JP3789926B2 - ポジ型ホトレジスト組成物 - Google Patents

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Description

本発明はポジ型ホトレジスト組成物に関し、とりわけ液晶表示素子、特に500×600mm2以上の大型ガラス基板を用いた液晶表示素子の製造に適したポジ型ホトレジスト組成物、及びシステムLCDの製造に適したポジ型ホトレジスト組成物に関する。
これまでガラス基板を用いた液晶表示素子製造の分野においては、比較的安価であり、感度、解像性、そして形状に優れたレジストパターンを形成できることから、半導体素子の製造に用いられているノボラック樹脂−キノンジアジド基含有化合物の系からなるポジ型ホトレジスト材料が多く利用されている。
しかし、半導体素子の製造においては、最大、直径8インチ(約200mm)〜12インチ(約300mm)の円板型シリコンウェーハが用いられるのに対し、液晶表示素子の製造においては、500×600mm以上の角型のガラス基板が用いられている。
このように液晶表示素子の製造分野においては、レジスト組成物を塗布する基板が、材質、形状の面で異なることは勿論であるが、その大きさの点でシリコンウェーハとは大きく異なっている。
そのため液晶表示素子製造用のレジスト材料には、半導体素子製造分野に求められる微視的な特性より、むしろマクロ的な特性の改善に重点が置かれていた。
このようなマクロ的な特性としては、広い基板面全面に対して塗布ムラの無い塗布膜を形成すること、基板が大きいことに起因する加熱処理時の加熱ムラに対して形状及び寸法安定性の良いレジストパターンを形成すること、現像処理時において、基板が大きいことに起因する現像ムラが少なく、形状及び寸法安定性の良いレジストパターンを形成すること、などが挙げられる。また液晶表示素子の製造には、非常に多くのレジスト材料が消費されるため、これらの特性に加え安価な材料であることが望まれる。
このような特性は、従来の半導体素子製造用のレジスト材料では十分に得ることができず、例えば特開平10−142783号公報(特許文献1)に具体的に記載されている材料では、上記のマクロ的な特性を十分に発現することはできない。
一方、これまで液晶素子製造用のレジスト材料として多くの報告があり、例えば、特開平9−160231号公報(特許文献2)、特開平9−211855号公報(特許文献3)、特開2000−112120号公報(特許文献4)、特開2000−131835号公報(特許文献5)、特開2000−181055号公報(特許文献6)、及び特開2001−75272号公報(特許文献7)などが挙げられる。
これらの材料は、安価であり、また360×460mm2程度の比較的小型の基板に対しては、塗布性、感度、解像性、形状及び寸法安定性に優れるレジストパターンを形成できる。しかし、基板サイズが500×600mm2以上の大型基板に対しては、塗布性に課題があり、基板周縁部と中心部とで加熱ムラによるパターン寸法の変化、また基板の端部と端部とでの現像時間の差から生じる現像ムラの発生が大きくなる問題がある。
よって、日々大型化が進む、液晶表示素子製造の分野において、500×600mm2以上のガラス基板を用いたプロセスにおいても、上記のマクロ的な特性に優れたレジスト材料の実現が望まれていた。
一方、次世代のLCD(液晶表示素子)として、1枚のガラス基板上にドライバ、DAC、画像プロセッサ、ビデオコントローラ、RAMなどの集積回路がディスプレイ部分と同時に形成される、「システムLCD」と呼ばれる高機能LCDに対する技術開発が、現在盛んに行われている(Semiconductor FPD World 2001.9, pp.50-67(非特許文献1))。
しかし、ディスプレイ部分のパターン寸法が3〜10μm程度であるのに対し、集積部分のパターン寸法は0.5〜2.5μm程度と微細な寸法で形成する必要があるため、同一露光条件で、これら集積部分とディスプレイ部分を形成しようとした場合には、リニアリティ[同一露光条件(レチクル上のマスク寸法は異なるが露光量が同じ条件)で、露光した場合にレチクル上のマスク寸法を再現する特性]が優れていることが望まれる。
また、0.5〜2.5μm程度の微細なレジストパターンを形成する場合には、従来のg線(436nm)露光から、より短波長のi線(365nm)露光を用いたホトリソグラフィ技術が必要となる。
しかし、従来の液晶表示素子製造用のレジスト材料では、リニアリティに優れ、i線露光に適した材料がなく、これらの点を解決しうる材料の開発が望まれていた。
特開平10−142783号公報 特開平9−160231号公報 特開平9−211855号公報 特開2000−112120号公報 特開2000−131835号公報 特開2000−181055号公報 特開2001−75272号公報 Semiconductor FPD World 2001.9, pp.50-67
本発明の目的の1つは、安価であって、500×600mm2以上の大型ガラス基板を用いたプロセスにおいても、マクロ的な特性(塗布性、加熱ムラ特性、現像ムラ特性)に優れたレジスト材料を提供することである。
本発明の他の目的は、システムLCDの製造に好適な、リニアリティに優れ、i線露光に適したレジスト材料を提供することである。
上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、本発明者らは、特定の配合比で、アルカリ可溶性樹脂、特定のフェノール化合物(感度向上剤)、及び特定の2種のキノンジアジドエステル化物(感光性成分)を含有してなるポジ型ホトレジスト組成物は、上記課題を解決しうる材料であることを見いだし、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、(A)アルカリ可溶性樹脂100質量部に対し、(B)下記一般式(I)
Figure 0003789926
〔式中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、又は炭素原子鎖3〜6のシクロアルキル基を表し;R9〜R11はそれぞれ独立に水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表し;Qは水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、R9と結合して炭素原子鎖3〜6のシクロアルキル基を形成する基、又は下記の化学式(II)で表される基
Figure 0003789926
(式中、R12及びR13はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、又は炭素原子鎖3〜6のシクロアルキル基を表し;cは1〜3の整数を示す)を表し;a、bは1〜3の整数を表し;dは0〜3の整数を表し;nは0〜3の整数を表す〕で表されるフェノール化合物を5〜25質量部含有し、(A)成分と(B)成分の総質量100質量部に対し、(C)下記一般式(III)
Figure 0003789926
(式中、R14は、独立に炭素原子数1〜5のアルキル基を表わし、Dは、独立に水素原子、又は1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を表し、Dの少なくとも1つは1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を表し、l、mは、それぞれ独立に1又は2を表わす)で表されるキノンジアジドエステル化物(感光性成分1)、及び下記一般式(IV)
Figure 0003789926
(式中、Dは、独立に水素原子、又は1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を表し、Dの少なくとも1つは1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基である。)で表されるキノンジアジドエステル化物(感光性成分2)からなる感光性成分の混合物を15〜40質量部の範囲で含有し、更に(D)有機溶媒を含有し、
500×600mm 2 以上の大型ガラス基板を用いて作られる液晶表示素子の製造用であることを特徴とするポジ型ホトレジスト組成物である。
上記本発明によれば、安価であって、500×600mm2以上の大型ガラス基板を用いたプロセスにおいても、マクロ的な特性(塗布性、加熱ムラ特性、現像ムラ特性)に優れたレジスト材料を提供することができる。更に、システムLCDの製造に好適な、リニアリティに優れ、i線露光に適したレジスト材料を提供することができる。
前記(B)成分は、下記式(V)又は(VI)
Figure 0003789926
で表されるフェノール化合物であることが好ましい。これら化合物は、ホトレジスト膜に高感度化、高残膜率化、及びリニアリティの向上効果に特に優れる。
前記(A)成分は、全フェノール系繰り返し単位中、p−クレゾール系繰り返し単位を60モル%以上含有し、かつm−クレゾール系繰り返し単位を30モル%以上含有し、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)が2000〜8000のノボラック樹脂であることが好ましい。このような樹脂は、特に感度が良好であり、かつ、加熱処理時の温度ムラに対する感度変化が起こりにくい。
また、前記(A)成分は、p−クレゾール系繰り返し単位60〜70モル%、m−クレゾール系繰り返し単位40〜30モル%とからなる2成分系のノボラック樹脂であることが好ましい。
このとき、(A)成分は、フェノール類の2核体(2個のフェノール核を有する縮合体分子)含有量がGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)法において10%以下であることが好ましい。
前記感光性成分1は、下記式(VII)
Figure 0003789926
で表わされるフェノール化合物と1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル化合物との平均エステル化率40〜60%のキノンジアジドエステル化物であり、感光性成分2は、下記式(VIII)
Figure 0003789926
で表わされるフェノール化合物と1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル化合物との平均エステル化率50〜70%のキノンジアジドエステル化物であることが好ましい。
このような2種の感光成分を用いることにより、本発明のポジ型ホトレジストに、マクロ的な特性(塗布性、加熱ムラ特性、現像ムラ特性)に優れ、残膜率が高く、感度が良好であり、かつ保存安定性のよいレジスト材料を提供することができる。
本発明レジスト組成物は、(D)成分としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を含有することが好ましい。PGMEAを含有することにより、本発明レジスト組成物は、塗布性に優れ、大型ガラス基板上でのレジスト被膜の膜厚均一性に優れるものとなる。
前記(A)、(B)及び(C)成分の総質量が前記ポジ型ホトレジスト組成物の全質量に対して30質量%以下であることが好ましい。このように前記ポジ型ホトレジスト組成物中の有機溶媒の含量を多くし、(A)、(B)及び(C)成分の総量を少なくすることにより、特に前記ポジ型ホトレジスト組成物の塗布性に優れるものとすることができる。
本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、液晶表示素子の製造用のものであることが特に好ましい。本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、マクロ的な特性(塗布性、加熱ムラ特性、現像ムラ特性)に優れ、残膜率が高く、感度が良好であるからである。
本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、システムLCDの製造用のものであることが特に好ましい。本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、リニアリティに優れ、i線露光によって小さなパターンと大きなパターンとを同時に露光し、レジストパターンを形成することができるからである。
前記システムLCDは、i線(365nm)露光プロセスを用いて作られるものであることが好ましい。0.5〜2.5μm程度の微細なレジストパターンをも良好に形成することができるからである。
本発明のポジ型ホトレジスト組成物をシステムLCD用として用いる場合には、当該ポジ型ホトレジスト組成物は、(A)成分100質量部に対し、(B)成分を5〜20質量部含有することが好ましい。また、(A)成分と(B)成分の総質量100質量部に対して、(C)成分を20〜40質量部含有することが好ましい。
本発明に適したレジストパターンの形成方法は、また、(1)上記ポジ型ホトレジスト組成物を500×600mm2以上の大型ガラス基板上に塗布し、塗膜を形成する工程、
(2)上記塗膜が形成されたガラス基板を加熱処理(プリベーク)し、ガラス基板上にレジスト被膜を形成する工程、
(3)上記レジスト被膜に対し選択的露光を行う工程、
(4)上記選択的露光後のレジスト被膜に対しアルカリ水溶液を用いた現像処理を施し、上記ガラス基板上にレジストパターンを形成する工程、及び
(5)上記レジストパターン表面に残った現像液を洗い落とすリンス工程、を含むことを特徴とする液晶表示素子製造用レジストパターンの形成方法である。
このようにして形成された液晶表示素子製造用レジストパターンは、500×600mm2以上の大型ガラス基板を用いて作られたものであっても、寸法精度の高いものとすることができる。
本発明に適したレジストパターンの形成方法は、また、上記(3)選択的露光を行う工程が、パターン寸法の異なるレジストパターン形成用マスクパターンが描かれたマスクを用いて行われるものであり、前記ガラス基板上にパターン寸法の異なるレジストパターンを同時に形成することを特徴とする液晶表示素子製造用レジストパターンの形成方法である。
前記パターン寸法の異なるレジストパターン形成用マスクパターンが描かれたマスクは、パターン寸法0.5パターン寸法0.5〜2.5μmのレジストパターン形成用マスクパターンとパターン寸法3〜10μmのレジストパターン形成用マスクパターンが少なくとも混在して描かれたマスク(レチクル)を用いて行われるものであることが好ましい。この場合、上記ガラス基板上にパターン寸法0.5〜2.5μmのレジストパターンとパターン寸法3〜10μmのレジストパターンを同時に形成することが更に好ましい。
本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、このように寸法の異なるパターンを同時に形成することが出来る。
上記(3)選択的露光を行う工程は、i線(365nm)を光源に用いた露光プロセスにより行うことが好ましい。
i線を用いることにより寸法精度の高いパターンを形成することができるからであり、本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、このようなi線を用いる露光及びその後の現像を可能にする。
本発明によれば、安価であって、500×600mm2以上の大型ガラス基板を用いたプロセスにおいても、マクロ的な特性(塗布性、加熱ムラ特性、現像ムラ特性)に優れたレジスト材料を提供することができる。更に、本発明によれば、システムLCDの製造に好適な、リニアリティに優れ、i線露光に適したレジスト材料を提供することができる。
(A)成分(アルカリ可溶性樹脂)について:
(A)成分としてのアルカリ可溶性樹脂は、特に制限されるものでなく、ポジ型ホトレジスト組成物において被膜形成物質として通常用いられ得るものの中から任意に選ぶことができる。例えば、ポジ型ホトレジスト組成物の被膜形成用樹脂として知られているフェノール樹脂、アクリル樹脂、スチレンとアクリル酸との共重合体、ヒドロキシスチレンの重合体、ポリビニルフェノール、ポリα−メチルビニルフェノール等が挙げられる。これらの中でも特にフェノール樹脂が好ましく用いられ、中でも膨潤することなくアルカリ水溶液に容易に溶解し現像性に優れるノボラック樹脂が好適である。
フェノール樹脂の例としては、フェノール類とアルデヒド類との縮合反応生成物、フェノール類とケトン類との縮合反応生成物、ビニルフェノール系重合体、イソプロペニルフェノール系重合体、これらのフェノール樹脂の水素添加反応生成物等が挙げられる。
前記フェノール樹脂を形成するフェノール類としては、例えばフェノール、m−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,5−キシレノール、3,4−キシレノール等のキシレノール類;m−エチルフェノール、p−エチルフェノール、o−エチルフェノール、2,3,5−トリメチルフェノール、2,3,5−トリエチルフェノール、4−tert−ブチルフェノール、3−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2−tert−ブチル−5−メチルフェノール等のアルキルフェノール類;p−メトキシフェノール、m−メトキシフェノール、p−エトキシフェノール、m−エトキシフェノール、p−プロポキシフェノール、m−プロポキシフェノール等のアルコキシフェノール類;o−イソプロペニルフェノール、p−イソプロペニルフェノール、2−メチル−4−イソプロペニルフェノール、2−エチル−4−イソプロペニルフェノール等のイソプロペニルフェノール類;フェニルフェノール等のアリールフェノール類;4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノールA、レゾルシノール、ヒドロキノン、ピロガロール等のポリヒドロキシフェノール類等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのフェノール類の中では、特にm−クレゾール、p−クレゾール、2,5−キシレノール、3,5−キシレノール、2,3,5−トリメチルフェノールが好ましい。
前記アルデヒド類としては、例えばホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、トリオキサン、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、トリメチルアセトアルデヒド、アクロレイン、クロトンアルデヒド、シクロヘキサンアルデヒド、フルフラール、フリルアクロレイン、ベンズアルデヒド、テレフタルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−フェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メチルベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒド、m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、ケイ皮アルデヒド等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのアルデヒド類の中では、入手のしやすさからホルムアルデヒドが好ましいが、特に耐熱性を向上させるためにはヒドロキシベンズアルデヒド類とホルムアルデヒドを組み合わせて用いるのが好ましい。
前記ケトン類としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジフェニルケトン等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。フェノール類とケトン類との組み合わせにおいては、ピロガロールとアセトンとの組み合わせが特に好ましい。
フェノール類とアルデヒド類又はケトン類との縮合反応生成物は、酸性触媒の存在下公知の方法で製造することができる。その際の酸性触媒としては、塩酸、硫酸、ギ酸、シュウ酸、パラトルエンスルホン酸等を使用することができる。このようにして得られた縮合生成物は、分別等の処理を施すことによって低分子領域をカットしたものが耐熱性に優れているので好ましい。分別等の処理は、縮合反応により得られた樹脂を良溶媒、例えばメタノール、エタノール等のアルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトンや、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、テトラヒドロフラン等に溶解し、次いで水中に注ぎ沈殿させる等の方法により行われる。
本発明においては、上記のものの中でも特に全フェノール系繰り返し単位中、p−クレゾール系繰り返し単位を60モル%以上含有し、かつm−クレゾール系繰り返し単位を30モル%以上含有し、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)が2000〜8000のノボラック樹脂が好ましい。
p−クレゾール系繰り返し単位が60モル%未満では加熱処理時の温度ムラに対する感度変化が起こりやすく、またm−クレゾール系繰り返し単位が30モル%未満では、感度が劣る傾向があるため好ましくない。
なお、本発明のアルカリ可溶性樹脂には、キシレノール系繰り返し単位や、トリメチルフェノール系繰り返し単位などの、他のフェノール系繰り返し単位を含有していても良いが、最も好ましくは、p−クレゾール系繰り返し単位60〜70モル%、m−クレゾール系繰り返し単位40〜30モル%とからなる2成分系のノボラック樹脂であり、フェノール類の2核体(2個のフェノール核を有する縮合体分子)
含有量がGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)法において10%以下であるようなフェノール類の低分子量体含有量が少ないノボラック樹脂が好ましい。前記2核体は高温(例えば130℃)のプリべークやポストベーク中に昇華して炉の天板などを汚し、更にはレジストを塗布したガラス基板を汚してその歩留まりを下げる原因となるからである。
(B)成分(感度向上剤)について:
本発明の組成物には、(B)成分として、上記一般式(I)で表されるフェノール化合物を用いる。
(B)成分の例としては、トリス(4−ヒドロシキフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5−トリメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−2,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、1−[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、1−[1−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(2’,3’,4’−トリヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(2’,4’−ジヒドロキシフェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−(3’−フルオロ−4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジメチルフェニル)プロパン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)メタン、2,3,4−トリヒドロキシフェニル−4’−ヒドロキシフェニルメタン、1,1−ジ(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,4−ビス[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−5−ヒドロキシフェノール等が挙げられる。
これらの中でも、感度向上効果に特に優れることから、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5−トリメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、2,4−ビス[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−5−ヒドロキシフェノール、1,1−ジ(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1−[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン等が好ましい。
液晶表示素子製造の分野においては、スループットの向上が非常に大きい問題であるが、当該フェノール化合物を配合することにより、高感度化が達成されスループットの向上に寄与するので好ましい。
また、当該フェノール化合物を配合することにより、レジスト膜に表面難溶化層が強く形成されるため、現像時に未露光部分のレジスト膜の膜減り量が少なく、現像時間の差から生じる現像ムラの発生が抑えられて好ましい。
当該フェノール化合物の中でも、上記式(V)で示される化合物(1−[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン)と上記式(VI)で示される化合物(ビス(2,3,5−トリメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン)は、高感度化、高残膜率化、及びリニアリティの向上効果に優れる点で特に好ましい。
(B)成分を本発明の組成物に配合する場合、その含有量は(A)成分であるアルカリ可溶性樹脂100質量部に対し5〜25質量部、好ましくは10〜20質量部の範囲で選ばれる。
この範囲を下回ると高感度化、高残膜率化の向上効果が十分に得られず、この範囲を上回ると現像後の基板表面に残渣物が発生しやすく、また原料コストも高くなる点で好ましくない。
なお、システムLCD用のレジスト組成物を調整する場合には、(A)成分であるアルカリ可溶性樹脂100質量部に対し(B)成分の割合を5〜20質量部、好ましくは7〜15質量部の範囲で選ぶのがよい。寸法の異なるパターン形成においても、この範囲であれば、高感度化、高残膜率化の向上効果が十分に得られるからである。
(C)成分(感光性成分)について:
上記一般式(III)で表されるキノンジアジドエステル化物(感光性成分1)と、上記一般式(IV)で表されるキノンジアジドエステル化物(感光性成分2)とを混合して用いることにより、500×600mm2以上の大型ガラス基板を用いたプロセスにおいても、マクロ的な特性(塗布性、加熱ムラ特性、現像ムラ特性)に優れたレジスト材料を提供することができ、また、システムLCDの製造に好適な、リニアリティに優れ、i線露光に適したレジスト材料を提供することができる。
なお、感光性成分1の平均エステル化率は40〜60%が好ましく、更に好ましくは45〜55%である。40%未満では現像後の膜減りが発生し易く、残膜率が低くなりやすい。60%を超えると、著しく感度が劣る傾向がある。
当該感光性成分1としては、上記式(VII)で示される化合物(ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン)の1,2−ナフトキノンジアジト−5−スルホニル化合物によるキノンジアジドエステル化物が比較的安価で、感度、解像性、リニアリティに優れたレジスト組成物を調整できる点で好ましい。この内エステル化率50%が最も好ましい。
一方、感光性成分2としては、上記式(VIII)で示される2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジト−5−スルホニル化合物によるキノンジアジドエステル化物が好ましい。その内平均エステル化率50〜70%のものが好ましく、更に好ましくは55〜65%である。50%未満では現像後の膜減りが発生し易く、残膜率が低くなりやすい。一方、70%を超えると、保存安定性が低下する傾向にある。当該感光性成分2は、非常に安価で、感度に優れたレジスト組成物を調整できる点で好ましい。この内、エステル化率59%のものが最も好ましい。
(C)感光性成分は、上記感光性成分1,2の他に、他のキノンジアジドエステル化物、例えば上記一般式(I)で表されるフェノール化合物と1,2−ナフトキノンジアジド−5(4)−スルホニル化合物とのエステル化物も用いることができる。
上記一般式(I)で表される化合物のフェノール性水酸基の全部又は一部をナフトキノンジアジドスルホン酸エステル化する方法は、常法により行うことができ、例えば、ナフトキノンジアジドスルホニルクロライドを上記一般式(I)で表される化合物と縮合させることにより得ることができる。具体的には、上記一般式(I)で表される化合物とナフトキノン−1,2−ジアジド−4(又は5)−スルホニルクロライドとを、ジオキサン、n−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン等の有機溶媒に所定量溶解し、ここにトリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、炭酸アルカリ、炭酸水素アルカリ等の塩基性触媒を加えて反応させ、得られた生成物を水洗、乾燥して調製することができる。
上記他のキノンジアジドエステル化物の使用量は(C)感光性成分中、30質量%以下、特には25質量%以下であることが、本発明の効果を損なわない点で好ましい。
感光性成分1と2との混合割合は、感光性成分1の50質量部に対して感光性成分2を40〜60質量部、特には45〜55質量部の範囲であることが望ましい。
感光性成分2の配合量がこの範囲より少ないと感度が劣る傾向があり、この範囲より多いとレジスト組成物の解像性、リニアリティが劣る傾向がある。
本発明の組成物において、(C)成分の配合量は、(A)成分であるアルカリ可溶性樹脂と(B)成分との合計量100質量部に対し15〜40質量部、好ましくは20〜30質量部の範囲で選ぶのがよい。(C)成分の配合量が上記範囲を下回るとパターンに忠実な画像が得られず、転写性も低下する。一方、(C)成分の配合量が上記範囲を上回ると、感度や解像性が劣化し、また現像処理後に残渣物が発生する傾向がある。
なお、システムLCD用のレジスト組成物を調整する場合には、(A)成分であるアルカリ可溶性樹脂と(B)成分との合計量100質量部に対し20〜40質量部、好ましくは25〜35質量部の範囲で選ばれる。
本発明組成物は、(A)〜(C)成分及び各種添加成分とを、有機溶媒である下記(D)成分に溶解して溶液の形で用いるのが好ましい。
(D)成分(有機溶媒)について:
本発明に用いられる有機溶媒の例としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケトン、2−ヘプタノン等のケトン類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコールモノアセテート、あるいはこれらのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテルまたはモノフェニルエーテル等の多価アルコール類およびその誘導体;ジオキサンのような環式エーテル類;および乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル等のエステル類を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
それらの内でもプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)が、本発明レジスト組成物に優れた塗布性を与え、大型ガラス基板上でのレジスト被膜に優れた膜厚均一性を与える点で好ましい。
PGMEAは単独溶媒で用いることが最も好ましいが、PGMEA以外の溶媒もこれと混合して用いることができる。そのような溶媒としては、例えば乳酸エチル、γ−ブチロラクトン、プロピレングリコールモノブチルエーテルなどが挙げられる。
乳酸エチルを用いる場合は、PGMEAに対して質量比で0.1〜10倍量、好ましくは1〜5倍量の範囲で配合することが望ましい。
また、γ−ブチロラクトンを用いる場合は、PGMEAに対して質量比で0.01〜1倍量、好ましくは0.05〜0.5倍量の範囲で配合することが望ましい。
液晶表示素子製造の分野においては、通常レジスト被膜を0.5〜2.5μm、特には1.0〜2.0μmの膜厚でガラス基板上に形成する必要があるが、そのためには、これら有機溶媒を使用して、組成物中の上記(A)〜(C)成分の総量が、組成物の全質量に対して30質量%以下、好ましくは20〜28質量%になるように調整することが、塗布性に優れる液晶表示素子製造用レジスト材料として好ましい。
この場合任意に用いられる下記(E)成分の量も勘案して、溶媒(D)の使用量は、組成物の全質量に対して65〜85質量%、好ましくは70〜75質量%であることが好ましい。
(E)成分(その他の添加剤)について本発明においては、本発明の目的を損なわない範囲において、ハレーション防止のための紫外線吸収剤、例えば2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ジメチルアミノ−2’,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、5−アミノ−3−メチル−1−フェニル−4−(4−ヒドロキシフェニルアゾ)ピラゾール、4−ジメチルアミノ−4’−ヒドロキシアゾベンゼン、4−ジエチルアミノ−4’−エトキシアゾベンゼン、4−ジエチルアミノアゾベンゼン、クルクミン等や、またストリエーション防止のための界面活性剤、例えばフロラードFC−430、FC431(商品名、住友3M(株)製)、エフトップEF122A、EF122B、EF122C、EF126(商品名、トーケムプロダクツ(株)製)等のフッ素系界面活性剤、ベンゾキノン、ナフトキノン、p−トルエンスルホン酸等の保存安定化剤、さらに必要に応じて付加的樹脂、可塑剤、安定化剤、コントラスト向上剤等の慣用の添加剤を本発明の目的に支障のない範囲で添加含有させることができる。
本発明の組成物を用いた液晶表示素子製造用レジストパターンの好適な形成方法について一例を示す。まず、ガラス角基板上に、(A)〜(C)成分、および必要に応じて用いられる添加成分(E)を前記したような適当な溶媒(D)に溶かした溶液をスピンナー等で塗布し、塗膜を形成する。このとき用いるガラス基板は500×600mm2以上、特には、550〜650mm2以上の大型板であることができる。
本発明の組成物を用いれば、このように大型のガラス基板を用いた液晶表示素子(システムLCDを含む)の製造においても、マクロ的(塗布性、加熱ムラ特性、現像ムラ特性)に優れ、リニアリティにも優れたレジストパターンを得ることができる。
次いで、この塗膜が形成されたガラス基板を100〜140℃程度で加熱乾燥(プリべーク)して感光層を形成させる。次いで紫外線を発光する光源、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ等を用い、所望のマスクパターンを介して選択的露光を行う。
なお、システムLCD等の製造において、この選択的露光はパターン寸法の異なるレジストパターン形成用マスクパターンが描かれたマスクを用いて行われるものであり、前記ガラス基板上にパターン寸法の異なるレジストパターンを同時に形成することができる。例えば、この選択的露光はパターン寸法0.5〜2.5μmのレジストパターン形成用マスクパターンと、パターン寸法3〜10μmのレジストパターン形成用マスクパターンとが描かれたマスク(レチクル)を用いて行うことが出来る。このような寸法の異なるパターンを同時に形成するときも、本発明レジスト組成物は優れたリニアリティの効果を発揮する。
このとき、微細なパターンを形成するために、i線(365nm)を用いることが好ましい。
次にこの露光済みレジスト被覆ガラス基板を現像液、例えば1〜10質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液のようなアルカリ性水溶液を基板の一方の端部から他方の端部に液盛りし、又は中心付近の上部に設置された現像液滴下ノズルより基板表面全体に現像液を行き渡らせる。
上記基板の一方の端部から他方の端部にアルカリ性水溶液を液盛りする方法は大型のガラス基板を用いたレジストパターンの形成の場合に装置をコンパクトにすることができて、極めて有用であるが、一方の端部から他方の端部に液盛りしたとき、それぞれの端部での液盛りの時期にずれがあるから、それら端部でのレジスト組成物とアルカリ性水溶液の接触の時間が異なり、現像ムラの原因となる。
本発明レジスト組成物を用いると、この現像ムラが極めて小さく実用上問題とならない程にすることができる。
そして50〜60秒間程度静置して現像し、上記ガラス基板上にレジストパターンを形成する。その後、このレジストパターン表面に残った現像液を純水などのリンス液を用いて洗い落とすリンス工程を行う。
ポジ型ホトレジスト組成物の諸物性は次のようにして求めた。
(1)加熱ムラ評価:
試料をスピンナーを用いてCr膜が形成されたガラス基板(550×650mm2)上に塗布したのち、ホットプレートの温度を130℃とし、約1mmの間隔をあけたプロキシミティベークにより60秒間の第1回目の乾燥を行い、次いでホットプレートの温度を120℃とし、0.5mmの間隔をあけたプロキシミティベークにより60秒間の第2回目の乾燥を施し、膜厚1.5μmのレジスト被膜を形成した。
なお第2回目の乾燥工程において、基板周縁部Aでは基板温度は約105℃であり、基板中心部Bでは基板温度は約110℃であり、基板コア部Cでは基板温度は約115℃であった(図1参照)。
次いで3.0μmL&S(ラインアンドスペース)のレジストパターンを再現するためのマスクパターンが描かれたテストチャートマスク(レチクル)を介してミラープロジェクション・アライナーMPA−600FA(商品名、キャノン社製)を用い、基板中心部Bにおいて3.0μmL&Sを寸法通りに再現することのできる露光量で選択的露光を行った。但し、露光量は30mJ以下の条件で行った。
次いで、23℃、2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液に60秒間接触させ、30秒間水洗し、スピン乾燥した。
その後、得られたレジストパターンの断面形状を、上記基板周縁部A、中心部B、コア部CについてSEM(走査型電子顕微鏡)写真にて観察し、パターン寸法が2.90〜3.10μmであったものを○、2.90μm未満であったものを×、3.10μm超であったものを××として表し、その結果を表2に示す。
(2)現像ムラ評価:
試料をスピンナーを用いてCr膜が形成されたガラス基板(550×650mm2)上に塗布したのち、ホットプレートの温度を130℃とし、約1mmの間隔をあけたプロキシミティベークにより60秒間の第1回目の乾燥を行い、次いでホットプレートの温度を120℃とし、0.5mmの間隔をあけたプロキシミティベークにより60秒間の第2回目の乾燥を施し、膜厚1.5μmのレジスト被膜を形成した。
次いで3.0μmL&Sのレジストパターンを再現するためのマスクパターンが描かれたテストチャートマスク(レチクル)を介してミラープロジェクション・アライナーMPA−600FA(キャノン社製)を用い、基板中心部Yにおいて3.0μmL&Sを寸法通りに再現することのできる露光量で選択的露光を行った。但し、露光量は30mJ以下の条件で行った。
次いで、23℃、2.38質量%TMAH水溶液をスリットコータノズルを有する現像装置(装置名:TD−39000デモ機、東京応化工業(株)製)を用いて、基板端部XからZ(図2参照)にかけて、10秒間を掛けて基板上に液盛りし、55秒間保持した後、30秒間水洗し、スピン乾燥した。
なお基板と現像液との接触時間は、基板端部Xでは65秒間、基板中心部Yでは60秒間、基板端部Zでは55秒間であった。
その後、得られたレジストパターンの断面形状を、上記基板端部X、中心部Y、端部ZについてSEM(走査型電子顕微鏡)写真にて観察し、パターン寸法が2.80〜3.20μmであったものを○、2.80μm未満であったものを×、3.20μm超であったものを××として表し、その結果を表2に示す。
(3)リニアリティ評価:
試料をスピンナーを用いてCr膜が形成されたガラス基板(550×650mm2)上に塗布したのち、ホットプレートの温度を130℃とし、約1mmの間隔をあけたプロキシミティベークにより60秒間の第1回目の乾燥を行い、次いでホットプレートの温度を120℃とし、0.5mmの間隔をあけたプロキシミティベークにより60秒間の第2回目の乾燥を施し、膜厚1.5μmのレジスト被膜を形成した。
次いで3.0μmL&S、2.0μmL&S、及び1.5μmL&Sのレジストパターンを再現するためのマスクパターンが一つのマスク上に描かれたテストチャートマスク(レチクル)を介してi線露光装置(装置名:FX−702J、ニコン社製)を用い、3.0μmL&Sを寸法通りに再現することのできる露光量にて選択的露光を行った。
次いで、23℃、2.38質量%TMAH水溶液をスリットコータノズルを有する現像装置(装置名:TD−39000デモ機、東京応化工業(株)製)を用いて、基板端部XからZ(図2参照)にかけて、10秒間を掛けて基板上に液盛りし、55秒間保持した後、30秒間水洗し、スピン乾燥した。
その後、得られたレジストパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真にて観察し、3.0μmL&S、2.0μmL&S、及び1.5μmL&Sのレジストパターンの再現性を実際にレジストパターン寸法を求めることにより評価した。その結果を表3に示す。
(実施例1)
(A)成分:アルカリ可溶性樹脂 100質量部
[m−クレゾール35モル%とp−クレゾール65モル%の混合物にシュウ酸とホルムアルデヒドを加え縮合反応して得られた重量平均分子量(Mw)4000のクレゾールノボラック樹脂に分別処理を施して得られた、Mw=4500、フェノール類の2核体含有量が約6%のクレゾールノボラック樹脂(製品名:GTR−M2、群栄化学社製)を使用した。なお、フェノール類の2核体含有量は、下記の装置と条件によるGPC測定で行った。]
装置名:SYSTEM 11(昭和電工社製)プレカラム:KF−G(SHODEX社製)カラム:KF−802(SHODEX社製)検出器:UV41(280nmで測定)溶媒等の条件:流量1.0ml/minでテトラヒドロフランを流し、35℃にて測定した。
(B)成分:感度向上剤(B1:上記式(V)で表されるフェノール化合物):15質量部
(C)成分:感光性成分1/感光性成分2[50/50(質量比)]:26質量部(感光性成分1:C1:上記式(VII)で示される化合物1モルと1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリド(以下「5−NQD」と記述する)2モルとのエステル化物(エステル化率50%);感光性成分2:C2:上記式(VIII)で示される化合物1モルと5−NQD2.34モルとのエステル化物(エステル化率59%)
(D)成分:溶媒(PGMEA):423質量部
上記(A)〜(D)成分を均一に溶解した後、これを孔径0.2μmのメンブランフィルターを用いてろ過し、ポジ型ホトレジスト組成物を調製した。この組成物について、上記加熱ムラ及び現像ムラを測定した。その結果を上述のように表2に示す。
(実施例2〜6、比較例1〜10)
(A)〜(D)の各成分を下記表1に記載したものに代えた以外は実施例1と同様にして各種ポジ型ホトレジスト組成物を調製した。この組成物について、上記加熱ムラ、現像ムラ、及びリニアリティを測定した。その結果を上述のように表2、3に示す。
各実施例及び比較例において用いた化合物の略号及びその内容については、B1,C1,C2は上記のとおりであるが、B2,C2’,C3,C4及びELは次の通りである。
Figure 0003789926
(但し、C2’,C3及びC4のエステル化率はそれぞれ75%、66%、及び66%である。)
Figure 0003789926
Figure 0003789926
表2から明らかなように、本発明で特定される成分を用いないときはホトレジスト組成物膜の現像ムラの良い場合はあるが、加熱ムラが悪いことが明らかである。
Figure 0003789926
表3から明らかなように、本発明で特定される成分を用いないときはホトレジスト組成物膜のリニアリティが悪いことが明らかである。
加熱ムラ評価のために、ポジ型ホトレジスト組成物をガラス基板に塗布し、べークし乾燥したときの基板周辺部A、基板中心部B、及び基板コア部Cの各領域を表す図。 現像ムラ評価及びリニアリティ評価のために、ポジ型ホトレジスト組成物をガラス基板に塗布し、べークし乾燥し、パターン露光した後、スリットコーターを有する現像装置で現像液を基板端部XからZにかけて液盛りする旨の説明図。

Claims (13)

  1. (A)アルカリ可溶性樹脂100質量部に対し、(B)下記一般式(I)
    Figure 0003789926
    〔式中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、又は炭素原子数3〜6のシクロアルキル基を表し;R9〜R11はそれぞれ独立に水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表し;Qは水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、R9と結合して炭素原子鎖3〜6のシクロアルキル基を形成する基、又は下記の化学式(II)で表される基
    Figure 0003789926
    (式中、R12及びR13はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、又は炭素原子数3〜6のシクロアルキル基を表し;cは1〜3の整数を示す。)を表し;a、bは1〜3の整数を表し;dは0〜3の整数を表し;nは0〜3の整数を表す。〕で表されるフェノール化合物を5〜25質量部含有し、(A)成分と(B)成分の総質量100質量部に対し、(C)下記一般式(III)
    Figure 0003789926
    (式中、R14は、独立に炭素原子数1〜5のアルキル基を表わし;Dは、独立に水素原子、又は1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を表し、Dの少なくとも1つは1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を表し;l、mは、それぞれ独立に1又は2を表わす。)で表されるキノンジアジドエステル化物(感光性成分1)、及び下記一般式(IV)
    Figure 0003789926
    (式中、Dは、独立に水素原子、又は1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を表し、Dの少なくとも1つは1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基である。)で表されるキノンジアジドエステル化物(感光性成分2)からなる感光性成分の混合物を15〜40質量部の範囲で含有し、更に(D)有機溶媒を含有し、
    500×600mm 2 以上の大型ガラス基板を用いて作られる液晶表示素子の製造用であることを特徴とするポジ型ホトレジスト組成物。
  2. (B)成分は、下記式(V)
    Figure 0003789926
    で表されるフェノール化合物であることを特徴とする請求項1記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  3. (B)成分は、下記式(VI)
    Figure 0003789926
    で表わされるフェノール化合物であることを特徴とする請求項1記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  4. (A)成分は、全フェノール系繰り返し単位中、p−クレゾール系繰り返し単位を60モル%以上含有し、かつm−クレゾール系繰り返し単位を30モル%以上含有し、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)が2000〜8000のノボラック樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  5. (A)成分は、p−クレゾール系繰り返し単位60〜70モル%、m−クレゾール系繰り返し単位40〜30モル%とからなる2成分系のノボラック樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  6. (A)成分は、フェノール類の2核体(2個のフェノール核を有する縮合体分子)含有量がGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)法において10%以下であることを特徴とする請求項5に記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  7. 感光性成分1は、下記式(VII)
    Figure 0003789926
    で表わされるフェノール化合物と1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル化合物との平均エステル化率40〜60%のキノンジアジドエステル化物であり、感光性成分2は、下記式(VIII)
    Figure 0003789926
    で表わされるフェノール化合物と1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル化合物との平均エステル化率50〜70%のキノンジアジドエステル化物であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  8. (D)成分としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを含有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  9. (A)、(B)及び(C)成分の総量が組成物の全質量に対して30質量%以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  10. システムLCDの製造用の請求項1〜のいずれか1項に記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  11. 前記システムLCDがi線(365nm)露光プロセスを用いて作られるものである請求項10に記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  12. (A)成分100質量部に対し、(B)成分を5〜20質量部含有することを特徴とする請求項10又は11に記載のポジ型ホトレジスト組成物。
  13. (A)成分と(B)成分の総質量100質量部に対して、(C)成分を20〜40質量部含有することを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のポジ型ホトレジスト組成物。
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