JPH0318369Y2 - - Google Patents

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JPH0318369Y2
JPH0318369Y2 JP1983039319U JP3931983U JPH0318369Y2 JP H0318369 Y2 JPH0318369 Y2 JP H0318369Y2 JP 1983039319 U JP1983039319 U JP 1983039319U JP 3931983 U JP3931983 U JP 3931983U JP H0318369 Y2 JPH0318369 Y2 JP H0318369Y2
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cap
annular wall
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flange
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JP1983039319U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に半流動体若しくは油性液体を収容
する容器の口縁部に取付けられる螺着式キヤツプ
の緩み防止を図つたキヤツプの緩み止め構造に関
する。
例えば、化粧水や乳液等を充填した化粧品容器
では、非使用時にその高価な内容物が容器から無
駄に浸出乃至漏出することのないよう比較的精密
なシール構造を有するものが多いが、そのせつか
くのシール構造もキヤツプの緩みにより充分効力
を発揮することなく、不慮に内容物の露出事故を
発生することが頻繁である。即ち、通常化粧品等
の半流動体を充填する容器では、口縁部外周面に
ネジを設けた容器本体に、内周面にネジを設けた
可撓性を有する硬質樹脂製のキヤツプを螺合して
取付ける所謂螺着式キヤツプを用いるのが一般的
であるが、この場合螺着されたキヤツプがその材
料の変形による弾性復元力により自然にネジ込み
方向と逆方向に戻りを生じ、その結果キヤツプに
緩みを起す傾向が大きいのである。そして、この
傾向は化粧品容器の如くその口縁部外周面のネジ
に内容物の半流動体若しくは油性液体が附着する
場合には、内容物が潤滑材の役割を果し一層顕著
なものとなり、これによりキヤツプに緩みを生じ
る結果、容器のシール機能を低下乃至無効とし、
著しい場合にはハンドバツク等に入れて携帯する
際などに内容物が不慮に漏出して面倒なトラブル
を発生するといつた不都合な問題を起す原因とも
なつたのである。
そこで、斯かる問題を効果的に解決する方法と
して、最近キヤツプのネジ山にスリツト(周溝)
を設けることが提唱され、実際この方法によれば
キヤツプの緩み止めに著しい効果を奏するものと
なつたのであるが、半面この方法ではキヤツプの
製作が難しいという欠点を有するものであつた。
即ち、この種キヤツプでは、通常可撓性を有する
硬質樹脂を金型成型により製作するものであるが
この場合成型されるキヤツプに所要のスリツトを
設けるべく金型に加工を施すのが大変難しいもの
となつたのである。
そこで、前記問題点を解決すべく、キヤツプの
下端内周面と容器本体の口縁部基部とを非円形に
形成して、両者の嵌合でキヤツプの緩みを防止し
たものが提案されている(実開昭48−110358号公
報、実開昭53−135260号公報、実開昭47−8558号
公報、実開昭47−8560号公報参照)。
しかし、前記従来のものは、容器本体の口縁部
基部の非円形部に、キヤツプの下端が弾性変形を
介して係合するものであるから、キヤツプの下端
円壁の肉厚を薄くしなければならず、そのため、
キヤツプの下端がヒビ割れたり、破損したりし易
すかつた。ヒビ割れ破損すると緩み止め効果が半
減すると云う問題があつた。
また、容器本体の非円形部は、容器本体の肩部
に連接して設けられていたため、漏液が容器本体
肩部に漏出し、容器本体がよごれ易いと云う問題
があつた。
そこで、本考案は、前記問題点を解決すべく考
案されたものであり、その特徴とする処は、可撓
性を有する硬質樹脂で形成されたキヤツプの内周
面と、容器本体の口縁部外周面に夫々雌ネジ、雄
ネジを設け、これらネジを螺合してキヤツプを容
器本体の口縁部に螺着するキヤツプ取付構造にお
いて、前記口縁部に雄ネジより下方で、かつ雄ネ
ジより外方に張出し形成された非円形の嵌合フラ
ンジが設けられ、該フランジ下面と容器本体の肩
部上面間に所定の間隙が形成され、前記キヤツプ
を容器本体に螺着する際、螺合が完了すると略同
時に前記嵌合フランジに弾性変形によつて嵌脱自
在に嵌合する対応する非円形状の薄肉状とされた
環状壁が、前記キヤツプに雌ネジより下方で、か
つ雌ネジより外方に位置して設けられ、該環状壁
の下縁の内周面全周に、前記嵌合フランジと環状
壁とが嵌合された際、嵌合フランジの下面に係脱
自在に係止する係止突条が設けられている点にあ
る。
以下、本考案の第1実施例を図面に基づいて説
明すると、第1図及び第2図において、1は化粧
品等の半流動体若しくは油性液体を充填するガラ
ス製或いは硬質樹脂製の容器本体で、その口縁部
2の外周面には三条ネジ等の雄ネジ3が設けられ
ている。4は例えばポリプロピレン等の可撓性を
有する硬質樹脂で形成されたキヤツプで、内周壁
5と外周壁6とを一体に備えた2重壁構造とされ
ており、内周壁5の内周面には前記雄ネジ3と螺
合自在な雌ネジ7が設けられている。またキヤツ
プ4の内周壁5上端にはシール用パツキン体8が
装着されている。
前記口縁部2の下端部、即ち雄ネジ3より下方
で、かつ雄ネジ3より外方に突出して張出し形成
された嵌合フランジ9が設けられており、この嵌
合フランジ9の下面と容器本体1の肩部上面間に
所定の間隙が形成されている。該嵌合フランジ9
は第2図に示される如く、平面視正六角形状とさ
れている。
一方、キヤツプ4の内周壁5下端の雌ネジ7よ
り下方には、該雌ネジ7より外方に位置すると共
に、径方向に拡縮自在に弾性変形するように薄肉
状の正六角形筒状に形成された環状壁10が設け
られており、キヤツプ4を容器本体1の口縁部2
に螺着する際、螺合完了状態となると略同時に、
嵌合フランジ9と環状壁10とが合致し、嵌合自
在に嵌合するよう構成されている。即ち、螺合完
了直前状態においては、嵌合フランジ9の外周面
と環状壁10の内周面とが相対摺動され、この相
対摺動によつて環状壁10は適宜弾性変形され、
その後、嵌合フランジ9の正六角形状と環状壁1
0の正六角形状とが合致した際、適宜弾性変形さ
れていた環状壁10は初期の形状に弾性復帰す
る。そしてここに、第1図及び第2図に示される
如く、嵌合フランジ9と環状壁10とが相対回動
不能に嵌合した緩み止め状態が得られ、またこの
弾性復帰により環状壁10内周面と嵌合フランジ
9外周面とが衝突し、微音や手応えが感知され
る。
更に、前記環状壁10の下端縁の内周面全周に
わたつて、第4図に示す如き係止突条11が設け
られている。この係止突条11は、嵌合フランジ
9と環状壁10とが嵌合された際、嵌合フランジ
9の下面に係脱自在に係止し、より強固な緩み止
め状態を得ると共に、薄肉の環状壁10を補強し
ている。
また、キヤツプ4を緩める際には、嵌合フラン
ジ9と環状壁10との嵌合に抗して、キヤツプ4
を螺退方向に回動させれば、環状壁10が適宜弾
性変形して、環状壁10の内周面と嵌合フランジ
9の外周面との相対摺動の後、環状壁10は上方
に離脱され、ここに嵌合状態が解除される。
本考案の第1実施例は以上のように構成されて
おり、キヤツプ4を容器本体1の口縁部2に螺着
する際、螺合完了すると略同時に嵌合フランジ9
と環状壁10との嵌合状態が得られ、この嵌合時
に発する微音や手応えにより、螺合完了時点が明
確に確認できる。従つて、容器本体1にキヤツプ
4を螺着する際、不必要なキヤツプ4の締め過ぎ
による損傷防止が図れる。さらに螺合完了時点が
明確に確認できることから、キヤツプ4が不完全
な螺合状態で放置されるおそれもない。前記嵌合
フランジ9と環状壁10との嵌合の際、環状壁1
0は嵌合フランジ9によつて押し広げられ、破損
し易すいが、本考案では、環状壁10の下縁に係
止突条11が形成されているので、破損が防止さ
れる。また螺合完了状態においては、キヤツプ4
の雌ネジ7の弾性回復力によつてキヤツプ4がネ
ジ込み方向と逆方向の戻りを生じようとしても、
嵌合フランジ9と環状壁10との嵌合がこれを阻
止するため、緩みが生じるおそれがなく、従つ
て、キヤツプ4の緩みによる従来問題点を解消で
きる。そして、嵌合状態において、嵌合フランジ
9の下面に係止突条11が係合しているので、緩
み防止効果が増大される。さらに嵌合フランジ9
と環状壁10とが嵌合した状態で螺合が完了する
ため、キヤツプ4と容器本体1とが常に一定した
位置で螺合が完了され、キヤツプ4と容器本体1
との位置ずれが防止できる。また口縁部2に嵌合
フランジ9を設け、内周壁5に環状壁10を設け
た簡単な構成であり、製作も容易である。さらに
環状壁10を薄肉状に構成しているため、環状壁
10の弾性変形が無理なく行なわれ、嵌合フラン
ジ9に対する嵌脱が円滑に行なわれる。
第3図は第2実施例を示しており、嵌合フラン
ジ9及び環状壁10が略小判状とされたものであ
り、また、これらの形状に限らず、多角形状或は
非円形状であればよい。
また環状壁10の弾性変形量を大とするため、
適宜割溝を形成してもよい。さらにキヤツプ4が
内周壁5と外周壁6とからなる2重構造のものを
示しているが、単一の周壁からなる構造であつて
もよい。
本考案は以上のように、口縁部に非円形の嵌合
フランジが設けられ、キヤツプに対応する非円形
状の薄肉状とされた環状壁が設けられ、キヤツプ
を容器本体の口縁部に螺着する際、螺合が完了す
ると略同時に弾性変形されていた環状壁の弾性復
帰によつて、嵌合フランジと環状壁とが嵌脱自在
に嵌合する構成とされているので、その嵌合の際
に発する微音や手応えにより、螺合完了時点が明
確に確認でき、従つて過度のキヤツプ締め過ぎに
よる損傷防止が図れる。また螺合完了時点が明確
に確認できることから、キヤツプが不完全な螺合
状態で放置されるおそれもない。さらに嵌合フラ
ンジ9と環状壁との嵌合によつて、キヤツプの緩
みが有効に阻止され、キヤツプの緩み防止が図れ
ると共に、環状壁を薄肉状に構成しているため、
環状壁の弾性変形が無理なく行なわれ、嵌合フラ
ンジに対する嵌脱が円滑に行なわれる。また簡単
な構成であり、容易に製作できるという利点を奏
する。更に、本考案によれば、薄肉の環状壁の下
縁に係止突条を設けているので、環状壁下縁の補
強になり、同下縁の弾性変形によるヒビ割れや破
損が防止されると共に、この係止突条と嵌合フラ
ンジ下面との係合により、キヤツプの緩み止め効
果が増大される。
また、嵌合フランジ下面と容器本体肩部上面と
の間に所定の間隙が形成されているので、口縁部
から漏れ出た液は、嵌合フランジ上面で受け止め
られ、嵌合フランジ下面まで回り込んで容器本体
肩部まで達し難く、液漏れによる容器の汚損が防
止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す正面図、第
2図は第1図−線断面矢視図、第3図は第2
実施例を示す平面断面図、第4図は環状壁下端の
係止突条を示す要部断面図である。 1……容器本体、2……口縁部、3……雄ネ
ジ、4……キヤツプ、7……雌ネジ、9……嵌合
フランジ、10……環状壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性を有する硬質樹脂で形成されたキヤツプ
    の内周面と、容器本体の口縁部外周面に夫々雌ネ
    ジ、雄ネジを設け、これらネジを螺合してキヤツ
    プを容器本体の口縁部に螺着するキヤツプ取付構
    造において、前記口縁部に雄ネジより下方で、か
    つ雄ネジより外方に張出し形成された非円形の嵌
    合フランジが設けられ、該フランジ下面と容器本
    体の肩部上面間に所定の間隙が形成され、前記キ
    ヤツプを容器本体に螺着する際、螺合が完了する
    と略同時に前記嵌合フランジに弾性変形によつて
    嵌脱自在に嵌合する対応する非円形状の薄肉状と
    された環状壁が、前記キヤツプに雌ネジより下方
    で、かつ雌ネジより外方に位置して設けられ、該
    環状壁の下縁の内周面全周に、前記嵌合フランジ
    と環状壁とが嵌合された際、嵌合フランジの下面
    に係脱自在に係止する係止突条が設けられている
    ことを特徴とするキヤツプの緩み止め構造。
JP3931983U 1983-03-16 1983-03-16 キヤツプの緩み止め構造 Granted JPS59143945U (ja)

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JP3931983U JPS59143945U (ja) 1983-03-16 1983-03-16 キヤツプの緩み止め構造

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JP3931983U JPS59143945U (ja) 1983-03-16 1983-03-16 キヤツプの緩み止め構造

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JPS59143945U JPS59143945U (ja) 1984-09-26
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JP3931983U Granted JPS59143945U (ja) 1983-03-16 1983-03-16 キヤツプの緩み止め構造

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FR3064162B1 (fr) * 2017-03-27 2019-03-22 L'oreal Capsule de fermeture pour dispositif de conditionnement d'un produit, notamment d'un produit cosmetique

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS532212Y2 (ja) * 1972-03-23 1978-01-20
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