JPH10303851A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JPH10303851A
JPH10303851A JP9109368A JP10936897A JPH10303851A JP H10303851 A JPH10303851 A JP H10303851A JP 9109368 A JP9109368 A JP 9109368A JP 10936897 A JP10936897 A JP 10936897A JP H10303851 A JPH10303851 A JP H10303851A
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JP
Japan
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phase difference
phase
data
reference symbol
difference
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Application number
JP9109368A
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English (en)
Inventor
Tadatoshi Okubo
忠俊 大久保
Masahiro Tsujishita
雅啓 辻下
Kenichi Taura
賢一 田浦
Masayuki Ishida
雅之 石田
Masakazu Morita
正和 森田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to DE19818899A priority patent/DE19818899C2/de
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H40/00Arrangements specially adapted for receiving broadcast information
    • H04H40/18Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J7/00Automatic frequency control; Automatic scanning over a band of frequencies
    • H03J7/02Automatic frequency control
    • H03J7/04Automatic frequency control where the frequency control is accomplished by varying the electrical characteristics of a non-mechanically adjustable element or where the nature of the frequency controlling element is not significant
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/30Circuits for homodyne or synchrodyne receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2657Carrier synchronisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2668Details of algorithms
    • H04L27/2673Details of algorithms characterised by synchronisation parameters
    • H04L27/2675Pilot or known symbols

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各キャリアが位相変調され直交周波数分割多
重(OFDM)されたデジタル信号の受信時の周波数ず
れを補正する。 【解決手段】 各キャリアが位相変調された直交周波数
分割多重伝送方式を用いるデジタル放送において、各キ
ャリアの参照用の固定パターンシンボル(位相参照シン
ボル)を受信して得る周波数領域の復調データの配列に
対して、その共役複素数の配列を各要素ごとに乗じた結
果の各要素について、対応する位相参照シンボル既定値
の要素と両隣の要素の位相差が、特定のいくつかのパタ
ーンにマッチするデータをそれぞれ抽出して加算平均を
行い、この加算平均値から周波数ずれを検出し、これに
基づいて放送周波数への同調制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各キャリアが位
相変調(PSK)され直交周波数分割多重(OFDM)
変調され、フレーム内に固定パターンの同期信号を送出
するデジタル放送方式に対応したデジタル放送受信機に
関する。
【0002】
【従来の技術】各キャリアが位相変調(PSK)された
直交周波数分割多重(OFDM)デジタル放送方式にお
いては、図7に示すようにアンテナ1より入力されたR
F周波数帯域のOFDM信号は、RFアンプ2で増幅さ
れ、ミキサー3で電圧制御発振器10より出力される信
号と掛け合わせることで中間周波数(IF)信号にダウ
ンコンバートされ、IF増幅器4で帯域制限および適当
な信号レベルへの増幅が行われ、直交復調器5で直交復
調されてベースバンド周波数帯域のI(同相)信号成分
およびQ(直交)信号成分がA/D変換器6へ入力され
る。A/D変換器6でデジタルデータに変換されたI成
分およびQ成分の信号は、FFT処理器7へ入力され、
FFT処理器7において周波数領域の複素数データに変
換され、誤り訂正器8に入力され、誤り訂正後のデータ
がデジタル出力端子9へ出力される。
【0003】また、各キャリアが位相変調されたOFD
M信号では、ミキサー3によりダウンコンバートされる
周波数が理想的な場合には、FFT処理器7より出力さ
れる各キャリアの位相データは、いくつかの特定の位相
点に集中している(例えば4相PSK(QPSK)の場
合には0,π/2,π,−π/2の4点など)。しか
し、ミキサー3によりダウンコンバートされる周波数が
理想値からずれている場合には、FFT処理器7より出
力される各キャリアの位相データは、本来の位相点から
ずれて現れる。
【0004】そこでFFT処理器7より出力されたデー
タは、位相誤差検出器20に入力され、各キャリアの位
相の本来の位相点からのずれ(位相誤差)が計算され、
この位相誤差が周波数ずれ検出器11へ入力される。周
波数ずれ検出器11は位相誤差が少なくなるように電圧
制御発振器10の発振周波数を制御し、ミキサー3によ
りダウンコンバートされるIF信号の中心周波数は理想
的な場合に近づく。これは具体的には、例えば各キャリ
アの変調方式が位相0,π/2,π,−π/2の4点を
取るQPSKの場合には、FFT処理器7より出力され
る各キャリアのデータをそれぞれ4乗すれば、この値の
位相は理想的にはすべて0(実際は2πの倍数)になっ
ているので、前記4乗した結果をすべて加算した値を位
相誤差とする。周波数ずれ検出器11はこの位相誤差を
使用して電圧制御発振器10の発振周波数を制御し、電
圧制御発振器10から出力された信号はミキサー3へ入
力され、これによりミキサー3より出力されるIF信号
の中心周波数が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば前記Q
PSKの場合、ミキサー3によりダウンコンバートされ
る周波数が理想値からずれている場合で、FFT処理器
7より出力される各キャリアの位相データが、本来の位
相点から約π/2ずれて現れることがある。この場合、
FFT処理器7より出力される各キャリアのデータをそ
れぞれ4乗すると、この値の位相はすべてほぼ0(実際
は2πの倍数)となり、この結果をすべて加算した値を
使って、電圧制御発振器10の発振周波数を制御して
も、ミキサー3によりダウンコンバートされる周波数の
ずれは補正されないという問題がある。これは各キャリ
アの位相データが、本来の位相点から−π/2や±π等
ずれる場合についても同様である。
【0006】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、受信信号を周波数ダウンコンバ
ートする際に生じる周波数ずれを検出して自動的に補正
することができるデジタル放送受信機を得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるデジタ
ル放送受信機においては、位相参照シンボルを受信して
得る周波数領域の復調データの配列に対して、その共役
複素数の配列を各要素ごとに乗じる処理を行う手段と、
この乗算結果の各要素について、対応する位相参照シン
ボル既定値の負側の隣の要素との位相差が0で、かつ正
側の隣の要素との位相差が±π/2である要素を選択す
るデータ選択手段と、対応する位相参照シンボル既定値
の負側の隣の要素との位相差がπで、かつ正側の隣の要
素との位相差が±π/2である要素を選択するデータ選
択手段と、対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣
の要素との位相差が0で、かつ負側の隣の要素との位相
差が±π/2である要素を選択するデータ選択手段と、
対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
位相差がπで、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
2である要素を選択するデータ選択手段と、前記選択さ
れた4つの要素のうち、対応する位相参照シンボル既定
値の負側の隣の要素との位相差が0である要素の加算平
均値と、前記既定値の負側の隣の要素との位相差がπで
ある要素の加算平均値とを得、さらにこの2つの加算平
均値の差分を得る減算手段と、前記選択された4つの要
素のうち、対応する位相参照シンボル既定値の要素とそ
の正側の隣の要素との位相差が0である要素の加算平均
値と、前記既定値の負側の隣の要素との位相差がπであ
る要素の加算平均値とを得、さらにこの2つの加算平均
値の差分を得る減算手段と、前記2つの差分から周波数
ずれを求め、これに基づき放送周波数への同調制御を行
う手段を備えたものである。
【0008】また、位相参照シンボルを受信して得る周
波数領域の復調データの配列に対して、その共役複素数
の配列を適当な要素数だけシフトした配列を各要素ごと
に乗じる処理を行う手段と、この乗算結果の各要素につ
いて、対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要
素との位相差が0で、かつ正側の隣の要素との位相差9
±π/2である要素を選択するデータ選択手段と、対応
する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との位相
差がπで、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/2で
ある要素を選択するデータ選択手段と、対応する位相参
照シンボル既定値の正側の隣の要素との位相差が0で、
かつ負側の隣の要素との位相差が±π/2である要素を
選択するデータ選択手段と、対応する位相参照シンボル
既定値の正側の隣の要素との位相差がπで、かつ負側の
隣の要素との位相差が±π/2である要素を選択するデ
ータ選択手段と、前記選択された4つの要素のうち、対
応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との位
相差が0である要素の加算平均値と、前記既定値の負側
の隣の要素との位相差がπである要素の加算平均値とを
得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る減算手段
と、前記選択された4つの要素のうち、対応する位相参
照シンボル既定値の要素とその正側の隣の要素との位相
差が0である要素の加算平均値と、前記既定値の負側の
隣の要素との位相差がπである要素の加算平均値とを
得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る減算手段
と、前記2つの差分から周波数ずれを求め、これに基づ
き放送周波数への同調制御を行う手段を備えたものであ
る。
【0009】また、前記乗算結果の各要素について、対
応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との位
相差が0またはπであり、かつ正側の隣の要素との位相
差が±π/2、0、またはπである要素を選択する6つ
のデータ選択手段と、前記選択された6つの要素のう
ち、前記位相参照シンボル既定値に対応する要素の加算
平均値と、前記既定値の負側の隣の要素との位相差が0
である要素の加算平均値とを得、さらにこの2つの加算
平均値の差分を得る減算手段と、前記選択された6つの
要素のうち、前記位相参照シンボル既定値に対応する要
素の加算平均値と、前記既定値の負側の隣の要素との位
相差がπである要素の加算平均値とを得、さらにこの2
つの加算平均値の差分を得る減算手段と、対応する位相
参照シンボル既定値の正側の隣の要素との位相差が0ま
たはπであり、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
2、0、またはπである要素を選択する6つのデータ選
択手段と、前記選択された6つの要素のうち、前記位相
参照シンボル既定値に対応する要素の加算平均値と、前
記既定値の正側の隣の要素との位相差が0である要素の
加算平均値をと得、さらにこの2つの加算平均値の差分
を得る減算手段と、前記選択された6つの要素のうち、
前記位相参照シンボル既定値に対応する要素の加算平均
値と、前記既定値の正側の隣の要素との位相差がπであ
る要素の加算平均値とを得、この2つの加算平均値の差
分を得る減算手段と、前記2つの差分から周波数ずれを
求め、これに基づき放送周波数への同調制御を行う手段
を備えたものである。
【0010】また、前記乗算結果の各要素について、対
応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との位
相差が0で、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/
2、0、またはπである要素を選択するとともに、前記
正側の隣の要素との位相差が0またはπである要素の選
択個数が同数になるように制限する3つのデータ選択手
段と、対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要
素との位相差がπで、かつ正側の隣の要素との位相差が
±π/2、0、またはπである要素を選択するととも
に、前記正側の隣の要素との位相差が0とπである要素
の選択個数が同数となるように制限する3つのデータ選
択手段と、前記一番目の3つのデータ選択手段で選択さ
れた要素の加算平均値と、前記二番目の3つのデータ選
択手段で選択された要素の加算平均値とを得、さらにこ
の2つの加算平均値の差分を得る減算手段と、対応する
位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との位相差が
0で、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/2、0、
またはπである要素を選択するとともに、前記正側の隣
の要素との位相差が0またはπである要素の選択個数が
同数になるように制限する3つのデータ選択手段と、対
応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との位
相差がπで、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
2、0、またはπである要素の選択するとともに、前記
正側の隣の要素との位相差が0またはπである要素の選
択個数が同数になるように制限する3つのデータ選択手
段と、前記三番目の3つのデータ選択手段で選択された
要素の加算平均値と、前記四番目の3つのデータ選択手
段で選択された要素の加算平均値とを得、さらにこの2
つの加算平均値の差分を得る減算手段と、前記2つの差
分から周波数ずれを求め、これに基づき放送周波数への
同調制御を行う手段を備えたものである。
【0011】また、前記乗算結果の各要素について、対
応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との位
相差が0またはπである要素をそれぞれ選択する2つの
データ選択手段と、前記2つのデータ選択手段で選択さ
れた要素ごとの加算平均値を得、さらにこの2つの加算
平均値の差分を得る減算手段と、対応する位相参照シン
ボル既定値の正側の隣の要素との位相差が0またはπで
ある要素をそれぞれ選択する2つのデータ選択手段と、
前記2つのデータ選択手段で選択された要素ごとの加算
平均値を得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る
減算手段と、前記2つの差分から周波数ずれを求め、こ
れに基づき放送周波数への同調制御を行う手段を備えた
ものである。
【0012】また、前記2組の加算平均値について、各
組ごとに差分を得る減算手段および加算処理を行う手段
と、前記各組ごとの差分を加算値で除算する手段と、各
減算結果を前記各加算結果でそれぞれ除算する手段と、
前記2つの除算結果から周波数ずれを求め、これに基づ
き放送周波数への同調制御を行う手段を備えたものであ
る。
【0013】また、前記2つの差分の減算を行う減算手
段と、この減算結果に基づき放送周波数への同調制御を
行う手段を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態であるデジ
タル放送受信機においては、受信信号を周波数ダウンコ
ンバートする際に同調周波数にずれが生じた場合には、
位相参照シンボル復調データの配列と、その共役複素数
の配列とを各要素ごとに乗算した結果の各要素につい
て、対応する位相参照シンボル既定値の要素とその負側
の隣の要素との位相差が0で、かつ正側の隣の要素との
位相差が±π/2である要素の平均値と、対応する位相
参照シンボル既定値の要素とその負側の隣の要素との位
相差がπで、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/2
である要素の平均値の減算結果と、対応する位相参照シ
ンボル既定値の要素とその正側の隣の要素との位相差が
0で、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/2である
要素の平均値と、対応する位相参照シンボル既定値の要
素とその正側の隣の要素との位相差がπで、かつ負側の
隣の要素との位相差が±π/2である要素の平均値の減
算結果の2つの減算結果に周波数ずれの影響が現れるた
め、これを最小とするよう同調制御する。
【0015】また、この発明の実施の形態であるデジタ
ル放送受信機においては、受信信号を周波数ダウンコン
バートする際に同調周波数にずれが生じた場合には、位
相参照シンボル復調データの配列と、その共役複素数の
配列を適当な要素数だけシフトした配列とを各要素ごと
に乗算した結果の各要素について、対応する位相参照シ
ンボル既定値の要素とその負側の隣の要素との位相差が
0で、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/2である
要素の平均値と、対応する位相参照シンボル既定値の要
素とその負側の隣の要素との位相差がπで、かつ正側の
隣の要素との位相差が±π/2である要素の平均値の減
算結果と、対応する位相参照シンボル既定値の要素とそ
の正側の隣の要素との位相差が0で、かつ負側の隣の要
素との位相差が±π/2である要素の平均値と、対応す
る位相参照シンボル既定値の要素とその正側の隣の要素
との位相差がπで、かつ負側の隣の要素との位相差が±
π/2である要素の平均値の減算結果の2つの減算結果
に周波数ずれの影響が現れるため、これを最小とするよ
う同調制御する。
【0016】また、上記の乗算結果の各要素について、
対応する位相参照シンボル既定値の要素とその負側の隣
の要素との位相差が0およびπの各場合について、正側
の隣の要素との位相差がそれぞれ0、またはπである要
素の前記乗算結果を選択し、それぞれ加算平均したもの
を合計することで不要な成分が打ち消し合うとともに、
対応する位相参照シンボル既定値の要素とその正側の隣
の要素との位相差が0およびπの各場合についても、負
側の隣の要素との位相差がそれぞれ0、またはπである
要素の前記乗算結果を選択し、それぞれ加算平均したも
のを合計することで不要な成分が打ち消し合い、これに
より上記の場合と同様に2つの減算結果に周波数ずれの
影響が現れるため、これを最小とするよう同調制御す
る。
【0017】また、上記の乗算結果の各要素について、
対応する位相参照シンボル既定値の要素とその負側の隣
の要素との位相差が0およびπの各場合について、正側
の隣の要素との位相差がそれぞれ0、またはπである要
素の前記乗算結果が同数ずつ加算されることで不要な成
分が打ち消しあうとともに、対応する位相参照シンボル
既定値の要素と、その正側の隣の要素との位相差が0お
よびπの各場合についても、負側の隣の要素との位相差
がそれぞれ0、またはπである要素の前記乗算結果が同
数ずつ加算されることで不要な成分が打ち消しあい、こ
れにより上記の場合と同様に2つの減算結果に周波数ず
れの影響が現れるため、これを最小とするよう同調制御
する。
【0018】また、上記の乗算結果の各要素について、
対応する位相参照シンボル既定値の要素とその負側の隣
の要素との位相差が0およびπの各場合について、正側
の隣の要素との位相差がそれぞれ0、またはπとなる要
素の数が同数であれば、負側の隣の要素との位相差が0
およびπとなるデータをすべて選択し、加算平均するこ
とで不要な成分が打ち消し合うとともに、対応する位相
参照シンボル既定値の要素と、その正側の隣の要素との
位相差が0およびπの各場合についても負側の隣の要素
との位相差がそれぞれ0、またはπとなる要素の数が同
数であれば、正側の隣の要素との位相差が0となるデー
タをすべて選択し、加算平均することで不要な成分が打
ち消し合い、これにより上記の場合と同様に2つの減算
結果に周波数ずれの影響が現れるため、これを最小とす
るよう同調制御する。
【0019】また、上記の乗算結果の配列が入力され、
2つの減算結果を出力する周波数誤差評価部の代わり
に、前記周波数誤差評価部に入力される2組のデータに
対してそれぞれ減算処理および加算処理を行い、各組の
減算結果を加算結果で除算する処理を行った結果を周波
数ずれ検出手段に出力することで、伝送路の周波数特性
等による影響の少ない周波数ずれを求め、これに基づき
検出した周波数ずれを最小とするよう放送周波数への同
調制御を行う。
【0020】また、前記2つの差分の減算結果に基づ
き、周波数ずれ検出手段に入力される2つのデータの差
に基づき放送周波数への同調制御を行う。
【0021】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.各キャリアが4相位相変調(QPSK)
されたOFDMデジタル放送では、適当な時間単位ごと
に一定の形式でフレームを構成し、フレーム単位でデー
タを連続して伝送を行う。ここで放送側でのベースバン
ドの1フレームの信号s(t)は、以下の(1)式で与
えられる。
【0022】
【数1】
【0023】ただし、OFDMのキャリア数をK+1、
キャリア周波数間隔をFS、1シンボルの長さをTS、=
1/FS、1フレーム内のシンボル数をLであるとし、
ωkを ωk=2πkFs ・・・(2) とし、b(t)は
【0024】
【数2】
【0025】とする。また、zl,kはデジタルデータを
QPSK変調用にマップしたもので、2ビットのデータ
00、01、10、11はそれぞれ1、j、−1、−j
(それぞれ位相0,π/2,π,−π/2)の4値にマ
ップされる。
【0026】受信側でのフレーム同期のために、各フレ
ームの先頭シンボル(l=0)期間だけ信号レベルを0
(以下これをヌルシンボルと呼ぶ)とする。すなわち、 z=z0,k (k=−K/2,・・・,K/2) ・・・(4) である。また、ヌルシンボルの次のシンボル(1=1)
では、受信側で既知の固定パターンの信号(位相参照シ
ンボル)を伝送する。すなわち位相参照シンボルのパタ
ーン列をz-k/2,・・・,zk/2として zl,k=zk (k=−K/2,・・・,K/2) ・・・(5) となるような位相参照シンボルを送信する。
【0027】ここで、送信側のベースバンドの位相参照
シンボルx(t)は
【0028】
【数3】
【0029】で、これは送信機で中心周波数fcに、直
交変調して送信される。
【0030】図1は、この発明の実施の形態1であるデ
ジタル放送受信機を示す図で、図において、アンテナ1
より入力されたRF周波数帯域のOFDM信号は、RF
アンプ2で増幅され、ミキサー3で電圧制御発振器10
より出力される信号と掛け合わせることで中間周波数
(IF)信号にダウンコンバートされ、IF増幅器4で
帯域制限および適当な信号レベルへの増幅が行われ、直
交復調器5で直交復調されてベースバンド周波数帯域の
I(同相)信号成分およびQ(直交)信号成分がA/D
変換器6へ入力される。A/D変換器6でデジタルデー
タに変換されたI成分およびQ成分の信号は、それぞれ
時間領域の実数部および虚数部のデータとしてFFT処
理器7へ入力され、FFT処理器7において周波数領域
の複素数データに変換され、誤り訂正器8へ入力され、
誤り訂正後のデータがデジタル出力端子9へ出力され
る。
【0031】また、FFT処理器7で周波数領域に変換
された位相参照シンボル受信値の配列の各要素X’(ω
k)(k=−K/2,・・・,K/2)が、自乗器15
に入力される。
【0032】自乗器15においては、各要素ごとにX’
(ωk)(k=−K/2,・・・,K/2)と、その共
役複素数を自乗したデータY’kを要素とする配列が、
以下のように計算される。 Y’k=X’(ωk)X’(ωk* ・・・(7)
【0033】kの各値について自乗器15で計算された
配列の各要素Y’k(k=−K/2,・・・,K/2)
は、データ選択器14a,14b,14c,14dに入
力される。
【0034】データ選択器14aにおいては、自乗器1
5の出力の配列の各要素Y’k(k=−K/2,・・
・,K/2)について、kがzkk-1 *=1、かつzk+1
k *=±jの条件をみたすY’kが選択され、加算平均
器13aに入力される。
【0035】また、データ選択器14bにおいては、自
乗器15の出力の配列の各要素Y’k(k=−K/2,
・・・,K/2)について、kがzkk-1 *=−1、か
つzk+ 1k *=±jの条件をみたすY’kが選択され、加
算平均器13bに入力される。
【0036】また、データ選択器14cにおいては、自
乗器15の出力の配列の各要素Yk(k=−K/2,・
・・,K/2)について、kがzk+1k *=1、かつzk
k- 1 *=±jの条件をみたすY’kが選択され、加算平
均器13cに入力される。
【0037】また、データ選択器14dにおいては、自
乗器15の出力の配列の各要素Y’k(k=−K/2,
・・・,K/2)について、kがzk+1k *=−1、か
つzkzk-1 *=±jの条件をみたすY’kが選択され、加
算平均器13dに入力される。
【0038】加算平均器13aにおいては、1フレーム
期間内にデータ選択器14aより入力されたデータを加
算平均したX1が計算され、加算平均器13bにおいて
は、1フレーム期間内にデータ選択器14bより入力さ
れたデータを加算平均したX2が計算され、それぞれ減
算器12aに出力される。
【0039】また、加算平均器13cにおいては、1フ
レーム期間内にデータ選択器14cより入力されたデー
タを加算平均したX3が計算され、加算平均器13dに
おいては、1フレーム期間内にデータ選択器14dより
入力されたデータを加算平均したX4が計算され、それ
ぞれ減算器12dに出力される。
【0040】減算器12aにおいては、加算平均器13
aより入力されたデータX1から加算平均器13bより
入力されたデータX2を減算したデータαが計算され、
周波数ずれ検出器11へ出力される。
【0041】また、減算器12bにおいては、加算平均
器13cより入力されたデータX3から加算平均器13
dより入力されたデータX4を減算したデータβが計算
され、周波数ずれ検出器11へ出力される。
【0042】周波数ずれ検出器11においては、減算器
12aより入力されたデータαおよび減算器12bより
入力されたデータβから周波数ずれが検出され、検出し
た周波数ずれに応じて、これを補正するよう電圧制御発
振器10に制御信号が出力される。
【0043】以下、この計算に基づく周波数誤差検出の
処理について詳述する。
【0044】ここで、キャリアkに対応した送信側の位
相参照シンボルxk(t)は(6)式より
【0045】
【数4】
【0046】である。このとき、xk(t)をフーリエ
変換により周波数領域に変換したXk(ω)は
【0047】
【数5】
【0048】と表せる。ここで、(6)式および(8)
式より
【0049】
【数6】
【0050】であるから、フーリエ変換の性質により、
周波数領域表現の送信側の位相参照シンボルX(ω)は
【0051】
【数7】
【0052】である。
【0053】ここで、送信側でアップコンバートされる
周波数と受信側でダウンコンバートされる周波数は、通
常は全く同一になるとは限らない。このときの周波数ず
れをΔFとする。また、FFT処理器7へ入力される信
号は、シンボルごとの区切りが必要であるが、この区切
りも完全であるとは限らない。このときのタイミングず
れをΔtとする。
【0054】このとき、位相参照シンボルの受信信号
x’(t)を周波数領域に変換したX’(ω)は、送信
信号X(ω)と周波数ずれΔFおよびタイミングずれΔ
tを用いると
【0055】
【数8】
【0056】として表せる。
【0057】また、k番目のキャリア周波数ωkで受信
した周波数領域の位相参照シンボルX’(ωk)は
【0058】
【数9】
【0059】である。
【0060】ここで、X’(ωk)は、k番目のキャリ
ア成分Xk(ωk)の影響が最も強く、k±1番目のキャ
リア成分Xk+1(ωk)およびXk-1(ωk)の影響がこれ
に次いで強く、k±2、k±3、・・・番目のキャリア
成分の影響は次第に弱くなる。このことから、X’(ω
k)を、k番目のキャリア成分およびその前後1キャリ
ア分の成分で近似して
【0061】
【数10】
【0062】とする。これは展開すると
【0063】
【数11】
【0064】とできる。ただし、A,B,C,θはそれ
ぞれ実数で
【0065】
【数12】
【0066】である。
【0067】このとき、自乗器15で自乗された結果
Y’kは、(15)式より Y’k=(Azk-1+BAzk+CAzk+1) ×(Azk-1*+BAzk*+CAzk+1*) =A2+B2+C2+AB(zkk-1 *+zk *k-1) +BC(zk+1k *+zk+1 *k) +AC(zk+1k *kk-1 *+zk+1 *kk *k-1) ・・・(20) である。
【0068】このとき、データ選択器14aにおいて選
択され、加算平均器13aにおいて加算平均されたX1
は、kがzkk-1 *=1、かつzk+1k *=±jの条件を
みたすことから、(20)式より X1=A2+B2+C2+2AB ・・・(21) である。
【0069】同様に、データ選択器14bにおいて選択
され、加算平均器13bにおいて加算平均されたX
2は、kがzkk-1 *=−1、かつzk+1k *=±jの条
件をみたすことから、(20)式より X2=A2+B2+C2−2AB ・・・(22) である。
【0070】同様に、データ選択器14cにおいて選択
され、加算平均器13cにおいて加算平均されたX
3は、kがzk+1k *=1、かつzkk-1 *=±jの条件
をみたすことから、(20)式より X3=A2+B2+C2+2BC ・・・(23) である。
【0071】同様に、データ選択器14dにおいて選択
され、加算平均器13dにおいて加算平均されたX
4は、kがzk+1k *=−1、かつzkk-1 *=±jの条
件をみたすことから、(20)式より X4=A2+B2+C2−2BC ・・・(24) である。
【0072】このとき減算器12aにおいて計算される
αおよび減算器12bにおいて計算されるβは、それぞ
れ α=4AB ・・・(25) β=4BC ・・・(26) である。
【0073】ここで、ABおよびBCは、(16)、
(17)、(18)式より
【0074】
【数13】
【0075】で与えられる。ABおよびBCは、周波数
ずれΔFのみにより変動する値であるから、これから周
波数ずれΔFを求めることは比較的容易である。直接的
にABおよびBCからΔFを求めると、
【0076】
【数14】
【0077】となる。
【0078】ここで、αおよびβは、それぞれABおよ
びBCに比例する値であるから、ABおよびBCから周
波数ずれΔFを求めるのと同様に、周波数ずれ検出器1
1においては、αおよびβを用いて、
【0079】
【数15】
【0080】のような評価関数を使用して、周波数ずれ
を検出でき、検出した周波数ずれに応じてこれを補正す
るよう電圧制御発振器10に制御信号を出力することが
できる。
【0081】ところで、このときの受信信号をシンボル
に切り分ける際のタイミングずれΔtは、同調周波数ず
れの検出に影響を与えないことは明らかである。
【0082】また、言うまでもないが、データ選択器1
4aと14bにおいて選択されるデータの数が同数の場
合は、加算平均器13a,13bにおいて行われる加算
および平均処理は、減算器12aでの減算処理の後で行
うなどの順番の入れ替えが可能であり、平均処理につい
ては省略することも可能である。これは、データ選択器
14cと14dにおいて選択されるデータの数が同数の
場合も同様である。
【0083】また、データ選択器14a〜14dにおい
て選択されるデータの数が同数の場合には、加算平均器
13a〜13dにおいて行われる加算および平均処理、
ならびに減算器12a,12bで行われる減算処理を、
適当な他の順番に変更ならびに省略できることも、言う
までもない。
【0084】また、自乗器15〜周波数ずれ検出器11
はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等を用いてプ
ログラム処理として構成することも可能である。
【0085】実施の形態2.ここでは、前記実施の形態
1における位相参照シンボルのパターンの配列z-K /2
・・・,zk,・・・,zK/2に、例えば以下の(31)
式で表されるように、N個ごとに同じパターンが繰り返
して現れる場合を仮定する。 zk=zk-N ・・・(31) ただし、kはk=−K/2,・・・,K/2で、NはN
≧3であり、kとNの間には、(k mod N)mo
d 2=1の関係が成り立つものとする。
【0086】図2は、この発明の実施の形態2であるデ
ジタル放送受信機を示す図で、図1に示した自乗器15
に代えて、乗算器16を設けたものである。図におい
て、アンテナ1より入力されたRF周波数帯域のOFD
M信号は、RFアンプ2で増幅され、ミキサー3で電圧
制御発振器10より出力される信号と掛け合わせること
で中間周波数(IF)信号にダウンコンバートされ、I
F増幅器4で帯域制限および適当な信号レベルへの増幅
が行われ、直交復調器5で直交復調されてベースバンド
周波数帯域のI(同相)信号成分およびQ(直交)信号
成分がA/D変換器6へ入力される。A/D変換器6で
デジタルデータに変換された前記I成分およびQ成分の
信号はそれぞれ時間領域の実数部および虚数部のデータ
としてFFT処理器7へ入力され、FFT処理器7にお
いて周波数領域の複素数データに変換され、誤り訂正器
8へ入力され、誤り訂正後のデータがデジタル出力端子
9へ出力される。
【0087】また、FFT処理器7で周波数領域に変換
された位相参照シンボル受信値の配列の各要素X’(ω
k)(k=−K/2,・・・,K/2)が、乗算器16
に入力される。
【0088】乗算器16においては、k=−K/2,・
・・,K/2で((k mod N)mod N)=1
を満たす各kについて、位相参照シンボル受信値の配列
の要素X’(ωk)とX’(ωk-N)の共役複素数を乗算
したデータW’kを要素とする配列が以下のように計算
される。 W’k=X’(ωk)X’(ωk-N* ・・・(32)
【0089】前記条件を満たすkの各値について乗算器
16で計算された配列の各要素W’kは、データ選択器
14a,14b,14c,14dに入力される。
【0090】データ選択器14aにおいては、乗算器1
6の出力の配列の各要素W’kについて、kがzkk-1 *
=1、かつzk+1k *=±jの条件をみたすW’kが選択
され、加算平均器13aに入力される。
【0091】また、データ選択器14bにおいては、乗
算器16の出力の配列の各要素W’kについて、kがzk
k-1 *=−1、かつzk+1k *=±jの条件をみたす
W’kが選択され、加算平均器13bに入力される。
【0092】また、データ選択器14cにおいては、乗
算器16の出力の配列の各要素W’kについて、kがz
k+1k *=1、かつzkk-1 *=±jの条件をみたすW’
kが選択され、加算平均器13cに入力される。
【0093】また、データ選択器14dにおいては、乗
算器16の出力の配列の各要素W’kについて、kがz
k+1k *=−1、かつzkk-1 *=±jの条件をみたす
W’kが選択され、加算平均器13dに入力される。
【0094】加算平均器13aにおいては、1フレーム
期間内にデータ選択器14aより入力されたデータを加
算平均したV1が計算され、加算平均器13bにおいて
は、1フレーム期間内にデータ選択器14bより入力さ
れたデータを加算平均したV2が計算され、それぞれ減
算器12aに出力される。
【0095】また、加算平均器13cにおいては、1フ
レーム期間内にデータ選択器14cより入力されたデー
タを加算平均したV3が計算され、加算平均器13dに
おいては、1フレーム期間内にデータ選択器14dより
入力されたデータを加算平均したV4が計算され、それ
ぞれ減算器12dに出力される。
【0096】減算器12aにおいては、加算平均器13
aより入力されたデータV1から、加算平均器13bよ
り入力されたデータV2を減算したデータγが計算さ
れ、周波数ずれ検出器11へ出力される。
【0097】また、減算器12bにおいては、加算平均
器13cより入力されたデータV3から、加算平均器1
3dより入力されたデータV4を減算したデータδが計
算され、周波数ずれ検出器11へ出力される。
【0098】周波数ずれ検出器11においては、減算器
12aより入力されたデータγおよび減算器12bより
入力されたデータδから周波数ずれが検出され、検出し
た周波数ずれに応じて、これを補正するよう電圧制御発
振器10に制御信号が出力される。
【0099】以下、この計算に基づく周波数誤差検出の
処理について詳述する。実施の形態1と同様に、送信側
の周波数アップコンバートから受信側のダウンコンバー
トまでで生ずる周波数ずれをΔFとし、FFT処理器7
へ入力される信号のタイミングずれをΔtとする。
【0100】このとき、k番目のキャリア周波数ωk
受信した周波数領域の位相参照シンボルX’(ω)は、
実施の形態1と全く同様に、(15)式で表せる。ま
た、A,B,C,θは(16)〜(19)式の通りであ
る。
【0101】このとき、乗算器16で乗算された結果
W’kは、(15)式より
【0102】
【数16】
【0103】である。
【0104】このとき、データ選択器14aにおいて選
択され、加算平均器13aにおいて加算平均されたV1
は、kがzkk-1 *=1、かつzk+1k *=±jの条件を
みたすことから、(32)式より V1=(A2+B2+C2+2AB)exp(jωNΔt) ・・・(34) である。
【0105】同様に、データ選択器14bにおいて選択
され、加算平均器13bにおいて加算平均されたV
2は、kがzkk-1 *=−1、かつzk+1k *=±jの条
件をみたすことから、(32)式より V2=(A2+B2+C2−2AB)exp(jωNΔt) ・・・(35) である。
【0106】同様に、データ選択器14cにおいて選択
され、加算平均器13cにおいて加算平均されたV
3は、kがzk+1k *=1、かつzkk-1 *=±jの条件
をみたすことから、(32)式より V3=(A2+B2+C2+2BC)exp(jωNΔt) ・・・(36) である。
【0107】同様に、データ選択器14dにおいて選択
され、加算平均器13dにおいて加算平均されたX
4は、kがzk+1k *=−1、かつzkk-1 *=±jの条
件をみたすことから、(32)式より V4=(A2+B2+C2+2BC)exp(jωNΔt) ・・・(37) である。
【0108】このとき減算器12aにおいて計算される
γおよび減算器12bにおいて計算されるδは、それぞ
れ γ=4ABexp(jωNΔt) ・・・(38) δ=4BCexp(jωNΔt) ・・・(39) である。
【0109】ここで、ABおよびBCは、それぞれ(2
7)、(28)式で与えられ、ABおよびBCは周波数
ずれΔFのみにより変動する値であるから、これから周
波数ずれΔFを求めることは比較的容易である。直接的
にABおよびBCからΔFを求めると、(29)式のよ
うになる。
【0110】ここで、γおよびδはそれぞれABおよび
BCに比例する値であるから、ABおよびBCから周波
数ずれΔFを求めるのと同様に、
【0111】
【数17】
【0112】のような評価関数を使用して周波数ずれを
検出でき、検出した周波数ずれに応じて、これを補正す
るよう電圧制御発振器10に制御信号を出力することが
できる。
【0113】ところで、このとき、受信信号をシンボル
に切り分ける際のタイミングずれΔtは、同調周波数ず
れの検出に影響を与えないことは明らかである。
【0114】また、言うまでもないが、データ選択器1
4aと14bにおいて選択されるデータの数が同数の場
合は、加算平均器13a,13bにおいて行われる加算
および平均処理は、減算器12aでの減算処理の後で行
うなどの順番の入れ替えが可能であり、平均処理につい
ては省略することも可能である。これは、データ選択器
14cと14dにおいて選択されるデータの数が同数の
場合も同様である。
【0115】また、データ選択器14a〜14dにおい
て選択されるデータの数が同数の場合には、加算平均器
13a〜13dにおいて行われる加算および平均処理、
ならびに減算器12a,12bで行われる減算処理を、
適当な他の順番に変更ならびに省略できることも、言う
までもない。
【0116】また、乗算器16〜周波数ずれ検出器11
はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等を用いてプ
ログラム処理として構成することも可能である。
【0117】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3に係るデジタル放送受信機の周波数誤差検出部1
02を示す図で、図1または図2に示した周波数誤差検
出部101に代えて、置き換えるものである。
【0118】以下、周波数誤差検出部102の動作を説
明する。データ選択器14aにおいて、自乗器15の出
力の配列からkがzkk-1 *=1、かつzk+1k *=±j
の条件をみたすY’kが選択されて加算平均器13aに
入力されるとともに、データ選択器14eにおいて、k
がzkk-1 *=1、かつzk+1k *=1の条件をみたす
Y’kが選択されて加算平均器13eに入力され、さら
にデータ選択器14fにおいて、kがzkk-1 *=1、
かつzk+1k *=−1の条件をみたすY’kが選択されて
加算平均器13fに入力される。
【0119】また、データ選択器14bにおいても、自
乗器15の出力の配列からkがzkk-1 *=−1、かつ
k+1k *=±jの条件をみたすY’kが選択されて加算
平均器13bに入力されるとともに、データ選択器14
gにおいて、kがzkk-1 *=−1、かつzk+1zk*=1
の条件をみたすY’kが選択されて加算平均器13gに
入力され、さらにデータ選択器14hにおいて、kがz
kzk-1 *=−1、かつzk+1k *=−1の条件をみたす
Y’kが選択されて加算平均器13hに入力される。
【0120】また、データ選択器14cにおいても、自
乗器15の出力の配列からkがzk+ 1k *=1、かつzk
k-1 *=±jの条件をみたすY’kが選択されて加算平
均器13cに入力されるとともに、データ選択器14i
において、kがzk+1k *=1、かつzkk-1 *=1の条
件をみたすY’kが選択されて加算平均器13iに入力
され、さらにデータ選択器14jにおいて、kがzk+1
k *=1、かつzkk- 1 *=−1の条件をみたすY’k
選択されて加算平均器13jに入力される。
【0121】また、データ選択器14dにおいても、自
乗器15の出力の配列からkがzk+ 1k *=−1、かつ
kk-1 *=±jの条件をみたすY’kが選択されて加算
平均器13dに入力されるとともに、データ選択器14
kにおいて、kがzk+1k *=−1、かつzkk-1 *=1
の条件をみたすY’kが選択されて加算平均器13kに
入力され、さらにデータ選択器14lにおいて、kがz
k+1k *=−1、かつzkk-1 *=−1の条件をみたす
Y’kが選択されて加算平均器13lに入力される。
【0122】加算平均器13a〜13lにおいては、1
フレーム期間内にそれぞれデータ選択器14a〜14l
より入力されたデータが加算平均される。
【0123】加算器17aにおいては、加算平均器13
a,13e,13fより入力されたデータが加算されて
減算器12aへ出力されるとともに、加算器17bにお
いては、加算平均器13b,13g,13hより入力さ
れたデータが加算されて減算器12aへ出力される。
【0124】減算器12aにおいては、加算器17aよ
り入力されたデータから、加算器17bより入力された
データが減算され、周波検出器11へ出力される。
【0125】また、加算器17cにおいては、加算平均
器13c,13i,13jより入力されたデータが加算
されて減算器12bへ出力されるとともに、加算器17
dにおいては、加算平均器13d,13k,13lより
入力されたデータが加算されて減算器12bへ出力され
る。
【0126】減算器12bにおいては、加算器17cよ
り入力されたデータから、加算器17dより入力された
データが減算され、周波検出器11へ出力される。
【0127】周波数ずれ検出器11においては、減算器
12aより入力されたデータおよび減算器12bより入
力されたデータから、周波数ずれが検出され、検出した
周波数ずれに応じてこれを補正するよう、電圧制御発振
器10に制御信号が出力される。
【0128】このとき、加算平均器13aにおいて加算
平均されたデータは、kがzkk-1 *=1、かつzk+1
k *=±jの条件をみたすことから、(20)式より A2+B2+C2+2AB となる。同様に、加算平均器13e,13fにおいて加
算平均されたデータは、それぞれ A2+B2+C2+2AB+2BC+2AC A2+B2+C2+2AB−2BC−2AC となる。
【0129】また、加算平均器13bおよび加算平均器
13e,13fにおいて加算平均されたデータは、それ
ぞれ A2+B2+C2−2AB A2+B2+C2−2AB+2BC−2AC A2+B2+C2−2AB−2BC+2AC となる。
【0130】また、加算平均器13cおよび加算平均器
13g,13hにおいて加算平均されたデータは、それ
ぞれ A2+B2+C2+2BC A2+B2+C2+2BC+2AB+2AC A2+B2+C2+2BC−2AB−2AC となる。
【0131】また、加算平均器13bおよび加算平均器
13e,13fにおいて加算平均されたデータは、それ
ぞれ A2+B2+C2−2BC A2+B2+C2−2BC+2AB−2AC A2+B2+C2−2BC−2AB+2AC となる。
【0132】このとき、減算器12aおよび減算器12
bにおいて計算される値は、それぞれ 12AB 12BC であるから、これから、実施の形態1と同様にして周波
数ずれを求めることができる。
【0133】また、このときには、実施の形態1と比較
して多くの入力データを使用しているために、各キャリ
ア成分に含まれる雑音などの影響は相対的に小さくな
り、雑音等による影響の少ない周波数誤差検出が可能で
ある。
【0134】以上、図3に示した周波数誤差検出部10
2を図1に示した実施の形態1の周波数誤差検出部10
1に置き換えた場合を説明したが、図2に示した実施の
形態2の周波数誤差検出部101に置き換えた場合も、
データ選択器14a〜14lに入力されるデータが、前
記実施の形態1の自乗器15の出力の配列Y’-K/2,・
・・,Y’K/2に代えて、乗算器16の出力の配列W’
-K/2,・・・,W’K/2となるだけで、その作用・効果
は同様である。
【0135】また、言うまでもないが、データ選択器1
4a〜14lにおいて選択されるデータの数が、適当な
データ選択器の組について等しくなる条件の下では、前
記条件に該当するデータの入力される加算平均器の組に
おいて行われる加算および平均処理は、適宜順番の入れ
替えや省略等が可能である。前記の条件によっては加算
器17a〜17bについても同様である。たとえば、デ
ータ選択器14a〜14lにおいて選択されるデータの
数がすべて等しい場合は、データ選択器14a,14
e,14fで選択されたデータと、データ選択器14
b,14g,14hで選択されたデータの差を逐次と
り、その結果をすべて合計することでも、同様の結果が
得られることは明らかである。
【0136】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4に係るデジタル放送受信機の周波数誤差検出部1
03を示す図で、図1または図2に示した周波数誤差検
出部101に代えて、置き換えるものである。図におい
て、図3と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
している。この実施の形態4は、データ選択器14eお
よびデータ選択器14fに入力されるデータの数を同数
にするとともに、データ選択器14aおよびデータ選択
器14e,14fの出力を同一の加算平均器13aに入
力する。
【0137】また、データ選択器14gおよびデータ選
択器14hに入力されるデータの数を同数にするととも
に、データ選択器14bおよびデータ選択器14g,1
4hの出力を同一の加算平均器13bに入力する。
【0138】また、データ選択器14iおよびデータ選
択器14jに入力されるデータの数を同数にするととも
に、データ選択器14cおよびデータ選択器14i,1
4jの出力を同一の加算平均器13cに入力する。
【0139】また、データ選択器14kおよびデータ選
択器14lに入力されるデータの数を同数にするととも
に、データ選択器14dおよびデータ選択器14k,1
4lの出力を同一の加算平均器13dに入力する。
【0140】以下、周波数誤差検出部の動作を説明す
る。加算平均器13aにおいて加算平均されたデータ
は、データ選択器14aにより選択されたkがzkk-1
*=1、かつzk+1k *=±jの条件をみたすデータ A2+B2+C2+2AB と、データ選択器14eおよびデータ選択器14fによ
り選択されたデータ A2+B2+C2+2AB+2BC+2AC A2+B2+C2+2AB−2BC−2AC となる。
【0141】データ選択器14eで選択されたデータと
データ選択器14fにより選択されたデータは同数であ
るから、BCおよびACの項は打ち消しあい、加算平均
器13aの出力は、最終的に A2+B2+C2+2AB となる。
【0142】同様に、加算平均器13bの出力は A2+B2+C2−2AB となり、加算平均器13c、加算平均器13dの出力
も、それぞれ A2+B2+C2+2BC A2+B2+C2−2BC となる。
【0143】このとき、減算器12aおよび減算器12
bにおいて計算される値は、それぞれ 4AB 4BC であるから、これから、実施の形態1と同様にして周波
数ずれを求めることができる。
【0144】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5に係るデジタル放送受信機の周波数誤差検出部1
04を示す図で、図1または図2に示した周波数誤差検
出部101に代えて、置き換えるものである。図におい
て、図3と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
している。実施の形態3において説明したように、zk
(k=−K/2,・・・,K/2)のパターンは既知で
あるから、データ選択器14a〜14lにおいて選択さ
れるデータの数はあらかじめ分かっている。
【0145】データ選択器14eおよびデータ選択器1
4fに入力されるデータの数が同数であるとともに、デ
ータ選択器14gおよびデータ選択器14hに入力され
るデータの数が同数であり、また、データ選択器14i
およびデータ選択器14jに入力されるデータの数と、
データ選択器14kおよびデータ選択器14lに入力さ
れるデータの数もそれぞれ同数であるとする。
【0146】このとき、図5に示す周波数誤差検出部1
04内のデータ選択器14mでは、kがzkk-1 *=1
の条件をみたすデータが選択される。同様に、データ選
択器14nでは、kがzkk-1 *=−1の条件をみたす
データが選択され、データ選択器14oでは、kがz
k+1k *=1の条件をみたすデータが選択され、データ
選択器14pでは、kがzk+1k *=−1の条件をみた
すデータが選択される。
【0147】このとき、加算平均器13aにおいて加算
平均されるデータは、kがzkk-1 *=1、かつzk+1
k *=±jの条件をみたすデータ A2+B2+C2+2AB と、kがzkk-1 *=1、かつzk+1k *=1およびkが
kk-1 *=1、かつzk +1k *=−1の条件を満たすデ
ータ A2+B2+C2+2AB+2BC+2AC A2+B2+C2+2AB−2BC−2AC であり、また、kがzkk-1 *=1、かつzk+1k *=1
の条件を満たすデータと、kがzkk-1 *=1、かつz
k+1k *=−1の条件を満たすデータは同数であるか
ら、最終的に加算平均器13aより出力されるデータは A2+B2+C2+2AB となる。
【0148】同様に、加算平均器13bの出力は A2+B2+C2−2AB となり、加算平均器13c、加算平均器13dの出力
は、それぞれ A2+B2+C2+2BC A2+B2+C2−2BC となる。
【0149】このとき、減算器12aおよび減算器12
bにおいて計算される値は、それぞれ 4AB 4BC であるから、これから、実施の形態1と同様にして周波
数ずれを求めることができる。
【0150】また、言うまでもないが、データ選択器1
4mと14nにおいて選択されるデータの数が同数の場
合は、加算平均器13a,13bにおいて行われる加算
および平均処理は、減算器12aでの減算処理の後で行
うなどの順番の入れ替えが可能であり、平均処理につい
ては省略することも可能である。これは、データ選択器
14oと14pにおいて選択されるデータの数が同数の
場合も同様である。
【0151】また、データ選択器14m〜14pにおい
て選択されるデータの数が同数の場合には、加算平均器
13a〜13dにおいて行われる加算および平均処理、
ならびに減算器12a,12bで行われる減算処理を適
当な他の順番に変更、ならびに省略できることも、言う
までもない。
【0152】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6に係るデジタル放送受信機の周波数誤差評価部2
02を示す図で、図1〜図5に示した周波数誤差評価部
201に代えて、置き換えるものである。図において、
図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示して
いる。
【0153】図1に示した加算平均器13a,13bよ
り出力されたデータX1、X2は、それぞれ減算器12a
および加算器18aに入力され、それぞれ加減算され
る。
【0154】この結果、加算器18aと減算器12aの
出力は、(21),(22)式よりそれぞれ 2(A2+B2+C2) 4AB となる。
【0155】同様に、図1に示した加算平均器13c,
13dより出力されたデータX3、X4は、それぞれ減算
器12bおよび加算器18bに入力され、加算器18b
および減算器12bの出力は、(23),(24)式よ
りそれぞれ 2(A2+B2+C2) 4BC となる。
【0156】よって除算器19a、19bの出力は、そ
れぞれ 2AB/(A2+B2+C2) 2BC/(A2+B2+C2) となる。
【0157】周波数ずれ検出器11においては、除算器
19aおよび減算器19bより入力されたデータから、
実施の形態1と同様にして周波数ずれが検出され、検出
した周波数ずれに応じてこれを補正するよう、電圧制御
発振器10に制御信号が出力される。
【0158】上記の除算器19a,19bにより行われ
る処理により、受信されたOFDM信号の各キャリアの
振幅にある程度のばらつきがある場合にも、この影響を
押さえることができる。
【0159】以上の説明は、実施の形態1の周波数誤差
評価部201と置き換えた場合を説明したが、実施の形
態2〜5の周波数誤差評価部201と置き換えても、同
様の作用・効果が得られる。
【0160】実施の形態7.実施の形態1では、周波数
ずれ検出器11において周波数ずれを検出する関数を、
減算器12a,12bの出力α,βを用いた(30)式
のように示したが、この関数では周波数ずれが極めて小
さい場合に、αまたはβのどちらか、あるいは双方に雑
音等による影響が現れた場合、この影響が極めて大きく
現れてしまう。
【0161】そこで、この実施の形態7では、周波数ず
れ検出器11を以下のように構成する。すなわち、周波
数ずれΔFがOFDMのキャリア周波数間隔の1/2の
範囲で、減算器12a,12bの出力αおよびβは(2
5),(26)式および(16)〜(19)式で表され
るように、それぞれΔFに関する単調増加関数および単
調減少関数であるから、周波数ずれ検出器11におい
て、α−βを計算し、これを適当な倍率で増幅した値を
利用して周波数ずれを検出し、これを利用して周波数ず
れを補正するよう電圧制御発振器10に制御信号を出力
する。
【0162】これにより、周波数ずれが極めて小さい場
合のノイズ等による誤検出のレベルを、小さく押さえる
ことができる。
【0163】なお、以上の説明では実施の形態1につい
て説明したが、実施の形態2〜6についても同様に適用
して、同様の効果が得られる。
【0164】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0165】位相参照シンボル受信信号の配列の各要素
をその共役複素数と乗じた結果を利用して、周波数ダウ
ンコンバートする際の同調周波数ずれを検出し、これを
自動的に補正することができる。
【0166】また、位相参照シンボルのパターンが一定
の周期で繰り返している場合に、これを利用して受信信
号を周波数ダウンコンバートする際の同調周波数ずれを
検出し、これを自動的に補正することができる。
【0167】また、位相参照シンボル既定値の要素とそ
の負側の隣の要素との位相差が0、およびπの各場合に
ついては、正側の隣の要素との位相差が±π/2の場合
のみでなく、0である時のデータとπであるときのデー
タを利用して不要な成分を打ち消し合うことで、周波数
誤差検出に利用するキャリア数を増やし、検出精度を高
めることができるとともに、位相参照シンボル既定値の
要素とその正側の隣の要素との位相差が0およびπの各
場合については、負側の隣の要素との位相差が±π/2
の場合のみでなく、0である時のデータとπであるとき
のデータを利用して不要な成分を打ち消し合うことで、
周波数誤差検出に利用するキャリア数を増やし、検出精
度を高めることができる。
【0168】また、位相参照シンボル既定値の要素とそ
の負側の隣の要素との位相差が0およびπの各場合につ
いては、正側の隣の要素との位相差が0である時のデー
タと、πであるときのデータを同数に制限することで、
以後の計算を簡易化できるとともに、位相参照シンボル
既定値の要素とその正側の隣の要素との位相差が0、お
よびπの各場合については、負側の隣の要素との位相差
が0である時のデータと、πであるときのデータを同数
に制限することで、以後の計算を簡易化できる。
【0169】また、位相参照シンボル既定値全体につい
て、各要素ごとの隣の要素との位相差の出現頻度が、特
定の条件を満たしている場合には、計算をさらに簡易化
できる。
【0170】また、同調周波数ずれの検出、および補正
を、受信信号をシンボルに切り分ける際のタイミングず
れによらず行うことができる。
【0171】また、受信されたOFDM信号の各キャリ
アの振幅に対する伝送路等の影響を小さくして、同調周
波数ずれの検出、補正を行うことができる。
【0172】また、実際の同調周波数ずれが小さい場合
の、雑音等による誤検出のレベルを小さく押さえること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る放送受信機の
構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る放送受信機の
構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る放送受信機の
周波数誤差検出部の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る放送受信機の
周波数誤差検出部の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係る放送受信機の
周波数誤差検出部の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態6に係る放送受信機の
周波数誤差評価部の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来のデジタル放送受信機の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
5 直交復調器、6 A/D変換器、7 FFT処理
器、8 誤り訂正器、10 電圧制御発振器、11 周
波数ずれ検出器、12 減算器、13 加算平均器、1
4 データ選択器、15 自乗器、16 乗算器、1
7,18 加算器、19 除算器、20 位相誤差検出
器、101〜104 周波数誤差検出部、201,20
2 周波数誤差評価部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 雅之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森田 正和 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各キャリアが4相位相変調(QPSK)
    された直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式を用い
    るデジタル放送において、 各キャリアの参照用の固定パターンシンボル(位相参照
    シンボル)を受信して得る周波数領域の復調データの配
    列に対して、その共役複素数の配列を各要素ごとに乗じ
    る処理を行う手段と、 この乗算結果の各要素について、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差が0で、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差がπで、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差が0で、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差がπで、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 前記選択された4つの要素のうち、対応する位相参照シ
    ンボル既定値の負側の隣の要素との位相差が0である要
    素の加算平均値と、前記既定値の負側の隣の要素との位
    相差がπである要素の加算平均値とを得、さらにこの2
    つの加算平均値の差分を得る減算手段と、 前記選択された4つの要素のうち、対応する位相参照シ
    ンボル既定値の要素とその正側の隣の要素との位相差が
    0である要素の加算平均値と、前記既定値の負側の隣の
    要素との位相差がπである要素の加算平均値とを得、さ
    らにこの2つの加算平均値の差分を得る減算手段と、 前記2つの差分から周波数ずれを求め、これに基づき放
    送周波数への同調制御を行う手段を備えたことを特徴と
    するデジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 各キャリアが4相位相変調(QPSK)
    された直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式を用い
    るデジタル放送において、 各キャリアの参照用の固定パターンシンボル(位相参照
    シンボル)を受信して得る周波数領域の復調データの配
    列に対して、その共役複素数の配列を所定の要素数だけ
    シフトして各要素ごとに乗じる処理を行う手段と、 この乗算結果の各要素について、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差が0で、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差がπで、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差が0で、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差がπで、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
    2である要素を選択するデータ選択手段と、 前記選択された4つの要素のうち、対応する位相参照シ
    ンボル既定値の負側の隣の要素との位相差が0である要
    素の加算平均値と、前記既定値の負側の隣の要素との位
    相差がπである要素の加算平均値とを得、さらにこの2
    つの加算平均値の差分を得る減算手段と、 前記選択された4つの要素のうち、対応する位相参照シ
    ンボル既定値の要素とその正側の隣の要素との位相差が
    0である要素の加算平均値と、前記既定値の負側の隣の
    要素との位相差がπである要素の加算平均値とを得、さ
    らにこの2つの加算平均値の差分を得る減算手段と、 前記2つの差分から周波数ずれを求め、これに基づき放
    送周波数への同調制御を行う手段を備えたことを特徴と
    するデジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記乗算結果の各要素について、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差が0またはπであり、かつ正側の隣の要素との位
    相差が±π/2、0、またはπである要素を選択する6
    つのデータ選択手段と、 前記選択された6つの要素のうち、前記位相参照シンボ
    ル既定値に対応する要素の加算平均値と、前記既定値の
    負側の隣の要素との位相差が0である要素の加算平均値
    とを得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る減算
    手段と、 前記選択された6つの要素のうち、前記位相参照シンボ
    ル既定値に対応する要素の加算平均値と、前記既定値の
    負側の隣の要素との位相差がπである要素の加算平均値
    とを得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る減算
    手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差が0またはπであり、かつ負側の隣の要素との位
    相差が±π/2、0、またはπである要素を選択する6
    つのデータ選択手段と、 前記選択された6つの要素のうち、前記位相参照シンボ
    ル既定値に対応する要素の加算平均値と、前記既定値の
    正側の隣の要素との位相差が0である要素の加算平均値
    をと得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る減算
    手段と、 前記選択された6つの要素のうち、前記位相参照シンボ
    ル既定値に対応する要素の加算平均値と、前記既定値の
    正側の隣の要素との位相差がπである要素の加算平均値
    とを得、この2つの加算平均値の差分を得る減算手段
    と、 前記2つの差分から周波数ずれを求め、これに基づき放
    送周波数への同調制御を行う手段を備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のデ
    ジタル放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記乗算結果の各要素について、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差が0で、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/
    2、0、またはπである要素を選択するとともに、前記
    正側の隣の要素との位相差が0またはπである要素の選
    択個数が同数になるように制限する3つのデータ選択手
    段と、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差がπで、かつ正側の隣の要素との位相差が±π/
    2、0、またはπである要素を選択するとともに、前記
    正側の隣の要素との位相差が0とπである要素の選択個
    数が同数となるように制限する3つのデータ選択手段
    と、 前記一番目の3つのデータ選択手段で選択された要素の
    加算平均値と、前記二番目の3つのデータ選択手段で選
    択された要素の加算平均値とを得、さらにこの2つの加
    算平均値の差分を得る減算手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差が0で、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
    2、0、またはπである要素を選択するとともに、前記
    正側の隣の要素との位相差が0またはπである要素の選
    択個数が同数になるように制限する3つのデータ選択手
    段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差がπで、かつ負側の隣の要素との位相差が±π/
    2、0、またはπである要素の選択するとともに、前記
    正側の隣の要素との位相差が0またはπである要素の選
    択個数が同数になるように制限する3つのデータ選択手
    段と、 前記三番目の3つのデータ選択手段で選択された要素の
    加算平均値と、前記四番目の3つのデータ選択手段で選
    択された要素の加算平均値とを得、さらにこの2つの加
    算平均値の差分を得る減算手段と、 前記2つの差分から周波数ずれを求め、これに基づき放
    送周波数への同調制御を行う手段を備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のデ
    ジタル放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記乗算結果の各要素について、 対応する位相参照シンボル既定値の負側の隣の要素との
    位相差が0またはπである要素をそれぞれ選択する2つ
    のデータ選択手段と、 前記2つのデータ選択手段で選択された要素ごとの加算
    平均値を得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る
    減算手段と、 対応する位相参照シンボル既定値の正側の隣の要素との
    位相差が0またはπである要素をそれぞれ選択する2つ
    のデータ選択手段と、 前記2つのデータ選択手段で選択された要素ごとの加算
    平均値を得、さらにこの2つの加算平均値の差分を得る
    減算手段と、 前記2つの差分から周波数ずれを求め、これに基づき放
    送周波数への同調制御を行う手段を備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のデ
    ジタル放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記2組の加算平均値について、各組ご
    とに差分を得る減算手段および加算処理を行う手段と、 前記各組ごとの差分を加算値で除算する手段と、 各減算結果を前記各加算結果でそれぞれ除算する手段
    と、 前記2つの除算結果から周波数ずれを求め、これに基づ
    き放送周波数への同調制御を行う手段を備えたことを特
    徴とす請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のデジ
    タル放送受信機。
  7. 【請求項7】 前記2つの差分の減算を行う減算手段
    と、この減算結果に基づき放送周波数への同調制御を行
    う手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれか1項に記載のデジタル放送受信機。
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