JPH0432491Y2 - - Google Patents

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JPH0432491Y2
JPH0432491Y2 JP8064888U JP8064888U JPH0432491Y2 JP H0432491 Y2 JPH0432491 Y2 JP H0432491Y2 JP 8064888 U JP8064888 U JP 8064888U JP 8064888 U JP8064888 U JP 8064888U JP H0432491 Y2 JPH0432491 Y2 JP H0432491Y2
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mounting plate
cavity
grommet body
panel
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば自動車のカウルトツプグリル
等の取付板材を、車のボデイパネルに固定するた
めに使用される固定具の改良に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来のこの種固定具の一例として、実開昭54−
第136477号公報に示すものが存する。
該従来の固定具は、具体的には図示しないが、
いずれも合成樹脂で一体成形されたグロメツト本
体とピン部材の2部品から成り、前者のグロメツ
ト本体は、内部にピン部材を緊密に係入する空所
を画成し、該空所内にピン部材を係合する突出係
止部を形成する一方、空所の開口縁にフランジ部
を形成すると共に、外壁面所定個所に該フランジ
部と共働してパネルの孔縁を挟持する肩部を形成
して、パネルの取付孔に係着できる構成となつて
いる。
又、後者のピン部材は、上部側に取付板材に当
接する拡大頭部を形成すると共に、下部側に上記
グロメツト本体の空所の突出係止部と係合する先
端係合部を形成する構成となつている。
そして、実際の使用に際しては、パネルに穿設
されている取付孔に、上記フランジ部と肩部を介
してグロメツト本体を係着した後、グロメツト本
体の空所開口と取付板材の通孔とを合致させて、
ピン部材をグロメツト本体の空所内に係入し、該
ピン部材の先端係合部を空所内の突出係止部に係
合することにより、ピン部材の拡大頭部の当接作
用で、取付板材をパネルに対して固定するもので
ある。
又、パネルに対する取付板材の固定を解除する
場合には、取付板材を工具等でパネルから強制的
に離間させながら、ピン部材の先端係合部をグロ
メツト本体の空所から引き抜けば、グロメツト本
体とピン部材の一体化が解けるので、これによ
り、取付板材をパネルから取り外すことが可能と
なる。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、従来の固定具にあつては、取付板材
を工具等でパネルから強制的に離間させて、ピン
部材の先端係合部をグロメツト本体の空所から無
理矢理引き抜くだけで、一応取付板材の固定を解
除することは可能となるが、取付板材をパネルか
ら強制的に離間させる作業中に、ピン部材の先端
係合部が空所の突出係止部から自動的に外れる
と、その反力で、ピン部材自体が取付板材の通孔
から他所に大きく飛び出して、ピン部材を紛失し
てしまうことが多々あるので、これに起因して、
固定具の再使用ができなくなると言う大きな問題
点を有していた。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る従来の課題を有効に解
決するために開発されたもので、パネルの取付孔
に係着されるグロメツト本体と、該グロメツト本
体の内部空所内に係入されるピン部材とから成
り、グロメツト本体は自身の空所内に突出係止部
を形成し、ピン部材は上部側に拡大頭部を形成す
ると共に、下部側に上記空所内の突出係止部と係
合する先端係合部を形成してなる固定具を前提と
して、上記ピン部材の先端係合部に、該先端係合
部とは別個に上記グロメツト本体の突出係止部に
係合するストツパー体をヒンジ片を介して連設す
る構成を採用した。
「作用」 依つて、本考案にあつても、パネルに穿設され
ている取付孔にグロメツト本体を係着した後、グ
ロメツト本体の空所開口と取付板材の通孔を合致
させて、ピン部材をグロメツト本体の空所内に係
入し、該ピン部材の先端係合部を空所内の突出係
止部に係合すれば、ピン部材の拡大頭部の当接作
用で、取付板材をパネルに対して固定できること
は言うまでもない。
又、パネルに対する取付板材の固定を解除する
場合にも、基本的には、取付板材を工具等でパネ
ルから強制的に離間させて、ピン部材の先端係合
部をグロメツト本体の空所から無理矢理に引き抜
けば、取付板材を取り外すことは可能となるが、
特に本考案にあつては、ピン部材の先端係合部が
空所の突出係止部から外れると、今度は該先端係
合部にヒンジ片を介して連設されているストツパ
ー体が、空所の突出係止部に係合する。
従つて、最終的には、このストツパー体の突出
係止部に対する係合が解かれない限り、グロメツ
ト本体とピン部材の一体化が解除できないので、
先端係合部がグロメツト本体の突出係止部から外
れることにより生じる反力で、ピン部材自体が取
付板材の通孔から直ちに飛び出すことがなくな
り、従来の如くピン部材を紛失することが防止で
きる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る固定具も、第1図に示
す如く、パネルの取付孔に係着されるグロメツト
本体1と、該グロメツト本体1の内部空所2内に
係入されるピン部材11とから成り、グロメツト
本体1とピン部材11とは、いずれも合成樹脂で
一体成形されている。
そして、前者のグロメツト本体1は、図示する
如く、全体が細長の楕円形状に成形されて、自身
の内部空所2を相似する長孔形状に画成し、該長
孔状空所2の対向する内壁面に一対の突出係止部
3,3を形成する一方、空所2の開口縁にフラン
ジ部4を形成すると共に、外壁面所定個所に該フ
ランジ部4と共働してパネルの孔縁を挟持する一
対の肩部5,5を形成して、パネルの取付孔に簡
単且つ確実に係着できる構成となつている。
又、後者のピン部材11は、上部側に取付板材
に当接する拡大頭部12を形成すると共に、下部
側に上記空所2内の突出係止部3と係合する先端
係合部13を形成し、且つ該先端係合部13の下
端面側に、該先端係合部13とは別個に、上記グ
ロメツト本体1の対向する突出係止部3,3に係
合する球状ストツパー体14を薄肉ヒンジ片15
を介して一体に連設する構成となつている。
依つて、斯るグロメツト本体1とピン部材11
を用いて、パネルP1に対して取付板材P2を固
定する場合は、第2図A,Bに示す如く、パネル
P1に穿設されている取付孔H1に、上記フラン
ジ部4と肩部5を介してグロメツト本体1を係着
した後、グロメツト本体1の空所2開口と取付板
材P2の通孔H2とを合致させて、ピン部材11
をグロメツト本体1の空所2内に係入して、該ピ
ン部材11の先端係合部13を空所2内の突出係
止部3,3間に係合することにより、ピン部材1
1の拡大頭部12の当接作用で、取付板材P2が
パネルP1に対して確実に固定されることとな
る。
但し、本実施例にあつては、図示する如く、ピ
ン部材11の先端係合部13をグロメツト本体1
の突出係止部3に係合させる以前に、該先端係合
部13に薄肉ヒンジ片15を介して連設されてい
るストツパー体14を、対向する突出係止部3,
3間を強制的に通過させて、該ストツパー体14
を空所2の長孔形状を利用して、突出係止部3の
下方に待機させておくものとする。
そして、パネルP1に対する取付板材P2の固
定を解除する場合には、基本的には従来と同様
に、取付板材P2を工具等でパネルP1から強制
的に離間させながら、ピン部材11の先端係合部
13をグロメツト本体1の空所2から無理矢理に
引き抜けば、取付板材P2を取り外すことが可能
となることは言うまでもない。
しかし、本実施例にあつては、先端係合部13
に球状ストツパー体14を連設している関係で、
ピン部材11の先端係合部13が空所2の突出係
止部3から外れても、第3図に示す如く、該先端
係合部13にヒンジ片15を介して連設されてい
るストツパー体14が、空所2の突出係止部3,
3と自動的に係合することとなる。
従つて、最終的には、このストツパー体14の
突出係止部3に対する係合を解かない限り、グロ
メツト本体1とピン部材11の一体化を解除する
ことができないので、先端係合部13が突出係止
部3から外れることにより生じる反力で、ピン部
材11自体が取付板材P2の通孔H2から直ちに
飛び出すことがなくなり、この結果、従来の如く
ピン部材11を紛失して、再使用ができなくなる
といつた事態はなくなる。
又、本実施例は、グロメツト本体1の内部空所
2を長孔形状に画成している関係で、例え取付板
材P2が合成樹脂の成形体で、温度変化に応じて
熱膨張や熱収縮しても、突出係止部3に対する先
端係合部13の係合状態を維持したまま、ピン部
材11を該長孔形状を利用して自在に移動させる
ことが可能となるので、固定状態にある取付板材
P2の熱膨張や熱収縮をも効果的に吸収できる利
点を有するものである。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、グロメツト本体とピン
部材の2部品から構成される固定具において、ピ
ン部材の先端係合部に、該先端係合部とは別個に
グロメツト本体側の突出係止部に係合するストツ
パー体をヒンジ片を介して連設したことを特徴と
するものであるから、パネルに対する取付板材の
固定を解除するために、取付板材を工具等でパネ
ルから強制的に離間させて、ピン部材の先端係合
部をグロメツト本体の空所から無理矢理に引き抜
いても、続いて該先端係合部に連設されているス
トツパー体が、空所の突出係止部に係合して、先
端係合部が突出係止部から外れることにより生じ
る反力で、ピン部材が取付板材の通孔から即座に
飛び出すことを効果的に阻止できることとなる。
従つて、本考案にあつては、従来の如く取付板
材の固定を解除する度に、ピン部材を紛失して再
使用ができなくなることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る固定具を示す分
解斜視図、第2図A,Bは同固定具を用いて取付
板材をパネルに固定した状態を夫々異なる方向か
ら示す要部断面図、第3図は取付板材をパネルか
ら離間させた状態を示す要部断面図である。 1……グロメツト本体、2……内部空所、3…
…突出係止部、4……フランジ部、5……肩部、
11……ピン部材、12……拡大頭部、13……
先端係合部、14……ストツパー体、15……薄
肉ヒンジ片、P1……パネル、P2……取付板
材、H1……取付孔、H2……通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネルの取付孔に係着されるグロメツト本体
    と、該グロメツト本体の内部空所内に係入される
    ピン部材とから成り、グロメツト本体は自身の空
    所内に突出係止部を形成し、ピン部材は自身の上
    部側に拡大頭部を形成すると共に、下部側に上記
    空所内の突出係止部と係合する先端係合部を形成
    してなる固定具であつて、上記ピン部材の先端係
    合部に、該先端係合部とは別個に上記グロメツト
    本体の突出係止部に係合するストツパー体をヒン
    ジ片を介して連設したことを特徴とする固定具。
JP8064888U 1988-06-20 1988-06-20 Expired JPH0432491Y2 (ja)

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JP8064888U JPH0432491Y2 (ja) 1988-06-20 1988-06-20

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JP4619914B2 (ja) * 2005-09-30 2011-01-26 株式会社イノアックコーポレーション 車両内装部材

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