JPH089327Y2 - 把 手 - Google Patents

把 手

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JPH089327Y2
JPH089327Y2 JP1990003273U JP327390U JPH089327Y2 JP H089327 Y2 JPH089327 Y2 JP H089327Y2 JP 1990003273 U JP1990003273 U JP 1990003273U JP 327390 U JP327390 U JP 327390U JP H089327 Y2 JPH089327 Y2 JP H089327Y2
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JP
Japan
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handle
cap
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portions
fitted
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JP1990003273U
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JPH0395467U (ja
Inventor
信晶 山本
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Tochigiya Co Ltd
Original Assignee
Tochigiya Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、扉や鞄に取付けて使用する把手に関する。
(従来の技術) 扉の開閉、パネルの移動、鞄の持ち運びなどのため
に、これらに取付けて使用する把手としては、球状や円
盤状の握持部から成るもの、断面がC字型やL字型の握
持部から成るものなどが知られており、これら把手を
扉、鞄等の器体に取付ける方法としては、例えば、雄ネ
ジを把手に設けた透孔に挿通し、器体側に設けた雌ネジ
に螺合する方法が知られている。こうした取付け方法の
把手においては、雄ネジを使用し、これを把手の透孔に
挿通して器体の雌ネジに螺合したとき、雄ネジの頭部が
露出していると、把手の外観を損ねたり、繰返し手が触
れて雄ネジが次第にゆるみ不用意に脱落するようなトラ
ブルを生じかねない。
こうした問題を解消するため、把手を中空のほぼC字
状の本体と湾曲した板状のキヤップとから構成し、本体
の器体に対する両取付基部の基底面に前記雄ネジの透孔
および本体の背面の長さ方向に嵌合溝を設け、雄ネジの
締付け後において、キャップを嵌合溝に一体的に嵌着す
るように構成した把手が知られている。
(考案が解決すべき問題点) 前記従来技術においては、一般に、キャップは、その
両端部にキャップ板厚と同等かまたは薄く突設した板状
の係合片を把手本体の嵌合溝の両端部に係合させること
で把手本体に固定するようになっている。そのため、把
手を取付けた器体の取扱いや把手の操作中などにおい
て、キャップの一端部または両端部が何らかの外力で強
く加圧されると、キャップが比較的容易に把手本体から
外れたり、折損したりすることがある。一方、器体の移
送などにおいて把手が邪魔にならないようにこれを取り
外す場合、その取り外しが容易ではないばかりでなく、
その際、把手を傷つけてしまうといったことがある。
(問題を解決するための手段) 前記問題を解決するための本考案に係る把手は、把手
部とその長さ方向両端で屈曲する取付基部とを有する中
空の本体とキヤップとから構成し、前記両取付基部の基
底面には器体に対する取付ネジの透孔および前記本体の
背面の長さ方向には嵌合溝を設け、前記取付ネジの締付
け後において、前記キャップを前記嵌合溝に一体的に嵌
着するように構成してある把手において、前記両取付基
部を第1の筒状部に形成し、前記キャップの長さ方向両
端部には前記両筒状部の内部に圧嵌する第2の筒状部を
一体に形成し、前記第1の筒状部の内面および前記第2
の筒状部の外面には互いに係合する凹凸部を設け、前記
本体における前記両取付基部の互いに対向する両内側壁
の近傍には前記キャップの内面に対向する工具挿入案内
孔を設けてあることを特徴とする。
(作用) 把手本体に嵌着したキャップは、把手本体の取付基部
における取付ネジを隠蔽するとともに、その両端部に形
成したが把手本体の両端部に位置するである取付基部内
に一体的に圧嵌することで、把手本体との嵌着状態、す
なわち、複合一体化状態を強固に保持する。工具挿入案
内孔は、そうした嵌着状態にあるキャップを、必要に応
じて、取り外す際に用いる工具の案内となる。
(実施例) 本考案に係る把手を実施例によって説明すると、以下
のとおりである。
第1図は、本考案の把手1を器体の一例であるドア・
パネル4に取付け、固定する状態を示す分解斜視図であ
る。第2図は、把手1をドア・パネル4に取付けた状態
を示す中央断面図である。
把手1は、本体2とキャップ3とから構成し、雄ネジ
5を本体2に設けた透孔6に挿通し、ドア・パネル4に
設けた雌ネジ7に螺合しドア・パネル4に取付けてあ
る。
把手1を構成する本体2とキャップ3とは、熱可塑性
樹脂の射出成形、熱硬化性樹脂の熱プレス成形、アルミ
ニウムの鋳型成形、その他周知の材料と成形方法によっ
て得ることができる。本体2とキャップ3とは、材料や
成形方法が同一である必要はなく、例えば、キャップ3
は、本体2よりも相対的に軟質の材料でつくることによ
って、本体2への嵌着を容易にしたり、把手1に手が触
れたときの感触をソフトにすることも可能である。
雄ネジ5および雌ネジ7は、ステンレススチール等の
金属やプラスチック等適宜の素材からなるものを用いる
ことができる。
第1図および第2図から明らかなように、本体2は、
中空でほぼC字型をなし、把手部11aと、その長さ方向
両端で屈曲し筒状部に形成した取付基部11b,11b′と、
該基部の基底面とは反対側の屈曲面を含む本体2の背面
の長さ方向に嵌合溝10と、取付基部11b,11b′の基底面
に雄ネジ5を挿通するための透孔6,6′を有する。
両透孔6,6′間のピッチは、ドア・パネル4の雌ネジ
7,7′のピッチと実質的に等しくするが、好ましくは一
方の透孔、例えば6′を第2図のように透孔6,6′を結
ぶ中心線に沿って伸びる長円につくり、雌ネジ7のピッ
チに多少の狂いがあっても支障なく本体2を取付けるこ
とができるようにしておく。透孔6,6′の径は、雄ネジ
5の頭の径より小さくして脱落することがないようにし
てある。
キャップ3は、杆状部8とその長さ方向両端部に形成
した筒状部9,9′とから成る。杆状部8は本体2の嵌合
溝10に嵌着し、筒状部9,9′は、本体2の取付基部であ
る筒状部11b,11b′の内側に杆状部8が嵌合溝10の周縁
に当接する深さまで圧嵌する。
キャップ3の筒状部9,9′の外面にはラッチ係合用の
凸起12,12′を設けてあり、本体2の取付基部11,11′の
内面には凸起12,12′がラッチ係合し得る凹部13,13′を
設けてある。突起12,12′および凹部13,13′の個数や寸
法は、所要のラッチ係合強さを得るように定めればよ
い。ただし、凸起12,12′と凹部13,13′との係合は、キ
ャップ3の嵌着が完了すると同時か、またはその直前に
行われるようにそれらの位置を設定する。そうすること
によってキャップ3は、通常の使用状態では本体2に対
して取り外し不可能に嵌着する。
第2図に示すように、本体2における両取付基部11b,
11b′の互いに対向する両内側壁面の近傍にはキャップ
3の内面に対向して位置する工具挿入案内孔14を設けて
あり、ここに棒状工具(図示せず)を挿入することで、
本体2に嵌着しているキャップ3を突き出すようにして
外すことができるようにしてある。
前述のように構成した本考案に係る把手1の組み立て
は、まずドア・パネル4の雌ネジ7に対して本体2の透
孔6,6′を合わせ、雄ネジ5を本体2側から雌ネジ7に
螺合して本体2を固定する。次いで、本体2の嵌合溝10
にキャップ3の杆状部8を嵌着するとともに本体2の取
付基部である筒状部11b,11b′にキャップ3の筒状部9,
9′を圧嵌し、凸起12,12′と凹部13,13′とを係合させ
る。
第3図は、第2図におけるA−A線断面図で、キャッ
プ3が本体2に嵌着する状態と、雄ネジ5の頭部を隠蔽
する状態とを示す。
なお、キャップ3を本体2に嵌着するには、ラッチ作
用を有する凸起12,12′と凹部13,13′の例に限らず、公
知の種々の係合機構を採用し得る。
(考案の効果) 本考案に係る把手によれば、把手本体に嵌着したキャ
ップは、その両端部に形成した筒状部が把手本体の両取
付基部である筒状部内に一体的に圧嵌し、これらの部分
を二重構造にすることで、把手本体との嵌着状態を保持
するから、把手を取付けた器体の取扱いや把手の操作中
などにおいて、キャップの一端部または両端部が何らか
の外力で強く加圧されても、比較的容易に把手本体から
外れたり、折損したりすることがないだけでなく、嵌合
溝を閉塞する機能のほかに、適宜の素材で形成すること
で、把手本体を補強し、把手全体を堅牢に構成すること
ができる。
一方、工具挿入案内孔は、これに棒状工具を挿入して
把手本体に強固な嵌着状態にあるキャップをその内面か
ら突き外すのに用いることができる。したがって、器体
の移送などにおいて把手が邪魔にならないようにこれを
比較的容易に取り外すことができる。また、その際、把
手を再利用が不可能なように傷つけてしまう虞れがな
い。工具挿入案内孔は、把手の見えにくい部位、すなわ
ち、把手本体における両取付基部の互いに対向する両内
側壁の近傍に設けてあるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、把手の組み立て構造を示す分解斜視図。第2
図は、組み立て後の把手の中央部断面図。第3図は、第
2図におけるA−A線断面図。 1……把手、2……本体 3……キャップ、4……器体 5……取付ネジ、6,6′……透孔 9,9′……筒状部、10……嵌合溝 11b,11b′……取付基部、14……工具挿入案内孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部とその長さ方向両端で屈曲する取付
    基部とを有する中空の本体とキヤップとから構成し、前
    記両取付基部の基底面には器体に対する取付ネジの透孔
    および前記本体の背面の長さ方向には嵌合溝を設け、前
    記取付ネジの締付け後において、前記キャップを前記嵌
    合溝に一体的に嵌着するように構成してある把手におい
    て、 前記両取付基部を第1の筒状部に形成し、前記キャップ
    の長さ方向両端部には前記両筒状部の内部に圧嵌する第
    2の筒状部を一体に形成し、前記第1の筒状部の内面お
    よび前記第2の筒状部の外面には互いに係合する凹凸部
    を設け、前記本体における前記両取付基部の互いに対向
    する両内側壁の近傍には前記キャップの内面に対向する
    工具挿入案内孔を設けてあることを特徴とする前記把
    手。
JP1990003273U 1990-01-18 1990-01-18 把 手 Expired - Lifetime JPH089327Y2 (ja)

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