JPH068328Y2 - 蟻溝用ボルトまたはナット - Google Patents

蟻溝用ボルトまたはナット

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JPH068328Y2
JPH068328Y2 JP10438489U JP10438489U JPH068328Y2 JP H068328 Y2 JPH068328 Y2 JP H068328Y2 JP 10438489 U JP10438489 U JP 10438489U JP 10438489 U JP10438489 U JP 10438489U JP H068328 Y2 JPH068328 Y2 JP H068328Y2
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JP
Japan
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bolt
dovetail groove
diameter
nut
insertion hole
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JP10438489U
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真二郎 柴田
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は蟻溝を用いた締結具に好適なボルトまたはナッ
トに関する。
従来の技術 従来、蟻溝を用いた締結具は、例えば、第4図および第
5図に示すようなボルトまたはナットがあった。
すなわち、第4図は蟻溝用締結ボルトBの頭部Hを蟻溝
G内に挿入係止し、被締結部材(図示せず)の締結孔に
該ボルトを挿通し、ナット(図示せず)を螺着すること
により締結するものであり、ボルト頭部Hは同図の(a)
および(b)に示す如く蟻溝開口Sの巾よりも大であるた
め、ボルト頭部Hを蟻溝G内に挿入するに際しては、蟻
溝Gの長い両端断面開口からボルト頭部Hを嵌入して該
溝内の所望の位置まで移動しなければならない。
また、他の従来例においては第5図(a),(b)に示すよう
に、蟻溝Gの開口Sの巾はボルトBの径並びにボルト頭
部Hの巾よりも大であるので、蟻溝開口Sの上方よりボ
ルト頭部Hを蟻溝G内に挿入し、蟻溝G内でボルト頭部
Hを実線位置から鎖線位置へ旋回することにより、ボル
ト頭部Hを蟻溝G内に係止してボルトBの抜け止めをし
ている。
考案が解決しようとする課題 上述した従来技術においては、前者はボルト径が蟻溝開
口S巾よりも小であるが、ボルト頭部が蟻溝開口Sの巾
よりも大であり、後者はボルト径およびボルト頭部巾の
いづれもが蟻溝開口Sより小である例を説明したが、締
結強度を増大させるために、蟻溝開口より大なる径のボ
ルトを使用することはできなかった。
課題を解決するための手段 そこで、本考案においては、ボルト挿入位置の蟻溝開口
にボルト頭部の短径部(ボルト径よりも大である)より
も大なるボルト挿通孔を穿設し、ボルト頭部の長径部の
両端部を蟻溝開口巾よりも小にし且つボルト挿通孔の直
径より大なる長さに形成することにより、蟻溝開口内に
ボルトおよびボルト頭部の挿通を可能にするとともに、
蟻溝内においてボルト頭部の挿入係止を可能にしたもの
である。ナットについても同様である。
作用 蟻溝開口に穿設したボルト挿通孔は、ボルト径並びにボ
ルト頭部の短径部より大であるとともに、ボルト頭部の
長径部の両端部は蟻溝開口巾よりも小であるから、蟻溝
開口上方からボルト頭部を蟻溝内に挿入することは容易
であり、蟻溝内に挿入されたボルト頭部を僅かに旋回す
ることにより、ボルト頭部の長径部はボルト挿通孔の直
径より大なる長さを有するから、該溝内に係止されるの
で、被締結部材の締結孔に該ボルトを挿通してナットを
螺着することにより、被締結部材を緊締することができ
る。
実施例 第1図はボルトの実施例であって、(a)は平面図、(b)は
第1図B−B線断面図であり、第2図は他の実施例の平
面図であって、第3図はナットの実施例の断面図であ
る。
第1図のボルトの実施例において、ボルト1の直径dが
蟻溝Gのスリット開口巾Wよりも大であるから、蟻溝の
スリット開口上方より直径Dのボルト挿通孔を蟻溝開口
上に穿設する。
そして、ボルト頭部2は短径部2aと長径部2bの菱形
に形成され、短径部2aの長さはボルト挿通孔の直径D
よりも小で蟻溝のスリット開口3の巾Wよりも大であ
り、長径部2bの長さはボルト挿通孔の直径Dよりも大
で長径部の両端部は蟻溝のスリット開口巾Wよりも小な
る形状を有しており、また、ボルト挿通孔の直径Dは蟻
溝のスリット開口とボルト挿通孔の円周とが交わる点P
とボルト頭部の稜線との最小隙間δの存在を可能にする
ものでなければならず、隙間δが存在しない場合はボル
ト挿通孔にボルト頭部が挿入できないことになるので、
ボルト頭部またはナットの形状によって決定される。
例えば、ボルト頭部を第2図の平面図に示す如く、菱形
ではなく、長径部の両端部を長方形にして稜線勾配を急
傾斜にすれば、ボルト挿通孔の直径Dを第1図の場合よ
りも小にしても最小隙間δを確保することができる。
したがって、ボルト挿通孔の直径は最小隙間δを確保で
きるものであれば差し支えないことになる。
最小隙間δを確保できる直径Dを有するボルト挿通孔を
蟻溝開口上に穿設し、ボルト挿通孔にボルト頭部並びに
ボルトを第1図(b)に図示の如く挿入したのち、菱形頭
部の稜線が蟻溝Gの内側面に衝合する第1図(a)の鎖線
で示す位置2′まで旋回させると、ボルト頭部のボルト
挿通孔の直径より長い長径部2bは蟻溝スリット開口の
フランジ4,4によって抜け止めされる姿勢になるか
ら、被締結部材の締結孔に該ボルトを挿通してナットを
螺着すると、被締結部材は蟻溝上緊締固着される。
第3図は第2図で説明した変形ボルト頭部2と同形のナ
ット5を直径Dのボルト挿通孔より蟻溝内に装入し、長
径端部が蟻溝の内側面に衝合するまで旋回すると、該ナ
ットの旋回は不能になるから、該ナットにボルトを螺合
することにより、該ナットは螺入して蟻溝スリット開口
のフランジ4,4の裏面に圧着し、螺合緊締して被締結
部材を固着することができる。
考案の効果 本考案は、ボルト径よりも小なる蟻溝スリット開口巾を
有する蟻溝にボルト並にボルト頭部を挿入するかまたは
ナットを装入するに際し、蟻溝スリット開口上からボル
ト挿通孔を蟻溝上に穿設し、且つボルト頭部またはナッ
トの形状を短径部においては、ボルト挿通孔の直径より
は小でスリット開口巾よりは大にし、長径部においては
両端部の巾をスリット開口巾より小にするとともにボル
ト挿通孔直径よりも大なる長さにしたことにより、ボル
ト並びにボルト頭部またはナットの蟻溝内への挿入が容
易になるとともに、ボルト頭部またはナットを蟻溝内で
僅かに旋回させることにより、ボルト頭部またはナット
の長径部は、蟻溝のスリット開口フランジによって抜け
止めされ、ナットまたはボルト螺合時においてボルト、
ナットの締結固着を可能にすることができるものであ
る。
したがって、締結個所の蟻溝部分のみにボルト挿通孔を
穿設すれば、蟻溝のスリット開口巾がボルト径よりも小
であっても、被締結部材の締結固着は可能になり、ま
た、蟻溝開口巾よりも大なる径のボルトを使用できるこ
とによって、蟻溝利用の締結強度を大にすることができ
るものである。さらに、第4図に示す従来例の如く、ボ
ルトまたはナットを蟻溝の両端面より所望の締結個所ま
で蟻溝内をすべらせてくる必要もなく、締結作業が簡便
容易になり、また、締結個所以外のスリット巾はボルト
径より小であるから、ボルトが蟻溝に沿って移動するこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示し、第1図はボルトの
実施例であって、(a)は平面図、(b)は第1図(a)のB−
B線断面図、第2図は変形ボルト頭部による他の実施例
の平面図、第3図はナットのボルト挿通孔の断面図であ
り、第4〜5図は夫々従来例であって(a)は平面図、(b)
は断面図である。 1……ボルト 2……ボルト頭部 2a……短径部 2b……長径部 3……スリット 4,4……フランジ 5……ナット G……蟻溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルトまたはナット径よりも小なるスリッ
    ト巾の開口を有する蟻溝にボルトまたはナットを装着し
    た締結装置において、スリット開口上に穿設したボルト
    挿通孔の直径よりも小でスリット開口巾よりも大なる短
    径部とボルト挿通孔の直径より大なる長さを有し且つス
    リット開口巾よりも小なる巾の両端部を有する長径部と
    を形成した頭部を有する蟻溝用ボルトまたはナット。
JP10438489U 1989-09-07 1989-09-07 蟻溝用ボルトまたはナット Expired - Lifetime JPH068328Y2 (ja)

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JPH0344222U JPH0344222U (ja) 1991-04-24
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