JP3627535B2 - 車両のエンジン制御装置 - Google Patents

車両のエンジン制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3627535B2
JP3627535B2 JP29430098A JP29430098A JP3627535B2 JP 3627535 B2 JP3627535 B2 JP 3627535B2 JP 29430098 A JP29430098 A JP 29430098A JP 29430098 A JP29430098 A JP 29430098A JP 3627535 B2 JP3627535 B2 JP 3627535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
vehicle
stop
time
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29430098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000120464A (ja
Inventor
淳 田端
耕治郎 倉持
周二 永野
満弘 田畑
啓 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP29430098A priority Critical patent/JP3627535B2/ja
Publication of JP2000120464A publication Critical patent/JP2000120464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627535B2 publication Critical patent/JP3627535B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定の条件に基づいて、エンジンを自動的に運転状態と停止状態とで相互に切り換えることの可能な車両のエンジン制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンが搭載された車両においては、エンジンの内部で燃料を燃焼させて熱エネルギを発生させ、この熱エネルギを機械エネルギ(動力)に変換して車両を走行させている。一方、近年においては、燃料の節約と、エミッションの低減と、騒音の低減とを目的として、所定の停止条件に基づいてエンジンを自動停止させるとともに、所定の復帰条件に基づいてエンジンを停止状態から運転状態に復帰させることの可能な制御装置が提案されている。
【0003】
このような制御装置の一例が、特開平9−310629号公報に記載されている。この公報に記載された制御装置は、自動変速機が搭載された車両を対象としており、自動変速機の走行ポジションが選択されている状態でエンジンを自動停止するための条件として、フットブレーキオン、車速が零、駐車ブレーキの作動、エンジン停止用手動スイッチの作動などが例示されている。一方、エンジンの再始動条件として、駐車ブレーキの解除、乗降用ドアの閉扉、またはエンジン停止用手動スイッチの解除などが例示されている。
【0004】
上記構成により、シフトレバーを走行ポジションのままとしておき、エンジン停止用スイッチなどの操作をおこなうのみで、自動的にエンジンを一時的に停止あるいは始動して車両を発進することにより、操作を単純化することができる上、無駄な燃料の消費を抑制することができるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載された制御装置においては、フットブレーキオンにより車両に急激な制動力が発生して停止したり、車両が物体に接触して停止した場合にも、エンジンが自動停止することになる。しかしながら、車両が急制動により停車したり、車両が物体に接触して停止したりする場合は、停車後、即座に発進する場合が多いために、上記のようなエンジンの自動停止制御がおこなわれると運転者が違和感を持つ可能性があった。
【0008】
このように、車両の停止後に、エンジンの自動停止制御をおこなうことが不適当な場合があり、未だ改善の余地が残されていた。
【0009】
この発明は上記事情を背景としてなされたもので、車両の停止後に、エンジンの自動停止制御をおこなうことによる違和感や不都合を解消することの可能な車両のエンジン制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】
請求項1の発明は、エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、車両の加速度を判断する加速度判断手段と、所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止し、かつ、前記エンジンの停止条件が成立した場合は、前記エンジンの自動停止をおこなわない制御内容設定手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項1の発明によれば、所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止し、かつ、エンジンの停止条件が成立した場合は、エンジンの自動停止をおこなわない。
【0012】
請求項2の発明は、エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、車両の加速度を判断する加速度判断手段と、所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間を、所定値未満の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定する制御内容設定手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項2の発明によれば、所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間が、所定値未満の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定される。
【0014】
請求項3の発明は、エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、車両が物体と接触してその車両が停止し、かつ、前記エンジンの停止条件が成立した場合は、前記エンジンの自動停止をおこなわない制御内容設定手段を備えていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項3の発明によれば、車両が物体と接触してその車両が停止し、かつ、エンジンの停止条件が成立した場合は、エンジンの自動停止をおこなわない。
【0016】
請求項4の発明は、エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、車両が物体と接触してその車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間を、前記車両が単独で停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定する制御内容設定手段を備えていることを特徴とするものである。
【0017】
請求項4の発明によれば、車両が物体と接触してその車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間が、車両が単独で停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定される。
【0018】
請求項5の発明は、エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、車両の制動状態を判断する制動状態判断手段と、前記車両が急制動状態にあると判断されてその車両が停止し、かつ、前記エンジンの停止条件が成立した場合は、前記エンジンの自動停止をおこなわない制御内容設定手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0019】
請求項5の発明によれば、車両が急制動状態にあると判断されてその車両が停止し、かつ、エンジンの停止条件が成立した場合は、エンジンの自動停止をおこなわない。
【0020】
請求項6の発明は、エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、車両の制動状態を判断する制動状態判断手段と、前記車両が急制動状態にあると判断されて前記車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間を、前記車両が急制動状態にあると判断されずに前記車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定する制御内容設定手段とを備えていることを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明によれば、車両が急制動状態にあると判断されて車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間が、車両が急制動状態にあると判断されずに車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定される。
【0022】
請求項7の発明は、請求項5または6の構成に加えて、前記制動状態判断手段は、車速が所定値以下でフットブレーキペダルの踏み込み量が所定値以上であることが判断された場合に、前記車両が急制動状態にあると判断する機能を、更に有していることを特徴とするものである。
【0023】
請求項7の発明によれば、請求項5または6の作用と同様の作用が生じる他に、車速が所定値以下でフットブレーキペダルの踏み込み量が所定値以上であることが判断された場合に、車両が急制動状態にあると判断される。
【0024】
請求項8の発明は、請求項5または6の構成に加えて、前記制動状態判断手段は、車速が所定時間内に零になった場合に、前記車両が急制動状態にあると判断する機能を、更に有していることを特徴とするものである。
【0025】
請求項8の発明によれば、請求項5または6の発明と同様の作用が生じる他に、車速が所定時間内に零になった場合に、車両が急制動状態にあると判断される。
【0026】
【発明の実施の形態】
つぎにこの発明を図を参照してより具体的に説明する。図2は、この発明を適用した車両のシステム構成を示すブロック図である。車両の動力源であるエンジン1としては、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジン等の内燃機関が用いられる。また、エンジン1を始動する始動装置としてのスタータ1Aが設けられている。このスタータ1Aとしては、マグネチックシフト式またはリダクションギヤ式などの公知の構造のものが用いられる。さらに、エンジン1の吸気管には電子スロットルバルブ2が設けられており、電子スロットルバルブ2の開度が電気的に制御されるように構成されている。
【0027】
エンジン1から出力されるトルクの一方の伝達経路には、トルクコンバータ3およびオイルポンプ4ならびに歯車変速機構5が配置されている。具体的には、エンジン1と歯車変速機構5との間にトルクコンバータ3が配置され、トルクコンバータ3と歯車変速機構5との間に、オイルポンプ4が配置されている。さらに、エンジン1から出力されるトルクの他方の伝達経路には、駆動装置6を介してモータ・ジェネレータ7が配置されている。
【0028】
まず、一方のトルク伝達経路の構成について具体的に説明する。このトルクコンバータ3およびオイルポンプ4ならびに歯車変速機構5を内蔵したケーシング8の内部には、作動油としてのオートマチック・トランスミッション・フルード(以下、ATFまたはオイルと略記する)が封入されている。トルクコンバータ3は、ポンプインペラ9およびタービンランナ10ならびにステータ3Aを備えている。このステータ3Aは、ポンプインペラ9からタービンランナ10に伝達されるトルクを増幅するためのものである。そしてエンジン1の動力がポンプインペラ9に伝達され、ポンプインペラ9のトルクがATFによりタービンランナ10に伝達されるように構成されている。なお、トルクコンバータ3は、ポンプインペラ9とタービンランナ10とを機械的に接続するロックアップクラッチ3Bを備えている。
【0029】
さらに、エンジン1の動力はポンプインペラ9を介してオイルポンプ4に伝達され、オイルポンプ4が駆動して油圧制御装置(後述する)の油路の元圧が発生する。また、歯車変速機構5は、入力軸11と、遊星歯車12と、前進クラッチC1および後進クラッチC2を含む各種の摩擦係合装置と、出力軸13とを備えている。この前進クラッチC1および後進クラッチC2は、油圧により動作するピストンにより、その係合・解放が制御される。
【0030】
そして、入力軸11がタービンランナ10に接続され、出力軸13が車輪14に接続されている。上記歯車変速機構5は、例えば前進5段、後進1段の変速段(つまり変速比)を設定することが可能に構成されている。そして、前進段を設定する場合は前進クラッチC1が係合され、後進段を設定する場合は後進クラッチC2が係合される。
【0031】
また、この実施例では、シフトレバー15のマニュアル操作により、各種のシフトポジションを選択することが可能である。例えば、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、4ポジション、3ポジション、2ポジション、L(ロー)ポジションの各ポジションを選択可能になっている。ここで、Dポジション、4ポジション、3ポジション、2ポジション、Lポジション、Rポジションが走行ポジションである。
【0032】
そして、Dポジション、4ポジション、3ポジション、2ポジションが選択された場合は、複数の変速段同士の間で変速可能である。これに対して、Lポジション、またはRポジションが選択された場合は、単一の変速段に固定される。なお、ケーシング8の内部にはロック機構13Aが設けられており、Pポジションが選択されていた場合は、ロック機構13Aにより出力軸13の回転が防止されるように構成されている。
【0033】
また、油圧制御装置16により、歯車変速機構5における変速段の設定または切り換え制御、ロックアップクラッチ3Bの係合・解放やスリップ制御、摩擦係合装置を動作させるピストンに油圧を供給する油圧回路のライン圧の制御、摩擦係合装置の係合圧の制御などがおこなわれる。この油圧制御装置16は電気的に制御されるもので、歯車変速機構5の変速を実行するための第1ないし第3のシフトソレノイドバルブS1 ,〜S3 と、エンジンブレーキ状態を制御するための第4ソレノイドバルブS4 とを備えている。
【0034】
さらに、油圧制御装置16は、油圧回路のライン圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLTと、歯車変速機構5の変速過渡時におけるアキュムレータ背圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLNと、ロックアップクラッチ3Bや所定の摩擦係合装置の係合圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLUとを備えている。
【0035】
図3は、前進クラッチC1に対応する油圧回路の一部を示す模式図である。オイルポンプ4に接続された油路には、プライマリレギュレータバルブ17が設けられている。このプライマリレギュレータバルブ17は、オイルポンプ4により発生した元圧をライン圧PLに調圧するためのものである。このプライマリレギュレータバルブ17は、リニアソレノイドバルブSLTによって制御されている。そして、プライマリレギュレータバルブ17により調圧されたライン圧PLが、マニュアルバルブ18の入力ポートに導かれている。マニュアルバルブ18は、シフトレバー15と機械的に接続されている。そして、シフトレバー15により前進ポジション、例えばDポジションあるいは、2ポジションが選択されたときに、マニュアルバルブ18の入力ポートと出力ポートとが連通し、ライン圧PLが前進クラッチC1に供給される。
【0036】
また、マニュアルバルブ18と前進クラッチC1との間の油路75には、大オリフィス19および切換弁20が直列に配置されている。切換弁20の開閉はソレノイド21により制御される。この切換弁20は、大オリフィス19を介して供給されるライン圧PLを、前進クラッチC1に対して選択的に供給もしくは遮断するためのものである。なお、ソレノイド21は電子制御装置47により制御されている。
【0037】
さらに、切換弁20をバイパスし、かつ、その一端が前進クラッチC1と切換弁20との間に接続され、他端が大オリフィス19と切換弁20との間に接続された油路76が設けられている。この油路76には、チェックボール22と小オリフィス23とが相互に並列に配置されている。小オリフィス23の流通面積は、大オリフィス19の流通面積よりも狭く設定されている。そして、切換弁20が閉じられた場合は、大オリフィス19を通過したオイルが、さらに小オリフィス23を経由して前進クラッチC1に到達する。なお、チェックボール22は、前進クラッチC1の係合時に、油路76を介して前進クラッチC1に供給する油量を減少させる機能を有する。また、チェックボール22は、前進クラッチC1の解放時に、オイルの流通面積を拡大して前進クラッチC1に供給されていたオイルの排出を促進する機能を備えている。
【0038】
一方、切換弁20と前進クラッチC1との間の油路75には、オリフィス24を介してアキュムレータ25が配置されている。このアキュムレータ25は、ピストン26およびスプリング27を備えている。このアキュムレータ25およびオリフィス24は、シフトレバー15がNポジションからDポジションに切り換えられて前進クラッチC1を係合する場合に、この前進クラッチC1に供給する油圧を、所定時間の間、スプリング27およびアキュムレータ背圧によって決定される所定の油圧特性(具体的には、緩慢に増大する特性)に制御するためのものである。
【0039】
したがって、シフトレバー15がNポジションからDポジションに切り換えられて前進クラッチC1を係合する場合に、前進クラッチC1の係合が完了する直前で発生するショックを軽減することができる。なお、前記後進クラッチC2に対応する油圧回路も、図3の油圧回路と同様に構成することができる。
【0040】
図4は、エンジン1の他方のトルク伝達経路の構成を示す説明図である。駆動装置6は減速装置28を備えており、この減速装置28がエンジン1およびモータ・ジェネレータ7に接続されている。モータ・ジェネレータ7は、例えば交流同期型のものが適用される。モータ・ジェネレータ7は、永久磁石(図示せず)を有する回転子(図示せず)と、コイル(図示せず)が巻き付けられた固定子(図示せず)とを備えている。そして、コイルの3相巻き線に3相交流電流を流すと回転磁界が発生し、この回転磁界を回転子の回転位置および回転速度に合わせて制御することにより、トルクが発生する。モータ・ジェネレータ7により発生するトルクは電流の大きさにほぼ比例し、モータ・ジェネレータ7の回転数は交流電流の周波数により制御される。
【0041】
減速装置28は、同心状に配置されたリングギヤ29およびサンギヤ30と、このリングギヤ29およびサンギヤ30に噛み合わされた複数のピニオンギヤ31とを備えている。この複数のピニオンギヤ31はキャリヤ32により保持されており、キャリヤ32には回転軸33が連結されている。また、エンジン1のクランクシャフト34と同心状に回転軸35が設けられており、回転軸35とクランクシャフト34とを接続・遮断するクラッチ36が設けられている。そして、回転軸35と回転軸33との間で相互にトルクを伝達するチェーン37が設けられている。なお、回転軸33には、チェーン38を介して補機39が接続されている。この補機39としては、エアコン用のコンプレッサなどが例示される。
【0042】
また、モータ・ジェネレータ7は出力軸40を備えており、出力軸40に前記サンギヤ30が取り付けられている。また、駆動装置6のハウジング41には、リングギヤ29の回転を止めるブレーキ42が設けられている。さらに、出力軸40の周囲には一方向クラッチ43が配置されており、一方向クラッチ43の内輪が出力軸40に連結され、一方向クラッチ43の外輪がリングギヤ29に連結されている。上記構成の減速装置28により、エンジン1とモータ・ジェネレータ7との間のトルク伝達、または減速がおこなわれる。そして、一方向クラッチ43は、エンジン1から出力されたトルクがモータ・ジェネレータ7に伝達される場合に係合する構成になっている。
【0043】
上記モータ・ジェネレータ7は、エンジン1を始動させる始動装置としての機能と、エンジン1の動力により発電する発電機(オルタネータ)としての機能と、エンジン1の停止時に補機39を駆動する機能とを兼備している。
【0044】
そして、モータ・ジェネレータ7をスタータとして機能させる場合は、クラッチ36およびブレーキ42が係合され、一方向クラッチ43が解放される。また、モータ・ジェネレータ7をオルタネータとして機能させる場合は、クラッチ36および一方向クラッチ43が係合され、ブレーキ42が解放される。さらに、モータ・ジェネレータ7により補機39を駆動させる場合は、ブレーキ42が係合され、クラッチ36および一方向クラッチ43が解放される。
【0045】
また、モータ・ジェネレータ7にはインバータ44を介してバッテリ45が接続され、モータ・ジェネレータ7およびインバータ44ならびにバッテリ45には、コントローラ46が接続されている。そして、エンジン1から出力された動力をモータ・ジェネレータ7に入力して発電をおこない、その電気エネルギをインバータ44を介してバッテリ45に充電することが可能である。
【0046】
また、モータ・ジェネレータ7から出力される動力を、エンジン1または補機39に伝達することが可能である。さらに、モータ・ジェネレータ7を電動機として機能させる場合は、バッテリ45からの直流電圧を交流電圧に変換してモータ・ジェネレータ7に供給する。モータ・ジェネレータ7を発電機として機能させる場合は、回転子の回転により発生した誘導電圧をインバータ44により直流電圧に変換してバッテリ45に充電する。
【0047】
前記コントローラ46は、バッテリ45からモータ・ジェネレータ7に供給される電流値、またはモータ・ジェネレータ7により発電される電流値を検出または制御する機能を備えている。また、コントローラ46は、モータ・ジェネレータ7の回転数を制御する機能と、バッテリ45の充電状態(SOC:state of charge)を検出および制御する機能とを備えている。
【0048】
図5は、この発明が適用された車両の制御回路を示すブロック図である。電子制御装置(ECU)47は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、ROM)ならびに入力・出力インターフェースを主体とするマイクロコンピュータにより構成されている。
【0049】
この電子制御装置47には、エンジン回転数センサ48の信号、水冷式冷却装置(後述する)の冷却媒体の温度、つまり冷却水温度を検出するエンジン水温センサ49の信号、エンジン1の始動機構の一部を構成するイグニッションスイッチ50の信号、コントローラ46の信号、エアコンスイッチ51の信号、入力軸11の回転数を検出する入力軸回転数センサ52の信号、出力軸13の回転数を検出する出力軸回転数センサ(車速センサ)53の信号、ATFの温度を検出する油温センサ54の信号、シフトレバー15の操作位置を検出するシフトポジションセンサ55の信号などが入力されている。
【0050】
また電子制御装置47には、運転者の停車意図を検出するパーキングブレーキスイッチ56の信号、運転者の減速意図または制動意図を検出するフットブレーキスイッチ57の信号、排気管(図示せず)の途中に設けられた触媒温度センサ58の信号、アクセルペダル(加速要求装置)59の踏み込み量を示すアクセル開度センサ60の信号、エンジン1の電子スロットルバルブ2の開度を検出するスロットル開度センサ61の信号などが入力されている。
【0051】
さらに電子制御装置47には、モータ・ジェネレータ7の回転数および回転角度を検出するレゾルバ62の信号、車両の正・負の加速度を検出する加速度センサ65の信号、図6に示すフットブレーキペダル63の踏力を検出するブレーキ踏力センサ64の信号が入力されている。このブレーキ踏力センサ64は、車輪14のホールシリンダ(図示せず)に作用する油圧(言い換えれば制動力)を、フットブレーキペダル63に加えられる踏力に基づいて、間接的に検出するためのものである。
【0052】
また、電子制御装置47には、所定の条件に基づいて、エンジン1を運転状態と停止状態とに自動的に変更する自動停止・復帰制御をおこなうことの可能な状態(以下、エコラン制御状態と略記する)を設定・解除するためのメインスイッチ68の信号が入力されている。このメインスイッチ68のオンによりエコラン制御状態が設定され、メインスイッチ68のオフによりエコラン制御状態が解除される。このメインスイッチ68は車両の室内、例えばインストルメントパネルやコンソールボックス付近に設けられており、車両の乗員により操作される。
【0053】
この電子制御装置47からは、スタータ1Aに対する制御信号、エンジン1の点火装置65を制御する信号、エンジン1の燃料噴射装置66を制御する信号、コントローラ46を制御する信号、駆動装置6のクラッチ36およびブレーキ42を制御する信号、油圧制御装置16を制御する信号、エンジン1の自動停止・自動復帰状態をランプまたはブザーなどにより出力するインジケータ67への制御信号、アクセル開度に対応するマップまたはその他の条件に基づいて、電子スロットルバルブ2の開度を制御するアクチュエータ68の制御信号などが出力されている。
【0054】
また、図2に示すように、エンジン1は水冷式冷却装置77を備えている。この水冷式冷却装置77は、エンジン1およびATFを冷却する機能を有する。水冷式冷却装置77は、クランクシャフト34により駆動されるウォーターポンプ(図示せず)と、エンジン本体の内部に形成されたウォータージャケット(図示せず)と、ウォーターポンプおよびウォータージャケットに接続されたラジエータ(図示せず)とを備えている。そして、ウォータージャケットで加熱された冷却水がラジエータに輸送されて冷却されるとともに、冷却された水がウオーターポンプにより再びエンジンの内部に輸送されるように構成されている。
【0055】
さらに、油圧制御装置16のバルブボデー(図示せず)とラジエータとが、オイルクーラーチューブ(図示せず)により接続されている。このオイルクーラーチューブはATFを輸送するためのものである。そして、自動変速機A1側において、トルクコンバータ3の発熱などにより昇温したATFが、オイルクーラーチューブによりラジエータの内部に輸送されるとともに、ATFクーラーにより冷却された後、自動変速機A1側に戻されるように構成されている。
【0056】
上記車両の制御内容を簡単に説明する。イグニッションキー(図示せず)の操作により、イグニッションスイッチ50がスタート位置に設定されると、スタータ1Aまたはモータ・ジェネレータ7の動力によりエンジン1が始動される。なお、イグニッションキーに対する操作力が解除されると、イグニッションスイッチ50は自動的にオン位置に復帰する。車両の走行中は、電子制御装置47に記憶されている変速線図(変速マップ)に基づいて、歯車変速機構5および油圧制御装置16を有する自動変速機A1が制御され、自動変速機A1の変速比が制御される。また、電子制御装置47に記憶されているロックアップクラッチ制御マップに基づいて、ロックアップクラッチ3Bが制御される。
【0057】
一方、バッテリ45は、充電量が所定の範囲になるように制御されており、充電量が少なくなった場合は、エンジン出力を増大させ、その一部をモータ・ジェネレータ7に伝達して発電させ発生した電気エネルギをバッテリ45に充電する制御がおこなわれる。
【0058】
また、エンジン1の運転状態でメインスイッチ68がオンされた場合は、イグニッションスイッチ50の信号以外の条件、具体的には電子制御装置47に入力される各種の信号に基づいて、エンジン1を運転状態から停止状態へ自動的に切り換える停止制御と、エンジン1を停止状態から運転状態へ自動的に復帰させる復帰制御とをが可能な状態になる。なお、この復帰制御の場合にも、スタータ1Aまたはモータ・ジェネレータ7の動力によりエンジン1が始動される。
【0059】
上記エンジン1の自動停止・復帰制御は、車速センサ53の信号、フットブレーキスイッチ57の信号、ブレーキ踏力センサ64の信号、シフトポジションセンサ55の信号、アクセル開度センサ60の信号、バッテリ45の充電量を示す信号、エンジン水温センサ49の信号、加速度センサ65の信号、油温センサ54の信号などに基づいておこなわれる。
【0060】
より具体的には、シフトレバー15が、NポジションまたはDポジションに操作されている状態で、エンジン1の自動停止制御・復帰制御がおこなわれる。エンジン1を自動停止させるための停止条件は、例えば、車速が零であり、かつ、フットブレーキスイッチ57がオンされ、かつ、アクセルペダル15がオフされ、かつ、バッテリ45の充電状態が所定値以上になった場合に成立する。また、この実施形態においては、車速に関連する車速関連量の状態に基づいて、エンジン1の自動停止・復帰制御の内容を異ならせることが可能である。なお、エンジン1の自動停止状態から運転状態に復帰させる復帰条件は、例えば上記各条件のうちの少なくとも一つが欠如した場合に成立する。
【0061】
ここで、エンジン1の自動停止条件の成立にともなうシステムの状態を、図7のタイムチャートを参照して説明する。時刻t1においてフットブレーキスイッチ57がオンされて自動停止判断が成立すると、電子制御装置47により、停止判断の成立時点からエンジン1の自動停止を出力するまでのタイミングTSTOPがタイマ設定される。そして、タイミングTSTOPが経過した時刻t2において、電子制御装置47からエンジン1の停止指令が出力される、時刻t3からエンジン回転数NEが徐々に低下する。また、エンジン回転数NEの低下に並行してオイルポンプ4の回転数も低下し、時刻t3よりも遅れた時刻t4以降に前進クラッチC1に作用する油圧が急激に低下する。
【0062】
一方、エンジン1の自動停止制御中に、アクセルペダル59の踏み込みになどより復帰条件が成立した場合は、前進クラッチC1の係合が速やかにおこなわれないと、エンジン1の吹き上がり状態で前進クラッチC1が係合され、前進クラッチC1の係合ショック、および前進クラッチC1の耐久性の低下を招く可能性がある。
【0063】
すなわち、エンジン1の運転中にシフトレバー15がNポジションに設定されている場合は、マニュアルバルブ18の入力ポートにまでライン圧PLが作用しているのに対して、Dポジジョンでエンジン1の自動停止制御がおこなわれている場合は、オイルポンプ4が停止しているため、エンジン1の自動復帰の際において、前進クラッチC1に油圧が到達するまでの時間が、マニュアルシフトの場合に比べて長時間を必要とするためである。
【0064】
そこで、この実施形態においては、エンジン1の復帰判断が成立した場合は、前進クラッチC1に供給する油圧を、早期に所定値にまで上昇させるために、つぎに述べるようなファーストアプライ制御または昇圧制御をおこなうことにより、車両の発進性を向上させている。
【0065】
ここでは、ファーストアプライ制御を中心として説明をおこない、昇圧制御については後述する。まず、エンジン1の復帰条件が成立してエンジン1の自動復帰指令が出力されると、エンジン1が再始動され、かつ、オイルポンプ4の回転が開始される。そして、プライマリレギュレータバルブ17で調圧されたライン圧PLは、マニュアルバルブ18を介して前進クラッチC1に供給される。ここで、電子制御装置47からファーストアプライ制御の信号が出力されて、切換弁20が開放されている場合は、マニュアルバルブ18を通過したライン圧PLが、大オリフィス19を通過した後、そのまま前進クラッチC1に供給される。
【0066】
そして、前進クラッチC1の係合が開始されてから所定時間が経過して、電子制御装置47の制御信号により切換弁20が閉じられると、大オリフィス19を通過したライン圧PLは、小オリフィス23を介して緩慢に前進クラッチC1に供給される。また、この段階では、前進クラッチC1に供給される油圧がかなり高まっているため、前進クラッチC1に接続されている油路75の油圧により、ピストン26がスプリング27に抗して図3の上方に移動する。その結果、このピストン26が移動している間、前進クラッチC1に供給される油圧が緩慢に上昇する特性に制御されるため、前進クラッチC1は非常に円滑に係合を完了できる。
【0067】
図8は、エンジン1の復帰制御にともなうシステムの状態を示すタイムチャートである。前進クラッチC1の油圧を示す特性のうち、実線がファーストアプライ制御をおこなった場合を示し、破線がファーストアプライ制御をおこなわない場合を示している。ファーストアプライ制御をおこなわない場合とは、前進クラッチC1の係合油圧を、常時、小オリフィス23を経由して供給する場合を意味している。
【0068】
また、時間TFASTは、ファーストアプライ制御の実行時間を示している。この時間TFASTは、定性的には前進クラッチC1を作動させるピストン(図示せず)が、いわゆるクラッチパックを詰める時間に対応し、また、エンジン回転数NEが所定のアイドル回転数に至る若干前までの時間に対応している。なお、Tc、Tc′は前進クラッチC1のクラッチパックが詰められる時間、Tac、Tac′はアキュムレータ25が機能している時間に相当している。
【0069】
ここで、ファーストアプライ制御がおこなわれていない場合は、マニュアルバルブ18を経由した油圧が、小オリフィス23を通過して前進クラッチC1に供給される。このため、前進クラッチC1のピストンのクラッチパックが詰められるまでの間に長い時間Tc′が経過し、破線で示す特性を経て時刻t4頃に前進クラッチC1係合が完了する。これに対して、この実施形態においては時刻t1でエンジン1の復帰判断が成立し、かつ、時刻t2でエンジン1の復帰指令が出力された後に、時間TFASTの間、ファーストアプライ制御がおこなわれるため、時間Tc′よりも短い時間Tcでクラッチパックを詰めることができる。このため、前進クラッチC1の係合を、時刻t4よりも早い時刻t3頃に完了させることができ、しかも小さなショックで完了させることができる。
【0070】
ところで、ファーストアプライ制御の開始タイミングTsは、エンジン回転速度(言い換えれば、オイルポンプ4の回転速度)NEが所定値NE1より大きくなった時点に設定されている。このように、ファーストアプライ制御をエンジンの再始動指令Tcomと同時に開始させないようにした理由は、エンジン1の回転速度が零の状態から若干立ち上がった状態になるまでの時間T1が、走行環境によってばらつく可能性があるためである。
【0071】
すなわち、ファーストアプライ制御を、エンジン1の再始動指令Tcomと同時に開始させた場合、前記時間T1のばらつきの影響を受けて、ファーストアプライ制御を実行している間に前進クラッチC1の係合が開始されてしまい、ショックが発生する可能性がある。そこで、時間T1のばらつきが大きくなるエンジン1の再始動直後を避け、エンジン回転速度NEが若干上昇し始めた時点Tsを、ファーストアプライ制御の開始タイミングにすることにより、走行環境の変化に関わりなく、時間T1のばらつきが小さい状態で前進クラッチC1の係合油圧を供給することができる。
【0072】
また、このファーストアプライ制御の開始タイミングは、他の条件により設定することも可能である。すなわち、エンジン1の自動停止指令が出力された直後に、再びエンジン1の復帰指令が出力された場合は、前進クラッチC1に作用している油圧が充分にドレンされる前にファーストアプライ制御が開始されて急激に前進クラッチC1の油圧が増大して係合ショックが発生する可能性がある。
【0073】
そこで、図7に示すように、フットブレーキスイッチ57がオンされた時点から、前進クラッチC1の油圧が零になる時点までの推定時間Toffをタイマーで設定しておき、この時間Toffが経過するまではファーストアプライ制御をおこなわないようにすることが可能である。なお、時間Toffの代わりに、エンジン回転数NEが所定値まで低下したことに基づいて前進クラッチC1の油圧低下を推定し、この推定結果に基づいてファーストアプライ制御を開始するタイミングを設定することも可能である。
【0074】
つぎに、ファーストアプライ制御の継続時間TFASTについて説明する。自動変速機A1の作動油であるATFは、その温度に依存して粘度が変化する特性を備えている。そして、低温時(例えば20℃以下)には、オイルの粘度が高いため、ファーストアプライ制御を同じ時間おこなったとしても、常温時(例えば20℃〜80℃)ほどには前進クラッチC1にオイルが供給されない。そこで、低温時にはファーストアプライ制御を常温時よりも長時間に亘っておこなう必要がある。
【0075】
一方、高温時(例えば100℃以上)の場合には常温時に比べてオイルの粘度が低下しすぎて、油圧制御装置16のバルブボディーの各シール部からの漏れ量が多くなり、やはり同じ時間だけファーストアプライ制御をおこなったとしても、前進クラッチC1に供給されるオイルの量が低下気味となる。そこで、図9に示すようなマップを、予め電子制御装置47に記憶しておき、このマップに基づいて時間TFASTを設定することが可能である。このようにして、時間TFASTを設定することにより、ATF油温の相違により粘度のばらつきが生じた場合においても、この粘度のばらつきがファーストアプライ制御に与える影響が抑制され、前進クラッチC1の係合ショックを回避することができる。
【0076】
つぎに、前述した昇圧制御について説明する。この昇圧制御とは、リニアソレノイドバルブSLTの機能によりプライマリレギュレータバルブ17の調圧値を上昇させ、ライン圧PLを昇圧させるものである。この昇圧制御の開始タイミングおよび継続時間は、前記ファーストアプライ制御と同一でもよいし、異なっていてもよい。そして、エンジン1の自動復帰に際しては、前述したファーストアプライ制御または昇圧制御のうちの少なくとも一方を採用することが可能である。
【0077】
(第1制御例)
つぎに、この発明の一制御例を図1のフローチャートに基づいて説明する。この第1制御例は、請求項1、請求項2、請求項5ないし8の発明に対応するものである。まず、各種のセンサやスイッチの検出信号が電子制御装置47により処理され(ステップ1)、エンジン1の自動停止制御をおこなうための前提条件が成立しているか否かが判断される(ステップ2)。ここで、前提条件としては、各種のセンサやスイッチの機能が正常であること、アクセルペダル59が踏み込まれていない(オフである)こと、エンジン水温が所定値以上あること、ATFの温度が所定値以上あること、バッテリ45の充電量が所定値以上あること、シフトポジションセンサ55が正常であることなどが例示される。
【0078】
ステップ2で否定判断された場合は、エンジン1の自動停止制御を未実施であることがインジケータ67から出力されて運転者に告知され(ステップ3)、リターンされる。ステップ2で肯定判断された場合は、フットブレーキスイッチ57の信号またはブレーキ踏力センサ64の信号に基づいて、フットブレーキペダル63が踏み込まれたか否かが判断される(ステップ4)。
【0079】
ステップ4で否定判断された場合はエンジン1の自動停止制御がおこなわれず(ステップ5)、ステップ3に進む。ステップ4で肯定判断された場合は、車両の加速度に基づいて、所定値以上の負(−)の加速度(言い換えれば減速度)が判断されて車両が停止してエンジン1の停止条件が成立した場合と、所定値未満の負の加速度が判断されて車両が停止してエンジン1の停止条件が成立した場合とに区別される(ステップ6)。この制御例においては、所定値以上の負の加速度が判断されて停止した場合を急制動停止とし、所定値未満の負の加速度が判断されて停止した場合を通常停止としている。そして、各停止状態に対応してエンジン1の自動停止制御の内容を設定している。なお、車速が所定値以下でフットブレーキペダルの踏み込み量が所定値以上であることが判断された場合に、車両が急制動状態にあると判断することも可能である。
【0080】
具体的な急制動停止の判断方法を、図10のタイムチャートにより説明する。すなわち、時刻t1においてフットブレーキスイッチ57がオンされると、その後の時刻t2から車速が実線のように低下し、かつ、加速度が実線のように零から負に変化している。そして、時刻t2から所定の短時間内、例えば時刻t3において、車速が急速に零になるか、または加速度が負の所定値以上を示して停車した場合に急制動停止と判断される。なお、破線で示す車速、および破線で示す加速度は、急制動停止以外の通常制動を示している。この通常制動の場合は、時刻t3よりも遅い時刻t4において、車速が零になっているとともに、負の加速度が急制動時よりも零側に近い値に制御されている。
【0081】
また、ステップ6においては、上記のようにして急制動停止と通常制動停止とが区別されると、各停止状態に対応して、図7に示すように、フットブレーキスイッチ57がオンされてからエンジン停止指令を出力するまでのタイミング(時間)TSTOPがタイマ設定される。具体的には、急制動停止に対応するタイミングTSTOPは、急制動停止以外の通常制動停止に対応するタイミングTSTOPよりも長く設定される。つまり、急制動停止が検出された場合は、通常制動停止が検出された場合に比べて、エンジン1の自動停止制御をおこなわれにくくしている。なお、急制動停止に対応するタイミングTSTOPを無限大に設定し、エンジン1の自動停止制御をおこなわないようにすることも可能である。
【0082】
ステップ6についで、自動停止開始条件が成立したか否か、つまりステップ6で設定した時間TSTOPが経過したか否かが判断されるとともに、車速が零であり、かつ、アクセルペダル59がオフされているか否かが判断される(ステップ7)。ステップ7で否定判断された場合はステップ5に進み、ステップ7で肯定判断された場合は、エンジン1の自動停止制御を開始し(ステップ8)、自動停止制御の実施中であることをインジケータ67から出力して運転者に告知され(ステップ9)、リターンされる。ここで、図1に示された機能的手段とこの発明との対応関係を説明すれば、ステップ4,6がこの発明の加速度判断手段または制動状態判断手段に相当し、ステップ3,5,7,8,9が請求項1,2,5,6の発明の制御内容設定手段に相当する。
【0083】
このように、図1の制御例によれば、車両が急制動停止することが判断された場合の時間TSTOPと、車両が通常停止することが判断された場合の時間TSTOPとを異ならせている。すなわち、車両が急制動により停止した場合は、車両の停止直後に即座に車両を発進させる可能性が高い。しかしながら、この実施形態によれば、エンジン1の自動停止制御がおこなわれる前、もしくは自動停止制御をおこなうことなく、運転者の意図に合わせて車両を即座に発進させることができ、運転者の違和感が未然に防止され、かつ、操作性が向上する。
【0084】
なお、図1の制御例において、急制動停止に対応する時間TSTOPが設定された場合は、その後に車速が所定値以上に高まるまでは、エンジン1の自動停止可能な状態に復帰できないような制御をおこなうことも可能である。また、急制動停止に対応する時間TSTOPが設定された場合は、シフトレバー15がDポジションから一旦Nポジションに変更され、かつ、再びDポジションに変更されたことを検出して、エンジン1の自動停止が可能な状態に復帰させる制御をおこなうことも可能である。
【0085】
(第2制御例)
つぎに、この発明の他の制御例を図11に示すフローチャートに基づいて説明する。この第2制御例は、請求項3、請求項4の発明に対応するものである。図11の制御例は、自車両と物体とが接触して車両が停止する場合と、自車両単独で停止する場合とを区別し、各停止状態に応じてエンジン1の自動停止制御内容を異ならせるものである。図11に示されたステップ1,〜5、およびステップ8,9の制御内容は、図1に示されたステップ1,〜5、およびステップ8,9の制御内容と同様である。
【0086】
ステップ4で肯定判断された場合は、ステップ10に進み、車両が物体に衝突して所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止し、エンジン1の自動停止条件が成立した場合と、所定値未満の負の加速度が判断されて車両が停止し、エンジン1の自動停止条件が成立した場合とに区別される。ここで、衝突による自車両の停止か否かは、車速自体、フットブレーキペダル63に対する踏力(言い換えれば制動力)、フットブレーキ63の踏み込み量、車両の負の加速度(減速度)のうちの少なくとも一つの条件に基づいて判断される。このため、電子制御装置47には、車速自体、フットブレーキペダル63に対する踏力または踏み込み量、車両の負の加速度を、衝突によるものとそれ以外のものとに区別するための基準値が予め記憶されている。
【0087】
図11の制御例においては、車速の変化または加速度の変化に基づいて、衝突による車両の停止と、それ以外の車両の停止とを区別し、各停止状態に対応してエンジン1の自動停止制御の内容を異ならせている。この衝突による車両の停止(つまり衝突急停止)と、これ以外の停止(つまり通常制動停止)とを区別する方法の一例を、図12のタイムチャートにより説明する。すなわち、実線で示すように一定車速で走行中に、時刻t1においてフットブレーキスイッチ57がオンされ、その後の時刻t2から車速が実線のように低下し、かつ、加速度が実線のように零から負側に変化(つまり減速状態)している。そして、時刻t2から所定の短時間内、例えば時刻t3において、車速が急速に零になること、または加速度が負の所定値以上を示して停車すること、あるいは非常に大きな加速度の変化割合を示して停止することのうちの少なくとも一つが検出された場合に衝突急停止と判断される。なお、破線で示す車速、および破線で示す加速度は、通常制動停止と判断される場合の一例である。この通常制動停止の場合は、時刻t3よりも遅い時刻t4において、車速が零になっているとともに、加速度の負の値(減速度)が衝突急停止時よりも零側に近い値に制御されている。
【0088】
また、ステップ10においては、上記のようにして衝突急停止と通常制動停止とが区別されると、各停止状態に対応して、図7に示すように、フットブレーキスイッチ57がオンされてからエンジン停止指令を出力するまでのタイミング(時間)TSTOPがタイマ設定される。具体的には、急制動停止に対応するタイミングTSTOPは、通常制動停止に対応するタイミングTSTOPよりも長く設定される。つまり、衝突急停止が検出された場合は、通常制動停止が検出された場合に比べて、エンジン1の自動停止制御がおこなわれにくくなっている。なお、衝突急停止に対応するタイミングTSTOPを無限大に設定し、エンジン1の自動停止制御をおこなわないようにすることも可能である。
【0089】
ステップ10についで、自動停止制御の条件が成立したか否か、つまりステップ10で設定した時間TSTOPが経過したか否かが判断されるとともに、車速が零であり、かつ、アクセルペダル59がオフされているか否かが判断される(ステップ11)。ステップ11で否定判断された場合はステップ5に進み、ステップ11で肯定判断された場合は、ステップ8,9を経てリターンされる。ここで、図1に示された機能的手段とこの発明との対応関係を説明すれば、ステップ3,4,5,8,9,10,11が請求項3,4の発明の制御内容設定手段に相当する。
【0090】
このように、図11の制御例によれば、車両が衝突急停止することが判断された場合の時間TSTOPと、通常制動停止することが判断された場合の時間TSTOPとを異ならせている。すなわち、車両が衝突急制動により停止した場合は、車両の停止直後に即座に車両を発進させてその場所からの脱出を図る可能性が高い。そして、図11の制御例によれば、車両が衝突急制動により停止した場合にエンジン1の自動停止制御がおこなわれる前、もしくは自動停止制御をおこなうことなく、運転者の意図に合わせて車両を即座に発進させることができ、運転者の違和感が回避され、かつ、イグニッションキーを再度操作する必要がなく操作性が向上する。
【0091】
なお、図11の制御例において、衝突急停止に対応する時間TSTOPが設定された場合に、その後に車速が所定値以上に高まるまでは、エンジン1の自動停止可能な状態に復帰できないような制御をおこなうことも可能である。また、衝突急停止に対応する時間TSTOPが設定された場合に、シフトレバー15がDポジションから一旦Nポジションに変更され、かつ、再びDポジションに変更されたことを検出して、エンジン1の自動停止が可能な状態に復帰させる制御をおこなうことも可能である。
【0103】
なお、上記各制御例において、状況に応じて時間TSTOPを変更する(異ならせる)方法には、予め電子制御装置47に記憶された基準時間TSTOPを演算処理により補正する方法と、予め状況に応じて複数の時間TSTOPを電子制御装置47に記憶しておき、これらの時間TSTOPを状況に応じて読み替える方法とが含まれる。
【0104】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止し、かつ、エンジンの停止条件が成立した場合は、エンジンの自動停止をおこなわない。したがって、運転者の意図に合わせて車両を即座に発進させることができるとともに、運転者の違和感を未然に防止でき、かつ、操作性が向上する。
【0105】
請求項2の発明によれば、所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間を、所定値未満の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定することができる。したがって、運転者の意図に合わせて車両を即座に発進させることができるとともに、運転者の違和感を未然に防止でき、かつ、操作性が向上する。
【0106】
請求項3の発明によれば、車両が物体と接触してその車両が停止し、かつ、エンジンの停止条件が成立した場合は、エンジンの自動停止をおこなわない。したがって、車両が物体に接触して停止したような場合には、エンジンの自動停止制御をおこなうことなく、車両を停止位置から移動させることができ、運転者の違和感を回避することができる。
【0107】
請求項4の発明によれば、車両が物体と接触してその車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間が、車両が単独で停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定することができる。したがって、車両が物体に接触して停止したような場合には、車両を停止位置から移動させることができ、運転者の違和感を回避することができる。
【0108】
請求項5の発明によれば、車両が急制動状態にあると判断されてその車両が停止し、かつ、エンジンの停止条件が成立した場合は、エンジンの自動停止をおこなわない。したがって、運転者の意図に合わせて車両を即座に発進させることができるとともに、運転者の違和感を未然に防止でき、かつ、操作性が向上する。
【0109】
請求項6の発明によれば、車両が急制動状態にあると判断されて車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間を、車両が急制動状態にあると判断されずに車両が停止した場合に、エンジンの停止条件が成立した時点からエンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定することができる。したがって、運転者の意図に合わせて車両を即座に発進させることができるとともに、運転者の違和感を未然に防止でき、かつ、操作性が向上する。
【0110】
請求項7の発明によれば、請求項5または6の効果と同様の効果を得られる他に、車速が所定値以下でフットブレーキペダルの踏み込み量が所定値以上であることが判断された場合に、車両が急制動状態にあると判断することができる
【0111】
請求項8の発明によれば、請求項5または6の発明と同様の効果を得られる他に、車速が所定時間内に零になった場合に、車両が急制動状態にあると判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一制御例を示すフローチャートである。
【図2】この発明が適用された車両のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示された油圧制御装置の油圧回路の一部を示す模式図である。
【図4】図2に示されたエンジンと、駆動装置と、モータ・ジェネレータとの配置関係を示すブロック図である。
【図5】図2に示された車両の制御回路を示すブロック図である。
【図6】図2に示された車両のフットブレーキペダルおよびフットブレーキ踏力センサの構成を示す概念図である。
【図7】この発明において、エンジンの自動停止指令に対応するシステムの状態を示すタイムチャートである。
【図8】この発明において、エンジンの自動復帰指令に対応するシステムの状態を示すタイムチャートである。
【図9】この発明の実施形態において、ファーストアプライ制御の継続時間を設定するためのマップである。
【図10】図1の制御例において、急制動停止と通常制動停止とを区別する基準の一例を示すタイムチャートである。
【図11】この発明の他の制御例を示すフローチャートである。
【図12】図11の制御例に対応するシステムの状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン、 16…油圧制御装置、 47…電子制御装置、 A1…自動変速機、 50…イグニッションスイッチ。

Claims (8)

  1. エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、
    車両の加速度を判断する加速度判断手段と、
    所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止し、かつ、前記エンジンの停止条件が成立した場合は、前記エンジンの自動停止をおこなわない制御内容設定手段と
    を備えていることを特徴とする車両のエンジン制御装置。
  2. エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、
    車両の加速度を判断する加速度判断手段と、
    所定値以上の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間を、所定値未満の負の加速度が判断されて車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定する制御内容設定手段と
    を備えていることを特徴とする車両のエンジン制御装置。
  3. エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、
    車両が物体と接触してその車両が停止し、かつ、前記エンジンの停止条件が成立した場合は、前記エンジンの自動停止をおこなわない制御内容設定手段を備えていることを特徴とする車両のエンジン制御装置。
  4. エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、
    車両が物体と接触してその車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間を、前記車両が単独で停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定する制御内容設定手段を備えていることを特徴とする車両のエンジン制御装置。
  5. エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、
    車両の制動状態を判断する制動状態判断手段と、
    前記車両が急制動状態にあると判断されてその車両が停止し、かつ、前記エンジンの停止条件が成立した場合は、前記エンジンの自動停止をおこなわない制御内容設定手段と
    を備えていることを特徴とする車両のエンジン制御装置。
  6. エンジンの停止条件に基づいて、前記エンジンの自動停止制御をおこなうことの可能な車両のエンジン制御装置において、
    車両の制動状態を判断する制動状態判断手段と、
    前記車両が急制動状態にあると判断されて前記車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間を、前記車両が急制動状態にあると判断されずに前記車両が停止した場合に、前記エンジンの停止条件が成立した時点から前記エンジンを自動停止させるまでの時間よりも長く設定する制御内容設定手段と
    を備えていることを特徴とする車両のエンジン制御装置。
  7. 前記制動状態判断手段は、車速が所定値以下でフットブレーキペダルの踏み込み量が所定値以上であることが判断された場合に、前記車両が急制動状態にあると判断する機能を、更に有していることを特徴とする請求項5または6に記載の車両のエンジン制御装置。
  8. 前記制動状態判断手段は、車速が所定時間内に零になった場合に、前記車両が急制動状態にあると判断する機能を、更に有していることを特徴とする請求項5または6に記載の車両のエンジン制御装置。
JP29430098A 1998-10-15 1998-10-15 車両のエンジン制御装置 Expired - Lifetime JP3627535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29430098A JP3627535B2 (ja) 1998-10-15 1998-10-15 車両のエンジン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29430098A JP3627535B2 (ja) 1998-10-15 1998-10-15 車両のエンジン制御装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003020944A Division JP2003201882A (ja) 2003-01-29 2003-01-29 車両のエンジン制御装置
JP2003020943A Division JP3928565B2 (ja) 2003-01-29 2003-01-29 車両のエンジン制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000120464A JP2000120464A (ja) 2000-04-25
JP3627535B2 true JP3627535B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=17805923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29430098A Expired - Lifetime JP3627535B2 (ja) 1998-10-15 1998-10-15 車両のエンジン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3627535B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106285975A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 广州汽车集团股份有限公司 发动机控制方法和系统、以及车辆

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117424A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Jatco Ltd 車両の制御装置
JP5520201B2 (ja) * 2010-11-30 2014-06-11 富士重工業株式会社 車両のアイドルストップ制御装置
DE102011009001B4 (de) * 2011-01-19 2018-05-30 Werner Bernzen Verfahren zum automatischen Stoppen eines Verbrennungsmotors eines Kraftfahrzeuges
JP5569474B2 (ja) * 2011-06-22 2014-08-13 株式会社デンソー アイドリングストップ制御装置
CN104011351B (zh) * 2011-12-22 2016-03-02 丰田自动车株式会社 怠速熄火控制装置、车辆及车辆控制方法
CN105346536B (zh) * 2011-12-22 2018-02-23 丰田自动车株式会社 怠速熄火控制装置
JP2013154760A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Advics Co Ltd 車両挙動制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106285975A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 广州汽车集团股份有限公司 发动机控制方法和系统、以及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000120464A (ja) 2000-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6396165B1 (en) Engine start control system
JP2005307991A (ja) 車両のエンジン制御装置
JP3633306B2 (ja) 車両のエンジン制御装置
JP3454167B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3776610B2 (ja) パワートレーンの制御装置
JP2000154753A (ja) エンジンの始動制御装置
JP3627535B2 (ja) 車両のエンジン制御装置
JPH08193531A (ja) ハイブリッド車両の制御システム
JP3846112B2 (ja) 駆動装置
JP3991498B2 (ja) 内燃機関制御装置および該内燃機関制御装置を搭載する車両、並びに内燃機関制御方法
JP3635939B2 (ja) 車両のエンジン制御装置
JP3713990B2 (ja) パワートレーンの制御装置
JP4433536B2 (ja) 車両の制御装置
JP3668838B2 (ja) 車両の制御装置
JP2000186588A (ja) エンジンの自動停止・自動復帰制御装置
JP3972923B2 (ja) 車両のエンジン制御装置
JP3928565B2 (ja) 車両のエンジン制御装置
JP2001020773A (ja) 車両の駆動制御装置
JP3975622B2 (ja) 車両の制御装置
JP2003201882A (ja) 車両のエンジン制御装置
JP2000097067A (ja) 車両のエンジン制御装置
JP2001082204A (ja) 内燃機関用制御装置
JP3780959B2 (ja) エンジン自動停止・自動再始動装置
JP4182607B2 (ja) 蓄エネ用フライホイールを有する車両の制御装置
JP2004143934A (ja) エンジン再始動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term