JPH11124325A - セリンプロテアーゼ阻害剤 - Google Patents

セリンプロテアーゼ阻害剤

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JPH11124325A
JPH11124325A JP9303449A JP30344997A JPH11124325A JP H11124325 A JPH11124325 A JP H11124325A JP 9303449 A JP9303449 A JP 9303449A JP 30344997 A JP30344997 A JP 30344997A JP H11124325 A JPH11124325 A JP H11124325A
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luffa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セリンプロテアーゼ阻害剤およびセリンプロテ
アーゼ阻害剤を含有することを特徴とする化粧料を提供
する。 【構成】本発明はヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出
物を含有することを特徴とするセリンプロテアーゼ阻害
剤およびヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物をセリ
ンプロテアーゼ阻害剤として含有することを特徴とする
化粧料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘチマとアマチャヅル
の雑種細胞抽出物のセリンプロテアーゼ阻害剤としての
使用およびその抽出物をセリンプロテアーゼ阻害剤とし
て含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】セリンプロテアーゼ阻害剤は動物、植物
中に広く分布しており、例えば動物由来のものとして
は、ウシ、ブタ、ヒツジの膵臓、耳下腺、リンパ腺など
から分離されており、植物由来のものとしては、ダイ
ズ、コムギ、トウモロコシなどから分離されている。セ
リンプロテアーゼ阻害剤の応用例として抗炎症剤(特開
平3-176499)、臨床検査薬(特開平03-279859)、急性
循環不全およびそれに伴う臓器機能不全に対する治療薬
(特開平03-227941)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は新規なセリン
プロテアーゼ阻害剤を提供し、その用途拡大を目的とし
たものである。また、その抽出物をセリンプロテアーゼ
阻害剤として含有する化粧料が優れた老化防止効果を有
することを発見し本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のヘチマとアマチ
ャヅルの雑種細胞抽出物は特開平01-44297の方法により
作出した雑種細胞のカルス(F3、F4、F5、F6)
を用いて調製した。
【0005】ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞のカルス
は単独で用いてもよいし、2種以上の混合物として用い
てもよい。
【0006】ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物
は、上記の雑種細胞を抽出溶媒と共に浸漬又は加熱した
後、ろ過し、必要ならば濃縮して得られる。ヘチマとア
マチャヅルの雑種細胞を抽出する溶媒として、例えば、
水、低級1価アルコール類(メタノール、エタノール、
1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブ
タノール等)、液状多価アルコール(1,3-ブチレングリ
コール、プロピレングリコール等)、低級アルキルエス
テル(酢酸エチル、酢酸メチル等)、炭化水素類(ベン
ゼン、 ヘキサン、 ペンタン等)、ケトン類(アセト
ン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(エチルエー
テル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)、ア
セトニトリル等が挙げられる。これらの溶媒は、単独で
用いても2種以上を混合して用いてもよい。好ましく
は、水あるいは水溶性溶媒(水と任意の割合で混合可能
な溶媒。例えば、エタノール、1,3-ブチレングリコー
ル、プロピレングリコール等)のうち1種又は2種以上
の溶媒を用いるのがよい。抽出物は、そのまま用いても
よいし、溶媒を一部又は全部留去して用いてもよい。
【0007】本発明の化粧料には、ヘチマとアマチャヅ
ルの雑種細胞抽出物の効果を損なわない範囲内で、通常
の化粧料に用いられる成分である油脂類、ロウ類、炭化
水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活
性剤、金属石鹸、pH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、粉
体、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、キレー
ト剤等の成分を配合することができる。
【0008】本発明のセリンプロテアーゼ阻害剤は、医
薬品、医薬部外品、化粧品などに用いることができ、そ
の剤型としては、例えば、化粧水、クリーム、乳液、ゲ
ル剤、エアゾール剤、パック、洗浄剤、浴用剤、ファン
デーション、打粉、口紅、アイシャドウ、頬紅、シャン
プー、リンス、ヘアートリートメント、ヘアートニック
等が挙げられる。
【0009】本発明に用いるヘチマとアマチャヅルの雑
種細胞抽出物の配合量は、乾固物に換算して本発明皮膚
外用剤の全量中、0.0001重量%以上、好ましくは、0.01
〜10重量%の配合がよい。0.0001重量%未満では十分な
効果は望めない。10重量%を越えて配合した場合、効果
の増強はなく不経済である。また、添加の方法について
は、予め加えておいても、製造途中に添加してもよく、
作業性を考えて適宜選択すればよい。
【0010】
【実施例】次に本発明を詳細に説明するため実施例を挙
げるが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、実施例に示す配合量の部とは重量部を、%とは重量
%を示す。
【0011】製造例1 ヘチマとアマチャヅルの雑種細
胞熱水抽出物 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞(F3)100gに300mL
の水を加え、100℃で2時間抽出した後、ろ過し、その
濾液を濃縮し、乾固して、ヘチマとアマチャヅルの雑種
細胞熱水抽出物6gを得た。
【0012】製造例2 ヘチマとアマチャヅルの雑種細
胞エタノール抽出物 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞(F4)100gに1,000m
Lのエタノールを加え、常温で7日間抽出した後、ろ過
し、その濾液を濃縮し、乾固して、ヘチマとアマチャヅ
ルの雑種細胞エタノール抽出物5gを得た。
【0013】製造例3 ヘチマとアマチャヅルの雑種細
胞50%エタノール抽出物 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞(F5)100gに1,000m
Lの50%エタノールを加え、常温で7日間抽出した後、ろ
過し、その濾液を濃縮し、乾固して、ヘチマとアマチャ
ヅルの雑種細胞50%エタノール抽出物7gを得た。
【0014】製造例4 ヘチマとアマチャヅルの雑種細
胞1,3-ブチレングリコール抽出物 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞(F6)50gに、300mL
の1,3-ブチレングリコールを加え、常温で10日間抽出し
た後、ろ過し、ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞1,3-ブ
チレングリコール抽出物280gを得た。
【0015】 実施例1 化粧水 処方 配合量 1.ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞熱水抽出物(製造例1) 1.0部 2.1,3-ブチレングリコール 8.0 3.グリセリン 2.0 4.キサンタンガム 0.02 5.クエン酸 0.01 6.クエン酸ナトリウム 0.1 7.エタノール 5.0 8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1 9.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1 10.香料 適量 11.精製水にて全量を100とする [製造方法]成分1〜6および11と、成分7〜10をそれぞ
れ均一に溶解し、両者を混合し、ろ過して製品とする。
【0016】比較例1 化粧水 実施例1のヘチマとアマチャヅルの雑種細胞熱水抽出物
(製造例1)を精製水に置き換えたものを比較例1とし
た。
【0017】 実施例2 クリーム 処方 配合量 1.ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞50%エタノール抽出物(製造例3) 2.0部 2.スクワラン 5.5 3.オリーブ油 3.0 4.ステアリン酸 2.0 5.ミツロウ 2.0 6.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5 7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0 8.ベヘニルアルコール 1.5 9.モノステアリン酸グリセリン 2.5 10.1,3-ブチレングリコール 8.5 11.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 12.パラオキシ安息香酸エチル 0.05 13.香料 0.1 14.精製水にて全量を100とする [製造方法]成分1〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保
ち油相とする。成分10〜12および14を加熱溶解して混合
し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化
し、かき混ぜながら冷却して、45℃で成分13を加え、更
に30℃まで冷却して製品とする。
【0018】 実施例3 乳液1 処方 配合量 1.ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞50%エタノール抽出物(製造例3) 1.0部 2.スクワラン 5.0 3.オリーブ油 5.0 4.ホホバ油 5.0 5.セタノール 1.5 6.モノステアリン酸グリセリン 2.0 7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0 8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(20E.O.) 2.0 9.1,3-ブチレングリコール 5.0 10.プロピレングリコール 1.0 11.グリセリン 2.0 12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 13.香料 0.1 14.精製水にて全量を100とする [製造方法]成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保
ち油相とする。成分14に成分1および9〜12を加熱溶解し
て混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて
乳化し、かき混ぜながら冷却して、45℃で成分13を加
え、更に30℃まで冷却して製品とする。
【0019】 実施例4 乳液2 処方 配合量 1.ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞1,3-フ゛チレンク゛リコール抽出物(製造例4) 5.0部 2.スクワラン 5.0 3.オリーブ油 5.0 4.ホホバ油 5.0 5.セタノール 1.5 6.モノステアリン酸グリセリン 2.0 7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0 8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(20E.O.) 2.0 9.プロピレングリコール 1.0 10.グリセリン 2.0 11.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 12.香料 0.1 13.精製水にて全量を100とする [製造方法]成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保
ち油相とする。成分13に成分1および9〜11を加熱溶解し
て混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて
乳化し、かき混ぜながら冷却して、45℃で成分12を加
え、更に30℃まで冷却して製品とする。
【0020】 実施例5 パック 処方 配合量 1.ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞エタノール抽出物(製造例2) 5.0部 2.ポリビニルアルコール 12.0 3.エタノール 5.0 4.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 5.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5 6.クエン酸 0.1 7.クエン酸ナトリウム 0.3 8.香料 適量 9.精製水にて全量を100とする [製造方法]成分1〜9を均一に溶解し製品とする。
【0021】 実施例6 ファンデーション 処方 配合量 1.ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞熱水抽出物(製造例1) 0.5部 2.ステアリン酸 2.4 3.ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート (20E.O.) 1.0 4.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0 5.セタノール 1.0 6.液状ラノリン 2.0 7.流動パラフィン 3.0 8.ミリスチン酸イソプロピル 6.5 9.パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 10.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1 11.ベントナイト 0.5 12.プロピレングリコール 4.0 13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 14.トリエタノールアミン 1.1 15.二酸化チタン 8.0 16.タルク 4.0 17.着色顔料 5.0 18.香料 適量 19.精製水にて全量を100とする [製造方法]成分10〜13を70℃に加熱しよく膨潤させ
る。これに成分1、14および19を溶解し水相とする。成
分2〜9を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。成分15〜
17をよく混合し粉砕機を用いて粉砕する。これを水相に
加え、ホモミキサーで分散し75℃に保つ。この水相に油
相加え、かき混ぜながら冷却して、45℃で成分18を加
え、更に30℃まで冷却して製品とする。
【0022】 実施例7 浴用剤 処方 配合量 1.炭酸水素ナトリウム 50.0部 2.ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞熱水抽出物(実施例1) 5.0 3.黄色202号 適量 4.香料 適量 5.硫酸ナトリウムにて全量を100とする [製造方法]成分1〜5を均一に混合し製品とする。
【0023】
【発明の効果】本発明のヘチマとアマチャヅルの雑種細
胞抽出物は、安定した高いセリンプロテアーゼ阻害活性
能を有し、また、ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出
物を含有する化粧料は優れた老化防止効果を持つもので
ある。次に、本発明の効果を詳細に説明する。
【0024】代表的なセリンプロテアーゼであるトリプ
シンおよびエラスターゼに対する阻害活性を測定した。
【0025】実験例1 トリプシン活性阻害試験 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞熱水抽出物(製造例
1)、ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞エタノール抽出
物(製造例2)およびヘチマとアマチャヅルの雑種細胞
50%エタノール抽出物(製造例3)のトリプシン活性に
対する阻害試験を行った。トリプシン(シグマ社製)を
0.1M Tris-HCl(pH7.5)緩衝液に溶解して100U/mLの酵素
溶液を調製した。0.1M Tris-HCl(pH7.5)緩衝液0.5mLに
水440μL、酵素溶液10μLおよびヘチマとアマチャヅル
の雑種細胞抽出物を各濃度でそれぞれ50μLを加え、30
℃で2分間保温した。次に、10mM Boc-Phe-Ser-Arg-MCA
(ペプチド研製)DMSO溶液 10μLを加え、1時間反応
後、常法により反応を停止し、遊離したアミノメチルク
マリンの蛍光強度を測定した。抽出物無添加時の活性に
対する添加時の活性の値から活性阻害率を求めた。その
結果、ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物はトリプ
シンに対し、表1に示すような阻害効果を示した。
【0026】 表1 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物のトリプシン活性阻害作用 ──────────────────────────────────── 測定濃度 阻害率(%) ──────────────────────────── (%) 熱水抽出物 50%エタノール抽出物 エタノール抽出物 ──────────────────────────────────── 0.01 45.1 41.5 46.4 0.02 65.5 63.8 64.4 0.04 76.4 75.2 77.2 0.10 84.1 85.3 86.4 0.25 93.4 94.1 95.1 ────────────────────────────────────
【0027】実験例2 エラスターゼ活性阻害試験 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞熱水抽出物(製造例
1)、ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞エタノール抽出
物(製造例2)およびヘチマとアマチャヅルの雑種細胞
50%エタノール抽出物(製造例3)のエラスターゼ活性
に対する阻害試験を行った。カゼインを基質として含む
ポリアクリルアミドゲルを作製し、50U/mLのエラスター
ゼ(シグマ社製)を添加して電気泳動を行った。その
後、このゲルを30mM Tris-HCl(pH7.5)緩衝液中で37℃で
20時間酵素基質反応を行った。この際、ヘチマとアマチ
ャヅルの雑種細胞抽出物を各濃度で緩衝液中に添加し
た。反応終了後、ゲルをタンパク染色すると、エラスタ
ーゼ活性の強いバンドほど染色されにくくなる。このバ
ンドをデンシトメーターにて定量し、抽出物無添加時の
活性に対する添加時の活性の値から、活性阻害率を求め
た。その結果、ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物
はエラスターゼ活性に対し、表2に示すような阻害効果
を示した。
【0028】 表2 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物のエラスターゼ活性阻害作用 ──────────────────────────────────── 測定濃度 阻害率(%) ──────────────────────────── (%) 熱水抽出物 50%エタノール抽出物 エタノール抽出物 ──────────────────────────────────── 0.01 33.1 35.3 31.4 0.02 46.3 45.9 44.4 0.04 79.1 78.4 80.1 0.10 84.9 85.6 85.4 0.25 93.1 94.2 92.3 ────────────────────────────────────
【0029】実験例3 使用試験 実施例1の本発明の化粧水と比較例1の従来の化粧水を
用いて、使用試験を実施した。試験は、健康な女性30人
(35〜55才)を対象に3か月間行い、使用後にしわ、た
るみ、肌の弾力についてアンケート調査を行って老化防
止効果を評価した。アンケートの評価基準は、有効なも
のを「優」、やや有効なものを「良」、わずかに有効な
ものを「可」、無効なものを「不可」として評価した。
また、比較例1について同様の試験を実施した。
【0030】これらの結果を表3に示した。この表から
実施例1のヘチマとアマチャヅルの雑種細胞熱水抽出物
を含有する化粧料は優れた老化防止効果を有しているこ
とが認められた。また、実施例2〜6についても同様の
使用試験を行ったところ、いずれも優れた老化予防効果
がみられた。
【0031】 表3 アンケートの調査結果 ─────────────────────────────────── 検体 本発明の化粧水 従来の化粧水 (実施例1) (比較例1) ─────────────────────────────────── 老化防止効果 優 良 可 不可 優 良 可 不可 ─────────────────────────────────── しわの改善 17 7 4 2 2 5 7 16 たるみの改善 22 6 1 1 1 3 8 18 肌の柔軟性 20 7 1 2 2 4 9 15 ─────────────────────────────────── 注)数値は人数 以下余白
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 AGZ A61K 35/78 AGZ (72)発明者 堅田 友則 名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード 化粧品株式会社総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物
    を含有することを特徴とするセリンプロテアーゼ阻害
    剤。
  2. 【請求項2】 ヘチマとアマチャヅルの雑種細胞抽出物
    をセリンプロテアーゼ阻害剤として含有することを特徴
    とする化粧料。
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