JPS6321765Y2 - - Google Patents

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JPS6321765Y2
JPS6321765Y2 JP10167384U JP10167384U JPS6321765Y2 JP S6321765 Y2 JPS6321765 Y2 JP S6321765Y2 JP 10167384 U JP10167384 U JP 10167384U JP 10167384 U JP10167384 U JP 10167384U JP S6321765 Y2 JPS6321765 Y2 JP S6321765Y2
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JP
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hole
insert member
screw
shelf
molded body
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JP10167384U
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JPS6117509U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案は、発泡成形体の取付機構に関し、より
具体的には、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン
樹脂等の発泡成形体を被取付部にねじ部材により
取付ける機構に関する。
[背景技術] 合成樹脂の発泡成形体は、材料コスト、比重、
触感等の観点から、種々の用途の部品に利用され
ているが、材料自体の強度が弱いためにこれをボ
ルト等で直接固定するとボルト頭に当接した部分
が破損したり、また永久変形を生じて十分な締付
強度が得られず、締直しの場合には著しく締付強
度が低減するという問題がある。
従来、例えば、発泡成形体に芯材を埋設してこ
れを介して被取付部に取付ける方法もあるが、こ
れは芯材を埋設するのに時間がかかるという工程
上の制約や、埋設ミスの場合に後修正が困難であ
るとの欠点があつた。
なお、実開昭56−102808号には座金とボルトと
を一体として、作業能率を向上させる技術が開示
されている。
また、公技番号82−9034の発明協会公開技報に
は切起し爪による取付係止手段が開示されてい
る。
[考案の目的] 本考案は上記事実を考慮し、発泡成形体を破損
することなく、しかも繰返しの締付でも締付強度
が低下することなく、直接、ボルト等のねじ部材
で発泡成形体を被取付部に取付けることのできる
機構を提供することを目的とする。
[考案の概要] 本考案は、発泡成形体のねじ部材通し孔のねじ
部材挿入側に棚部を形成すべく奥方へ向つて末広
がりとなる形状の孔を形成し、該棚部に着座する
インサート部材を該孔に嵌合させ、該インサート
部材を貫通してねじ締めすることによつて、ねじ
部材の締付力をインサート部材によつて分散し、
発泡成形体に破損や永久変形を起させず、ねじ部
材で直接発泡成形体を被取付部に取付けることが
できるようにしたものである。
[実施例の説明] 以下、添付図面に示した実施例に基づいて本考
案を詳しく説明する。
第1図は本考案に係る発泡成形体の取付機構の
一実施例を示す取付部の断面図である。本実施例
の発泡成形体10は自動車のコンソールボツクス
等に使用されるもので、ソフトな感触を出すため
に比較的硬質のポリウレタン発泡樹脂からなる基
体12の表面に、表皮と発泡層とで形成されたポ
リ塩化ビニル樹脂からなる軟質の表面樹脂層14
を形成したものである。発泡成形体10には棚部
16を形成すべく奥方へ向つて末広がりとなる形
状の孔、すなわち孔径L1が開口部の孔径L2よ
り大きい孔18が形成されており、該孔18内に
は第2図に示したインサート部材20が嵌合され
ている。インサート部材20はポリプロピレン樹
脂、ABS樹脂等の硬質の樹脂の成型品で、棚部
16に着座する台座部22と、その下方に延びた
軸部24とからなつており、軸部24は発泡成形
体10の通し孔26内に挿入されている。ワツシ
ヤ付タツピングねじ28はインサート部材20の
中心の貫通孔30を貫通し、被取付部32のねじ
孔34に螺入して発泡成形体10を固定してい
る。インサート部材20の軸部24は、タツピン
グねじ28を締付けて発泡成形体10が収縮して
しまつてもガタが生じないように短めに形成され
ている。即ち、第1図に示されるように、軸部2
4の底面と被取付部32との間に間隙Cが得られ
るような長さに形成されている。
次に取付作業を説明すると、先ず、インサート
部材20を発泡成形体10の孔18内に嵌入させ
る。インサート部材20の台座部22の外径は孔
18の開口部の孔径L2より大きいが発泡成形体
10は弾力性があるので、これを押込むことがで
きる。次にタツピングねじ28をインサート部材
20の貫通孔30に挿入し、被取付部32にねじ
込む。
本実施例では、ねじ部材としてタツピングねじ
を用いたが、その他のねじ、ボルト等を使用し得
ることは勿論である。また、インサート部材20
は硬質樹脂で形成したが、これを金属製とするこ
ともできる。
[考案の効果] 本考案は、発泡成形体のねじ部材通し孔のねじ
部材挿入側に棚部を形成すべく奥方へ向つて末広
がりとなる形状の孔を形成し、該棚部に着座する
インサート部材を該孔に嵌合させ、該インサート
部材を貫通してねじ締めするようにしたので、発
泡成形体に破損や永久変形を起させず、ねじ部材
で直接発泡成形体を被取付部に取付けることがで
きるようになるとともに、繰返し使用も可能とな
り、しかも嵌合されたインサート部材は脱落が防
止されているので、取扱いが極めて容易にできる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る発泡成形体の取付機構の
一実施例を示す取付部の断面図、第2図は同実施
例に使用するインサート部材の斜視図である。 10……発泡成形体、16……棚部、18……
孔、20……インサート部材、22……台座部、
24……軸部、26……通し孔、28……タツピ
ングねじ、30……貫通孔、32……被取付部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 発泡成形体10をねじ部材28により被取付
    部32に取付ける機構であつて、発泡成形体1
    0のねじ部材通し孔26のねじ部材挿入側に棚
    部16を形成すべく奥方へ向つて末広がりとな
    る形状の孔18を形成し、該棚部16に着座す
    るインサート部材20を該孔18に嵌合させ、
    該インサート部材20を貫通してねじ締めする
    ようにしたことを特徴とする発泡成形体の取付
    機構。 (2) 前記インサート部材20が前記棚部16に着
    座する台座部22と、ねじ部材通し孔26に挿
    入される軸部24とからなる実用新案登録請求
    の範囲第(1)項に記載の発泡成形体の取付機構。 (3) 前記インサート部材20の軸部24を、ねじ
    部材締付け時に被取付部32に当接しない長さ
    とした実用新案登録請求の範囲第(2)項に記載の
    発泡成形体の取付機構。
JP10167384U 1984-07-05 1984-07-05 発泡成形体の取付機構 Granted JPS6117509U (ja)

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JP10167384U JPS6117509U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 発泡成形体の取付機構

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JP10167384U JPS6117509U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 発泡成形体の取付機構

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JPS6117509U JPS6117509U (ja) 1986-02-01
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JP10167384U Granted JPS6117509U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 発泡成形体の取付機構

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4740640B2 (ja) * 2005-04-28 2011-08-03 横浜ゴム株式会社 発泡体の接合構造物及び接合方法
JP4695619B2 (ja) * 2007-04-16 2011-06-08 旭化成ホームズ株式会社 中間部材の補強構造

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Publication number Publication date
JPS6117509U (ja) 1986-02-01

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