JP3145367B1 - ピルファープルーフキャップ - Google Patents

ピルファープルーフキャップ

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Abstract

【要約】 【課題】飲料用ボトル用ボトルに被せられるピルファー
プルーフキャップにおいて、キャップとタンパーエビデ
ンス(TE)バンドとの接続用ブリッジが、キャップを
開栓方向に回動したときに確実に切断し、該TEバンド
をボトルネックに残存させるTE性に優れたキャップ構
造を開発する。 【解決手段】キャップ本体2とTEバンド3とをブリッ
ジ4を介して接続したピルファープルーフキャップ1に
おいて、ボトルに装着されたキャップの開栓に対してT
Eバンド3の上昇を阻止する係止手段6について、その
先端に支持片6aを付設し、TEバンド内に折り込むと
その支持片6aが前記のブリッジ間に挟持される構造と
した。これにより、係止手段はキャップ、TEバンドの
回動と共廻りして常に直立した状態にあり、キャップの
引き抜き力を圧縮応力として受圧することになり耐圧力
に優れた係止手段となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料用ボトル等の
容器に被せられる合成樹脂製ピルファープルーフキャッ
プの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】タンパーエビデンス(以後、TEと略記
する)性を有するピルファープルーフキャップに関して
は、例えば特開平7−329998号、実開平1−10
7557号、特開平10−324353号、特開平10
−152156号などの公報に開示されている。
【0003】特開平7−329998号においては封印
用接続リブを介してキャップの下部にTE裾部(また
は、バンド部)を連接し、その内周面に多数のフィン状
係止手段16(図10参照)を中心方向に突設したピル
ファープルーフ性キャップを開示している。このフィン
状係止手段は従前より使用されていたもので、このキャ
ップをボトルに装着したとき、この係止手段がボトルネ
ックに形成した係止あご部の下面に係合することによ
り、キャップが回動によって上昇してもTE裾部が該係
止あご部に係止してその上昇を阻止し、キャップ本体と
分離させる構成である。このキャップにおいては、フィ
ンが細く薄い形状とならざるを得ず、したがって、強度
が小さいことからボトルに装着されたキャップの裾部下
方から針金などを挿通し周回せしめることにより前記の
あご部とフィンとの係合を解き、TE裾部を分離するこ
となくキャップと共に抜き去る悪戯があった。
【0004】このような、係止手段の剛性不足を解消す
るための方策として、実開平1−107557号公報に
は、実施例1としてボトルネックの係止あご部下周面に
係止する先端に向けて先細になる複数の舌片と、実施例
2として該舌片を周方向に5個(図11の符号26参
照)と限定することによって折り曲げ位置の周方向長さ
を約16.5mmと大きく形成し、かつ、補強26aを
付設したものを提案している。このように、キャップの
引き抜き力に対抗する係止手段としては周方向長さを大
にすることが望ましいが、該TEバンドの内周が約3c
mと小さく、周方向長さの大きい舌片をこのような小さ
い円弧を折り曲げ線として折り曲げることは困難であ
り、実用に供されていないようである。
【0005】また、その公開公報の第2図には、ヒール
部を形成した舌片の先端部分を、キャップ装着時に、容
器のネックに形成した膨出部とバンド部との間に挟み込
む構造が示されている。このキャップにおいて、係止手
段を周方向に短く(または細く)形成した場合、開栓時
に舌片の上端が膨出部との接触抵抗によってキャップの
回動に対して該舌片の先端部分の回動が遅れ、該係止手
段が軸方向に対して傾斜することになる。この傾斜した
係止手段はキャップの上昇力を曲げ応力として受圧する
ために耐力が弱く、バンド部の上昇を阻止するという本
来の作用が充分に果たせないことになり問題があり、よ
り強度を大きくするため該公報においては舌片の折り曲
げ位置における周方向の長さを3mm以上に拡大するこ
とを条件としている。しかし、前記のように、周方向の
長さが長くなるにしたがって、該舌片をバンド部内径側
に折り込むことが困難になることは勿論、後記の紫外線
照射滅菌処理の照射不能箇所が多いことや、温熱水殺菌
処理による水が該舌片とバンド部との間に取り込まれて
排出が困難なるなど種々の問題があった。
【0006】特開平10−324353号公報には、合
成樹脂製の成形品になるキャップにおいて、キャップ本
体の下部の底面と分離用スリットを介してバンド部の内
周壁に形成している複数の封印用接続リブにて一体的に
形成し、そのバンド部の内周壁には下方向に斜設された
周設リブを設け、その周縁に複数のラチェット(図12
の36a)が突接され、その先端の係止端面の上面にガ
イド片を設けたキャップが示されている。これは、フラ
ップ状の係止手段の表面に突起を形成し、その突起の先
端面でボトルの係止用あご部の下周面に係合させ、さら
にその突起の先端に突出させたフラップ先端部分を係止
あご部とTEバンドとで挟み付ける構成であり、前記の
実開平1−107557号とほぼ同様のものである。
【0007】特開平10−152156号は、図13に
示すように、TEバンドの内面に上窄まり状に形成した
連続蛇腹状係止手段46を開示している。この係止手段
はTEバンドの内周縁の全周にわたって連続的に形成さ
れているために強度的には良好であるが、飲料が充填さ
れる前に行うキャップの紫外線滅菌処理において、その
TEバンドと係止手段とに挟まれた周回状間隙には該紫
外線が照射され得ないことが問題であり、また、充填し
た後に行われる温水シャワーなどによる温熱殺菌処理
や、冷水による冷却行程において、その加熱及び冷却水
がTEバンドと連続蛇腹状係止手段46との間に入り込
み、これを排出することが困難で、汚れの原因となり、
かびが発生するなど衛生上に問題があった。
【0008】一方、ボトルの気密を保持するためのパッ
キン又は密封栓(本発明においては、中栓と称すること
がある)に関しては従来より使用されている平板状のも
の、特開平8−169455号公報に開示のフランジ付
き鍋底型、特開平9−175545号公報に開示の天板
に中足を垂下した筒状型などがある。
【0009】平板状のパッキン(ライナとも称される)
においては、単に、ボトル口端との密着によって気密を
保つものであり、何らかの原因でキャップに弛みを生じ
たとき気密が破れるおそれがあり問題であった。
【0010】鍋底型、筒状型の密封栓においては、加熱
殺菌された飲料がボトルに充填された後、その温度が低
下することよってボトル内が減圧さる。これによって密
封栓の胴部が収縮してボトル口内径との嵌合が緩くなり
気密が保てないことから、特開平8−217101号公
報には周壁と天壁との連接部に変形防止用の補強リブr
を設けた密封栓(図14(a))を開示している。この
密封栓はプラスチック材料を用い、射出成形方法で製造
されるものであり、プラスチック成形に伴う必然的な収
縮により、補強リブrの基端部分に相当する周壁の表面
にヒケ(窪み)を生じ、これが気密保持の障害となる可
能性があった。
【0011】また、特開平9−178845号公報に
は、パッキン(前記の天板に相当)と容器口部の内周面
に密接される中足とからなる密封栓において、そのパッ
キンの容器口部天面に相対峙する面部に、パッキン中心
周りの環状の凹入部gを形成した構造を開示している
(図14(b))。この密封栓においてはボトルB口端
の内外周縁(エッジ)が前記の凹入部傾斜面に円周状に
当接をして気密保持をなすものであるが、該凹入部に飲
料水を閉じ込める可能性があり衛生上に問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ポリプロピレンなどの
硬質ないし半硬質プラスチックで成形されたピルファー
プルーフキャップにおいて、ボトルよりキャップを離脱
させるときにTEバンド部がボトルのネックに止まるこ
とを目的とした係止手段が、成形および折り曲げ加工性
の良好な小片であって、かつ、座屈変形をしない構造と
し、前記キャップ本体とバンド部との接続部である封印
用接続ブリッジを確実に切断させ得るものとすること、
さらに、該キャップの紫外線照射滅菌に際しての照射不
可能部分の少ない、また、飲料水充填後のボトルに対す
る消毒用の温熱水がキャップ内部、特にTEバンドと係
止手段との間に閉じこめられることのないキャップを提
供することにある。
【0013】また、ボトルの口径内に挿通する密閉栓す
なわち中栓に関しては、密封性がよく、且つ、飲用時以
外の何らかの原因によるキャップの弛みに対して、その
密封性を保持する構造になる中栓の提供を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】天面壁2aと該天面壁の
周縁から垂下する筒状のスカート壁2bを有し、該スカ
ート壁内面にあって縦長に突設形成された複数のブリッ
ジ4を残してスカート外周より破断ライン5を周刻し、
上方をキャップ本体2、下方をタンパーエビデンスバン
ド(以下、TEバンドと称す)3とし、そのキャップ本
体の内径には雌ねじ2cが、該TEバンドの下端内周面
には係止手段6が形成されている合成樹脂製キャップ1
と、該キャップの内面に挿入された中栓10からなるピ
ルファープルーフキャップにおいて、該キャップ成形時
にTEバンド3の下部周縁より中心方向に突出形成され
る複数枚の係止手段6には、少なくとも周方向にほぼ等
間隔の二箇所以上においてその先端に、またはそれと隣
接の係止手段を連結してその先端に支持片6aを延伸形
成し、該キャップがボトルに装着されたときにその支持
片6aが該TEバンド内径に設けられたブリッジ4、4
間に挟持される構造として、係止手段の補強を図った。
【0015】タンパーエビデンスバンドの内側面には凹
状溝を周設した。これによって該キャップがボトルに装
着されるとき、内径側に折り込まれた係止手段が凹状溝
に退避するため、ボトルネックの膨出部を通過すること
が容易なる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態についてその
詳細を図面を参照して説明する。図1〜図6は本発明に
係るキャップの概要を示したもので、図1は本発明キャ
ップをボトルに装着した状態を示す一部断面の正面図、
図2は該キャップの一部断面になる正面図、図3はその
底面図、図4はボトルにキャップを装着した時の係止手
段の退避状況を示す断面図、図5はボトルにキャップを
装着した状態における開栓前後の位置関係を左右対称に
示した断面図である。図6は係止手段とその先端の支持
片、ブリッジおよびボトルの膨出部の関係位置を示した
部分図である。
【0017】図7は本発明中栓を示したもので、(a)
は一部断面になる正面図、(b)はその底面図である。
図8は本中栓をピルファープルーフキャップに装着した
状態を示した部分図で(a)はその正面図の一部を省略
して断面で示したもの、(b)は要部を拡大した断面図
である。図9は従来例の中栓についてボトル口との嵌合
状況を断面で示した正面図である。図10以下には従来
例のピルファープルーフキャップと中栓を示した。
【0018】本発明に係るピルファープルーフキャップ
1は、図1、図2に示すように、天面壁2aと該天面壁
2aの周縁から垂下する筒状スカート壁2bを有し、該
スカート壁2bの内面には複数の柱状ブリッジ4、4が
該キャップの軸方向と平行に、かつ、ボトルに装着した
状態でボトルネックに形成した膨出部の下端に達して突
設されており、さらに、破断ライン5がその柱状ブリッ
ジ4の範囲内で、かつ、それを切断しない位置まで該キ
ャップ表面側から周回状に刻設したもので、その上方を
キャップ本体2、下方をTEバンド3とし、そのキャッ
プ本体の胴部内径には雌ねじ2cが、該TEバンド3の
内周面には凹状溝3aが周設され、またその下端縁に係
止手段6が複数枚形成され、キャップ本体2の外周には
ローレット2dが刻設されている。なお、前記ブリッジ
4,4には縦溝3bなどの滑り止め用凹凸を形成しても
よい。
【0019】該キャップ1に形成した係止手段6は底面
図(図3)において平面視される。このキャップはプラ
スチック材料をもつて射出成形されるが、その成形に際
して成形品(キャップ)を金型より容易に取り出すため
に、該係止手段6はTEバンド3に対し直角方向ないし
若干下方側に傾斜させ、中心方向に突出するようにして
形成される。しかして、その係止手段6,6は該キャッ
プがボトルに装着される前にTEバンド3の下端周縁、
すなわち、直径およそ30mmの円弧を折り曲げ線とし
て内径側に折り込まれる。
【0020】この折り込み操作が容易になるよう、それ
ぞれの係止手段6は周方向の長さを5mm以下、望まし
くは3mm以下と比較的細く形成し、且つ、その中心方
向への突出長さを該キャップがボトル口部に装着された
とき、該係止手段の先端がボトルネックに形成された膨
出部20bの下端面20cに当接する程度としている。
また、係止手段の先端部分の厚さを前記の膨出部20b
の突出長さ(図5における(d3−d4)/2)とほぼ
同程度とし、基端側に向かって順次薄く形成している。
【0021】以上のような、折り込みの容易な係止手段
6は当然、曲げ方向にかかる応力に対しての強度が弱
い。そこで、本発明においては、周方向ほぼ等間隔の2
箇所以上の位置にある係止手段6の先端(図示していな
い)、または、それと隣接する2個の係止手段6,6を
締結6bし、その先端を支持片6aとして突設させ、こ
の支持片をブリッジ4,4で挟持することにしたもので
ある。なお、この支持片の表面に凹凸状模様6cなどの
滑り止めを形成し、前記のTEバンド内面でブリッジ
4,4間に形成した凹凸模様3bと対向せしめると滑り
止めの効果が一層向上する。
【0022】この支持片6aとブリッジ4および標準的
なペットボトルの膨出部寸法の関係を図4の表示を参考
として示す。 ブリッジ基部の直径 d1=29.8mm 各ブリッジ表面を結ぶ直径 d2=28.1mm ボトルの膨出部の直径 d3=27.97mm ボトルの膨出部直下のボトル直径 d4=24.92mm
【0023】ブリッジ4の基部直径29.8mmからボ
トル膨出部20bの直径27.9を差し引いた数の1/
2、すなわち、0.915mmが支持片6aの厚さの上
限となり、また、ブリッジ4、4の半径方向の高さは
0.85mmである。
【0024】図3は、4箇所において各二個を連接片6
bによって締結し、その先端に支持片6aを突設した係
止手段6、6を表示したものである。この支持片6aは
前記のようにほぼ等間隔で2箇所以上、望ましくは3箇
所以上でよいが、3個の係止手段6を2個の連接片6b
で一体化してもよいことは勿論である。さらに、すべて
の係止手段6を例えば2個単位で連接片6bで接続し、
あるいは、それぞれ単体の先端に支持片6aを突設させ
ても良い。ただ、連接片6b、6bの間隔が該係止手段
の折り込み時に前記のブリッジ4、4間に挟持される位
置関係にあることが必要条件となる。
【0025】以上の構成になる本発明キャップはボトル
口部の雄ねじとの螺合により嵌合させ、使用されるが、
その際、先ず係止手段6をTEバンドの内径側に折り込
み、ボトルへ係合される。そして、その係止手段6,6
がボトルネックに形成した膨出部20bに至ったとき、
該係止手段はTEバンド3の内周面に周設した凹状溝3
a側に湾曲して、該部を容易に乗り越えることになり
(図4)、螺合が完了すると係止手段6の先端は膨出部
20bの下端面20cに当接した状態になり、支持片6
aはTEバンド3の内径側に形成したブリッジ4、4の
間に挟み込まれる。
【0026】このように、支持片6aがブリッジ4,4
間に挟持されることによりそれに連結6bされた係止手
段6は該キャップの軸方向と平行に直立した状態に保持
される。また、このような支持片6aを持たない係止手
段6,6は支持片を有する係止手段6,6の間に挟ま
れ、その左右を拘束された状態で直立することになる。
【0027】したがって、このキャップ1が開閉いずれ
の方向に回動された場合においても、ほぼ0.915m
m厚さの支持片6aはブリッジ4、4の側壁(高さ0.
85mm)に拘束されてキャップの軸方向に立設してお
り、たとえTEバンドが回動してもそれと同様に共廻り
をして係止手段の傾斜を防ぐ。その他の支持片を保持し
ない係止手段6、6も前記の支持片6aを有する係止手
段6,6に拘束されてTEバンド3と共廻りをし、常に
軸方向との直立(平行)を保つことになる。このように
直立した係止手段6にはキャップの引き抜きに伴う応力
が常に圧縮応力(曲げ応力ではない)として付加される
ことになり、ブリッジの切断を来すべく最高の耐圧条件
を保持することになる。なお、この場合、係止片6aの
表面に形成した凹凸模様6cがTEバンド内側面の凹凸
模様3bと接触して該支持片の横滑りを防止する効果の
あることは前記の通りである。
【0028】実施例を示す図2のキャップにおいて、係
止手段の4箇所に支持片を設けたが、係止手段6を設け
た円周を二等分ないし三等分した位置の係止手段6に支
持片6aを形成しておけば、キャップ1の回動による上
昇に対してTEバンド3と供廻りをして係止手段を直立
状に保持してする効果を有するものであるが、該係止片
の数は多いほど良好であるのは当然である。
【0029】また、この係止手段6の周方向の長さを実
施例では2.5mmとして24個形成した。その結果、
係止手段6の基部における周方向の間隔はおよそ1.4
5mmになる。このように係止手段を周方向に細くし
て、その間隔を充分とすることによってTEバンドの内
周側への折り曲げが容易になり、さらに、キャップの滅
菌処理のための紫外線がキャップの内部により多く、ほ
ぼ均等に照射されることになって、より良好な滅菌効果
が得らる。
【0030】さらに、各係止手段6、6に上記の間隔が
形成されているので、飲料水充填後のボトルに対する温
熱消毒液がキャップ内部やTEバンドと係止手段との間
に入り込んだ場合においても、その間隙から容易に滴下
することになり、衛生上良好なキャップとなった。
【0031】上記キャップ本体2の内部には予め密封用
中栓10が挿通されており、該キャップ1をボトル口部
に螺合するとその胴部12はボトル口径20a内に嵌合
される。この密封用中栓10は、ボトル口端面を被い、
さらに、キャップの内面に形成された雌ねじの谷径とほ
ぼ同じ寸法の直径になる天板11と、その下面に垂下し
たボトル口の内径に液密に嵌合する直径の胴部12から
なり、しかも、その胴部の肉厚はその天板側基端12b
から中腹12aないし先端に向かって傾斜状に薄肉化さ
れ、さらに先端近傍の外周には凸条12cが周設された
形状になる。
【0032】また、天板11の上面には中央部分に若干
のくぼみ11aを形成すると共にその外周上縁をアール
面Rとし、また、その下面の胴部12より外周側にボト
ル口端に密接する凸条のコンタクトライン12eを1な
いし複数本形成すると共に、さらにその外周に半円形ま
たはくさび状など適宜形状の溝12dを周設したもので
ある。
【0033】この中栓10が前記の本発明に係るキャッ
プ1の内径側の奥壁に接するように挿入される。このと
き、天板11の周縁部がキャップのネジ山に接触するこ
とになるが、天板は前記の溝12を基点として胴部12
側に屈曲するためにその挿通が容易になる。このキャッ
プ1がボトルに螺合され締め付けられたとき、コンタク
トライン12eは、その締め付け圧力によってボトル口
端に密接し、より良い気密、液密を得るものである。
【0034】上記によりボトルに装着されたキャップ1
を開栓方向に回動させるとキャップ本体2は上昇する
が、前記の係止手段の突っ張りにより、TEバンド3の
上昇を阻止してブリッジ4,4が破断され、さらにキャ
ップは上昇することになる。同時に中栓10はキャップ
内径に形成された雌ねじの切り終わり部に係止されてボ
トル口20aより引き抜かれる。
【0035】キャップ1が取り去られるとTEバンド3
はボトルネックの係合部20bより下方に落下し、支持
片6aの先端が該膨出部20bの下端面20cに入り込
み、TEバンド3は再度上昇することができなくなる
(図5)。したがって、いたずらなどによる開栓後に、
再度該バンドを持ち上げあたかも未開封を装うことが出
来ないことになる。
【0036】
【発明の効果】上記に本発明の主要な効果を随時記述し
たが、以下に、その他のものを含めて記載する。先ず、
係止手段6が周方向に5mmないし3mm以下の細いも
のであっても支持片6aにより常にキャップの軸方向と
同一方向に立設しているためにキャップ本体の上昇力が
該係止手段に圧縮方向に受圧するので、耐圧強度に優れ
た係止手段が得られた。
【0037】 中栓 胴部の全長Sを少なくともキャップ本
体2とTEバンド3をつなぐブリッジ4が切れるまでに
必要とする長さに形成しておけば何らかの理由によるキ
ャップの弛みに対してボトルの気密または液密を損じる
ことはない。なお、図7に従来例における中栓の変形状
態を拡大的に示した。
【0038】該キャップ開栓時、中栓10はその天板の
外周とキャップ1に形成した雌ねじとの接触抵抗によっ
てボトルより引き抜かれることになる。
【0039】前記の中栓10にコンタクトライン12e
を設けたことにより、キャップ1の螺合圧力によりボト
ル口端との密着が良くなり、気密性は向上する。
【0040】また、この種の中栓は天板外径を前記ピル
ファープルーフキャップ1の内径に形成した雌ねじの谷
径とほぼ同一に形成されているため、該キャップ1への
挿入が困難であり、その対策としてその縁辺(またはフ
ランジ部)の肉厚を薄く形成するのが通常であったが、
本発明の中栓においては、天板裏面に溝12dを周設し
たことにより該天板周縁部がその溝側に歪曲し易く、挿
入が容易になった。したがって、その縁辺の肉厚を従来
のように薄く形成する必要がなくなった。しかも、該キ
ャップ開栓時、中栓10はその天板の外周とキャップ1
に形成した雌ねじとの接触抵抗によってボトルより引き
抜かれることになるが、該中栓の縁辺肉厚が厚いことに
よりその接触抵抗が大きく、引き抜き性に優れたものと
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ボトルにキャップを装着した状態を示
した一部断面になる正面図である。
【図2】図2は、本発明に係るTEバンド付きキャップ
を示した正面図で、一部を中央断面で表示としたもので
ある。
【図3】図3の(a)はキャップの底面図、(b)は図
中の一部をA−Aを断面で示した係止手段の一実施例、
(c)は今一つの実施例を示した断面図である。
【図4】図4は、ボトルにキャップを装着する際、ボト
ルの膨出部で係止手段がTEバンド側に退避する状況を
示した要部の断面図である。
【図5】ボトルにキャップが装着された状態における係
止手段とボトルの膨出部の位置関係で、中心線より左に
は閉栓状態を、右側には開キャップされた後の状態を示
した要部の断面図である。
【図6】閉栓状態における係止手段と支持片、ブリッジ
およびボトルの膨出部の要部を示したもので(a)は図
5に表示のA−A端面図、(b)はその側面図である。
【図7】図7(a)は、キャップに中栓を挿入してボト
ルの口部に装着した状態を示す一部断面の正面図であ
り、(b)は要部の拡大図である。
【図8】図8は、本発明に係る中栓を示したもので
(a)は一部断面で示した正面図、(b)はその底面
図、(c)は要部の拡大断面図である。
【図9】図9は、中栓の従来例をボトル口に嵌合する前
(左)、後(右)の状態を示した中央断面の正面図であ
る。
【図10】ピルファープルーフキャップの従来例を示し
た一部断面になる正面図である。
【図11】ピルファープルーフキャップの従来例を示し
た一部断面になる正面図である。
【図12】ピルファープルーフキャップの従来例を示し
た一部断面になる正面図である。
【図13】ピルファープルーフキャップの従来例を示し
た一部断面になる正面図である。
【図14】従来例としての中栓2例を示したもので、
(a)はリブ付き、(b)は胴部先端に凸状付きの一般
例を断面で示した正面図である。
【符号の説明】
1 キャップ 2 キャップ本体 3 TEバンド 4 ブリッジ 5 破断ライン 6 係止手段 6a 支持片 10 中栓 11 天板 12 胴部 20 ボトル 16、26,36、46 係止手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面壁(2a)と該天面壁の周縁から垂
    下する筒状のスカート壁(2b)を有し、該スカート壁
    内面にあって縦長に突設形成された複数のブリッジ
    (4)部を残してスカート外周より破断ライン(5)を
    刻設し、上方をキャップ本体(2)、下方をタンパーエ
    ビデンスバンド(3)とし、そのキャップ本体の内径に
    は雌ねじ(2c)が、該タンパーエビデンスバンドの下
    端内周面には係止手段(6)が形成されている合成樹脂
    製キャップ(1)と、該キャップの内面に挿入された中
    栓(10)からなるピルファープルーフキャップにおい
    て、該キャップ成形時にタンパーエビデンスバンド
    (3)の下部周縁より中心方向に突出形成される複数枚
    の係止手段(6)には、少なくとも周方向にほぼ等間隔
    の二箇所以上においてその先端に、またはそれと隣接の
    係止手段を連結してその先端に支持片(6a)が延伸形
    成されて、該キャップがボトルに装着されたときにはそ
    の支持片(6a)が該タンパーエビデンスバンド内径に
    設けられたブリッジ(4)、(4)間に挟持されること
    に特徴を有すピルファープルーフキャップ。
  2. 【請求項2】 タンパーエビデンスバンド(3)の下部
    周縁より中心方向に突出形成される複数枚の係止手段
    (6)が2枚ないし3枚を単位としてその先端部を接続
    片(6b)により一体化されたことを特徴とする請求項
    1記載のピルファープルーフキャップ。
  3. 【請求項3】 タンパーエビデンスバンド(3)の内側
    面に凹状溝(3a)を周設したことを特徴とする請求項
    1記載のピルファープルーフキャップ。
  4. 【請求項4】 ブリッジ(4)、(4)間であってタン
    パーエビデンスバンド(3)の内側面、およびそれと対
    向する支持片(6a)の表面に凹凸模様を付加したこと
    を特徴とする請求項1記載のピルファープルーフキャッ
    プ。
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