JP3659998B2 - パチンコ機の確率制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はパチンコ機において遊技者に有利な遊技状況となる大当たり発生の確率を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機の中には、停止図柄の組み合わせで大当たりを発生するデジタル式、役物内部に設けた可動体や回転体などの振り分けで大当たりを発生する振り分け式、デジタル式および振り分け式を併有する複合式など各種の役物が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種のパチンコ機において、大当たりが発生すると、遊技者は打球を遊技板中の有利な領域に集中する傾向にあるが、遊技者個々人の技術格差または、パチンコ機やその役物などの癖によって、一回の大当たりによる出玉数がばらつき、遊技者間で不平等感を招くとともに、パチンコ店から見て割数が不安定になるという不都合があり、特に、振り分け式の場合にはその傾向が大きいことが指摘されている。
【0004】
そこで、この発明は、現在の大当たりにおける出玉数の多少を判定し、その判定結果に伴い次回の大当たり発生への確率を適切に補正することにより、遊技者個々人における技術格差の軽減およびパチンコ店における割数の安定化を図ることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明におけるパチンコ機の確率制御装置は、遊技板に設けられた役物内部に設けられた特定領域と、当該役物内部に設けられた外れ領域と、役物内部に取り込まれて特定領域を通過した遊技球を検出することにより大当たり発生を検出する大当たり検出手段この検出された大当たり発生中の出玉数を検出する出玉数検出手段この検出出玉数を大当たりでの出球数が多いか少ないかを判定するために遊技制御装置に設定された判定基準値と比較して上記検出された大当たり発生中の出玉数の多少を判定する出玉数判定手段この出玉数多少の判定結果により役物内部に取り込まれた遊技球を特定領域に誘導する確率と外れ領域に誘導する確率とを変える確率補正手段を備えたことを特徴とする。上記大当たり検出手段、出玉数検出手段、出玉数判定手段および確率補正手段に加え、判定基準値を人為的に設定する操作手段を備えることも可能である。
【0006】
【作用】
この発明のパチンコ機の確率制御装置によれば、現在の大当たりにおける出玉数の多少を判定し、その判定結果に伴い次回の大当たり発生への確率を適切に補正する。
操作手段を付加すれば、その操作手段を店側で操作して判定基準値を、例えばパチンコ店のモーニングサービスとして開店から所定時間、大当たりになりやすいように調整し得る。
【0007】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面とともに詳述する。
図1は実施例のパチンコ機を示す構成図、図2は同実施例の動作を示すフローチャート、図3は異なる実施例のパチンコ機を示す構成図である。
【0008】
図1において、遊技板1はほぼ方形のベニヤ板の前面に図外のデザイン図の印刷されたセル板を接着し、セル板上には図外の発射装置により発射された遊技球を遊技領域に誘導するバンド2を設置し、このバンド2内における遊技領域の中央部にはセンタ役物3、その周囲の遊技領域には左右上部の一般入賞口4、左右下部のチューリップ式入賞口5、下部の複数の第2種始動口6、最下部のアウト口7、全体に点在する多数の遊技釘8および左右のサイドランプ9を取り付け、以て、遊技板1がパチンコ機のゲージ盤を構成し、この遊技板1の裏面には遊技制御装置10を設置してある。
【0009】
センタ役物3は、上部に位置するメッセージ表示部3a、メッセージ表示部3aの下部に位置する入賞領域3b、入賞領域3bの左右の入口に配置され図外の電磁ソレノドで開閉駆動される羽根3c、左側の羽根3cの下部に位置する継続回数表示部3d、右側の羽根3cの下部に位置するカウント数表示部3e、入賞領域3bの下部に連なる誘導通路3f、誘導通路3fを通る遊技球を検出するカウントスイッチ3g、誘導通路3fの下部に連なる回転体収容室3h、回転体収容室3h内に収容され図外のモータで回転駆動される回転体3i、回転体3iの直径線上に形成された一つの溝3j、回転体3iの周縁に形成された複数の切欠3k、誘導通路3fの真下で回転体収容室3hに連なり遊技者に有利な遊技状況となる大当たりを発生する特定領域(Vゾーン)3m、特定領域3mを通る遊技球を検出する検知器3n、および回転体収容室3hに連なり遊技者に不利な遊技状況となる外れ領域3pを備える。
【0010】
メッセージ表示部3aは、遊技制御装置10からの指示により、次回の大当たり発生の確率を、例えば「高い」、「低い」または「次回まで1/3です」などのように、確率を直に表現する文言や図柄などの識別情報で発光表示し、これによって、次回の大当たり発生の確率をランプで点灯表示したりブザーで発音表示する場合に比べて遊技者に直感的に伝達する。
【0011】
継続回数表示部3dは遊技制御装置10からの指示により一回の大当たり中における遊技者に有利な遊技状況の現在の継続回数を発光表示し、この一回の大当たり中における遊技者に有利な遊技状況の現在の継続回数は例えば羽根3cの開閉回数を最高18回を一組とし、その羽根3cの最高18回の開閉を一組とする遊技が最高16回継続するように、遊技制御装置10に予め設定される。
【0012】
カウント数表示部3eは遊技制御装置10からの指示により一回の大当たり中における入賞個数を発光表示し、この一回の大当たり中における入賞個数は例えば最高10×16=160が表示されるように遊技制御装置10に予め設定される。
【0013】
羽根3cは遊技制御装置10による図外の電磁ソレノドの制御により、第2種始動口6への遊技球の入賞により一回または数回開閉する一方、一回の大当たり中において例えば最高18回の開閉回数を一組とし、その一組の開閉が最高16回継続する。
【0014】
回転体3iは遊技制御装置10による図外のモータの制御により、溝3jが上下となる位置を原点とし、180度一方向に回転して原点に一旦停止した後に、再び180度同方向に回転して原点に一旦停止するという、180度ごとの回転と停止とを繰り返すことにより、回転体3iが停止している間、溝3jが誘導通路3fおよび特定領域3mに縦一直線に配置される。
【0015】
遊技制御装置10は予め設定されたプログラムにしたがって動作するマイクロコンピュータに構成され、センタ役物3の羽根3cの開閉動作、センタ役物3の回転体3iの回転動作、センタ役物3の大当たり発生の確率決定、およびセンタ役物3中のメッセージ表示部3a・継続回数表示部3d・カウント数表示部3eなどの表示動作、および大当たり発生によるサイドランプ9の点滅などを制御し、特に、特定領域3mに複数の遊技球が連続入りしたときは最初の一つの遊技球のみで特定領域3mへの入賞権利(大当たり発生)を有効とし、それに続く遊技球に対しては特定領域3mへの入賞権利を無効として継続数の進数を行わず定数の遊技球を図外の上皿セットに当たり球として供給する定数供給のみを行い、また、特定領域3mに複数の遊技球が時間間隔を以て入賞するごとに羽根3cの18回の開閉動作をその時点で一旦終わらせ新たな18回の開閉動作を開始するとともに、18回の開閉動作中に特定領域3mに遊技球が入賞しない場合には、開閉動作が18回に達するかまたは遊技球が所定個数(例えば10個)カウントスイッチ3gによりカウントされるかのいずれかの一方が達成されるとその時点で大当たりを終了させる一方、大当たり発生の確率を制御するために、大当たり検出手段10a、出玉数検出手段10b、出玉数判定手段10c、確率補正手段10dおよび判定基準値10eを備える。
【0016】
大当たり検出手段10aは、遊技球が第2種始動口6に入り、遊技制御装置10が第2種始動口6または遊技板1の裏面に設置された図外の入賞検知通路に設けた検知器から検出信号を受け取った後において、検知器3nから最初に受け取った検出信号により遊技板1に設けられたセンタ役物3内部で大当たりが発生したことを検出し、その検出した大当たり発生を意味する検出大当たり信号を出玉数検出手段10bに出力する。
【0017】
出玉数検出手段10bは、大当たり検出手段10aからの検出大当たり信号を受け取った後において、カウントスイッチ3gから出力された検出信号を受け取り、この検出信号の一回ごとに予め設定された大当たり中の定数を乗算し、その積を大当たり発生中の出玉数として検出し、その検出出玉数を表す信号を出玉数判定手段10cに出力するが、カウントスイッチ3gから出力された検出信号を出玉数と見なしてそのまま使用することで、演算の簡素化を図ることも可能である。
【0018】
出玉数判定手段10cは、羽根3cの最高18回の開閉を一組とする遊技が最高16回継続する遊技が終了した時点で継続遊技終了信号を発生し、この発生した継続遊技終了信号を出玉数判定手段10cが受け取ることで、出玉数判定手段10cは出玉数検出手段10bより受け取った検出出玉数を判定基準値10eと比較してその大当たり発生中の出玉数の多少を判定し、その判定結果を表す信号を確率補正手段10dに出力する。
【0019】
確率補正手段10dは出玉数判定手段10cから受け取った出玉数判定結果が出玉数多量の場合はセンタ役物3の内部の確率を低い値に設定し継続遊技終了信号にもとづき図外のメモリに記憶されたセンタ役物3の内部の確率を低い値に更新し、出玉数少量の場合はセンタ役物3の内部の確率を高い値に設定し継続遊技終了信号にもとづき図外のメモリに記憶されたセンタ役物3の内部の確率を高い値に更新することで、次回の大当たり発生の確率を例えばセンタ役物3の動作部11および表示部12に出力することにより、出玉数多少の判定結果によりセンタ役物3の内部の次回の大当たり発生への確率を補正する。
【0020】
判定基準値10eは例えば或る値Nを一つに設定するか、またはN±nとする上限値(N+n)と下限値(N−n)とからなる幅を設定して次回の大当たり発生の確率の安定化を図ることも可能である。
【0021】
この実施例によれば、図外の電源が投入されると、遊技制御装置10が起動し、回転体3iが回転および停止を一定の周期で繰り返し、継続回数表示部3dおよびカウント数表示部3eが数字の「0」を発光表示し、遊技開始可能な状態となり、この状態において、遊技者が図外の上皿セットに遊技球を入れ、図外の発射装置を一方向に回転操作して遊技球を弾き、その弾かれた遊技球がバンド2に沿い遊技領域に導かれ、その遊技球の上向きの推力がその遊技球の重力よりも小さくなることによって、遊技球は遊技領域を下方に向けて転がり、その転がる途中で遊技釘8やセンタ役物3などに当たりながら一般入賞口4やチューリップ式入賞口5に入って定数の遊技球を図外の上皿セットに出玉(当たり球)として供給する定数供給球となったり、第2種始動口6に入ってセンタ役物3の羽根3cを一回または数回開閉する始動球およびその後に発生する権利発生球となったり、一般入賞口4やチューリップ式入賞口5および第2種始動口6に入らなかった遊技球はアウト口7に入ってアウト球となる。
【0022】
上記第2種始動口6に遊技球が入った場合には、センタ役物3の羽根3cが一回または数回開閉し、その羽根3cが開いている最中に、遊技球が遊技領域から入賞領域3bに入ると、その遊技球は入賞領域3bから誘導通路3fを通り回転体収容室3hとの連接部分に到達し、この遊技球が誘導通路3fを通る過程において、カウントスイッチ3gが遊技球の検出信号を遊技制御装置10に出力するが、この時点では遊技球がセンタ役物3の特定領域3mに入賞していないことから大当たりが発生していない遊技状況であるので、遊技制御装置10はカウント数の計数動作を行わない。
【0023】
そして、遊技球が誘導通路3fの回転体収容室3hとの連接部分に到達した時点またはそれ以降において、回転と停止を一定周期で繰り返している回転体3iの切欠3kの一つが誘導通路3fと出会った場合には誘導通過3fの回転体収容室3hとの連接部分に到達した遊技球は上記誘導通過3fと出会った一つの切欠3kに入って回転体3iの回転に伴い回転体収容室3h内を運ばれて外れ領域3pに入り、回転体3iが例えば1秒などのような所定時間停止して溝3jが誘導通路3fに出会った場合には遊技球が溝3jを経由して特定領域3mに入賞して大当たりの遊技が始まるとともに、この遊技球が特定領域3mを通過する過程において、検知器3nが遊技球の検出信号を遊技制御装置10に出力し、遊技制御装置10が大当たりの検出を行う(図2のステップ101参照)。
【0024】
この大当たりの発生により、羽根3cが連続開閉し、その羽根3cが開いている最中に、遊技球が遊技領域から入賞領域3bに入り、その遊技球が入賞領域3bから誘導通路3fを通る過程において、カウントスイッチ3gが遊技球の検出信号を遊技制御装置10に出力し、遊技制御装置10は一組の18回の開閉動作中の入賞個数を検出するためのカウント数の計数動作を開始し、その計数値が10に達するとその時点で大当たりを終了させるとともに一回の大当たり中における入賞個数を検出するためにカウント数の計数動作を開始し、遊技制御装置10がその計数動作ごとに計数の数値を表す信号をカウント数表示部3eに出力するとともに一回の大当たり中における入賞個数を出玉数として読み取る(図2のステップ102参照)一方、カウント数表示部3eが入賞個数を発光表示する。
【0025】
引き続き、誘導通路3fの回転体収容室3hとの連接部分に到達した遊技球は回転体3iの溝3jまたは切欠3kのいずれか一つに入り、切欠3kに入った場合には遊技球が外れ領域3pに入り、溝3jに入った場合には遊技球が特定領域3mに入り、この遊技球が特定領域3mを通過する過程において、検知器3nが遊技球の検出信号を遊技制御装置10に出力し、遊技制御装置10が大当たり発生中であることから羽根3cの連続開閉を一旦停止して所定経過時間後に羽根3cを再び連続開閉するとともに有利な遊技状況の現在の継続回数をカウントアップし、遊技制御装置10がそのカウントアップした継続回数の数値を表す信号を継続回数表示部3dに出力し、継続回数表示部3dが一回の大当たり中における有利な遊技状況の現在の継続回数を発光表示する。
【0026】
そして、大当たりが終了すると、遊技制御装置10がそれまでにカウントアップした出玉数を検出出玉数として判定基準値10eと比較することにより一回の大当たりでの出玉数の多少判定を行う(図2のステップ103参照)。
【0027】
この出玉数の多少判定の結果、検出出玉数が判定基準値10e以上の場合は上記一回の大当たり中における出玉数が多量であってセンタ役物3の内部確率が高いことを意味するので、遊技制御装置10は図外のメモリに記憶されたセンタ役物3の図外のモータの停止時間をいままでよりも短い時間例えば0.5秒に更新し、その更新した短い停止時間によりセンタ役物3の動作部11としての図外のモータを制御するとともに、更新した短い停止時間に対応する確率を表す信号をメッセージ表示部3aに出力し(図2のステップ104参照)、メッセージ表示部3aがその遊技制御装置10からの確率を表す信号により次回の大当たり発生の確率を例えば「次回まで1/3です」などのように発光表示する。
【0028】
上記出玉数の多少判定の結果、検出出玉数が判定基準値10e未満の場合は上記一回の大当たり中における出玉数が少量であってセンタ役物3の内部確率が低いことを意味するので、遊技制御装置10は図外のメモリに記憶されたセンタ役物3の図外のモータの停止時間をいままでよりも長い時間例えば2秒に更新するとともに、その更新した長い停止時間によりセンタ役物3の動作部11としての図外のモータを制御するとともに、更新した長い停止時間に対応する確率を表す信号をメッセージ表示部3aに出力し(図2のステップ105参照)、次回の大当たり発生に備えるために、図2のステップ101に戻り、一回の大当たり発生の処理を終わる一方、メッセージ表示部3aがその遊技制御装置10からの確率を表す信号により次回の大当たり発生の確率を例えば「次回の確率は高いです」などのように発光表示するとともに、継続回数表示部3dおよびカウント数表示部3eを「0」にリセットする。
【0029】
要するに、この実施例によれば、現在の大当たり発生中の出玉数が判定基準値以上で多量の場合はセンタ役物3の図外のモータの停止時間を短い時間に補正することで、回転と停止を一定周期で繰り返している回転体3iの停止時間が短くなり、そして、現在の大当たりが終了し、その後に、遊技球が第2種始動口6に再度入賞し、センタ役物3の羽根3cが一回または数回開閉し、その羽根3cが開いている最中に、遊技球が遊技領域から入賞領域3bに入った場合、回転体3iが短い停止時間で停止していることから、次回の第2種始動口6への入賞に伴う大当たり発生への確率が低くなる。
【0030】
逆に、現在の大当たり発生中の出玉数が判定基準値未満で少量の場合はセンタ役物3の図外のモータの停止時間を長い時間に補正することで、回転と停止を一定周期で繰り返している回転体3iの停止時間が長くなり、そして、現在の大当たりが終了し、その後に、遊技球が第2種始動口6に再度入賞し、センタ役物3の羽根3cが一回または数回開閉し、その羽根3cが開いている最中に、遊技球が遊技領域から入賞領域3bに入った場合、回転体3iが長い停止時間で停止していることから、次回の第2種始動口6への入賞に伴う大当たり発生への確率が高くなる。
【0031】
結果として、この実施例によれば、現在の大当たりにおける出玉数の多少を判定し、その判定結果に伴い次回の大当たり発生への確率を適切に補正することにより、遊技者個々人における技術格差の軽減およびパチンコ店における割数の安定化を図ることができる。
【0032】
上記実施例は判定基準値10eを遊技制御装置10に固定した例を図示して説明したが、この発明においては図3に示すように、遊技制御装置10に操作手段13を付加し、この操作手段13を店側で操作することにより、判定基準値10eを例えばパチンコ店のモーニングサービスとして開店から所定時間、大当たりになりやすいように調整し、遊技性を向上することもできる。
【0033】
上記実施例では次回の大当たり発生への確率を高くする場合には回転体3iの停止時間を2秒に設定し、次回の大当たり発生への確率を低くする場合には回転体3iの停止時間を0.5秒に設定するという、或る値に固定した場合を例として図示して説明したが、図示は省略するが、遊技制御装置10に一回の大当たりでの出玉数の多少による補正幅を予め設定しておくことにより、一回目の大当たりでの出玉数が多量であることから次回の大当たりの発生の確率を低く補正したにも拘わらず、二回目の大当たりでの出玉数の多量であるというように、一回の大当たり出玉数の多量が続くような場合にも、上記補正幅にもとづき、回転体3iの停止時間を徐々に補正することもできる。
【0034】
上記実施例は役物内部に設けた可動体や回転体などの振り分けで大当たりを発生する振り分け式の役物を例として図示して説明したが、上記実施例においてカウントスイッチ3gへの入賞により図柄が可変表示すると読み替えるとともに、検知器3nによる検出信号を特定図柄の停止組み合わせ決定信号に読み替えることで、この発明は停止図柄の組み合わせで大当たりを発生するデジタル式に、また上記実施例における検地器3nの入賞により図柄が可変表示すると読み替えるとともに、検知器3nによる検知信号を特定図柄の停止組み合わせ決定信号に読み替えることでデジタル式および振り分け式を併有する複合式などの役物にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば次のような効果がある。
請求項1によれば、遊技板に設けた役物内部での特定領域への遊技球の入賞による大当たり発生を検出し、その検出された大当たり発生中の出玉数を検出し、その検出出玉数を判定基準値と比較してその大当たり発生中の出玉数の多少を判定し、出玉数多少の判定結果により役物内部における遊技球を特定領域に誘導する確率と外れ領域に誘導する確率とを変える構成としたから、遊技者個々人における技術格差の軽減およびパチンコ店における割数の安定化を図ることができ、遊技性を向上できる。請求項2によれば、判定基準値を人為的に設定する操作手段を付加したから、店側で判定基準値を大当たりになりやすいように調整し、顧客へのサービス向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機を示す構成図。
【図2】 同実施例の大当たりの動作を示すフローチャート。
【図3】 異なる実施例のパチンコ機を示す構成図。
【符号の説明】
1 遊技板
3 センタ役物
3c 羽根
3m 特定領域
6 第2種始動口
10 遊技制御装置
10a 大当たり検出手段
10b 出玉数検出手段
10c 出玉数判定手段
10d 確率補正手段
10e 判定基準値
13 操作手段

Claims (2)

  1. 遊技板に設けられた役物内部に設けられた特定領域と、当該役物内部に設けられた外れ領域と、役物内部に取り込まれて特定領域を通過した遊技球を検出することにより大当たり発生を検出する大当たり検出手段と、この検出された大当たり発生中の出玉数を検出する出玉数検出手段と、この検出出玉数を大当たりでの出球数が多いか少ないかを判定するために遊技制御装置に設定された判定基準値と比較して上記検出された大当たり発生中の出玉数の多少を判定する出玉数判定手段と、この出玉数多少の判定結果により役物内部に取り込まれた遊技球を特定領域に誘導する確率と外れ領域に誘導する確率とを変える確率補正手段とを備えたことを特徴とするパチンコ機の確率制御装置。
  2. 判定基準値を人為的に設定する操作手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の確率制御装置。
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