JP3341477B2 - 注出ノズル付キャップ - Google Patents

注出ノズル付キャップ

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JP3341477B2 JP20183394A JP20183394A JP3341477B2 JP 3341477 B2 JP3341477 B2 JP 3341477B2 JP 20183394 A JP20183394 A JP 20183394A JP 20183394 A JP20183394 A JP 20183394A JP 3341477 B2 JP3341477 B2 JP 3341477B2
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cap
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯糊や柔軟剤及び液
体洗剤などのプラスチックボトルに使用する注出ノズル
付キャップに関すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯糊や柔軟剤及び液体洗剤など
のプラスチックボトルの口部には、使用時に使用し易い
ように、計量カップとなるカバーキャップ付きの注出ノ
ズルを有するキャップが装着されいた。この注出ノズル
を有するキャップは、図2(a)及び(b)に示すよう
に、上方にカバーキャップ(200)との接合部(43
0)をもち、下方にボトル(300)の口頸部との接合
部(440)をもち、凹状の天部(450)に突出する
注出ノズル(420)と液戻り孔(450)とをもち、
この注出ノズル先端(423)から液戻り孔(450)
に接続する縦の線状切欠き部(422)が、注出時の注
出ノズル(420)の周壁(421)上方に設けられた
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、注出ノ
ズル付キャップは、プラスチックボトルの口頸部に装着
する前の保管時や流通時には、段ボール箱などにばらば
らに収納していた。しかしながら、ばらばらに収納して
いたとしても流通時などに、キャップの注出ノズルの内
側に他のキャップの注出ノズルの注出ノズルが入り込
み、キャップ同士が食い付きあって、充填機に装填した
ときに、振動装置だけでは分離が難しく、充填機上で巧
く搬送されない問題があった。
【0004】本発明は、上述の充填機上での注出ノズル
付キャップ同士が食い付きによる搬送不良をキャップ構
造の工夫から解決したものであり、注出ノズルの内側に
他のキャップの注出ノズルが挿入しない注出ノズル付キ
ャップを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1(a)及
び(b)に示すように、上方にカバーキャップ(20
0)との接合部(130)をもち、下方にボトル(30
0)の口頸部との接合部(140)をもち、凹状の天板
(110)に突出する先細りの注出ノズル(120)と
液戻り孔(150)とをもつ注出ノズル付キャップであ
って、注出時の注出ノズル(120)の周壁(121)
の上方に、注出ノズル先端(123)から液戻り孔(1
50)に接続する縦の線状切欠き部(122)を設け、
且つ、他の注出ノズル付キャップの注出ノズルが、注出
ノズル(120)の内側に挿入できないようにブリッジ
(124)を、注出ノズル(120)の縦の線状切欠き
部(122)下端に橋設し、内側に突起させて設けたこ
とを特徴とする注出ノズル付キャップ(100)であ
る。
【0006】上述のブリッジは、金型構造上では、いわ
ゆる成形品がアンダーカットになることもあるため、必
要に応じては、コアースライド方式を用いることが好ま
しい。
【0007】また、注出ノズルの水平断面形状は、円
状、楕円状、角状など任意の形状がとれる。
【0008】そして、キャップの材質としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレンやポリエステルなどが用いられ
る。
【0009】
【作用】本発明の注出ノズル付キャップは、注出ノズル
の周壁に設けられた縦の線状切欠き部下端に、線状切欠
き部を跨がらせて内側に橋設したブリッジを突起させて
あるため、注出ノズルの内側に他のキャップの注出ノズ
ルが入り込まないので、充填機に装填したときに、キャ
ップ同士が食い付きあうことがなく、充填機上で、従来
のキャップのように、巧く搬送されないような問題は発
生しない。
【0010】また、本発明の注出ノズル付キャップにお
いて、仮に、キャップの注出ノズル同士が挿入し合った
としても、注出ノズルの周壁に縦の線状切欠き部が設け
られているため、注出ノズルの径が外力に追従して若干
変化して、キャップの分離を容易にする。
【0011】
【実施例】まず、ポリプロピレンを用いて射出成形法
で、図1(a)及び(b)に示すように、上方にカバー
キャップ(200)と螺合する雄ねじ(131)をも
ち、下方にボトル(300)の口頸部と螺合する雌ねじ
(141)をもち、凹状の天板(110)に突出する先
細りの注出ノズル(120)と液戻り孔(150)とを
もつ注出ノズル付キャップで、注出時の注出ノズル(1
20)の周壁(121)の上方に、注出ノズル先端(1
23)から液戻り孔(150)に接続する縦の線状切欠
き部(122)を設け、且つ、注出ノズル付キャップ
(100)の注出ノズル(120)の内側に、他の注出
ノズル付キャップの注出ノズルが挿入できないように、
ブリッジ(124)を、注出ノズル(120)の縦の線
状切欠き部(122)下端に橋設し、内側に突起させて
設けた本実施例の注出ノズル付キャップ(100)を作
製した。
【0012】本実施例の注出ノズル付キャップの注出ノ
ズルを、所定数量を所定の箱に梱包し、通常の保管と流
通過程を経てのち、充填機に装填したが、キャップの分
離が良好であり、充填機上では巧く搬送されて、従来の
注出ノズル付キャップのような分離不良によるトラブル
の発生は、全くなかった。
【0013】
【発明の効果】本発明の注出ノズル付キャップは、保管
や流通時に、他のキャップの注出ノズルが注出ノズル内
側に入り込むのを防止するブリッジが、注出ノズルの周
壁の縦の線状切欠き部下端の内側に設けられていて、キ
ャップ同士が食い付き合うことがないため、充填機上
で、従来のキャップで発生したキャップ同士の食い付き
によるキャップ搬送不良の危惧が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例の注出ノズル付キ
ャップの断面図であり、(b)は、そのA−A′断面図
である。
【図2】(a)は、従来の一例の注出ノズル付キャップ
の断面図であり、(b)は、そのB−B′断面図であ
る。
【符号の説明】
100,400……注出ノズル付キャップ 110,410……天板 120,420……注出ノズル 121,421……周壁 122,422……線状切欠き部 123,423……先端 124……ブリッジ 130,140,430,440……接合部 131,431……雄ねじ 141,441……雌ねじ 150,450……液戻り孔 200……カバーキャップ 300……ボトル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方にカバーキャップとの接合部をもち、
    下方にボトルの口頸部との接合部をもち、凹状の天板に
    突出する先細りの注出ノズルと液戻り孔とをもつ注出ノ
    ズル付キャップであって、注出時の注出ノズルの周壁の
    上方に、注出ノズル先端から液戻り孔に接続する縦の線
    状切欠き部を設け、且つ、他の注出ノズル付キャップの
    注出ノズルが、注出ノズルの内側に挿入できないように
    ブリッジを、注出ノズルの縦の線状切欠き部下端に橋設
    し、内側に突起させて設けたことを特徴とする注出ノズ
    ル付キャップ。
JP20183394A 1994-08-26 1994-08-26 注出ノズル付キャップ Expired - Fee Related JP3341477B2 (ja)

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JPH0858820A JPH0858820A (ja) 1996-03-05
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