JPH0717178Y2 - 電子機器の支持構造 - Google Patents

電子機器の支持構造

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JPH0717178Y2
JPH0717178Y2 JP1990035086U JP3508690U JPH0717178Y2 JP H0717178 Y2 JPH0717178 Y2 JP H0717178Y2 JP 1990035086 U JP1990035086 U JP 1990035086U JP 3508690 U JP3508690 U JP 3508690U JP H0717178 Y2 JPH0717178 Y2 JP H0717178Y2
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bolt
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Description

【考案の詳細な説明】 概要 車載用オーデイオ機器を、自動車の車体のインストルメ
ントパネルに支持するにあたり、その前面から車載用オ
ーデイオ機器を取付けるために、そのような機器のケー
スの背後の壁に支持部材を突設し、この支持部材を、イ
ンストルメントパネルの背後で車体に形成された支持孔
に嵌め込んで、車載用オーデイオ機器のケースを支持す
る。この支持部材は、ボルトと被覆片とを有し、ボルト
の頭部にはレンチ掛合用の凹所が形成されており、被覆
片はたとえばゴムなどの材料から成り、前記頭部に一体
成形され、前記レンチ掛合用凹所を突出するレンチ挿入
用の孔が形成されている。したがつて、商業的に入手容
易なボルトを用いて、そのボルトの頭部に被覆片を一体
成形すればよく、このような支持部材は、製造が容易で
あり、コストの低減に大きく貢献する。
産業上の利用分野 本考案は、たとえば車載用オーデイオ機器を自動車の車
体のインストルメントパネルなどに取付けるためなどに
有利に実施することができる電子機器の支持構造に関す
る。
従来の技術 典型的な先行技術は、第6図に示されている。車載用オ
ーデイオ機器のケース1の背後の壁2には、支持部材3
が突設される。この支持部材3は、(a)6角柱状のス
パナ掛合部4の軸線方向両側に形成されるねじが刻設さ
れた軸部5,6が形成されたボルト7と、(b)このボル
ト7の一方の軸部6に被覆されたゴムなどの弾力性を有
する材料から成る被覆片8とを有する。他方の軸部5
は、壁2に形成されたねじ孔9に螺合される。こうし
て、音響機器のケース2が自動車の車体のインストルメ
ントパネルの前面から挿入され、被覆片8が第7図に示
されるように車体の取付体10に形成された支持孔11に挿
入して支持される。
考案が解決しようとする課題 このような先行技術では、ボルト7は、上述のようにレ
ンチ掛合部4の両側にねじが刻設された軸部5,6を有し
ており、このような構造を有するボルト7は、一般的
に、商業的に入手ができず、支持部材3を製造するため
に、別途準備しなければならない。
またこの先行技術では、ボルト7と被覆片8とは個別的
に製造され、被覆片8に形成された挿入孔12に、ボルト
7の軸部6が嵌め込まれて挿入される。したがつて、製
造工程が繁雑であるという問題がある。
本考案の目的は、生産性が向上された原価の低減が可能
である電子機器の支持構造を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、電子機器のケースの背後の壁に突設した支持
部材を、電子機器が取付けられる取付体の支持孔に嵌め
込む電子機器の支持構造において、 電子機器のケースの背後の前記壁にねじ孔を設け、 前記支持部材は、 頭部に六角レンチ掛合用の六角穴を、軸部と同軸に有
し、前記ねじ孔に螺合するボルトと、 弾力性を有する材料から成り、ボルトの頭部に固定され
て形成され、ボルトの軸部の軸線と同一直線上に軸線を
有して前記六角穴を露出する六角レンチ挿入用の孔を有
すると共に丸みを帯びて自由端になるにつれて先細状に
形成され、支持孔の内周面に支持される被覆片とを有す
ることを特徴とする電子機器の支持構造である。
作用 本考案に従えば、ボルトは、その頭部にレンチ掛合用の
六角穴を有しており、この六角穴は軸部と同軸に形成さ
れており、このような構造を有するボルトは、一般的
に、商業的に容易に入手可能であり、大量生産されてい
る。このようなボルトの頭部には、弾力性を有する材
料、たとえばゴムまたは合成樹脂などの材料から成る被
覆片が固定されて、一体成形される。被覆片にはレンチ
挿入用の孔が形成されており、このレンチ挿入用の孔
は、ボルトの前記軸部の軸線と同一直線上に軸線を有し
ており、前記六角穴を露出する。したがって、ボルトと
被覆片とを有する支持部材を電子機器のケースの背後の
壁のねじ孔に取付けるにあたり、被覆片のレンチ挿入用
の孔からたとえば6角柱状の細長いレンチを挿入してボ
ルトの頭部に形成された六角穴に掛合し、レンチを回転
することによって、ボルトの軸部を前記ねじ孔に螺合し
て固定することができる。この状態で、被覆片を、自動
車の車体などの取付体に形成されている支持孔に嵌め込
む。これによって支持孔の内周面に被覆片の外周面が当
接し、こうして電子機器のケースを、緩衝材としての働
きを達成する被覆片を介して支持することができる。
また本考案に従えば、被覆片は、丸みを帯びて自由端に
なるにつれて先細状に形成されているので、電子機器が
取付けられる取付体の支持孔に嵌め込むことが容易であ
り、したがって電子機器の取付けが容易に可能になる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の断面図であり、第2図はそ
の実施例の右方から見た正面図である。車載用オーデイ
オ機器のケース14は、本考案に従う支持部材15を用い
て、車体の一部である取付体16に支持される。
第3図は車載用オーデイオ機器のケース14をインストル
メントパネル5から、装着した状態を示す水平断面図で
あり、第4図はその車載用オーデイオ機器のケース14を
インストルメントパネル5に装着した状態を示す簡略化
した背面図である。車載用オーデイオ機器は、参照符18
で示す。インストルメントパネル5には取付孔19が形成
されており、ここに車載用オーデイオ機器18のケース14
が前方(第3図の下方)から挿入され、そのケース14に
固定されている前板20が、取付孔19に嵌り込み、受け部
21によつて支持される。ケース14には、弾発性を有する
係止片22が固定されており、この係止片22は、取付孔19
からケース14とともに挿入された後、受け片21の背後側
(第3図の上方)で受け片21に弾発的に当接し、ケース
14が前方(第3図の下方)に抜出すことが防がれる。
ケース14の背後の壁24には、支持部材15が突設される。
この支持部材15は、取付体16に形成されている支持孔25
に嵌め込まれて、そのケース14の背後の壁24が支持され
る。
ケース14は、金属板が塑性加工されて構成され、その背
後の壁24には、バーリング加工されたねじ孔26が形成さ
れる。
支持部材15は、基本的には、ボルト27と被覆片28とを有
する。ボルト27は、外周面にローレツト加工が施されて
微細な凹凸が形成された頭部29と、その頭部29に一体的
である外ねじが刻設された軸部30とを有し、たとえば金
属製である。頭部29には、レンチ掛合用の六角穴である
凹所31が形成されている。この凹所31の軸線は、頭部29
および軸部30の軸線33の軸線上にあり、同軸である。凹
所31は、たとえば6角形の軸直角断面を有し、細長い棒
状のレンチの端部を嵌合して掛合をすることができる。
被覆片28は、弾力性を有する材料、たとえばゴムまたは
合成樹脂などから成り、ボルト27の頭部29に一体成形さ
れて固定されて構成される。この被覆片25には、凹所31
を露出しかつボルト27の軸部30の軸線33と同一直線上に
軸線を有するレンチ挿入用の孔34が形成される。被覆片
28の背後側の端部は、参照符35で示されるように、丸み
を帯びて自由端になるにつれて先細状に形成され、これ
によつて被覆片28が取付体16の支持孔25に入り込むこと
を容易にしている。
ボルト27は、一般的に、商業的に容易に入手可能であ
り、大量生産されており、安価である。このようなボル
ト27に被覆片28を一体成形して本件支持部材15を製造す
るようにしたので、安価に実現され、生産性が優れてい
るとともに、ボルト27の頭部29に被覆片28が一体成形さ
れているので、このような支持部材15をケース14に装着
する際の工数が簡略化される。これに対して前述の先行
技術では、第6図の特別に製作した特殊ボルト7の軸部
6に、別途製造してある被覆片8を嵌合する必要があ
り、工数が増え、コスト高となる。また、これらを機器
に接合する際、工具による締め付けができず手締めとな
るため作業性が悪い。本考案は、この問題を解決する。
取付体16の支持孔25の内周面には、被覆片28の外周面が
接触し、こうして車載用オーデイオ機器14の重量が支持
される。この支持孔25の位置に、ボルト27の頭部29が位
置しているので、被覆片28にはボルト27の頭部29と、取
付体16との間における圧縮力が作用するだけであり、し
たがつて被覆片28が大きな変形量で変形することが防が
れ、耐久性が向上される。
車載用オーデイオ機器18を車体のインストルメントパネ
ル45に装着するにあたつては、被覆片28のレンチ挿入用
の孔34にレンチを挿入して、ボルト27のレンチ掛合用凹
所31にレンチを掛合し、軸部30の外ねじを、ケース14の
ねじ孔26に螺合して固定する。次に、車載用オーデイオ
機器18をインストルメントパネル45の取付孔19から挿入
し、被覆片28が取付体16の支持孔25に嵌まり込んだ状態
で、係止片22は受け片21に弾発的に当接し、こうして車
載用オーデイオ機器18が車体に取付けられる。
第5図は、本考案の他の実施例の断面図である。この実
施例では、ボルト30に金属などの材料から成る筒状のス
ペーサ36が挿入され、こうして各種の商業的に入手可能
なボルト27をそのまま用いてケース14と、取付体16との
間の距離dに応じて、調整を行うことができる。被覆片
28は、スペーサ36を覆つているようにしてもよいけれど
も、覆つていなくてもよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、一般的に商業的に入手が
極めて容易なボルトを用い、そのボルトの頭部に、弾力
性を有する材料から成る被覆片を一体成形して固定し、
この被覆片には、レンチ挿入用の孔が、前記六角穴を露
出するようにして形成されており、したがつて生産性が
極めて良好であるとともに、そのボルトを電子機器のケ
ースの背後の壁に形成されたねじ孔に強固に螺合するこ
とを、容易に行うことができる。また、従来品であれば
機器にボルトを手締めしなければならないのが、本考案
であれば、電動レンチ等の工具を使用して凹部にてボル
トを締め付けることが可能であるため、作業性向上につ
ながる。こうして、生産性が優れており、しかも原価の
低減が可能な電子機器の支持構造が実現される。さらに
本考案によれば、被覆片は、丸みを帯びて形成されてお
り、自由端になるにつれて先細状に形成されているの
で、被覆片を取付体の支持孔に嵌め込むことが容易に可
能になり、こうして電子機器の取付けが容易に可能にな
るという優れた効果が達成される。特に電子機器の背後
の支持の取付けにあたっては、一般的に作業者の目の届
かない範囲であるので、このような取付作業性が優れて
いることが重要であり、本考案はこのような用途に関連
して、優れた効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図に
示される実施例の支持部材15の正面図、第3図は車載用
オーデイオ機器18のケース14をインストルメントパネル
45とその付近に取付けた状態を示す水平断面図、第4図
はこの車載用オーデイオ機器18をインストルメントパネ
ル45とその付近に取付けた状態を示す背面図、第5図は
本考案の他の実施例の断面図、第6図は先行技術の断面
図、第7図は第6図に示される先行技術における支持部
材3を取付体10に取付けて支持した構造を示す断面図で
ある。 14……ケース、15……支持部材、16……取付体、18……
車載用オーデイオ機器、25……支持孔、27……ボルト、
28……被覆片、29……頭部、30……軸部、34……レンチ
挿入用孔、35……ボルト掛合用凹所

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器のケースの背後の壁に突設した支
    持部材を、電子機器が取付けられる取付体の支持孔に嵌
    め込む電子機器の支持構造において、 電子機器のケースの背後の前記壁にねじ孔を設け、 前記支持部材は、 頭部に六角レンチ掛合用の六角穴を、軸部と同軸に有
    し、前記ねじ孔に螺合するボルトと、 弾力性を有する材料から成り、ボルトの頭部に固定され
    て形成され、ボルトの軸部の軸線と同一直線上に軸線を
    有して前記六角穴を露出する六角レンチ挿入用の孔を有
    するとともに丸みを帯びて自由端になるにつれて先細状
    に形成され、支持孔の内周面に支持される被覆片とを有
    することを特徴とする電子機器の支持構造。
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