠部21は、ブラケット本体15を切り欠く、或いは肉取りすることによって形成されている。打刻面20は、例えば、車体の印字番号などの車体固有情報が書き込まれた表示部位である。打刻面20は、パネル2において他の箇所よりも所定量突出した部位であることが好ましい。
ブラケット14は、ハーネス8を横断させて支持する複数の受け面22を備えている。この受け面22は、例えば、ブラケット本体15の第2面19においてハーネス8と接触する所定部位である。本例の場合、受け面22は、ハーネス8の一側面と接触する第1受け面23と、ハーネス8の別の一側面と接触する第2受け面24とを備えている。第1受け面23は、ハーネス8において第1取り付け具11寄りの部位を支持する。第2受け面24は、ハーネス8において第2取り付け具12寄りの部位を支持する。ブラケット14は、大文字略L字状に形成されている。すなわち、第1受け面23及び第2受け面24は、ブラケット本体15の平面方向(図4等のY-Z軸平面)において、直交するように配置されている。
ブラケット14は、パネル2への固定箇所となる固定部26を備えている。固定部26は、例えば、ブラケット本体15に設けられた真円の孔27であることが好ましい。ブラケット14は、パネル2に対する前述の固定部26とは別の固定箇所として公差吸収取付部28を備えている。公差吸収取付部28は、例えば、ブラケット本体15の縁部に位置する突設片29に切り欠き形成された長孔状切欠溝30であることが好ましい。
図7に示すように、ブラケット14は、固定部26、及び公差吸収取付部28を介して、パネル2に取り付け固定されている。本例の場合、パネル2のネジ軸33が孔27に挿し込まれ、パネル2の別のネジ軸34が長孔状切欠溝30に挿し込まれる。このとき、長孔状切欠溝30及びネジ軸34の位置関係を調整することにより、ブラケット14がパネル2に対して位置合わせされる。一方、固定部26は、真円の孔27にネジ軸33を挿し込んで止める構造であるので、パネル2への組み付けが一義的である構造をとると言える。そして、ネジ軸33の先端にボルト35を螺着するとともに、ネジ軸34の先端にボルト36を螺着することにより、ブラケット14がパネル2に固定される。
ブラケット14は、パネル2への取り付け状態の際にパネル2の縁部分に乗せられる縁部39を備えている。縁部39は、切欠部21の辺に沿った位置に設けられている。また、縁部39の突出量W(図6参照)は、パネル2の突出量に応じた高さに形成されることが好ましい。本例の場合、縁部39の部位が第1受け面23及び第2受け面24となって、ハーネス8が先当たりされる。
次に、本実施形態のブラケット14の作用について説明する。
図8に示すように、エンジンルーム5の壁面である金属製のパネル2にブラケット14が取り付けられ、エンジンルーム5内のハーネス8をブラケット14に先当てする。すなわち、パネル2に取り付けられたブラケット14に対し、エンジンルーム5内のハーネス8を予め接触させた状態にしておく。
ここで、エンジン4aの稼働時、エンジン4aが振動する状態をとったとする。図8の例の場合は、エンジン4aが同図の矢印A方向に振動した例を挙げている。エンジン4aが振動した場合、エンジン4aに第1取り付け具11を介してハーネス8が取り付けられているので、エンジン4aの動きに連動してハーネス8も振動することになる。ハーネス8が振動すると、パネル2に接触する可能性が出てくる。
本例の場合、図9に示すように、パネル2に取り付けられたブラケット14にハーネス8を先当てさせるので、ハーネス8のばらつき範囲Eが抑制される。すなわち、エンジン4aが振動する状態をとっても、ハーネス8がパネル2や打刻面20に接触するような状況になり難い。これにより、ハーネス8が接触によってパネル2や打刻面20を傷付けずに済む。よって、パネル2に塗装剥がれが生じ難くなり、錆などが生じ難くなる。また、打刻面20が削られずに済むので、打刻面20の車体固有情報(印字番号等)を視認できなくなるなどの状況が生じ難くなる。
上記実施形態のブラケット14によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ブラケット14は、金属製のパネル2に取り付けられる。ブラケット14は、以下の第1面18、及び第2面19を備えている。第1面18は、パネル2への取り付け面となる。第2面19は、第1面18とは反対側に位置し、パネル2を壁面とする収納室3の内部に配策されるハーネス8との接触面となる。
本例の構成によれば、金属製のパネル2にブラケット14を取り付け、このブラケット14に収納室3内のハーネス8を先当たりさせる。このため、振動発生時、ハーネス8がパネル2に打ち付けられる状況が生じ難くなるので、パネル2に傷等が生じ難くなる。このように、本例の構成の場合、パネル2に対して単にブラケット14を取り付けるだけで、パネル2に対するハーネス8の干渉を抑制することが可能となる。よって、パネル2へのハーネス8の干渉を簡素な構成で抑制することができる。
(2)打刻面20に塗装剥がれなどが生じ難くなるので、パネル2の錆を発生し難くすることができる。
(3)打刻面20の印字番号等の剥がれを生じ難くすることができる。
(4)ブラケット14は、パネル2に設けられた打刻面20を露出させる切欠部21を備えている。この構成によれば、パネル2にブラケット14を取り付けたとしても、切欠部21を介してパネル2の打刻面20を視認することができる。
(5)ブラケット14は、ハーネス8が切欠部21を横断する状態をとるようにハーネス8を支持する複数の受け面22を備えている。この構成によれば、打刻面20を露出させるために切欠部21を設けた場合に、切欠部21の周囲の複数の受け面22でハーネス8をしっかりと支持することができる。
(6)受け面22は、ハーネス8の一側面と接触する第1受け面23と、ハーネス8の別の一側面と接触する第2受け面24とを備えている。この構成によれば、ハーネス8を2つの面でしっかりと支持することができる。
(7)ブラケット14は、本体部分であるブラケット本体15を備えている。第1受け面23及び第2受け面24は、ブラケット本体15の平面方向(図4等のY-Z軸平面)において、互いに直交するように配置されている。この構成によれば、例えば、配策経路が斜め方向に延びるハーネス8を、効率よくブラケット14と接触させることができる。
(8)ブラケット14は、パネル2への固定箇所である固定部26を備えている。この固定部26は、パネル2への組み付けが一義的である。この構成によれば、ブラケット14をパネル2に取り付けるにあたり、固定部26によってブラケット14をパネル2にしっかりと固定することができる。
(9)ブラケット14は、パネル2に対する取り付けの公差を吸収しながらパネル2への固定を可能にする公差吸収取付部28を備えている。この構成によれば、ブラケット14をパネル2に取り付ける際に、取り付け位置に融通が利くので、取り付け時の作業を向上することができる。
(10)ブラケット14は、少なくとも第2面19が樹脂製である。この構成によれば、ブラケット14の第2面19の摩擦抵抗を低くすることが可能となるので、第2面19に接触したハーネス8を滑り易くすることが可能となる。よって、振動発生時、ハーネス8がブラケット14の第2面19に打ち付けられる状況を生じ難くすることができる。
(11)ハーネス8は、収納室3に配置された振動源4(本例は、エンジン4a)と、収納室3を構成するフレーム10とに固定されている。ブラケット14は、ハーネス8に対し、振動源4との固定箇所である第1固定位置16aとフレーム10との固定位置である第2固定位置16bとの中間位置16cで接触する。この構成によれば、振動源4が振動した場合、すなわちエンジン稼働時にエンジン4aが振動した場合、振動源4に連動してハーネス8が振動しても、ハーネス8をブラケット14で支持することが可能となる。よって、ハーネス8をパネル2に接触させずに済む。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1面18は、全面がパネル2と接触する必要はなく、一部のみパネル2と接触してもよい。
・第2面19は、少なくともハーネス8が接触する箇所のみ樹脂製としてもよい。
・ブラケット14は、切欠部21が省略された形状でもよい。
・収納室3は、エンジンルーム5に限定されず、車両1に設けられた他の室でもよい。
・1台の車両1にブラケット14が複数設けられてもよい。
・ハーネス8は、ブラケット14に先当たりされる構成に限らず、振動時にブラケット14と接触する寸法に形成されてもよい。
・ブラケット14は、所定量突出した縁部39を有する形状に限定されず、例えば、縁部39が省略されることにより、表面がフラットとなった形状でもよい。
・第1受け面23、及び第2受け面24は、平面方向において直交配置されるように形成されることに限定されず、例えば、平行配置されるように形成されてもよい。
・受け面22は、2つに限定されず、3つ以上としてもよい。
・切欠部21は、孔でもよい。
・パネル2へのブラケット14の固定方法は、固定部26及び公差吸収取付部28を用いた構成に限らず、例えば、クリップ状の突起をパネル2の凹部に係合するなど、種々の方法が適用できる。
・第2面19は、弾性変形可能なゴムを用いてもよい。
・第2面19は、樹脂製に限らず、例えば、金属製としてもよい。
・1本のハーネス8に対して、複数のブラケット14でパネル2に接触させてもよい。
・ブラケット14は、車載用に限定されず、他の装置や機器に使用してもよい。
・本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)金属製のパネルに取り付けられるブラケットと、前記パネルを壁面とする収納室の内部に配策されるハーネスとを備えるハーネスユニットであって、前記ブラケットは、前記パネルへの取り付け面となる第1面と、前記第1面とは反対側に位置し、前記ハーネスとの接触面となる第2面とを備えるハーネスユニット。
(ロ)金属製のパネルと、前記パネルに取り付けられるブラケットと、前記パネルを壁面とする収納室の内部に配策されるハーネスとを備える配策ユニットであって、前記ブラケットは、前記パネルへの取り付け面となる第1面と、前記第1面とは反対側に位置し、前記ハーネスとの接触面となる第2面とを備える配策ユニット。
1 車両
2 パネル
3 収納室
4 振動源
4a エンジン
5 エンジンルーム
8 ハーネス
9 取り付け具
10 フレーム
11 第1取り付け具
12 第2取り付け具
14 ブラケット
15 ブラケット本体
16a 第1固定位置
16b 第2固定位置
18 第1面
19 第2面
20 打刻面
21 切欠部
22 受け面
23 第1受け面
24 第2受け面
26 固定部
27 孔
28 公差吸収取付部
29 突設片
30 長孔状切欠溝
33 ネジ軸
34 ネジ軸
35 ボルト
36 ボルト
39 縁部
μ 摩擦係数
W 突出量
E 最大ばらつき範囲

Claims (8)

  1. 金属製のパネルを壁面とする収納室の内部にはハーネスが配策されており、前記ハーネスが前記パネルに接触することを抑制するために前記パネルに取り付けられるブラケットであって、
    前記パネルへの取り付け面となる第1面と、
    前記第1面とは反対側に位置し、前記ハーネスとの接触面となる第2面と
    前記パネルに設けられた打刻面を露出させる切欠部と
    を備えるブラケット。
  2. 前記ハーネスが前記切欠部を横断する状態をとるように前記ハーネスを支持する一対の受け面を備える
    請求項に記載のブラケット。
  3. 前記受け面は、
    前記ハーネスの一側面と接触する第1受け面と、
    前記ハーネスの別の一側面と接触する第2受け面とを備える
    請求項に記載のブラケット。
  4. 本体部分であるブラケット本体を備え、
    前記第1受け面及び前記第2受け面は、前記ブラケット本体の平面方向において、互いに直交するように配置されている
    請求項に記載のブラケット。
  5. 前記パネルへの固定箇所であって、前記パネルへの組み付けが一義的である固定部を備える
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のブラケット。
  6. 金属製のパネルを壁面とする収納室の内部にはハーネスが配策されており、前記ハーネスが前記パネルに接触することを抑制するために前記パネルに取り付けられるブラケットであって、
    前記パネルへの取り付け面となる第1面と、
    前記第1面とは反対側に位置し、前記ハーネスとの接触面となる第2面と
    前記パネルに対する取り付けの公差を吸収しながら前記パネルへの固定を可能にする公差吸収取付部と
    を備えるブラケット。
  7. 少なくとも前記第2面が樹脂製である
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のブラケット。
  8. 前記ハーネスは、前記収納室に配置された振動源と、前記収納室を構成するフレームとの双方に固定され、
    前記ハーネスに対し、前記振動源との固定箇所である第1固定位置と前記フレームとの固定位置である第2固定位置との中間位置で接触する
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のブラケット。
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