JP3660195B2 - フォトレジスト組成物及びそれを利用した半導体パターンの形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はフォトレジスト組成物、その製造方法及びそれを利用した半導体パターンの形成方法に関するものであり、詳細には優れたプロファイルを有するパターンを得るための高感度と高解像度とを有するポジティブフォトレジスト組成物、及びこれを利用した半導体パターンの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近来、コンピュータのような情報媒体の急速な普及により半導体メモリ素子も飛躍的に発展している。その機能の面において、半導体メモリ素子は高速に動作すると同時に大容量の貯蔵能力を有することが要求されている。このような要求に応じて素子の集積度、信頼性および応答速度等を向上させる方向に製造技術が発展してきた。このような素子の集積度向上のための主な技術として微細加工技術の向上は重要な位置を占有している。
【0003】
最近、半導体の高集積化は加速化している。半導体産業に使用されているダイナミックRAM(DRAM)を例に挙げると、16メガビットDRAMと64メガビットDRAMとの量産ができ、最近には256メガビットDRAMの量産化が進行されており、更にギガヒットDRAMの方に高集積化に対する量産研究が進行されている。
【0004】
これにより、素子の製造に用いられる微細加工技術に対する要求も段々厳しくなっている。特に、レジストプロセス技術は半導体の製造を発展させただけでなく、これに使用されるフォトレジストに対する要求水準も毎年高くなっている。一般的なフォトレジストを使用するフォトリソグラフィー(photolithography)技術によるパターンの形成方法は次のようである。
【0005】
まず、絶縁膜または導伝性膜等のようなパターンを形成しようとする膜が形成された基板上に紫外線またはX線等の光を照射し、アルカリ性の溶液に対して溶解度の変化が起こるようになる有機層のフォトレジスト膜を形成する。このフォトレジスト膜の上部に所定の部分のみを選択的に露光することが出来るようにパターニイング(patterning)されたマスクパターンを掲載しフォトレジスト膜に選択的に光を照射した後、現像し溶解度が大きな部分(ポジティブ形フォトレジストの場合、露光した部分)は除去し、溶解度が小さい部分を残してレジストパターンを形成する。フォトレジストが除去された部分の基板はエッチングによりパターンを形成し、以後、残したレジストを除去し各種配線、電極等に必要なパターンを形成するようにする。
【0006】
露光用の光の中で、紫外線としては従来に使用して来たG−ライン波長(436nm)の光源がよく使用されているが、解像性と集積深度との面でより有利である短波長のI−ライン波長(365nm)を用いる方に変って行っている。この時、露光される光の種類に従ってフォトレジスト組成物は成分を異にして製造しなけらばならない。
【0007】
前記フォトレジスト内の感光性の物質として代表的である物はポリヒドロキシベンゾフェノンとナフトキノンジアジド−5−スルホン酸とのエステル化合物が挙げられる。特に、この中で2,3,4,4´−テトラヒドロキシベンゾフェノンのエステル化合物が良く使用されてきた(文献:Shoji Kawata,Motohumi Kashiwagi etc。, Journal ofpolymer Science and Technology, Vol.4、No.1pp.101−108(1991)参照)。しかし、この化合物はI−ライン波長で透明度がよくないので、露光後にもI−ライン波長で吸収が大きく、これによりパターンプロファイル又は解像度に良くない影響を及ぼす問題点がある。
【0008】
また、クレゾル−ホルムアルデヒドのノボラック樹脂とナフトキノンジアジド基とが置き換えされた感光性の物質を含有するフォトレジスト組成物は、例えば、米国特許第3,046,118号、第3,106,465号、第3,148,983号、第4,115,128号、第4,173,470号、日本国特開昭62−28457号等に記述されており、ノボラック樹脂とトリヒドロキシベンゾフェノン−1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルとを含有する典型的なレジスト組成物も報告されている(文献:L.F.Thompson、 Introduction to Microlithography、ACS Publishing Co.Ltd.,No.219pp.112−121参照)。又、米国特許第5,648,194号にはアルカリ可溶性樹脂、o−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルとビニルエ−テル化合物を含むフォトレジスト組成物が開示されている。米国特許第5,468,590号にはキノンジアジド化合物とポリフェノ−ルを用いて製造したアルカリ可溶性樹脂を含むフォトレジストが開示されている。米国特許第5,413,895号にはノボラック樹脂とキノンジアジド化合物とにポリフェノ−ルを含め、物性を改選させたフォトレジスト組成物が開示されている。
【0009】
上述したように感光性物質としてはナフトキノンジアジド基を含有する化合物を使用することができ、これらを特別に限定する必要はないことであるが、ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステル、ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル等が望ましく使用されている(文献:J.Kosar、Lightsensitive Systems、John wiley&Sons Inc.pp.343−361参照)。又、米国特許第5,714,620号にはフェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸塩化合物を含むポジティブレジストが開示されている。
【0010】
高解像力を得るために感光性グループであるナフトキノンジアジド基の含量を増加させる為の試しとして、例えば、特開昭60−158440号公報にはトリエステルの含量が高い感光性物質を使用する方法が記述されている。また、特開昭61−260239号公報には溶解度の媒介変数が11〜12である有機溶媒を加える方法が記述されている。しかし、ジメチルスルホキシドのような溶媒が使用されるので、レジスト組成物の貯蔵の安定性が不良し、感度及び解像力が時間が経つにつれて著しく変る。
【0011】
このような訳でポリヒドロキシベンゾフェノン類のナフトキノン−1,2−ジアジドスルホン酸エステルを代わって特定のトリ(ヒドロキシフェニル)メタン係化合物を母体にした感光性グループを導入したポジティブ形レジスト組成物が特開平1−189644号公報に記述されている。しかし、このようなレジスト組成物も耐熱性がポリヒドロキシベンゾフェノン係に比べて劣り、レジストを製造する場合、感光性グループが容易に析出されて貯蔵の安定性が不良であるという問題があることが明らかになった。
【0012】
又、感光剤として使用されるフェノール性の水酸基を有する色々の化合物が提示されて来たが、感度、解像度ないし耐熱性等の色々の特性を全部満足させることは出来ない。でも、お互いに異なった特性の感光性化合物を使用し物性を改選させる努力をして来た。例えば、米国特許第5,378,586号ではお互いに異なった特性を有するジアジド係のスルホン酸エステル化合物である感光性化合物を混合し解像度を向上させる為のフォトレジスト組成物が開示されている。
【0013】
感度を向上させる手段としてはフォトレジストの感光性の成分の量を減らす方法を顧慮することが出来るが、感光性の成分を減らすと、一般的には解像度が劣るので望ましくない。又、解像度の向上のためにノボラック樹脂の少数性を増加させると、一般的に感度が低下される。このようなお互いに相反される傾向がある感度と解像度とを同時に満足させることは非常に困る。
【0014】
ところが、感度と解像度とはフォトレジスト組成物において同時に要求される物性であり、これを同時に満足させることが出来るフォトレジスト組成物に対する要求があり続けて来た。また、G−ライン波長の光源とI−ライン波長の光源とを露光用の光源として使用することが出来て汎用的なフォトレジスト組成物も製造の工程上の便利性のため、少なくない要求があった。特に、最近の高集積化によりI−ライン波長の光源を使用して優れたレジストプロファイルを有するフォトレジスト組成物が特に要求されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の目的は解像度、耐熱性、残膜率及び感度等の色々の特性が優れ,汎用的に使用することが出来るポジティブ作用性フォトレジスト組成物を提供することである。
【0017】
本発明の第3の目的は前記フォトレジスト組成物を使用しプロファイルが優れた半導体パターンを形成する方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前述した本発明の目的を達成するために本発明は、下記の構造式(1)で表される第1感光性化合物30−70重量部と、構造式(2a)又は(2b)で表される第2感光性化合物70−30重量部とを混合し得られる感光剤、樹脂及び溶媒を有することを特徴とするフォトレジスト組成物を提供する。
【化1】
【化2】
【化3】
【0019】
(前記構造式(1)で、R1とR2とは同一又は異なってもよく、各々水素原子、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルグループ、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルグループ又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルグループを表し、同時に水素原子をとらなく、n1とn2とは各々0、1、2又は3であり、同時に0ではなく、前記構造式(2a)及び(2b)でR3、R4及びR5は同一又は異なってもよく、各々水素原子、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルグループ、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルグループ又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルグループを表し、同時に水素原子をとらなく、X1a、X1b、X1c、X1d、X2a、X2b及びX2cは同一又は異なってもよく、水素原子またはアルキルグループを表し、n3は1又は2を表す。)
【0023】
上述した本発明の第2の目的を達成する為に本発明は、構造式(1)で表される第1感光性化合物の30〜70重量部及び構造式(2a)または(2b)で表れる第2感光性化合物の70〜30重量部を混合し得られる感光剤、樹脂と溶媒とを有するフォトレジスト組成物を基板上に塗布しフォトレジスト膜を形成する段階と、前記フォトレジスト膜を光源を使用し選択的に露光する段階と、そして前記露光されたフォトレジスト膜を現像しフォトレジストパターンを形成する段階とを有することを特徴とする半導体パターンの形成方法を提供する。
【化1】
【化2】
【化3】
【0024】
(前記構造式(1)で、R1とR2とは同一又は異なってもよく、各々水素原子、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルグループ、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルグループ又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルグループを表し、同時に水素原子をとらなく、n1とn2とは各々0、1、2又は3であり、同時に0ではなく、前記構造式(2a)及び(2b)でR3、R4及びR5は同一又は異なってもよく、各々水素原子、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルグループ、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルグループ又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルグループを表し、同時に水素原子をとらなく、X1a、X1b、X1c、X1d、X2a、X2b及びX2cは同一又は異なってもよく、水素原子またはアルキルグループを表し、n3は1又は2を表す。)
【0025】
【作用】
本発明によるフォトレジスト組成物を基板上に塗布してフォトレジスト膜を形成し、これの上部に所定の部分のみを選択的に露光することが出来るようにパターニングされたマスクパターンを掲載してフォトレジスト膜に選択的に光を照射する。この時、本発明の組成物はG−ライン波長またはI−ライン波長の光源両方に反応する特徴を有する。ところが、最近の高集積度の半導体装置から要求される微細であるパターンを形成するためのI−ライン波長以下の光源で優れたパターンプロファイルが得ることが出来る。必要により適切な光源を使用して露光することが出来る。露光工程の以後、現像して溶解度が大きな部分である露光された部分は除去し、溶解度が少ない部分は残してプロファイルが優れたフォトレジストパターンを形成する。フォトレジストが除去された部分の基板はエッチングによりパターンを形成し、以後、残したフォトレジストパターンを除去し各種の配線、電極の形成に必要である各種の導電性または絶縁性パターンを形成するようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添附図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
本発明で使用される第1感光性化合物は下記の構造式(1)を有する。
【化1】
【0027】
(前記構造式(1)で、R1とR2とは同一又は異なってもよく、各々水素原子、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルグループ、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルグループ又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルグループを表し、同時に水素原子をとらなく、n1とn2とは各々0、1、2又は3であり、同時に0ではない)
【0028】
特に、前記構造式(1)で表される第1感光性化合物の例としては2,3,4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸塩、2,3,4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸塩、2,3,4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸塩等が挙げることが出来る。
【0029】
本発明で使用される第2感光性化合物は下記の構造式(2a)または(2b)で表される。
【化2】
【化3】
【0030】
(前記構造式(2a)及び(2b)で、R3、R4及びR5は同一又は異なってもよく、各々水素原子、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルグループ、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルグループ又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルグループを表し、同時に水素原子をとらなく、X1a、X1b、X1c、X1d、X2a、X2b及びX2cは同一又は異なってもよく、水素原子またはアルキルグループを表し、n3は1又は2を表す。)
【0031】
前記構造式(2a)又は(2b)で表される第2感光性化合物の例としては3−4個のモノヒドロキシアルキルベンゼン環で構成される非ベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸塩、非ベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸塩または非ベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸塩等が挙げることが出来る。
【0032】
本発明の感光剤は前記第1感光性化合物と第2感光性化合物とを混合し収得する。本発明で使用される第1感光性化合物は感度の面では優れるが、解像力が劣り、第2感光性化合物は解像度の面では優れるが、感度は高過ぎる。
【0033】
もしも、感光剤中の第1感光性化合物の量が30重量部より少ないと、感度が低過ぎ、70重量部より多いと、熱特性が良くない。これとは反対に、第2感光性化合物の量が70重量部より多いと、感度が低過ぎ、30重量部より少ないと、熱特性が良くない。従いまして,第1感光性化合物と第2感光性化合物との混合比は重量比で30:70〜70:30であることが望ましい。
【0034】
前記第1感光性化合物と第2感光性化合物とからなる感光剤の使用量は前記ポジティブフォトレジストに適用可能である樹脂の100重量部に対して10重量部以下であると、解像度が劣って望ましくなく、100重量部を超過すると、フォトレジスト組成物の感度(sensitivity)が劣って望ましくない。従って、感光剤の使用量は樹脂100重量部に対して10〜100重量部、望ましくは10〜50重量部である。
【0035】
ナフトキノンジアジドスルホン酸塩係の感光剤の中で第1感光性化合物のエステル化の比率が40%より少ないとか、第2感光性化合物のエステル化の比率が20%より少ないと、他の従来の感光剤に比べて感光度は増加するが、現像した後、正常的な厚さが減少して望ましくない。又、第2感光性化合物のエステル化の比率が90%を超過すると、感光度が高過ぎ、フォトレジスト組成物の溶液の安定性が悪くなる。従いまして、本発明で使用される第1感光性化合物のエステル化の比率は40乃至100%、望ましくは60乃至90%であり、第2感光性化合物のエステル化の比率は20乃至90%、望ましくは50乃至70%である。
【0036】
前記ポジティブフォトレジストに適用可能な樹脂の代表的である例としてはノボラック樹脂が挙げることが出来る。ノボラック樹脂はポシティブ作用性樹脂として広く使用されているアルカリ可溶性の樹脂である。
【0037】
ノボラック樹脂はフェノール類とアルデヒドとを酸触媒下で縮合反応させ得られる。フェノール類としてはフェノール、m−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,5−キシレノール、3,4−キシレノール等のキシレノール類、2,3,5−トリメチルフェノール、2,3,5−トリエチルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフェノール、o−エチルフェノール、4−tert−ブチルフェノール、3−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブチル4−メチルフェノール、2−tert−ブチル5−メチルフェノール等のアルキルフェノール類、p−メトキシフェノール、m−メトキシフェノール、p−エトキシフェノール、m−エトキシフェノール等のアルコキシフェノール類、o−イソプロフェニルフェノール、p−イソプロフェニルフェノール、2−メチル4−イソプロフェニルフェノール、2−エチル4−イソプロフェニルフェノール等のイソプロフェニルフェノール類、ポリヒドロキシフェノール類等が挙げられる。これらは単独または2種以上を配合し使用することが出来る。本発明で使用されるノボラック樹脂はm−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール、2,3,5−トリメチルフェノールで構成された3原フェノール混合物を使用し製造することが望ましい。
【0038】
使用されるアルデヒド類としてはホルムアルデヒド、パラーホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、トリメチルアセトアルデヒド、ベンズアルデヒド(benzaldehyde)、テレフタルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド等が挙げられ、これらは単独あるいは2種以上を配合し使用することが出来る。特に、ホルムアルデヒドを使用することが望ましい。
【0039】
又、縮合反応に使用される酸触媒としては塩酸、硫酸、燐酸等の無機酸と酢酸、p−トルエン酸、シュウ酸等の有機酸とが挙げることが出来る。その中でも特に、シュウ酸を使用することが望ましい。縮合反応は60~120℃で2~30時間くらい行われる。
【0040】
ここで得られたノボラック樹脂はゲル透過クロマトグラフィー法(Gel permeation chromatography)により求めたポリスチレン換算平均分子量が1,000から20,000までの範囲、望ましくは約2,000乃至10,000、最も望ましくは5,000から7,000までの範囲のノボラック樹脂である。
【0041】
本発明で特に望ましい樹脂としては、m−クレゾール、p−クレゾール、2,3,5−トリメチルフェノールで構成されたフェノール化合物とホルムアルデヒドとをシュウ酸の存在下で縮合反応させ収得し、ポリスチレンで計算した重量平均分子量が5,000乃至7,000(特に、約6,000)であるノボラック樹脂を使用することが望ましい。
【0042】
ノボラック樹脂の含量はポジティブ作用性フォトレジスト組成物内の全ての固形分の含量の約10〜60重量部である範囲で含有することが望ましい。
【0043】
本発明によるポジティブ作用性フォトレジストに使用される溶剤は感光剤とノボラック樹脂とに反応しなく、十分な溶解力と適当な乾操速度とを有することにより溶剤が蒸発した後、均一で平滑である塗布膜を形成する能力を有すると、何れのものも使用することが出来る。本発明で使用することが出来る溶剤としては感光剤とノボラック樹脂とに対する溶解力が優れたアルキルラクタート系列と膜の形成能力が優れたアセテート系列とが使用され、これらは夫々に使用することが出来、又は、これらを適当な比率で混合し使用することも出来る。
【0044】
好ましくは、エチルラクタートとブチルラクタートとの混合溶媒を使用する。混合溶液中でのエチルラクタートの比が80重量部より多い場合、溶解力は優れるが、感光性樹脂組成物の粘度が高過ぎて、膜の形成能力が低くなって好ましくなく、ブチルアセテートの混合量が重量比で70%より多い場合、膜の形成能力は優れるが、感光剤とノボラック樹脂とに対する溶解力が低下され、感光性樹脂組成物の溶液の安定性が低くなって好ましくない。従って、エチルラクタートとブチルアセテートの混合比は80:20〜30:70の重量比で混合されることが望ましい。
【0045】
上述した感光剤、ポジティブ作用性樹脂及び溶媒を含むフォトレジスト組成物では組成物内の固体含量が組成物の総量を基準にして20重量部より少ないと、粘度が低くて好ましくなく、もしも、固体含量が40重量部より多いと、粘度が高過ぎてパターンを形成するためにフォトレジストの適用時、厚さの調節が難しくて好ましくない。従って、フォトレジスト組成物内での固体含量が組成物の総量を基準にして20〜40重量部になるようにすることが好ましい。この時、フォトレジスト組成物の粘度は28乃至32cPに調節する。
【0046】
本発明に使用されるナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤はポリオル化合物とナフトキノンジアジドスルホン酸塩クロライド化合物とのエステル反応により製造する。以下、具体的に説明する。
【0047】
先ず、第1の感光性化合物は下記の構造式(1')で表されるポリオル化合物と、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド、又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルクロライドとをエステル化反応させ収得する。
【0048】
【化4】
【0049】
(前記構造式(1')で、n1とn2とは各々0、1、2又は3であり、同時に0ではない)
【0050】
第2感光性化合物は下記構造式(2a')または(2b')で表されるポリオル化合物と、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド、又は1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルクロライドとをエステル化反応させ収得する。
【化5】
【化6】
【0051】
(前記構造式(2a')及び(2b')で、X1a、X1b、X1c、X1d、X2a、X2b及びX2cは同一又は異なってもよく、水素原子またはアルキルグループを表し、n3は1又は2を表す。)
【0052】
これらの第1及び第2の感光性化合物を製造する反応はエステル反応であり、塩基の存在下で成る。ここで、塩基としてトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジンのようなアミン類が挙げられる。又、場合によっては感度調節のために無機塩基等を使用することが出来る。
【0053】
塩基の使用量は1,2−ナフトキノンジアジド−4、5又は6−スルホニルクロライドに対して一般的に1〜5mol比、好ましくは1.1〜1.2mol比になるようにする。
【0054】
前記エステル化反応は一般的にエステル化の溶媒中で行われ、使用されるエステル化溶媒としては1,4−ジオキサンのようなジオキサン類、テトラヒドロフラン(tetrahydrofurane)のようなエーテル類とアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノンのようなケトン類が挙げられる。これらは各々または2種以上を配合して使用しても良い。
【0055】
各段階i)及びii)で、エステル化溶媒は式(1')で表されるポリヒドロキシ化合物、または式(2a')又は(2b')で表されるポリヒドロキシ化合物と、1,2−ナフトキノンジアジド−4、5又は6−スルホニルクロライドを合した量の2−6重量倍の範囲で使用し、好ましくは4−5重量倍の範囲で使用で使用するようにする。
【0056】
エステル化の反応時間は一般的に30〜240分位であり、反応の終了後、固形分を濾過した後に得られる濾過液を1〜2重量部くらいの酢酸水溶液または硫酸水溶液のような酸水溶液に徐々に落とすと、沈殿が生成され、これを濾過、洗浄及び乾燥すると、前記式(1)又は(2a)及び(2b)の感光剤が得ることが出来る。
【0057】
次に、前述したように、m−クレゾール、p−クレゾール、2,3,5−トリメチルフェノール等で構成されたフェノール化合物をホルムアルデヒドのようなアルデヒド化合物を縮合反応させてノボラック樹脂を製造する。
【0058】
収得した前記第1感光性化合物、前記第2感光性化合物、ノボラック樹脂を前述した比率にして溶媒に溶解させた後、濾過して本発明によるフォトレジスト組成物を製造する。
【0059】
前記式(1)で表される第1感光性化合物はG−ライン波長の光源に露光時に使用されることが出来る物質であり、前記式(2a)又は(2b)で表される第2感光性化合物はI−ライン波長の光源に露光時に使用されることが出来る物質である。本発明者等の反復的な実験の結果、これらの混合物をフォトレジスト組成物で感光剤として使用した場合には、G−ライン波長の光源及びI−ライン波長の光源に露光時に優れた感度と解像力とを提供する事実が分かるようになった。特に、最近、解像度の面で広く使用されているI−ライン波長(365nm)以下の短波長の光源で優れたプロファイルを有するパターンが得ることが出来ることが分かった。
【0060】
従って、本発明によるフォトレジストパターンの形成方法によると、先ず、構造式(1)で表される第1感光性化合物30〜70重量%重量部及び構造式(2a)又は(2b)で表される第2感光性化合物70〜30重量部を混合し得られる感光剤、ポジティブフォトレジストに適用可能である樹脂及び溶媒を含むフォトレジスト組成物を製造する。次に、本発明の方法により得られるフォトレジスト組成物を基板上に塗布してフォトレジスト膜を形成する。この時、前記組成物の粘度が28乃至32cPであり、前記塗布時の基板またはウェハーの回転速度が900乃至4000RPMである。実際に適用可能である厚さは15000乃至33000Åであることが好ましい。
【0061】
次に、フォトレジスト膜の上部に所定部分のみを選択的に露光することが出来るようにパターニングされたマスクパターンを掲載しフォトレジスト膜に選択的に光を照査する。この時、本発明の組成物はG−ライン波長の光源とI−ライン波長以下の短波長を有する光源とにより反応する特徴を有するので、必要により適切な光源を使用し露光することが出来る。以後、現像して溶解度が大きな部分である露光された部分は除去し、溶解度が少ない部分は残してレジストパターンを形成する。レジストが除去された部分の基板はエッチングによりパターン形成し、以後、残したレジストを除去して各種の配線、電極に要られるパターンを形成するようになる。
【0062】
以下、本発明を具体的である下記の実施例を通じてより具体的に説明するが、本発明はこれにより制限されることではない。
【0063】
(1)感光性化合物の合成
(合成例1)
下記構造式(3)で表される感光母体4.0g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド7.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)3.2gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。反応が完結された後、固形分は濾過し捨て、濾過液は1%の硫酸水溶液に滴下させて沈殿物を形成させた。得られた沈殿物を濾過し収集した後、メタノールで洗滌及び乾燥してナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(A−1)3gを収得した。
【0064】
(合成例2)
下記構造式(3)で表される感光母体4.0g、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド7.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)3.2gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行ってナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(A−2)3.1gを収得した。
【0065】
【化7】
【0066】
(合成例3)
下記構造式(4)で表される感光母体4.0g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド6.8g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)3.0gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行ってナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(B−1)5gを収得した。
【0067】
(合成例4)
下記構造式(4)で表される感光母体4.0g、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド6.8g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)3.0gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行ってナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(B−2)5.4gを収得した。
【化8】
【0068】
(合成例5)
下記構造式(5)で表される感光母体4.2g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド7.4g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)3.4gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行ってナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(C−1)7.1gを収得した。
【0069】
(合成例6)
下記構造式(5)で表される感光母体4.0g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド6.8g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)3.0gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行ってナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(C−2)6gを収得した。
【化5】
【0070】
(合成例7)
下記構造式(6)で表される感光母体4.0g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド6.5g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行ってナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(D−1)6gを収得した。
【0071】
(合成例8)
下記構造式(6)で表される感光母体4.0g、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド6.5g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行ってナフトキノンジアジドスルホン酸塩系の感光剤である第2感光性化合物(D−2)6.3gを収得した。
【化10】
【0072】
(合成例9)
2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン2.5g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド6.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行って2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンのエステル化生成物である第1感光性化合物(E−1)5.0gを収得した。
【0073】
(合成例10)
2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン2.5g、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド6.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行って2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンのエステル化生成物である第1感光性化合物(E−2)5.3gを収得した。
【0074】
(比較合成例1)
2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン2.3g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド6.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行って2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンのエステル化生成物である感光性化合物(F−1)4.8gを収得した。
【0075】
(比較合成例2)
2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン2.3g、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド6.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行って2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンのエステル化生成物である感光性化合物(F−2)5.0gを収得した。
【0076】
(比較合成例3)
2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン2.3g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド6.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行って2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノンのエステル化生成物である感光性化合物(G−1)5.98gを収得した。
【0077】
(比較合成例4)
2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノン2.3g、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライド6.0g及びアセトン300mlを3口のフラスコの中に入れて攪拌してこれらの物質を完全に溶解させた。ここにトリエチルアミン(triethyl amine)2.5gを段階的に徐々に滴下した後、室温で4時間に亙って反応させた。以後、前記合成例1での方法と同一の方法を行って2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノンのエステル化生成物である感光性化合物(G−2)5.0gを収得した。
【0078】
(2)ノボラック樹脂の合成
(合成例11)
m−クレゾール50g、p−クレゾール40g、2,3,5−トリメチルフェノール12gで構成されるフェノール化合物の3原の化合物を通常の方法に従ってシュウ酸の触媒の存在下でホルムアルデヒドと縮合反応させてアルカリ可溶性のノボラック樹脂を収得した。この時、生成されたノボラック樹脂は重量平均分子量が6,000(ポリスチレンとして計算)である。
【0079】
(3)フォトレジスト組成物の製造
(実施例1)
合成例1から収得された第2感光性化合物(A−1)1.2g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2μmメンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28−32cPであった。
【0080】
(実施例2)
合成例3から収得された第2感光性化合物(B−1)1.2g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28−32cPであった。
【0081】
(実施例3)
合成例5から収得された第2感光性化合物(C−1)1.2g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0082】
(実施例4)
合成例7から収得された第2感光性化合物(D−1)1.2g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28−32cPであった。
【0083】
(実施例5)
合成例2から収得された第2感光性化合物(A−2)1.2g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0084】
(実施例6)
合成例2から収得された第2感光性化合物(A−2)1.2g、合成例10から収得された第1感光性化合物(E−2)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0085】
(実施例7)
合成例5から収得された第2感光性化合物(C−1)1.2g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0086】
(実施例8)
合成例5から収得された第2感光性化合物(C−1)1.2g、合成例10から収得された第1感光性化合物(E−2)0.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを8:2の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28−32cPであった。
【0087】
(比較例1)
合成例1から収得された第2感光性化合物(A−1)2.0g、合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを95:5の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0088】
(比較例2)
合成例2から収得された第2感光性化合物(A−2)2.0g、合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを30:70の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0089】
(比較例3)
合成例9から収得された第2感光性化合物(E−1)2.0g、合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを30:70の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0090】
(比較例4)
合成例9から収得された第2感光性化合物(E−1)1.2g、比較合成例1から収得された感光剤(F−1)0.6g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを30:70の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0091】
(比較例5)
合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)1.2g、比較合成例3から収得された感光剤(G−1)0.6g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを20:80の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28−32cPであった。
【0092】
(比較例6)
合成例1から収得された第2感光性化合物(A−1)0.2g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)1.8g及び合成例11から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを20:80の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0093】
(比較例7)
合成例1から収得された第2感光性化合物(A−1)1.8g、合成例9から収得された第1感光性化合物(E−1)0.2g及び合成例15から収得されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂8gを、エチルラクタートとブチルアセテートとを20:80の比率で混合し得られる混合溶媒30gで溶解させた。得られた溶液を0.2 μm メンブレンフィルタで濾過してポジティブ作用性のフォトレジスト組成物を収得した。収得したフォトレジスト組成物の固形分の含量は25%であり、粘度は28〜32cPであった。
【0094】
(4)ポジティブ作用性のフォトレジスト組成物の評価
前記した実施例1−8及び比較例1−7から得られた各フォトレジスト組成物の評価の為に先ず、各組成物を使用して次のようにウェハー上にパターンを形成した。
【0095】
図1(a)ないし図1(c)は前記フォトレジストを使用してパターンを形成するための工程を示した概略断面図である。図1(a)を参照すると、前記実施例1−8及び比較例1−7から収得したフォトレジスト組成物をスピンコータで900乃至4000のRPM速度で、シリコンウェハー10の上部に被服させフォトレジスト膜12を収得した。次に、前記フォトレジスト膜12を90℃温度のホットプレート(hot plate)で60秒に亙ってベーキングした。収得したフォトレジスト膜12の厚さは1.3 μm であった。
【0096】
図1(b)を参照すると、前記フォトレジスト膜12をI−ライン波長(365nm)用のステッパ(stepper)とフォトマスク(示されない)とを使用してIライン14で選択的に露光させた後、110℃温度のホットプレートで60秒に亙ってベーキングした。
【0097】
図1(c)を参照すると、2.38%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を使用して1分間現像し、水で30秒間洗浄した後、乾燥して露光された部分を除去して、示したようなシリコンウェハー10の表面の一部を露出させる開口部16を有するフォトレジストパターン12aを収得した。
【0098】
このように得られたウェハーフォトレジストパターンを走査電子顕微鏡で観察しフォトレジストパターン12aを評価した。評価の結果を下記の表1に示す。
【表1】
【0099】
前記表1で相対感度は比較例3の敷居エネルギー(threshold energy:Eth)を1.0にした時の相対値を示した。
【0100】
残膜率(%)は現像する前の光に露出されない領域での皮膜に対する現像を行った後、光に露出されない領域での皮膜の比率をパーセントで示したことである。
【0101】
レジスト膜の形態(パターンプロファイル)は0.6 μm パターンの断面でウェハーの平面に対してレジスト膜が有する角度で示した。
【0102】
耐熱性はシリコンウェハーの上に形成された100 μm レジスト膜のパターンをホットプレートで5分に亙ってベーキングした後、変形されない温度で示した。
【0103】
溶液安定性はポジティブ作用性フォトレジスト組成物を30℃で120日間保管した後、組成物の変性(感度の変化、沈殿)の程度で示したことである。前記表1の溶液安定性のテストで、○は良好、△は普通、×は不良を意味する。
【0104】
表1より実施例1乃至8によるフォトレジスト組成物を使用し形成したパターンはレジスト膜の形態が85度以上の優れたプロファイルを有することが分かった。これに比べて、第1感光性化合物のみを使用した比較例3及び第2感光性化合物のみを使用した比較例1及び2の場合にはレジスト膜の形態、耐熱性の面で実施例1乃至8に比べて劣り、溶液の安定性が良くなかった。
【0105】
比較例4及び5のように第1感光性化合物と従来の他種類の感光性化合物とを混合した場合にはレジスト膜のプロファイルが良くなく、耐熱性と溶液の安定性とも十分ではなかった。
【0106】
一方、第1感光性化合物の比率が高過ぎる比較例6の場合には相対感度と残膜率、パターンプロファイル、耐熱性及び溶液の安定性が良くなかった。第2感光性化合物の比率が高過ぎる比較例7の場合、相対感度は良かったが、耐熱性が劣り、溶液の安定性は普通であった。
【0107】
従って、実施例1乃至8によるフォトレジスト組成物を使用し形成したパターンは比較例1乃至7によるフォトレジスト組成物を使用し形成したパターンよりもっと優れ、残膜率、耐熱性及び溶液の安定性の面でもより優れることが分かる。
【0108】
前記フォトレジスト膜の厚さは1.3 μm で形成したが、本発明者達の実験の結果、実際に現場で適用される15000乃至33000Åの厚さを有するフォトレジスト膜を形成する場合においても、上述したように優れたプロファイルを有するフォトレジストパターンが得ることが出来た。
【0109】
【発明の効果】
以上のように本発明によるフォトレジスト組成物は感度と解像度とが優れ、耐熱性と溶液の安定性とも優れる。従って、得られるパターンのプロファイルが優れ、他のフォトレジスト組成物に比べて長期間に亙って安定に保管することが可能である。又、汎用性において、G−ライン波長の光源とI−ライン波長の光源との両方を露光用の光源として使用することが出来るので、必要によって光源が選択することが出来る。従って、本発明の組成物を使用して半導体パターンを製造すると、生産の状況に併せて選択的に露光用の光源が使用することが出来るので、既存の設備を交替しなくても良く、量産性が非常に高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフォトレジスト組成物を使用し半導体パターンを形成する方法を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
10 シリコンウェハー
12 フォトレジスト膜
Claims (13)
- 構造式(1)で表される第1感光性化合物30〜70重量部と、構造式(2a)又は(2b)で表される第2感光性化合物70〜30重量部とを混合して得られる感光剤、樹脂及び溶媒を有し、前記溶媒がエチルラクタート、ブチルアセテートからなる群から選ばれ、エチルラクタートとブチルアセテートとを80:20〜30:70の重量比で混合して得られる混合溶媒であることを特徴とするフォトレジスト組成物。
- 前記構造式(1)で表される第1感光性化合物が2,3,4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸塩、2,3,4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸塩または2,3,4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸塩からなる群から選ばれたいずれか1つの化合物であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記構造式(2a)又は(2b)で表される第2感光性化合物が3−4個のモノヒドロキシアルキルベンゼン環で構成される非ベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸塩、非ベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸塩または非ベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸塩からなる群から選ばれたいずれか1つの化合物であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記樹脂はノボラック樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記ノボラック樹脂はフェノール類とアルデヒドとを酸触媒下で縮合反応させて収得し、ポリスチレン換算平均分子量が1000乃至20000であることを特徴とする請求項4に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記ノボラック樹脂はm−クレゾール、p−クレゾール、2,3,5−トリメチルフェノールで構成されたフェノール化合物とホルムアルデヒドとをシュウ酸の存在下で縮合反応させて収得し、ポリスチレン換算平均分子量が5000乃至7000であることを特徴とする請求項5に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記フォトレジスト組成物内の固体含量が前記組成物の総量100重量部に対して20〜80重量部であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記第1及び第2感光性化合物の総使用量は前記樹脂100重量部に対して10〜100重量部であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記構造式(1)の第1感光性化合物はエステル化の比率が40〜100%であり、前記構造式(2a)又は(2b)の第2感光性化合物はエステル化の比率が20〜90%であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
- 粘度が20〜32cPであることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
- 構造式(1)で表される第1感光性化合物の30〜70重量部及び構造式(2a)または(2b)で表れる第2感光性化合物の70〜30重量部を混合し得られる感光剤、樹脂と溶媒とを有するフォトレジスト組成物を基板上に塗布しフォトレジスト膜を形成する段階と、
前記フォトレジスト膜を光源を使用し選択的に露光する段階と、
前記露光されたフォトレジスト膜を現像しフォトレジストパターンを形成する段階と、
を含み、前記溶媒がエチルラクタート、ブチルアセテートからなる群から選ばれ、エチルラクタートとブチルアセテートとを80:20〜30:70の重量比で混合して得られる混合溶媒であることを特徴とする半導体パターンの形成方法。
- 前記光源が365nm以下の波長を有する光源であることを特徴とする請求項11に記載の半導体パターンの形成方法。
- 前記組成物の粘度が28〜32cPであり、前記基板の回転速度が900〜4000RPMであり、形成されたフォトレジスト膜の厚さが15000〜33000Åであることを特徴とする請求項11に記載の半導体パターンの形成方法。
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