JP3664786B2 - ヘアケア製品 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、頭部のフケ、かゆみ、脱毛の抑制効果を有するヘアケア製品に関し、詳しくは、ユーカリの一種であるユーカリプタスマクロカルパ(Eucalyptusmacrocarpa、以下マクロカルパと略す)の溶媒抽出物、またはマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gから選ばれる1種または2種以上の化合物を有効成分として含有するヘアケア製品である。本製品は、フケ、かゆみ、脱毛を効果的に抑制することができる。
【0002】
【従来の技術】
ユーカリの品種数は600種以上に及び、その内の約10種から採取された精油のみが、薬用化粧品、日用品や香料に使われている(aromatopia、4、No.2、p.26、1995年)。特に薬用化粧品に用いられているユーカリは、主にユーカリノキ(Eucalyptus globulus)であり、成分として精油、フラボン、タンニンが含まれており、主に皮膚収れんと鎮静効果を期待して用いられている(フレグランスジャーナル、23、No.8、p.41、1995年)。しかしながら、その他のユーカリ品種の多くは利用検討されておらず、マクロカルパ、または、それに含まれる成分であるマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gをヘアケア製品に配合した例はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来より、ジンクピリチオンが効果的なフケとり薬として用いられてきたが、この薬物は安全性の面で好適な物ではなく、使用基準としては、洗い流しの商品を前提にして用いられている。本発明の目的は、持続的な使用により、フケ、かゆみ、脱毛を効果的に抑制するヘアケア製品を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる状況を鑑み、鋭意研究を重ねた結果、マクロカルパの抽出物及び、その単離成分であるマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gが、フケ、かゆみ、脱毛を効果的に抑制することを見い出し、これをヘアケア製品に配合するという試みから本発明を完成するに至った。
【0005】
本発明でいうマクロカルパとは、ユーカリプタス属植物の1種で、従来から用いられているユーカリノキが40〜50mの高木であるのに対し、潅木状の小型種である(aromatopia、4、No.2、p.9、1995年)。分布は、ユーカリノキがオーストラリア、タスマニアであるのに対し、マクロカルパはオーストラリア西部である。マクロカルパには、マクロカルパール(マクロカルパールA〜G)が含まれており(Biosci. Biotec.Biochem、56、No.10、p.1570、1992年)、それ以外の成分についてはまだ研究されていない。
【0006】
本発明で使用するマクロカルパの抽出物とは、マクロカルパ植物体のどの部分でも利用できるが、好ましくは、葉、小枝等から抽出して得られるものがよい。その調製方法は特に限定されず、例えば、加熱抽出したものであっても良いし、常温抽出したものであっても良い。また、抽出する溶媒としては、例えば、水、アルコ−ル類(メタノ−ル、エタノ−ル、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール等)、アルキルエステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素類(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)、アセトニトリル等があげられる。これらの溶媒は単独で用いても2種以上を混合して用いても良い。また、マクロカルパ抽出物は、抽出された溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過等の処理をして用いてもよい。
【0007】
また、本発明でいうマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gとは、先のマクロカルパ抽出物を、さらにカラムクロマトグラフィーや高速液体クロマトグラフィーなどの公知の技法で精製することにより濃縮される。クロマトグラフィーの充填剤としては、シリカゲル、化学結合型シリカゲル、アルミナ、セルロース、デキストランなどを用いることができる。クロマトグラフィーに用いる有機溶媒は、単独で用いるほか、複数の溶媒を混合して用いることができる。有機溶媒の種類は、n−ヘキサン、クロロホルム、メタノール、酢酸、アセトニトリルなどが用いられる。マクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gは、濃縮液より結晶化することができる。マクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gは、精製品のみならず、粗精製品を用いても良い。
【0008】
本発明のヘアケア製品にはマクロカルパ抽出物またはマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gの効果を損なわない範囲内で、通常のヘアケア製品に用いられる成分である油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、金属石鹸、pH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、粉体、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、美容成分、キレート剤等の成分を配合することができる。
【0009】
本発明のヘアケア製品とは、例えば、ゲル剤、エアゾール剤、ヘアパック、シャンプ−、リンス、トリートメント、トニック等の毛髪に適用される物があげられる。また、本発明のヘアケア製品は、医薬品、医薬部外品、化粧品のいずれにも用いることができる。
【0010】
本発明に用いるマクロカルパ抽出物は、ヘアケア製品の全量中、0.1〜10重量%の配合が良い。また、本発明に用いるマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gの配合量は、ヘアケア製品の全量中、0.001〜1重量%の配合が良い。指定した重量%未満では十分な効果は望めず、指定した重量%を越えて配合した場合は、効果の増強がなく不経済である。また、添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
【0011】
【実施例】
次に本発明を実施例をあげて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施例に示す配合量の部とは重量部を、%とは重量%を示す。
【0012】
実施例1 マクロカルパ熱水抽出物
マクロカルパの乾燥葉100gに1000mlの水を加え、95℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮して、抽出物10g を得た。
【0013】
実施例2 マクロカルパエタノール抽出物
マクロカルパの乾燥葉100gに1000mlの80%エタノール水溶液を加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮して、抽出物10g を得た。
【0014】
実施例3 マクロカルパ1,3-ブチレングリコール抽出物
マクロカルパの葉100gに、1,3-ブチレングリコールと水との混合液(1:1、v/v)1000ml を加え、常温で10日間抽出した後、濾過し、抽出物950gを得た。
【0015】
実施例4 マクロカルパアセトン抽出物
マクロカルパの乾燥葉 2kgに、10倍量の80%アセトン水溶液を加え、室温で1日抽出した後、濾過し、得られた濾液を濃縮して、塩酸により酸性にした。酢酸エチルで抽出し、その酢酸エチル層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液(水酸化ナトリウムでpH12に調整)により洗浄後、濃縮して抽出物100gを得た。
【0016】
実施例5 マクロカルパール
実施例4の抽出物50g をヘキサンで洗浄後、5回に分けてシリカゲルカラム(280g、 5φ×30cm)に負荷し、クロロホルム/メタノール(5:1、v/v) を3000ml流した後、クロロホルム/メタノール(2:1、v/v)1000ml で溶出した。溶出液を集めて濃縮後、セファデックスLH-20 カラム(100g、3φ×30cm)に負荷し、メタノールを 200ml流した後、メタノール 300ml量で溶出した。溶出液を濃縮後、シリカゲルカラム(30g、2φ×30cm)に負荷し、クロロホルム/酢酸(200:1、v/v)を120ml 流した後、クロロホルム/酢酸(100:1、v/v) 400mlで溶出した。溶出液を濃縮して、マクロカルパールA、Bを主成分とする粗精製物0.3gを得た。
【0017】
実施例6 シャンプー
処方 配合量
1. マクロカルパ熱水抽出物(実施例1) 1.0部
2. POE ラノリン 2.0
3. POE(3)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン(30%) 25.0
4. POE(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム(20%) 20.0
5. ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 4.0
6. ラウリル硫酸エタノールアミド 4.0
7. メチルパラベン 0.1
8. プロピルパラベン 0.1
9. 1,3-ブチレングリコール 5.0
10. 香料 適量
11. 精製水にて全量を 100とする
[製造方法]成分 1〜 9と、成分11を65〜70℃に加温し、均一に溶解する。溶解後冷却し、50℃で、10を添加し、さらに30℃まで撹拌冷却して製品とする。
【0018】
実施例7 リンス
処方 配合量
1. マクロカルパエタノール抽出物(実施例2) 0.5部
2. POE(2)オレイルエーテル 7.0
3. POE ラノリン 1.0
4. 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 5.0
5. メチルパラベン 0.1
6. 1,3-ブチレングリコール 2.0
7. 香料 適量
8. 精製水にて全量を 100とする
[製造方法]成分 2〜 6を混合し80〜85℃に加温して、均一に溶解し、撹拌しながら、80〜85℃に加温した成分8 を加入混合する。50℃に撹拌冷却後、成分1 、7 を添加し、30℃まで撹拌冷却して製品とする。
【0019】
実施例8 ヘアトニック
処方 配合量
1. マクロカルパール(実施例5) 0.01部
2. POE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテル 1.0
3. エタノール 50.0
4. 1,3-ブチレングリコール 5.0
5. 香料 適量
6. 精製水にて全量を 100とする
[製造方法]成分 1〜 6を均一に溶解し、濾過して製品とする。
【0020】
【発明の効果】
本発明のマクロカルパ抽出物、または、その単離成分であるマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gから選ばれる1種または2種以上の化合物を含有することを特徴とするヘアケア製品は優れたフケ、かゆみ、脱毛の抑制効果を有する。次に、本発明の効果を詳細に説明するため、実験例を挙げる。
【0021】
有効性試験例1 使用試験
実施例6、7のシャンプー、リンスを用い、使用試験を実施した。試験は健康な男性30人(25〜40才)を対象に2ヶ月間行い、使用後にフケ、かゆみ、脱毛の抑制効果についてアンケ−ト調査を行って評価した。アンケ−トの評価基準は、有効なものを「優」、やや有効なものを「良」、わずかに有効なものを「可」、無効なものを「不」として、比較例と比較して評価を行った。比較例としては、実施例6のシャンプーに配合したマクロカルパ熱水抽出物(実施例1)の代わりに、同様の操作で抽出したユーカリノキの抽出物を用いたシャンプー(比較例1)を使用した。また、実施例7のリンスに配合したマクロカルパエタノール抽出物(実施例2)の代わりに、同様の操作で抽出したユーカリノキの抽出物を用いたリンス(比較例2)を使用した。
【0022】
実施例6、7の結果をまとめて表1に示した。この表から、実施例6、7のシャンプー、リンスは優れたフケ、かゆみ、脱毛の抑制効果を有していることが認められた。
【0023】
【表1】
【0024】
有効性試験例2 使用試験
マクロカルパール(実施例5)の各濃度を含有する実施例8のヘアトニックを用い、試験例1と同様に使用試験を実施した。
【0025】
実施例8の結果を表2に示した。この表から実施例8で得たマクロカルパールの各量を含有することを特徴とするヘアトニックは優れたフケ、かゆみ、脱毛の抑制効果を有していることが認められた。
【0026】
有効性試験例1、2の結果により、マクロカルパの溶媒抽出物またはマクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gから選ばれる1種または2種以上の化合物を含有するヘアケア製品は、フケ、かゆみ、脱毛を効果的に抑制することが明らかとなった。
【0027】
【表2】
以下余白
Claims (2)
- ユーカリプタスマクロカルパの溶媒抽出物を含有することを特徴とするフケ、かゆみ、脱毛の抑制効果を有するヘアケア製品。
- マクロカルパールA、B、C、D、E、F、Gから選ばれる1種または2種以上の化合物を含有することを特徴とするフケ、かゆみ、脱毛の抑制効果を有するヘアケア製品。
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