JP2574505Y2 - 埋め込みナット - Google Patents
埋め込みナットInfo
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- JP2574505Y2 JP2574505Y2 JP1992022058U JP2205892U JP2574505Y2 JP 2574505 Y2 JP2574505 Y2 JP 2574505Y2 JP 1992022058 U JP1992022058 U JP 1992022058U JP 2205892 U JP2205892 U JP 2205892U JP 2574505 Y2 JP2574505 Y2 JP 2574505Y2
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- Japan
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- buckling
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 13
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 12
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 12
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 102100027340 Slit homolog 2 protein Human genes 0.000 description 1
- 101710133576 Slit homolog 2 protein Proteins 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/04—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front
- F16B13/06—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front combined with expanding sleeve
- F16B13/061—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front combined with expanding sleeve of the buckling type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Dowels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は例えば家屋の壁部に形成
した挿通孔に挿通固定して、ボルトの取付けに用いる埋
め込みナットに関する。
した挿通孔に挿通固定して、ボルトの取付けに用いる埋
め込みナットに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にこの種の埋め込みナットは、円筒
状の筒体に、該筒体の軸方向に延びる複数のスリットを
形成して、該スリット間に径方向外方に座屈可能な複数
の座屈部を設けると共に、前記筒体の一端に別途形成し
た筒体を溶接などにより固着してなり、かかるナットを
例えば家屋の側壁に形成した挿通孔に嵌合した上で、ボ
ルトを前記筒体内に挿通して、その挿通端部を前記筒体
に螺締することで、該ボルトの締め付け力でもって前記
筒体をボルトの頭部側に移動させて、前記座屈部を径方
向外方に座屈させて、該座屈部を前記側壁の内側面に係
合させるか若しくは前記挿通孔の内周面に圧接させるこ
とで、前記埋め込みナットを前記側壁に固定すると共
に、該ナットに螺締したボルトをも前記埋め込みナット
を介して前記側壁に安定的に取付けられるようにしてい
る。また、複数のスリット及び雌ねじ用のねじ山列が設
けられている金属板を円筒状に曲成してなる埋め込みナ
ットも知られているが、このナットによれば、複数のス
リット及びこれらスリット間の座屈部が、軸長方向と平
行状に形成されているに過ぎないから、雌ねじにボルト
を螺締し、座屈部を座屈させる場合、座屈部を座屈させ
難く、大きな操作力を加えないことには座屈させること
ができないのである。
状の筒体に、該筒体の軸方向に延びる複数のスリットを
形成して、該スリット間に径方向外方に座屈可能な複数
の座屈部を設けると共に、前記筒体の一端に別途形成し
た筒体を溶接などにより固着してなり、かかるナットを
例えば家屋の側壁に形成した挿通孔に嵌合した上で、ボ
ルトを前記筒体内に挿通して、その挿通端部を前記筒体
に螺締することで、該ボルトの締め付け力でもって前記
筒体をボルトの頭部側に移動させて、前記座屈部を径方
向外方に座屈させて、該座屈部を前記側壁の内側面に係
合させるか若しくは前記挿通孔の内周面に圧接させるこ
とで、前記埋め込みナットを前記側壁に固定すると共
に、該ナットに螺締したボルトをも前記埋め込みナット
を介して前記側壁に安定的に取付けられるようにしてい
る。また、複数のスリット及び雌ねじ用のねじ山列が設
けられている金属板を円筒状に曲成してなる埋め込みナ
ットも知られているが、このナットによれば、複数のス
リット及びこれらスリット間の座屈部が、軸長方向と平
行状に形成されているに過ぎないから、雌ねじにボルト
を螺締し、座屈部を座屈させる場合、座屈部を座屈させ
難く、大きな操作力を加えないことには座屈させること
ができないのである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで以上のように
筒体にナット本体を固着した構造の埋め込みナットにあ
っては、前記筒体の他に筒体を必要とし、それだけ部品
点数が増大するし、しかも、前記筒体の一端に前記筒体
を溶接などにより更に固着する必要があり、従って、製
造コストが高くなる不具合がある。また、金属板を曲成
してなる埋め込みナットの場合には、座屈部の幅を部分
的に狭くしたりして、座屈させ易くする必要があるた
め、座屈部の強度が低下するという問題があり、また、
座屈させるとき、座屈させ易くした部分が破壊し易くな
り、全体としてボルトの固定状態を長期間に亘って維持
することができなくなるのである。
筒体にナット本体を固着した構造の埋め込みナットにあ
っては、前記筒体の他に筒体を必要とし、それだけ部品
点数が増大するし、しかも、前記筒体の一端に前記筒体
を溶接などにより更に固着する必要があり、従って、製
造コストが高くなる不具合がある。また、金属板を曲成
してなる埋め込みナットの場合には、座屈部の幅を部分
的に狭くしたりして、座屈させ易くする必要があるた
め、座屈部の強度が低下するという問題があり、また、
座屈させるとき、座屈させ易くした部分が破壊し易くな
り、全体としてボルトの固定状態を長期間に亘って維持
することができなくなるのである。
【０００４】本考案は以上の実情に鑑みて開発したもの
で、目的とするところは部品点数を少なくして、従来よ
りも安価で軽量にでき、また、座屈部を小さな操作力で
容易に変形させることができて、さらにボルトの固定状
態を長期間に亘って維持することができる埋め込みナッ
トを提供するにある。
で、目的とするところは部品点数を少なくして、従来よ
りも安価で軽量にでき、また、座屈部を小さな操作力で
容易に変形させることができて、さらにボルトの固定状
態を長期間に亘って維持することができる埋め込みナッ
トを提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】しかして、本考案は、端
部に雌ねじを有する筒体の中途部に複数のスリット及び
これらスリット間に設けられる複数の座屈部を備えた埋
め込みナットにおいて、前記各スリット及び各座屈部
は、前記筒体の軸長方向に対しそれぞれ周方向に交叉す
るように傾斜していることを特徴とする。
部に雌ねじを有する筒体の中途部に複数のスリット及び
これらスリット間に設けられる複数の座屈部を備えた埋
め込みナットにおいて、前記各スリット及び各座屈部
は、前記筒体の軸長方向に対しそれぞれ周方向に交叉す
るように傾斜していることを特徴とする。
【０００６】
【作用】本考案に係る埋め込みナットにあっては、ボル
トを雌ねじに螺締した場合、埋め込みナットには、捩り
力及び軸圧縮力が作用し、これら捩り力及び軸圧縮力に
より各座屈部を変形させることになるのであるが、各ス
リット及び各座屈部は、軸長方向に対し周方向に交叉す
るように傾斜しているから、前記座屈部の非座屈時にお
ける強度を低下させることなく、前記捩り力及び軸圧縮
力に対し座屈部を変形（座屈）させ易いのである。従っ
て、座屈部を小さな操作力で変形させることができ、多
数の埋め込みナットにボルトを螺締して固定する場合、
疲労少なく、作業能率を向上することができる。また、
各座屈部を小さな操作力で変形させ易いから、各座屈部
を破壊させることなく、確実に座屈させることができ、
さらに各座屈部が座屈した場合、これら座屈部を、その
座屈頂点に対し対向部片が筒体の軸長方向に均等状に傾
斜するすように変形させ得るから、各座屈部の破壊をな
くすることができることと相俟ってボルトの締め込み力
に対する抗力を大きくでき、ボルトの固定状態を長期間
に亘って維持することができる。
トを雌ねじに螺締した場合、埋め込みナットには、捩り
力及び軸圧縮力が作用し、これら捩り力及び軸圧縮力に
より各座屈部を変形させることになるのであるが、各ス
リット及び各座屈部は、軸長方向に対し周方向に交叉す
るように傾斜しているから、前記座屈部の非座屈時にお
ける強度を低下させることなく、前記捩り力及び軸圧縮
力に対し座屈部を変形（座屈）させ易いのである。従っ
て、座屈部を小さな操作力で変形させることができ、多
数の埋め込みナットにボルトを螺締して固定する場合、
疲労少なく、作業能率を向上することができる。また、
各座屈部を小さな操作力で変形させ易いから、各座屈部
を破壊させることなく、確実に座屈させることができ、
さらに各座屈部が座屈した場合、これら座屈部を、その
座屈頂点に対し対向部片が筒体の軸長方向に均等状に傾
斜するすように変形させ得るから、各座屈部の破壊をな
くすることができることと相俟ってボルトの締め込み力
に対する抗力を大きくでき、ボルトの固定状態を長期間
に亘って維持することができる。
【０００７】
【実施例】本考案にかかる埋め込みナットは、平面視長
方形とした平板状の金属板１から成るのであって、図１
に示す実施例では、この金属板１に、該金属板１の長さ
方向に延びる複数のスリット２をプレス成形により形成
する。これらスリット２は、図１に示すように金属板１
の長さ方向に対し交叉して幅方向に傾斜するように形成
している。
方形とした平板状の金属板１から成るのであって、図１
に示す実施例では、この金属板１に、該金属板１の長さ
方向に延びる複数のスリット２をプレス成形により形成
する。これらスリット２は、図１に示すように金属板１
の長さ方向に対し交叉して幅方向に傾斜するように形成
している。
【０００８】また、前記金属板１における長さ方向一側
方には、幅方向に延びる複数の突条４０から成るねじ山
列４をプレス成形により突設する一方、金属板１の長さ
方向他側方に、該金属板１を一部切り起こして前記ねじ
山列４の突設方向とは反対方向に突出する山型の係合片
５を突設する。また、金属板の幅方向一側には連結片１
１を設けると共に、他側に前記連結片１１が嵌合可能な
嵌合溝１２を形成して、該金属板１を円筒状に曲成して
筒体１０を形成したとき、前記連結片１１を前記嵌合溝
１２に嵌合させることで、前記筒体１０が不用意に拡径
方向に開かないようにしている。
方には、幅方向に延びる複数の突条４０から成るねじ山
列４をプレス成形により突設する一方、金属板１の長さ
方向他側方に、該金属板１を一部切り起こして前記ねじ
山列４の突設方向とは反対方向に突出する山型の係合片
５を突設する。また、金属板の幅方向一側には連結片１
１を設けると共に、他側に前記連結片１１が嵌合可能な
嵌合溝１２を形成して、該金属板１を円筒状に曲成して
筒体１０を形成したとき、前記連結片１１を前記嵌合溝
１２に嵌合させることで、前記筒体１０が不用意に拡径
方向に開かないようにしている。
【０００９】しかして、かかる金属板１を、前記係合片
５が外周面に位置し、また前記ねじ山列４が内周面に位
置して且つ周方向に連続するように円筒状に曲成するこ
とにより筒体１０及び前記ねじ山列４からなる雌ねじ部
を形成し、筒体１０における前記各スリット２間に径方
向外方に座屈可能な複数の座屈部６を設けるのである。
これらスリット２及び座屈部６は、前記筒体１０の軸長
方向に対しそれぞれ周方向に交叉するように傾斜してい
る。
５が外周面に位置し、また前記ねじ山列４が内周面に位
置して且つ周方向に連続するように円筒状に曲成するこ
とにより筒体１０及び前記ねじ山列４からなる雌ねじ部
を形成し、筒体１０における前記各スリット２間に径方
向外方に座屈可能な複数の座屈部６を設けるのである。
これらスリット２及び座屈部６は、前記筒体１０の軸長
方向に対しそれぞれ周方向に交叉するように傾斜してい
る。
【００１０】以上の埋め込みナットは、図２に示すよう
に、例えば家屋の側壁７に形成した挿通孔７０に挿通し
て、前記係合片５を前記挿通孔７０の内周面に係合させ
ると共に、前記筒体１０における雌ねじ部及び座屈部６
を前記側壁７の内側面よりも内方に突出させる。
に、例えば家屋の側壁７に形成した挿通孔７０に挿通し
て、前記係合片５を前記挿通孔７０の内周面に係合させ
ると共に、前記筒体１０における雌ねじ部及び座屈部６
を前記側壁７の内側面よりも内方に突出させる。
【００１１】そして例えばフック等の被取付部材８０を
装着したボルト８を、前記筒体１０に挿通して、その挿
通端部を前記雌ねじに螺締するのであり、該ボルト８の
螺締に伴ってボルト８の頭部８１が前記側壁７の外側面
に当接した段階から、該ボルト８の締め付け力により、
前記筒体１０に、捩り力及び軸圧縮力が作用して、筒体
１０における雌ねじ部が頭部８１側に移動して、前記座
屈部６が、その長さ方向途中からくの字状に折れて径方
向外方に座屈し、前記側壁７の内側面における前記挿通
孔７０の開口部周りに圧接するのである。
装着したボルト８を、前記筒体１０に挿通して、その挿
通端部を前記雌ねじに螺締するのであり、該ボルト８の
螺締に伴ってボルト８の頭部８１が前記側壁７の外側面
に当接した段階から、該ボルト８の締め付け力により、
前記筒体１０に、捩り力及び軸圧縮力が作用して、筒体
１０における雌ねじ部が頭部８１側に移動して、前記座
屈部６が、その長さ方向途中からくの字状に折れて径方
向外方に座屈し、前記側壁７の内側面における前記挿通
孔７０の開口部周りに圧接するのである。
【００１２】斯くして前記埋め込みナットは、前記側壁
７の挿通孔７０内に固定されると共に、該埋め込みナッ
トに螺着した前記ボルト８で固定される被取付部材８０
が前記側壁７に安定的に固定されるのである。
７の挿通孔７０内に固定されると共に、該埋め込みナッ
トに螺着した前記ボルト８で固定される被取付部材８０
が前記側壁７に安定的に固定されるのである。
【００１３】以上の実施例では、前記座屈部６を前記側
壁７の内側面における前記挿通孔７０の開口部周りに圧
接させるようにしたが、前記挿通孔７０の全長が、前記
筒体１０の全長よりも長い場合には、前記座屈部６を前
記挿通孔７０の内周面に圧接させてもよい。
壁７の内側面における前記挿通孔７０の開口部周りに圧
接させるようにしたが、前記挿通孔７０の全長が、前記
筒体１０の全長よりも長い場合には、前記座屈部６を前
記挿通孔７０の内周面に圧接させてもよい。
【００１４】
【考案の効果】以上の如く本考案によれば、各スリット
及び各座屈部を、筒体の軸長方向に対しそれぞれ周方向
に交叉するように傾斜させているから、側壁等のナット
挿通孔に開口された埋め込みナットの雌ねじにボルトを
螺締する場合、各座屈部を小さな操作力で容易に座屈さ
せることができる。即ち、ボルトを螺締した場合、埋め
込みナットには、捩り力及び軸圧縮力が作用し、これら
捩り力及び軸圧縮力により各座屈部を変形させることに
なるのであるが、本考案にあっては、各スリット及び各
座屈部を、軸長方向に対し周方向に交叉するように傾斜
させているから、前記座屈部の非座屈時における強度を
低下させることなく、前記捩り力及び軸圧縮力に対し座
屈部を変形（座屈）させ易いのである。従って、座屈部
を小さな操作力で変形させることができるから、多数の
埋め込みナットにボルトを螺締して固定する場合、疲労
少なく、作業能率を向上することができる。しかも、各
座屈部を小さな操作力で変形させ易いから、各座屈部を
破壊させることなく、確実に座屈させることができ、さ
らに各座屈部が座屈した場合、これら座屈部を、その座
屈頂点に対し対向部片が筒体の軸長方向に均等状に傾斜
するすように変形させ得るから、各座屈部の破壊をなく
することができることと相俟ってボルトの締め込み力に
対する抗力を大きくでき、ボルトの固定状態を長期間に
亘って維持することができる。また、筒体は、金属板を
曲成することにより形成し得るから、部品点数を少なく
して、安価で軽量にできる。
及び各座屈部を、筒体の軸長方向に対しそれぞれ周方向
に交叉するように傾斜させているから、側壁等のナット
挿通孔に開口された埋め込みナットの雌ねじにボルトを
螺締する場合、各座屈部を小さな操作力で容易に座屈さ
せることができる。即ち、ボルトを螺締した場合、埋め
込みナットには、捩り力及び軸圧縮力が作用し、これら
捩り力及び軸圧縮力により各座屈部を変形させることに
なるのであるが、本考案にあっては、各スリット及び各
座屈部を、軸長方向に対し周方向に交叉するように傾斜
させているから、前記座屈部の非座屈時における強度を
低下させることなく、前記捩り力及び軸圧縮力に対し座
屈部を変形（座屈）させ易いのである。従って、座屈部
を小さな操作力で変形させることができるから、多数の
埋め込みナットにボルトを螺締して固定する場合、疲労
少なく、作業能率を向上することができる。しかも、各
座屈部を小さな操作力で変形させ易いから、各座屈部を
破壊させることなく、確実に座屈させることができ、さ
らに各座屈部が座屈した場合、これら座屈部を、その座
屈頂点に対し対向部片が筒体の軸長方向に均等状に傾斜
するすように変形させ得るから、各座屈部の破壊をなく
することができることと相俟ってボルトの締め込み力に
対する抗力を大きくでき、ボルトの固定状態を長期間に
亘って維持することができる。また、筒体は、金属板を
曲成することにより形成し得るから、部品点数を少なく
して、安価で軽量にできる。
【図１】本考案にかかる埋め込みナットの拡大斜視図。
【図２】本考案にかかる埋め込みナットの使用状態を示
す概略断面図。
す概略断面図。
１ 金属板 ２ スリット ４ ねじ山列 ６ 座屈部
Claims (1)
- 【請求項１】 端部に雌ねじを有する筒体の中途部に複
数のスリット及びこれらスリット間に設けられる複数の
座屈部を備えた埋め込みナットにおいて、前記各スリッ
ト及び各座屈部は、前記筒体の軸長方向に対しそれぞれ
周方向に交叉するように傾斜していることを特徴とする
埋め込みナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992022058U JP2574505Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 埋め込みナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992022058U JP2574505Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 埋め込みナット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0618717U JPH0618717U (ja) | 1994-03-11 |
| JP2574505Y2 true JP2574505Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12072316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992022058U Expired - Fee Related JP2574505Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 埋め込みナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2574505Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5865336B2 (ja) * | 2013-11-18 | 2016-02-17 | 福川 徐 | 自穿孔型アンカー留め具及びその成形方法 |
| JP7065510B2 (ja) * | 2018-05-29 | 2022-05-12 | アーキヤマデ株式会社 | ビスユニット |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2140889B (en) * | 1983-06-03 | 1986-08-13 | Usm Corp | Blind screw anchor |
| JPH01118208U (ja) * | 1988-02-03 | 1989-08-10 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP1992022058U patent/JP2574505Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0618717U (ja) | 1994-03-11 |
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| JPH03115211U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |