JP3627293B2 - 中栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、食品、トイレタリー、洗剤、化粧品、医薬品などのボトルに装着される中栓組込みキャップの中栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の中栓組込みキャップにおける中栓(400)は、図4に示すように、側壁(410)の下方の外側に設けられた嵌合リング(411)をキャップ(200)の側壁(210)内側の嵌合リング(212)に嵌合させて、この嵌合力によってキャップ内に保持されており、キャップがボトル(300)に装着されたのちに、キャップがボトルから取り外されたときには、中栓(400)は、側壁の内側に設けられた嵌合リング(412)をボトルの口頚部(310)の上方外側の嵌合リング(312)に嵌合させて、キャップの側壁内側の嵌合リング(212)と中栓の側壁外側の嵌合リング(411)との嵌合力より強いこの嵌合力によってボトルの口頚部にキャップから分離して保持されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、内容物を充填したボトルに従来の中栓組込みキャップをキャッピングマシンで装着すると、中栓の側壁内側に設けられた嵌合リングが、ボトルの口頚部の上方外側に設けられた嵌合リングを乗り越えるときに、中栓の側壁の変形が、側壁の外側にキャップと嵌合する嵌合リングがあるため変形しにくく、大きな締めトルク(回転力)を必要とした。
この結果、キャップがボトルの口頚部に強く装着され、消費者が内容物を使用するときに、キャップの開けトルクが大きく、キャップをボトルから取り外しにくいことがあった。
【0004】
本発明は、従来の中栓組込みキャップにおける上述の問題点を解決したものであり、内容物を充填したボトルへの中栓組込みキャップの装着時の締めトルクを減じて、消費者が内容物を使用するときのキャップの開けトルクを適正に改善させる中栓組込みキャップ用の中栓を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、中栓組込みキャップの中栓において、図1(a)及び(b)又は図2(a)及び(b)に示すように、中栓(100)の側壁(110)の下方外側に、キャップ(200)の側壁(210)内側の嵌合リング(212)と嵌合する複数個の嵌合突起(111)を水平方向に等間隔に設け、これら複数の嵌合突起(111)間の側壁(110)の内側に、ボトル(300)の口頚部(310)上方の嵌合リング(312)と嵌合する複数個の嵌合突起(112)を水平方向に等間隔に設け、キャップ(200)をボトル(300)から螺脱したときに、中栓(100)がキャップ(200)から離脱してボトル(300)の口頸部(310)に冠着して残ることを特徴とする中栓(100)である。
【0006】
第2の発明は、中栓組込みキャップがボトルに装着されたときに、図2(a)又は(b)に示すように、前記の中栓(100)の側壁(110)の内側に設けられた複数個の嵌合突起(112)とボトル(300)の口頚部(310)上方の嵌合リング(312)との嵌合力が、前記の中栓の側壁下方の外側に設けられた複数個の嵌合突起(111)とキャップ(200)の側壁(210)上方の内側の嵌合リング(212)との嵌合力よりも大きいことを特徴とする第1の発明に記載の中栓(100)である。
【0007】
上述の中栓は、一般的にはポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を用いて、使用目的に応じた形状に射出成形法で成形する。
【0008】
【作用】
本発明の中栓は、図1(a)に示すように、ボトルと嵌合する側壁(110)内側に設けた嵌合突起(112)が、従来の中栓のようにリング状ではなく、水平方向に等間隔に複数個設けたものである。
また、これらの複数の嵌合突起(112)と相対応するの側壁(110)外側には、従来の中栓のようにキャップと嵌合する嵌合リングがない。
このため、本発明の中栓を用いた中栓組込みキャップは、内容物を充填したボトルにキャッピングマシンで装着すると、図3に示すように、中栓(100)の側壁(110)内側に設けられた嵌合リング(112)が、ボトル(300)の口頚部(310)の上方外側に設けられた嵌合リング(312)を乗り越えるときに、キャップ(200)の側壁(210)と中栓(100)の側壁(110)とに間隙があるため、中栓の側壁の変形が容易となり、キャップを装着するための締めトルクを従来の中栓組込みキャップより低くすることができる。この結果、キャップをボトルの口頚部に従来の中栓組込みキャップより低い適正な強度で装着でき、消費者が内容物を使用するときに、キャップの開けトルクが従来より小さくてすみ、キャップをボトルから取り外し易くなる。
【0009】
また、本発明の中栓を用いた中栓組込みキャップをボトルに装着すると、図2(a)に示す中栓(100)の側壁(110)の内側に設けられた複数個の嵌合突起(112)とボトル(300)の口頚部(310)上方の嵌合リング(312)との嵌合力が、図2(b)に示す中栓(100)の側壁(110)下方の外側に設けられた複数個の嵌合突起(111)とキャップ(200)の側壁(210)上方の内側の嵌合リング(212)との嵌合力よりも大きいため、キャップをボトルから取り外すと、キャップから離脱した中栓がボトルの口頚部に冠着した状態で残る。
【0010】
【実施例】
まず、本実施例の中栓を、低密度ポリエチレンを用いて射出成形法で作製した。この本実施例の中栓(100)は、図1(a)及び(b)に示すように、側壁(110)の下方外側に、キャップの側壁内側の嵌合リングと嵌合する複数個の嵌合突起(111)を水平方向に等間隔に設け、これら複数の嵌合突起間の側壁の内側に、ボトルの口頚部上方の嵌合リングと嵌合する複数個の嵌合突起(112)を水平方向に等間隔に設けたものであり、また、天板(120)の中央に注出孔(121)を設け、天板の内側には、ボトルの口部に嵌入するインナーリング(122)を設けた。次に本実施例の中栓を組み込む中栓組込みキャップを、着色したポリプロピレンを用いて射出成形法で作製した。このキャップ(200)は、図2(a)又は(b)に示すように、側壁(210)の上方内側に、中栓の複数個の嵌合突起(111)と嵌合する嵌合リング(212)を設け、側壁の下方内側に、ボトルの口頚部の雄ねじと螺合する雌ねじ(211)を設けたものであり、また、天板(220)の内側中央には、中栓の注出孔(121)に嵌入する嵌挿突起(221)を設け、中栓の内側には、中栓の天板と当接するコンタクトリング(222)を設けた。次に、本実施例の中栓を組み込んだ中栓組込みキャップを装着するボトルを、ポリエチレンテレフタレートを用いて二軸延伸ブロー成形法で作製した。このボトル(300)には、図2(a)に示すように、口頚部(310)の上方外側に、本実施例の中栓(100)の側壁内側の複数個の嵌合突起(112)と嵌合する嵌合リング(312)を設け、口頚部の下方外側に、キャップ(200)の側壁内側の雌ねじ(211)と螺合する雄ねじ(311)を設けた。なお、本実施例の中栓を組み込んだ中栓組込みキャップをボトルに装着したときに、中栓の側壁の内側に設けられた複数個の嵌合突起(112)とボトルの口頚部上方の嵌合リング(312)との嵌合力が、中栓の側壁下方の外側に設けられた複数個の嵌合突起(111)とキャップの側壁上方の内側の嵌合リング(212)との嵌合力よりも大きくなるように設計した。
【0011】
次に、作製したボトルに充填機で内容物を充填し、キャッピングマシンでボトルの口頚部に、本実施例の中栓を組み込んだ中栓組込みキャップを装着した。キャップは、従来より弱い締めトルクで十分に安定してボトルに装着した。このキャップで密封したボトルを、倒立状態にして通常の保管と流通過程を経たのち、内容物のボトル口部からの液漏れを調べたが皆無であった。次に、キャップをボトルから手で取り外してみたが、取り外しにくいものはなかった。また、これとは別個に、本実施例の中栓を組み込んだ中栓組込みキャップも、通常の保管と流通過程を経たのち、中栓のキャップからの脱落を調べてみたが皆無であった。
【0012】
【発明の効果】
本発明の中栓を組み込んだ中栓組込みキャップを使用すると、内容物を充填したボトルへのキャップの装着時の締めトルクが減じて、キャップのキャッピング適性が向上する。また、ボトルに装着されたキャップは、開けトルクが従来より低く安定し、内容物使用時にキャップをボトルから手で取り外すときの使用感が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例の中栓の底面図であり、(b)は、そのB−B′断面図である。
【図2】(a)は、ボトルにキャップを装着したときの中栓の図1(a)のA−A′方向の断面図であり、(b)は、B−B′方向の断面図である。
【図3】本発明の一実施例の中栓を組み込んだキャップを、ボトルの口頚部に装着するときに、中栓の内側の嵌合突起が、ボトルの口頚部の嵌合リングを乗り越えるときの状態を示す説明図である。
【図4】従来の一例の中栓を組み込んだキャップを、ボトルの口頚部に装着するときに、中栓の内側の嵌合リングが、ボトルの口頚部の嵌合リングを乗り越える直前の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
100,400……中栓
110,210,410……側壁
111,112……嵌合突起
120,220,420……天板
121……注出孔
122……インナーリング
200……キャップ
211……雌ねじ
212,312,411,412……嵌合リング
221……嵌挿突起
222……コンタクトリング
300……ボトル
310……口頚部
311……雄ネジ

Claims (2)

  1. 中栓組込みキャップの中栓において、中栓の側壁の下方外側に、キャップの側壁内側の嵌合リングと嵌合する複数個の嵌合突起を水平方向に等間隔に設け、これら複数の嵌合突起間の側壁の内側に、ボトルの口頚部上方の嵌合リングと嵌合する複数個の嵌合突起を水平方向に等間隔に設け、キャップをボトルから螺脱したときに、中栓がキャップから離脱してボトルの口頸部に冠着して残ることを特徴とする中栓。
  2. 中栓組込みキャップがボトルに装着されたときに、前記の中栓の側壁の内側に設けられた複数個の嵌合突起とボトルの口頚部上方の嵌合リングとの嵌合力が、前記の中栓の側壁下方の外側に設けられた複数個の嵌合突起とキャップの側壁上方の内側の嵌合リングとの嵌合力よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の中栓。
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