JP2013154760A - 車両挙動制御装置 - Google Patents

車両挙動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013154760A
JP2013154760A JP2012016717A JP2012016717A JP2013154760A JP 2013154760 A JP2013154760 A JP 2013154760A JP 2012016717 A JP2012016717 A JP 2012016717A JP 2012016717 A JP2012016717 A JP 2012016717A JP 2013154760 A JP2013154760 A JP 2013154760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
acceleration
collision
behavior control
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012016717A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Takeda
政義 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advics Co Ltd
Original Assignee
Advics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advics Co Ltd filed Critical Advics Co Ltd
Priority to JP2012016717A priority Critical patent/JP2013154760A/ja
Priority to PCT/JP2013/052035 priority patent/WO2013115246A1/ja
Publication of JP2013154760A publication Critical patent/JP2013154760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/12Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger
    • B60T7/22Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger initiated by contact of vehicle, e.g. bumper, with an external object, e.g. another vehicle, or by means of contactless obstacle detectors mounted on the vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】挟み込まれた人やものに対する圧迫を早期に解除できる車両挙動制御装置を提供する。
【解決手段】車両挙動制御装置は、障害物や人を含む衝突物と自車両との衝突が発生した場合(ステップS13:YES)に、自車両を停止させるべく車輪に制動力を付与させる制動制御を行い(ステップS17)、その後、車輪に対する制動力が低下され始めてから、自車両を衝突物から離れる方向に移動させる(ステップS19)。
【選択図】図3

Description

本発明は、自車両の接触事故を検知する車両挙動制御装置に関する。
駐車場などで停車している車両を発進させる場合に、自車両の進行方向に存在する他車両や壁などの障害物と自車両とによって歩行者を挟み込むような車両事故が運転手の不注意によって発生することがある。こうした車両事故は、ステアリングの操作やナビゲーション装置などの車載装置の操作に運転手が集中して自車両の進行方向の安全確認を運転手が怠った場合、及び変速装置の走行レンジを後退レンジに誤って設定した状態でアクセル操作を運転手が行った場合などに発生し得る。
そして、上記のような事故が発生した場合、運転手がパニックになり、アクセル操作が解消されなかったり、ブレーキ操作を行うつもりで誤ってアクセル操作が行われたりすることもある。この場合、自車両と障害物とによって挟み込まれている歩行者に対する圧迫の度合が高まるおそれがある。
そこで、近年では、上記のような車両事故に伴う被害の拡大を抑制する車両挙動制御装置として、例えば特許文献1に記載の装置が提案されている。この車両挙動制御装置では、自車両の接触事故の発生が検出された場合、各車輪に制動力が付与されることにより、車両が停止状態で維持されるようになっている。
特開2009−51241号公報
ところで、上記特許文献1に記載の車両挙動制御装置では、車両は衝突した位置に止まることとなり、自車両及び乗員の安全は確保される。しかしながら、自車両と障害物との間に挟み込まれている歩行者の圧迫は解除されない。そのため、挟み込まれた人やものに対する圧迫を早期に解除できる車両挙動制御装置が求められていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自車両と障害物との間に挟み込まれた人やものに対する圧迫を早期に解除することができる車両挙動制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、障害物や人を含む衝突物と自車両との衝突が発生した場合に、自車両を停止させるべく車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力を付与させる制動制御(S17、S27)を行う制動制御手段(55)を備えた車両挙動制御装置において、自車両と衝突物との衝突が発生した場合に、車両の移動方向を制御する移動方向制御手段(17,41)を備え、前記移動方向制御手段(17,41)は、前記制動制御の実行後には、車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力が低下され始めてから自車両が衝突物から離れる方向に移動するように、前記制動制御手段(55)と協調制御を行うことをその要旨としている。
同構成によれば、自車両が衝突物と衝突した場合には、制動制御によって車両が停止された後、自車両は衝突物から離れる方向に移動するようになる。そのため、もし、他車両や壁と自車両との間に人やものを挟み込むような車両事故が発生した場合には、自車両の人やものから離れる方向への移動によって、自車両と障害物との間に挟み込まれた人やものに対する圧迫を早期に解除することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両挙動制御装置において、前記移動方向制御手段(17,41)は、前記制動制御によって車両が停止している間に、自車両が衝突物から離れる方向に移動するように変速装置(18)の変速ギアを設定する(S18,S28)ことをその要旨としている。
上記構成によれば、変速装置の変速ギアは、自車両と衝突物との衝突の発生後における制動制御によって車両が停止している間に、自車両が衝突物から離れる方向に移動するように設定される。この状態で車輪に対する制動力が低下されることにより、自車両が衝突物から離れる方向に移動するようになる。よって、自車両と障害物との間に挟み込まれた人やものに対する圧迫を早期に解除することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両挙動制御装置において、車両の加速度の絶対値がブレーキ操作時における加速度よりも大きい衝突判定加速度以上である場合に、自車両と衝突物との衝突が発生したと判定する衝突判定手段(55、S13)を備えることをその要旨としている。
衝突した際における加速度はブレーキ操作によって発生した加速度よりも大きい。そこで、上記構成によれば、ブレーキ操作時における加速度よりも大きい衝突判定加速度を設定して、当該衝突判定加速度以上である場合に衝突したと判定したので、衝突判定を容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置において、車両には、該車両の前進時における車輪(FR,FL,RR,RL)の回転方向と、後退時における車輪(FR,FL,RR,RL)の回転方向とを識別可能な信号を出力する車輪速度センサ(SE4,SE5,SE6,SE7)が設けられており、前記移動方向制御手段(41)は、前記車輪速度センサ(SE4,SE5,SE6,SE7)からの信号に基づき車両の前進が検出された状態(S15:YES)で、車両の加速度が減速側に変化する場合に加速度の絶対値が最大となるとき(S16:YES)には、前記制動制御によって車両が停止している間に変速装置(18)の変速ギアを後退用のギアに設定し(S18)、前記車輪速度センサ(SE4,SE5,SE6,SE7)からの信号に基づき車両の後退が検出された状態で(S15:NO)、車両の加速度が加速側に変化する場合に加速度の絶対値が最大となるとき(S26:YES)には、前記制動制御によって車両が停止している間に変速装置(18)の変速ギアを前進用のギアに設定する(S28)ことをその要旨としている。
車両の前進中に当該車両の前部と障害物との衝突が発生した場合、車両の加速度は、減速側に大きく変化した後、加速側に変化する。このときに検出される車両の加速度の絶対値は、当該加速度が減速側に変化する場合に最大となる。また、車両の後退中に当該車両の後部と障害物との衝突が発生した場合、車両の加速度は、加速側に大きく変化した後、減速側に変化する。このときに検出される車両の加速度の絶対値は、当該加速度が加速側に変化する場合に最大となる。
そこで、上記構成によれば、車輪速度センサからの信号に基づき車両が前進中であったか否かが判定されると共に、車両の加速度の変動に基づき車両の前部が衝突物と衝突したのかが判定される。このため、自車両と衝突物との衝突発生後における自車両の移動方向を正確に設定することができ、自車両を衝突物から確実に離れる方向に移動させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置において、前記移動方向制御手段(41)は、車両の加速度が減速側に変化する場合に当該加速度の絶対値が最大となるとき(S16:YES、S26:NO)には変速装置(18)の変速ギアを後退用のギアにし(S18)、車両の加速度が加速側に変化する場合に当該加速度の絶対値が最大となるとき(S16:NO、S26:YES)には変速装置(18)の変速ギアを前進用のギアにする(S28)ことをその要旨としている。
車両の前部が衝突物に衝突した場合には車両の加速度が減速側に大きく変化し、車両の後部が衝突物に衝突した場合には車両の加速度が加速側に大きく変化する。そこで、上記構成によれば、加速度の絶対値が最大となった時点で車両の加速度が加速側に変化していたか減速側に変化していたかによって、その後の車両の進行方向が設定される。このため、自車両が衝突物に衝突した際だけでなく、自車両が衝突物(他車両など)に追突された際においても衝突物から自車両を離すことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置において、自車両と衝突物との衝突が発生した場合には、運転手による運転操作を無効とする運転操作無効手段(17,55、S14)をさらに備えることをその要旨としている。
自車両と衝突物との衝突が起きると運転者がパニックになって適切な操作とは異なる操作を行う可能性がある。そこで、上記構成によれば、自車両と衝突物との衝突が発生した場合には、運転者による運転操作、例えばアクセル操作やブレーキ操作等を無効とすることで、被害を悪化させることを防ぐことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の車両挙動制御装置において、前記運転操作無効手段(17,55)は、自車両が衝突物から離れた状態で、運転操作の無効を解除するための操作を運転手が行った場合(S24:YES)には、運転者による運転操作を有効とする(S25)ことをその要旨としている。
上記構成によれば、自車両が衝突物から離れ、これ以上に被害が拡大しないと判断できる状況になったときには、運転操作の無効を解除するための操作を運転手が行うと、運転手による運転操作が有効となる。このため、パニックになっていない運転手、又はパニックの収まった運転手は車両の運転を再開させることができる。
車両挙動制御装置を備える車両の概略構成を示すブロック図。 車両が衝突した際における各パラメータの変位を示す図。 車両挙動制御装置の動作を示すフローチャート。 車両挙動制御装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。なお、以下の説明においては、車両の進行方向(前進方向)を前方として説明する。
まず、車両挙動制御装置を備えた車両について説明する。
図1に示すように、車両は、複数(本実施形態では4つ)ある車輪(右前輪FR、左前輪FL、右後輪RR及び左後輪RL)のうち、前輪FR,FLが駆動輪として機能する所謂前輪駆動車である。こうした車両には、運転手によるアクセルペダル11の操作量に応じた駆動力を発生するエンジン12を有する駆動力発生装置13と、該駆動力発生装置13で発生した駆動力を前輪FR,FLに伝達する駆動力伝達装置14とを備えている。また、車両には、運転手によるブレーキペダル15の操作力、即ちブレーキ操作力に応じた制動力を各車輪FR,FL,RR,RLに付与するための制動装置16と、後輪RR,RLに制動力を付与する電動パーキングブレーキ(図示略)とが設けられている。
駆動力発生装置13は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを有するエンジン用ECU17(「エンジン用電子制御装置」ともいう。)によって制御される。このエンジン用ECU17には、運転手によるアクセルペダル11の操作量、即ちアクセル開度に応じた検出信号をエンジン用ECU17に出力するアクセル開度センサSE1と、エンジン12の回転数(以下、「エンジン回転数」ともいう。)に応じた検出信号をエンジン用ECU17に出力する回転数センサSE2とが電気的に接続されている。そして、エンジン用ECU17は、各センサSE1,SE2からの検出信号に基づきアクセル開度及びエンジン回転数を演算し、該演算したアクセル開度及びエンジン回転数などに基づき駆動力発生装置13を制御する。
駆動力伝達装置14は、自動変速機18と、該自動変速機18の出力軸から伝達された駆動力を適宜配分して前輪FR,FLに伝達するディファレンシャルギヤ19と、自動変速機18を制御するAT用ECU41とを備えている。自動変速機18は、流体継手の一例としてのトルクコンバータ20aを有する流体式駆動力伝達機構20と、変速機構21とを備えている。なお、自動変速機18が変速装置として機能する。
液圧発生装置28のブースタには、エンジン12の運転時に負圧が発生する図示しないインテークマニホールドに接続されている。そして、ブースタは、インテークマニホールド内に発生する負圧と大気圧との圧力差であるブースタ圧を利用し、運転手によるブレーキ操作力を倍力(増大)する。すると、液圧発生装置28のマスタシリンダには、ブースタによって倍力されたブレーキ操作力に応じたブレーキ液圧(以下、「マスタシリンダ圧」ともいう。)が発生し、各ホイールシリンダ32a〜32dには、マスタシリンダ圧とほぼ同等のブレーキ液圧(以下、「ホイールシリンダ圧」ともいう。)が発生する。その結果、各車輪FR,FL,RR,RLには、対応するホイールシリンダ32a〜32dのホイールシリンダ圧に応じた制動力が付与される。
なお、液圧発生装置28には、マスタシリンダ圧を検出するためのマスタシリンダ圧センサSE3が設けられている。このマスタシリンダ圧センサSE3からは、マスタシリンダ圧に応じた検出信号が後述するブレーキ用ECU55に出力される。
ブレーキアクチュエータ31は、運転手によってブレーキペダル15が操作されていないときにも各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力を個別に調整できるように構成されている。例えば、ブレーキアクチュエータ31は、液圧発生装置28のマスタシリンダとホイールシリンダ32a〜32dとの間に差圧が発生される際に作動する差圧発生弁と、ホイールシリンダ32a〜32dにブレーキ液を供給すべく作動する電動ポンプとを備えている。また、ブレーキアクチュエータ31には、ホイールシリンダ圧を保圧する際に作動する保持弁及びホイールシリンダ圧を減圧させる際に作動する減圧弁が、ホイールシリンダ32a〜32d毎に設けられている。
次に、ブレーキアクチュエータ31の駆動を制御する制動制御手段としてのブレーキ用ECU55(「ブレーキ用電子制御装置」ともいう。)について説明する。
ブレーキ用ECU55の入力側インターフェースには、回転数センサSE2及びマスタシリンダ圧センサSE3が電気的に接続されている。また、入力側インターフェースには、各車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度を検出するための車輪速度センサSE4,SE5,SE6,SE7と、車両の前後方向における加速度(以下、「前後G」ともいう。)を検出するための加速度センサ(「Gセンサ」ともいう。)SE8と、ブレーキペダル15が操作されているか否かを検出するためのブレーキスイッチSW1とが電気的に接続されている。そして、ブレーキ用ECU55は、上記の各センサSE2,SE3〜SE8を含んだ各種センサからの検出信号に基づきブレーキアクチュエータ31を制御する。
なお、加速度センサSE8は、車両が登坂路で停車する際に正の値となるような信号を出力する一方、車両が降坂路で停車する際に負の値となるような信号を出力する。また、ブレーキ用ECU55は、エンジン用ECU17、AT用ECU41などの各ECUとバス56を介して各種情報の送受信が可能となっている。
また、本実施形態の車両に採用されている車輪速度センサSE4,SE5,SE6,SE7からは、車両の前進時における車輪の回転方向と、車両の後退時における車輪の回転方向とを識別可能であって、且つ回転速度に応じた検出信号を出力するようになっている。
本実施例の車両には、他車両及び壁などの障害物、人及びものを含む衝突物に衝突した際に、当該衝突に基づいた事故の被害拡大を抑制する機能が搭載されている。すなわち、本実施形態では、自車両と衝突物との衝突が発生した場合に、ブレーキアクチュエータ31の作動によって各車輪FR,FL,RR,RLに対して制動力が自動的に付与されることにより、車両が停止する。そして、各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力が小さくされると、自車両が、衝突物から離れる方向に移動する。その後、予め設定された所定距離だけ自車両が移動すると、自車両が停止され、パーキングブレーキによって後輪RR,RLに制動力が付与されると共に、自動変速機18における変速機構21がパーキングロックされる。
本実施形態では、自車両が衝突物と衝突したか否かは、前後Gの変動に基づき判定される。例えば、図2の実線で示されるように、低速で前進方向へ走行中に自車両の前部に衝突物に衝突した後にブレーキ操作が行われた場合、当該衝突によって、車両の車体速度は急減速し、車両が停止する。このとき、車両の前後Gは、減速側に大きく変動してから加速側に変動する。そして、前後Gが最初に減速側に大きく変動したときに、該前後Gの絶対値が衝突判定閾値を越えた場合に、自車両と衝突物との衝突が発生したと判定される。
一方、図2の破線で示されるように、低速で前進方向へ走行中に衝突ではなく、ブレーキによって急停車した場合、前後Gは、減速側への変動と加速側への変動とが交互に発生して減衰する。このとき、前後Gの最初の減速側に変更したときには、該前後Gの絶対値が衝突判定閾値を越えない。
また、図2からも明らかなように、ブレーキ操作が開始されてからホイールシリンダ圧が増圧され始めるまでには、タイムラグが生じる。そのため、自車両と衝突物との衝突が発生した場合には、ブレーキ操作によって生じる車両の減速タイミングよりも、速いタイミングで車両が急減速する。
次に、ブレーキ用ECU55による車両挙動制御を説明する。
図3に示されるように、ブレーキ用ECU55は、加速度センサSE8によって検出された前後Gを取得する(ステップS11)。続いて、ブレーキ用ECU55は、車輪速度センサSE4,SE5,SE6,SE7によって検出された車輪速度を取得する(ステップS12)。
そして、ブレーキ用ECU55は、前後Gの絶対値が衝突判定閾値以上であるか否かを判定する(ステップS13)。したがって、本実施形態では、ブレーキ用ECU55が、衝突判定手段としても機能する。ブレーキ用ECU55は、前後Gの絶対値が衝突判定閾値以上でないと判定した場合(ステップS13:NO)には、自車両が衝突物に衝突していないため、ステップS11に移行する。
一方、ブレーキ用ECU55は、前後Gの絶対値が衝突判定閾値以上であると判定した場合(ステップS13:YES)には、自車両が衝突物に衝突したとして、運転手による運転操作の無効を要求する(ステップS14)。すると、ブレーキ用ECU55は、運転手によるブレーキ操作を無効にすべくブレーキアクチュエータ31を制御する。また、エンジン用ECU17は、運転手によるアクセル操作を無効にすべく駆動力発生装置13を制御する。このとき、エンジン用ECU17は、エンジン12の出力軸であるクランク軸の回転速度がアイドリング時の回転数程度となるように駆動力発生装置13を制御する。したがって、本実施形態では、エンジン用ECU17及びブレーキ用ECU55により、運転手による運転操作を無効とする運転操作無効手段が構成される。
続いて、ブレーキ用ECU55は、従動輪である後輪RR,RL用の車輪速度センサSE6,SE7からの検出信号に基づき、衝突発生時の自車両の進行方向が前進であったか否かを判定する(ステップS15)。そして、ブレーキ用ECU55は、進行方向が後退であると判定した場合(ステップS15:NO)には、前後Gの最大値が0以上であるか否かを判定する(ステップS26)。この「前後Gの最大値」とは、衝突直前の前後Gとの差分が最大となったときの当該差分のことを示している。そして、前進する自車両の前部に衝突物が衝突した場合には、前後Gが最初に減速側に大きく変動するため、前後Gの最大値が負の値となる。一方、後退する自車両の後部に衝突物が衝突した場合には、前後Gが最初に加速側に大きく変動するため、前後Gの最大値が正の値となる。
ブレーキ用ECU55は、前後Gの最大値が0以上でない場合(ステップS26:NO)には、後退時に自車両の前部が衝突物(例えば、他車両)に追突されたため、ステップS11に移行する。
一方、ブレーキ用ECU55は、前後Gの最大値が0以上である場合(ステップS26:YES)には、自車両の後退時に該自車両の後部が衝突物に衝突したため、車両がこれ以上後退しないように制動制御を行う(ステップS27)。具体的には、ブレーキ用ECU55は、各車輪FR,FL,RR,RLのホイールシリンダ32a〜32dのホイールシリンダ圧が増圧されるようにブレーキアクチュエータ31を制御する。
続いて、ブレーキ用ECU55は、変速ギアを前進用のギアに変更させることをAT用ECU41に要求し(ステップS28)、ステップS19に移行する。すると、AT用ECU41は、自動変速機18の変速ギアを後退用のギアから前進用のギアに変更する。
その一方で、ステップS15において、ブレーキ用ECU55は、進行方向が前進であると判定した場合(ステップS15:YES)には、前後Gの最大値が0以下であるか否かを判定する(ステップS16)。そして、ブレーキ用ECU55は、前後Gの最大値が0以下でない場合(ステップS16:NO)には、前進時に自車両の後部が衝突物(例えば、他車両)に追突されたため、ステップS11に移行する。
一方、ブレーキ用ECU55は、前後Gの最大値が0以下である場合(ステップS16:YES)には、自車両の前進時に該自車両の前部が衝突物に衝突したため、車両がこれ以上前進しないように制動制御を行う(ステップS17)。このステップS17での制動制御は、ステップS27での制御と同等であるため、詳細な説明を割愛する。
続いて、ブレーキ用ECU55は、変速ギアを後退用のギアに変更させることをAT用ECU41に要求し(ステップS18)、ステップS19に移行する。すると、AT用ECU41は、自動変速機18の変速ギアを前進用のギアから後退用のギアに変更する。
ステップS19において、ブレーキ用ECU55は、各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力の付与を解除する。
なお、このとき、自車両は、エンジン12で出力されるクリープトルクによって、障害物から離れる方向に移動しようとする。しかし、車両の位置する路面が坂路である場合、クリープトルクだけでは、車両を移動させることができないことがある。そこで、本実施形態では、上記ステップS17又はステップS27での制動制御に伴う停車中に検出される前後Gに基づき、路面勾配が取得される。そして、取得した路面勾配に応じた要求トルクがエンジン12から出力されるように、エンジン用ECU17によって駆動力発生装置13が制御される。したがって、本実施形態では、エンジン用ECU17及びAT用ECU41により、自車両と衝突物との衝突が発生した場合に、車両の移動方向を制御する移動方向制御手段が構成される。
続いて、ブレーキ用ECU55は、ステップS19の処理が実行されてからの自車両の移動距離を取得する(ステップS20)。そして、ブレーキ用ECU55は、移動距離が所定距離(例えば、20cm)以上であるか否かを判定する(ステップS21)。この所定距離は、衝突物の挟み込みを解除できる距離に応じた値に設定されている。ブレーキ用ECU55は、移動距離が所定距離以上でないと判定した場合(ステップS21:NO)には、ステップS20に移行して移動距離を再度判定する。
一方、ブレーキ用ECU55は、移動距離が所定距離以上であると判定した場合(ステップS21:YES)には、車両がこれ以上移動しないように上記の制動制御を行う(ステップS22)。
続いて、ブレーキ用ECU55は、図示しない電動パーキングブレーキ(EPB)を作動させ、パーキングロックをAT用ECU41に要求し、さらには制動制御に伴う各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力を解消させる(ステップS23)。このとき、AT用ECU41は、自動変速機18をパーキングロックさせる。
続いて、ブレーキ用ECU55は、運転手によって運転操作の無効に対する解除操作があるか否かを判定する(ステップS24)。本実施形態における「解除操作」とは、電動パーキングブレーキによる後輪RR,RLに対する制動力の付与を解除させるための操作と、自動変速機18のパーキングロックを解除させるあめの操作とを含んでいる。そして、ブレーキ用ECU55は、上記の2つの操作のうち少なくとも一方を運転手が行っていないと判定した場合(ステップS24:NO)には、解除操作があるまで待機する。
一方、ブレーキ用ECU55は、上記の2つの操作が共に行われたと判定した場合(ステップS24:YES)には、運転手による運転操作を有効とする(ステップS25)。よって、衝突事故のあと、運転手が落ち着いて無効解除操作することで、運転手が落ち着いたと判断することができ、車両を運転手、又は他の人が運転することが可能となる。
次に、自車両の前進時に当該自車両と他車両とによって歩行者を挟み込んだ際における作用について説明する。
駐車場から前方に発進した自車両が、他車両との間に歩行者を挟み込むような事故が発生すると、運転手によるアクセル操作及びブレーキ操作が無効にされる。そして、エンジン12の出力軸であるクランク軸の回転速度は、アクセル開度とは関係なく、アイドリング時における回転数程度で保持される。
また、衝突発生後においては、ブレーキアクチュエータ31が速やかに稼働して各車輪FR,FL,RR,RLに対して制動力が付与され、車両が停止される。この停車中に自動変速機18の変速機構21の変速ギアは、前進用のギアから後退用のギアに変更される。なお、自車両の位置する路面が急勾配の降坂路である場合、変速ギアが後退用のギアであったとしても、アクセル開度が低いと、自車両が前進してしまうことがある。このような自車両の前進時に他車両との間に歩行者を挟み込んだ場合、変速ギアは、後退用のギアのままとされる。
すると、各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力が低下されることにより、クリープ現象によって、自車両がゆっくりと後退し始める。すなわち、自車両は、歩行者から離れる方向にゆっくりと移動し、自車両と他車両との間に、歩行者の生存を確保するための空間が形成される。なお、「クリープ現象」とは、エンジン12の回転数がアイドリング時の回転数である場合に、当該エンジン12から出力されるクリープトルクによって車両がゆっくりと移動する現象のことである。
ただし、路面の勾配が急勾配である場合、クリープトルクだけでは車両を後退させることができないおそれがある。そのため、停車中における前後Gの大きさによっては、エンジン12の回転数が多くなるようにエンジン制御が行われる。この状態で各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力が低下されると、前輪FR,FLに伝達される駆動力が大きくなったことにより、自車両が歩行者から離れる方向にゆっくりと移動するようになる。
そして、衝突発生位置から所定距離だけ自車両が移動すると、ブレーキアクチュエータ31によって各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力が増大され、車両が再び停止される。この状態で、電動パーキングブレーキによって後輪RR,RLに制動力が付与されると共に、自動変速機18がパーキングロックされる。すると、電動パーキングブレーキ及び自動変速機18によって自車両の移動が規制されるため、ブレーキアクチュエータ31による各車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力が解除される。
その後、運転手が自動変速機18のパーキングロックを解除させるための操作と、電動パーキングブレーキによって後輪RR,RLに対する制動力の付与を解除させるための操作とを行うと、運転手によるアクセル操作及びブレーキ操作の有効となる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)自車両が衝突物と衝突した場合には、制動制御によって自車両が停止され、その後、該自車両は衝突物から離れる方向に移動するようになる。このため、もし、他車両や壁などの障害物と自車両との間に人やものを挟み込むような車両事故が発生した場合には、自車両の人やものから離れる方向への移動によって、自車両と障害物との間に挟み込まれた人やものに対する圧迫を早期に解除することができる。
(2)自動変速機18の変速ギアは、自車両と衝突物との衝突の発生後における制動制御によって停車している間に、自車両が衝突物から離れる方向に移動するように設定される。この状態で車輪に対する制動力が低下されることにより、自車両が衝突物から離れる方向に移動するようになる。よって、自車両と障害物との間に挟み込まれた人やものに対する圧迫を早期に解除することができる。
(3)自車両との衝突物が他車両や壁などの障害物である場合でも、当該障害物から離れる方向に自車両を移動させることができる。そのため、衝突事故による被害の拡大を防ぐことができる。
(4)ブレーキ操作時における前後Gよりも大きい衝突判定加速度を設定し、前後Gが当該衝突判定加速度以上である場合に自車両と衝突物との衝突が発生したと判定するようになっている。そのため、衝突を検知するための専用のセンサを用いることなく、車両に搭載される既存のセンサ(加速度センサ)を用いることにより衝突判定を容易に行うことができる。
また、前後Gの変動に基づいて衝突判定を行うため、エアバッグ装置が作動しないような軽度の事故を検出することができる。
(5)車輪速度センサSE4〜SE7からの検出信号に基づき車両が前進中であったか否かが判定されると共に、車両の前後Gの変動に基づき自車両の前部が衝突物と衝突したのかが判定される。このため、衝突発生時におけるシフト装置のレンジ(前進レンジ、後退レンジ、ニュートラルレンジ)などに基づき自車両の移動方向を判定する場合と比較して、衝突発生直前における自車両の移動方向を正確に判定することができる。したがって、衝突発生後において自車両を衝突物から確実に離れる方向に移動させることができる。
(6)自車両と衝突物との衝突が発生した場合には、運転者による運転操作が無効にされる。そのため、衝突発生によってパニックになった運転手による運転操作によって被害を悪化させることを防ぐことができる。
(7)自車両が衝突物から離れ、これ以上に被害が拡大しないと判断できる状況になったときに、自動変速機18のパーキングロックを解除させるための操作と、パーキングブレーキによる後輪RR,RLに対する制動力の付与を解除させるための操作という複数(2つ)の操作とが運転手によって行われることにより、運転手による運転操作が有効となる。これは、上記の2つの操作をパニックになっている運転手が行うことが非常に困難であると考えられるためである。このため、パニックになっていない運転手、又はパニックの収まった運転手は車両の運転を再開させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・運転手による運転操作の無効を解除させるためには、上記の2つの操作に加え、さらに他の操作を行わせるようにしてもよい。例えば、他の操作としては、専用の操作ボタンを操作させることであってもよい。
・手動のパーキングブレーキを備えた車両においては、ステップS23で、ブレーキアクチュエータ31による制動力の付与を解除させないようにしてもよい。この場合、無効解除操作が行われた場合(ステップS24:YES)に、ブレーキアクチュエータ31による制動力の付与を解除させることが好ましい。
・ステップS14にて無効にする運転操作は、アクセル操作だけであってもよい。
・ステップS14及びステップS24の各処理を省略してもよい。このような制御構成を採用しても、衝突発生直後におけるブレーキアクチュエータ31の稼働によって各車輪FR,FL,RR,RLに制動力が付与されることにより車両の移動が抑制される。そのため、パニックになった運転手による意図に反したアクセル操作によって、被害が悪化する事態を回避することができる。
・停止中に他車両に追突されたり、前進中に後方から他車両に追突されたり、後退中に前方から他車両に追突された場合にも、自車両を他車両から離れる方向に自動的に移動させるようにしてもよい。
この場合、図4に示されるように、ブレーキ用ECU55は、進行方向が後退であると判定した場合(ステップS15:NO)において、前後Gの最大値が0以上でないと判定したとき(ステップS26:NO)には、ステップS17の処理の実行後に、変速ギアを後退用のギアのままとする(ステップS18)。よって、制動が解除されると、追突した他車両から離れる方向に自車両を移動させることができる。
また、ブレーキ用ECU55は、進行方向が前進であると判定した場合(ステップS15:YES)において、前後Gの最大値が0以下でないと判定したとき(ステップS16:NO)には、ステップS27の処理の実行後に、変速ギアを前進のままとする(ステップS28)。よって、制動が解除されると、追突した他車両から離れる方向に車両を移動させることができる。
・上記実施形態では、ステップS21において、所定距離を、20cm以外の任意の距離に設定してもよい。
・衝突判定加速度は、一定値ではなく、衝突発生直前における前後Gに予め設定されたオフセット値を加算した値であってもよい。
・上記構成において、車両衝突を加速度センサSE8だけでなく、車両のバンパなどに設けられた接触センサ、カメラ、レーダなどを用いて検知してもよい。このようにすれば、衝突判定において更に精度を高めることができる。
・上記実施形態において、車両は、動力源としてエンジン12に加えモータを有するハイブリッド車両であってもよいし、モータのみを動力源として有する電気自動車であってもよい。この場合、衝突発生後に自車両を衝突物から離れる方向に移動させるときには、モータを駆動させることにより、自車両を移動させるようにしてもよい。
16…制動装置、17…移動方向制御手段を構成するエンジン用ECU、18…変速装置、28…液圧発生装置、31…ブレーキアクチュエータ、32a,32b,32c,32d…ホイールシリンダ、41…移動方向制御手段を構成するAT用ECU、55…制動制御手段及び衝突判定手段としてのブレーキ用ECU、FL,FR,RL,RR…車輪、SE4〜SE7…車輪速度センサ、SE8…加速度センサ。

Claims (7)

  1. 障害物や人を含む衝突物と自車両との衝突が発生した場合に、自車両を停止させるべく車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力を付与させる制動制御(S17、S27)を行う制動制御手段(55)を備えた車両挙動制御装置において、
    自車両と衝突物との衝突が発生した場合に、車両の移動方向を制御する移動方向制御手段(17,41)を備え、
    前記移動方向制御手段(17,41)は、前記制動制御の実行後には、車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力が低下され始めてから自車両が衝突物から離れる方向に移動するように、前記制動制御手段(55)と協調制御を行う
    ことを特徴とする車両挙動制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両挙動制御装置において、
    前記移動方向制御手段(17,41)は、前記制動制御によって車両が停止している間に、自車両が衝突物から離れる方向に移動するように変速装置(18)の変速ギアを設定する(S18,S28)
    ことを特徴とする車両挙動制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両挙動制御装置において、
    車両の加速度の絶対値がブレーキ操作時における加速度よりも大きい衝突判定加速度以上である場合に、自車両と衝突物との衝突が発生したと判定する衝突判定手段(55、S13)を備える
    ことを特徴とする車両挙動制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置において、
    車両には、該車両の前進時における車輪(FR,FL,RR,RL)の回転方向と、後退時における車輪(FR,FL,RR,RL)の回転方向とを識別可能な信号を出力する車輪速度センサ(SE4,SE5,SE6,SE7)が設けられており、
    前記移動方向制御手段(41)は、
    前記車輪速度センサ(SE4,SE5,SE6,SE7)からの信号に基づき車両の前進が検出された状態(S15:YES)で、車両の加速度が減速側に変化する場合に加速度の絶対値が最大となるとき(S16:YES)には、前記制動制御によって車両が停止している間に変速装置(18)の変速ギアを後退用のギアに設定し(S18)、
    前記車輪速度センサ(SE4,SE5,SE6,SE7)からの信号に基づき車両の後退が検出された状態で(S15:NO)、車両の加速度が加速側に変化する場合に加速度の絶対値が最大となるとき(S26:YES)には、前記制動制御によって車両が停止している間に変速装置(18)の変速ギアを前進用のギアに設定する(S28)
    ことを特徴とする車両挙動制御装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置において、
    前記移動方向制御手段(41)は、
    車両の加速度が減速側に変化する場合に当該加速度の絶対値が最大となるとき(S16:YES、S26:NO)には変速装置(18)の変速ギアを後退用のギアにし(S18)、
    車両の加速度が加速側に変化する場合に当該加速度の絶対値が最大となるとき(S16:NO、S26:YES)には変速装置(18)の変速ギアを前進用のギアにする(S28)
    ことを特徴とする車両挙動制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置において、
    自車両と衝突物との衝突が発生した場合には、運転手による運転操作を無効とする運転操作無効手段(17,55、S14)をさらに備える
    ことを特徴とする車両挙動制御装置。
  7. 請求項6に記載の車両挙動制御装置において、
    前記運転操作無効手段(17,55)は、自車両が衝突物から離れた状態で、運転操作の無効を解除するための操作を運転手が行った場合(S24:YES)には、運転者による運転操作を有効とする(S25)
    ことを特徴とする車両挙動制御装置。
JP2012016717A 2012-01-30 2012-01-30 車両挙動制御装置 Pending JP2013154760A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012016717A JP2013154760A (ja) 2012-01-30 2012-01-30 車両挙動制御装置
PCT/JP2013/052035 WO2013115246A1 (ja) 2012-01-30 2013-01-30 車両挙動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012016717A JP2013154760A (ja) 2012-01-30 2012-01-30 車両挙動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013154760A true JP2013154760A (ja) 2013-08-15

Family

ID=48905278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012016717A Pending JP2013154760A (ja) 2012-01-30 2012-01-30 車両挙動制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013154760A (ja)
WO (1) WO2013115246A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114834A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 株式会社デンソー 車両制御装置
WO2017002471A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 ソニー株式会社 車両制御装置と車両制御方法およびプログラム
WO2018168513A1 (ja) * 2017-03-15 2018-09-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
JP2019156072A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 車両制御装置、車両制御方法およびコンピュータプログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013207685A1 (de) * 2013-04-26 2014-10-30 Robert Bosch Gmbh Eigensicheres Fahrzeug
CN112298132A (zh) * 2020-10-12 2021-02-02 清华大学苏州汽车研究院(相城) 一种车辆自主紧急制动控制系统和控制方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62117609U (ja) * 1986-01-13 1987-07-25
JP3627535B2 (ja) * 1998-10-15 2005-03-09 トヨタ自動車株式会社 車両のエンジン制御装置
JP4259016B2 (ja) * 2002-01-08 2009-04-30 トヨタ自動車株式会社 車両操作装置
JP2005104320A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Advics:Kk 車両制御装置
JP2005309657A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 衝突検知装置および方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114834A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 株式会社デンソー 車両制御装置
US9358977B2 (en) 2013-12-11 2016-06-07 Denso Corporation Vehicle control apparatus
WO2017002471A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 ソニー株式会社 車両制御装置と車両制御方法およびプログラム
JPWO2017002471A1 (ja) * 2015-07-02 2018-04-19 ソニー株式会社 車両制御装置と車両制御方法およびプログラム
US10994712B2 (en) 2015-07-02 2021-05-04 Sony Corporation Vehicle control device and vehicle control method
WO2018168513A1 (ja) * 2017-03-15 2018-09-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
JPWO2018168513A1 (ja) * 2017-03-15 2019-07-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
US11247668B2 (en) 2017-03-15 2022-02-15 Hitachi Astemo, Ltd. Vehicle control device and vehicle control method
JP2019156072A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 車両制御装置、車両制御方法およびコンピュータプログラム
JP7016057B2 (ja) 2018-03-09 2022-02-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 車両制御装置、車両制御方法およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013115246A1 (ja) 2013-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4862516B2 (ja) 車両の減速制御装置
JP6489080B2 (ja) 車両制御装置
WO2013115246A1 (ja) 車両挙動制御装置
KR20170026193A (ko) 충돌 회피 지원 장치
JP2010030396A (ja) 車両用安全制御装置
CN108688630B (zh) 用于通过制动踏板将触觉上的信息输出给机动车的驾驶员的方法和装置
CN109435948B (zh) 车辆控制装置和控制方法
JP2015120403A (ja) 自動駐車支援装置
CN102310831A (zh) 在首次撞击之后在机动车辆中提供制动辅助的方法和装置
CN105620463A (zh) 车辆控制系统和使用车辆控制系统的方法
JP6549958B2 (ja) 自動運転装置
US20110238267A1 (en) Method for adjusting a brake system of a vehicle
JP5244516B2 (ja) 運転支援装置
CN113492831A (zh) 车辆控制装置以及车辆
JP5812852B2 (ja) 車両用制御装置
JP5790381B2 (ja) 車両盗難防止制御装置
JP6312356B2 (ja) 車両用制御装置
JP2015047045A (ja) 運転支援装置
JP6287244B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP2010179873A (ja) 車両の制動装置
JP2005343249A (ja) 駐車補助制御装置、駐車補助制御システムおよび駐車補助プログラム
JP6848478B2 (ja) 二次衝突抑制装置
JP6443250B2 (ja) 車両の制御装置
JP5946293B2 (ja) ブレーキ負圧センサの異常検出装置
KR101481138B1 (ko) 크립토크로 인한 추돌 방지를 위한 차량 자세 제어 장치 및 그 방법