JP3657078B2 - 加工全卵 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種卵加工食品の製造に適した加工全卵に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、割卵して卵殻から分離された全卵は、保存性を高めること等を目的に殺菌処理が施されている。しかしながら、殺菌処理を施された全卵は卵が本来有している「つながり」が失われてしまう。これは、卵の「つながり」が卵白中の蛋白質のからまりに由来するもので、殺菌工程中のろ過、攪拌によりそのからまりが切られたり、加熱による蛋白質の熱変性によりからまりの強度が弱まってしまうからである。そのため、殺菌処理を施された全卵を用いて各種卵加工食品を製造すると、製造時の作業性、卵加工食品の外観、食感などの点が、生全卵を用いた場合と比べ劣っていた。
【0003】
そこで、従来より、特開平8−9925号公報、特開平8−116925号公報、特公平5−86175号公報に記載されているように、全卵にガム質等の増粘剤を添加して粘度を高めることにより、失われた「つながり」を補うこと、特開昭62−201556号に記載されているように、加熱殺菌とホモゲナイズを組み合わせて、ある程度の粘度にすることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように増粘剤を添加しても、単に粘度が高まっているだけで、卵が本来有していた「つながり」は失われており、各種卵加工食品を製造すると、やはり作業性、外観、食感が生全卵を用いた場合には及ばないという問題があった。また、加熱殺菌とホモゲナイズを組合せた場合でも、全卵が加熱変性及び均質化されているため、卵が本来有する「つながり」は失われてしまうため前述と同様の問題があった。
【0005】
したがって、本発明は卵が本来有する「つながり」を保持している殺菌処理された加工全卵を提供することを目的になされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するために種々検討した結果本発明に到達した。すなわち、本発明の加工全卵液は目の大きさが1〜10mmのストレーナーでろ過されて殺菌処理されてなる加工全卵であって、目の大きさ74μm、内径200mmのストレーナーに品温20℃の加工全卵を1kg流し入れて、10分間放置した後、ストレーナー内に残っている加工全卵の量が、流し入れた加工全卵の量の70重量%以上であり、かつ、蛋白質の未変性部分が塩可溶性蛋白量比で生全卵の93%以上である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
尚、本発明において、「%」はすべて「重量%」を意味する。
まず、本発明において加工全卵とは、卵が本来有する「つながり」を保持し、かつ殺菌処理されているものである。ここでいう「つながり」とは、先にも述べたように、卵白中の蛋白質がからまりあったものであり、これによる卵独特の粘性や、また、ここに抱き込まれている細かな気泡が、卵加工食品を製造する場合の作業性、卵加工食品の外観、食感に影響を及ぼしている。
【0008】
本発明において全卵とは、鶏卵、うずらの卵、あひるの卵などの鳥類一般の卵を割卵して、卵殻を除いて得た卵内溶液をいうが、卵白液と卵黄液との混合の比率が前記卵内溶液の比率に近い限り、若干異なっていてもさしつかえない。態様としては、例えば、割卵したままのもの、卵白液と卵黄液を混合したものなどをあげることができる。
【0009】
本発明の加工全卵は、ストレーナー残量が70%以上である。ここで用いるストレーナーは、東京スクリーン(株)製、「BUNSEKIHURUI」(JIS 規格・OPENING 74MIC.MESH No.20 )であり、目の大きさ74μm 、内径200mmのストレーナーである。
【0010】
ストレーナー残量が70%以上であるとは、このストレーナーに品温20℃の加工全卵を1Kg流し入れて、10分間放置した後、ストレーナー内に残っている加工全卵の量が、流し入れた加工全卵の量の70%以上であることをいう。これは、後の試験例にも示すように、70%未満であると卵が本来有している「つながり」が失われすぎていて、卵加工食品を製造したときの作業性や外観、食感に影響を及ぼすからである。
【0011】
本発明において殺菌処理されているとは、後述するような製造方法により、大腸菌群などを陰性としたものである。また、本発明において全卵の蛋白質の未変性部分は塩可溶性蛋白量比で生全卵の93%以上とする。これは、後の試験例にも示すように、93%未満であると充填などの製造工程中や卵加工食品を製造する時に、卵の「つながり」が切れやすいためか、本発明の目的を損なうからである。ただし、殺菌処理を施すため、蛋白質の未変性部分は100%未満になることは言うまでもない。
【0012】
次いで、本発明の加工全卵の製造方法について説明するが、本発明の目的を損なわないために、卵の「つながり」を壊すような工程はできるだけ避けることが肝要である。
【0013】
まず、殻付卵を割卵し加熱殺菌する。加熱による卵白部分の「煮え」を防ぐために、卵の「つながり」を壊さない程度に軽く攪拌したり、また、卵殻やカラザなどを除去するために、目の粗いストレナーでろ過するとよい。その場合の目の大きさは、1〜10mm程度、好ましくは2mm程度がよい。
【0014】
加熱温度は、常法どおり、50〜60℃とする。加熱温度が50℃未満であると、充分殺菌するためには殺菌時間を延ばす必要があり、例えば保温庫などの設備を持ち合わせないと作業効率が悪くなるからである。また、加熱温度が60℃を越えると、全卵の蛋白質の変性が進み、卵が本来有する「つながり」が損なわれやすいからである。より好ましくは、53〜60℃とする。
【0015】
一方、加熱時間は、3.5分間〜2時間とする。これは、3.5分間未満であると殺菌が不十分になりやすく、また、2時間を越えても殺菌効果はそれ以上向上せず、作業効率上適さないからである。
【0016】
以上の製造工程は、常法に基づいて行えばよい。例えば、全卵の殺菌はバッチ式の殺菌装置や連続式の殺菌装置を用いるとよい。また、全工程終了後の全卵液は、そのまま、あるいは10℃以下に冷却した後、二次的な微生物汚染のない条件下や可及的に無菌に近い状態で容器に充填することが好ましい。本発明において、容器の材質や形態は特に問わない。
【0017】
尚、本発明の加工全卵は冷凍してもさしつかえない。冷凍により若干冷凍変性が生じるためか、後の試験例にも示すように、とき卵のように、より、卵の「つながり」を要求される卵加工食品を製造する場合に適している。
【0018】
本発明の加工全卵は、厚焼き卵、オムレツ、スクランブルエッグ、とき卵、天ぷらや空揚げなどのバッター液、茶わんむし、プリン、スポンジケーキなど、通常卵を用いる食品に使用することができる。
【0019】
以下、本発明の実施例および試験例を説明する。
【実施例】
実施例1
殻付卵を割卵し、タンクに充填し目の大きさ2mmのストレーナで濾過し、卵殻やカラザなどを除去した。次いで、バッチ式殺菌タンク(岩井機械工業(株)製)により、58℃で10分間加熱し、加工全卵を製造した。
これを、微生物による二次汚染のない環境下でナイロンポリ袋に10kgずつ充填し、冷蔵保存した。
【0020】
このようにして得られた加工全卵は、ストレーナー残量が95.5%、蛋白質の未変性部分が95%、大腸菌群陰性であり、各種卵加工食品の製造に適していた。
【0021】
実施例2
殻付卵を割卵し、タンクに充填し目の大きさ2mmのストレーナで濾過し、卵殻やカラザなどを除去した。次いで、プレート式熱交換器((株)日阪製作所製、FX−02型)により、58℃で10分間加熱殺菌し、加工全卵を製造した。
これを、微生物による二次汚染のない環境下でナイロンポリ袋に10kgずつ充填し、冷蔵保存した。
【0022】
このようにして得られた加工全卵は、ストレーナー残量が95.5%、蛋白質の未変性部分が95%、大腸菌群陰性であり、各種卵加工食品の製造に適していた。
【0023】
実施例3
殻付卵を割卵し、タンクに充填し目の大きさ2mmのストレーナで濾過し、卵殻やカラザなどを除去した。次いで、連続式ジュール加熱装置((株)フロンティアエンジニアリング製、FH31110型)により、58℃で10分間加熱し、加工全卵を製造した。
これを、微生物による二次汚染のない環境下でナイロンポリ袋に10kgずつ充填し、冷蔵保存した。
【0024】
このようにして得られた加工全卵は、ストレーナー残量が95.5%、蛋白質の未変性部分が95%、大腸菌群陰性であり、各種卵加工食品の製造に適していた。
【0025】
【試験例】
試験例1(ストレーナー残量)
試験方法
次に示すような8サンプルを用意した。
本発明品1〜3、比較品1、2:
実施例1の加工全卵をさらに攪拌し、表1に示すようなストレーナー残量に調整したもの。(蛋白質の未変性率95.5%)
【0026】
比較品3:64℃で1分間加熱した他は、実施例1と同様にして製造したもの(蛋白質の未変性率86%)。
【0027】
比較品4:殻付卵を割卵し、目の大きさ0.5mmのストレーナーで濾過した後60℃で10分間加熱して製造したもの(蛋白質の未変性率90%;通常の殺菌全卵)。
【0028】
比較品5:比較品4にキサンタンガム0.1%を混合したもの(蛋白質の未変性率90%)。
【0029】
生全卵 :殻付卵を割卵したもの。
それぞれ、厚焼き卵を製造し、作業性、外観、食感を調べた。
【0030】
<製造方法>
全卵165g、砂糖12g、塩1.5g、醤油2g、だし汁65gを混合し、常法どおり鉄板で焼成し厚焼き卵とした。
【0031】
試験結果
表1に示すとおりである。
すなわち、表より、ストレーナー残量が70重量%以上であると、鉄板からのはなれが良いため整形しやすく、ボリュームがあり、断面に細かな気泡を有し、独特のジューシーさを備えた、生全卵を用いた場合と同様の厚焼き卵となることが理解できる。一方、比較品3のようにストレーナー残量が70%以上であっても、蛋白質の未変性率が93%未満であると、鉄板にくっつき、ボリュームが小さく、ジューシーさに欠ける厚焼き卵となることが理解できる。
【0032】
【表1】
【0033】
試験例2(蛋白質の未変性率)
試験方法
次のような7サンプルを用意した。
本発明品1〜4、比較品:
加熱殺菌の温度は時間を調整し、表2に示すような蛋白質の未変性率に調整したもの。
生全卵 :殻付卵を割卵したもの。
それぞれ、試験例1と同様にして厚焼き卵を製造し、作業性、外観、食感を調べた。
【0034】
試験結果
表2に示すとおりである。
すなわち表より、蛋白質の未変性率が93%以上であると、卵加工食品の原料として適していることが理解できる。
【0035】
【表2】
【0036】
試験例3(卵製品への応用例)
試験方法
本発明品(実施例1)、比較品(試験例1の比較品4)及び生全卵を用いて、次のような卵製品を製造した。
【0037】
<厚焼き卵>
試験例1と同様。
【0038】
<とき卵>
スチーム加熱式二重釜に水20kgを入れ、約95℃まで加熱後、全卵2kgを流し入れた。
【0039】
<プレーンオムレツ>
全卵200g、塩、こしょう各少々を混合し、焼成した。
【0040】
<スクランブルエッグ>
全卵100g、生クリーム15g、塩・こしょう各少々を混合し、バター20gを熱したフライパンに流し入れ、攪拌しながら焼成した。
【0041】
<天ぷらのバッター液>
全卵57g、水323g、天ぷら用粉200gを軽く攪拌し、具材につけ、170〜175℃の油で揚げた。
【0042】
<茶わんむし>
全卵200g、だし汁600g、みりん10g、醤油4g、食塩6gを混合し、カップに90gずつ充填後、スチームにより85℃で35分間加熱した。
【0043】
<カスタードプリン>
全卵250g、牛乳600g、砂糖150gを混合し、プリンカップに70gずつ充填後、スチームにより85℃で35分間加熱した。
【0044】
試験結果
表3に示すとおりである。
すなわち表より、本発明品は各種卵加工食品を製造すると殻付卵を用いて製造した場合と同等の製品となり、また、本発明品を冷凍すると、より一層とき卵の原料として適していることが理解できる。
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の加工全卵は殺菌処理されているにもかかわらず、卵が本来有する「つながり」を保持しており、各種卵加工食品の原料として適している。
Claims (1)
- 目の大きさが1〜10mmのストレーナーでろ過されて殺菌処理されてなる加工全卵であって、目の大きさ74μm、内径200mmのストレーナーに品温20℃の加工全卵を1kg流し入れて、10分間放置した後、ストレーナー内に残っている加工全卵の量が、流し入れた加工全卵の量の70重量%以上であり、かつ、蛋白質の未変性部分が塩可溶性蛋白量比で生全卵の93%以上である加工全卵。
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