JPH0920640A - 肌荒れ改善用外用剤 - Google Patents

肌荒れ改善用外用剤

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JPH0920640A
JPH0920640A JP7196202A JP19620295A JPH0920640A JP H0920640 A JPH0920640 A JP H0920640A JP 7196202 A JP7196202 A JP 7196202A JP 19620295 A JP19620295 A JP 19620295A JP H0920640 A JPH0920640 A JP H0920640A
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cola
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Yuzo Yoshida
雄三 吉田
Kanemoto Kitamura
謙始 北村
Yoshihiro Yokogawa
佳浩 横川
Okihiko Sakamoto
興彦 阪本
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌荒れ改善作用に優れ、種々の皮膚疾患、肌
荒れ、荒れ性等の改善・予防に優れた効果を有すると共
に、安全性にも優れた肌荒れ改善用外用剤を提供する。 【構成】 コラ・デ・カバロ(Cola de cab
allo、学名:Equisetum giganteum)の抽出物を配
合する肌荒れ改善用外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコラ・デ・カバロ(Co
la de caballo)の抽出物を配合すること
により、接触性皮膚炎、乾癬等の種々の皮膚疾患による
肌荒れ症状の他、健常人の肌荒れ、荒れ性に対して改善
・予防効果を有する肌荒れ改善用外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】これ
まで種々の皮膚疾患や肌荒れに対して改善・予防効果を
有する治療薬、皮膚外用剤、化粧料等の有効成分として
は、抗炎症作用を有する、あるいは保湿効果の高いアミ
ノ酸や多糖、脂質、抽出エキス等が、その使用効果が特
徴的であるため用いられてきた。しかしながら、その効
果は必ずしも十分ではなく、より優れた薬効剤の開発が
期待されていた。一方、近年種々の皮膚疾患の病像形成
にはプロテアーゼが関与していることが明らかにされつ
つある。例えば炎症性異常角化性疾患の代表である乾癬
では、その患部表皮において高いプラスミノーゲンアク
チベーター(Plasminiogen activator:PA)活性が認
められている。PAはセリンプロテアーゼの1つである
が、Hausteinは、乾癬表皮の特に錯角化部位に
強いPA活性が存在することを報告し(Arch.Klin.Exp.
Dermatol;234,1969)、FrakiとHopsu−Ha
vuは、乾癬鱗屑から高濃度の塩溶液を用いてPA活性
を抽出した(Arch.Dermatol.Res;256,1976)。また、
尋常性天疱瘡においては表皮細胞内で多量に合成された
PAが、細胞外に存在するプラスミノーゲン(Plasmini
ogen)をプラスミン(Plasmin)に転換し、これが細胞
間結合物質を消化することにより細胞間に組織液が貯溜
して表皮内水泡が形成されることが、インビトロ(in v
itro)の実験系において明らかにされている(Morioka
S.et al:J.Invest.Dermatol;76,1981)。またプロテ
アーゼは、角質層形成など表皮の正常な角化過程におい
ても重要な役割を果たしていると考えられており(Ogaw
a H.,Yoshiike T.:Int.J.Dermatol;23,1984)、肌改
善あるいは皮膚疾患の治療薬として、プロテアーゼ阻害
剤を用いる試みがなされるようになってきている。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで以上のような現況
に鑑み、本発明者らはプロテアーゼ活性阻害物質が種々
の皮膚疾患、肌荒れ、荒れ性等の改善に有効であると考
え、広く種々の物質についてプロテアーゼ阻害活性を調
べた結果、コラ・デ・カバロ(Cola decaba
llo)の抽出物がトリプシン型セリンプロテアーゼの
阻害活性を有していることを見い出した。またさらに、
該植物抽出物が、増殖性の皮膚肥厚、紅斑、乾燥、落屑
を伴う肌荒れを極めて有効に改善することを見い出し
た。本発明者らは上記知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
【0004】コラ・デ・カバロ(Cola de ca
ballo)の抽出物のプロテアーゼ阻害作用等に関す
る報告はこれまでになく、プロテアーゼ阻害剤や肌荒れ
改善剤への応用も全く知られていない。また、コラ・デ
・カバロ(Cola decaballo)の抽出物を
皮膚外用剤に配合した例としては、美白剤として該植物
抽出物を配合した皮膚外用剤が本願出願人によって報告
されているのみである(特願平7−78478号)。
【0005】すなわち本発明は、コラ・デ・カバロ(C
ola de caballo、学名:Equisetum giga
nteum)の抽出物を配合することを特徴とする肌荒れ改
善用外用剤である。
【0006】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に用いられるコラ・デ・カバロ(Cola de
caballo)は、南アメリカ、特にアンデスなどの
乾性草原、牧草などに生える植物である。本発明に用い
られる抽出物は上記、葉と茎または果実等、コラ・デ・
カバロ全草を抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した
後、濾過し、濃縮して得られる。本発明に用いられる抽
出溶媒は、通常抽出に用いられる溶媒であれば何でもよ
く、特にメタノール、エタノール等のアルコール類、含
水アルコール類、アセトン、酢酸エチルエステル等の有
機溶媒を単独あるいは組み合わせて用いることができ
る。
【0007】本発明におけるコラ・デ・カバロ抽出物の
配合量は、外用剤全量中、乾燥物として0.005〜2
0.0重量%、好ましくは0.01〜10.0重量%で
ある。0.005重量%未満であると、本発明でいう効
果が十分に発揮されず、20.0重量%を超えると製剤
化が難しいので好ましくない。また、10.0重量%以
上配合してもさほど大きな効果の向上はみられない。
【0008】本発明の肌荒れ改善用外用剤は、プロテア
ーゼ阻害剤としての応用が可能である。プロテアーゼ阻
害剤のプロテアーゼとは、ペプチド結合の加水分解を触
媒する酵素の総称であり、このプロテアーゼはペプチダ
ーゼおよびプロテイナーゼに分類される。前者はペプチ
ド鎖のアミノ基末端やカルボキシル基末端の外側より、
ペプチド結合を切り離していく酵素で、後者はペプチド
鎖内部の特定の結合を切断する酵素である。後者プロテ
イナーゼは、その活性触媒基の種類により、さらにセリ
ン系、システイン系、アスパラギン酸系、金属系の4つ
に大別され、それぞれに特異的な阻害剤が存在してい
る。本発明におけるプロテアーゼ阻害剤とは、このうち
の特にセリンプロテアーゼに対して阻害活性を示すこと
を特徴としている。
【0009】本発明の肌荒れ改善用外用剤には、上記必
須成分以外に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用
いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、酸化防止剤、
油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、アルコ
ール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養
剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0010】その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム
酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、火棘
の果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロール、
グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬
剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、
アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の
美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ
糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合することがで
きる。
【0011】本発明の肌荒れ改善用外用剤とは、例えば
軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、浴用剤
等、従来皮膚外用剤に用いるものであればいずれでもよ
く、剤型は特に問わない。
【0012】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明の
植物抽出物のプロテアーゼ阻害効果および肌荒れ改善効
果に関する試験方法とその結果について説明する。
【0013】1.プロテアーゼ阻害効果試験 代表的な2種類のセリンプロテアーゼとして、プラスミ
ンとトリプシンに対する阻害活性を評価した。
【0014】(1) 試料の調製 コラ・デ・カバロ(Cola de caballo)
の茎および枝部分50gを室温で1週間エタノールに浸
漬し、抽出液を濃縮し、エタノール抽出物2.4gを得
た。この固形物を再びエタノールに溶解し、1%溶液を
作成した。これを用いて以下の実験を行った。
【0015】(2) プラスミン阻害活性の測定 フィブリン平板法にて阻害率%を求めた。すなわちAs
trupら(Arch.B-iochem.;40,346,1952)の方法に
ならいフィブリン平板を作成し、上記のように調製した
試料を0.1%と0.01%にまでエタノールにて希釈
して使用した。結果を表1に示した。
【0016】(3) トリプシン阻害活性の測定 カゼインを基質としたMuramatuら(J.Bioche
m.;58,214,1965)の方法にならい阻害率を求めた。試
料は同じく0.1%と0.01%にまで希釈したものを
使用し、結果を表1に示した。また、参考例として、す
でに肌荒れに対する適用が知られている植物であるショ
ウガ(Zingiberaceae)科のクンイット(Kunyi
t、学名:Curcuma domestica)、ショウガ(Zingibera
ceae)科のレムプヤン(Lempuyang、学名:Zi
ngiber aromaticum Mal.)およびヨモギのエタノール抽
出物についても上記と同様の試験を行った。その結果を
併せて表1に示す。
【0017】
【表1】 ─────────────────────────────────── 阻害率(%) 試料添加濃度 ──────────────── プラスミン トリプシン ─────────────────────────────────── コラ・デ・カバロ 0.1% 44.0 40.2 0.01% 26.9 19.6 クンイット 0.1% 3.0 0 0.01% 0 0 レムプヤン 0.1% 0 0 0.01% 0 0 ヨモギ 0.1% 18.6 0 0.01% 5.8 0 ───────────────────────────────────
【0018】2.肌荒れ改善効果試験 (1) 実使用試験 本発明に係わる外用剤の外皮適用による効果を、肌荒
れ、カミソリ負け及び色素沈着に対する改善率、ならび
に皮膚刺激性から評価した。肌荒れで悩む60名の女性
パネルの顔面を用い、表2に示す組成(重量%)のロー
ションのうち、左右どちらか一方の頬に試料を、他方の
頬に対照を1日2回、2週間塗布し、その後の肌状態を
目視で判定した。またカミソリ負けする30名の男性パ
ネルを対象に、ひげ剃り直後に表2に示す組成のローシ
ョンを塗布し、カミソリ負けに対する効果を判定した。
各判定基準は以下の通りとした。試料としては、本発明
品として、コラ・デ・カバロ メタノール抽出物の濃度
を変えたものを2種、比較品として、すでに肌荒れに対
する適用が知られている植物であるショウガ(Zingiber
aceae)科のクンイット(Kunyit、学名:Curcuma
domestica)およびショウガ(Zingiberaceae)科のレ
ムプヤン(Lempuyang、学名:Zingiber aroma
ticum Mal.)のメタノール抽出物を配合したものを用い
た。その結果を表3に示す。
【0019】 肌荒れに対する改善効果の判定基準 著効:症状の消失したもの。 有効:症状の弱くなったもの。 やや有効:症状がやや弱くなったもの。 無効:症状に変化を認めないもの。
【0020】 カミソリ負けに対する改善効果の判定
基準 著効:カミソリ負けの消失したもの。 有効:カミソリ負けの弱くなったもの。 やや有効:カミソリ負けがやや弱くなったもの。 無効:カミソリ負けに変化を認めないもの。
【0021】 肌荒れ及びカミソリ負けに対する改善
効果 ◎:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が80%以上。 ○:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が50%以上〜80%未満。 △:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が30%以上〜50%未満。 ×:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が30%未満。
【0022】 皮膚刺激性 ◎:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が0%。 ○:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が5%未満。 △:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が10%未
満。 ×:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が10%以
上。
【0023】
【表2】 ──────────────────────────────── 本発明品 比較品 試 料 ─────── ─────── 1 2 1 2 ──────────────────────────────── コラ・デ・カバロ メタノール抽出物 1.0 0.5 − − クンイット メタノール抽出物 − − 1.0 − レムプヤン メタノール抽出物 − − − 1.0 グリセリン 10.0 10.0 10.0 10.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 4.0 4.0 4.0 エタノール 7.0 7.0 7.0 7.0 ポリオキシエチレン(20モル) オレイルアルコール 0.5 0.5 0.5 0.5 精製水 残余 残余 残余 残余 ─────────────────────────────────
【0024】
【表3】 ──────────────────────────────── 本発明品 比較品 試 料 ─────── ─────── 1 2 1 2 ──────────────────────────────── 肌荒れ改善効果 ◎ ○ △ △ カミソリ負け防止効果 ◎ ◎ △ △ 皮膚刺激性 ◎ ◎ ○ △ ─────────────────────────────────
【0025】表3から明らかなように、コラ・デ・カバ
ロ抽出物を配合した本発明品の試料は、比較品の試料よ
りも肌荒れ、カミソリ負けに対して優れた改善効果を示
し、さらに皮膚刺激性も認められなかった。
【0026】(2) レプリカ法による実使用試験 本発明品1,2と比較品1,2のローションを用いて、
人体パネルで肌荒れ改善効果試験を行った。即ち、女性
健常人(顔面)の皮膚表面形態をミリスン樹脂によるレ
プリカ法を用いて肌のレプリカを採り、顕微鏡(17
倍)にて観察した。皮紋の状態及び角層の剥離状態か
ら、表4に示す基準に基づいて肌荒れ評価が1または2
と判断されたもの(肌荒れパネル)20名を用い、顔面
左右半々に、本発明品1,2と比較品1,2のローショ
ンを1日2回、2週間塗布した。2週間後、再び上述の
レプリカ法にしたがって肌の状態を観察し、表4の判定
基準にしたがって評価した。その結果を表5に示す。
【0027】
【表4】 ───────────────────────────────── 評点 評 点 の 基 準 ───────────────────────────────── 1 皮溝、皮丘の消失、広範囲の角層のめくれが認められる。 2 皮溝、皮丘が不鮮明、角層のめくれが認められる。 3 皮溝、皮丘は認められるが、平坦。 4 皮溝、皮丘が鮮明。 5 皮溝、皮丘が鮮明で整っている。 ─────────────────────────────────
【0028】
【表5】 ──────────────────────────────── レプリカ評価 本発明品1 本発明品2 比較品1 比較品2 ──────────────────────────────── 1 0 0 1 0 2 0 0 3 4 3 5 9 13 11 4 13 10 3 5 5 2 1 0 0 ─────────────────────────────────
【0029】表5から分かるように、本発明品のローシ
ョンは比較品のローションと比較して、顕著な肌荒れ改
善効果が認められた。
【0030】実施例1 クリーム (処方) ステアリン酸 5.0 重量% ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 コラ・デ・カバロメタノール抽出物 0.01 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとコラ・
デ・カバロメタノール抽出物と苛性カリを加え溶解し、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加
え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応
を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、
よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0031】 実施例2 クリーム (処方) ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 コラ・デ・カバロエタノール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0032】 実施例3 クリーム (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 コラ・デ・カバロアセトン抽出物 0.05 コラ・デ・カバロエタノール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0033】 実施例4 乳液 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company) コラ・デ・カバロ酢酸エチルエステル抽出物 0.01 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0034】 実施例5 乳液 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 コラ・デ・カバロアセトン抽出物 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0035】 実施例6 ゼリー (処方) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 コラ・デ・カバロ50%エタノール水溶液抽出物 7.0 2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、一方、95%エタノールにコラ・デ・カバロ50
%エタノール水溶液抽出物、ポリオキシエチレン(50
モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添
加する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソー
ダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。
【0036】 実施例7 美容液 (処方) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 コラ・デ・カバロメタノール抽出物 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
【0037】実施例8 パック (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) コラ・デ・カバロメタノール抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
【0038】実施例9 固形ファンデーション (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 コラ・デ・カバロエタノール抽出物 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、コラ・デ・カバロエタノール抽出物、防腐
剤、香料を加え良く混練した後、容器に充填、成型す
る。
【0039】 実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 4.5 コラ・デ・カバロエタノール抽出物 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の肌荒れ改
善用外用剤は、肌荒れ改善作用に優れ、種々の皮膚疾
患、肌荒れ、荒れ性等の改善・予防に優れた効果を有す
るものであると共に、安全性にも優れたものである。
フロントページの続き (72)発明者 阪本 興彦 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラ・デ・カバロ(Cola de c
    aballo、学名:Equisetum giganteum)の抽出物
    を配合することを特徴とする肌荒れ改善用外用剤。
  2. 【請求項2】 コラ・デ・カバロの抽出物の配合量が
    0.005〜20.0重量%である請求項1記載の肌荒
    れ改善用外用剤。
JP7196202A 1995-07-07 1995-07-07 肌荒れ改善用外用剤 Withdrawn JPH0920640A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11124325A (ja) * 1997-10-17 1999-05-11 Nonogawa Shoji Kk セリンプロテアーゼ阻害剤
JPH11193212A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Shiseido Co Ltd 皮膚pH緩衝能維持強化用皮膚外用剤
KR20210046193A (ko) * 2019-10-18 2021-04-28 주식회사 코리아나화장품 에퀴세툼 기간테움 발효추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 보습용 화장료 조성물

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JPH11124325A (ja) * 1997-10-17 1999-05-11 Nonogawa Shoji Kk セリンプロテアーゼ阻害剤
JPH11193212A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Shiseido Co Ltd 皮膚pH緩衝能維持強化用皮膚外用剤
KR20210046193A (ko) * 2019-10-18 2021-04-28 주식회사 코리아나화장품 에퀴세툼 기간테움 발효추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 보습용 화장료 조성물

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