JP4313126B2 - 汚泥処理システム - Google Patents

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本発明は、建設工事等で発生する含水比の高い汚泥を処理する汚泥処理システムに関する。
縦穴掘削機等による基礎工事、管推進機による推進工事、シールド工事、浚渫工事のような建設工事等で発生する高含水比の汚泥に対し、改質処理を施すことによって強度の高い一般建設残土と同等の土砂に改質して再利用するための技術開発が進められている。その技術開発のひとつとして、特に含水比の高い汚泥に吸水材と凝集材とを添加、攪拌することで、汚泥を団粒、造粒化する汚泥造粒処理装置の開発が試みられている。団粒、造粒化された土砂生成物は、植生用土砂や、建設現場の埋め戻し材として再利用することができる他、粒状土砂生成物の強度を高めることで路盤材としても再利用でき、処理した汚泥の付加価値を高め、かつその用途を拡大することができる。
例えば特許文献1,2には、吸水材を含水比の高い汚泥に添加し、汚泥の自由水を吸水するとともに、吸水後の汚泥に凝集材を添加、攪拌して汚泥を改質する処理方法が記載されている。特許文献1の処理方法では、高含水比の汚泥を鋼鉄製角タンクに入れるとともに、新聞紙等を細かく裁断した古紙を同タンクにばらまいた後、バックホウ等の重機でよく攪拌し、次いで水溶性高分子粉末の添加材を凝集材として加えて更に重機で攪拌する。上記作業によって汚泥が団粒化したら、重機でダンプに移し、搬出する。また、重機による攪拌に代えて、ミキサーによるバッチ処理あるいは連続処理でもよい旨が記載されている。
また特許文献2の装置では、多軸攪拌機と、攪拌機に汚泥や吸水材,凝集材などを供給する手段とを有し、攪拌機でこれらを攪拌混合して汚泥を改質する。また、夾雑物除去装置で汚泥中の夾雑物を除去する旨の記載がある。
特開2000−288589号公報 特開2002−336671号公報
近年においては、高含水比の汚泥をより効率よく改質することが要求されつつあるが、上述した特許文献1のものは、単に汚泥処理の方法を開示するのみで、具体的な装置構成は記載されていない。また特許文献2の汚泥処理システムは、大量の汚泥を改質しようとする思想は開示されているものの、その装置構成では、汚泥の改質状態が未だ不十分であった。
本発明の目的は、高含水比の汚泥の改質処理を十分な品質で行いながらも、大量の汚泥を効率よく改質処理することができる汚泥処理システムを提供することにある。
本発明に係る汚泥処理システムは、処理すべき高含水比の汚泥に吸水材を加えて攪拌混合し、攪拌後の混合汚泥を排出する処理をバッチ処理にて行うバッチ処理部と、バッチ処理部から排出された混合汚泥を搬送し、連続的に排出する搬送部と、搬送されてくる混合汚泥に凝集材を添加、攪拌して粒状化し、粒状化された土砂を連続的に排出する造粒処理部とを具備する。
請求項2の発明は、混合汚泥を団塊状の土砂に改質する第1の凝集材と、団塊状に改質された土砂を細粒化する第2の凝集材とを用い、混合汚泥の流れに対し、第1の凝集材を供給する供給装置を、第2の凝集材を供給する供給装置の上流側に設けたものである。
請求項3の発明は、上記粒状化された土砂に固化材を添加して固化させる固化材供給装置を更に備えたものである。
請求項4の発明は、搬送部の単位時間あたりの排出量が、バッチ処理部の単位時間あたりの排出量とほぼ等しくなるように搬送部の搬送量を調節したものである。
請求項5の発明は、搬送される混合汚泥を攪拌する攪拌装置を搬送部に設けたものである。
請求項6の発明は、バッチ処理部と搬送部との間に混合汚泥を搬送する他の搬送手段を昇り傾斜させて設けたものである。
本発明によれば、汚泥に吸水材を加えて攪拌混合する処理をバッチ処理で行うものの、その後の造粒処理および排出処理は連続処理で行えるようにしたので、各処理を全てバッチ処理で行う場合と比べて処理能力が向上し、大量の汚泥処理が可能となる。また長い攪拌時間を必要とする汚泥と吸水材との混合処理をバッチ処理としたため、十分な品質の改質処理が行える。
図1により本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る汚泥処理システムの全体構成図である。本システムは、建設現場などで発生した高含水比の汚泥に対し、その見かけ上の含水比を低下させるとともに造粒化することで、汚泥を再利用可能な土砂に改質するものである。これを実現するために本システムは、汚泥の見かけ上の含水比を低下させるためのバッチ処理部100と、その後の処理を連続的に行うべく汚泥を搬送する汚泥搬送部200と、搬送された汚泥を粒状化する造粒処理部300とを有する。以下、各部の構成について詳述する。
<バッチ処理部100>
バッチ処理部100は、汚泥供給装置1と、吸水材供給装置3と、汚泥攪拌装置4と、汚泥排出口開閉装置5とを有する。汚泥供給装置1は、処理の対象となる汚泥SLを貯留する原泥槽1aと、原泥槽1aから汚泥を汚泥槽4aに供給するポンプ1bとから成る。処理すべき汚泥SLは、含水比が200%を超える高含水汚泥であり、図示しない投入装置により原泥槽1aに貯留される。ポンプ1bは、スラリーポンプでもチューブポンプでもよいが、チューブポンプであれば汚泥の供給量を管理できる。スラリーポンプの場合は、汚泥槽4aの水位をモニタすることで汚泥供給量を管理する必要がある。
吸水材供給装置3は、吸水材としての古紙のブロックKを汚泥槽4aに供給するためのフィーダー3aと、これを保持する架台(不図示)とを有し、フィーダー3a上には、予め古紙のブロックKが複数載置されている。フィーダー3aの先端は汚泥槽4aの上に位置しており、フィーダー3aを作動させると、古紙のブロックKが汚泥槽4a内に投入される。その投入量は汚泥の量および含水比に応じて決定する。
ここで、古紙は、例えば特開2000−288589号公報に記載されているように、新聞紙等を20mm四方以下に細かく裁断したものが望ましい。細かく裁断された古紙が、輸送のために一辺が80cm〜100cm位の立方体のブロックに圧縮成型され、梱包された状態のものが市販されており、通常はこれを用いる。
なお、吸水材は汚泥中の水分を吸水できるものであればよく、古紙以外に含水比の低い土砂、木片チップ、採石場で副次的に生成される石粉、火力発電所などで副次的に生成されるフライアッシュなどを用いることができる。
汚泥攪拌装置4は、上記汚泥槽4aと、汚泥槽4a内に配置された複数の攪拌軸4b(1本のみ図示)と、各攪拌軸4bの外周に取り付けられた複数の攪拌羽根4cと、攪拌軸4bを回転駆動する駆動装置4dとから成る。攪拌軸4bを回転駆動すると、汚泥槽4aに投入された汚泥と古紙とが攪拌羽根4cによって攪拌され、混ざり合い、古紙が汚泥の自由水を吸収する。
汚泥排出口開閉装置5は、汚泥槽4aの底部に設けられた排出口4eを開閉するもので、ゲート部材5bとその駆動装置5aとから成る。駆動装置5aは電動ジャッキあるいは油圧ジャッキから成り、ゲート部材5bを伸縮させることで汚泥槽4aの排出口4eを開閉する。汚泥と古紙の攪拌処理はバッチ処理で行われるので、攪拌中は排出口4eは閉じられ、攪拌後の混合汚泥を排出するときに開放される。
<混合汚泥搬送部200>
混合汚泥搬送部200は、上述した汚泥攪拌装置4の下方に配置される混合汚泥槽7aと、その下部に設けられた混合汚泥搬送装置71と、混合汚泥槽7a内の混合汚泥を攪拌する攪拌機13とから成る。ここでいう混合汚泥とは、汚泥と古紙とが混ざり合ったものを指し、符号SKで示してある。混合汚泥搬送装置71はスクリュコンベアにて構成され、汚泥搬送スクリュケーシング7b、汚泥搬送スクリュ羽根7c、汚泥搬送スクリュ駆動装置7dとから成る。7eはスクリュケーシング7bに設けられた混合汚泥排出口を示す。汚泥攪拌装置4から投入された混合汚泥SKは、混合汚泥槽7aに貯留され、攪拌機13で攪拌されつつ混合汚泥搬送装置71により搬送され、混合機8に排出される。混合汚泥の搬送量(排出量)は、スクリュ羽根7cの回転速度を制御することによって調節可能である。
なお、混合汚泥搬送装置71は、スクリュコンベアに代えてチューブポンプを用いてもよく、この場合はロータの回転数を制御することで汚泥搬送量を調節する。
<造粒処理部300>
造粒処理部300は、混合機8と、第1,第2の凝集材供給装置9,10と、固化材供給装置11とから成る。混合機8は、例えばパドル式の多軸混合機であり、ケーシング8aと、回転軸8bと、攪拌羽根8cと、駆動装置8dとを有する。8fは、ケーシング8aの下部に設けられた土砂排出口である。混合機8の上部には汚泥受けシュート8eが設けられ、混合汚泥排出口7eから排出される混合汚泥SKを受け、混合機8に投入する。
第1,第2の凝集材供給装置9,10は、それぞれ第1,第2の凝集材P1,P2を貯留する凝集材貯留槽9a,10aと、凝集材投入装置9b,10bとから成る。第1,第2の凝集材P1,P2は粉体でも液体でもよく、一方を液体として他方を粉体としてもよい。凝集材が液体であれば、凝集材貯留槽9a,10aは例えば液体貯留タンクで、凝集材投入装置9b,10bは容積型供給ポンプとされる。凝集材が粉体であれば、凝集材貯留槽9a,10aはサイロとされ、凝集材投入装置9b,10bはスクリュコンベアあるいはロータリフィーダとされる。
凝集材投入装置9bは、凝集材貯留槽9aに貯留された第1の凝集材P1を混合汚泥排出口7eの上部から混合機8に投入する。これにより第1の凝集材P1が混合汚泥と混ざり合い、混合汚泥の汚泥粒子が架橋吸着などによって結合されて凝集され、団塊状となる。一方、凝集材投入装置10bは、凝集材投入装置9bよりも土砂排出口8f寄りの位置において、凝集材貯留槽10aに貯留された第2の凝集材P2を混合機8に直接投入する。第2の凝集材P2の添加により、上記団塊状となった土砂が更に細粒化され、見かけ上パサパサした土砂となる。
ここで、凝集材投入装置9b,10bの駆動用電動機は、インバータ制御などにより回転数が制御され、これにより凝集材の吐出量が制御される。回転数は図示しない制御盤などで設定される。そして、各々の凝集材の吐出量は、混合汚泥搬送装置71で調整された汚泥搬送量に応じて決定される。
固化材供給装置11は、固化材貯留槽11aと固化材投入装置11bとから成り、混合機8に固化材Cを投入する。固化材Cは、生石灰やセメントなどの粉体であり、処理土砂がある程度以上の強度を必要とする場合にのみ添加される。固化材cは粉体であるため、固化材貯留槽11aとしてはサイロが、投入装置11bとしてはスクリュコンベアやロータリフィーダーなどが用いられる。投入装置11bの電動機はインバータ制御などにより回転数が制御され、吐出量が制御される。その回転数は図示しない制御盤などで設定される。
以上のように構成された汚泥処理システムによる汚泥処理手順を説明する。
<バッチ処理>
処理すべき高含水比の汚泥SLは、汚泥発生現場から不図示の汚泥輸送車あるいは搬送装置などで運ばれ、原泥槽1aに何らかの方法で投入され貯留されている。フィーダー3a上には、吸水材としての古紙のブロックKが梱包を解かれた状態で必要量だけ載置されている。また汚泥槽4aの排出口4eは、開閉ゲート装置5aにより閉じられている。汚泥槽4aに設けた複数の攪拌軸4bが回転している状態で、汚泥供給装置1bを駆動して汚泥SLを汚泥槽4aに所定量投入するとともに、フィーダー3aを駆動して古紙のブロックKを汚泥槽4aに所定量だけ投入する。
古紙のブロックKは、攪拌羽根4cで解砕されて汚泥と混ざり合い、古紙が汚泥の自由水を吸水し、汚泥の見かけ上の含水比を低下させると共に、繊維状に解きほぐされる。攪拌が十分なされた後に開閉ゲート装置5aを開き、古紙が混ざり合った混合汚泥を汚泥槽4aから混合汚泥槽7aに排出する。汚泥槽4aの混合汚泥が全て排出されたらゲートを閉じ、上述と同様に汚泥SLと古紙とを汚泥槽4aに投入し攪拌、混合の作業を繰り返す。
ここで、汚泥に投入した古紙が原型を留めたまま残っていると、処理後の土砂を再利用する際に古紙が土砂表面に表出し、あたかも紙片が散在したような様相を呈し好ましくない。このため、古紙は汚泥中において原型を留めないほどに繊維状に分解されることが望ましく、そのためには十分な攪拌時間を確保する必要がある。そこで、汚泥と古紙の量に見合った攪拌時間を予め設定しておき、その時間の経過をもって十分な攪拌がなされたと判断し、混合汚泥を排出する。
<連続処理>
上記のバッチ処理により、混合汚泥槽7aに予め所定量V3の混合汚泥SKを貯留しておく。引き続きバッチ処理を行い、混合汚泥槽7aに混合汚泥を供給しながら混合汚泥搬送装置71を作動させる。混合汚泥槽7aに貯留された混合汚泥SKは、スクリュ羽根7cによってスクリュケーシング7b内を図示左方に搬送され、混合汚泥排出口7eから混合機8に排出される。その際、攪拌機13も同時に駆動され、混合汚泥は攪拌されつつ搬送される。したがって混合汚泥に沈殿等が生ずることはない。
ここで、汚泥槽4aからの単位時間あたりの汚泥排出量をV1とし、混合汚泥搬送装置71による単位時間あたりの汚泥搬送量(混合汚泥排出口7eからの排出量)をV2としたときに、V1=V2となるようにする。これは、上述したように混合汚泥搬送装置71を構成するスクリュ羽根7cの回転数等を制御することで実現される。これによれば、上述したバッチ処理を行いながら、混合汚泥槽7a内の汚泥量をほぼV3に維持したまま混合汚泥SKを混合機8に途切れることなく連続して供給することができる。そして、常に同一量V3の混合汚泥を攪拌機13で攪拌しながら搬送するので、混合機8に投入される汚泥の性状は常に均一である。
混合機8に連続的に投入される混合汚泥に対し、凝集材投入装置9b,10bにより第1,第2の凝集材P1,P2が添加される。凝集材投入装置9bは、混合汚泥の流れに対して凝集材投入装置10bよりも上流に設けられているので、先に第1の凝集材P1が添加されることになる。第1の凝集材P1は、混合機8の作動によって混合汚泥に混ざり合い、混合汚泥の土粒子を架橋吸着により結合し、凝集する。これにより混合汚泥の水分は係合土粒子間に包合され団塊状に変化する。
この団塊状に変化した混合汚泥に対して第2の凝集材P2が添加され、これにより混合汚泥は更に細かい粒状の土砂となる。このようにして改質された土砂は、例えば植生用土砂として用いるならばこのままで問題なく、固化材Cを添加することなく土砂排出口8fから連続的に排出される。一方、土砂を路盤材として用いるような場合はそのままでは強度が足りないので、固化材供給装置11により固化材Cを添加する。固化材が土砂に混ざり合うことで、土砂の強度が増し、これが排出口8fから連続的に排出される。排出された土砂は、搬出トラック等に積載され搬送される。
このように本実施形態では、汚泥と古紙の攪拌混合はバッチ処理にて行うが、それ以降の処理は連続処理で行われるので、人手をかけずに汚泥を大量に処理することができる。汚泥と古紙との混合をバッチ処理で行うのは、システムの大型化を防止するためである。すなわち、上述の如く汚泥と古紙との攪拌には多大な時間を要するため、その攪拌処理をも含めて連続処理化するとなると、長大な攪拌装置4が必要となり、システム全体が大型化する。本実施形態では、汚泥と古紙との攪拌工程のみはバッチ処理で行っているため、最小限の設置面積で済む。
図2は他の実施形態を示している。
図1では混合汚泥搬送部200の真上に汚泥攪拌装置4を配置しているが、敷地の都合や施設の高さ制限などにより、汚泥攪拌装置4を混合汚泥搬送部200の上に配置できないことがある。このような場合は、図2のように汚泥攪拌装置4と混合汚泥搬送装部200との間に例えばスクリュコンベア6を介在させればよい。スクリュコンベア6は、スクリュケーシング6a、スクリュ羽根6b、スクリュ駆動装置6c、スクリュ排出口6dから成り、スクリュ羽根6bの回転数に応じた量の混合汚泥を搬送する。
スクリュコンベア6の一端側は汚泥攪拌装置4の真下に設置され、スクリュコンベア6の他端側は混合汚泥搬送部200の上方に設置される。そして、汚泥攪拌装置4から排出される混合汚泥は、スクリュコンベア6を介して混合汚泥搬送部200へと搬送される。図から分かるように、スクリュコンベア6の汚泥排出側は、汚泥受け側よりも高くなるように設置しているので、汚泥攪拌装置4を図1よりも低い位置に設置でき、高さ制限のある敷地でも問題なく使用できる。この場合も汚泥槽4aからの単位時間あたりの汚泥排出量と、スクリュコンベア6による単位時間あたりの搬送量と、混合汚泥搬送装置71による単位時間あたりの搬送量とを等しくすることで、上述と同様の作用が実現できる。
なお、混合汚泥の性状によってば、スクリュコンベアに代えてチューブポンプ等を用いてもよい。
図3は更に他の実施形態を示し、これは単一の混合汚泥搬送部200に対してバッチ処理部100を2基設けたものである(それぞれ符号100A,100Bで示している)。これによれば、例えば図4に示すように、一方のバッチ処理部100A(100B)が汚泥の攪拌、混合を行っている間に他方のバッチ処理部100A(100B)が混合汚泥の排出を行うようにすることで、バッチ処理を擬似的に連続処理化させることができ、短時間でより多くの汚泥処理が行える。
なお、3基以上のバッチ処理部を設けてもよい。
本発明の一実施形態における汚泥処理システムの全体構成図。 他の実施形態における汚泥処理システムの全体構成図。 更に他の実施形態における汚泥処理システムの概念図。 図3の汚泥処理システムによるバッチ処理方法の一例を説明する図。
符号の説明
1 汚泥供給装置
3 吸水材供給装置
4 汚泥攪拌装置
5 汚泥排出口開閉装置
6 スクリュコンベア
7a 混合汚泥槽
8 混合機
9 第1,第2の凝集材供給装置
10 第2の凝集材供給装置
11 固化材供給装置
18 攪拌機
71 混合汚泥搬送装置
100,100A,100B バッチ処理部
200 混合汚泥搬送部
300 造粒処理部

Claims (6)

  1. 処理すべき高含水比の汚泥に吸水材を加えて攪拌、混合し、攪拌後の混合汚泥を排出する処理をバッチ処理にて行うバッチ処理部と、
    該バッチ処理部から排出された混合汚泥を搬送し、連続的に排出する搬送部と、
    前記搬送されてくる混合汚泥に凝集材を添加、攪拌して粒状化し、粒状化された土砂を連続的に排出する造粒処理部とを具備することを特徴とする汚泥処理システム。
  2. 前記凝集材は、前記混合汚泥を団塊状の土砂に改質する第1の凝集材と、団塊状に改質された土砂を細粒化する第2の凝集材とから成り、前記混合汚泥の流れに対し、前記第1の凝集材を供給する供給装置は、前記第2の凝集材を供給する供給装置の上流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の汚泥処理システム。
  3. 前記粒状化された土砂に固化材を添加して固化させる固化材供給装置を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の汚泥処理システム。
  4. 前記搬送部の単位時間あたりの排出量が、前記バッチ処理部の単位時間あたりの排出量とほぼ等しくなるように該搬送部の搬送量を調節したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の汚泥処理システム。
  5. 前記搬送部は、前記搬送される混合汚泥を攪拌する攪拌装置を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の汚泥処理システム。
  6. 前記バッチ処理部と前記搬送部との間に混合汚泥を搬送する他の搬送手段を昇り傾斜させて設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の汚泥処理システム。
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