JP3666162B2 - ディジタル放送受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各キャリアが差動位相変調されOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数多重変調)変調されたディジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチパス、フェージングなど電波伝播の問題の影響を強く受ける移動体に対し、ディジタルデータを伝送可能とする方式として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数多重変調)伝送方式が知られており放送への利用が進められている。その代表的なものがITU−R勧告BS.774に記載されるディジタル放送方式(以下、DAB(Digital Audio Broadcasting)と記す)である。
【0003】
図16はディジタル放送受信機のブロック図である。
図において、1はアンテナ、2はRF増幅器、3は周波数変換器(MIX)、4は局部発振器(LO)、5は中間周波増幅器(IF AMP)、6は直交復調器(DEMOD)、7はA/D変換器、8は同期信号検出器(同期検出)、9は同期制御手段、10は複素離散フーリエ変換処理(以下、「DFT」という)手段、11は差動復調器、12は位相誤差検出器、13は周波数同調制御手段、14はビタビ復号器、15はMPEG音声デコーダ、16はD/A変換器、17は音声増幅器、18はスピーカである。
【0004】
以上のように構成された受信機において、アンテナ1にて受信された放送波は、RF増幅器2において増幅、周波数変換器3にて周波数変換、中間周波増幅器5にて隣接チャンネル波など不要成分の除去および増幅、直交復調器6にて検波が行われ、ベースバンド信号としてA/D変換器7に与えられる。
【0005】
A/D変換器7によりサンプリングされた信号は、DFT手段10にてDFTが行われ、4相位相変調(QPSK)された各伝送キャリアの位相が検出される。続く差動復調器11では、時間的に隣接する2伝送シンボルの同一キャリアの変調位相を比較し、この間の位相推移を出力する処理(差動復調)が行われ、差動復調されたデータは、送信側にて変調を行う際のキャリア順序規則に従い、順次ビタビ復号器14に出力される。
【0006】
ビタビ復号器14では、送信側にて行われる複数伝送シンボルにまたがる時間インターリーブの解除を行うとともに、畳み込み符号化して伝送されたデータの復号を行い、この際、伝送路で発生するデータの誤り訂正が行われる。
【0007】
MPEG音声デコーダ15は、ISO/MPEG1レイヤー2の規定に従い、ビタビ復号器14から出力される圧縮されたDAB放送音声データを伸張してD/A変換器16に与える。D/A変換器16にてアナログ変換された音声信号は、増幅器17をとおしてスピーカ18より再生される。
【0008】
ここで、同期信号検出器8は、DABの伝送信号中に含まれるフレーム同期信号の内、ヌルシンボル(信号なしの期間)をエンベロープ検波により検出するものであり、この出力は、同期制御手段9を通してDFT手段10にて行われるDFTが正しく信号の伝送フレームおよび各シンボルに同期して行われるためのタイミング信号となる。
【0009】
位相誤差検出器12は、差動復調器11より出力される各キャリアの位相データの本来の位相点からの誤差を検出するものである。すなわち、DABでは、直交復調器6に与えられる信号の周波数が正しい場合には、差動復調器11より出力される各キャリア対応の差動復調データの位相は、ほぼπ/4、3・π/4、5・π/4、7・π/4の位相のいずれかとなる。
そこで各キャリア対応のデータを4乗して2πに対する余剰をとると、この値は元のデータに誤差がない場合はπ、元のデータに位相誤差がある場合にはその4倍の値になることから、位相誤差検出を行う。実際には、位相誤差検出器12では、多数キャリアのデータについて上記操作を行い、その結果を平均化することで検出の精度を向上する。
【0010】
このようにして求めた位相誤差εは、差動復調器11の出力であるため、このときの信号周波数の誤差ζとの間に式(1)の関係を持つ。
ζ=ε/T ……(1)
ここで、Tはガードインターバルを含むシンボル期間である。
周波数同調制御手段13は、この位相誤差εが小さくなるよう局部発振器4の周波数を制御することで、周波数変換器3から出力される中間周波信号の周波数を制御して直交復調器6から与えられるベースバンド信号の周波数誤差ζを0に近づけるよう動作する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
既に説明したように、DAB信号は多数のキャリアから構成されている。各キャリアを分離するためDFTは、図17に示す出力特性を有しており、周波数が正しく引き込まれている場合は、他キャリアからの成分は漏れてこない。
ところが、周波数が正しく引き込まれていないと図18に示すように他キャリアからの成分が漏れてくる。
【0012】
ここで、周波数ずれがあっても他キャリアからの漏れがないとすれば、隣接したキャリアs1とs2は式(2)で表せる。
Figure 0003666162
但し、
f0:送信周波数
Δf:周波数ずれ
n:キャリア番号
fcc:キャリアの周波数間隔
tsym:1シンボルの期間
θn:(2N+1)π/4 、Nは任意の整数
θc:2π(f0−n・fcc)・tsym
である。
【0013】
よって、隣接するシンボルの同一キャリアの(2・N+1)π/4からの位相誤差は式(3)
θ=Δf・tsym ……(3)
で表せ、周波数ずれに比例することがわかる。
【0014】
ところが、実際には周波数がずれると他キャリアからの漏れ、例えば−80Hzの周波数があると図19に示すような差動復調データに大きなばらつきがでる。ここで、差動復調のデータは0〜π/2、π/2〜π、π〜3π/2、3π/2〜2πの4つの象限にわかれるが、図19のように隣の象限に入り込むデータが生じ、隣の象限に変化したデータは符号が反対で大きな位相誤差になる。位相誤差検出器における平均化処理には、この位相誤差の符号が逆の誤ったデータも用いているので、その結果、真の値より小さくなる。
【0015】
また、周波数のずれが大きいほど他キャリアからの成分の漏れも大きくなるのでばらつきが大きくなり、更に、隣の象限に近いデータになるため、上記の誤差が生じやすい。このため、周波数ずれと位相誤差の平均値は図20に示すように、70Hz程度の周波数ずれから位相誤差が小さくなり、周波数ずれと平均位相誤差が比例しなくなる。このため、周波数ずれが大きいと周波数の引き込みに時間がかかると言う問題があった。
【0016】
本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、周波数ずれによる位相誤差のばらつきの影響を受けない局部発振器の周波数制御手段を備えたディジタル放送受信機を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるディジタル放送受信機は、アンテナから入力したDAB信号をDFTでOFDM復調し、差動復調器で連続したシンボル間の同一キャリアの位相差を計算し、位相誤差検出器で第N象限の差動復調データに対し(2N−1)π/4ラジアンからのずれを位相差として検出し、平均値処理部で各キャリアの位相誤差を平均し、符号判定部で位相誤差の符号を検出し、符号判定部の結果に応じて、位相誤差補正部で隣接キャリアに変化したデータの影響を排除することで位相誤差を補正し、補正した位相誤差で局部発振器の周波数を制御する。
【0018】
この発明にかかるディジタル放送受信機は、アンテナから入力したDAB信号をDFTでOFDM復調し、差動復調器で連続したシンボル間の同一キャリアの位相差を計算し、位相誤差検出器で第N象限の差動復調データに対し(2N−1)π/4ラジアンからのずれを位相差として検出し、平均値処理部で各キャリアの位相誤差を平均し、符号判定部で位相誤差の符号を検出し、符号判定部の結果に応じて位相誤差補正部で隣接キャリアに変化したデータを復元して局部発振器の周波数を制御する。
【0019】
また、アンテナから入力したDAB信号をDFTでOFDM復調し、差動復調器で連続したシンボル間の同一キャリアの位相差を計算し、位相回転部で第N象限の差動復調データに対し(2N−1)π/4ラジアンの位相回転を行い、虚数部符号判定部で位相回転後のデータの虚数部の符号を判定し、虚数部の符号が同じデータのみで加算し、位相誤差検出器で隣接キャリアに変化したデータの影響を排除し位相誤差を検出し、局部発振器の周波数を制御する。
【0020】
また、アンテナから入力したDAB信号をDFTでOFDM復調し、差動復調器で連続したシンボル間の同一キャリアの位相差を計算し、位相回転部で第N象限の差動復調データに対し(2N−1)π/4ラジアンの位相回転を行い、虚数部符号判定部で位相回転後のデータの虚数部の符号を判定し、虚数部の符号が同じデータのみで加算し、位相誤差検出器で隣接キャリアに変化したデータを復元し局部発振器の周波数を制御する。
【0021】
また、アンテナから入力したDAB信号をDFTでOFDM復調し、差動復調器で連続したシンボル間の同一キャリアの位相差を計算し、位相誤差検出器で第N象限の差動復調データに対し(2N−1)π/4ラジアンからのずれを位相差として検出し、平均値処理部で各キャリアの位相誤差を平均し、差動復調器の出力データから他キャリアからの漏れの大小を判断し、位相誤差補正部で他キャリアからの漏れが大きいとき、位相誤差補正部で位相誤差の平均値を補正局部発振器の周波数を制御する。
【0022】
また、アンテナから入力したDAB信号をDFTでOFDM復調し、差動復調器で連続したシンボル間の同一キャリアの位相差を計算し、位相誤差検出器で第N象限の差動復調データに対し(2N−1)π/4ラジアンからのずれを位相誤差として検出し、平均値処理部で各キャリアの位相誤差を平均し、ばらつき判定部で差動復調データのばらつきを検出し、ばらつきが大きいとき位相誤差の平均値に補正を施し局部発振器の周波数を制御する。
【0023】
また、アンテナから入力したDAB信号をDFTでOFDM復調し、差動復調器で連続したシンボル間の同一キャリアの位相差を計算し、位相誤差検出器で第N象限の差動復調データに対し(2N−1)π/4ラジアンからのずれを位相差として検出し、平均値処理部で各キャリアの位相誤差を平均し、傾き検出部で位相誤差の大きさの傾きを検出し、傾きが収束方向にないとき位相誤差の平均値に補正を施し、補正した位相誤差で局部発振器の周波数を制御する。
【0024】
【発明の実施の形態】
請求項1の発明に係るディジタル放送受信機においては、位相誤差補正部は、位相誤差の平均値の符号と異なる位相誤差は差動復調データの位相が差が±π/2を越えたため隣の象限のデータとして扱われ、データが誤っていると判断し、位相誤差の平均値の符号と一致した位相誤差のみで平均処理をし位相誤差を補正する。
【0025】
また、請求項2の発明に係るディジタル放送受信機においては、位相誤差補正部の位相誤差の復元は、位相誤差の符号が平均値と異なる場合には差動復調データが±π/2を越えたため隣の象限のデータとして扱われたと考え、位相誤差をθとすると、位相誤差が正の場合θ−π/2、負の場合θ+π/2の補正を施す。
【0026】
また、請求項3の発明に係るディジタル放送受信機においては、位相誤差補正部は正の虚数部と負の虚数部の絶対値が小さい方は位相誤差が±π/2以上なので隣の象限のデータとして扱われ符号が誤ったと考えられるので、絶対値が大きい方の虚数部/実数部のみを計算し位相誤差とする。
【0027】
また、請求項4の発明に係るディジタル放送受信機においては、位相誤差補正部は、虚数部が正の虚数部/実数部と虚数部が負の虚数部/実数部を計算し、正の虚数部と負の虚数部の絶対値の大きい方はそのままで位相誤差1とする。また小さい方は位相誤差が±π/2を越えたため隣の象限のデータとして扱われ、符号が誤っていると考えられる。そこで、位相誤差をθとすると、虚数部が正の場合θ−π/2、負の場合θ+π/2の補正を施し、もとの位相誤差に復元し位相誤差2とし、位相誤差1と位相誤差2の平均を位相誤差として用いる。
【0028】
また、請求項5の発明に係るディジタル放送受信機においては、位相補正部は他キャリアからの漏れが大きくなると位相誤差は他キャリアからの漏れにより真の値より小さくなっているので、例えば位相誤差を増加する処理を施す。
【0029】
また、請求項6の発明に係るディジタル放送受信機においては、漏れ成分判定部は周波数ずれが大きい程、DFT結果に他キャリアからの漏れが多くなり位相にも影響がでる。影響の受け方は近くのキャリアとの位相差が±π/2ラジアンのとき大きくなるが、隣のキャリアがどのような位相差になるかは1通りではない。このため他キャリアからの漏れも変化する。そのため、差動復調した結果も図19の様にバラツキが生じる。他キャリアからの漏れが大きい程バラツキが大きくなるので、データのバラツキを計算して他キャリアからの漏れの大小を判断する。
【0030】
また、請求項7の発明に係るディジタル放送受信機においては、漏れ成分判定部は、他キャリアからの漏れが大きい領域と小さい領域では周波数ずれ対位相誤差の傾きの符号が逆になっていることを用いる。まず、局部発振器に位相誤差が0に近づくようにフィードバックをかけているので、他キャリアからの漏れが小さい領域では位相誤差の大きさは小さくなる。しかし、周波数もれが大きい領域では、実際は位相誤差は小さくなっていても、他キャリアの漏れ成分の影響が小さくなり真の位相誤差に近づくため、見かけ上大きくなる。そこで、次式
Δθ=(今回の位相誤差の平均値の絶対値)−(前回の位相誤差の平均値の絶対値)
で他キャリアからの漏れを検出し、前回の位相誤差と今回の位相誤差の符号が同じ場合は、真の位相誤差は0に近づいている過程と考えられるので、Δθが正の場合、他キャリアからの漏れにより位相誤差が真の値より小さくなっている領域にいると判断できる。
【0031】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示すブロック構成図である。図において、1はアンテナ、2はRF増幅器、3は周波数変換器(MIX)、4は局部発振器(LO)、5は中間周波増幅器(IF AMP)、6は直交復調器(DEMOD)、7はA/D変換器、8は同期信号検出器(同期検出)、9は同期制御手段、10はDFT手段、11は差動復調器、12bは差動復調器11の各キャリアの(2N−1)π/4からの位相誤差を検出する位相誤差検出器、13は周波数同調制御手段、14はビタビ復号器、15はMPEG音声デコーダ、16はD/A変換器、17は音声増幅器、18はスピーカ、19は位相誤差検出器12bの出力を蓄えておくメモリ、21は位相誤差検出器12bの出力の平均値を計算する平均値処理部、22aは平均値処理部12bの出力の符号を判定する符号判定部、23aは符号判定部の結果から位相誤差の誤りを判定して、誤っている場合には除外して位相誤差を補正する位相誤差補正部である。
【0032】
アンテナ1で受信したデータは、RF増幅器2、周波数変換器3、中間周波増幅器5、直交復調器6、A/D変換器7を通り、DFT手段10で複素離散フーリエ変換処理される。DFT手段10で復調された信号を差動復調器11で差動復調する。ここで局部発振器4の発振周波数がずれていると、1シンボルの期間で所定以上の位相回転がおこる。
【0033】
このため、隣接シンボル間の差動復調データの位相は(2N−1)π/4からずれる。位相誤差検出器12bはこの各キャリアの位相誤差θiを計算し、メモリ19はθiを記憶する。
また、位相誤差検出器12bで検出した位相誤差の平均処理を平均値処理部21で行う。この処理は隣の象限に変化したデータも含まれるので、計算した値は真の位相誤差より小さくなる。しかし、図20からその符号は変化しないと考えられる。
位相誤差補正部23aはメモリ19の位相誤差データのなかで、符号判定部22aが判定した平均値と符号が同じデータのとき、制御部24がスイッチ26をオンにし、平均値処理部27でメモリ19から入力される位相誤差の平均値を計算する。
【0034】
図2は位相誤差補正部23aにおける処理のフローチャートで、100で初期設定を行い、101で位相誤差の平均値の符号とi番目の位相誤差の符号が同じか否かを判断し、同じ場合は102で位相誤差θiを加算し、加算したキャリア数nを1加え、異なる場合は103でiを更新し、104でiが最後のデータに対応した値より大きい場合データの終わりと判断して105で平均値の計算を行う。
この処理により、隣の象限に変化したデータの影響をうけることなく位相誤差を検出できる。
【0035】
図3は従来例と実施の形態1の差動復調データの周波数ずれによる位相差を測定した結果を示す図であり、実施の形態1では大きな周波数ずれまで、ほぼ周波数ずれに比例した位相誤差が検出でき、周波数同調制御手段13は、局部発振器4の周波数をこの位相誤差に比例した周波数分だけ変更する。
【0036】
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2を示すブロック構成図で、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図において、23bは符号判定部の結果に応じ位相誤差の誤りを検出し誤っている場合は復元する位相誤差補正部で、制御部24b,スイッチ26b,平均値処理部27および位相誤差復元部28で構成されている。
【0037】
アンテナ1から符号判定部22aまでは、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
実施の形態1における位相誤差補正部23aでは、符号判定部22aの出力と符号の異なる位相誤差データは用いなかったが、実施の形態2では符号の異なる位相誤差データを用いる点が異なる。すなわち、制御部24bは、メモリ19の位相誤差データの符号が符号判定部22aで判定された平均値の符号と同じ場合はスイッチ26bを平均値処理部27側に接続し、符号が異なる場合は位相誤差復元部28側に接続する。位相誤差復元部28は、位相データθi≧0のときはθi←θi−π/2、θi<0のときはθi←θi+π/2の処理を行い、平均値処理部27に出力する。平均値処理部27は、入力された位相誤差の平均値を計算する。
【0038】
図5は、位相誤差補正部23bにおける処理のフローチャートで、θave は位相誤差の平均値、θave’は位相誤差の平均値の補正値、θiはi番目のキャリアの位相誤差である。
まず100bで初期設定をし、101で位相誤差の平均値θave とi番目の位相誤差θiの符号が一致する場合は102の処理を行い、そうでない場合は106でi番目の位相誤差θi が正か否かを判断し、正の時はπ/2進んだ象限のデータが変化したと考えられるので、107でπ/2進んだ位相を基準にして位相誤差を補正し、負の場合はπ/2遅れた象限のデータが変化したと考えられるので、108でπ/2遅れた位相を基準にして位相誤差を補正する。この後102で位相誤差の平均の和の計算とキャリア番号iの更新を行い、103でiがデータ数より大きくなると終わりとし、104で平均値計算を行い、周波数同調制御手段13に出力する。
【0039】
これにより、大きな周波数ずれまで、ほぼ周波数ずれに比例した位相誤差が検出でき、周波数同調制御手段13は、局部発振器4の周波数をこの位相誤差に比例した周波数分だけ変更する。
【0040】
なお、位相誤差検出は、第N象限のデータを−(2N−1)π/4ラジアンの回転を加えた後、虚数部/実数部で近似しても良い。
【0041】
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3を示すブロック構成図で、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図において、23cは位相誤差補正部で、比較部34,スイッチ35および割り算部36で、構成されている。
29は差動復調器11の各キャリアのN象限のデータを(2N−1)π/4からの位相誤差を検出する位相回転部、30は位相回転部29の出力の位相誤差の虚数部の符号を判定する虚数部符号判定部、31は位相回転部29の出力を虚数部符号判定部30の判定結果に基づいて切り替えるスイッチ、32と33はスイッチ31に接続された加算器である。
【0042】
アンテナ1からスピーカ18までの動作は、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
DFT手段10で復調された信号を差動復調器11で差動復調する。ここで局部発振器4の発振周波数がずれていると、1シンボルの期間で所定以上の位相回転がおこる。このため差動復調データの位相は(2N−1)π/4からずれる。位相回転部29は差動復調データの出力を−(2N−1)π/4ラジアン回転させる。この操作後の正の実軸からの位相ずれが位相誤差になる。
【0043】
以下、図7のフローチャートに従って動作を説明する。まず、200で初期設定し、201でキャリアを設定する。次に、虚数部符号判定部30は202で位相回転部29の出力データの虚数部の符号を判定してスイッチ35を切り替え、正の場合は204で虚数部符号判定部30の出力が加算器32へ接続されて204の計算を行い、負の場合は、加算器33へ接続されて203の計算を行う。
【0044】
次に、205でデータが終わりと判断すると、位相誤差補正部23cの比較部34は206で加算器32と加算器33の出力のうち虚数部の絶対値の大きさを比較して負の虚数部が大きいときはスイッチ35を加算器33へ接続して207で虚数部/実数部(Imm/Rem)の計算を割り算部36で行う。また正のときはスイッチ35を加算器33へ接続して208で虚数部/実数部(Imp/Rep)の計算を割り算部36で行い、位相誤差として周波数同調制御手段13に出力する。これにより、他キャリアからの漏れにより隣の象限のデータに変化した差動復調データの影響を受けることなく、局部発振器4の制御ができる。
【0045】
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4を示すブロック構成図で、図6と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図において、23dは位相誤差補正部で、比較部34,割り算部37,38,切り替え部39,平均部40および復元部41で構成されている。
【0046】
アンテナ1からスイッチ31までの動作は、実施の形態3と同じであるので、説明を省略する。
加算器32は虚数部の符号が正の場合の複素データを加算し、加算器33は虚数部の符号が負の場合の複素データを加算する。割り算部37は加算器32の虚数部/実数部を、割り算部38は加算器33の虚数部/実数部を計算する。切り替え部29は、虚数部の絶対値が大きい方の割り算部の出力を平均部40に、小さいほうを復元部41に入力し、位相補正後に入力する。
【0047】
図9にフローチャートを示す。図9に示した200から205までの処理は、実施の形態3の図7に示したフローチャートと同一であるので、説明は省略する。206では、虚数部が正の場合、割り算部37は虚数部/実数部を計算し、虚数部が負の場合、割り算部38は虚数部/実数部を計算する。次に、比較部34は、207で加算器32と33の虚数部の絶対値を比較し、もし加算器33の負の虚数部の絶対値が大きいときは、加算器32の虚数部で計算したθavepが誤っているので209の処理で復元する。また、207で正の虚数部(加算器32の虚数部)の絶対値が、加算器33の虚数部の絶対値より大きい場合は、θavemを213の処理を行って補正する。平均部40は、誤りと判断されなかった位相誤差と復元した位相誤差の平均処理を214で行い、位相誤差として周波数同調制御手段13に出力する。
【0048】
これにより、他キャリアからの漏れにより隣の象限のデータに変化した差動復調データの影響を受けることなく、局部発振器4の制御ができる。
【0049】
実施の形態5.
図10は本発明の実施の形態5を示すブロック構成図で、図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図において、12cは差動復調器11の各キャリアの(2N−1)π/4からの位相誤差の平均値を検出する位相誤差平均値検出器、42は差動復調器11に接続された他キャリアの漏れの大きさを推定する漏れ成分判定部、23eは漏れ成分判定部42に接続され、漏れ成分の大きいとき位相誤差の平均値を補正する位相誤差補正部である。
【0050】
アンテナ1からスピーカ18までの動作は、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
DFT手段10で復調された信号を差動復調器11で差動復調する。ここで局部発振器4の発振周波数がずれていると1シンボルの期間で所定以上の位相回転がおこる。このため差動復調データの位相は(2N−1)π/4からずれる。位相誤差平均値検出器12cはこの位相誤差の各キャリアの平均値を出力する。
【0051】
以下、図11のフローチャートに従って説明する。
漏れ成分判定部42が300で他キャリアからの漏れ成分が大きいと判断すると位相誤差補正部23eが301で位相誤差の補正を行う。
以下、301の処理について説明する。θpは、ほぼ30度程度の値でキャリア漏れの影響があるときの位相誤差の最大値である。ここでキャリア漏れの影響が大きいときの傾きは、小さいときの傾きの約2倍になっている。これと周波数ずれに対して位相誤差が比例することを考慮して、他キャリアからの漏れが大きい場合は式(4)で式(3)に近づくように補正する。
θ’=3・θp/2−θ/2 …… (4)
但し、θpは位相誤差平均値の理論的最大値
θ は平均処理手段の出力
θ’は補正した位相誤差
である。
【0052】
この位相誤差を用いることにより、他キャリアからの漏れにより隣の象限のデータに変化した差動復調データの影響を受けることなく、局部発振器4の制御ができる。
【0053】
また、式(4)に従わなくても、位相誤差が増加する操作を加えても良い。
例えば式(4)の係数を変えたり、比較的大きな固定値(例えば他キャリアからの漏れがある場合の最大値のキャリア30度)に置き換えても良い。
【0054】
実施の形態6.
図12は本発明の実施の形態6を示すブロック構成図で、図10と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図において、43は差動復調器11に接続されデータのばらつきを計算するばらつき検出部、23eは漏れ成分判定部に接続され、漏れ成分の大きいとき位相誤差の平均値を補正する位相誤差補正部である。
【0055】
アンテナ1からスピーカ18までの動作は、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
DFT手段10で復調された信号を差動復調器11で差動復調する。ここで局部発振器4の発振周波数がずれていると、1シンボルの期間で所定以上の位相回転がおこる。このため、差動復調データの位相は(2N−1)π/4からずれる。位相誤差平均値検出器12cはこの位相誤差の各キャリアの平均値を出力する。
【0056】
また、他キャリアからの漏れが大きいと差動復調データもばらつく。そこで差動復調の信号のばらつきσを次式で計算する。
σ=Σ{(Rei−Reave)2 +(Imi−Imave)2 }…(5)
但し
Rei :i番目の差動データの実数部
Reave:実数部の平均値
Imi :i番目の差動データの虚数部
Imave:虚数部の平均値
である。
【0057】
つぎに、位相誤差の動作を図13のフローチャートで説明する。302でばらつきσが定値より大きいか否かを判断する。小さいときは他キャリアからの成分の漏れが小さいと判断し、位相誤差の補正は行わない。
【0058】
また、ばらつきσが設定値より大きいとき301で補正する。301は実施の形態5と同様の処理である。
【0059】
この位相誤差を用いることにより、他キャリアからの漏れにより隣の象限のデータに変化した差動復調データの影響を受けることなく、局部発振器4の制御ができる。
【0060】
また、式(4)に従わなくても、位相誤差が増加する操作を加えても良い。例えば式(4)の係数を変えたり、比較的大きな固定値(例えば他キャリアからの漏れがある場合の最大値のキャリア30度)に置き換えても良い。
【0061】
実施の形態7.
図14は本発明の実施の形態7を示すブロック構成図で、図10と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図において、44は位相誤差平均値検出器12cに接続され、位相誤差の傾きの絶対値の時間変化を監視する傾き判定部、23eは位相誤差平均値検出器12cおよび傾き判定部44に接続された位相誤差補正部である。
【0062】
アンテナ1からスピーカ18までの動作は、実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
DFT手段10で復調された信号を差動復調器11で差動復調する。ここで局部発振器4の発振周波数がずれていると、1シンボルの期間で所定以上の位相回転がおこる。このため差動復調データの位相は(2N−1)π/4からずれる。位相誤差平均値検出器12cは、この位相誤差の各キャリアの平均値を出力する。
【0063】
次に傾き判定部44と位相誤差補正部23eの動作を図15のフローチャートで説明する。
303は今回検出した位相誤差と前回の位相誤差の絶対値を比較している。ここで、位相誤差が0に近づくよう局部発振器4にフィードバックをかけているので、真の位相誤差は今回の方が小さくなっている。
【0064】
しかし、実際は図20からもわかるように周波数ずれが大きくなり、他キャリアからの漏れ成分が大きくなると、真の位相誤差よりも検出した位相誤差が小さくなり、周波数ずれが0に近づくほど位相誤差より大きくなる。それで、303の処理では、今回の位相誤差が前回より大きくなった場合、他キャリアからの漏れ成分が大きい領域にいると判断できるので、この場合301で実施の形態5と同様に式(4)の位相誤差の補正を行う。
【0065】
この位相誤差を用いることにより、他キャリアからの漏れにより隣の象限のデータに変化した差動復調データの影響を受けることなく、局部発振器4の制御ができる。
【0066】
また、位相補正は式(4)に従わなくても、位相誤差が増加する操作を加えても良い。例えば式(4)の係数を変えたり、比較的大きな固定値(例えば他キャリアからの漏れがある場合の最大値のキャリア30度)に置き換えても良い。
【0067】
【発明の効果】
この発明によれば、他キャリアからの漏れにより隣接キャリアに変化した差動復調出力データから計算した位相誤差を除外しているので、周波数ずれによる位相誤差が小さくならず周波数の引き込み時間を短くできる。
【0068】
また、他キャリアからの漏れにより隣接キャリアに変化した差動復調出力データから計算した位相誤差を補正して用いるので、周波数ずれによる位相誤差が小さくならず、かつ平均ポイント数が減らず位相誤差のばらつきが大きくなることなく周波数の引き込み時間を短くできる。
【0069】
また、他キャリアからの漏れにより隣接キャリアに変化した差動復調出力データを除外した後、位相誤差を求めるので、周波数ずれによる位相誤差が小さくならず周波数の引き込み時間を短くできる。
【0070】
また、他キャリアからの漏れにより隣接キャリアに変化した差動復調出力データを除外した後、位相誤差を求めるので、周波数ずれによる位相誤差が小さくならず平均ポイント数も減少しないので、位相誤差の平均値のばらつきを大きくすることなく周波数の引き込み時間を短くできる。
【0071】
また、漏れ成分を差動復調出力から判断し、既に計算した位相誤差の平均値をほぼ周波数ずれに比例する直線の値に補正するので、周波数の引き込み時間を短くできる。
【0072】
また、位相誤差が時間が経過すると大きくなる領域では他キャリアからの漏れを検出し、既に計算した位相誤差の平均値をほぼ周波数ずれに比例する直線上の値に補正するので、引き込み時間を短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるディジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の位相誤差補正部のフローチャートである。
【図3】 実施の形態1の周波数ずれ対位相誤差の測定結果である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるディジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態2の位相誤差補正部のフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態3によるディジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】 実施の形態3の位相誤差補正部のフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態4によるディジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図9】 実施の形態4の位相誤差補正部のフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5によるディジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態5の漏れ成分判定部と位相誤差補正部のフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態6によるディジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態6の漏れ成分判定部と位相誤差補正部のフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態7によるディジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図15】 実施の形態7の傾き判定部と位相誤差補正部のフローチャートである。
【図16】 従来のディジタル放送受信機を示すブロック図である。
【図17】 周波数ずれがない場合のDFTの概念図である。
【図18】 周波数ずれがある場合のDFTの概念図である。
【図19】 周波数ずれによる他キャリアからの漏れによる差動復調データ計算値を示す図である。
【図20】 他キャリアからの漏れによる周波数ずれ対位相誤差の計算値を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 RF増幅器(RF)、3 周波数変換器(MIX)、4 局部発振器(LO)、5 中間周波増幅器(IF AMP)、6 直交復調器(DEMOD)、7 A/D変換器、8 同期信号検出器、10 複素離散フーリエ変換処理(DFT)手段、11 差動復調器、12b 位相誤差検出器、12c 位相誤差平均値検出器、13 周波数同調制御手段、14 ビタビ復号器、15 MPEG音声デコーダ、16 D/A変換器、17 音声増幅器、18 スピーカ、19 メモリ、21,27 平均値処理部、22a 符号判定部、23a〜23e 位相誤差補正部、24 制御部、26,31,35 スイッチ、28 位相誤差復元部、29 位相回転部、30 虚数部符号判定部、32,33 加算器、34 比較部、36〜38 割り算部、39 切り替え部、40 平均部、41 復元部、42 漏れ成分判定部、43 ばらつき検出部、44 傾き判定部。

Claims (7)

  1. マルチキャリア伝送方式ディジタル放送に対応し、受信信号の周波数シフトする周波数シフト手段と、
    波数シフトされた信号を複素離散フーリエ変換する複素フーリエ変換部と、
    連続したシンボルの同一キャリアの位相差を検出する差動復調部と、
    前記差動復調部の出力データの位相誤差を検出する位相誤差検出部と、
    前記位相誤差検出部により検出した位相誤差を記憶する記憶部と、
    前記各キャリアの位相誤差の平均値を計算する平均値処理部と、
    前記平均値処理部の出力の符号を判定する符号判定部と、
    前記符号判定部の出力と同一符号の前記記憶部に記憶されている位相誤差との平均値を計算する位相誤差補正部とを備え
    前記位相誤差補正部の出力により周波数シフトを行うことを特徴とするディジタル放送受信機。
  2. マルチキャリア伝送方式ディジタル放送に対応し、受信信号の周波数シフトする周波数シフト手段と、
    波数シフトされた信号を複素離散フーリエ変換する複素フーリエ変換部と、
    連続したシンボルの同一キャリアの位相差を検出する差動復調部と、
    前記差動復調部の出力データの位相誤差を検出する位相誤差検出部と、
    前記位相誤差検出部により検出した位相誤差を記憶する記憶部と、
    前記各キャリアの位相誤差の平均値を計算する平均値処理部と、
    前記平均値処理部の出力の符号を判定する符号判定部と、
    前記記憶部に記憶されている位相誤差のうち前記符号判定部の出力と異符号の位相誤差を補正し、この補正した位相誤差を含めて前記符号判定部の出力と符号が同一の位相誤差との平均値を計算する位相誤差補正部と、
    前記位相誤差補正部の出力により同調制御を行う周波数同調制御部を備えたディジタル放送受信機。
  3. マルチキャリア伝送方式ディジタル放送に対応し、受信信号の周波数シフトする周波数シフト手段と、
    波数シフトされた信号を複素離散フーリエ変換する複素フーリエ変換部と、
    連続したシンボルの同一キャリアの位相差を検出する差動復調部と、
    前記差動復調部の出力データが第N象限にある時、−(2・N−1)π/4ラジアンの位相回転を施す位相回転部と、
    前記位相回転部の出力の虚数部の符号を判定する符号判定部と、
    前記符号判定部により判定した符号により切り替えられるスイッチと、
    前記スイッチの第1の出力が入力される第1の加算器と、
    前記スイッチの第2の出力に入力される第2の加算器と、
    前記第1および第2の加算器の出力が入力され、虚数部の絶対値が大きい方の(虚数部)/(実数部)の計算値を位相誤差の平均値として出力する位相誤差補正部と、
    前記位相誤差補正部の出力により同調制御を行う周波数同調制御部を備えたディジタル放送受信機。
  4. マルチキャリア伝送方式ディジタル放送に対応し、受信信号の周波数シフトする周波数シフト手段と、
    波数シフトされた信号を複素離散フーリエ変換する複素フーリエ変換部と、
    連続したシンボルの同一キャリアの位相差を検出する差動復調部と、
    前記差動復調部の出力データが第N象限にある時、−(2・N−1)π/4ラジアンの位相回転を施す位相回転部と、
    前記位相回転部の出力の虚数部の符号を判定する符号判定部と、
    前記符号判定部により判定した符号により切り替えられるスイッチと、
    前記スイッチの第1の出力が入力される第1の加算器と、
    前記スイッチの第2の出力が入力される第2の加算器と、
    前記第1および第2の加算器の出力が入力され、虚数部の絶対値が大きい方の(虚数部)/(実数部)を計算し、更に虚数部の絶対値が小さい方の(虚数部)/(実数部)を補正後平均して出力する位相誤差補正部と、
    前記位相誤差補正部の出力により同調制御を行う周波数同調制御部を備えたディジタル放送受信機。
  5. マルチキャリア伝送方式ディジタル放送に対応し、受信信号の周波数シフトする周波数シフト手段と、
    波数シフトされた信号を複素離散フーリエ変換する複素フーリエ変換部と、
    連続したシンボルの同一キャリアの位相差を検出する差動復調部と、
    前記差動復調データの位相誤差の平均値を検出する位相誤差平均値検出部と、前記位相誤差復調部の出力データの他キャリアからの成分の漏れを検出する漏れ成分判定部と、
    前記漏れ成分判定部の出力と前記位相誤差平均値検出部の出力が入力され、漏れ成分が設定以上ある場合は、前記位相誤差平均値を補正する位相誤差補正部と、
    前記位相誤差補正部の出力により同調制御を行う周波数同調制御部を備えたディジタル放送受信機。
  6. 漏れ成分判定部が、差動復調データのばらつきを検出するものであることを特徴とする請求項5記載のディジタル放送受信機。
  7. 漏れ成分判定部が、2つの時刻の差動復調データの位相誤差の平均値の符号が同じで、かつ絶対値の傾きが正の場合、他キャリアからの漏れがあると判定するものであることを特徴とする請求項5記載のディジタル放送受信機。
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