JP3034156U - ねじ接続式携帯ガス器具をカセットガスボンベに設ける係止孔具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ねじ接続式携帯ガスボンベを使用するコン
ロ，ランタン，バーナーなどの器具を、カセットガスボ
ンベにも接続が出来るようにする。 【解決手段】 プラスチック製円形凸状のグリップカバ
ー本体において、下部の大枠部１の外周縁に滑り止め窪
みを設け内側が空洞となり、上部の小枠部３の下方に円
形を切欠した嵌合孔と上面には円孔５を開け、その嵌合
孔に円形切欠接続ねじ孔６を嵌入して、上面の円孔から
ねじ部７がでるようにし、下面には取付孔を開け、中心
の接続孔部にゴムリング１１を挿着する、下部の大枠部
１の内側上面に湾曲した傾斜突起部１２を設け、その傾
斜突起部１２に係合して上下するガスボンベ張着円盤に
は、円盤の中心に係止孔とねじ溝を開け、その周囲に楔
状係止部１６と切溝部、ガイドリング係止突起部１８を
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ねじ式の携帯ガスボンベに付く携帯ガス器具等を、接続方式が異な るカセットガスボンベにも接続が出来るようにするためのものであり、カセット ガスボンベのノズル周りリング内縁に容易に嵌入張着して、安定した接続が出来 るようにした係止孔具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ねじ接続式携帯ガスボンベを使用するコンロ，ランタン，バーナーなどの器具 を、カセットガスボンベに接続できる係止孔具と、係止孔具そのものにコンロ， ランタン，バーナーなどの器具が付くものが出来ているが、その接続方法として 従来のものは、カセットガスボンベのガイドリングの外周縁に、係止孔具を係止 して接続したり、締着させて接続するものであった。（例えば、実用新案登録第 ３０２７８７５号、実用新案登録第３０２７３５０号参照）

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のカセットガスボンベに接続使用する係止孔具等おいては、カセットガス ボンベのガイドリングでの外周縁に、係止孔具を係止し密着させて接続していた が、ガイドリングの弾力によって接続使用中に緩み易い問題点を有していた。

【０００４】 本考案は、ねじ接続式携帯ガスボンベを使用するコンロ，ランタン，バーナー などの器具を、カセットガスボンベにも接続が出来るようにするため、ノズル周 りのリング内縁に嵌入し、張着による安定した接続ができる係止孔具の提供を目 的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の課題を達成するため、プラスチック製円形凸状のグリップカバー本体に おいて、下部の大枠部の外周縁に滑り止め窪みを設け内側が空洞となり、上部の 小枠部の下方に円形を切欠した嵌合孔と上面には円孔を開け、その嵌合孔に円形 切欠接続ねじ孔を嵌入して、上面の円孔からねじ部がでるようにし、下面には取 付孔を開け、中心の接続孔部にゴムリングを挿着する、下部の大枠部の内側上面 に湾曲した傾斜突起部を設け、その傾斜突起部に係合して上下するガスボンベ張 着円盤には、円盤の中心に係止孔とねじ溝を開け、その周囲に楔状係止部と切溝 部、ガイドリング係止突起部を設け、上方が小さな孔となり下方の環状下部を斜 形突片した環状下突片ノズル挿入孔を、ガスボンベ張着円盤の中心の係止孔に嵌 入し、楔状係止部と当接して円形切欠接続ねじ孔の取付孔に螺着し、ガスボンベ 張着円盤を大枠部の内側に挟着し、回動自在に取り付けた手段を講じたものであ る。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は、上記の手段を講じたので、これを使用するときは、ねじ接続式の携 帯ガスボンベを使用するガス器具を、係止孔具の上面に出るねじ部７にしっかり と螺着し、係止孔具の上部にガス器具を装着した状態で、カセットガスボンベの ガイドリングに、係止孔具の下面内側のガスボンベ張着円盤１３に設けたガイド リング係止突起部１８を嵌入し、カセットガスボンベのノズルを、環状下突片ノ ズル挿入孔１９のノズル挿入部２０に挿入して、係止孔具を被せるように押さえ ながら右方向に回すと、係止孔具の下部の大枠部１に設けた傾斜突起部１２に、 ガスボンベ張着円盤１３が摺動して押し下げられ、ガスボンベ張着円盤１３に設 けた楔状係止部１６が、ガスボンベ張着円盤１３の、中心に取り付けた環状下突 片ノズル挿入孔の突片部分に楔状係止部が当接し、押し下げられた力で楔状係止 部１６が開き、ノズルの周囲のリング内壁に楔状係止部１６が張着するようにな り、カセットガスボンベに係止孔具が取り付けられるものである。

【０００７】

【実施例】

図１乃至図２には、本考案のねじ接続式携帯ガス器具をカセットガスボンベに 設ける係止孔具を例示しており、プラスチック製で円形凸状のグリップカバーと なる本体の下部の大枠部１の外周縁に滑り止め窪み２を設け、上部の小枠部３に は円形を欠切した嵌合孔４を開け、上方には円孔５を開ける、その嵌合孔４に下 方から円形切欠接続ねじ孔６を嵌入し、上部に付くねじ部７にパッキン８を嵌入 して挿着し、上方の円孔にねじ部７が出るようにする、下面には取付孔９を開け 、中心の接続孔部１０にゴムリング１１を挿着する、本体下部の大枠部１の内側 上面には湾曲した傾斜突起部１２を設け、その傾斜突起部１２に係合して上下さ すガスボンベ張着円盤１３には、円盤の中心に係止孔１４とねじ溝１５を２ケ所 開け、その周囲に楔状係止部１６と切溝部１７を四方にそれぞれに４ケ所設け、 円盤の縁端にはガイドリング係止突起部１８を設ける、ガスボンベ張着円盤１３ の係止孔１１に、上方に小さな孔を設け下方の環状下部を斜形突片した環状下突 片ノズル挿入孔１９を嵌入し、円形切欠接続ねじ孔６の取付孔９に、環状下突片 ノズル挿入孔１９に開くねじ孔２１からねじで螺着すると、ガスボンベ張着円盤 １３が本体下部の大枠部１の内側に挟着し、回動自在となって取り付けられるも のである。

【０００８】 また、図３においては、本考案の係止孔具の大枠部１下面内側にガスボンベ張 着円盤１３を嵌入して挿着となった実施を示している。

【０００９】 また、図４、図５においては、ガスボンベ張着円盤１３に設けた、切溝部１７ 、楔状係止部１６、円孔５、ねじ溝１５、ガイドリング係止突起部１８の配置と 形状を示している。

【００１０】 また、図６においては、ガスボンベ張着円盤１３を大枠部１下面内側に係着し 、楔状係止部１６を当接して広げるようにする、環状下突片ノズル挿入孔１９の 形状と、内部のノズル挿入部２０とねじ孔２１を示している。

【考案の効果】

本考案は、以上のような構成によって次のような効果を備えている。

【００１１】 本考案によれば、カセットガスボンベのノズル周りのリング縁に、係止孔具を 張着させるようになるので、ノズルが固定して安定した接続使用を得ることがで き、特に手に持って使用する携帯ガス器具等に最適なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例を示す断面図である。

【図３】本考案の実施例を示す底面図である。

【図４】本考案のガスボンベ張着円盤の実施を示す平面
図である。

【図５】本考案のガスボンベ張着円盤の実施を示す側面
図である。

【図６】本考案の環状下突片ノズル挿入孔の実施を示す
側面図である。

【符号の説明】

１ 大枠部 ２ 滑り止め窪み ３ 小枠部 ４ 嵌合孔 ５ 円孔 ６ 円形切欠接続ねじ孔 ７ ねじ部 ８ パッキン ９ 取付孔 １０ 接続孔部 １１ ゴムリング １２ 傾斜突起部 １３ ガスボンベ張着円盤 １４ 係止孔 １５ ねじ溝 １６ 楔状係止部 １７ 切溝部 １８ ガイドリング係止突起部 １９ 環状下突片ノズル挿入孔 ２０ ノズル挿入部 ２１ ねじ孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラスチック製円形凸状のグリップカバ
   ー本体において、下部の大枠部の外周縁に滑り止め窪み
   を設け内側が空洞となり、上部の小枠部の下方に円形を
   切欠した嵌合孔と上面には円孔を開け、その嵌合孔に円
   形切欠接続ねじ孔を嵌入して、上面の円孔からねじ部が
   でるようにし、下面には取付孔を開け、中心の接続孔部
   にゴムリングを挿着する、下部の大枠部の内側上面に湾
   曲した傾斜突起部を設け、その傾斜突起部に係合して上
   下するガスボンベ張着円盤には、円盤の中心に係止孔と
   ねじ溝を開け、その周囲に楔状係止部と切溝部、ガイド
   リング係止突起部を設け、上方が小さな孔となり下方の
   環状下部を斜形突片した環状下突片ノズル挿入孔を、ガ
   スボンベ張着円盤の中心の係止孔に嵌入し、楔状係止部
   と当接して円形切欠接続ねじ孔の取付孔に螺着し、ガス
   ボンベ張着円盤を大枠部の内側に挟着し、回動自在に取
   り付けたことを特徴とする、ねじ接続式携帯ガス器具を
   カセットガスボンベに設ける係止孔具。