JPH09272553A - キャップの位置決め及び弛み防止付容器 - Google Patents

キャップの位置決め及び弛み防止付容器

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JPH09272553A
JPH09272553A JP8081502A JP8150296A JPH09272553A JP H09272553 A JPH09272553 A JP H09272553A JP 8081502 A JP8081502 A JP 8081502A JP 8150296 A JP8150296 A JP 8150296A JP H09272553 A JPH09272553 A JP H09272553A
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JP
Japan
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cap
container body
container
mouth
neck
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Pending
Application number
JP8081502A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Fujima
正利 藤間
Tadasuke Kojima
忠祐 小嶋
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無理抜きキャップでも、オーバーランすること
なく容器本体の口頸部の正確な位置に装着でき、しかも
キャップが流通や保管時に弛みにくい容器を提供する。 【解決手段】容器本体100 の口頸部110 の外周面に設け
るネジ山部111 の上端部を外周面に対して垂直状の断面
112 に形成し、この断面に対して左右方向へ90度回転
する位置付近の口頸部のネジ山部の下方の外周面に一箇
所以上の下方リブ113,114 を設け、且つ、キャップ200
の周壁220 内周面に設けるネジ山部221 の上端部に下方
に隣接するネジ谷部222 の下端から天板210 下面に達す
る縦の上方リブ223 を設け、この上方リブに対して左右
方向へ90度回転する位置付近の周壁内周面に、周壁下
端から天板下面に達する一箇所以上のスリット224 を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップを容器本
体の口頸部に螺合して所定の位置に装着するキャップの
位置決め及び弛み防止付容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天板に絵柄や文字を有するキャッ
プ、小蓋がキャップ本体にヒンジで接合しているヒンジ
キャップなどの方向性を有するキャップを使用する場合
には、容器の外観、使用のし易さなどの目的に応じて、
容器本体の口頸部に螺合して装着するキャップを、正確
に位置決めする必要がある。このキャップを位置決めす
る方法としては、多くの発明や考案がなされてきている
が、例えば実開昭53−25848号公報で開示された
方法がある。この方法は、図2に示すように、外周面に
螺合部が形成された口頸部を具えた容器本体(300)
と、周壁(420)の内周面に螺合部が形成されたキャ
ップ(400)とからなり、前記の二つの螺合部の一方
のネジ山部(図では421)の始端部と他方のネジ谷部
(図では312)の終端部とに、キャップが容器本体の
口頸部に螺合して容器口部が密栓され、且つ、容器本体
とキャップとが所定の相対角度位置となったとき、互い
に係合して容器本体とキャップとの相対回転を停止させ
る係止部(313と423)をそれぞれ形成したもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
実開昭53−25848号公報による方法は、コアを回
転させるか又はスライドコア方式により成形品を抜く射
出成形用金型を用いて製造されたネジ山部が十分な高さ
をもつキャップを使用する場合には、何ら問題を発生す
ることはないが、成形樹脂の柔軟性を利用してアンダー
カット(金型の開閉方向に対して引っ掛かりとなる部
分)を無理抜きする射出成形用金型を用いて製造された
キャップは、ネジ山部の高さを十分に出すことが不可能
であり、この無理抜きキャップを使用する場合には、例
えば、図2(a)及び(b)に示すように、容器本体
(300)の口頸部(310)のネジ谷部(312)の
終端部に設けられた係止部(312)とキャップ(40
0)のネジ山部(421)の始端部に設けられた係止部
(423)との接触面積が小さくなるため、充填機のキ
ャップ締め工程でオーバーラン(容器本体の係止部をキ
ャップのネジ山部が越えること)の事故を発生すること
があった。また、無理抜きキャップを容器本体に装着し
た容器は、製品の流通及び保管時に外部からの衝撃や振
動によりキャップが弛むこともあった。
【0004】本発明は、上述の従来の無理抜きキャップ
により発生する問題を解決するものであり、無理抜きキ
ャップでも、オーバーランすることなく容器本体の口頸
部の正確な位置に装着でき、しかもキャップが流通や保
管時に外部からの衝撃や振動で弛みにくいキャップの位
置決め及び弛み防止付容器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体の口
頸部に螺合してキャップが装着する容器において、図1
(b)、(c)及び(d)に示すように、前記容器本体
(100)の口頸部(110)の外周面に設けるネジ山
部(111)の上端部を外周面に対して垂直状の断面
(112)に形成し、この断面に対して左右方向へ90
度回転する位置付近の口頸部のネジ山部の下方の外周面
に一箇所以上の下方リブ(113,114)を設け、且
つ、図1(a)に示すように、前記キャップ(200)
の周壁内周面に設けるネジ山部(221)の上端部に下
方に隣接するネジ谷部(222)の下端から天板(21
0)下面に達する縦の上方リブ(223)を設け、この
上方リブに対して左右方向へ90度回転する位置付近の
周壁(220)内周面に、周壁下端から天板下面に達す
る一箇所以上のスリット(224)を設け、前記容器本
体の口頸部に前記キャップを螺合して装着するときに、
前記容器本体のネジ山部の断面(112)と前記キャッ
プの上方リブ(223)とが当接し、同時に、前記容器
本体の下方リブ(114)と前記キャップのスリット
(224)とが着脱可能に嵌合して、前記キャップが所
定の位置で停止することを特徴とするキャップの位置決
め及び弛み防止付容器である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のキャップの位置決め及び
弛み防止付容器は、ダイレクトブロー成形、2軸延伸ブ
ロー成形、射出ブロー成形及び多層ブロー成形などで製
造する口頸部にキャップとの螺合部をもつ容器本体と、
無理抜き射出成形用金型でポリエチレンやポリプロピレ
ンなどの柔軟性をもつ熱可塑性樹脂を用いて射出成形し
た周壁内面に容器本体との螺合部をもつキャップとから
なり、図1に示すように、容器本体(100)は、口頸
部(110)の外周面に設けられたキャップと螺合する
ネジ山部(111)の上端部を外周面に対して垂直状の
断面(112)に形成し、この断面に対して左右方向へ
90度回転する位置付近の口頸部のネジ山部(111)
の下方の外周面に、通常、1箇所又は2箇所の下方リブ
(112,113)を設けたものであり、また、キャッ
プ(200)は、周壁(220)内周面に設けられたネ
ジ山部(221)の容器本体のネジ山部の断面(11
2)と相対応する上端部の位置に、下方に隣接するネジ
谷部(222)の下端から天板(210)下面に達する
縦の上方リブ(223)を設け、この上方リブに対して
左右方向へ90 度回転する位置付近の容器本体の口頸
部の下方リブと相対応する周壁(220)内周面に、周
壁下端から天板(210)下面に達するスリット(22
4)を設けたものである。
【0007】そして、上述の容器本体のネジ山の断面
(112)及び下方リブ(113,114)とキャップ
の上方リブ(223)及びスリット(224)は、キャ
ップ(200)を容器本体(100)の口頸部(11
0)に螺合して装着するときに、容器本体のネジ山部の
断面(112)とキャップの上方リブ(223)とが当
接し、同時に、容器本体の下方リブ(113,114)
とキャップのスリット(224)とが着脱可能に嵌合し
て、キャップが容器本体の口頸部の所定の位置に正確に
停止するように設けたものである。
【0008】本発明のキャップの位置決め及び弛み防止
付容器においては、ネジ山部の高さが十分に出ない無理
抜きキャップを使用しても、キャップの位置決めが、容
器本体のネジ山部の断面とキャップの上方リブとの当接
力と、容器本体の下方リブとキャップのスリットとの嵌
合力の両方で行われ、これらの力の相乗効果によりオー
バーラン力が増大して、オーバーランがしにくくなる。
また、容器本体に装着されたキャップは、容器本体の下
方リブとキャップのスリットとの嵌合力により、製品の
流通及び保管時の外部からの衝撃や振動により弛みにく
くなる。
【0009】
【実施例】まず、ポリエチレンテレフタレートを用い2
軸延伸ブロー成形法で本実施例の容器本体を作製した。
この容器本体(100)は、図1(b)、(c)及び
(d)に示すように、口頸部(110)の外周面に上端
部に断面(112)をもつネジ山部(111)を設け、
この断面に対して左方向及び右方向へ90度回転する二
箇所の位置付近の口頸部のネジ山部の下方の外周面に、
それぞれ下方リブ(113,114)を設けものであ
る。次に、無理抜き射出成形用金型を用い低密度ポリエ
チレンで射出成形法により本実施例のキャップを作製し
た。このキャップ(200)は、図1(a)に示すよう
に、周壁(220)内周面に設けたネジ山部(221)
の上端部に下方に隣接するネジ谷部(222)の下端か
ら天板(210)下面に達する縦の上方リブ(223)
を設け、この上方リブに対して左方向及び右方向へ90
度回転する二箇所の位置付近の周壁内周面に、それぞれ
周壁下端から天板下面に達するスリット(224,他の
一箇所は図示せず)を設けたものである。なお、キャッ
プの天板(210)下面には、容器本体の口部天面に圧
接して封止するコンタクトリング(211)が設けられ
ている。
【0010】次に、上述の本実施例の容器本体とキャッ
プを液体用充填機に装填し、容器本体に内容物を充填し
てキャップを装着して密封した。キャップは、容器本体
の口頸部に正確な位置で停止して装着され、オーバーラ
ンをしたものは皆無であった。また、内容物を充填した
容器本体を通常の流通及び保管過程を経てのち、キャッ
プの弛みを調べてみたが、弛みは皆無であった。
【0011】
【発明の効果】本発明のキャップの位置決め及び弛み防
止付容器は、無理抜きする射出成形用金型を用いて製造
されたキャップでも、充填機のキャップ締め工程でキャ
ップがオーバーランすることなく容器本体の口頸部の正
確な位置に停止して装着でき、しかも、製品の流通及び
保管時に外部からの衝撃や振動によりキャップが弛む危
惧がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップの位置決め及び弛み防止付容
器の一実施例の形態を示す説明図である。(a)は、そ
のキャップの断面図であり、(b)は、その容器本体の
口頸部の正面図であり、(c)は、その側面図であり、
(d)は、そのA−A′断面図である。
【図2】従来のキャップ位置決め容器の一例の形態を示
す説明図である。(a)は、そのキャップの断面図であ
り、(b)は、その容器本体の一部を切欠いた正面図で
ある。
【符号の説明】
100,300……容器本体 110……口頸部 111,221,311,421……ネジ山部 112……断面 113,114……下方リブ 120……肩部 200,400……キャップ 210……天板 211……コンタクトリング 220,420……周壁 222,312……ネジ谷部 223……上方リブ 224……スリット 313,423……係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の口頸部に螺合してキャップが装
    着する容器において、前記容器本体の口頸部の外周面に
    設けるネジ山部の上端部を外周面に対して垂直状の断面
    に形成し、この断面に対して左右方向へ90度回転する
    位置付近の口頸部のネジ山部の下方の外周面に一箇所以
    上の下方リブを設け、且つ、前記キャップの周壁内周面
    に設けるネジ山部の上端部に下方に隣接するネジ谷部の
    下端から天板下面に達する縦の上方リブを設け、この上
    方リブに対して左右方向へ90度回転する位置付近の周
    壁内周面に、周壁下端から天板下面に達する一箇所以上
    のスリットを設け、前記容器本体の口頸部に前記キャッ
    プを螺合して装着するときに、前記容器本体のネジ山部
    の断面と前記キャップの上方リブとが当接し、同時に、
    前記容器本体の下方リブと前記キャップのスリットとが
    着脱可能に嵌合して、前記キャップが所定の位置で停止
    することを特徴とするキャップの位置決め及び弛み防止
    付容器。
JP8081502A 1996-04-03 1996-04-03 キャップの位置決め及び弛み防止付容器 Pending JPH09272553A (ja)

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JP (1) JPH09272553A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003221048A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Yoshida Industry Co Ltd 位置決め容器
JP2008013179A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Yoshino Kogyosho Co Ltd ねじ捲れ防止ねじ

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Effective date: 20050510

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