JP4332286B2 - コンクリート型枠へ継手金具の雄を固定する構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート型枠に継手金物の雄を固定させる固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート製品の継手金具として、図5に示す構造のものは、簡単な操作で確実な継手ができることは知られている。
【0003】
前記継手金具の雄は、コンクリート型枠における側枠の孔から外へ出る接合体を掴んで位置決めフランジが側枠へ圧接されるように固定しなければならないものであるが、このよう条件で雄を固定できる技術がないため、継手金具をコンクリートの継手に使用することはできない現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コンクリート型枠における側枠の孔から外へ出る接合体を掴んで位置決めフランジが側枠へ圧接されるように継手金具の雄をコンクリート型枠へ固定させる固定構造を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明に係るコンクリート型枠へ継手金具の雄を固定する構造は、コンクリート型枠の製品の継手面を形成させる側枠の定位置に、継手金物の雄を取付フランジが側枠の内側に位置し、中間に係止溝を有する接合体が側枠の孔を通って外側に出るように固定させる固定構造であって、継手金物の雄の接合体に、その係止溝に対応する一対の切込を形成されたキャップが冠着されて、該キャップの先端外周は、前記側枠にあけたテーパーまたは段付の孔に適合するテーパーまたは段付面とされ、前記キャップへ開口部から嵌め着けられる締め具は、その下部内側にキャップの切込を経て接合体の係止溝に係合される一対の係合縁を形成され、キャップの面板に対応する端板には、キャップの押し下げを行わせるボルトを螺合されている構成を採用することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るコンクリート型枠へ継手金具の雄を固定する構造の実施形態を説明する。
【0007】
図1〜図5において符号1は、継手金具Aにおける雄である。この雄1は、図2、図3、図4に示すようにコンクリート型枠における側枠2の内面に当接させる位置決めフランジ3と、側枠2にあけられたテーパーまたは段付の孔4から外へ出て、後記する雌との接合を行わせる先端にテーパー部5を有する接合体6と、この接合体6の長さ方向の中間部に環状に設けられた係止溝7と、位置決めフランジ3側にねじ8により取付けられるインサート部9とを備えるか、または、位置決めフランジ3と接合体6とインサート部9とが鋳物等により一体形成される場合もある。
【0008】
継手金具Aにおける雌10は、図5に示すように雄1の接合体6を容入させるように中心に設けられた受孔11と、この受孔11の周囲に接合体6の係止溝7に対応させて、3個かそれ以上を設けられた心向き孔12と、この心向き孔12へ嵌合して、ゴム等の弾性体13の弾力により接合体6の係止溝7ヘ圧入されるようにした係合部14と、この係合部14の先端の接合体6が挿入される側に設けられている斜面15とを備える。
【0009】
前記した継手金具Aの雄1を固定する固定構造は、図1〜図4に示す通り、雄1の接合体6に被せるキャップ16と、このキャップ16の両側に設けられる切込17から接合体6の係止溝7へ係合縁18を係合させる締め具19と、締め具19の端板20に螺合させて、キャップ16を押圧させるボルト21とを備える構成である。
【0010】
前記キャップ16は、内部の空間22に図3、図4に示すように接合体6を容入させ、この接合体6の係止溝7に対応させて、キャップ16の両側壁に図1に示すように一対の切込17を形成され、キャップ16の先端外周は、コンクリート型枠における側枠2に設けられたテーパーまたは段付の孔4に係合するようにテーパーまたは段付面23とされ、キャップ16の面板24の中心にはボルト先の係合凹部25を形成されている。
【0011】
前記締め具19は、図1に示すように開口部26からキャップ16ヘ嵌め着けることができる箱型に形成されていて、下部の内側にキャップ16の一対の切込17を経て接合体6の係止溝7へ係合させる一対の係合縁18を設けられ、端板20には先端がキャップ16における面板24の係合凹部25に対応するようにボルト21を螺合させてある。
【0012】
前記実施形態に示す固定構造により継手金具Aの雄1を固定するには、コンクリート型枠の側枠2にあけられたテーパーまたは段付孔4から図2に示すように雄1の接合体6を外に出し、位置決めフランジ3を側枠2の内面へ当てて、接合体6に対応させたキャップ16を図3に示すように接合体6に冠せる。そして、キャップ16の先端外周のテーパーまたは段付面23を側枠2のテーパーまたは段付孔4に係合させると、キャップ16が側枠2に支持される。
【0013】
前記のように側枠2にキャップ16が支持されたら、キャップ16の両側に設けられた切込17へ締め具19の一対の係合縁18を合わせて、図4に示すように締め具19をキャップ16に嵌め付ければ、締め具19の係合縁18がキャップ16の切込17を経て接合体6の係止溝7に係合し、締め具19の端板20に螺合させたボルト21の先端は、キャップ16の面板24の係合凹部25に対応する。この状態においてボルト21の締め着けを行えば、ボルト21によりキャップ16の係合凹部25が抑えられ、その反力によって締め具19が引かれる。このため、接合体6は係止溝7を締め具19の係合縁18により引かれて、位置決めフランジ3が側枠2へ密着した状態で固定され、雄1のインサート部材9がインサートされたコンクリート製品27の成形を可能とする。
【0014】
コンクリート製品27の成形が終わって製品27を離型するときは、ボルト21を緩めて、キャップ16の係合凹部25から離れさせ、締め具19を後方にずらしてキャップ16から外し、接合体6からキャップ16を取り去れば、側枠2のテーパー孔4が開放されて製品27の離型を支障なく行わせるようになる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は前述した通り、継手金具の雄をコンクリート型枠における側枠の定位置ヘ確実に固定することができるから、継手面から該雄が突出されて、図4に示す通り雌と係合し、強固な継手を構成するコンクリート製品の成形が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート型枠へ継手金具の雄を固定する構造の分解斜視図である。
【図2】継手金物の接合体へキャップが被せられる前の縦断正面図である。
【図3】継手金物の接合体へキャップが被せられた後の縦断正面図である。
【図4】キャップの切込へ締め具の係止縁を挿し込んで、ボルトによりキャップを押さえさせた縦断正面図である。
【図5】継手金具により継手されたコンクリート製品の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 継手金具Aの雄
2 側枠
4 テーパーまたは段付の孔
6 接合体
7 係止溝
16 キャップ
17 切込
18 係合縁
19 締め具
20 端板
21 ボルト
23 テーパーまたは段付面
Claims (1)
- コンクリート型枠の製品の継手面を形成させる側枠の定位置に、継手金物の雄を取付フランジが側枠の内側に位置し、中間に係止溝を有する接合体が側枠の孔を通って外側に出るように固定させる固定構造であって、継手金物の雄の接合体に、その係止溝に対応する一対の切込を形成されたキャップが冠着されて、該キャップの先端外周は、前記側枠にあけたテーパーまたは段付の孔に適合するテーパーまたは段付面とされ、前記キャップへ開口部から嵌め着けられる締め具は、その下部内側にキャップの切込を経て接合体の係止溝に係合される一対の係合縁を形成され、キャップの面板に対応する端板には、キャップの押し下げを行わせるボルトを螺合されている特徴とするコンクリート型枠へ継手金具の雄を固定する構造。
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