JPH0224970Y2 - - Google Patents

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JPH0224970Y2
JPH0224970Y2 JP1985114636U JP11463685U JPH0224970Y2 JP H0224970 Y2 JPH0224970 Y2 JP H0224970Y2 JP 1985114636 U JP1985114636 U JP 1985114636U JP 11463685 U JP11463685 U JP 11463685U JP H0224970 Y2 JPH0224970 Y2 JP H0224970Y2
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JP
Japan
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flange
grommet
mounting hole
parting line
wall thickness
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JP1985114636U
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JPS6224113U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車体パネルに設けられた所定の取付部
材固定用の取付孔に嵌合して、該取付孔を一時的
にかつ意匠的に閉塞するグロメツトに関する。
(従来技術とその問題点) 従来、特にワンボツクス車のようにバツクミラ
ーが車体全面に突出して配置される車両では、輪
出時等に該バツクミラーの破損防止のため取外し
た状態で出荷、搬送する。
この際に該取付孔を閉塞するためにグロメツト
が用いられる。
第4図は、グロメツトの従来例による一例を示
すものであり、米国特許第3466966号において開
示されている。
本従来例では、グロメツト1は、第1部材2を
第2部材3に固定する機能をも有しているが、第
1部材2の取付孔4と連結する第2部材3の取付
孔5には所定ピツチの螺6が刻設されており、一
方グロメツト1の軸部(シヤンク)7には前記螺
6に対応した皿形状のリブ8が複数個突出形成さ
れていて、各リブ8が対応する螺6に弾力的に係
合するとともに、頭のフランジ9が第1部材2の
外表面に弾在して固定状態を保つている。
しかして、フランジ9の頂部には、グロメツト
1を取外す際にマイナスドライバー(図示せず)
の先端が嵌合する溝9aが形成してある。
ところで、上記車両の長期間の保管においては
グロメツトの取付は極力目立たない状態で行うこ
とが要望されているが、前記グロメツト1のよう
にフランジ9が固体であると、前記したドライバ
ー用溝9aをなくすことはできず、外観上好まし
くないという問題があつた。
(考案の目的) 本考案はかかる従来の問題点に鑑み案出された
ものであり、体裁良く取付孔を閉塞することが可
能で、しかも取外す際には自己所有になる中空部
の存在によつてドライバー用の係止溝を形成する
ことができるグロメツトを提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案においては、
フランジ部と軸部とを有し、車体パネルに設けら
れた取付部材固定用の取付孔に前記軸部が嵌入、
係止され、前記フランジ部が取付孔外周に当接し
て該取付孔を意匠的に閉塞する仮止用グロメツト
において、前記フランジ部は所定肉厚の可撓性及
び弾性を有する合成樹脂から成形されて、所定肉
厚のドーム状をなし、該フランジ部との接続位置
において前記軸部には、その軸線方向と直交する
方向に貫通する中空部が形成され、前記フランジ
の外表面に前記中空部の貫通方向と平行で、かつ
直径位置上に金型パーテイングラインが形成さ
れ、さらに、該パーテイングラインに沿つてその
直下のフランジには、中空部側に凹溝を形成し
て、該パーテイングラインの位置のみフランジの
肉厚が薄くなるように構成されており、取外し時
にフランジ部表面に外方からマイナスドライバー
を当圧すると、該フランジ部が変形して前記中空
部内に陥没し、前記ドライバーの係合しうる溝が
形成されるグロメツトを特徴とする。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例を図面により説明
する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図に示す如く、本実施例に係るグロメツト1
0は、大略フランジ部11と端部12とからな
る。
軸部12には、その軸線方向に沿つて略皿形状
のリブ13が複数個突出形成されており、また先
端部14は略円錐形をなし、取付孔に嵌入する際
のガイドとなるようにしてある。
また、フランジ部11は、可撓性及び弾性を有
する合成樹脂材から成形され、所定肉厚のドーム
状をなし、該フランジ部との接続位置において軸
部12には、その軸線方向と直交する方向(第1
図中紙面と直交する方向)に貫通する中空部15
が形成されている。
しかして、本実施例に係るグロメツト10は合
成樹脂で成形されており、成形時には図示しない
金型相互の合わせ面において、成形品表面に必然
的にパーテイングラインが生じるが、本実施例で
は、第2図に示すように、フランジ11の外表面
に前記中空部15の貫通方向と平行で、かつ直径
位置上に金型パーテイングライン16が形成され
るようにしてある。
さらに、該パーテイングライン16に沿つてそ
の値下のフランジ11には、中空部15側に凹溝
17を形成して、該パーテイングライン16の位
置のみフランジ11の肉厚が薄くなるように構成
されている。
しかして、本実施例に係るグロメツト10の使
用形態について以下に述べる。
第1図において、18は車体パネル、19は該
パネル18に形成された取付部、20は螺孔を該
取付孔に合致させて車体パネル18の裏面に固着
された取付部材の固定用ナツトであり、図示しな
いミラー等の取付部材がが取付けられない場合に
は、グロメツト10の軸部12を取付孔19より
圧入し、各リブ13を対応するナツト20の螺溝
に係合させ、かつフランジ11の周縁を車体パネ
ル18の外表面に当接させた状態で、取付孔19
を閉塞する。
この際、グロメツトのフランジ表面には従来の
ようなドライバー用の溝のような大きな凹凸がな
く、外観上体裁良く装着することができ、化粧部
材として利用しうる。
また、グロメツト10の取外し時においては、
フランジ11表面の金型パーテイングライン16
に沿つて第3図に示す如く、外方よりマイナスド
ライバーの先端部21を押圧すると、該パーテイ
ングライン16の形成位置のみフランジ11は薄
肉になつており、かつ、その直下には中空部15
が形成されているため、前記押圧部を中心として
フランジ11は下方にV字形に陥没し、ドライバ
ー先端部21の係合しうる溝が形成されて、係合
状態でドライバーを回転することにより、各リブ
13とナツト20の螺溝との係合が順次解かれ
て、グロメツト1を取付孔19から容易に取外す
ことができる。
なお、本実施例では車体パネル18の取付孔1
9の位置にナツト20が固定された場合の例を示
したが、この他にも、例えば車体パネルとトリム
部材との連結部の仮止用としても用いることがで
きる等、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変形例が可能であることは言うまでもない。
(考案の効果) 上述した如く、本考案においてはグロメツトの
フランジ部表面にドライバー用のマイナス溝がな
いため、取付用孔を体裁良く閉塞することがで
き、しかも取外しにあたつては、フランジ部を変
形させることによりドライバー係止用溝を形成す
ることができ、容易にグロメツトの取外しが可能
となる極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し第
1図はグロメツトによる取付孔閉塞時の説明図、
第2図はフランジの平面図、第3図はグロメツト
の取外し時の態様を示す説明図、第4図は従来の
グロメツトの取付態様を示す説明図である。 10……グロメツト、11……フランジ、12
……軸部、13……リブ、14……先端部、15
……中空部、16……金型パーテイングライン、
18……車体パネル、19……取付孔、20……
ナツト、21……マイトナスドライバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジ部と軸部とを有し、車体パネルに設け
    られた取付部材固定用の取付孔に前記軸部が嵌
    入、係止され、前記フランジ部が取付孔外周に当
    接して該取付孔を意匠的に閉塞する仮止用グロメ
    ツトにおいて、前記フランジ部は所定肉厚の可撓
    性及び弾性を有する合成樹脂から成形されて、所
    定肉厚のドーム状をなし、該フランジ部との接続
    位置において前記軸部には、その軸線方向と直交
    する方向に貫通する中空部が形成され、前記フラ
    ンジの外表面に前記中空部の貫通方向と平行で、
    かつ直径位置上に金型パーテイングラインが形成
    され、さらに、該パーテイングラインに沿つてそ
    の直下のフランジには、中空部側に凹溝を形成し
    て、該パーテイングラインの位置のみフランジの
    肉厚が薄くなるように構成されていることを特徴
    とするグロメツト。
JP1985114636U 1985-07-26 1985-07-26 Expired JPH0224970Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985114636U JPH0224970Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JP1985114636U JPH0224970Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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Publication Number Publication Date
JPS6224113U JPS6224113U (ja) 1987-02-14
JPH0224970Y2 true JPH0224970Y2 (ja) 1990-07-10

Family

ID=30997556

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JP1985114636U Expired JPH0224970Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379971U (ja) * 1976-12-07 1978-07-03

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Publication number Publication date
JPS6224113U (ja) 1987-02-14

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