JP2593677Y2 - 電気接続箱のナット保持機構 - Google Patents

電気接続箱のナット保持機構

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JP2593677Y2
JP2593677Y2 JP1993046736U JP4673693U JP2593677Y2 JP 2593677 Y2 JP2593677 Y2 JP 2593677Y2 JP 1993046736 U JP1993046736 U JP 1993046736U JP 4673693 U JP4673693 U JP 4673693U JP 2593677 Y2 JP2593677 Y2 JP 2593677Y2
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JP
Japan
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recess
junction box
square nut
nut
fixing boss
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JP1993046736U
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JPH0716524U (ja
Inventor
義博 一色
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ジャンクションボック
スやリレーボックスからなる電気接続箱を車両に取り付
けのための固定用ボスに設けられる電気接続箱のナット
の保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、自動車用ワイヤハーネスに使
用されるジャンクションボックス50を示しており、こ
のジャンクションボックス50には固定用ボス51が一
体成型されている。この固定用ボス51には、図11の
拡大図および、図11図のE−E'方向の断面図である
図12で示すように、ジャンクションボックス50の成
型時にナット52が埋め込み成形されている。このナッ
ト52にボルトをネジ込むことで、ジャンクションボッ
クス50を車両等に固定している。
【0003】ところで、固定用ボス51の取り付け面5
1aが図10で示したように、ジャンクションボックス
50の本体面に対して傾斜している時、このようなジャ
ンクションボックス50を成形する際には、その金型
の傾斜した面にナット52を不安定な状態で乗せてイン
サート成形するか、スライド構造の金型とし、このス
ライド金型にナット52を乗せてインサート成形しなく
てはならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
工法では、不安定な状態で金型にナットが乗せられる
ため、ナットが脱落し易く、金型破損の原因となる。そ
のために成形機に監視要員を配置しなくてはならず、成
形工程での無人化の妨げとなった。他方、後者の工法
では金型をスライドさせるために複雑なスライド機構を
必要とするため設備費が高くなった。
【0005】本考案は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、ナットをジャンクションボックス
等の電気接続箱とインサート成形せず、後付けで電気接
続箱に組み立てる構造とするもので、かつ、該電気接続
箱のナット固定部にアンダーカット部をなくして、スラ
イド金型を用いることなく一対の上下金型でナット固定
用のボスを備えて電気接続箱を成形できるようにするこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ジャンクショ
ンボックスやリレーボックス等の電気接続箱を他の部材
に固定するための固定用ボスに四角ナットを保持させる
ための機構であって、固定用ボスの下面に、四角ナット
を嵌め込むための四角のくぼみを形成し、かつ、くぼみ
を形成する4側壁の内、相対する2つの側壁の下端に、
くぼみから四角ナットが脱落しないよう係止片を設け、
他の相対する2つの側壁で、くぼみに嵌め込んだ四角ナ
ットの回転を拘束することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、係止片を設けた側の面(下
面)より、四角ナットを押し込むことにより、係止片が
側方へ押し拡がられ、この結果、四角ナットをくぼみの
中に嵌め込むことができる。一旦、くぼみの中に嵌め込
まれた四角ナットは、その両端縁が二つの係止片によっ
て係止されるため、くぼみの中に保持することができ
る。又、四角ナットの他の2つの端縁が、くぼみの相対
する2面に当接することにより、くぼみ内での四角ナッ
トの回転を拘束する。
【0008】
【実施例】図1は、本考案のナット保持機構の一実施例
を適用した固定用ボス1を上から見た図であり、Pを固
定用ボス1の上面とする。図2および図3は、図1にお
けるA−A'方向およびB−B'方向での断面図である。
又、図4は、図1の固定用ボス1をひっくり返して見た
図であり、Qを下面とする。
【0009】図4でわかるように、下面Q側には、固定
用ボス1の下面に四角のくぼみ2が形成されており、こ
のくぼみ2の底面のほぼ中央には、ボルトが挿通するた
めのボルト穴2aが形成される。又、くぼみ2を限定す
る4側壁の内、対向する二つの側壁3,4のそれぞれの
下端には、内側に突出した係止片3a,4aが形成され
る。5,6は、対向する他の側壁である。
【0010】図3および図4でわかるように、側壁3,
4は、上面Pまで貫通しており、又、側壁5も上面Pま
で貫通している。即ち、くぼみ2、側壁6および係止片
3a,4bは、本ジャンクションボックスを成型する下
金型で形成されるが、側壁3,4および5は、上金型で
形成される。
【0011】上記構成の固定用ボス1において、図5に
示すように、下面Qより、四角ナット7の1端縁を7a
を、くぼみ2内に入れ、次に、他方の端縁7bを係止片
4bにあてがい、その状態で四角ナット7を矢印で示し
た方向に力を加えることで、合成樹脂からなる係止片3
a,4bおよび該係止片につながる側壁3,4が側方へ
たわみ、その結果、図6および図7で示すように、四角
ナット7をくぼみ2内に嵌め込むことができる。図8
は、四角ナット7を嵌め込んだ状態での固定用ボス1の
平面図を示す。
【0012】図9は、固定用ボス1の取り付け状態を示
しており、固定用ボス1の上面Pを、本固定用ボス1を
固定する相手部品11の一方の面にあてがった状態で、
その相手部品11の他方の側からワッシャ12を嵌めた
ボルト13を挿通して、上記ボルト穴2aを通じて四角
ナット7にネジ込む。その際、くぼみ2内に嵌め込まれ
た四角ナット7は、その両端縁がくぼみ2の他の側壁
5,6に当接して、くぼみ2内の四角ナット7の回転が
拘束されているので四角ナット7が回転することはな
い。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、固定用
ボスに設けたくぼみの下端に一対の係止片を形成し、こ
の係止片を側方へ押し拡げるようにして四角ナットをく
ぼみに嵌め込み、一旦、くぼみ内に嵌め込んだ四角ナッ
トは、係止片にて脱落を防止でき、かつ、くぼみにおけ
る一対の側壁にて四角ナットの回転を拘束するようにし
たので、四角ナットをくぼみ内に確実に保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のナット保持機構を適用した固定用ボ
スの平面図。
【図2】 図1のA−A'ラインでの断面図。
【図3】 図1のB−B'ラインでの断面図。
【図4】 図1の固定用ボスをひっくり返して見た図。
【図5】 図2に示した固定用ボスに四角ナットを嵌め
込む様子を示した図。
【図6】 図2に示した固定用ボスに四角ナットを嵌め
込んだ状態を示した図。
【図7】 図3に示した固定用ボスに四角ナットを嵌め
込んだ状態を示した図。
【図8】 図1に示した固定用ボスに四角ナットを嵌め
込んだ状態を示した図。
【図9】 図1の固定用ボスの取り付け例を示した段面
図。
【図10】 ジャンクションボックスの外観を示す斜視
図。
【図11】 図10のジャンクションボックスに設けら
れた固定用ボスの平面図。
【図12】 図11の固定用ボスにおけるE−E’ライ
ンでの側断面図。
【符号の説明】
1 固定用ボス 2 くぼみ 2a ボルト穴 3 側壁 3 係止片 4 側壁 4a 係止片 5 側壁 6 側壁 7 四角ナット 11 相手部品 12 ワッシャ 13 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックスやリレーボック
    スからなる電気接続箱を他の部材に固定するための固定
    用ボスに四角ナットを保持させるための機構であって、 固定用ボスの下面に、四角ナットを嵌め込むための四角
    のくぼみを形成し、かつ、くぼみを形成する4側壁の
    内、相対する2つの側壁の下端に、くぼみから四角ナッ
    トが脱落しないよう係止片を設け、他の相対する2つの
    側壁で、くぼみに嵌め込んだ四角ナットの回転を拘束す
    ることを特徴とする電気接続箱のナットの保持機構。
JP1993046736U 1993-08-27 1993-08-27 電気接続箱のナット保持機構 Expired - Lifetime JP2593677Y2 (ja)

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JP1993046736U JP2593677Y2 (ja) 1993-08-27 1993-08-27 電気接続箱のナット保持機構

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JPH0716524U JPH0716524U (ja) 1995-03-17
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JP3731798B2 (ja) * 2000-02-14 2006-01-05 矢崎総業株式会社 バスバーの取り付け構造
JP5450154B2 (ja) * 2010-02-22 2014-03-26 株式会社岡村製作所 ネジ座取付け構造
JP5646917B2 (ja) * 2010-08-27 2014-12-24 矢崎総業株式会社 ヒューズ取付部品
JP5690530B2 (ja) * 2010-09-01 2015-03-25 株式会社ニフコ クリップ

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