JP3398725B2 - 錠片作動用角軸のがたつき防止装置 - Google Patents

錠片作動用角軸のがたつき防止装置

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JP3398725B2 JP17325494A JP17325494A JP3398725B2 JP 3398725 B2 JP3398725 B2 JP 3398725B2 JP 17325494 A JP17325494 A JP 17325494A JP 17325494 A JP17325494 A JP 17325494A JP 3398725 B2 JP3398725 B2 JP 3398725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、錠における錠片作動
用角軸のがたつき防止装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一端又は両端にハンドル等の操作部材を
固定した角軸を、錠箱内のラッチボルト等を作動させる
ためのカムその他の回転作用片における角孔に貫通させ
又は嵌め合せた錠においては、角軸と回転作用片並びに
角軸と操作部材の間のがたつきをそれぞれ防止させるた
め、何んらかの工夫がなされている場合が多い。
【0003】この出願に係る出願人会社によって以前に
提案され、実公昭58−32516号公報において公告
開示された角軸のがたつき防止装置は、角軸で接続され
る錠箱内の錠片作動用の回転作用片と操作部材との間
に、角軸に設けた溝に挿入された板状片を配し、その板
状片の中間部を操作部材にねじ込んだ止めねじで押圧す
ることにより板状片を弾性変形させ、板状片の両端の固
定爪を回転作用片の角孔の内面及び操作部材の軸孔の内
面にそれぞれ押し付けて成るものである。
【0004】しかしながら、従来の同装置によれば、操
作部材並びに角軸をドアに装着された錠箱に対し組み付
ける迄は、板状片が角軸の溝から外れてしまうことがあ
るので、板状片の取り扱いに気を配らねばならず面倒で
あり、また、角軸の溝はフライス加工等により形成せね
ばならず、コスト高になるなど、いくつかの改良すべき
問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の錠片作動用
角軸のがたつき防止装置は、前記の問題点を解決するた
めに提案されたものであって、操作部材並びに角軸が錠
箱に対し組み付けられる前であっても角軸の溝から板状
片が外れないようにし、また、溝付きの角軸の製作につ
いてコストダウンを計ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、角軸で接続される錠箱内の錠片作動用
の回転作用片と操作部材との間に、角軸に設けた有底の
溝に挿入された板状片を配し、その板状片の中間部を操
作部材にねじ込んだ止めねじで押圧することにより板状
片を弾性変形させ、板状片の両端の固定爪を回転作用片
の角孔の内面及び操作部材の軸孔の内面にそれぞれ押し
付けると共に、板状片を角軸の底部と操作部材及び回転
作用片の間で突っ張らせるようにした錠片作動用角軸の
がたつき防止装置において、角軸は、横断面の対角線に
沿って半割りに2分割すると共に、その分割面の中央部
にその長さ方向に沿って半溝を形成し、その半溝の一方
の側辺に溝の底部を形成する堤部を残し、他方の側辺に
少なくとも3ヵ所の切欠部を形成した堤部を残して対向
部材を形成し、このようにして形成された一対の対向部
材を分割面を接合させることにより構成するものとし、
一方、板状片を角軸の半溝を合せた空間部に収納し、そ
の両端の固定爪を対向部材の他方の側片における両端の
切欠部と係合させた状態で、一対の対向部材の両端を固
定したことを特徴とする
【0007】
【作用】次に、図面の参照してこの発明の角軸のがたつ
き防止装置の作用について説明する。角軸1が現場作業
で回転作用片20に組み付けられる前は、少くも一方の
操作部材2は角軸1には嵌められていないことになる
が、対をなす対向部材11、11の溝12に予め挿入さ
れた板状片4は、2つの対向部材11、11が他方の操
作部材3への差込み及びピン6で合体され(図1及び図
2参照)、又は、両端部のピン7、7等で合体される
(図8及び図2参照)ことにより、封じられることにな
る。
【0008】すなわち、対をなす対向部材11、11の
それぞれの切残し部13、13の存在により、その板状
片4の溝12内における幅方向(図1又は図8で上方)
への移動並びに長さ方向への移動が拘束されることにな
る。従って、この段階で板状片4が溝12から脱落して
紛失するようなことは全くない。
【0009】また、本発明における角軸1を構成する各
対向部材11は、半溝12aの形成を含めて引抜き加工
によって製作することができ、角軸1の溝12の内、切
欠き部12bとは、前記の引抜き加工をした対向部材1
1に更にプレス加工(剪断プレス)を加えることによっ
て形成できるので、コストの削減が達成される。
【0010】
【実施例】以下図面に示す実施例に基いてこの発明を説
明する。この発明の各部材は、通常、ステンレススチー
ル、鋼鉄、真ちゅう、アルミニウム等の金属材料で作る
のが普通であるが、強刃な合成樹脂材料で作ることもで
きる。
【0011】図1〜図7で示す第1実施例において、符
号10は図示しない扉又は引戸に固定される錠箱、20
は錠箱10内に回転可能に設けられたカムその他の錠片
作動用の回転作用片、20aは後述の角軸1が挿通され
る回転作用片20の角孔、30、30は扉又は引戸の室
内及び室外に固定され、後期の操作部材2、3をそれぞ
れ支承する座板である。
【0012】角柱状をなす錠片作動用の角軸1は、その
一端に一方の操作部材2(ハンドル又はノブ)が軸孔2
1をもって取り付けてあり、他端には他方の操作部材3
(ハンドル又はノブ)が同様に軸孔31をもって取り付
けてある。
【0013】前記角軸1で接続される回転作用片20と
一方の操作部材2との間には、角軸1に設けた溝12に
挿入された板状片4を配し、その板状片4における幅を
狭くした中間部を該操作部材2にねじ込んだ止めねじ5
で押圧することにより、板状片4を弾性変形させ、板状
片4の両端に形成した固定爪41、41を回転作用片角
孔20の角孔20aの内面及び操作部材2の軸孔21の
内面にそれぞれ強固に押し付けてある。前記の板状片4
は、ばね材などの弾性係数の大きい金属材料で作るとよ
い。
【0014】角軸1の他端に取りつけらる他方の操作部
材3は、前記のような一方の操作部材2の取り付けに先
行して事前にピン6などで固定される。
【0015】以上に述べたような角軸のがたつき防止装
置は、例えば、前出の実公昭58−32516号公報に
示され、従来より知られている。
【0016】 この発明においては、角軸1は、図2〜
図5に明示するように、横断面の対角線に沿って半割り
2分割された形をなし、前記の分割面で互に対称をな
す一対の対向部材11、11で構成される。
【0017】 そして、角軸1の溝12は、図4に示す
ように、対をなす対向部材11、11の分割面の長さ方
向に沿って形成された半溝12a、12aとその一方の
側辺に形成された溝の底部を構成する堤部と、その他方
の側辺の堤部に形成された少なくとも3ヵ所の切欠き部
12b,12bとで構成される。図1に示すように、両
側の切欠部12b,12bは固定爪41と係合し、中間
の切欠部に止めねじ5が進入する。
【0018】前記の各対向部材11の半溝12aは、横
断面形が長さ方向で同形であるから、対向部材11自体
を引抜き加工する際に同時に形成することができ、ま
た、各対向部材11の切欠き部12bは、前記の引抜き
加工後に剪断プレス加工で形成するとよい。
【0019】そしてまた、前記の対をなす対向部材1
1、11は、切欠き部12b、12bの長さ方向の中間
部にそれぞれ少くも1連(図示例では間隔を隔てて2
連)の切残し部13、13を備えている。この切残し部
13、13はは溝12内に装着される板状片4の脱落を
防止するものである。
【0020】この発明の板状片4の外側辺(図1及び図
7で上方部分の辺)には外向きに突出させた部分42を
任意数設ける。図示例の板状片4においては、内端側の
固定爪41は突出部分42の1つを兼ねている。
【0021】板状片4の各突出部分42は角軸1の対向
部材11、11における切残し部13、13の長さ方向
の端部(内端部)に当接するようにしてあって、溝12
内に入れられた板状片4が止めねじ5により押圧固定さ
せる前の段階で長さ方向に移動することを阻止する。
【0022】次に図8に示す第2実施例について説明す
る。第2実施例の図面と第1実施例の図面において、同
一の符号で指し示される部材は、互に等効の作用を呈す
るものであるから、ここでは、第1実施例と相違する部
分についてのみ説明する。
【0023】第2実施例の角軸1は、その一端(外端)
にのみ操作部材2が固定されており、他端(内端)は、
錠片作動用の回転作用片20に角孔20aを通じて差し
込まれる。
【0024】この形式の角軸1、単一の操作部材2及び
回転作用片20から成る組立体は、図示例のように、通
常、室内用及び室外用として対称的に対をなして設けら
れ、各別に独立して操作・作動されるのが一般的であ
る。但し、その組立体は、1つの錠箱に1組のみ設けて
もよい。
【0025】第2実施例においては、現場作業で組立体
として組み付けられる前は、板状片4は角軸1における
2つ割りの対向部材11、11内に予め装着しておくの
が普通である。
【0026】符号7、7は、対向部材11、11内を合
体させて溝12内に板状片4を封ずるため、対向部材1
1、11を両端部で相互に固定させたピンをそれぞれ示
す。これらピン7、7は、小ねじや鋲など他の任意の固
定手段で代替できることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したこの発明の錠片作動用角
軸のがたつき防止装置によれば、操作部材並びに角軸が
錠箱に対し組み付けられる前であっても、板状片が角軸
の溝から外れるようなことがなくその溝の所定位置に確
実に保持されるので、現場における組付け作業の作業性
を著しく向上させるところとする。
【0028】また、本発明に係る角軸のがたつき防止装
置に使用される溝付きの角軸は、2つ割りの形で構成さ
れるので、その製作についてコストの低減化が計れる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す縦断部分平面図。
【図2】図1のII−II線による拡大横断面図。(但
し、この図は図8のII−II線による拡大横断面図を
兼ねている。)
【図3】図1の第1実施例から取り外した角軸の1つの
対向部材を示す正面図。
【図4】その平面図。
【図5】図3のV−V線による拡大横断面図。
【図6】図1の第1実施例から取り外した板状片の正面
図。
【図7】その平面図。
【図8】この発明の第2実施例の要部を示す部分縦断平
面図。
【符号の説明】
10 錠箱 20 回転作用片 20a 角孔 1 角軸 11 対向部材 12 溝 12a 半溝 12b 切欠き部 13 切残し部 2 操作部材 21 軸孔 3 操作部材 4 板状片 41 固定爪 42 突出部分 5 止めねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 3/10 E05B 3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角軸で接続される錠箱内の錠片作動用の
    回転作用片と操作部材との間に、角軸に設けた有底の
    に挿入された板状片を配し、その板状片の中間部を操作
    部材にねじ込んだ止めねじで押圧することにより板状片
    を弾性変形させ、板状片の両端の固定爪を回転作用片の
    角孔の内面及び操作部材の軸孔の内面にそれぞれ押し付
    ると共に、板状片を角軸の底部と操作部材及び回転作
    用片の間で突っ張らせるようにした錠片作動用角軸のが
    たつき防止装置において、角軸は、横断面の対角線に沿
    って半割りに2分割すると共に、その分割面の中央部に
    その長さ方向に沿って半溝を形成し、その半溝の一方の
    側辺に溝の底部を形成する堤部を残し、他方の側辺に少
    なくとも3ヵ所の切欠部を形成した堤部を残して対向部
    材を形成し、このようにして形成された一対の対向部材
    を分割面を接合させることにより構成するものとし、一
    方、板状片を角軸の半溝を合せた空間部に収納し、その
    両端の固定爪を対向部材の他方の側片における両端の切
    欠部と係合させた状態で、一対の対向部材の両端を固定
    したことを特徴とする錠片作動用角軸のがたつき防止装
    置。
  2. 【請求項2】 操作部材が角軸の両端にそれぞれ固定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の錠片作動用角
    軸のがたつき防止装置。
  3. 【請求項3】 角軸の内端に回転作用片が固定され、角
    軸の外端に操作部材が固定されていることを特徴とする
    請求項1記載の錠片作動用角軸のがたつき防止装置。
JP17325494A 1994-06-30 1994-06-30 錠片作動用角軸のがたつき防止装置 Expired - Fee Related JP3398725B2 (ja)

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