JPH08511840A - 各種の標準ドア半完成品に適応できるドア空錠用の互換性錠面 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ドア空錠がドアの縁にある既設空洞に装着するためのハウジングを有し、かつドアの縁を仕上げる互換性錠面を備えている。互換性錠面は各々空締り錠の伸縮を可能にする開口部と、既設空洞との適合性に必要な周辺形状と、錠面及びハウジングをドアの縁に着脱自在に固着するために備えている特徴を備えている。これによって、ドア半完成品とは関係なく錠面をドア半完成品にマッチするように単に交換するだけでドア空錠の装着ができる。

Description

【発明の詳細な説明】 各種の標準ドア半完成品に適応できる ドア空錠用の互換性錠面 発明の背景 本発明は、一般的にいえばドア錠に関し、さらに詳しくいえば、互換性があり 各種の普通のドア半完成品に標準ドア空錠を適応させるのに使用できるドア空錠 用錠面に関する。 ドアの大部分が現在は、ドアの縁又はその付近に形成済みの工場で調製した空 洞を作られている。これは、建設中又は、改造中の建物において、このようなド アを比較的未熟練な作業員によって迅速かつ容易に取付けできるようにしている 。 しかし、普通に用いられている空錠は、種々の錠面の中の一つをかしめ又は抵 抗溶接によって、空錠ハウジングにほぼ恒久的に取付けられる可能性がある。し たがって、多数の既製ドア空錠の空洞の任意のものと使用できる錠面を持ったラ ッチを持ち合せていることが必要である。例えば、角のとがったほぞ穴、角の丸 いほぞ穴及び丸いものがある。もちろん、わずかな寸法差があってもすべての空 錠形式において利用できる。 各種の可能なドア半完成品をプロジエクトによって必要とされる量の３倍以上 も多い空錠の在庫を維持しないで適応させるために、空錠を調達する前にドア半 完成品の形式を決めることが必要である。これは、正しい空錠を得るのを待つ間 完成を遅らせる可能性がある。空錠をドア半完成品に適応するために、錠面を変 えることは、取外しの間に溶接又はかしめ付け錠面を損傷するので複雑で高価な ツーリングを必要とする。とにかく、プロジエクトの費用は増大し、完成が遅れ る。 前述のことは、現在のドア空錠及びそのような空錠を様々なドア空洞半完成品 に適応させる方法にあると知られている欠点を示している。したがって、上述の 欠点の一つ以上を解消することを目的とした代替品を提供することが有益である ことは明らかである。それゆえ、あとでもっと完全に説明する特徴を備える適当 な代替品を提供する。 発明の概要 本発明の一つの面において、これは、普通の様式のドア空錠をドアの縁にある 空錠のハウジング内に取付けて用いるために、空締めボルトの伸縮を可能にする 穴を有し、既設のドア空洞との適合性を必要とする周辺形状を有し、ハウジング とドアの縁に着脱可能に固定する備えを有する互換性のある錠面を設けることに よって達成される。 前述及びその他の面は、添付図面と関連させて考慮するとき、本発明の以下の 詳細な説明から明らかになる。 図面の簡単な説明 図１は、ほぼ恒久的に取付けられた錠面を有する標準設計のドア空錠を示す略 後部４半図である。 図２は角がとがったほぞ穴空洞を示すドアの縁の部分図である。 図２ａは、角が丸いほぞ穴空洞を示す図２におけると同様の図である。 図３は、丸穴あき空洞を示す、図２及び２ａと同様の図である。 図４は、本発明の１実施形態を示す後部４半図である。 図５は、本発明のもう一つの実施形態を示す後部４半図である。 詳細な説明 図１に示されている標準ドア空錠は、通常は裏地板２２０を用いて錠面２３０ に取付けられるボルト１０（空締めボルト集合体）からなっている。ボルト１０ は、それがボルトケースのタブ１５にもたれるまで裏地板２２０にある開口部を 通して挿入される。錠面２３０は裏地板２２０の穴２２１を通って伸び、ボルト １０のタブ１１５を錠面と裏地板の間に捕えるようにかしめ又はほぼ恒久的に取 付けるその他方法で処理されるピン２３１を備えている。ピン２３１はまた錠面 をドアの縁に固定するために装着されるねじが通る皿もみ付きねじ穴を備えてい る。錠面を固定すると、空締めボルト集合体をドアの縁に固定する。前述のよう に、この構成は、どんなによく見ても、空締めボルト集合体又は従来技術の錠面 コンビネーションにおいて錠面を変えることを非常にむずかしくする。 図２、２ａ及び３は、それぞれドアの縁１００にある角のとがった矩形ほぞ穴 ３８、角の丸い矩形ほぞ穴１３８及び丸穴あき空洞５８を特徴とするドア縁半完 成品を示している。例示のために、ボルト１０用の中ぐり穴は、円筒形であると して示されているが、場合によっては、矩形断面のものである方がよいことがあ る。角のとがった矩形ほぞ穴と角の丸いほぞ穴は等しい標準深さのものであるこ とに注意されたい。 図４は、矩形ほぞ穴のドア縁半完成品のための錠面の実施形態を示している後 部斜視図である。こゝでは、角のとがった板だけが例示されているが、集合体は 角の丸い実施形態のものと同一である。ボルト１０には、それのケースから半径 方向に突出しているタブ１５がある。錠面３０（角が丸い場合１３０）には空締 めボルト穴５及び従来技術の前述の錠面２３０のピン２３１と同様で、やはりボ ルト／錠面組合せを固定する皿もみ付きねじ穴を有する突出ボス３１がある。裏 地板２０と対になったとき、錠面３０のボス３１は、裏地板２０の留め具穴２１ の中に圧力ばめされる。裏地板２０はまた、空錠ハウジング開口部２４とタブス ロット２５を備えている。 錠面３０と裏地板２０は、ボス３１を穴２１の中へ挿入し、錠面３０と裏地板 ２０を軽く押し付け合せることによって結合さる。ボルト１０は、タブ１５をす ろっと１５と位置を合せたままにしながら開口部２４を通して挿入され、裏地板 に対してねじって、錠面と裏地板の間にタブを正しく整置されるようにし、両方 の板をきつく押し付け合せる。この集合体をきつく押し付けるとき、錠面３０（ 又は１３０）と裏地板２０の間にタブ１５を入れるためのわずかな局部的隙間が ある。分解するために、裏地板をタブが自由に動くように錠面からてこでわずか 引き離し、次にボルトを裏地板内で反時計回りにねじり、タブとスロットの位置 を合せたら、ボルトを取り外す。ボルトと錠面の組合せをボス３１にある穴を通 るねじによってドアの縁に固着する。 丸い穴のあいた半完成品の場合、円形錠面が好まれる。図５に示されたのと同 じボルト１０を用いるとき、ボルト用開口部５を有する円形錠面５０が丸い穴の あいた半完成品と共に用いるために設けられる。スロット５５はボルトケースを 錠面５０の穴５３に挿入できるようにするためにタブ１５を受ける。完全に挿入 されると、タブ１５は、フエースリング５１の後面と保持リング５２の前面の間 に置かれる。スリーブ６０は、リップ６２が保持リング５２とタブ１５の間に納 まるようにボルト１０にかぶせて取付けられる。スリーブ６０は、別々であるか 又は丁番７５又はその他の接続手段によって結合されてもよい二つ以上のセグメ ントに作られる。スリーブ６０の外面には、正しく組立てて位置を合せた後に、 丸い穴のあいたドア半完成品に容易に挿入できるように斜めに切られている縦の リブ６６がある。ドアに押込まれたり、打込まれると、スリーブは前述のように 錠面５０とボルト１０にしっかり固着され、ボルトの向きはリブ６６が穴に対す る圧力によって固定される。リブ６６はまた、スリーブのドア半完成品の中の縦 のつかみ力を大きくするために逆目突起を設けてもよい。これによって、ねじ又 はその他の別個の留め具に頼ることなく装着の強さを高められる。 図５の円形錠面は、丸いか、四角な角を備え、穴５３、スロット５５、保持リ ング５２及びボルト用開口部５を有する矩形錠面であってよいことが明らかであ る。スリーブ６０のリップ６２は、錠面の形に関係なく、保持リング５２とかみ 合ってもよいであろう。すなわち、スリーブ形取付方式は、どんな形の錠面にも 適用できる。いうまでもなく、スリーブ６０は丁番によって接続されるか、別々 であるか、又は他の方法で結合される二つ以上の部分品からなるものであっても よい。 上述のどの錠面の場合も、ノブとシヤフトの取付けはまた空締めボルト／錠面 の集合体をドアに固定する働きをする。したがって、互換性の便利さのあっても 、本発明の錠面は装着の強さを犠牲にしない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．一つ以上の突起を表面に付けたハウジングを有し、ドアの縁にある既設 空洞内に取付けでき、ドアの縁を仕上げる錠面を必要とする型のドア空錠におい て、前記ドア空錠と組合せて、 空締めボルトの伸長・収縮を可能にする開口部を有し、既設空洞との適 合性に必要な周辺形状を有し、前記ハウジングにある前記一つ以上の突起を受け る一つ以上の凹部を有する互換性錠面と、 前記錠面に着脱自在に取付け可能で、前記ハウジングにある前記突起を 前記錠面にある前記凹部と係合させて捕える手段であり、前記錠面にある保持リ ングに係合し；二つ以上のセグメントに縦に分割され、前記錠面と前記ハウジン グに組立てられるとき（前記スリーブを）ドアの縁の既設空洞の中に打込み又は 押込みを容易にする斜め外表面を有するスリーブを備える突起捕捉手段と、 前記錠面及び前記ハウジングを前記ドアの縁に固着する手段と を備えるドア空錠。