JP3665848B2 - ヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、健康飲料として飲用に供されるヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒメヒオウギズイセン(Crocosmia crocosmiiflora[Nicholson]N.E.Br)はアヤメ科に属し、中国名で『雄黄蘭』、或るいは『観音蘭』と呼ばれ、原産はアフリカ南部であり、現在では中国各地で栽培され、半野生化したものも多く、日本へは明治の中ごろ(1890年)渡来したといわれている。
中国では『雄黄蘭』球茎の煎煮湯を用いて、全身の筋、関節痛、各種の膿腫、打撲傷、外傷出血、耳下腺炎に内服漢方薬として使われ、血液の生理機能の失調等、様々な疾病に効く漢方薬として認められ、血液循環などを促進する内服薬、あるいは、外用として使用されている。
また、ヒメヒオウギズイセン球根抽出液は、老人病や血管疾病を中心とした慢性病の治療に役立ち、血液の生理機能を調節すると共に、疾病の予防効果を有することが知られている。
【0003】
日本では、制癌性和薬として配合されている例もあり、その薬理作用を示す本体は、medicagenic acidとpolygaracic acidを主とするサポゲニン(非糖部分)と、グルコース、キシロール、アラビノース、ラムノース、フコースを糖部分とするサポニンの混合物(粗サポニン)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒメヒオウギズイセン球根中のサポニンは特有の強い辛味、収斂味を有しているため、飲みにくいという問題があった。
また、サポニンの副作用として、強い溶血性と、比較的高い毒性があるため、民間薬としてしか利用されておらず、利用法が限られているという問題があった。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、薬用効果の高いヒメヒオウギズイセン球根抽出液を発酵させ、サポニン特有の辛味、収斂味を和らげ、同時に溶血性、毒性を解消し、健康飲料として幅広く利用することのできる、ヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を解決するための手段として請求項1記載のヒメヒオウギズイセンの発酵飲料では、ヒメヒオウギズイセン球根抽出液を酵母菌によって発酵させて毒性を解消する構成とした。
【0006】
請求項2記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法では、ヒメヒオウギズイセン球根のエキスを水によって抽出し、該エキスの含まれた球根抽出液に黒砂糖、酵母エキスを含有した発酵原料液を混入して加熱消毒し、該球根抽出液と発酵原料液を混合した発酵混合液に液体酵母菌を接種して、25℃〜30℃の温度で、所定時間発酵させて毒性を解消する方法とした。
【0007】
請求項3記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法では、請求項2記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法において、前記所定時間発酵された発酵混合液を遠心分離にかけ、酵母菌を除去する方法とした。
【0008】
請求項4記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法では、請求項2または3記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法において、前記酵母菌としてサッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を使用する方法とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、本発明のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料及びその製造方法を詳細に説明する。
図1は本発明のヒメヒオウギズイセンの球根抽出液の発酵飲料の製造工程を示す説明図である。
ヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料を製造する場合には、図1に示すように、▲1▼ヒメヒオウギズイセン球根抽出液と▲2▼発酵原料液を混合して▲3▼発酵混合液を製造し、それを加熱消毒する▲4▼。
そして、前記加熱消毒された発酵混合液に、予め用意された液体酵母菌▲5▼を接種、発酵させ▲6▼、該発酵液を遠心分離して酵母菌を除去した後▲7▼、瓶詰め、殺菌、分析して▲8▼、製品として保存する▲9▼。
【0010】
以下、それぞれの工程について説明する。
▲1▼ヒメヒオウギズイセン球根抽出液
採取した新鮮球根(直径2〜3.5cm、厚さ2〜2.5cm)を水道水で2〜3分間、きれいに洗って、薄く(厚さ0.5〜1cm)切り、紙箱に入れて日干し、半乾燥状態にする。雨天が続き湿度が高い時には、35℃の恒器(IC43、ヤマト科学株式会社)で18〜24時間、半乾燥状態にする。
次に、電子天びん(MK−500 C型、YMC株式会社)で薄く切った半乾燥球根100gを量り、精製水約150mlと共に、ミキサー(MX−151S、9000/回/分、松下電気産業株式会社)に入れ、1分間、砕細する。
そして、砕細した球根(約250ml)を1L(リットル)のビーカに移し、1L(リットル)まで精製水(約750ml)を入れ、ホットプレート(CORNING PC−300 岩城硝子株式会社)に置いて、60〜70℃の温度で1時間攪拌する。
これにより1L(リットル)の水溶液中、球根100gが含まれた溶液が製造される。
攪拌後、濾紙(No.101)で濾過し、球根抽出液約900mlを製造する(pH5.0)。
【0011】
▲2▼発酵原料液
容器(桶)に黒砂糖(株式会社タカイS)480g、酵母エキス(極東製薬工業株式会社)16g、温泉水(佐賀県富士町第4温泉)2L(リットル)を入れ、混合溶解し、発酵原料液を製造する(pH5.8)。
【0012】
▲3▼発酵混合液
前記発酵原料液に球根抽出液800mlを溶解混合し、8L(リットル)まで精製水約4.7L(リットル)を入れ、四つの三角フラスコに2L(リットル)ずつ分注する。これにより、球根抽出液を10%含有した発酵原料液が製造される。
【0013】
▲4▼発酵混合液消毒
前記発酵混合液にシリコンセンをかけ、セブ圧力鍋(8018 72 CLAMP 18L ALU株式会社 セブジャパン)で65℃ 30分間、加熱消毒する。
【0014】
▲5▼液体酵母菌の用意
(1)スラント培養
容器に0.3g酵母エキス、0.3g麦芽エキス(DIFCO)、0.5gペプトン(日本製薬株式会社)、1g葡萄糖(和光純薬工業株式会社)、1.5g寒天(片山化学工業株式会社)を入れ、少量の蒸留水を加え、加熱溶解し、100mlまで蒸留水を加える(pH5.5)。次いで試験管(14.5×1.3cm)に5mlを入れ、シリコンセンをかけて圧力鍋で100℃ 30分間、殺菌し、室温で斜めにして、固め、スラント(斜面培地)とする。
無菌箱(600型、株式会社井内盛栄堂)で購入した醸造酵母菌株サッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を一白金耳量、スラントに移し、25℃ 40時間、培養する。
前記醸造酵母菌株サッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292は、アメリカ菌株センター(American Type Culture Collection、 ATCC)において、保存、販売されているものである。
ここで、白金耳とは微生物等の接種に用いるもので、白金、ニクロム線を数センチ伸ばして、先端を丸く輪のようにしたものである。
【0015】
(2)液体酵母菌の用意
300mlの三角フラスコに酵母エキス0.2g、麦芽エキス2g、葡萄糖0.5gを入れ、100mlまで精製水を加え、溶解し、100℃で、30分殺菌する(pH6.0)。
無菌操作でスラントから一白金耳の酵母菌を三角フラスコに移し、30℃で40時間、静止状態(嫌気)で培養して製造する(pH4.8)。
尚、サッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を培地(酵母エキス0.2%、麦芽エキス2%、葡萄糖0.5%、pH6.0、無調整)の中で 30℃ 40時間、静止培養(嫌気)で培養した結果の細胞数の測定値は次の通りであった。
酵母/ml=2.5×107 (財団法人 日本冷凍食品検査協会 福岡検査所試験方法はポテトデキストロース寒天平板培養法による。)
【0016】
▲6▼液体酵母菌接種、発酵
無菌操作で一つの三角フラスコ(2L(リットル)発酵混合液を含む)に20ml液体酵母菌を入れ、30℃ 20時間、静止状態(嫌気)で発酵し、薄茶色、少し粘稠の発酵液(pH4.8)を得た。
【0017】
▲7▼遠心分離、酵母除去
前記発酵液を遠心分離機(8010、久保田商事株式会社)によって15分間3000r.p.m.で回転させ、酵母を除去し、薄茶色半透明な遠心分離液を得た。
【0018】
▲8▼瓶詰め、殺菌、分析
前記遠心分離液をガラス瓶(360ml)に入れ、20分間100℃で加熱殺菌し、冷却後、薄茶色半透明なヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料が製造される。製造後、Lot分析する。
【0019】
▲9▼製品、保存
殺菌後、製品とし、4℃で保存する。
【0020】
前記実施例において発酵混合液を発酵させる温度を30℃としたが、発酵温度としては25℃〜30℃の範囲で適用が可能であり、この最適温度を確立するための実験結果を図2に示す。
図2はヒメヒオウギズイセン球根抽出液(10% W/V、10g球根/100ml水溶液)を含む発酵混合液(10% V/V、200ml球根抽出液/2L(リットル))に静止培養した(30℃ 40時間)液体酵母菌サッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を用いて、2L(リットル)の発酵混合液に対して20mlの液体酵母菌(100:1の割合)を接種し、各温度で20時間静止培養した結果である。
【0021】
図2によると、20℃では20時間の発酵時間が足りないことが解り、30時間ではpHの変動が早く、コントロールしにくい。また、黒砂糖味が消えて、辛味、渋みが和らげられない。よって25℃〜30℃が適切であることが判明した。
【0022】
また、前記実施例において2L(リットル)の発酵混合液に20ml液体酵母菌を接種する方法について説明したが、液体酵母菌の接種量としては、10ml〜20mlの範囲で適用が可能であり、発酵混合液100に対し、液体酵母菌0.5〜1の割合で接種した場合も同一の作用効果を生じる。
【0023】
この、最適液体酵母菌接種量を確立するための実験結果を図3に示す。
ヒメヒオウギズイセン球根抽出液(10% W/V、10g球根/100ml水溶液)を含む発酵混合液(10% V/V、200ml球根抽出液/2L(リットル)発酵混合液)に静止培養した(30℃ 40時間)液体酵母菌サッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を用いて違う接種量で接種し、30℃ 20時間静止状態(嫌気)で発酵して適切な酵母菌接種量を確立した。
【0024】
図3に示すように、30℃ 20時間、静止(嫌気)発酵の条件下で味及びpHの変化結果により、適切な接種量は10ml〜20ml接種した場合、すなわち発酵混合液100に対し、液体酵母菌0.5〜1の割合で接種する場合が最適となる。
【0025】
また、前記実施例において、発酵混合液に含まれるヒメヒオウギズイセン球根抽出液の割合が10%、かつ発酵混合液の発酵時間が30時間の場合について説明したが、前記発酵混合液に含まれるヒメヒオウギズイセン球根抽出液の割合は5%〜10%、前記発酵混合液の発酵時間は18〜24時間の範囲であれば適用可能である。
このヒメヒオウギズイセン球根抽出液の比率とその適切な発酵時間を確立するための実験結果を図4〜図6に示す。
【0026】
図4〜図6はヒメヒオウギズイセン球根抽出液(10% W/V、10g球根/100ml水溶液)を用いて、違う比率で(%V/V)発酵原料液を混合した発酵混合液に、静止培養した(30℃ 40時間)液体酵母菌サッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を用いて、2L(リットル)の発酵混合液に対して20mlの液体酵母菌(100:1の割合)を接種し、30℃ 0〜30時間静止状態(嫌気)で発酵して、経時的にpHの変化程度(酵母発酵で有機酸とアルコールを産出してpHが減少)と味の変化を測定した結果である。
【0027】
図4〜図6によるとヒメヒオウギズイセン球根抽出液は酵母発酵を促進することが判明した。
5%、8%、10%、15%(V/V)のヒメヒオウギズイセン球根抽出液入りの発酵液はどれも対照(0%)より発酵スピードが速い、その順は15%>10%>8%>5%>0%であり、これはヒメヒオウギズイセン球根抽出液そのものは酸性(pH5)で、酵母菌生育の酸性嗜好性に合うためと考えられる。
5%〜10%の球根抽出液入りの発酵原料液は、30℃ 約18〜24時間、発酵後、pH5.0〜4.5になる時、黒砂糖味、辛味、渋味が消え、甘く、僅か辛味、飲みやすい独特な味になる。
10%以上の球根抽出液入りの発酵混合液は、発酵後、黒砂糖味が消えたが辛味、渋味が残って消えにくい。
以上の結果により、該発酵条件では、適切な球根抽出液の比率は5%〜10%、適切な発酵時間は18〜24時間と考えられる。
【0028】
次に、ヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の保健効能について説明する。
60名(多くの持病をもった)方々に4週間、毎日約30mlのヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料を服用させ、その体調の変化を観察し、その結果を統計した。
【0029】
その他低血圧2名、血色不良2名、動脈硬化1名改善報告あり。
その他胃腸病6名、糖尿病7名、肥満3名効果報告あり。
以上、血流障害について、明確に改善した例と改善した例を合わせて80%に達したことが表明された。
また、脳障害、神経障害、その他の各種病気改善にも明白な効果があったことが明らかになった。結果統計により、ヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料は積極的な保健作用があると考えられる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明請求項1記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料においては、ヒメヒオウギズイセンの薬用成分を抽出する構成であるため、ヒメヒオウギズイセンに含まれるエキスが、血液循環の促進、コレステロールの細胞内沈着の防止、癌の防止に有効に作用する。
また、ヒメヒオウギズイセン球根抽出液を発酵させるので、ヒメヒオウギズイセンに含まれるサポニンの、溶血性と、毒性が解消され、同時に辛味、収斂味が、発酵によって生じた様々な芳香性のある物質と、微妙に組み合わされ、弱く結合したりすることによってカバーされ、和らげられる。
そして、酵母菌を使用する構成であるため、微量のアルコールが発生し、アルコールによる薬理効果が生じる。
【0031】
請求項2記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法においては、ヒメヒオウギズイセンの薬用成分を抽出する構成であるため、ヒメヒオウギズイセンに含まれる成分が、血液循環の促進、コレステロールの細胞内沈着の防止、癌の防止に有効に作用する。
また、ヒメヒオウギズイセン球根抽出液を発酵させるので、ヒメヒオウギズイセンに含まれるサポニンの、溶血性と、毒性が解消され、同時に辛味、収斂味が、発酵によって生じた様々な芳香性のある物質と、微妙に組み合わされ、弱く結合したりすることによってカバーされ、和らげられる。
そして、酵母菌を使用する構成であるため、若干のアルコールが加わり、薬用成分の吸収を促進すると共に、アルコールによる薬理効果が生じる。
また、黒砂糖を混入するので甘味が加わり飲みやすくなる。
さらに、25℃〜30℃の温度で発酵させるので酵母菌の発酵が効率良く行なわれる。
【0032】
請求項3記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法においては、遠心分離で酵母菌を除去する構成であるため、製造後は、酵母菌の活動が停止し、長期間同じ状態で保存することができる。
【0033】
請求項4記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法においては、酵母菌としてサッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を使用するので、葡萄糖、半乳糖、蔗糖、麦芽糖に対していずれも発酵特性を有し、効率良く、薬用に適した発酵を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造工程を示す説明図である。
【図2】発酵温度の比較を示す説明図である。
【図3】酵母菌接種量の比較を示す説明図である。
【図4】ヒメヒオウギズイセンの球根抽出液の比率と発酵時間の比較を示す説明図である。
【図5】ヒメヒオウギズイセンの球根抽出液の比率と発酵時間の比較を示す説明図である。
【図6】ヒメヒオウギズイセンの球根抽出液の比率と発酵時間の比較を示す説明図である。
Claims (4)
- ヒメヒオウギズイセン球根抽出液を酵母菌によって発酵させて毒性を解消したことを特徴とするヒメヒオウギズイセンの発酵飲料。
- ヒメヒオウギズイセン球根のエキスを水によって抽出し、該エキスの含まれた球根抽出液に黒砂糖、酵母エキスを含有した発酵原料液を混入して加熱消毒し、該球根抽出液と発酵原料液を混合した発酵混合液に液体酵母菌を接種して、25℃〜30℃の温度で、所定時間発酵させて毒性を解消したことを特徴とするヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法。
- 前記所定時間発酵された発酵混合液を遠心分離にかけ、酵母菌を除去することを特徴とする請求項2記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法。
- 前記酵母菌としてサッカロミセス セレビセア(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 26292を使用することを特徴とする請求項2または3記載のヒメヒオウギズイセン球根抽出液の発酵飲料の製造方法。
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