JPH0448989Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、車両のバンパにランプを取り付け
るためのランプ取付構造に関するものである。

（従来技術） 車両のバンパに、方向指示灯、車幅灯等のラン
プを取り付けることが、従来から行われている。

バンパは衝突による変形を防止するために、衝
撃吸収式のものが多く使用され、復元性を有する
が、ランプが破損しやすいため補強を施す必要が
あり、従来の補強は、例えば実開昭59−172033号
公報の如く、バンパのランプ開口部の裏側に補強
用ブラケツトをボルトとナツトを用いて取り付け
た後、バンの表側からランプを取りつけていたも
ので、この従来方法では補強用ブラケツトを取り
付けるのにバンパの裏側に手を当てて困難な作業
を行わなければならないため手数がかかり過ぎる
といつた問題点があつた。

（考案の目的） この考案は、上記した従来の問題点を解消し
て、ランプのバンパへの組付作業を容易にし、作
業能率を向上させ、衝突によるランプの破損を防
止することを目的とするものである。

（考案の構成） 上記の目的を達するためのこの考案は、車体の
外部に設けられるバンパに、方向指示灯、車幅灯
等のランプ取付構造において、ランプハウジング
の裏側に補強用ブラケツトを固定し、バンパのラ
ンプ取付部の表側から、上記ランプハウジングと
補強用ブラケツトとをバンパ表面に取り付けたラ
ンプ取付構造である。

このように構成すると、ランプハウジングと補
強用ブラケツトとが一体化しており、これをバン
パの表側から、例えばバンパにあらかじめ止め付
けてあるスプリングナツトにタツピンねじを用い
て取り付ければ、バンパの裏側に手を入れる必要
もなく、ランプハウジングと補強用ブラケツトと
が同時に組み付けられる。

（実施例） 以下、この考案を図面に示す実施例にもとづい
て説明する。

第１図および第２図はフロントバンパに組み付
けたランプ装置の例を示すもので、バンパ１には
ランプＬを取りつけるためのランプ取付部１ａが
開口して設けてあり、このランプ取付部１ａの開
口縁部に、ばね鋼板をコ字形に折り曲げて形成し
たスプリングナツト２，２が止め付けてある。

ランプＬはランプハウジング３と、その表側に
固着されているレンズ４と、ランプハウジング３
の裏側から装着されている電球５とから構成さ
れ、ランプハウジング３の裏面には補強用ブラケ
ツト６がカシメ７，７により固定されているとと
もに、レンズ４に設けた穴４ａ内から、ランプハ
ウジング３と補強用ブラケツト６とを貫通した取
付穴８，８が設けてある。

このランプＬをバンパ１の表面から、ランプ取
付部１ａに補強用ブラケツト６を当接させて、取
付穴８，８に、レンズ４側からタツピングねじ
９，９を挿入して、スプリングナツト２，２に螺
合して取り付けられる。

（考案の効果） 以上説明したこの考案に係るランプ取付構造に
よれば、ランプの補強用ブラケツトはランプハウ
ジングにあらかじめ大量生産方式により取り付け
られるため極めて高能率に固定でき、このランプ
ハウジングと補強用ブラケツトとを同時にバンパ
の表側から取り付けるようにしたことで、ランプ
の取り付けた簡単になつて容易に行うことがで
き、衝突によるランプ破損を防止し得るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図は自動
車のバンパにランプを取り付けた状態を示す部分
斜視図、第２図は第１図−線における拡大断
面図である。 Ｌ……ランプ、１……バンパ、１ａ……ランプ
取付部、３……ランプハウジング、４……レン
ズ、６……補強用ブラケツト。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体の外部に設けられるバンパへのランプ取付
   構造において、 ランプハウジングの裏側に補強用ブラケツトを
   固定し、バンパ表側から上記ランプハウジング
   と、補強用ブラケツトとをバンパ表面に取り付け
   たことを特徴とする、ランプ取付構造。