JP3654713B2 - 軒先ユニット構造体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は建物の建屋から外に向けて突き出す軒の構造に関するもので、更に詳しくは軒先に軒樋を備えてなる軒先ユニットの構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレハブ工法の進歩によって建物の構成部分をユニット化する一方、これを工場生産して建築現場に持ち込み、各構造体相互の組合せによって建築することが広く行われている。この構成部分のユニット化はプレハブ工法に限らず従来工法においても広く行われており、ますます発展する傾向にある。
本発明はこの建物の構成部分にあって軒先の構造に関するものでも、更に具体的には軒先部分に軒樋を並行に並設してなるユニット化された軒の構造体に関するものである。
【0003】
軒を一つの構造体としてユニット化し、これを建屋本体に組付けることは従来から提案されている。例えば特開平7ー238625号公報に掲載される軒部屋根ユニットもその一例である。
この軒部屋根ユニットは建屋とは別体に組立てて現場に持ち込み、建屋の組立に併せて軒の所定位置に組付け、屋根パネルを被せて完成させるものになっているが、このユニットは軒そのものだけで、これには軒樋の設備がない。従って、この様な場合は従来工法におけると同様に軒の完成後に軒樋の取付工事が必要となる。
【0004】
しかし、軒先に軒樋が設備されることは普通のことであり、軒本体部分がユニット化されるとき軒樋がこれから外されると大変厄介な取付工事が残されることになる。ことに、軒樋の取付工事は高所での作業となり危険を伴うことにもなるが、ときには隣接の建物との接近等によって足場の設置が困難なこともあり、軒の上からの作業を余儀なくされることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】
本発明は、この様な実情に鑑み開発されたもので、軒本体部分の軒先部分に軒樋部材を予め組付けることによって後からの軒樋の取付け工事を省略し、作業を容易にし、且つ安全に行えるようにした軒先ユニット構造体を提供せんとするものである。
【0006】
また本発明は複数の軒本体部を組合せ連設することによって所要の長さを有する軒の形成を可能にすると共に、各軒本体部の軒先部分に備えられる軒樋部材相互の接続作業を躯体側から手の届く範囲で行えるようにして安全な状態で、容易且つ正確に連結し接続できるようにした軒先ユニット構造体を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の目的を達成するため、躯体、即ち建屋本体に直接取付けられる軒本体部の軒先部に軒樋及びこの軒樋を取付ける鼻隠しからなる軒樋部材を備え、上記軒本体部の建屋に対する取付けに伴わせて軒樋の取付けを完成させる一方、前記軒本体部に対して軒樋部材を支持腕を介して回動自由に枢着支持し、軒本体部を建屋に取付けたのち、或いは取り付ける前に上記支持腕を支えにして軒樋部材を建屋方向に引き寄せ、建屋側からこの軒樋部材の軒樋に対して容易に手を差し出して隣接して取り付ける軒樋相互の接続ができるようにした軒先ユニットの構造体を提供することにある。
【0008】
更に本発明を詳述するならば、その特徴とするところは、建屋に対して基端側を固定し、水平状に支持される矩形の板状をなす軒本体部と、この軒本体部の軒先部に沿って並行状に付設される軒樋部材とからなり、前記軒本体部には軒先方向の長さの途中に軸承部を設けて前記軒樋部材の後方に向けて延設される支持腕の後端部を回動自由に軸着して軒本体部に軒樋部材を連結組付ける一方、前記建屋と前記支持腕との間に牽引装置を介挿し、該牽引装置の引き付けによって前記軸承部を支点に回動させ支持腕を立ち上げて前記軒樋部材を建屋側に引き寄せ、またこの軒樋部材を軒先部に戻せるようにした軒先ユニット構造体を提供することにある。
【0009】
また本発明は、前記軒本体部について間隔をおいて並行状に並べる複数本の腕木と腕木の下縁に沿って渡す軒天井板によって矩形の板状に形成することを特徴とした軒先ユニット構造体を提供することにある。
【0010】
また本発明は、前記軒樋部材について鼻隠しと鼻隠し前面に固定される樋吊金具を介して取付けられる軒樋から構成し、前記鼻隠しの背面部に支持腕の先端を固着してこれを後方に向け延設するようにしたことを特徴とする軒先ユニット構造体を提供することにある。
【0011】
また本発明は、前記腕木には長さの途中にブラケットを固着し、軒樋部材を支持する支持腕の後端を軸着する軸承部を形成するようにしたことを特徴とする軒先ユニット構造体を提供することにある。
【0012】
また更に本発明は、前記支持腕には後端部に軒本体部の軸承部に軸着する軸受孔を設ける一方、該軸受孔に近い回動自由端側に牽引装置を連結する透孔を設けてなることを特徴とした軒先ユニット構造体を提供することにある。
【0013】
そして、本発明は、前記建屋と支持腕の間に介挿される牽引装置を着脱可能にすること、更には上記牽引装置についてこれをターンバックルにすることを特徴とした軒先ユニット構造体を提供することにある。
次に本発明を実施例につき詳述し、その特徴とするところを明らかにする。
【0014】
【実施の形態】
図面は本発明に係る軒先ユニット構造体の一例を示したものである。図1は建屋本体に軒先ユニット構造体を取付けた状態の一部断面とした側面図であり、図2は軒本体部の軒先部とこれに取付けられる軒樋部材を拡大して示した縦断側面図、図3は軒樋部材を牽引装置によって建屋側に引き寄せ軒本体部上に立ち上げた状態を示す側面図であり、図4は建屋に対する軒本体部の取付けを説明する側面図である。
【0015】
図面において、1は躯体たる建屋本体を示し、2はこの建屋1の外側面から外に向けて水平状に張り出す本発明に係る軒先ユニット構造体を、3はこの構造体を構成する軒本体部を、そして4は軒本体部3の軒先部に取付けられる軒樋部材を示す。
【0016】
軒本体部3は構造体2の中心部材となるものであり、全体形状は軒の張出し長さに合せた所要の突き出し方向の長さ、ここでは約800mmの長さと、幅方向の長さ、ここでは3600mmの長さを有する矩形で肉厚の板形をなすように形成してある。
この軒本体部3は幅方向に複数本の腕木5を等間隔をおいて並行に並べその下縁に軒天井板6となる軒先パネルを添わせて固着し構成してあり、軒先に当たる先端の縁に沿って化粧カバー7を取付け、腕木5と軒天井板6の端部を被い隠すようにしてある。
【0017】
この軒本体部3は建屋1の柱8の上端に渡す軒げた9の外側面に腕木5の端部を当接し取付金具10を介して固定し、その一方上記軒げた9の上に起ち上げる柱材11に取付ける金具12と腕木5の長さの途中に設ける金具13との間に吊り腕木14を渡して水平をなすように支持してある。
【0018】
上記吊り腕木14は軒本体部3の水平を調節するため一端にボルト15を螺装し、このボルト15を介して前記金具12に連結し、ボルトの捻回操作によって前記金具12,13間の距離を調整し、水平が出せるようにしてある。
尚、上記の金具12,13は調整に伴う吊り腕木14の角度の変化を吸収するため柱材11、腕木5に対してそれぞれ回動が可能となるようボルト16,17により取付けてある。
【0019】
軒樋部材4は軒樋18と、この軒樋18を取付ける鼻隠し19から構成し、鼻隠しにはこの軒樋部材を前記軒本体部3に取付けるための支持腕20を後方に向け延び出すようにしてある。
上記鼻隠し19は、帯板状をなす背面部にステー21を添わせて補強する一方、前面部に所要の間隔をおいて軒樋18の吊り金具23の取付片22をビス止め若しくは溶接によって固定してある。そして、鼻隠し上端縁は前方に鉤形に屈曲させて当板部24を形成し、その上面に後述する屋根を受けるための当接部材25を取付るようにしてある。
【0020】
前記支持腕20は軒樋部材4を軒本体部3に組付けるための連結手段であり、鼻隠し19のステー21の背面から後方に向けて略水平状に延設し、その後端部を軒本体部の腕木5の略中央部に設ける軸承部たるブラケット26に支軸27を介して軸着し取付けるようにしてある。
【0021】
この実施例における軒本体部3の単体は図5に示したように両側部に配置されるものを除いて4本の腕木5と軒天井板6によって構成し、この腕木のうち1本おきの2本の腕木について吊り腕木14の取付金具13を、そして他の1本おきの2本の腕木にブラケット26をそれぞれ取付けるようにしてあり、これに伴わせて建屋1に取付ける吊り腕木14を配置し、また各ブラケット26にそれぞれ対応させて支持腕20を取付けるようにしてある。
【0022】
それぞれの支持腕20は金属板により成形してあり、後端部には軸受孔28を穿ち、ブラケット26に通す支軸27を挿し通して腕木5に連結すると共に、この支軸27を支点に回動自由に枢着してある。
【0023】
図面の29は上記支持腕20と建屋本体に設ける取付金具10との間に渡す牽引装置たるターンバックルである。このターンバックルは一方のボルト軸29aの端部に設ける鉤部を取付金具10に開設する透孔30に係脱自由に係合させ、他方のボルト軸29bの端部に設ける鉤部を支持腕20に開設する透孔31に同じく係脱自由に係合させて両者間に渡し、中間の捻回操作部29cを捻回することによって長さを変え、透孔30,31間の距離を変えられるようにしてある。
【0024】
上記構成に係るユニット構造体2は工場において組立形成し、建築現場に完成した状態で持ち込むことになる。建築現場においては建屋1の本体を組立てたところで前述した如く取付金具10と吊り腕木14によって軒本体部3を取付け、その軒先部から軒樋部材4が突き出るようにする。
【0025】
この実施例におけるユニット構造体2の各単体はそれぞれ2つの吊り腕木14を備え、これらによって水平を調節し、また隣接のユニット構造体との高さ等をボルト15の調節によって調整し、一つに揃えることになる。
この吊り腕木14による取付け状態の調整を行ったのち、ターンバックル29の操作部29cを捻回して縮小させ軒樋部材4を軒本体部3の上方に引き起こすことになる。尚、軒樋部材4を予め起こして置くことについては後述する。
【0026】
図3はターンバックル29の縮小によって支持腕20を取付金具10側に引き付け、これによって支持腕20を支軸27を支点に回動させて略垂直状に立ち上げ軒樋部材4を建屋本体1側に引き寄せた状態を示したもので、個々のユニット構造体2は左右の2本の支持腕20をそれぞれのターンバックル29を同時に捻回操作し縮小させることで立ち上げ、水平姿勢を保持しながら軒樋部材4を建屋側に引き寄せることになる。
【0027】
それぞれのユニット構造体2における軒樋部材4の引き寄せ作業はそれぞれ左右のターンバックルの縮小によって同時に行い建屋側に引き付け、且つこのターンバックルの調整によって隣接する軒樋部材を一線状に揃えてその端部相互を衝き合せ状に揃えることになる。
【0028】
図5,図7は上記の状態を示したものである。各構造体2に備える対のターンバックル29の操作によって軒樋部材4の立ち上げと、隣接する軒樋18相互の衝き合せ調整を行ったのち、次に鼻隠し19の背面に添わせるステー21の端部間に連結板32を渡し、それぞれにボルト33を通してナット34を緊締することによって鼻隠し相互を連結する。
【0029】
この連結ののち、図10に示した如く端部を衝き合せる軒樋18,18の内外からこの軒樋の内外の形状に各適合させた合成樹脂製の内外のソケット35,36を素材の弾性を利用して嵌め付け、軒樋を内外から挟み付けるようにして各ソケットと軒樋との間に介挿する接着剤で一体に接合し水密に軒樋相互を連結する。
【0030】
軒先ユニット構造体2は単体として予め一定の幅に形成されることから設計上の軒の幅に合せて複数個が建屋に取付けられることになる。そして、隣接するユニット構造体4,4の連結を行ったところで、最側端部の軒樋18の端に止り37を装着し、次にそれぞれの軒本体部3に備えるターンバックル29を徐々に伸長させ、支持腕20を揃えながら水平を維持しながら戻し、各軒樋部材4を軒本体部3の軒先部に戻す。
【0031】
軒樋部材を建屋側に引き寄せるため使用したターンバックル29は支持腕20と取付金具10との間に残してもよいが、使用後は不要となるためここでは各透孔30,31から外し、再使用に供している。
【0032】
ところで、構造の理解を容易にするため、上述の説明ではターンバックル29の縮小作業を通して水平に支持される軒本体部3の軒先部から支持腕20を起し軒樋部材4を建屋側に引き寄せ、次に隣接の軒樋相互の連結を行う手順に従って説明したが、軒先ユニット構造体を建屋外壁部に取付けるとき予め軒本体部3の上に支持腕20を立ち上げておき、この状態で軒本体部3を建屋に取付け、次に引き寄せられた状態にある軒樋部材相互の連結を行い、その後ターンバックル29を使って軒樋部材4を軒先部に戻してもよい。
【0033】
また牽引装置として使用しているターンバックル29はやゝ重量のある軒樋部材4を小さな力で引き起し、また戻せる点で現場における作業を容易にするものであり、更には微調整が容易であることから軒樋相互の位置合せが楽に且つ正確に行え都合よく使用することができる。
【0034】
上記本発明のユニット構造体は軒樋相互の連結を行い、軒樋部材4を軒先部に戻したところで、屋根38を載せることになる。
屋根は建屋1に渡す母屋39に垂木40を乗せて支持させ、軒先部に臨む先端部を鼻隠し19の当接部材25に乗せて水切り41を軒樋18に臨ませ組付けを完成させることになる。
【0035】
図中、42は連結した軒樋18の勾配を調整するためのボルトである。このボルト42はステー21に形成するネジ孔に垂直に螺装し、下端を腕木5の上面に当接させてこのボルトの捻回操作によりステー21の高さを調節し、吊り金具23に支持される軒樋18の長さの途中を個別に調節してその勾配を調整することになる。この調整作業は屋根38を乗せる以前に行うことは言うまでもない。
【0036】
本発明は上述の様に構成されるもので、建屋本体1に対する軒本体部3の取付け作業は建屋側に工事作業員が乗って取付金具10,吊り腕木14を使って確り固定し、その後軒本体部3の上方に支持腕20を立つ上げ、軒樋部材4を建屋側に引き寄せて建屋に乗った作業員が手を延ばした範囲でそれぞれの軒樋18,18同志の接続を行い、全体の接続を完了した時点で牽引装置、つまりターンバックル29を操作して軒先部に戻し軒本体部3の先に軒樋部材をセットすることになる。
【0037】
以上説明の様に本発明ユニット構造体は構成され使用されるが、単位構造体は運搬移動がしやすく、また取付け作業が容易に行える大きさに形成されることは言うまでもないことであるが、実際には建物の設計に合せて複数個を連設し、前記手順によってそれぞれ連結し、軒を構成することになる。従って、単位構造体2の大きさは一つに特定されるものではない。尚、前記の構成から軒の突き出し長さが大きいものにおいて、特に有利に実施できることは言うまでもないことである。
【0038】
【発明の効果】
以上、本発明を図面に示す実施例に基づき詳述したが、説明から明らかな様に軒先ユニット構造体を建屋に取付けた後、軒樋部材を軒本体の上に起して建屋側に引き寄せられる構成としたことから作業員が建屋側から手を差し出すことによって各ユニット構造体における軒樋の端部同志の連結作業を安全な状態で行うことができると共に、この様に建屋側から手を差し出して作業できるため軒の取付けに足場を組むこともなく、従って隣家との狭い境界地においても容易に軒を組立ることができる。
【0039】
また本発明は、軒先の軒樋を容易に且つ迅速に接続できることから軒先ユニット構造体の幅員を小さくした場合でも複数箇所での接続を簡単に行うことができることになる。このため軒先ユニット構造体を取扱い大きさに形成することが可能であり建物の建築工期を短縮することにもなり、また安全に施工できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】建屋本体に軒先ユニット構造体を取付けた状態の一部断面とした側面図。
【図2】軒本体部の軒先部と、これに取付けられる軒樋部材を拡大して示した縦断側面図。
【図3】軒樋部材を牽引装置により建屋側に引き寄せ軒本体部上に立ち上げた状態の側面図。
【図4】建屋に対して軒本体部を取付けた状態を説明する側面図。
【図5】軒本体部に対して軒樋部材を起ち上げた軒先ユニット構造体の複数個を横に連ねた状態を示す斜視図。
【図6】図5に示す軒先ユニット構造体の端に位置する単位構造体の一部を拡大した斜視図。
【図7】図5に示す軒先ユニット構造体同志の衝き合せ端部を拡大した斜視図。
【図8】軒樋部材の鼻隠し相互の接続を説明する斜視図。
【図9】ステーの接続を示す拡大背面図。
【図10】軒樋同志の連結接合を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建屋本体
2 軒先ユニット構造体
3 軒本体部
4 軒樋部材
5 腕木
6 軒天井板
8 建屋を構成する柱
9 建屋を構成する軒げた
10 取付金具
12,13 金具
14 吊り腕木
18 軒樋
19 鼻隠し
20 支持腕
21 ステー
23 軒樋の吊り金具
26 軸承部たるブラケット
27 支軸
29 牽引装置たるターンバックル
32 連結板
35 内ソケット
36 外ソケット
38 屋根

Claims (7)

  1. 建屋に対して基端側を固定し、水平状に支持される軒本体部と、この軒本体部の軒先部に沿って並行状に付設される軒樋部材とからなり、前記軒本体部には軒先方向の長さの途中に軸承部を設けて前記軒樋部材から後方に向けて延設する支持腕の後端部を回動自由に軸着して軒本体部に軒樋部材を連結組付ける一方、前記建屋と前記支持腕との間に牽引装置を介挿し、該牽引装置の引き付けによって前記軸承部を支点に回動させ支持腕を立ち上げて前記軒樋部材を建屋側に引き寄せ、また牽引を解くことによって軒先部に戻せるようにしてなる軒先ユニット構造体。
  2. 請求項1の記載において、軒本体部は間隔をおいて並行状に並べる複数本の腕木と腕木の下縁に沿って渡す軒天井板とによって矩形の板状に形成されることを特徴とした軒先ユニット構造体。
  3. 請求項1の記載において、軒樋部材は鼻隠しと鼻隠し前面に固定される樋吊金具を介して取付けられる軒樋からなり、前記鼻隠しの背面部に支持腕の先端を固着して後方に向け延設することを特徴とした軒先ユニット構造体。
  4. 請求項2の記載において、腕木には長さの途中にブラケットを固着し、軒樋部材を支持する支持腕の後端を軸着する軸承部を形成することを特徴とした軒先ユニット構造体。
  5. 請求項1の記載において、支持腕には後端部に軒本体部の軸承部に軸着する軸受孔を設ける一方、該軸受孔に近い回動自由端側に牽引装置を連結する透孔を設けてなることを特徴とした軒先ユニット構造体。
  6. 請求項1の記載において、建屋と支持腕の間に介挿され軒樋部材を牽引する牽引装置は着脱自由に取付られることを特徴とした軒先ユニット構造体。
  7. 請求項1、5、6の記載において、牽引装置はターンバックルであることを特徴とした軒先ユニット構造体。
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