JP3650901B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
自動車の変速機を操作するものにおいて、AT(オートマチック)車、CVT(連続変速制御)車等では操作レバーとロック機構と複数の走行ポジションを備えたシフトレバー装置が設けられている。操作レバーはロック機構を解除して作動させると複数の走行ポジションにおいて安定に停止するようになっている。本発明はこのようなシフトレバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のAT車またはCVT車にはシフトレバー装置の操作レバーにロック機構が設けられている。ロックを解除して操作レバーを動かすと、ロック用のデテントピンや走行ポジション用のボールが共に移動し、操作レバーは当初の走行ポジションから次の走行ポジションに移行する。このときにデテントピンおよびボールは係合部または収容部に当たって停止し、操作レバーはこの位置に留まることになる。
【0003】
そこで、AT車のシフトレバー装置の一例を図5〜図7に基いて説明する。
図6に示すように、シフトレバー装置1は回動自在な操作レバー2が設けられ、操作レバー2は先端に把手3が備えられ、解除ボタン4が組み込まれている。また、操作レバー2の基部はハウジング5の側壁に設けたシャフト軸6に連結され、操作レバー2の内部には、解除ボタン4の操作により降下させることのできるロッド7が収容されている。また、図7に示すように、ロッド7に取り付けられたデテントピン8は操作レバー2に形成された長孔2aから突出し、上下動可能にされており、また、操作レバー2には、該レバー軸に直交してボックス12に収容され、かつ、移動可能な球状のロケーティング用ボール9を備えている。
【0004】
また、ハウジング5は側壁を折り曲げて上面を形成させており、上面にデテントプレート10が立設されている。そして、操作レバー2はデテントプレート10に沿って回動できるように設置され、デテントプレート10にシフトロック用ソレノイド11が操作レバー2に向けて取り付けられている。
図7に示すように、デテントプレート10は走行ポジション用の複数個のロケーティング孔10aが円弧状に配列され、その下方に凹凸状のポジション溝10bを形成している。複数のロケーティング孔10aは図7において左からP,R,N,D,2,Lのポジションとなっており、P(パーキング)とR(後方発進)との間は間隔を広くしている。ポジション溝10bはデテントピン8と係合し、ロケーティング孔10aにボール9が係合し操作レバー2が固定されている状態において、操作レバー2の回動を阻止するようにしている。
【0005】
したがって、解除ボタン4を押してデテントピン8を下げ、操作レバー2を動かすとロケーティング用のボール9がロケーティング孔10aから次のロケーティング孔10aへ移り、解除ボタン4を離すとデテントピン8が上方に動いてポジション溝10bに当たり、操作レバー2がロックされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、シフトレバー装置1の内部において、操作レバー2を動かすとロケーティング用のボール9がロケーティング孔10aを移動するときに衝突音(カチャカチャ等の音)を発生させる。また、デテントピン8を他のポジションに変更したときにも、デテントピン8が戻ってデテントプレート10のポジション溝10bに当たり、音が発生する。これらの音は車内の騒音となり、また、デテントプレート10の摩耗の虞もでてくる。
このため、ゴム性弾性体でデテントプレートおよびデテントピン等の接触部分を覆うこと(実開昭64-39517号公報参照)や、段差を有する当接面を合成樹脂成形体で構成し、これをデテントプレートのポジション溝に装着すること(実開昭63-118622 号公報参照)が提案されている。
【0007】
しかしながら、デテントプレート10やデテントピン8等をコーティングあるいはデテントプレート10に合成樹脂を接着することは部品形状が複雑なため煩雑な作業となり、作業時間も延長され、能率が悪いものである。
【0008】
本発明は、操作レバーを操作時の動作音を低減させるように組み付け、かつ、組み付け性の良いシフトレバー装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、操作レバーをデテントプレートに沿って回動自在に設けると共に、前記操作レバーの回動する経路に臨ませて、前記デテントプレートに合成樹脂製吸音パッドを取り付けたシフトレバー装置において、前記デテントプレートには、長手方向に長孔が穿設されると共に、該長孔の表面縁部にテーパ面が形成され、また、前記合成樹脂製吸音パッドは、前記操作レバーに備えたボールが係合して該操作レバーのポジションを決める複数のロケーティング凹部を板表面に形成したロケーティング部と、該ロケーティング部の前記複数のロケーティング凹部に沿った表面端部に形成したフランジとを有し前記合成樹脂製吸音パッドの前記フランジが前記デテントプレートの前記テーパ面に重なるように、前記合成樹脂製吸音パッドの前記ロケーティング部を前記デテントプレートの前記長孔に嵌着させたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のシフトレバー装置は、操作レバーを動かすことによって発生する音(衝突音)を軽減させようとするものであり、可動部が当たる箇所に合成樹脂製の吸音パッドを取り付け、可動部が吸音パッドに当たるようにしている。したがって、可動部の動作範囲を吸音パッドで規制することができるので、吸音パッドに可動部であるデテントピンやロケーティング用ボールの係合形状を形成させ、デテントプレートに装着する。これにより、デテントプレートにはデテントピンやロケーティング用ボールの係合形状は作らず、吸音パッドを容易に取り付けられる形状とする。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
シフトレバー装置1は図1に示すように、操作レバー2からデテントピン8が突出し、操作レバー2にボール9を収容するボックス12が溶着されている。デテントピン8はデテントプレート10のポジション溝10bに臨んで上下動可能にされている。また、ボール9はボックス12に収容されたスプリング13により外方向に付勢され、デテントプレート10に装着された板状の吸音パッド14のロケーティング穴14aに係合されている。
【0012】
ところで、図3に示すように、デテントプレート10には吸音パッド14が2本のねじ15で取り付けられるようになっており、デテントプレート10には吸音パッド14のロケーティング部14bを嵌着する長孔10cが長手方向に開けられ、長孔10cの上縁の表面側にはテーパ面10dが形成されている。また、長孔10cの下方位置には凹凸状のポジション溝10bが並行に形成されており、吸音パッド14を取り付けるねじ孔10eが開けられている。
【0013】
また、図4に示すように、板状の吸音パッド14はロケーティング部14b の下部にポジション部14cを備え、ポジション部14cにねじ孔14dが開けられている。ロケーティング部14bにはデテントプレート10に嵌着する側の表面に、前述したロケーティング穴(ロケーティング凹部)14aが複数個円弧状に切削されて設けられ、それぞれ、P,R,N,D,2,Lのポジションと対応させている。また、ロケーティング部14bの前記表面上縁はデテントプレート10と厚み方向において重なるようにフランジ14eを設け、かつ、ロケーティング部14bとポジション部14cとはデテントプレート10の厚さ分だけ段差aをつけ、デテントプレート10の表面とロケーティング部14bの表面が一致するようになっている。また、ポジション部14cの下縁は凹凸状のポジション溝14fが形成されている。
【0014】
そして、図2に示すように、デテントプレート10に吸音パッド14を取り付け、ロケーティング部14bを長孔10cに嵌着させることにより、吸音パッド 14 ポジション部14cの下縁のポジション溝14fがデテントプレート10の凹凸状のポジション溝10bより突出し、ねじ孔10e,14dが整合する。また、ロケーティング部14bのフランジ14eが長孔10cの上縁に形成したテーパ面10dに重なって密着される(図1参照)。
また、実施例のシフトレバー装置1は図5に示すように、N,D,2のポジション間を解除ボタンを押さずにセレクトできるようにされ、吸音パッド14のD位置に凹部を形成してノックを感じさせるようにして操作レバーによる操作を容易にさせている。また、デテントプレート10とのポジションは対応させている。なお、吸音パッド14にデテントピン8が当たるので、デテントプレート10の従来のD部の切込加工を省略できる(図5の2点鎖線で示す)。
【0015】
このようにして組み付けたシフトレバー装置1は、図1に示すように、操作レバー2に装備したボール9が吸音パッド14のロケーティング穴14aと係合し、デテントピン8がデテントプレート 10 ポジション溝10bより突出した吸音パッド14のポジション溝14fと当たることになる。なお、吸音パッド14のデテントプレート10への取り付けは、ねじ15、かしめ、またはリベット等を使用することができる。
【0016】
よって、操作レバー2を動かすことにより、ボール9は吸音パッド14のロケーティング穴14aから移動して次のロケーティング穴14aへ滑り落ち、停止する。この際、ボール9の衝撃が小さくなるので発生する音は小さい。同様に、デテントピン8はデテントプレート10に装着した吸音パッド14のポジション溝14fに当たるので、衝撃は小さくなり発生する音も小さくなる。また、取付構造においても、図1に示すように、吸音パッド14のフランジ14eがデテントプレート10のテーパ面10d上に重なってねじ止めされているので、ロケーティングボール9が吸音パッド14を押圧した状態であっても、吸音パッド14がデテントプレート10から外れることがなく、吸音パッド14に掛かる押圧荷重をテーパ面10dに拡散することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したものであり、デテントプレートに吸音パッドを簡単に取り付けることができる。また、デテントプレートのテーパ面に吸音パッドのフランジがボール側に重なり、吸音パッドはデテントプレートに堅固に支持されているので、ロケーティング用ボールが吸音パッドを押圧しても、吸音パッドの脱落は防止され、また、デテントピンが吸音パッドを押圧しても、吸音パッドがデテントプレートに嵌着されているので位置ずれを起こすことがない。
したがって、ロケーティング用ボールおよびデテントピンが吸音パッドに係合することにより、ロケーティングボールが当たる音を低減することができると同時にデテントピンの当たる音も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施例のシフトレバー装置の要部断面図である。
【図2】 図1に示すデテントプレートの斜視図である。
【図3】 図2に示すデテントプレートの展開図である。
【図4】 図3に示す吸音パッドの斜視図である。
【図5】 実施例の吸音パッドとデテントプレートとの位置関係を示す平面図である。
【図6】 従来のシフトレバー装置の側面図である。
【図7】 図6に示すシフトレバー装置の要部展開図である。
【符号の説明】
2 操作レバー
8 デテントピン
9 ボール
10 デテントプレート
10c 長孔
10d テーパ面
14 吸音パッド
14a ロケーティング穴(ロケーティング凹部)
14b ロケーティング部
14e フランジ
14f ポジション溝

Claims (1)

  1. 操作レバーをデテントプレートに沿って回動自在に設けると共に、前記操作レバーの回動する経路に臨ませて、前記デテントプレートに合成樹脂製吸音パッドを取り付けたシフトレバー装置において、
    前記デテントプレートには、長手方向に長孔が穿設されると共に、該長孔の表面縁部にテーパ面が形成され、また、前記合成樹脂製吸音パッドは、前記操作レバーに備えたボールが係合して該操作レバーのポジションを決める複数のロケーティング凹部を板表面に形成したロケーティング部と、該ロケーティング部の前記複数のロケーティング凹部に沿った表面端部に形成したフランジとを有し前記合成樹脂製吸音パッドの前記フランジが前記デテントプレートの前記テーパ面に重なるように、前記合成樹脂製吸音パッドの前記ロケーティング部を前記デテントプレートの前記長孔に嵌着させたことを特徴とするシフトレバー装置。
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