JP3626876B2 - 解砕造粒装置及び発生土処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設土木工事で発生する建設発生土や掘削工事で発生する水分量の多い建設汚泥などの発生土を粒状化する解砕造粒装置及びこの解砕造粒装置を用いて発生土を処理する発生土処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に従来の発生土処理の工程の概略を示す。
【0003】
従来の発生土処理において、図9に示すように、一次処理系001では、建設現場、例えば、シールド掘削機によるトンネル掘削作業現場で発生した発生土002を分級機003によって砂礫成分(粒径>74μm)004を分別し、ポンプ005によって二次処理系011に搬送する。この二次処理系011では、砂礫成分004が分別された発生土006に対して凝集剤添加装置012によって凝集剤013を添加し、脱水機014によって脱水処理することで、粘土シルト成分(粒径≦74μm)の脱水ケーキ015が生成される。そして、一次処理系001で分別された砂礫成分004は埋め戻し材などとして再利用され、二次処理系011で生成された脱水ケーキ015は産業廃棄物として処理場に搬送し、廃棄処分される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の発生土処理装置では、一次処理系001での砂礫成分004は埋め戻し材などとして再利用されるものの、二次処理系011での脱水ケーキ015は産業廃棄物として処理される。これはシールド掘削機によるトンネル掘削作業現場では、泥水や泥土に流動性を与えて切羽の安定を確保するために、ベントナイト(粘土)を添加している。そのため、脱水ケーキ015はこのベントナイトを含有してスラリー状となっており、埋め戻し材などとして再利用することができない。この場合、脱水ケーキ015を産業廃棄物処理場まで輸送する運送費や、処分そのものの費用が多大なものとなり、施工コスト全体が上昇してしまうという問題が生じると共に、最終処分場の不足や不法投棄などの社会問題となっている。
【0005】
そこで、本出願人は、特願平10−31015号の「建設汚泥処理装置」にて、脱水ケーキ015を産業廃棄物とはせずに粒状化処理することで、埋め戻し材などとして再利用することを提案している。この「建設汚泥処理装置」は、二次処理系011で処理された脱水ケーキ015にセメントを添加すると共に水ガラスを添加して攪拌混合機で攪拌混合し、その後、セメントと水ガラスが混合された脱水ケーキ015を解砕造粒機で内部物質を分断しながら粒子化させることで粒状体を生成するものである。
【0006】
ところが、この「建設汚泥処理装置」では、セメントと水ガラスを添加した脱水ケーキ015を攪拌混合機で搬送しながら攪拌混合しているものの、その後の解砕造粒機では、所定量の脱水ケーキ015を内部に投入して所定時間処理することで粒子化して生成した粒状体を排出している。即ち、攪拌混合機では連続した攪拌混合が可能であるが、解砕造粒機では、脱水ケーキ015の投入、粒子化処理、粒状体の排出を順次行うバッチ処理であるため、処理効率が良くないという問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するものであって、発生土を処理して再利用可能とすることで処理コストの低減を図ると共に、処理効率の向上を図った解砕造粒装置及び発生土処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明の解砕造粒装置は、発生土の投入口及び生成された粒状体の排出口を有してほぼ水平な軸心をもって回転自在に支持された中空の回転ドラムと、前記投入口から該回転ドラム内に投入された発生土を前記排出口側に搬送する発生土搬送手段と、前記回転ドラム内に回転自在に支持されて吸水剤及び固化剤が添加混合された発生土の内部物質を分断して粒子化させる複数の回転翼と、前記投入口側に位置する回転翼の周速に対して、前記排出口側に位置する回転翼の周速を低下させる周速調節手段とを具え、前記投入口側では大きい周速の回転翼により前記発生土を撹拌混合し、前記排出口側では小さい周速の回転翼により前記発生土を解砕分散させたことを特徴とするものである。
又、請求項2の発明の解砕造粒装置では、前記吸水剤は、前記投入口側で前記発生土に添加され、前記固化剤は、前記排出口側で前記発生土に添加されたことを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項の発明の解砕造粒装置では、前記周速調節手段を、前記投入口側に位置する回転翼の長さに対して、前記排出口側に位置する回転翼の長さを短くして構成したことを特徴としている。
【0010】
また、請求項の発明の解砕造粒装置では、前記各回転翼の長さを前記投入口側から前記排出口側に向けて順次短くなるように設定し、前記回転ドラムの内周面を該各回転翼に対応して先細形状としたことを特徴としている。
【0011】
また、請求項の発明の解砕造粒装置では、前記回転ドラムの内側下面が水平となるように構成したことを特徴としている。
【0012】
また、請求項の発明の解砕造粒装置では、前記回転ドラムの内側下面が水平となるように設定する一方、前記各回転翼の長さを前記投入口側から前記排出口側に向けて順次短くなるように設定すると共に、前記回転ドラムの内側下面と前記各回転翼の先端との距離がほぼ同じになるように前記回転翼を支持する旋回軸を傾斜して配設したことを特徴としている。
【0013】
また、請求項の発明の解砕造粒装置では、前記回転ドラムを前記投入口側から前記排出口側に向けて先細形状とすると共に、外周部に外周面が水平となるガイドリングを固定し、回転自在な支持ローラ上に該ガイドリングが転動自在に載置することで、前記回転ドラムを回転自在に支持したことを特徴としている。
【0014】
また、請求項の発明の解砕造粒装置では、前記周速調節手段を、前記投入口側に位置する回転翼と、前記排出口側に位置する回転翼との回転速度を異ならせて構成したことを特徴としている。
【0015】
また、請求項の発明の解砕造粒装置では、前記回転ドラム内の上方部に、前記投入口から該回転ドラム内に投入された発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加ノズルと、該発生土に固化剤を添加する固化剤添加ノズルを設け、前記回転翼が回転することで、該吸水剤及び該固化剤が添加された発生土を攪拌混合してから内部物質を分断して粒子化させることを特徴としている。
【0016】
また、請求項10の発明の発生土処理装置は、発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加装置と、前記発生土に固化剤を添加する固化剤添加装置と、前記吸水剤及び前記固化剤が添加された発生土を攪拌混合する攪拌混合機と、前記吸水剤及び固化剤が混合された発生土を回転自在な回転ドラム内で回転翼により内部物質を分断して粒子化させて粒状体を生成する解砕造粒機とを具え、前記回転ドラム内の投入口側に位置する回転翼の周速に対して、出口側に位置する回転翼の周速を低下させるようにして、前記投入口側では大きい周速の回転翼により前記発生土を撹拌混合し、前記出口側では小さい周速の回転翼により前記発生土を解砕分散させたことを特徴とするものである。
【0017】
また、請求項11の発明の発生土処理装置は、掘削工事によって発生した発生土から砂礫成分を除去する一次処理手段と、該一次処理手段で処理された発生土に凝集剤を添加して脱水処理する二次処理手段と、該二次処理手段で処理された発生土を粒状体とする三次処理手段とを具え、該三次処理手段は、前記発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加装置と、前記発生土に固化剤を添加する固化剤添加装置と、前記吸水剤及び前記固化剤が添加された発生土を攪拌混合する攪拌混合機と、前記吸水剤及び固化剤が混合された発生土を回転自在な回転ドラム内で回転翼により内部物質を分断して粒子化させて粒状体を生成する解砕造粒機とを有し、前記回転ドラム内の投入口側に位置する回転翼の周速に対して、出口側に位置する回転翼の周速を低下させるようにして、前記投入口側では大きい周速の回転翼により前記発生土を撹拌混合し、前記出口側では小さい周速の回転翼により前記発生土を解砕分散させたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
なお、以下に複数の実施形態を説明するが、各実施形態で取扱う発生土は、建設発生土と建設汚泥からなるものである。この建設発生土は、建設工事に伴って発生する土砂であって、港湾、河川の浚渫に伴って生ずる土砂、その他に類する浚渫土と、この浚渫土以外のものからなる。また、建設汚泥は、浚渫以外の建設工事等に係る掘削工事に伴って排出されるもののうち、標準ダンプトラックに山積みができず、また、その上を人が歩けない状態のものである。
【0020】
[第1実施形態]
図1に本発明の第1実施形態に係る発生土処理装置の処理工程を表す概略、図2に三次処理系の処理工程を表す概略、図3に本実施形態の解砕造粒機の断面、図4に図3のIV−IV断面を示す。
【0021】
本実施形態の発生土処理装置は、泥水式シールド掘削機によって排出された発生土(建設汚泥)を処理するものであって、図1に示すように、この発生土Aから砂礫成分Bを除去する一次処理系11と、この一次処理系11で処理された発生土Cに凝集剤Dを添加して脱水処理することで脱水ケーキEを生成する二次処理系21と、この脱水ケーキEを粒状体Fとする三次処理系31とから構成されている。
【0022】
一次処理系11には、建設現場で発生した発生土Aから砂礫成分(粒径>74μm)Bを分別する分級機12と、この砂礫成分Bを分離除去した発生土Cを二次処理系21に搬送するポンプ13とが設けられている。また、二次処理系21は、一次処理系11から搬送された発生土Cにポンプ22によって凝集剤Dを添加する凝集剤添加装置23と、凝集剤Dが添加された発生土Cを脱水処理することで、粘土シルト成分(粒径≦74μm)の脱水ケーキEを生成する脱水機24とが設けられている。
【0023】
そして、三次処理系31には、図1及び図2に示すように、二次処理系21で処理された脱水ケーキEを搬送するスクリューコンベヤ32と、この脱水ケーキEに吸水剤としての水ガラス(珪酸ソーダの粉末でもよい)Gを添加(数μm以下の粘土の微粒子成分の5〜15%)する吸水剤添加装置33と、固化剤としてのセメントHを添加(珪酸ソーダの4〜10倍)する固化剤添加装置34と、水ガラスGとセメントHとが添加された脱水ケーキEを攪拌混合すると共に、攪拌混合された脱水ケーキEの内部物質を分断しながら粒子化させることで粒状体Fを生成する攪拌混合解砕造粒機35と、この生成した粒状体Fを搬送する搬送コンベヤ36とが設けられている。
【0024】
この解砕造粒機35において、図3及び図4に示すように、基台41上には前後の壁部42a,42bが立設されており、この壁部42a,42bの下部には軸受43a,43bによって互いに平行をなす左右一対の回転軸44が回転自在に支持され、各回転軸44にはそれぞれ2つの支持ローラ45が固結されている。この前後の壁部42a,42bの間には円筒形状をなす中空の回転ドラム46が位置し、支持ローラ45上に載置されることで回転自在に支持されている。そして、各回転軸44の一端部には従動ギヤ47が固結され、それぞれ減速ギヤ48と噛み合っており、この減速ギヤ48と同軸上に設けられた従動プーリ49と駆動モータ50の駆動プーリ51との間には駆動伝達ベルト52が掛け回されている。従って、駆動モータ50を駆動すると、駆動力が駆動プーリ51、駆動伝達ベルト52、従動プーリ49、減速ギヤ48、従動ギヤ47を介して各回転軸44に伝達され、支持ローラ45を回転駆動することで回転ドラム46をX方向に回転することができる。
【0025】
そして、壁部42aの上部には脱水ケーキEを回転ドラム46内に投入する投入口53が形成されており、この投入口53にホッパ54が取付けられ、ホッパ54の内部には脱水ケーキEを所定量回転ドラム46内に投入できるようにスクリューフィーダ55が取付けられている。一方、壁部42bの下部には粒子化した粒状体Fを排出する排出口56が形成され、この排出口56にはシュータ57が取付けられている。
【0026】
また、壁部42a,42bの下部には軸受58a,58bによって旋回軸59が回転自在に支持され、この旋回軸59は回転ドラム46内の下部であって内部に投入された脱水ケーキEの搬送方向右方に近傍を貫通している。この旋回軸59には複数の回転翼60が取付けられ、この各回転翼60は脱水ケーキEの搬送方向前方に傾いており、この傾斜によって回転ドラム46内の脱水ケーキEを排出口56側に搬送する搬送手段の機能を有する。そして、旋回軸59は外部に配設された駆動モータ61によって回転駆動できるようになっている。従って、駆動モータ61を駆動すると、旋回軸59と共に各回転翼60が回転ドラム46の回転方向Xと同じX方向に回転することができる。
【0027】
本実施形態では、周速調節手段によって、回転ドラム46の投入口53側に位置する回転翼60の回転力に対して、排出口56側に位置する回転翼60の回転力が低下するようになっている。即ち、各回転翼60の長さが、投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定されると共に、回転ドラム46の内側に円錐筒62が固定されることで、回転ドラム46(円錐筒62)の内周面が長さの異なる各回転翼60に対応して、つまり、回転ドラム46内の下部で回転翼60の先端と円錐筒62の内面との距離が同じになるように設定されている。そのため、回転ドラム46の投入口53側に位置する回転翼60の先端部での周速に対して、排出口56側に位置する回転翼60の周速が遅くなる。
【0028】
また、壁部42bには、先端部が回転ドラム46内の上部に延出して各回転翼60と対向するように、スクレーパ63の基端部が固定されており、このスクレーパ63は回転ドラム46の回転によって掻き上げられた脱水ケーキEをスクレーパ63に衝突させることで、各回転翼60に導くことができる。
【0029】
更に、壁部42bの上部には、先端部が回転ドラム46内の上部に延出する吸水剤供給管64と固化剤供給管65の基端部が固定されており、投入口53付近まで延設された吸水剤供給管64には水ガラスGを噴出する複数の吸水剤添加ノズル66が形成され、中央付近まで延設された固化剤供給管65にはセメントHを噴出する複数の固化剤添加ノズル67が形成されている。そして、吸水剤供給管64及び固化剤供給管65の各基端部には、流量調整弁68,69を有する連結管70,71を介して吸水剤添加装置33及び固化剤添加装置34が連結され、固化剤供給管65の連結管71にはコンプレッサ72が連結されている。
【0030】
ここで、このように構成された本実施形態の発生土処理装置による発生土の処理方法について説明する。
【0031】
図1に示すように、泥水式シールド掘削機によるトンネル掘削現場で発生した発生土Aにはベントナイトなどの粘土質が含まれており、この発生土Aは一次処理系11に送られ、分級機12によって砂礫成分(粒径>74μm)Bが分離除去され、発生土Cとして二次処理系21に送られる。この二次処理系21では、発生土Cに凝集剤添加装置23から凝集剤Dが添加された後、脱水機24によって機械的に脱水され、粘土シルト成分(粒径≦74μm)よりなる脱水ケーキEが生成され、三次処理系31に送られる。なお、この脱水ケーキEは比重が1.4〜1.6となっており、74μm以下の微粒子成分100%、含水率40〜55%程度のものである。
【0032】
三次処理系31では、図2に示すように、脱水ケーキEをスクリューコンベヤ32によって攪拌混合攪拌混合機35内に搬送し、ここで、脱水ケーキEに対して、まず、吸水剤添加装置33によって水ガラスGを添加し、次に、固化剤添加装置34によってセメントHを添加する。そして、水ガラスGとセメントHが添加された脱水ケーキEを各添加物G,Hが均等に分布するまで攪拌混合するが、このとき、水ガラスGとセメントHとの反応により、脱水ケーキE中のベントナイトの微粒子同志が拘束し合うと共に水分を吸収してゲル化する。そして、ゲル化した脱水ケーキEは内部の物質を分断、粒子化させることで粒状体Fを生成し、搬送コンベヤ36上に排出して装置の外に搬出する。
【0033】
即ち、脱水ケーキEにセメントHが添加されることで脱水ケーキE中水分のpHが変動し、これによって水ガラスGは脱水ケーキE中の微粒子間に珪酸ポリマーを形成し、微粒子を拘束すると共に、脱水ケーキE中の自由水を取り込みゲル化させる。これにより、脱水ケーキEの粘性が増加し、分散粒状化が可能となる。また、セメントHは水硬性を保有しており、粒状体Fの内部に混合されており、内部に取り込まれた水分などと反応し、数時間から数日で水和物を生成して安定固化する。脱水ケーキE中の微粒子は、水ガラスGによって拘束された状態で硬化するために大粒化しており、粒状体Fは微粒子成分が低減している。
【0034】
ここで攪拌混合解砕造粒機35内での脱水ケーキEの処理を具体的に説明すると、図3及び図4に示すように、二次処理された脱水ケーキEは、ホッパ54からスクリューフィーダ55により定量づつ投入口53を通して回転ドラム46内に連続して投入される。一方、吸水剤添加装置33から連結管70を通して流量調整弁68によって調量された水ガラスGが吸水剤供給管64に送給され、各吸水剤添加ノズル66から回転ドラム46内の脱水ケーキEに噴出される。続いて、固化剤添加装置34から連結管71を通して流量調整弁69によって調量されたセメントHが固化剤供給管65に送給され、コンプレッサ72によって各固化剤添加ノズル67から回転ドラム46内の脱水ケーキEに噴出される。
【0035】
そして、水ガラスGとセメントHが添加された脱水ケーキEは、回転する回転ドラム46及び各回転翼60によって攪拌混合されてゲル化する。そして、ゲル化した脱水ケーキEは更に回転ドラム46内で掻き上げられてスクレーパ63に衝突し、このスクレーパ63によって回転する各回転翼60に導かれ、この回転翼60にて解砕されて分散され、排出口56側へ搬送される。このように脱水ケーキEが各回転翼60にて解砕分散されながら移動することで次第に粒状体Fとなり、且つ、小径化していく。そして、ほぼ粒子化された粒状体Fは、排出口56から搬送コンベヤ36上に排出される。
【0036】
ところで、回転ドラム46内での回転翼60による作用としては、前半部で水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの攪拌混合によるゲル化であり、後半部でゲル化した脱水ケーキEの解砕分散による粒子化であるが、攪拌混合のための回転翼60の回転力が大きい方が望ましく、解砕分散のための回転翼60の回転速度はそれよりも小さい方が望ましい。これは、攪拌混合段階では、回転力を大きくして水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度を上げる方が微粒子の拘束や水和物の固化のための有益である一方、解砕分散段階では、回転力が大きすぎるとその衝撃力によって微粒子を拘束して生成された水和物が固化する前に水がしみ出てしまい、粒状体同志が再付着してしまうからである。
【0037】
そこで、本実施形態では、回転ドラム46の投入口53側に位置する回転翼60の回転力に対して、排出口56側に位置する回転翼60の回転力が低下するように、各回転翼60の長さを投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定している。そのため、回転ドラム46の投入口53側に位置する回転翼60の先端部での周速は大きく、つまり、回転翼60の回転力が大きくなり、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がり、微粒子の拘束や水和物の固化が早期に行われる。一方、回転ドラム46の排出口56側に位置する回転翼60の先端部での周速は小さく、つまり、回転翼60の回転力が小さくなり、粒状体からの水のしみ出しによる再付着が抑制されて適正に解砕分散され、確実に粒状体Fを生成できる。
【0038】
なお、ここで粒状体Fとは、土の品質区分で第1種の発生土に相当するもので、埋戻しや盛り土などに適用できるものである。具体的には、以下を満たすものである。
▲1▼粒度:74μm以下の微粒子分が10%以下、最大粒径:13mm以下
▲2▼締め固め地盤支持力:CBR12%以上(砕石路盤との相対比較基準)
▲3▼排水中に指定有害物質を基準濃度以上含まない。
▲4▼pH:5.8〜8.6(生活排水基準)
などであるが、いずれも適用箇所や自治体によって多少の相違がある。
【0039】
このように本実施形態の発生土処理装置にあっては、無機系の材料を用いて生成された粒状体Fが強度と安全性を保有しているため、建設資材として埋戻し材や盛り土材など、良質土相当として再利用が可能となり、廃却処分などの費用を低減することが可能となる。この場合、粒状体Fからなる建設資材は、軽量で透水性が良好であるため、運動場や植木の土壌や造成地の盛土として最適であり、また、埋立地の排水ドレーン材として使用することもできる。また、水ガラスGとセメントHを粒子化剤とすることで処理費用が低減すると共に、処理作業が容易となる。
【0040】
つまり、安全な無機材料である水ガラスG(珪酸ソーダ)と、セメントHなど無機系の水硬性材料とを併用する装置とすることで、安全性を確保できる。また、水ガラスGで吸水することにより、比較的高含水比の泥土に対しても、分散造粒に必要な粘性の増加を可能とすると共に、微粒子を拘束して大粒化することで粒状体中の微粒成分を低減できる。更に、従来、処理でコストや時間が必要であった乾燥や脱水などの処理が不要となり、低コストで高効率に粒状化することができる。そして、固化剤を、水ガラスGのゲル化反応剤と水和反応による長期強度発現との2つの効果を1度に達成し、装置の簡素化と低コスト化が図れる。
【0041】
また、本実施形態の攪拌混合解砕造粒機36では、回転ドラム46内にて、吸水剤(水ガラスG)及び固化剤(セメントH)の添加処理と、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEとの攪拌混合処理と、粒状体F生成のための解砕造粒処理を連続して実施可能としている。そのため、脱水ケーキEの粒子化処理を自動的に連続して効率的に行うことができる。また、添加、攪拌混合、解砕造粒処理を回転ドラム46内で行うため、装置がコンパクトとなって小型化が図れると共に、メンテナンスが容易となる。更に、水ガラスGやセメントHの添加タイミングや添加量を調整することで最適な粒子化処理が可能となる。
【0042】
更に、本実施形態では、各回転翼60の長さを回転ドラム46の投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定することで、投入口53側に位置する回転翼60の回転力に対して、排出口56側に位置する回転翼60の回転力が低下するようにしてある。従って、回転ドラム46の投入口53側での回転翼60の先端部での周速が大きいために回転力が大きく、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がり、微粒子の拘束や水和物の固化を早期に実行できる一方、回転ドラム46の排出口56側での回転翼60の先端部での周速が小さいために回転力が小さく、粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制して適正に解砕分散できる。
【0043】
[第2実施形態]
図5に本発明の第2実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機の断面を示す。
【0044】
なお、この第2実施形態以降で説明する各実施形態の発生土処理装置は、前述の第1実施形態とほぼ同様に、泥水式シールド掘削機によって排出された発生土(建設汚泥)を処理するものであって、脱水ケーキを処理する三次処理系にて使用する攪拌混合解砕造粒機の変形例である。従って、以下に説明する各実施形態では、第2実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0045】
図5に示すように、本実施形態の発生土処理装置の三次処理系にて使用する攪拌混合解砕造粒機71において、基台41上には前後の壁部42a,42bが傾いて立設されており、この壁部42a,42bの下部には左右一対の回転軸44が水平面に対して所定角度傾斜して回転自在に支持され、各回転軸44にはそれぞれ2つの支持ローラ45が固結されている。この前後の壁部42a,42bの間には円筒形状をなす中空の回転ドラム46が位置し、支持ローラ45上に載置されることで、この回転ドラム46は傾斜状態で回転自在に支持されている。そして、壁部42aに形成された投入口53にホッパ54が取付けられ、壁部42bに形成された排出口56にシュータ57が取付けられている。
【0046】
また、壁部42a,42bの下部には旋回軸59が水平面に対して所定角度傾斜して、回転軸44とほぼ平行をなすように回転自在に支持されている。この旋回軸59は回転ドラム46内の下部を貫通して複数の板形状をなす回転翼72が取付けられ、外部に配設された駆動モータ61によって回転駆動できるようになっている。
【0047】
本実施形態では、各回転翼72の長さを、回転ドラム46の投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定することで、投入口53側に位置する回転翼72の先端部での周速に対して、排出口56側に位置する回転翼72の周速が遅くなるようにしている。また、回転ドラム46の内側に円錐筒62を固定することで、回転ドラム46(円錐筒62)の内周面が長さの異なる各回転翼72に対応して、つまり、回転ドラム46内の下部で回転翼72の先端と円錐筒62の内面との距離が同じになるように設定している。この場合、円錐筒62の下面は回転ドラム46の投入口53側に対して排出口56側が低くなるように傾斜しており、この傾斜によって脱水ケーキEを搬送するための発生土搬送手段を構成している。
【0048】
また、回転ドラム46内の上部には、スクレーパ63が配設されると共に、
複数の吸水剤添加ノズル66を有する吸水剤供給管64と、複数の固化剤添加ノズル67を有する固化剤供給管65が配設されている。
【0049】
本実施形態の発生土処理装置によって発生土の処理する場合、脱水ケーキEは、攪拌混合解砕造粒機71のホッパ54から回転ドラム46(円錐筒62)内に連続して投入され、吸水剤添加ノズル66から水ガラスGが添加されると共に、固化剤添加ノズル67からセメントHが添加される。そして、水ガラスGとセメントHが添加された脱水ケーキEは、回転する回転ドラム46及び各回転翼72によって攪拌混合されてゲル化しながら、円錐筒62の下面の傾斜によって排出口56側に搬送されていく。そして、ゲル化した脱水ケーキEは更に回転ドラム46内で掻き上げられてスクレーパ63に衝突し、このスクレーパ63によって回転する各回転翼72に導かれ、この回転翼72にて解砕されて分散され、次第に粒状体Fとなって小径化し、ほぼ粒子化された粒状体Fが排出口56から搬送コンベヤ36上に排出される。
【0050】
このとき、本実施形態では、回転ドラム46の投入口53側に位置する回転翼72の回転力に対して、排出口56側に位置する回転翼72の回転力が低下するように、各回転翼72の長さを投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定している。そのため、回転ドラム46の投入口53側に位置する回転翼72の先端部での周速は大きく、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がって微粒子の拘束や水和物の固化が早期に行われる一方、回転ドラム46の排出口56側に位置する回転翼72の先端部での周速は小さく、粒状体からの水のしみ出しによる再付着が抑制されて適正に解砕分散されて確実に粒状体Fを生成できる。
【0051】
このように本実施形態では、各回転翼72の長さを回転ドラム46の投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定することで、投入口53側に位置する回転翼72の回転力に対して、排出口56側に位置する回転翼72の回転力が低下するようにしてある。従って、回転ドラム46の投入口53側での回転翼72の先端部での周速が大きいために回転力が大きく、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がり、微粒子の拘束や水和物の固化を早期に実行できる一方、回転ドラム46の排出口56側での回転翼72の先端部での周速が小さいために回転力が小さく、粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制して適正に解砕分散できる。また、回転ドラム46(円錐筒62)を傾斜させて配設しているため、脱水ケーキEは円錐筒62の下面の傾斜によって排出口56側に連続的に搬送されることとなり、脱水ケーキEの搬送のために回転翼72を傾斜させる必要はなく、構造が簡素化できる。
【0052】
[第3実施形態]
図6に本発明の第3実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機の断面を示す。
【0053】
図6に示すように、本実施形態の発生土処理装置の三次処理系にて使用する攪拌混合解砕造粒機81において、駆動回転可能な回転軸44に固結された2つの支持ローラ45上に回転ドラム46が載置されて回転自在に支持され、一方の投入口53にホッパ54が取付けられ、他方の排出口56にシュータ57が取付けられている。壁部42a,42bには旋回軸59が水平面に対して所定角度傾斜して回転自在に支持され、外部に配設された駆動モータ61によって回転駆動可能となっている。この旋回軸59は回転ドラム46内の下部を貫通し、脱水ケーキEの搬送方向前方に傾いた複数の回転翼60が取付けられている。そして、各回転翼60の長さを、回転ドラム46の投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定することで、投入口53側に位置する回転翼60の先端部での周速に対して、排出口56側に位置する回転翼60の周速が遅くなるようにしている。この場合、各回転翼60の先端と回転ドラム46の下面との距離が同じになるようにしている。
【0054】
本実施形態の発生土処理装置によって発生土の処理する場合、脱水ケーキEは、攪拌混合解砕造粒機81の回転ドラム46内に連続して投入され、水ガラスG及びセメントHが添加され、回転ドラム46及び各回転翼60によって攪拌混合されてゲル化しながら、更に回転ドラム46内で掻き上げられてスクレーパ63に衝突し、このスクレーパ63によって回転する各回転翼60に導かれ、この回転翼60にて解砕されて分散され、次第に粒状体Fとなって排出口56から搬送コンベヤ36上に排出される。
【0055】
このとき、回転ドラム46の投入口53側の各回転翼60の周速が大きいため、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がって微粒子の拘束や水和物の固化が早期に行われる一方、排出口56側の各回転翼60の周速は小さいため、粒状体からの水のしみ出しによる再付着が抑制されて適正に解砕分散されて確実に粒状体Fを生成できる。
【0056】
このように本実施形態では、旋回軸59を傾斜し、各回転翼60の長さを回転ドラム46の投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように旋回軸59に固定している。従って、回転ドラム46の投入口53側では水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がり、排出口56側では粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制できる。また、前述した実施形態のように、円錐筒が不要となり、装置の軽量化、低コスト化が可能となると共に、加工が容易となる。
【0057】
[第4実施形態]
図7に本発明の第4実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機の断面を示す。
【0058】
図7に示すように、本実施形態の発生土処理装置の三次処理系にて使用する攪拌混合解砕造粒機91において、駆動回転可能な回転軸44に固結された2つの支持ローラ45上に回転ドラム92が載置されて回転自在に支持され、一方の投入口53にホッパ54が取付けられ、他方の排出口56にシュータ57が取付けられている。この回転ドラム92は円錐筒形状をなし、外周部に外周面が水平をなすと共に同径となる一対のガイドリング93が固定され、支持ローラ45上にこのガイドリング93が転動自在に載置することで、回転ドラム46が回転自在となっている。
【0059】
そして、回転ドラム92内を貫通して回転自在に支持された旋回軸59に、脱水ケーキEの搬送方向前方に傾いた複数の回転翼60が取付けられている。そして、各回転翼60の長さを、回転ドラム46の投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように設定することで、投入口53側に位置する回転翼60の先端部での周速に対して、排出口56側に位置する回転翼60の周速が遅くなるようにしている。この場合、各回転翼60の先端と回転ドラム92の下面との距離が同じになるようにしている。
【0060】
本実施形態の発生土処理装置によって発生土の処理する場合、脱水ケーキEは、攪拌混合解砕造粒機91の回転ドラム92内に連続して投入され、水ガラスG及びセメントHが添加され、回転ドラム92及び各回転翼60によって攪拌混合されてゲル化しながら、更に回転ドラム92内で掻き上げられてスクレーパ63に衝突し、このスクレーパ63によって回転する各回転翼60に導かれ、この回転翼60にて解砕されて分散され、次第に粒状体Fとなって排出口56から搬送コンベヤ36上に排出される。
【0061】
このとき、回転ドラム92の投入口53側の各回転翼60の周速が大きいため、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がって微粒子の拘束や水和物の固化が早期に行われる一方、排出口56側の各回転翼60の周速は小さいため、粒状体からの水のしみ出しによる再付着が抑制されて適正に解砕分散されて確実に粒状体Fを生成できる。
【0062】
このように本実施形態では、回転ドラム92を円錐筒形状とし、各回転翼60の長さを回転ドラム46の投入口53側から排出口56側に向けて順次短くなるように旋回軸59に固定している。従って、回転ドラム46の投入口53側では水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がり、排出口56側では粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制できる。また、前述した実施形態のように、円錐筒が不要となり、装置の軽量化、低コスト化が可能となると共に、加工が容易となる。
【0063】
[第5実施形態]
図8に本発明の第5実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機の断面を示す。
【0064】
図8に示すように、本実施形態の発生土処理装置の三次処理系にて使用する攪拌混合解砕造粒機101において、駆動回転可能な回転軸44に固結された2つの支持ローラ45上に回転ドラム46が載置されて回転自在に支持され、一方の投入口53にホッパ54が取付けられ、他方の排出口56にシュータ57が取付けられている。また、一方の壁部42aの下部には第1旋回軸102の基端部が軸受58aによって回転自在に支持され、他方の壁部42bの下部には第2旋回軸103の基端部が軸受58bによって回転自在に支持され、各旋回軸102,103の中間部は連結部材104によって相対回転自在に連結されている。そして、この各旋回軸102,103には脱水ケーキEの搬送方向前方に傾いた複数の回転翼60a,60bが取付けられている。また、各旋回軸102,103の基端部は回転ドラム46の外部に配設された第1、第2駆動モータ105,106が連結されており、各駆動モータ105,106によって旋回軸102,103を異なる速度で回転駆動できるようになっている。
【0065】
本実施形態の発生土処理装置によって発生土の処理する場合、脱水ケーキEは、攪拌混合解砕造粒機101の回転ドラム46内に連続して投入され、水ガラスG及びセメントHが添加され、回転ドラム46及び各回転翼60a,60bによって攪拌混合されてゲル化しながら、更に回転ドラム46内で掻き上げられてスクレーパ63に衝突し、このスクレーパ63によって回転する各回転翼60a,60bに導かれ、この回転翼60a,60bにて解砕されて分散され、次第に粒状体Fとなって排出口56から搬送コンベヤ36上に排出される。
【0066】
このとき、第1、第2駆動モータ105,106を制御し、第1旋回軸102を高速で、第2旋回軸103を低速で回転駆動する。従って、回転ドラム46の投入口53側の各回転翼60aが高速回転となって、水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がって微粒子の拘束や水和物の固化が早期に行われる。一方、排出口56側の各回転翼60bが低速回転となって、粒状体からの水のしみ出しによる再付着が抑制されて適正に解砕分散されて確実に粒状体Fを生成できる。
【0067】
このように本実施形態では、回転ドラム46内の投入口53側の各回転翼60aと排出口56側の各回転翼60bとを異なる速度で回転駆動できるようし、回転翼60aを高速で、回転翼60bを低速で回転している。従って、回転ドラム46の投入口53側では水ガラスGとセメントHと脱水ケーキEの混合度が上がり、排出口56側では粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制できる。また、前述した実施形態のように、回転ドラムの形状を変更したり、円錐筒を設けたりする必要もなくなり、構造が簡素化すると共に加工が容易となり、脱水ケーキEに応じて回転翼60a,60bの速度を自由に設定できる。
【0068】
なお、上述した各実施形態では、回転ドラム46,92を円筒形状としたが、多角形状であってもよい。更に、この回転ドラム46,92と回転翼60a,60b,72(旋回軸59)の回転方向を同じとしたが、スクレーパ63などとの取付位置に応じて逆方向としてもよい。そして、回転翼60a,60b,72の形状も回転ドラム46,92内に投入口53から投入された脱水ケーキEを排出口56側に搬送する搬送手段として傾斜させたが、回転ドラム46自体を傾斜させれば、回転翼は単なるロッドでもよく、その形状に限定されるものではない。
【0069】
そして、回転ドラム46,92内の上部であってスクレーパ63の下方に吸水剤供給管64(吸水剤添加ノズル66)と固化剤供給管65(固化剤添加ノズル67)を設けたが、各ノズル66,67の詰まりの防止を考慮するとスクレーパ63の上方であってもよく、更に、スクレーパ63内に埋設してもよい。そして、この吸水剤としては水ガラスGの他に、例えば、珪酸塩としての珪酸ソーダ、ポリマーやモノマーなどの有機系吸水剤でもよく、固化剤としてはセメントHの他に、石灰系、石膏系の固化剤でもよい。
【0070】
更に、スクレーパ63の形状も、回転ドラム46,92内に掻き上げられた脱水ケーキEを回転翼60a,60b,72に導くことができれば、実施形態に限定されるものではなく、取付位置も必要に応じて決定すればよい。なお、脱水ケーキEによってはスクレーパ63がなくてもよい。
【0071】
また、上述の各実施形態では、泥水式シールド掘削機によって排出された発生土Aを処理するものとしたが、土圧式シールド掘削機によって排出された発生土を処理することもでき、この場合、一次処理系及び二次処理系を省いて、発生土を直接三次処理系に搬入すればよい。これは、土圧式シールド掘削機によって排出された発生土の比重が、脱水ケーキEの比重1.4〜1.6とほぼ同様となっており、数cmの石や砂を含む泥土で含水率20〜50%程度であるからである。更に、この発生土は前述した建設発生土や建設汚泥であってもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明の解砕造粒装置によれば、投入口及び排出口を有する中空の回転ドラムをほぼ水平な軸心をもって回転自在に支持し、発生土搬送手段によって回転ドラム内に投入された発生土を排出口側に搬送可能とし、この回転ドラム内に吸水剤及び固化剤が添加混合された発生土の内部物質を分断して粒子化させる回転翼を回転自在に支持すると共に、投入口側に位置する回転翼の周速に対して排出口側に位置する回転翼の周速を低下させる周速調節手段を設け、投入口側では大きい周速の回転翼により発生土を撹拌混合し、排出口側では小さい周速の回転翼により発生土を解砕分散させたので、更に、請求項2の発明の解砕造粒装置では、吸水剤は投入口側で発生土に添加され、固化剤は排出口側で発生土に添加されたので、回転ドラムの投入口側では回転翼の回転力が大きく、吸水剤及び固化剤と発生土との混合度が上がり、微粒子の拘束や水和物の固化を早期に実行することができる一方、回転ドラムの排出口側では回転翼の回転力が小さく、粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制して適正に解砕分散することができ、処理効率の向上を図ることができる。
【0073】
また、請求項の発明の解砕造粒装置によれば、周速調節手段を投入口側に位置する回転翼の長さに対して排出口側に位置する回転翼の長さを短くして構成したので、簡単な構成で回転ドラムの投入口側と出口側での回転翼の回転力を相違させることができる。
【0074】
また、請求項の発明の解砕造粒装置によれば、各回転翼の長さを投入口側から排出口側に向けて順次短くなるように設定し、回転ドラムの内周面を各回転翼に対応して先細形状としたので、回転翼の先端部と回転ドラムの内周面との距離が均等となり、回転ドラムに投入された発生土の粒子化処理を均一に行うことができる。
【0075】
また、請求項の発明の解砕造粒装置によれば、回転ドラムの内側下面が水平となるように構成したので、回転ドラムに投入された発生土の粒子化処理を均一に行うことができる。
【0076】
また、請求項の発明の解砕造粒装置によれば、回転ドラムの内側下面が水平となるように設定する一方、各回転翼の長さを投入口側から排出口側に向けて順次短くなるように設定すると共に、回転ドラムの内側下面と各回転翼の先端との距離がほぼ同じになるように回転翼を支持する旋回軸を傾斜して配設したので、旋回軸を傾斜して配設するだけで回転翼の先端部と回転ドラムの内周面との距離が均等となり、回転ドラムに投入された発生土の粒子化処理を均一に行うことができる。
【0077】
また、請求項の発明の解砕造粒装置によれば、回転ドラムを投入口側から排出口側に向けて先細形状とすると共に、外周部に外周面が水平となるガイドリングを固定し、回転自在な支持ローラ上にガイドリングが転動自在に載置することで回転ドラムを回転自在に支持したので、簡単な構造で回転翼の先端部と回転ドラムの内周面との距離が均等となり、回転ドラムに投入された発生土の粒子化処理を均一に行うことができる。
【0078】
また、請求項の発明の解砕造粒装置によれば、周速調節手段を投入口側に位置する回転翼と排出口側に位置する回転翼との回転速度を異ならせて構成したので、構造を簡素化すると共に加工を容易とすることができ、発生土の種類に応じて回転翼の速度を自由に設定することができる。
【0079】
また、請求項の発明の解砕造粒装置によれば、回転ドラム内の上方部に投入口から回転ドラム内に投入された発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加ノズルと、発生土に固化剤を添加する固化剤添加ノズルを設け、回転翼が回転することで吸水剤及び固化剤が添加された発生土を攪拌混合してから内部物質を分断して粒子化させるようにしたので、回転ドラム内で吸水剤及び固化剤の添加処理と、発生土の攪拌混合処理と、粒子化処理を行うこととなり、処理の効率化を図ることができると共に、装置の小型化を図ることができる。
【0080】
また、請求項10の発明の発生土処理装置によれば、吸水剤添加装置と固化剤添加装置とを設けると共に、吸水剤及び固化剤が添加された発生土を攪拌混合する攪拌混合機と、混合された発生土を回転自在な回転ドラム内で回転翼により内部物質を分断して粒子化させて粒状体を生成する解砕造粒機とを設け、回転ドラム内の投入口側に位置する回転翼の周速に対して出口側に位置する回転翼の周速を低下させるようにして、投入口側では大きい周速の回転翼により発生土を撹拌混合し、出口側では小さい周速の回転翼により発生土を解砕分散させたので、発生土に吸水剤及び固化剤を添加することで、微粒子間にポリマーが形成されて微粒子を拘束すると共に、自由水を取り込みゲル化させることで発生土の粘性が増加して分散粒状化が容易となり、また、回転ドラムの投入口側では吸水剤及び固化剤と発生土との混合度が上がり、微粒子の拘束や水和物の固化を早期に実行することができる一方、回転ドラムの排出口側では粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制して適正に解砕分散することができ、処理効率の向上を図ることができ、その結果、発生土を再利用することで処理コストの低減を図ることができる。
【0081】
また、請求項11の発明の発生土処理装置によれば、掘削工事によって発生した発生土から砂礫成分を除去する一次処理手段と、一次処理手段で処理された発生土に凝集剤を添加して脱水処理する二次処理手段と、二次処理手段で処理された発生土を粒状体とする三次処理手段とを具え、この三次処理手段を、吸水剤添加装置と、固化剤添加装置と、吸水剤及び固化剤が添加された発生土を攪拌混合する攪拌混合機と、混合された発生土を回転自在な回転ドラム内で回転翼により内部物質を分断して粒子化させて粒状体を生成する解砕造粒機とで構成し、回転ドラム内の投入口側に位置する回転翼の周速に対して出口側に位置する回転翼の周速を低下させるようにして、投入口側では大きい周速の回転翼により発生土を撹拌混合し、出口側では小さい周速の回転翼により発生土を解砕分散させたので、発生土に吸水剤及び固化剤を添加することで、微粒子間にポリマーが形成されて微粒子を拘束すると共に、自由水を取り込みゲル化させることで発生土の粘性が増加して分散粒状化が容易となり、また、回転ドラムの投入口側では吸水剤及び固化剤と発生土との混合度が上がり、微粒子の拘束や水和物の固化を早期に実行することができる一方、回転ドラムの排出口側では粒状体からの水のしみ出しによる再付着を抑制して適正に解砕分散することができ、処理効率の向上を図ることができ、その結果、発生土を再利用することで処理コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る発生土処理装置の処理工程を表す概略図である。
【図2】三次処理系の処理工程を表す概略図である。
【図3】本実施形態の解砕造粒機の断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機の断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機の断面図である。
【図8】本発明の第5実施形態に係る発生土処理装置における三次処理系で適用する攪拌混合解砕造粒機の断面図である。
【図9】従来の発生土処理の工程の概略図である。
【符号の説明】
11 一次処理系
12 分級機
21 二次処理系
23 凝集剤添加装置
24 脱水機
31 三次処理系
32 スクリューコンベヤ
33 吸水剤添加装置
34 固化剤添加装置
35 攪拌混合解砕造粒機
36 搬送コンベヤ
45 支持ローラ
46 回転ドラム
50 駆動モータ
53 投入口
54 ホッパ
56 排出口
57 シュータ
59 旋回軸
60 回転翼(発生土搬送手段)
61 駆動モータ
62 円錐筒
63 スクレーパ
71 攪拌混合解砕造粒機
72 回転翼
81 攪拌混合解砕造粒機
91 攪拌混合解砕造粒機
92 回転ドラム
93 ガイドリング
101 攪拌混合解砕造粒機
102 第1旋回軸
103 第2旋回軸
105 第1駆動モータ
106 第2駆動モータ
A,C 発生土
B 砂礫成分
D 凝集剤
E 脱水ケーキ
F 粒状体
G 水ガラス(吸水剤)
H セメント(固化剤)

Claims (11)

  1. 発生土の投入口及び生成された粒状体の排出口を有してほぼ水平な軸心をもって回転自在に支持された中空の回転ドラムと、
    前記投入口から該回転ドラム内に投入された発生土を前記排出口側に搬送する発生土搬送手段と、
    前記回転ドラム内に回転自在に支持されて吸水剤及び固化剤が添加混合された発生土の内部物質を分断して粒子化させる複数の回転翼と、
    前記投入口側に位置する回転翼の周速に対して、前記排出口側に位置する回転翼の周速を低下させる周速調節手段とを具え
    前記投入口側では大きい周速の回転翼により前記発生土を撹拌混合し、前記排出口側では小さい周速の回転翼により前記発生土を解砕分散させたことを特徴とする解砕造粒装置。
  2. 請求項1記載の解砕造粒装置において、
    前記吸水剤は、前記投入口側で前記発生土に添加され、
    前記固化剤は、前記排出口側で前記発生土に添加されたことを特徴とする解砕造粒装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の解砕造粒装置において、
    前記周速調節手段を、前記投入口側に位置する回転翼の長さに対して、前記排出口側に位置する回転翼の長さを短くして構成したことを特徴とする解砕造粒装置。
  4. 請求項記載の解砕造粒装置において、
    前記各回転翼の長さを前記投入口側から前記排出口側に向けて順次短くなるように設定し、前記回転ドラムの内周面を該各回転翼に対応して先細形状としたことを特徴とする解砕造粒装置。
  5. 請求項記載の解砕造粒装置において、
    前記回転ドラムの内側下面が水平となるように構成したことを特徴とする解砕造粒装置。
  6. 請求項記載の解砕造粒装置において、
    前記回転ドラムの内側下面が水平となるように設定する一方、
    前記各回転翼の長さを前記投入口側から前記排出口側に向けて順次短くなるように設定すると共に、
    前記回転ドラムの内側下面と前記各回転翼の先端との距離がほぼ同じになるように前記回転翼を支持する旋回軸を傾斜して配設したことを特徴とする解砕造粒装置。
  7. 請求項1又は請求項2記載の解砕造粒装置において、
    前記回転ドラムを前記投入口側から前記排出口側に向けて先細形状とすると共に、外周部に外周面が水平となるガイドリングを固定し、回転自在な支持ローラ上に該ガイドリングが転動自在に載置することで、前記回転ドラムを回転自在に支持したことを特徴とする解砕造粒装置。
  8. 請求項1又は請求項2記載の解砕造粒装置において、
    前記周速調節手段を、前記投入口側に位置する回転翼と、前記排出口側に位置する回転翼との回転速度を異ならせて構成したことを特徴とする解砕造粒装置。
  9. 請求項1又は請求項2記載の解砕造粒装置において、
    前記回転ドラム内の上方部に、前記投入口から該回転ドラム内に投入された発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加ノズルと、該発生土に固化剤を添加する固化剤添加ノズルを設け、前記回転翼が回転することで、該吸水剤及び該固化剤が添加された発生土を攪拌混合してから内部物質を分断して粒子化させることを特徴とする解砕造粒装置。
  10. 発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加装置と、
    前記発生土に固化剤を添加する固化剤添加装置と、
    前記吸水剤及び前記固化剤が添加された発生土を攪拌混合する攪拌混合機と、
    前記吸水剤及び固化剤が混合された発生土を回転自在な回転ドラム内で回転翼により内部物質を分断して粒子化させて粒状体を生成する解砕造粒機とを具え、
    前記回転ドラム内の投入口側に位置する回転翼の周速に対して、出口側に位置する回転翼の周速を低下させるようにして、
    前記投入口側では大きい周速の回転翼により前記発生土を撹拌混合し、前記出口側では小さい周速の回転翼により前記発生土を解砕分散させたことを特徴とする発生土処理装置。
  11. 掘削工事によって発生した発生土から砂礫成分を除去する一次処理手段と、
    該一次処理手段で処理された発生土に凝集剤を添加して脱水処理する二次処理手段と、
    該二次処理手段で処理された発生土を粒状体とする三次処理手段とを具え、
    該三次処理手段は、前記発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加装置と、
    前記発生土に固化剤を添加する固化剤添加装置と、
    前記吸水剤及び前記固化剤が添加された発生土を攪拌混合する攪拌混合機と、
    前記吸水剤及び固化剤が混合された発生土を回転自在な回転ドラム内で回転翼により内部物質を分断して粒子化させて粒状体を生成する解砕造粒機とを有し、
    前記回転ドラム内の投入口側に位置する回転翼の周速に対して、出口側に位置する回転翼の周速を低下させるようにして、
    前記投入口側では大きい周速の回転翼により前記発生土を撹拌混合し、前記出口側では小さい周速の回転翼により前記発生土を解砕分散させたことを特徴とする発生土処理装置。
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