JPS6221635Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6221635Y2
JPS6221635Y2 JP8393481U JP8393481U JPS6221635Y2 JP S6221635 Y2 JPS6221635 Y2 JP S6221635Y2 JP 8393481 U JP8393481 U JP 8393481U JP 8393481 U JP8393481 U JP 8393481U JP S6221635 Y2 JPS6221635 Y2 JP S6221635Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting screw
grooves
portions
mounting
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8393481U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57196758U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8393481U priority Critical patent/JPS6221635Y2/ja
Publication of JPS57196758U publication Critical patent/JPS57196758U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6221635Y2 publication Critical patent/JPS6221635Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のドアのアウタパネルに取付
けるアウタハンドル取付用ハンドルベースに対す
る取付ねじの組付構造の改良に関するものであ
る。
従来より、第1図に示すように、自動車のアウ
タハンドル取付用ハンドルベース1は、その正面
に予めアウタハンドル2を組付けた後、ドアのア
ウタパネル3の所定位置に、ベース1の背面の取
付ねじによりねじ止め固定するものが知られてい
る。
ところで、上記ベース1に取付ねじを組付ける
方法としては、一般に、取付ねじをベース成形用
金型内に挿入した後、亜鉛ダイカスト、アルミニ
ウム樹脂等の溶融材料を流し込む、いわゆるイン
サート成形が行われている。
しかし、上記インサート成形では、取付ねじを
金型に挿入した後溶融材料を流し込むので、成形
に時間がかかり、金型の温度が下がることにより
成形したベースに湯じわやひけが発生しやすいう
えに、作業者にとつて取付ねじを金型に挿入する
作業が非常に危険を伴うといつた問題があつた。
また、成形の際、取付ねじのねじ部に溶融材料が
入り、ねじ不良となるといつた問題があつた。
本考案はかかる問題に鑑みてなされたものであ
つて、ベースを良好に成形でき、かつ作業者が安
全にしかも容易に取付ねじをベースに組付けるこ
とができ、ねじ不良等のトラブルのないアウタハ
ンドル取付用ハンドルベースに対する取付ねじの
組付構造を提供することを目的としている。
このため、本考案にかかるアウタハンドル取付
用ハンドルベースに対する取付ねじの組付構造
は、アウタハンドル取付用合成樹脂製ハンドルベ
ースの背面の長手方向端部に一対の取付ねじ固定
部を形成し、該各固定部に、大略上記長手方向に
沿つて取付ねじ固定位置から上記固定部の側面ま
で延在して該両延在方向が大略相反しかつ底部側
が巾広となつた断面略T字状の取付ねじ挿入用溝
を形成する一方、該溝内に嵌合する取付ねじを、
おねじを有する脚部と、該脚部の軸方向基部に脚
部の軸直交方向断面積よりも大きい軸直交方向断
面積を有しかつ外側面が平滑面に形成された段付
フランジ部と、該フランジ部に隣接しかつフラン
ジ部の軸直交方向断面積よりも大きい軸直交方向
断面積を有する頭部とから構成して、上記溝内
に、上記取付ねじを、その頭部が上記溝の底部巾
広部にまたその脚部の段付フランジ部が溝の細巾
部に夫々嵌合するように、挿入して背側方向に離
脱不自在とし、さらに、上記取付ねじの頭部に第
1係合部を形成するとともに上記溝に上記第1係
合部に係合する第2係合部を形成して、上記固定
位置に定置せしめた上記取付ねじを回り止めする
一方、上記各溝に係止突起を形成して上記取付ね
じを上記固定位置に仮止めするか、若しくは上記
取付ねじを上記溝内に圧入・係止して仮止めする
ようにしたことを特徴としている。
以下に、第2〜7図に示す実施例に基づいて本
考案を具体的に説明する。
第2図及び第3図は第1実施例を示している。
図において、11は、例えば合成樹脂により一体
成形された大略長方形板状のアウタハンドル取付
用ハンドルベース、12はおねじを有する脚部1
2aと、その軸方向基部に備えられかつ脚部12
aの軸直交方向断面積よりも大きい軸直交方向断
面積を有する、すなわち脚部12cよりも大径
の、段付フランジ部12cと、該段付フランジ部
12cの脚部12aとは反対側に備えられかつフ
ランジ部12cの軸直交方向断面積よりも大きい
軸直交方向断面積を有する、すなわちフランジ部
12cよりも大径の、頭部12bとからなる取付
ねじである。上記ハンドルベース11は、その背
面の長手方向両端部に取付ねじ固定部13,13
を形成している。該各固定部13は、その背面が
内側半分半円形状、外側半分長方形状をなし、ベ
ース11の背側方向に突出したものである。
上記各固定部13には、その背面の取付ねじ固
定位置14から外向きに各固定部13の側面13
aまで延在しかつ底部側が巾広となつた断面略T
字状の取付ねじ挿入用溝15を形成している。上
記溝15内には、第2図に一点鎖線で示すよう
に、上記取付ねじ12を、ベース11の固定部1
3の側面13aの外側から、取付ねじ12の頭部
12bは溝15の底部広巾15aに、また取付ね
じ12の脚12aの段付フランジ部12cは溝1
5の細巾部15bに夫々嵌合するように、挿入
し、ベース11の背側方向に離脱しないようにし
ている。
また、上記取付ねじ12の頭部12bに第1係
合部として直径方向に凹溝16を形成するととも
に、上記溝15の底面に第2係合部としてベース
11の長手方向に伸びる段突部17を形成して、
固定位置14に定着せしめた取付ねじ12の回り
止めを行うようにしている。
また、上記段付フランジ部12cは、その外側
面が平滑面であつて、その軸方向長さは上記溝1
5の細巾部15bの長さと同寸法とする。従つ
て、アウタパネルのベース側の面が上記フランジ
部12cに当接可能として、アウタパネルと取付
ねじ12の頭部12bとの間の間隔を上記フラン
ジ部軸方向長さ寸法以下に小さくならないように
して、上記アウタパネルと取付ねじ頭部12bと
で細巾部周縁部30を挾持しても該周縁部30に
所定以上の締付力が作用せず破損を効果的に防止
することができる。このフランジ部12cによ
り、樹脂成形において上記細巾部周縁部30の肉
厚が設計上厚く取れず強度的に不安がある場合に
特に好適なものとなる。
一方、上記溝15の固定位置14の近傍の細巾
部15bに、一対の対向した係止突起18,18
を形成して、取付ねじ12を固定位置14に仮止
めするようにしている。取付ねじ12を溝15内
に挿入するときは、この一対の係止突起18,1
8を、強制的に外向きに弾性変形させることによ
つて、上記取付ねじ12を挿通させる。そして、
上記係止突起18,18がその弾性力で復帰する
ことにより、上記取付ねじ12を固定位置14に
仮止めするようにしている。
なお、ベース11の各固定部13に取付ねじ1
2を組付けた後は、容易にアウタパネルの所定箇
所に、ナツト等によりねじ止め・固定が行える。
また、本考案は、本実施例に限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、第4,5図に示すように、前記取付ねじ12
の頭部12bに凹溝16を形成する代わりに、取
付ねじ19の脚19aの基部の段付フランジ部1
9cに隣接して形成された頭部19bを正方形板
状とするとともに、上記固定部13の溝15の底
面に段突部17を形成する代わりに、ねじ固定部
20の溝21の底面を正方形としてもよい。した
がつて、上記取付ねじ19をねじ固定部20の側
面20aの外側から溝21内に挿入することによ
り取付ねじ19の回り止めが行える。このように
すれば、固定部20の構造を、前記実施例よりも
簡単なものとすることができる。
さらにまた、仮止め手段として形成した係止突
起18,18は、ベース11が合成樹脂等弾性力
を有するものである場合は良いが、亜鉛、アルミ
等によりダイカスト成形する場合には不具合であ
る。したがつて、第6,7図に示すように、取付
ねじ22の頭部22bの側面をローレツト切りし
たものを、ねじ固定部23の側面23aの内側か
ら溝24内に圧入することにより、取付ねじ22
の仮止めを行うようにすればよい。第7図中、2
2cは段付フランジ部である。
なお、上記各実施例において、固定部に形成し
た溝の延在方向は、ベースの長手方向沿いに相反
する方向に限らず、例えば各図中、一方の溝を斜
め右上りに、他方を斜め左下りもしくは、大略長
手方向左向き等に形成してもよい。すなわち、ベ
ースをアウタパネルの所定位置に取付けたとき、
ベースに力を加えても取付ねじが外れないよう
に、上記固定部に溝を形成すればよい。
上記実施例に詳記した如く、本考案は、従来の
ようにベースの成形の際に取付ねじを組付けず
に、ベース成形後に取付ねじを組付けるようにし
たので、ベース成形時に何ら障害なくベースを良
好に成形することができ、また、取付ねじがねじ
不良を起こさず、かつ作業者が安全に組付作業を
行うことができる。また、取付ねじに段付フラン
ジ部を備えたので、ねじ固定部に所定以上の締付
荷重がかからず、ねじ固定部が破損することがな
い。すなわち、アウタパネルにハンドルベースを
取付るとき、アウタパネルが上記フランジ部に接
触することになり、アウタパネルと取付ねじの頭
部との間の間隔は上記フランジ部の軸方向長さ以
下に小さくならず、上記取付ねじの締付力が大き
くなつても頭部とアウタパネルとでねじ固定部を
所定の締付荷重以上に締め付けることがなく、該
ねじ固定部が破損することがない。また、取付ね
じの段付フランジ部の外側面を平滑面に形成した
ので、ねじ固定部の細巾部に上記フランジ部を円
滑に挿入することができる。すなわち、このフラ
ンジ部にねじ部等の凹凸があると上記溝の細巾部
に挿入するとき該細巾部内面に食い込んだりして
円滑に挿入することができなかつたのである。さ
らに、取付ねじをベース成形後に組付けても、取
付ねじがベースに対して回り止めされかつ仮止め
されるので、アウタパネルへの取付けが非常に容
易に行える。また、各取付ねじ挿入用溝を相反す
る方向に延在せしめて各固定部に形成したので、
アウタパネルの所定箇所にベースを取付けると、
取付ねじがベースから外れることなく、確実に取
付けが行える。また、ハンドルベースと取付ねじ
が別々に保存できるので、便利であり、ねじを損
傷することがない。また、ハンドルをドアに取付
けるときねじを初めてねじ固定部に嵌合するが、
合成樹脂製のハンドルベースなので極めて容易に
取付ねじをハンドルベースに組み付けることがで
き、かつ組付時に特別な工具を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来一般にアウタハンドル取付用ハン
ドルベースをアウタパネルに取付けた状態を示す
正面図、第2図は本考案の一実施例に係るアウタ
ハンドル取付用ハンドルベースの背面図、第3図
は第2図の−線拡大断面図、第4図は本考案
の第2実施例を示す部分背面図、第5図は第4図
の−線断面図、第6図は本考案の第3実施例
を示す部分背面図、第7図は第6図の−線断
面図である。 11……アウタハンドル取付用ハンドルベー
ス、12,19,22……取付ねじ、12a,1
9a,22a……脚部、12b,19b,22b
……頭部、12c,19c,22c……段付フラ
ンジ部、13,20,23……ねじ固定部、14
……固定位置、15,21,24……取付ねじ挿
入用溝、16……凹溝、17……段突部、18…
…係止突起、30……細巾部周縁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アウタハンドル取付用合成樹脂製ハンドルベー
    ス2の背面の長手方向端部に一対の取付ねじ固定
    部13,20,23を形成し、該各固定部13,
    20,23に、大略上記長手方向に沿つて取付ね
    じ固定位置から上記固定部13,20,23の側
    面まで延在して該両延在方向が大略相反しかつ底
    部側が巾広となつた断面略T字状の取付ねじ挿入
    用溝15,21,24を形成する一方、該溝1
    5,21,24内に嵌合する取付ねじ12,1
    9,22を、おねじを有する脚部12a,19
    a,22aと、該脚部12a,19a,22aの
    軸方向基部に脚部12a,19a,22aの軸直
    交方向断面積よりも大きい軸直交方向断面積を有
    しかつ外側面が平滑面に形成された段付フランジ
    部31と、該フランジ部31に隣接しかつフラン
    ジ部31の軸直交方向断面積よりも大きい軸直交
    方向断面積を有する頭部12b,19b,22b
    とから構成して、上記溝15,21,24内に、
    上記取付ねじ12,19,22を、その頭部12
    b,19b,22bが上記溝15,21,24の
    底部巾広部にまたその脚部12a,19a,22
    aの段付フランジ部31が溝15,21,24の
    細巾部に夫々嵌合するように、挿入して背側方向
    に離脱不自在とし、 さらに、上記取付ねじ12,19,22の頭部
    12b,19b,22bに第1係合部16を形成
    するとともに上記溝15,21,24に上記第1
    係合部16に係合する第2係合部17を形成し
    て、上記固定位置に定置せしめた上記取付ねじ1
    2,19,22を回り止めする一方、 上記各溝15,21,24に係止突起18を形
    成して上記取付ねじ12,19,22を上記固定
    位置に仮止めするか、若しくは上記取付ねじ1
    2,19,22を上記溝15,21,24内に圧
    入・係止して仮止めするようにしたことを特徴と
    する取付用ハンドルベースに対する取付ねじの組
    付構造。
JP8393481U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6221635Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8393481U JPS6221635Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8393481U JPS6221635Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57196758U JPS57196758U (ja) 1982-12-14
JPS6221635Y2 true JPS6221635Y2 (ja) 1987-06-02

Family

ID=29879322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8393481U Expired JPS6221635Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6221635Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2856396B2 (ja) * 1987-12-03 1999-02-10 スズキ株式会社 車両ドアハンドルのボルトの取付構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543145B2 (ja) * 1976-02-06 1980-11-05

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846249Y2 (ja) * 1978-09-14 1983-10-21 鬼怒川ゴム工業株式会社 バンパ−ガ−ドの取付部構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543145B2 (ja) * 1976-02-06 1980-11-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57196758U (ja) 1982-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0351525Y2 (ja)
US4743152A (en) Screw grommet
JPS6221635Y2 (ja)
JPS6243130Y2 (ja)
JPH051686Y2 (ja)
JPS641533Y2 (ja)
JP2598376Y2 (ja) ボールジョイント
JPH05180210A (ja) 分割ナット
JPH0542687Y2 (ja)
JPS637698Y2 (ja)
JPS637699Y2 (ja)
JPS6049404B2 (ja) 成形品へのナットのインサ−ト方法
JPH0129808Y2 (ja)
JPS5934737Y2 (ja) ねじ用ノブ
JPH0247288Y2 (ja)
JPH068328Y2 (ja) 蟻溝用ボルトまたはナット
JPH053415Y2 (ja)
JPH0413447Y2 (ja)
JPS5840322Y2 (ja) 板材の取付け装置
JPS637644Y2 (ja)
JPH0244087Y2 (ja)
JP2556570Y2 (ja) 仮止め式ナット及び保持具
JPS6311881Y2 (ja)
JPH0755154Y2 (ja) 車両用ランプの取付構造
JPH0341641Y2 (ja)