JP3370242B2 - 二重容器 - Google Patents

二重容器

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JP3370242B2
JP3370242B2 JP29023896A JP29023896A JP3370242B2 JP 3370242 B2 JP3370242 B2 JP 3370242B2 JP 29023896 A JP29023896 A JP 29023896A JP 29023896 A JP29023896 A JP 29023896A JP 3370242 B2 JP3370242 B2 JP 3370242B2
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智晴 相羽
よし乃 桜井
健二 小川
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Pola Chemical Industries Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品、日用品等
の内容物を充填する内容器とこの内容器を挿嵌する外容
器と蓋とを備えた二重容器に関する。特に内容物を使い
終えると、内容器のみをリフィル(refill)として交換
できる二重容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品、日用品等の内容物を充填
する内容器とこの内容器を挿嵌する外容器とこの外容器
に螺合して内容器を密閉する蓋とを備えた二重容器があ
る。かかる二重容器は、内容物を使い終えると、内容器
のみ内容物が充填された新たな内容器と交換できるの
で、リフィル容器とも呼ばれる。
【0003】かかる二重容器において、筒形状の外容器
に内容器を挿着すると、外容器の円周面に軸線方向に沿
って設けられた第1突起部(縦レット)とこの外容器の
縦レットに向かい合うように内容器の円周面に設けられ
た第2突起部(縦レット)とが互いに浅く嵌合し、外容
器に対して内容器が回転方向に移動しないように規制さ
れる。一方、外容器の外側上部に回転方向に沿って設け
られた突起部(横レット)とこの横レットに向かい合う
内容器側の凸部が互いに浅く嵌合し、外容器に対して内
容器が軸線方向に移動しないように規制される。そし
て、外容器に蓋を螺合すると、蓋の内面に設けられたパ
ッキンと内容器の上部が密着し、内容器は密閉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内容器の内
容物が蓋の内面とパッキンとの間にある空気を取り込む
と、内容器と蓋の間が負圧状態になる。従って、内容器
と蓋の間の負圧力により蓋内面と内容器上面とが更に密
着する現象が生じる。
【0005】また、蓋内面に設けられたパッキンが軟材
質の場合、蓋を締め過ぎると、蓋内面とパッキンとの間
の空気が脱気されて、内容器と蓋の間が負圧状態にな
る。この場合も内容器と蓋の間の負圧力により蓋内面と
内容器上面が密着する現象が生じる。
【0006】更に、蓋内面とパッキンの間に、クリーム
状の内容物から液体等が分離して滲み出たり、揮発した
ものが液体となって、蓋内面とパッキンとを固着させる
現象も生じる。
【0007】この様に蓋と内容器の上面が密着する現象
が生じたとき、従来の内容器と外容器とを浅く嵌合させ
ているだけの構造では、蓋を回して外容器のねじ部と蓋
のねじ部とが離脱する前に内容器と外容器の嵌合状態が
解除されてしまい、蓋と内容器が密着した状態で外容器
より離脱してしまうという問題があった。
【0008】また、従来の内容器と外容器とを浅く嵌合
させているだけの構造では、容器内の気密性を高めると
蓋と内容器が一層密着してしまうから、容器内の気密性
を高められず、気密性を必要とする内容物の容器には適
さないという問題があった。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みて改良を加え
たものである。即ち、本発明は容器内の気密性を高めて
も、蓋を開ける際には、内容器が外容器に挿着された状
態で蓋から内容器上面が確実に離脱できる二重容器を提
供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために、本発明の二重容器は、上面開口の円筒形状
部を有し、この円筒形状部の周面に前記開口の中心を
通る軸線方向に沿って第1突起部を設け、かつ、円筒形
状部の外周面に雄ねじを設けた外容器と、この外容器の
前記第1突起部と前記軸線方向に沿って嵌合する第2突
起部を設け、前記第1突起部と前記第2突起部との嵌合
により前記軸線を中心に回転する方向の移動を規制され
て前記外容器に挿嵌される内容器と、前記外容器の雄ね
じと螺合する雌ねじを内周面に有し、雄ねじと雌ねじの
螺合により前記内容物を密閉する蓋と、を備える二重容
器において、前記第1突起部の前記軸線方向の長さ又は
前記第2突起部の前記軸線方向の長さの少なくともいず
れか一方を前記蓋に螺設されたねじ山の間隔の2倍以上
とすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る二重容器を図1〜図7に基づき詳細に説明する。
【0012】この二重容器は、外容器1(図1参照)
と、この外容器1に挿嵌される内容器2(図3参照)
と、外容器1に螺合して内容器2を密閉する蓋3(図5
参照)とから構成される。
【0013】外容器1は、図1に示すように、容器本体
の上部に上面を開口した円筒形状部を有している。この
円筒形状部は、外周面の上部に円周方向に沿って突出し
て設けられた横向き突起部(横レット)11と、横レッ
ト11の下部に外周面に沿って螺設された雄ねじ13
と、内周面の上部に開口の中心を通る軸線P方向に沿っ
て突出して設けられた縦向き突起部(縦レット)12と
を備えている。
【0014】そして、外容器1の横レット11は、所定
長さを有し外容器1の外周面の上部に等間隔に4個所設
けられている。また、外容器1の外周面に沿って螺設さ
れた雄ねじ13は、ねじ山の間隔(ピッチ)がa寸法の
雄ねじ部を1条以上有している。
【0015】更に、外容器1の縦レット12は、外容器
1内側の上端から軸線P方向に(即ち、縦方向に)沿っ
てb寸法の長さを有している。なお、この縦レット12
のb寸法の長さは、外容器1の雄ねじ13のaピッチの
2倍以上とする。また、この縦レット12は、図2に示
すように、外容器1の内周面に沿って所定間隔で多数設
けられている。
【0016】内容器2は、図3に示すように、筒形状を
有している。この内容器2の外周面には、内容器2の上
端部を形成する鍔部24と、鍔部24の下部に設けられ
た突き出し部22とを備えている。
【0017】そして、鍔部24と突き出し部22との間
には所定空間を有する凹部25が設けられている。ま
た、内容器2の外周面と突き出し部22との間には溝部
26が設けられている。なお、溝部26は、外容器1の
上端部が嵌入される空間を有している。
【0018】そして、この突き出し部22の付け根部下
側に溝部26と向き合う形で突起部(縦レット)21が
軸線P方向に沿って設けられている。この縦レット21
はb寸法の長さを有している。なお、この縦レット21
のb寸法の長さは、外容器1の雄ねじ13のaピッチの
2倍以上とする。
【0019】また、この縦レット21は、図4に示すよ
うに、隣接する2個を1セットとして突出して設けられ
ている。また、この隣接する縦レット21の間隔は、外
容器1の縦レット12の1個分が嵌入される間隔であ
る。更に、この縦レット21は内容器2の外周面に沿っ
て2個ずつ所定間隔で多数設けられている。
【0020】また、突き出し部22には、溝部26側に
突き出した1条の凸部23が円周方向に沿って設けられ
ている。なお、溝部26に外容器1の上端部が嵌入され
ると、この凸部23と外容器1の横レット11が嵌合す
る。また、外容器1の縦レット12の1個分が隣接する
2個の縦レット21と嵌合する。
【0021】更に、突き出し部22の外周面には、1条
の凸部26が円周方向に沿って設けられている。この凸
部26は、蓋3を外容器1に螺合する場合に、蓋3の内
周面と摺動可能なだけ突き出し部22の外周面より突き
出ている。
【0022】蓋3には、図5に示すように、内周面に沿
って雌ねじ31が1条以上螺設されている。この雌ねじ
31はねじ山の間隔(ピッチ)がa寸法の雌ねじ部を1
条以上有している。また、この雌ねじ31は外容器1の
雄ねじ13と螺合する。
【0023】また、蓋3の内側上面にはパッキン4が固
着されている。このパッキン4は、所定の厚みを有する
軟材質のものである。次に、本発明の二重容器の動作を
図6及び図7に基づいて説明する。
【0024】まず、外容器1に内容器2を挿着し、外容
器1に蓋3を螺合する場合を図6に基づき説明する。二
重容器の使用者が外容器1に内容器2を挿入すると、外
容器1の上端部が内容器2の溝部26に嵌入される。す
ると、外容器1の縦レット12の1個分が隣接する2個
の縦レット21とが嵌合し、外容器1に対して内容器2
が円周方向に移動しないように(回転しないように)規
制される。また、内容器2の凸部23は、外容器1の横
レット11と浅く嵌合し、外容器1に対して内容器2が
軸線P方向に移動しないように(内容器2が外容器1か
ら飛び出さないように)規制される。
【0025】つぎに、二重容器の使用者が外容器1に蓋
3を螺合すると、内容器2の鍔部24がパッキン4と密
着する。また、この時、蓋3の内周面と内容器2の凸部
26が係合する。そして、このパッキン4、凸部26、
ねじ部の螺合による密閉状態により、内容器2に充填さ
れた内容物の気密性が保たれる。
【0026】なお、本発明の内容器2では、鍔部24の
下に所定空間を有する凹部25を設けたから、内容器2
内の気密性を高めた場合、内容器2の内容物が蓋3の内
面とパッキン4との間にある空気を多少取り込んでも、
内容器2と蓋3の間が極端に負圧状態になることはな
い。
【0027】次に、二重容器の蓋3を回して蓋3と内容
器2を分離させる場合を図7に基づき説明する。二重容
器の使用者が蓋3を解除する方向へ回すと、外容器1の
雄ねじ13に沿って蓋3が螺旋回転し、外容器1に対し
て蓋3が漸次上昇する。
【0028】この時、内容器2の凸部23と外容器1の
横レット11の嵌合状態の摩擦力より蓋3と内容器2の
上面の密着力が大きい場合は、図7に示すように、内容
器2の凸部23と外容器1の横レット11の嵌合状態が
解除されて、内容器2が蓋3と密着した状態で縦レット
21に沿って上昇する。
【0029】ついで、蓋3が更にa寸法以上上昇する
と、外容器1の雄ねじ13と蓋3の雌ねじ31の螺合状
態が解除され、蓋3が外容器1に対し離脱可能な状態と
なる。この時、外容器1と内容器2の縦レットのb寸法
が、ねじピッチのa寸法の2倍以上あるから、まだ内容
器2の縦レット21と外容器1の縦レット12は嵌合状
態にある。
【0030】そこで、二重容器の使用者が蓋3をさらに
回すと、内容器2が蓋3のパッキン4に負圧で密着して
いても、上方向の力が強くなり、パッキン4の変形が限
度に達し、内容器2から分離する。従って、内容器2が
外容器1に挿嵌された状態で蓋3を開けることができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上本発明によれば、蓋を回して外容器
のねじ部から蓋のねじ部が離脱しても、まだ内容器の縦
レットと外容器の縦レットの嵌合状態が続いているか
ら、使用者が蓋を開けた時、蓋のパッキンと内容器の上
面が容易に分離できる。
【0032】従って、本発明の二重容器を用いることに
より、容器内の気密性を高めても、蓋を開ける際には、
内容器が外容器に挿着された状態で蓋から内容器上面が
確実に離脱できる二重容器を提供できる。また、気密性
を必要とする内容物の容器にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外容器の外形図
【図2】外容器の縦レットの平面図
【図3】内容器の外形図
【図4】内容器の縦レットの平面図
【図5】蓋の外形図
【図6】内容器が挿着された外容器に蓋を螺合した二重
容器の断面図
【図7】二重容器の蓋を回した状態の断面図
【符号の説明】
1…外容器、 2…内容器、 3…蓋、 4…パッキン、 11…横レット、 12…外容器の縦レット、 21…内容器の縦レット、 23…凸部、 13…外容器の雄ねじ、 31…内容器の雌ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−146274(JP,U) 実開 平6−78230(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 77/04 A45D 34/00 510 B65D 8/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開口の円筒形状部を有し、この円筒
    形状部の周面に前記開口の中心を通る軸線方向に沿っ
    て第1突起部を設け、かつ、円筒形状部の外周面に雄ね
    じを設けた外容器と、 この外容器の前記第1突起部と前記軸線方向に沿って嵌
    合する第2突起部を設け、前記第1突起部と前記第2突
    起部との嵌合により前記軸線を中心に回転する方向の移
    動を規制されて前記外容器に挿嵌される内容器と、前記外容器の雄ねじと螺合する雌ねじを内周面に有し、
    雄ねじと雌ねじの螺合により 前記内容物を密閉する蓋
    と、を備える二重容器において、前記第1突起部の前記軸線方向の長さ又は前記第2突起
    部の前記軸線方向の長さの少なくともいずれか一方を
    記蓋に螺設されたねじ山の間隔の2倍以上とすることを
    特徴とする二重容器。
  2. 【請求項2】 前記第1突起部の軸線方向の長さ及び前
    記第2突起部の軸線方向の長さは、いずれも前記蓋に螺
    設されたねじ山の間隔の2倍以上であることを特徴とす
    る請求項1に記載の二重容器。
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DE202010005568U1 (de) * 2010-06-07 2011-10-05 Louvrette Gmbh Verpackung + Design Cremetiegel mit mehrwandigem Gehäuse
JP7262900B2 (ja) * 2019-05-31 2023-04-24 株式会社吉野工業所 付け替え式容器
CN210747807U (zh) 2019-08-16 2020-06-16 共聚生化科技(昆山)有限公司 内杯可替换的化妆品罐

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