JP3630260B2 - 便座取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器分野において、特に便座ユニットを便器側に取り付ける便座取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、洋式便器では暖房、洗浄、乾燥等の種々の機能が組み込まれている。これらの機能は位置的に便座側となる関係で、便座が蓋と共に各種の機能を備えた便座ユニットとして作製されている。そして、便座ユニットの取り付け構造としては、便器が材質的に厚くなっていてその取付部分も厚肉部になっていることに加え、保守点検等と共に便座ユニット自体を交換することもあることから便器側への設置操作や着脱操作性、多機能化するほど重くなることから固定強度等の観点からも工夫が必要となる。
【0003】
図17(a)は従来の便座ユニットの取り付け構造例を示している。符号50は便器側における取付穴50a付きの取付部分で、符号51は便座ユニット側における取付穴51a付きの設置板部である。そして、この構造では、取付穴50aに対し取付穴51aが重なるよう便座ユニット側の位置だしを行った後、専用の留め具52を用いて取り付ける。この留め具52は、図17(b)に示す如く金属製のボルト53と、上フランジ部54a付きの拡開部材54と、拡開部材54に内設された金属製のナット55及びワッシャ56により構成されている。拡開部材54は、ゴム材の成形体であり、フランジ部54aの下部側が概略円筒状をなしていると共に、上下端の間に複数の径大部分54bを有し、この径大部分54bを含む範囲Lが専ら拡径する部分となっている。その下端側にはナット55が成形時にインサートされて一体に設けられている。以上の各部材は、ボルト53がその軸部をワッシャ56を介して拡開部材54の筒内に挿入し、ナット55に螺合されることで一体ものの留め具52となる。
【0004】
取り付け作業では、留め具52が設置板部51(便器上部側)から各取付穴51a,50aに差し込まれ、フランジ部54aを設置板部51に当接して首吊り状態に配置した状態から、ボルト53を回転操作する。すると、拡開部材54は、ナット55がボルト53の回転によりボルト53の軸部を上昇移動して、径大部分54bが押し潰されて拡径し取付穴50aの内周面に圧着する。便座ユニット側の設置板部50は、その圧着力により便器側の取付部分50に着脱可能に係止されて取り付けられる。この取り付け構造は、設置作業が便器上部側から行われることから、例えば、実開昭59−64100号記載の如く便器下部側からナットをボルト部材に締め付け操作するという構成より作業性が良好であり、取付穴の内周面に圧着することから外観的にも優れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図17の従来構造では、次のような問題があり、取り付け作業性や係止強度的及び信頼性等の点で充分満足できないものとなっている。
先ず、取り付け作業では、拡開部材54の径大部分54bが取付穴50aの内周面に所定の係止力にて圧接するまでボルト53を回転操作してナット55を上昇移動させるが、ボルト53の締め付け完了時の判断が分かり難い。これは、拡開部材54が長くかつゴム材にて形成されていることから、ナット55がいくらでも上昇移動し易く、その最終的な締め付け時点つまり設計上の係止力に達したときが判断できず、不用意に締め付けたり、締め付け不足が生じ易い。また、便器側の取付部分50は材質等の制約から分厚くなっており、これに対応して拡開部材54の長さも大きくなる。このため、拡開部材54は、上下端の間に複数の径大部分54bを形成し、それら各径大部分54bをナット55の上昇移動により下側から押し潰して拡径(圧着)する構成だと、ボルト53の回転回数が自ずと多くなり、各径大部分54bが同時に同じ状態にて拡径変形(同じ圧接力を発揮)することは期待できず、通常、ナット53に近接する径大部分54bを初期にある程度だけ拡径した後に上側の径大部分54bが拡径されるため、全体として安定した係止力が得られない。なお、金属製のボルト53等では錆等の問題が起き、ナット55を拡開部材54にインサートする構造では製造経費増となる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は狭い場所でも作業性よく、しかも便座ユニットを便器に強固かつ安定した係止力にて取り付けることができる便座取り付け構造を提供することにある。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、図1から図16に例示する如く、便座ユニット3を便器1上に取り付けるための設置板9を有し、便器1及び設置板9にそれぞれ設けられた各取付穴1a,9dを重ねて、留め具20(40)を設置板9の上面側から挿入し、かつ取付穴1a内で係止する便座取り付け構造において、留め具20(40)が、ボルト21(41)と、設置板当接用フランジ部22a(42a)を上部外周に設け、かつ内周に挿通孔22b(42b)を有する当接部材22(42)と、挿通孔22b(42b)を貫通したボルト21(41)の軸部廻りに配置された拡開部材23(43)と、ボルト21(41)の回転により上昇移動して拡開部材23(43)を拡径するナット部材24(44)とからなると共に、拡開部材23(43)と取付穴1aの内周面との間に配置される軟質の摩擦部材30(31,32)を有し、拡開部材23(43)をその摩擦部材を介して便器側取付穴1aの内周面に圧着する、ようにしたものである。
以上の構成によれば、取り付け作業では、ボルト21(41)を回転操作すると、拡開部材23(43)が、ナット部材24(44)の上昇移動により、当接部材22(42)とナット部材24(44)との間に挟み込まれた状態で拡径し、その拡径力が摩擦部材30(31,32)に加わり、その摩擦部材を介して取付穴1aの内周面に圧着する。したがって、この構造では、便器1上から取り付け操作を行う場合、拡開部材23(43)の拡径力を軟質の摩擦部材30(31,32)に伝え、その摩擦部材により拡径力を面的に均一化し、取付穴1aの内周面に広がりを持った状態で圧接力を(つまり局部的な係止力となることなく)作用させることが可能となる。なお、便座ユニット3の便器1側への設置構造は、便座ユニット3が、設置板9が収納配置される切欠部4aを背面下部側に有し、切欠部4a側と設置板9側とに対応してそれぞれ設けられたガイド溝9bと軸部8の嵌合を介して、便器1に対し前後に摺動可能に配置されることが後述する如く取り付け作業性と着脱性及び外観性等の点からより好ましい。
【0008】
以上の本願発明においては次のような態様を含んでいる。
第1に、留め具20(40)を構成する各部材は樹脂材により形成され、更に、上記した拡開部材とナット部材とが図5等に例示する如く、樹脂材によりナット部44付きの拡開部材43として一体に形成されていることがより好ましい。 第2に、拡開部材23(46)が、2以上の片部26(46)からなると共に、片部同士を間にスリット部23d(43d)を介在した状態で一体の略筒状に形成されている構成である。この構成では更に、当接部材22(42)が、スリット部23d(43d)内に配置されるガイド片部25(45)を一体に有し、拡開部材23(46)内に当接部材22(42)の先端側を挿入した状態でガイド片部25(45)とスリット部23d(43d)側との嵌合を介して上下動可能に組み付けられることがより好ましい。この場合は、拡開部材23(43)の各片部26(46)が同時かつ同程度に拡径し易くなると共に、留め具としての取り付け作業性や取り扱い性が良好になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる2つの基本形態は、留め具だけを変更したものであり、便器と便座ユニット及びその設置板自体についてはほぼ同じくしている。このため、以下の説明では、先ず、本発明の取り付け構造を適用する便器と便座ユニット及びその設置板について概説した後、2つの留め具形態を詳述し、その取り付け作動に言及する。
【0010】
(便器全体構造)図14と図15は本発明の取り付け構造を適用した便座ユニット付きの便器を上と側面から示し、図16(a)は図14のB−B線に沿う概略断面を、図16(b)は図14のC−C線に沿う概略断面を示している。
この便器1は洋式タイプである。便器1上には、前方に水貯め槽2が設けられ、その手前に便座ユニット3が本発明の取り付け構造にて組み付けられている。便座ユニット3は、便器1の幅方向に配置された本体4を有し、この本体4に対し加温機構等を内蔵した便座5及び蓋6がそれぞれ一対の枢軸7等を介して開閉自在に設けられている。本体4には、不図示の洗浄機構等が設けられていると共に、図16に示す如く背面下部側に開口した切欠部4aが設けられいる。この切欠部4aは、便座ユニット3を便器1に取り付ける設置板9がほぼ収納される大きさをなし、その対向側面には軸部8が対向して突設されている。
【0011】
ここで、設置板9は、概略矩形板状をなし、その両側部に対向して設けられた立壁9aを有している。この各立壁9aの外面側には、両側と上側を除く部分に窪みを形成した状態でガイド溝9bがそれぞれ設けられており、前記した対応する軸部8が設置板9の両側から嵌合可能となっている。これに対し、両側の立壁9aの間の部分9cは、平板状をなしていると共に、図1等に示す如く便器1側の取付部分(通常、便器の前側部分)に設けられている取付穴1aに対応して取付穴9dが設けられている。取付穴1aは丸穴からなる。取付穴9dは、取付穴1aと略同径の幅を持ち前後方向に長く形成されて、スリット穴状をなしている。なお、このような設置板9には、図5等に示したように、留め具40の配置位置に対応して一対の回り止め立壁9eが設けられることもある。
【0012】
以上の構造では、取付穴1aと取付穴9dとが2箇所に設けられており、便座ユニット3を便器1に対し後述する留め具20(又は40)を2つ用いて取り付けるようになっている。但し、留め具20(又は40)の使用個数は任意である。また、便座ユニット3を便器1側に配置する場合は、例えば、設置板9が切欠部4aに対し図16(b)の如く各軸部8を対応するガイド溝9b内に位置するよう配置し、その状態から、便座ユニット3を設置板9を介在した状態で便器1側の取付部分に載せる。また、この例では設置板9と便器1側との間に緩衝部材10を配置している。この緩衝部材10は、図1等に示す如く取付穴9dに対応した穴10a付きとして形成され、取付穴9dと穴10aとを重ねた状態で設置板9に予め接着等により固定しておくことが好ましい。そして、便座ユニット3は、取付穴9dが取付穴1aに重なるよう配置される。なお、このような便座ユニット3の設置構造では、軸部8とガイド溝9bとの嵌合度が比較的緩い場合等において、設置板9だけを便器1に予め対し留め具20(又は40)を用いて取り付けた後、両ガイド溝9bに対応する軸部8を嵌合操作して便座ユニット3を取り付けることも可能である。
【0013】
図14から図16は、便座ユニット3が設置板9及び留め具20(又は留め具40)を介して便器1に取り付けられ後の状態で示している。この状態において、便座ユニット3は、各軸部8がガイド溝9b内(ガイド溝9bの溝下に便器上面又は緩衝部材10が位置している)に嵌合し、図15(a)のX矢印方向へ全体が移動可能になっている。便座ユニット3が同図の二点鎖線の位置まで移動されると、設置板9は本体4の切欠部4aにほぼ収納された状態となって見えなくなる。この状態は、便座ユニット3の組み付けが完了し使用者が便器を使用する通常使用状態であり、便座ユニット3の前後移動が図示されないロック機構により規制されている。また、本体4は、便座5及び蓋6が図15(b)の如く開方向へ回転された状態で、軸部8を介して便器1の上面から片側が浮き上がる方向へ回転可能となっている。
【0014】
以上のような便座ユニット3の設置構造は次の点で優れている。
便座ユニット3は、設置板9が収納配置される切欠部4aを背面下部側に有し、切欠部4a側と設置板9側とに対応してそれぞれ設けられたガイド溝9b及び軸部8の嵌合を介して、便器1に対し前後に摺動可能に配置される構成である。このため、便座ユニット3は、例えば、便器1への組み付け時に図15(a)の実線で示すように、便座ユニット3の背面側に設置板9を大きく突出した状態で留め具20(40)による取り付けや着脱作業を狭い場所でも効率よく行うことができ。またその後、同図の二点鎖線の位置まで移動すると、設置板9や留め具20(40)が見えないので、便器1の通常使用状態での外観性を向上できる。
【0015】
(留め具の第1形態)図1乃至図4は上記した留め具20を示し、図1はその留め具20を用いて便座ユニットを取り付けた状態で示す拡大断面を、図2は図1に使用している留め具20自体を一部破断した正面を、図3は留め具20を構成している各部材の関係を、図4は留め具20を構成している部材のうち当接部材と拡開部材及びナット部材の関係をそれぞれ示している。なお、図4では当接部材及びナット部材を断面し、拡開部材を正面から見た状態で示している。
第1形態の留め具20は、ボルト21と、ボルト21の軸部21bを挿通する当接部材22と、当接部材22から貫通した軸部21bを挿通する拡開部材23及びナット部材24とからなると共に、拡開部材23の外周に配置される摩擦部材30を有している。
【0016】
ボルト21、当接部材22、拡開部材23及びナット部材24は樹脂成形体であり、特にトイレ用洗剤等に強いポリプロピレン樹脂、あるいは、強度を考慮して硝子繊維入りポリプロピレン等の複合強化樹脂によりそれぞれ形成されている。これに対し、摩擦部材30は摩擦抵抗に富むゴム成形体であるが、エラストマ等の軟質の樹脂材にて形成しても差し支えない。
【0017】
ここで、ボルト21は、丸形の頭部21aと軸部21bとを有し、軸部21bには雄ねじ21cが刻設されている。頭部21aには回転工具用係合溝21dが設けられている。軸部21bは、設置板9及び緩衝部材10の肉厚と便器1側の取付部分(取付穴1aの深さ)の肉厚とをたした寸法より若干長くなっている。当接部材22は、筒状の上外周に鍔状のフランジ部22aが設けられ、内周に軸部21bを自在に貫通する内径の挿通孔22bを形成している。フランジ部22aの内側には頭部21aを受け入れる凹所22cが設けられている。このフランジ部22aの下方に位置している筒部分の外周形状は下端側に向けて径小に設けられ、下細の傾斜外面22dとなっている。また、その傾斜外面22dには一対のガイド突片部25が対向して設けられている。各ガイド突片部25は、傾斜外面22dに一体化された垂直部25aと、当接部材22の下端から一部を突出した状態で垂直部25aの下端に一体化している水平部25bからなっている。
【0018】
拡開部材23は、2つの片部26,26を隙間(スリット部)23dを保って対向配置し、かつ各片部26同士を接続片27にて連結した状態で一体の略円筒状に形成されている。拡開部材23の内周は、軸部21bが貫通される大きさになっていると共に、両片部26で形成されている中間部分が最小の内径23aで、この中間部分の上下部分が対応する端面側に向かって径大となる碗形の傾斜内面23b,23cに形成されている。これらは、傾斜内面23bの内部に当接部材22の下部側の傾斜外面22dが落ち込むと共に楔作用により押し入れられ、傾斜内面23cの内部にナット部材24の上先細の傾斜外面29aが差し込まれて楔作用により押し入れらるよう工夫された形状である。隙間(スリット部)23dはガイド突片部25の水平部25bを上下に移動自在に受け入れる大きさであり、接続片27は略U形の細い紐状に設けられて各片部26の外側への拡径を許容するようになっている。また、各片部26の外周は、断面略UないしはV形の外周溝26aが上下に複数設けられて、摩擦部材30の内面に喰い付き易く形成されている。両片部26の対向部には、上端側に突部26b,26bが、下端側に突部26c,26cがそれぞれ対向して突設されている。
【0019】
ナット部材24は、軸部21bの雄ねじ21cに螺合する雌ねじ24aを内周に有している。外径形状は、上下中間部29aが傾斜内面23dの最大径よりも大きく、上側が傾斜内面23cの内部に一部差し込まれるようにその上端が細い碗形の傾斜外面29bに形成され、下側が傾斜外面29bより緩い傾斜外面29cに形成されている。また、傾斜外面29bには、一対のガイド突片部28が対向して設けられている。各ガイド突片部28は、傾斜外面29bに一体化された垂直部28aと、上端から一部を突出した状態で垂直部28aの上端に一体化している水平部28bからなっている。これに対し、摩擦部材30は、拡開部材23を自在に差し込み可能な内径の円筒状に形成され、その全寸が拡開部材23よりも多少長くなっている。
【0020】
以上の留め具20は、通常、便座ユニット3の取り付け工程で供給される前に予め各部材が組み込まれて一体ものとなる。この組み込み作業例を概説する。当接部座22は、図4に示す如く拡開部材23に対し傾斜外面22dを傾斜内面23dの内部に差し込む際に、一対のガイド突片部25を外側へ弾性変形させながら対応する隙間23dの上部内に入れると、垂直部25aが両突部26bの間に位置した状態で、水平部25bが両突部26bにより抜け止めされて、上下に少しだけ移動自在に組み込まれる。ナット部材24も同様な要領にて、拡開部材23に対し傾斜外面29bを傾斜内面23cの内部に差し込む際に、一対のガイド突片部28を外側へ弾性変形させながら対応する隙間23dの下部内に入れると、垂直部28aが両突部26cの間に位置した状態で、水平部28bが両突部26cにより抜け止めされて、上下に少しだけ移動自在に組み込まれる。なお、この場合、摩擦部材30は図4の状態から装着することが好ましい。また、ボルト21は通常、図4の状態からその軸部21bを挿通孔22b、拡開部材23の内周(傾斜内面23b,内径23a,傾斜内面23c)を貫通し、雌ねじ24aに少しだけ螺合させておく。
【0021】
(留め具の第2形態)図5乃至図13は上記した留め具40を示し、図5はその留め具40を用いて便座ユニットを取り付けた状態で示す拡大断面を、図6は図5に使用している留め具40と摩擦部材31との関係を、図7は留め具40を構成している各部材の関係を示している。図8は留め具40を上と正面から見た図、図9は留め具40を側面とその側面の下から見た図である。図10は留め具40を構成している部材のうち当接部材を上と正面(半断面)と側面(半断面)と下から見た図、図11は同様にナット部付きの拡開部材を上と正面(半断面)と側面(半断面)と下から見た図、図12は同様にボルトを上と正面から見た図、図13は摩擦部材を上と正面から見た図である。
【0022】
第2形態の留め具40は、第1形態に対し特に拡開部材とナット部材とを一体に形成している点が大きく異なっており、ボルト41と、ボルト41の軸部41bを挿通する当接部材42と、ナット部44付きの拡開部材43とからなると共に、拡開部材43の外周に配置される摩擦部材31を有している。
なお、ボルト41、当接部材42、拡開部材43は樹脂成形体であり、特にトイレ用洗剤等に強いポリプロピレン樹脂、あるいは、強度を考慮して硝子繊維入りポリプロピレン等の複合強化樹脂によりそれぞれ形成されている。これに対し、摩擦部材31は摩擦抵抗に富むゴム材成形体であるが、軟質の樹脂材にて形成してもよい。
【0023】
ここで、ボルト41は、六角形の頭部41aと軸部41bとを有し、軸部41bには雄ねじ41cが刻設されている。頭部41aには回転工具用係合溝41dが設けられている。軸部41bは、設置板9及び緩衝部材10の肉厚と便器1側の取付部分(取付穴1aの深さ)の肉厚とをたした寸法より若干長くなっている。
当接部材42は、筒状の上外周に鍔状のフランジ部42aが設けられ、内周に軸部41bを自在に貫通する内径の挿通孔42bを形成している。フランジ部42aは矩形であるが、円状でもよい。フランジ部42aの内側には、頭部41aを受け入れる凹所42cが設けられていると共に、下面側には窪み部42dが90度間隔に合計4箇所に形成されている。フランジ部42aの下方に位置している筒下部側の外周形状は下端側に向けて径小に設けられ、下細の傾斜外面42eとなっている。また、その傾斜外面42eを含む外周には一対のガイド突片部45が対向して設けられている。各ガイド突片部45は、上端がフランジ部42aの下面に接続し、下端が傾斜外面42eの下端まで延びる垂直部45aと、垂直部45aの下部側を傾斜外面42eに一体化して間に隙間を確保している連結部45bからなっている。なお、符号45cは型抜き穴である。
【0024】
ナット部44付きの拡開部材43は、上部側が2つの片部46にて拡開部を形成し、両片部46の下部に筒状のナット部44を一体に設けた構成である。両片部46は、ナット部44に薄肉ヒンジ部47を介して連結していると共に、片部46,46の間にスリット部43dを介在した状態で一体の略円筒状を形成している。両片部46で形成される内周は、軸部41bが貫通される大きさになっていると共に、上部分が対応する上端面側に向かって径大となる碗形の傾斜内面46bに形成されている。これは、傾斜内面46bの内部に当接部材42の下部側の傾斜外面42eが落ち込むと共に楔作用により押し入れられるようにするためである。両片部46の外周は、断面略UないしはV形の外周溝46aが上下に複数設けられて、摩擦部材31の内面に喰い付き易く形成されている。両片部46の対向部上端側には突部46c,46cが対向して突設されている。スリット部43dは、ガイド突片部45を上下に移動自在に受け入れる溝幅に設けられている。
【0025】
ナット部44は、軸部41bの雄ねじ41cに螺合する雌ねじ44aを内周に有している。外周形状は、上端にフランジ部48が設けられ、このフランジ部48の端面に前記した薄肉ヒンジ部47を位置した状態で各片部46と連結していると共に、略中間部より下側は下細の緩い傾斜外面49a(図11参照)に形成されている。また、外周囲には、リブ49cが周囲を4等分する位置にあって、フランジ部48から下端まで上下に延びた状態で設けられている。これに対し、摩擦部材31は、拡開部材43を自在に差し込み可能な内径の円筒状に形成され、その全寸が拡開部材43の両片部46と当接部材42のフランジ部42aを除く部分とを覆う長さになっている。
【0026】
以上の留め具40は、通常、便座ユニット3の取り付け工程に供給される前に予め各部材が組み込まれて一体ものとなる。この組み込み作業例を概説する。当接部座42は、図5,6,7等に示す如く、拡開部材43の両片部46で形成される拡開部に対し傾斜外面42eを傾斜内面46bの内部に差し込む際に、連結部45bで形成している隙間(垂直部45aの内側)に両突部46cが弾性的に入り込むようにして嵌合させると、垂直部45aの下部がスリット部43dに位置した状態で、連結部45bが両突部46cにより抜け止めされて、上下に少しだけ移動自在に組み込まれる。なお、摩擦部材31は、拡開部材43の両片部46に予め装着しておくことも可能であるが、図6の状態から装着することが好ましい。また、ボルト41は、通常、当接部材42を拡開部材43に組み付けた状態からその軸部41bを挿通孔42b、拡開部材43の両片部46内周を通って、ナット部44の雌ねじ44aに螺合させておく。したがって、この構造では、第1形態に対しナット部44が拡開部材43に一体に形成されていることから、組み付け工数が短縮される。
【0027】
(取り付け構造)次に、以上の留め具20又は40を用いて便座ユニット3を便器1上に固定操作する要領を図1と図5等を参照しつつ詳述し、その作動に言及する。
▲1▼、取り付け作業では、段落0011に記載した通り、通常、便座ユニット3が設置板9を介在した状態で便器1側の取付部分に載せられた後、取付穴9dが取付穴1aに重なるよう位置だしされると共に、留め具20又は40を取付穴9d,1aに差し込んで締め付ける際に取付穴9dのスリット穴形状を介して設置板9の最終的な位置決めがなされる。
【0028】
そして、作業者はボルト21又は41を上側から回転操作する。すると、
▲2▼、第1形態の場合は、ナット部材24が上昇移動し、初期段階で拡開部材23を上側へ押して傾斜内面23bの内部に当接部材22の傾斜外面22dを押し入れ、同時に、傾斜内面23cの内部にナット部材24の傾斜外面29bを押し入れる。この後、ナット部材24が更に上昇移動すると、拡開部材23は、傾斜内面23b及び傾斜外面22dの楔作用と、傾斜内面23c及び傾斜外面29aの楔作用により上下方向から押されると共に、前記各楔作用により両片部26が接続片27を変形しつつ専ら径方向へ拡径し、その拡径力が摩擦部材30に加わり、その摩擦部材30を介して取付穴1aの内周面に強く圧着する。
これに対し、第2形態の場合は、ナット部44が上昇移動を開始すると、初期段階において、拡開部材43を形成している両片部46も連動して上側へ押されて傾斜内面46bの内部に当接部材42の傾斜外面42eを押し入れる。その後、ナット部44が更に上昇移動すると、拡開部を形成している両片部46は、薄肉ヒンジ部47を介して拡径されると同時に、傾斜内面46b及び傾斜外面42eの楔作用によって上側からも強く押されて、両片部46がそれぞれ一体として専ら径方向へ拡径し、その拡径力が摩擦部材31に加わり、その摩擦部材31を介して取付穴1aの内周面に強く圧着する。
【0029】
▲3▼、これらの圧着形態では、第1,2形態の何れもが、拡開部材23又は拡開部を形成している両片部46の拡径力を軟質の摩擦部材30又31に伝え、その円筒状の摩擦部材30又31により拡径力を上下及び面的に均一化すると共に、取付穴1aの内周面に広がりを持った状態で圧接力を径方向へ効率的に作用させることができること、第1形態の拡開部材23や第2形態の両片部46が上下から挟み込まれた状態で押し付けられて拡径し、しかもその拡径部分は何れもゴム材より硬い樹脂製片部26又は46の全体が径方向に動かされる。このため、この構造の場合は、係止強度的に安定したより強い固定が瞬時に得られると共に、ボルト21又は41による締め付け作業の締め付け最終時点が容易に判断できる。
【0030】
▲4▼、なお、第2形態のボルト41は頭部41aが角形であることから、係合溝41dが潰れて変形した場合にも頭部41aを工具にて掴んで回転操作することが可能であり、メンテナンス等で着脱したいとき等に便利なものとなる。このような便座ユニット3は、取り外した状態で清掃したり、故障あるいは交換することも多く、そのような場合に設置板9を取り外す必要がある。取り外すときはボルト21又は41を締め付けと逆回転すると、留め具20又は40が元の状態となって取付穴1a,9dから容易に引き抜くことができることは勿論である。
【0031】
▲5▼、各形態例では、留め具20又は40を構成する各部材は摩擦部材30,31を除いて樹脂材により形成されていることから、錆等の問題がなくなり、成形性もよい。また、第2形態のように、ナット部44付きの拡開部材43として形成する場合には、部材同士の組み付け工数等が少なくなり、留め具40としての取り扱いが良好になる。等の利点もある。
【0032】
なお、上記各形態において、摩擦部材30又は31としては円筒状に形成したものを挙げたが、形状的には種々変更することができる。その一例を図6の二点鎖線にて示している。この摩擦部材32は、フランジ部32aの下面に設けられた一対の片部32bを有し、両片部32bにて間にスリット部32cを介在した状態で略円筒状に形成したものである。また、フランジ部32aには、例えば、第2形態の当接部材42に設けられたフランジ部42aの窪み部42dに対応する突部32dを有している。そして、この摩擦部材32は、取付穴9dが取付穴1aに重なるよう位置だしされた状態から、取付穴9d,1a内に両片部32bを差し込み、その差し込まれた状態から図8等の状態に組み付けられている留め具を摩擦部材32の筒内に入れる。すると、フランジ部32aの上に当接部材側のフランジ部が重ねられ、前記した窪み部と突部32dとが嵌合する。更に、他の形態としては、例えば、取付穴9d,1aが複数(例えば2個)にて構成されている場合、前記した各摩擦部材30,31,32をその取付穴と同じ数(例えば2個)だけそれぞれ連結部にて一体に形成しておくことも可能である。更に、上記した緩衝部材10と摩擦部材30,31,32を連結させてパーツ数を減らすことも考えられる。なお、上記各形態では、留め具構成部材が樹脂成形体である例で説明したが、ボルト21,41やナット部材24はコストや強度との兼ね合いにより必ずしも樹脂材に限られるものではなく、金属製や樹脂と金属の複合体等にしても差し支えない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明に係る便座取り付け構造にあっては、拡開部材が、ナット部材の上昇移動により、当接部材とナット部材との間に挟み込まれた状態で専ら径方向に拡径し、その拡径力が軟質の摩擦部材を介在して面的に均一化し、かつ取付穴の内周面に広がりを持った状態で圧接力を作用させることが可能となり、係止強度的により強く安定した係止力が得られると共に、ボルトの締め付け最終時点が判断し易くなる。よって、狭い場所でも作業性よく、便座ユニットを便器に強固かつ安定した係止力にて取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取り付け構造を図14のA−A線に沿う状態で示す拡大断面図である。
【図2】図1で使用している留め具を一部破断して示す図である。
【図3】図2の留め具の各部材の関係を示す図である。
【図4】図2の留め具の主部材の関係を一部断面して示す図である。
【図5】本発明の取り付け構造の他の形態を図1に対応して示す拡大断面図である。
【図6】図5で使用している留め具と摩擦部材の関係を示す概略斜視図である。
【図7】図6の留め具の主部材の関係を示す概略分解斜視図である。
【図8】図5の留め具を上と正面から見た図である。
【図9】図5の留め具を側面と下から見た図である。
【図10】図5の留め具構成部材のうち当接部材を示す図である。
【図11】図5の留め具構成部材のうちナット部付きの拡開部材を示す図である。
【図12】図5の留め具構成部材のうちボルトを示す図である。
【図13】図5の留め具で使用している摩擦部材を示す図である。
【図14】本発明を適用して取り付けた便座ユニット付きの便器を上から見た図である。
【図15】本発明を適用して取り付けた便座ユニット付きの便器を側面から見た図である。
【図16】図14のB−B線とC−C線に沿う概略断面図である。
【図17】従来の便座ユニットの取り付け構造例を示す図である。
【符号の説明】
1 便器
1a 取付穴
3 便座ユニット
4 便座ユニットの本体
4a 切欠部
8 軸部
9 設置板
9d 取付穴
9b ガイド溝
20,40 留め具
21,41 ボルト
22,42 当接部材
22,42a フランジ部
23 拡開部材
22b,42b 挿通孔
23d,43d スリット部
25,45 ガイド突片部
26,46 片部
24 ナット部材
30,31,32 摩擦部材
43 ナット部付きの拡開部材
44 ナット部

Claims (6)

  1. 便座ユニットを便器上に取り付けるための設置板を有し、前記便器及び設置板にそれぞれ設けられた各取付穴を重ねて、留め具を前記設置板の上面側から挿入し、かつ前記取付穴内で係止する便座取り付け構造において、前記留め具が、ボルトと、設置板当接用フランジ部を上部外周に設け、かつ内周に挿通孔を有する当接部材と、前記挿通孔を貫通した前記ボルトの軸部廻りに配置された拡開部材と、前記ボルトの回転により上昇移動して前記拡開部材を拡径するナット部材とからなると共に、
    前記拡開部材と前記取付穴の内周面との間に配置される軟質の摩擦部材を有し、前記拡開部材を前記摩擦部材を介して前記便器側取付穴の内周面に圧着する、
    ことを特徴とする便座取り付け構造。
  2. 前記留め具を構成する各部材が樹脂材により形成されている請求項1に記載の便座取り付け構造。
  3. 前記拡開部材と前記ナット部材とが樹脂材により一体に形成されている請求項1に記載の便座取り付け構造。
  4. 前記拡開部材が、2以上の片部からなると共に、前記片部同士を間にスリット部を介在した状態で一体の略筒状に形成されている請求項1に記載の便座取り付け構造。
  5. 前記当接部材が、前記スリット部内に配置されるガイド片部を一体に有し、前記拡開部材内に当接部材の先端側を挿入した状態で前記ガイド片部と前記スリット部側との嵌合を介して上下動可能に組み付けられる請求項4に記載の便座取り付け構造。
  6. 前記便座ユニットが、前記設置板が収納配置される切欠部を背面下部側に有し、前記切欠部側と前記設置板側とに対応してそれぞれ設けられた軸部及びガイド溝の嵌合を介して、前記便器に対し前後に摺動可能に配置される請求項1から5の何れかに記載の便座取り付け構造。
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