JP2581964Y2 - 自動変速機の操作装置 - Google Patents

自動変速機の操作装置

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JP2581964Y2
JP2581964Y2 JP1990057635U JP5763590U JP2581964Y2 JP 2581964 Y2 JP2581964 Y2 JP 2581964Y2 JP 1990057635 U JP1990057635 U JP 1990057635U JP 5763590 U JP5763590 U JP 5763590U JP 2581964 Y2 JP2581964 Y2 JP 2581964Y2
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check
lever
plate
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俊介 生嶋
正樹 水谷
康仁 鈴木
恵右 木野
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Fuji Kiko Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Fuji Kiko Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、自動車等における自動変速機の操作装置
に関する。
(従来の技術) 第5図は従来の自動変速機の操作装置を示す横断面説
明図、第6図は第5図のVI矢視説明図で、自動変速機の
操作装置1は、車体部品であるステアリングコラム2に
ブラケット3を介して平行に回転可能に設けられたコン
トロールチューブ4と、このコントロールチューブ4に
突設されたソケット4aと、このソケット4aにコントロー
ルチューブ4の軸線と同方向に起伏可能に軸着された操
作レバー5と、この操作レバー5の基部5aに係合されコ
ントロールチューブ4の内部に移動可能に挿入されたコ
ンプレッションロッド6と、このコンプレッションロッ
ド6の反操作レバー側に係合するセレクトレバー7と、
このセレクトレバー7と係合するセレクター8と、この
セレクター8に植設されたポジションピン8aが係合する
ポジション溝9a及びコントロールチューブ4に装着され
たチェックアーム10が係合するチェック溝9bを有するポ
ジションプレート9とから構成されている。
そして、操作レバー5をコントロールチューブ4の軸
線と同方向に移動させると共に、操作レバー5をコント
ロールチューブ4の軸心を中心として回転、すなわちシ
フト方向に作動させ、セレクトレバー7を介してポジシ
ョンピン8aをポジション溝9aの所定の位置に係合させる
と、コントロールチューブ4の端部に連結されたシフト
レバー11がロッド等を引き、図示しない自動変速機に所
定の動作をさせるものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の自動変速機の操作装置1によれば、ポジシ
ョン溝9aとチェック溝9bとがコントロールチューブ4の
軸線に対して直交する同一平面上に設けられているの
で、ポジションプレート9が大形となり、それに伴って
装置全体が大形化し、コスト高、重量増加、レイアウト
の成立性等が悪くなるおそれがある。
この考案は、上記従来技術の課題を解消するもので、
その目的とするところは、ポジションプレートを小形に
し、ひいては装置全体を小形化することができる自動変
速機の操作装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この考案は、ステアリング
コラムに対して回転可能に設けられたコントロールチュ
ーブと、このコントロールチューブ内に軸方向に作動可
能に設けられたコンプレッションロッドと、前記コント
ロールチューブに設けられたソケットを介してコンプレ
ッションロッドに連結され、同コンプレッションロッド
を軸方向に作動させるとともに、前記コントロールチュ
ーブをコンプレッションロッドとともに回転方向に作動
させる操作レバーと、前記コントロールチューブに対し
て反操作レバー側にあって、同コントロールチューブに
直交する方向に配置され、ポジション溝が貫通するよう
に形成されたポジションプレートと、前記コントロール
チューブにおける反操作レバー側にあって、同コントロ
ールチューブに直交し、かつ前記ポジションプレートに
対向するようにして同ポジションプレートより操作レバ
ー側に位置するように設けられ、外周縁部にチェック溝
が形成されたチェックプレートと、前記コンプレッショ
ンロッドにおける反操作レバー側の端部に設けられ、同
コンプレッションロッドの軸方向や回転方向の作動によ
り、前記ポジション溝における所定の位置に係合するセ
レクターと、前記コントロールチューブに設けられ、同
コントロールチューブとともに回転方向に作動するとと
もに、前記チェック溝に圧接するように付勢され、前記
ポジション溝に対応する位置のチェック溝に係合する接
触ローラと、前記セレクターの反操作レバー側に位置
し、同セレクターが反操作レバー側に作動するのを阻止
することにより、このセレクターをポジション溝におけ
るパーキングポジションにロックするロックレバーと、
ブレーキ操作により通電され、ロックレバーをロック解
除位置に作動させる電磁駆動器と、前記ロックレバーと
電磁駆動器とを一緒に装着して、ステアリングコラムに
取付けるシフトロックブラケットとを備えたことを特徴
とするものである。
(作用) ポジション溝を設けたポジションプレートとチェック
溝を設けたチェックプレートとが、コントロールチュー
ブの軸線に対し直交かつ互いに所定の間隔をおいて並列
に配置され、さらにチェック溝がポジション溝に対応す
る位置に設けられているから、ポジションブラケットを
小形にすることができ、ひいては装置全体を小形化する
ことができる。この結果、コストダウン、重量軽減を図
ることができると共に、レイアウトの成立性等を良好に
することができる。
すなわち、ポジションプレート及びチェックプレート
がコントロールチューブに対して直交するようにして対
向し、ポジションプレートにはポジション溝が貫通する
ように形成され、チェックプレートにはその外周縁部に
チェック溝が形成され、このチェック溝に圧接するよう
にして接触ローラが設けられているから、チェック溝の
位置をコントロールチューブに近づけることができる。
したがって、小形化することができる。
さらに、ロックレバー及び電磁駆動器を、ポジション
プレート及びチェックプレートに並ぶようにして同軸上
に配置することができるから、ロックレバー及び電磁駆
動器を設けても、これらのロックレバー及び電磁駆動器
がステアリングコラムから外側に広がるようなことがな
く、小形化の維持を図ることができる。
そしてさらに、ロックレバーと電磁駆動器とを一緒に
装着して、ステアリングコラムに取付けるシフトロック
ブラケットを設けているから、ロックレバーと電磁駆動
器をステアリングコラムに取り付ける際に、これらのロ
ックレバーと電磁駆動器との相互の位置調整を行う必要
がなく、よって組付性の向上を図ることができる。
(実施例) 以下、この考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。
第1図乃至第4図はこの考案の実施例を示し、第1図
は自動変速機の操作装置の斜視説明図、第2図は自動変
速機の操作装置の要部分解斜視説明図、第3図はシフト
ロック状態を示す斜視説明図、第4図は操作レバーの軸
着部近傍を示す縦断面説明図である。
図において、Sは自動変速機の操作装置で、ステアリ
ングコラム20にブラケット21を介して回転可能に設けら
れたコントロールチューブ30と、このコントロールチュ
ーブ30に突設されたソケット31と、このソケット31にコ
ントロールチューブ30の軸線と同方向に起伏可能に軸着
された操作レバー40と、この操作レバー40の基部40aに
係合されコントロールチューブ30の内部に移動可能に挿
入されたコンプレッションロッド50を備えている。
そしてこの考案は、特に、ポジション溝81aを設けた
ポジションプレート81と、チェック溝82aを設けたチェ
ックプレート82とを、コントロールチューブ30の軸線に
対し直交かつ互いに所定の間隔をおいて並列に配置し、
さらにチェック溝82aをポジション溝81aに対応する位置
に設けてなるポジションブラケット80をステアリングコ
ラム20に取付けて構成したこと特徴としている。
つぎに、この考案の構造をさらに詳細に説明する。
コントロールチューブ30はステアリングコラム20に対
して平行に配置されており、ソケット側端部に圧入され
たブッシュ32には、ステアリングコラム20に設けられた
ブラケット21に取付けた取付ピン22が挿入されている。
またコントロールチューブ30の反ソケット側端部は、後
記ポジションブラケット80に圧入されたブッシュ82cに
挿入されている。
コンプレッションロッド50はコントロールチューブ30
の内周面に摺動可能に嵌挿されており、その中間部に形
成した周溝50aには、コントロールチューブ30の内周面
に摺接する合成樹脂製の防音ブッシュ51が嵌着されてい
る。またコンプレッションロッド50は後記リターンスプ
リング53により矢印Aの方向に付勢されている。
操作レバー40の基部40aは、軸着部40bと、係合部40c
とからなり、先端部にはノブ41が取付けられている。軸
着40bは弾性体、例えばゴム状弾性体からなるインシュ
レーター42を介してコントロールチューブ30のソケット
31内にピン43により軸着されており、この段付ピン43は
その端部に圧入されたEリング44(又は螺合されたナッ
ト)により軸方向の移動を規制されている。またインシ
ュレーター42の基部42aはソケット31内周面に圧接して
おり、さらにインシュレーター42の下部にはソケット31
内面に圧接する凸部42bが形成されている。係合部40cは
球状に係合されており、コンプレッションロッド50に係
合された凹部50bに係合している。
ポジションブラケット80は箱形状に形成され、ステア
リングコラム20のブラケット20aに取付けボルト101によ
り固定されたサポートブラケット100に一体的に取付け
られており、ポジション溝81aを設けたポジションプレ
ート81と、ポジション溝81aと対応する位置に配置され
たチェック溝82aを設けたチェックプレート82がコント
ロールチューブ30の軸線に対して直交して所定の間隔を
おいて並列配置されている。
ポジション溝81aは第1図に示すようにフロントF側
からリアR側に向ってパーキングP、リバース、ニュー
トラル、ドライブ、2速及び1速の各シフト位置に対応
する位置に設定されている。
チェック溝82aにはチェックアーム83の接触部材、例
えば接触ローラ84が択一的に接触するように設定されて
いる。チェックアーム83は合成樹脂材で形成されてお
り、その基部はコントロールチューブ30の反操作レバー
側に設けたベルクランク状のブラケット32の一方の端部
32aに取付ボルト85及びナット86により軸着されてい
る。接触ローラ84は合成樹脂材で形成されており、チェ
ックアーム83の自由端側にピン87及びEリング88(ピン
87の先端はかしめる)により回転自在に支持されてい
る。またチェックアーム83には、その強度を補強するた
めに金属板補強カバー89が被覆されており、この補強カ
バー89及びチェックアーム83の先端部に形成された孔89
a及び83aとブラケット32の中間部に形成された孔32bと
の間にコイル状のチェックスプリング90の両端がそれぞ
れ係止されており、このチェックスプリング90によって
接触ローラ84はチェック溝82aに圧接するように付勢さ
れている。
またポジションブラケット80に植設去れたピン91に
は、ベルクランク状のシフトレバー110の基部110aに圧
入されたブッシュ111が軸方向の移動を規制されて嵌挿
されている。シフトレバー110の一方の端部110bとブラ
ケット32の他方の端部32cは、ボールジョイント112によ
り連結されており、シフトレバー110の他方の端部に植
設されたピン113には自動変速機を操作するワイヤ又は
ロッド170が連結されている。
シフト部材70は、ポジションブラケット80のポジショ
ンプレート81とチェックプレート82との間に突出したコ
ントロールチューブ30に取付けボルト71により固定され
た基部72と、コントロールチューブ30の軸線方向に沿っ
て形成されたガイド溝73aを有する案内部73とからなっ
ている。
セレクター60は、コントロールチューブ30から突出し
たコンプレッションロッド50の反操作レバー側端部に取
付ボルト61により固定された基部62と、パーキングP,ニ
ュートラル,ドライブの各ポジション溝81aに係合する
突部63と、リバース,2速,1速の各ポジション溝81aに係
合する突部64と、シフト部材70のガイド溝73aに常に係
合している突部65と、後記ロックレバー120の突部120a
に当接する突部66と、後記パーキングスイッチ140の接
触子142に当接する突部67とからなっている。また突部6
6には、ロックレバー120の突部120aと当接したときの打
音を吸収するための合成樹脂製の防音ブッシュ68が嵌着
されている。またサポートブラケット100には、リター
ンスプリング53を取付けるため取付部材54が取付けボル
ト55により固定されている。
操作レバー40をセレクター60との協働作用によりパー
キングポジションPにロックするロックレバー120は、
サポートブラケット100に取付ボルト122により着脱可能
に取付けられたシフトロックブラケット121に、取付ピ
ン124,樹脂ワッシャー125及びEリング126により軸着さ
れている。このロックレバー120にはセレクター60の突
部66と当接する突部120a、後記ソレノイド130のプラン
ジャー132が嵌入する長孔120b及び後記リリーズレバー1
51の一端部151bと当接する当接部120cが形成されてい
る。
ロックレバー120をロック解除位置に作動する電磁駆
動器であるソレノイド130は、シフトロックブラケット1
21に取付ボルト131により固定されており、ロックレバ
ー120の長孔120bに嵌入するプランジャー132は図示しな
い圧縮ばねにより常に外方に突出するように付勢されて
設けられている。パーキングスイッチ140はシフトロッ
クブラケット121に取付ボルト141により固定されてお
り、その接触子142は、パーキングポジションPにある
ときのセレクター60の突部67と当接する位置に配置され
ている。
手動シフトロック解除機構150は、リリーズレバー151
と、リリーズワイヤ152と、解除ボタン153とからなり、
リリーズレバー151の基部151aはシフトロックブラケッ
ト121に植設されたピン154にスプリング156及びブッシ
ュ座金157を介して軸着されており、その一端部151bは
ロックレバー120の当接部120cと当接する位置に配置さ
れている。
またリリーズワイヤ152はブラケット161に固定された
チューブ162に挿通されてコントロールチューブ30の軸
線方向に沿って配置されており、その一端部に取付けら
れた接続具158は、リリーズレバー151の他端部に植設さ
れたピン159にEリング160を介して取付けられている。
また解除ボタン153はリリーズワイヤ152の他端部に取付
けられている。
つぎに、この考案の実施例の作用を説明する。
操作レベル40がパーキングポジションPにシフトされ
ているときは、セレクター60の突部63がポジションプレ
ート81のパーキングポジション溝81bに係止され、セレ
クター60の突部66がロックレバー120の突部120aに当接
している。これによってセレクター60の矢印B方向(第
3図)の移動が規制され操作レバー40のシフトロックが
行われている。またチェックアーム83の接触ローラ84は
ポジションプレート81のパーキングポジション溝81bに
対応するチェック溝82aにチェックスプリング90のばね
力により圧接係合している。
このシフトロックの状態から操作レバー40をドライブ
ポジションにシフトするときは、まずエンジンを始動さ
せ、かつブレーキを踏み込む。このブレーキ操作に連動
してソレノイド130が励磁し、これに伴ってプランジャ
ー132が第3図において矢印Dの方向に吸引されてロッ
クレバー120が矢印Cの方向に回転し、その凸部120aが
セレクター60の突部66の運動軌跡外に退避する。
つぎに、操作レバー40をリターンスプリング53のばね
力に抗して矢印Eの方向(第1図及び第4図)に回転さ
せると、セレクター60の突部63がパーキングポジション
溝81bから離脱する。そこで、操作レバー40をコントロ
ールチューブ30の軸心を中心として矢印Gの方向(第1
図)に回転させ、セレクター60の突部64がドライブポジ
ションに達したしたところで、操作レバー40を離すとリ
ターンスプリング53の付勢力により突部64がドライブポ
ジションのポジション溝81aに係止される。
つぎに、ブレーキ非操作方向にすると、ソレノイド13
0の励磁が解かれ、圧縮ばねの付勢力によりプランジャ
ー132が突出し、これによってロックレバー120は原位置
に復帰する。またチェックアーム83の接触ローラ84はド
ライブポジションに対応するチェック溝82aに係合す
る。
この状態から操作レバー40を再びパーキングポジショ
ンにシフトするときは、操作レバー40を矢印Eの方向に
回転させてセレクター60の突部64をポジション溝81aか
ら離脱させた後、操作レバー40をコントロールチューブ
30の軸心を中心として矢印Jの方向(第1図)に回転さ
せる。するとロックレバー120の突部120aがセレクター6
0の突部66に嵌着された防音ブッシュ68により押圧され
てパーキングポジション溝81bから離反する方向に退避
する。そして操作レバー40がパーキングポジションに達
したところで操作レバー40を離すと、セレクター60はリ
ターンスプリング53の付勢力により矢印Aの方向(第3
図)に移動し、その凸部63がパーキングポジション溝81
bに係止される。同時に、防音ブッシュ68とロックレバ
ー120の突部120aとの係合が解かれ、ロックレバー120は
ソレノイド130の圧縮ばねの付勢力により、プランジャ
ー132を介して突部120aがセレクター60の突部66と対向
する位置まで回転する。これによって再びシフトロック
状態となる。
なお、上述したシフトロック状態において、ソレノイ
ド130関連の電機系統が故障した場合、例えばソレノイ
ド130に通電するハーネス(配線)等の故障が生じた場
合には、シフトロック状態を手動で解除させるため、解
除ボタン153を引き、リリーズワイヤ152を操作レバー40
側に引く。すると、リリーズレバー151の一端部151bが
ロックレバー120の当接部120cに当接し、ロックレバー1
20の矢印Cの方向(第3図)に回転させる。これによっ
てシフトロック状態を手動で解除することができる。
上述したように、この考案によれば、ポジション溝81
aを設けたポジションプレート81とチェック溝82aを設け
たチェックプレート82とが、コントロールチューブ30の
軸線に対し直交かつ互いに所定の間隔をおいて並列に配
置され、さらにチェック溝82aがポジション溝81aに対応
する位置に設けられており、またチェックスプリング90
をチェックプレート82の外側に配置することにより、ポ
ジションプレート81とチェックプレート82の間隔を短く
することができるから、ポジションブラケット80を小形
にすることができ、ひいては装置全体を小形にすること
ができる。
すなわち、ポジションプレート81及びチェックプレー
ト82がコントロールチューブ30に対して直交するように
して対向し、ポジションプレート81にはポジション溝81
aが貫通するように形成され、チェックプレート82には
その外周縁部にチェック溝82aが形成され、このチェッ
ク溝82aに圧接するようにして接触ローラ84が設けられ
ているから、チェック溝82aの位置をコントロールチュ
ーブ30に近づけることができる。したがって、小形化す
ることができる。
また、ポジションプレート81とチェックプレート82を
一体にすることにより相互間の位置ずれを防ぎ、精度向
上を図ることができる。
さらに、コントロールチューブ30とシフトレバー110
をボールジョイント112で連結することにより装置全体
をさらに小形にすることができ、かつシフトレバー110
の作動方向の自由度を拡大することができると共に、シ
フトレバー110やワイヤ又はロッド170のレイアウトの成
立性等を良好にすることができる。
また、ロックレバー120及びソレノイド130を、ポジシ
ョンプレート81及びチェックプレート82に並ぶようにし
て同軸上に配置することができるから、ロックレバー12
0及びソレノイド130を設けても、これらのロックレバー
120及びソレノイド130がステアリングコラム20から外側
に広がるようなことがなく、小形化の維持を図ることが
できる。
そしてさらに、ロックレバー120とソレノイド130とを
一緒に装着して、ステアリングコラム20に取付けるシフ
トロックブラケット121を設けているから、ロックレバ
ー120とソレノイド130をステアリングコラム20に取り付
ける際に、これらのロックレバー120とソレノイド130と
の相互の位置調整を行う必要がなく、よって組付性の向
上を図ることができる。
〔考案の効果〕
上述した通り、この考案によれば、ポジション溝を設
けたポジションプレートとチェック溝を設けたチェック
プレートとが、コントロールチューブの軸線に対し直交
かつ互いに所定の間隔をおいて並列に配置され、さらに
チェック溝がポジション溝に対応する位置に設けられて
いるから、ポジションブラケットを小形にすることがで
き、ひいては装置全体を小形にすることができる。この
結果、コストダウン、重量軽減を図ることができると共
に、レイアウトの成立性等を良好にすることができる。
すなわち、ポジションプレート及びチェックプレート
がコントロールチューブに対して直交するようにして対
向し、ポジションプレートにはポジション溝が貫通する
ように形成され、チェックプレートにはその外周縁部に
チェック溝が形成され、このチェック溝に圧接するよう
にして接触ローラが設けられているから、チェック溝の
位置をコントロールチューブに近づけることができる。
したがって、小形化することができる。
したがって、このことからも、小形化することができ
る。
さらに、ロックレバー及び電磁駆動器を、ポジション
プレート及びチェックプレートに並ぶようにして同軸上
に配置することができるから、ロックレバー及び電磁駆
動器を設けても、これらのロックレバー及び電磁駆動器
がステアリングコラムから外側に広がるようなことがな
く、小形化の維持を図ることができる。
そしてさらに、ロックレバーと電磁駆動器とを一緒に
装着して、ステアリングコラムに取付けるシフトロック
ブラケットを設けているから、ロックレバーと電磁駆動
器をステアリングコラムに取り付ける際に、これらのロ
ックレバーと電磁駆動器との相互の位置調整を行う必要
がなく、よって組付性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案の実施例を示し、第1図は
自動変速機の操作装置の斜視説明図、第2図は自動変速
機の操作装置の要部分解斜視説明図、第3図はシフトロ
ック状態を示す斜視説明図、第4図は操作レバーの軸着
部近傍を示す縦断面説明図、第5図は従来の自動変速機
の操作装置を示す横断面説明図、第6図は第5図のVI矢
視説明図である。 P……パーキングポジション 20……ステアリングコラム 21……ブラケット 30……コントロールチューブ 31……ソケット 40……操作レバー 40a……基部 40b……軸着部 40c……係合部 41……ノブ 42……弾性体(インシュレータ) 42A……弾性体(合成樹脂製ブッシュ) 42B……弾性体(皿ばね) 43……ピン 50……コンプレッションロッド 50b……凹部 51……防音ブッシュ 53……リターンスプリング 60……セレクター 63,64,65,66,67……突部 68……防音ブッシュ 70……シフト部材 73a……ガイド溝 80……ポジションブラケット 81……ポジションプレート 81a……ポジション溝 81b……パーキングポジション溝 82……チェックプレート 82a……チェック溝 83……チェックアーム 84……接触部材(接触ローラ) 90……チェックスプリング 100……サポートブラケット 110……シフトレバー 120……ロックレバー 120a……突部 121……シフトロックブラケット 130……電磁駆動器(ソレノイド) 132……プランジャー 140……パーキングスイッチ 142……接触子 170……ワイヤ又はロッド
フロントページの続き (72)考案者 水谷 正樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)考案者 鈴木 康仁 静岡県湖西市鷲津2028番地 富士機工株 式会社鷲津工場内 (72)考案者 木野 恵右 静岡県湖西市鷲津2028番地 富士機工株 式会社鷲津工場内 (56)参考文献 特開 昭57−209427(JP,A) 実開 昭62−146220(JP,U) 実開 平1−93132(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングコラムに対して回転可能に設
    けられたコントロールチューブと、 このコントロールチューブ内に軸方向に作動可能に設け
    られたコンプレッションロッドと、 前記コントロールチューブに設けられたソケットを介し
    てコンプレッションロッドに連結され、同コンプレッシ
    ョンロッドを軸方向に作動させるとともに、前記コント
    ロールチューブをコンプレッションロッドとともに回転
    方向に作動させる操作レバーと、 前記コントロールチューブに対して反操作レバー側にあ
    って、同コントロールチューブに直交する方向に配置さ
    れ、ポジション溝が貫通するように形成されたポジショ
    ンプレートと、 前記コントロールチューブにおける反操作レバー側にあ
    って、同コントロールチューブに直交し、かつ前記ポジ
    ションプレートに対向するようにして同ポジションプレ
    ートより操作レバー側に位置するように設けられ、外周
    縁部にチェック溝が形成されたチェックプレートと、 前記コンプレッションロッドにおける反操作レバー側の
    端部に設けられ、同コンプレッションロッドの軸方向や
    回転方向の作動により、前記ポジション溝における所定
    の位置に係合するセレクターと、 前記コントロールチューブに設けられ、同コントロール
    チューブとともに回転方向に作動するとともに、前記チ
    ェック溝に圧接するように付勢され、前記ポジション溝
    に対応する位置のチェック溝に係合する接触ローラと、 前記セレクターの反操作レバー側に位置し、同セレクタ
    ーが反操作レバー側に作動するのを阻止することによ
    り、このセレクターをポジション溝におけるパーキング
    ポジションにロックするロックレバーと、 ブレーキ操作により通電され、ロックレバーをロック解
    除位置に作動させる電磁駆動器と、 前記ロックレバーと電磁駆動器とを一緒に装着して、ス
    テアリングコラムに取付けるシフトロックブラケットと
    を備えたことを特徴とする自動変速機の操作装置。
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