JP2005185954A - 汚泥処理装置 - Google Patents

汚泥処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005185954A
JP2005185954A JP2003430637A JP2003430637A JP2005185954A JP 2005185954 A JP2005185954 A JP 2005185954A JP 2003430637 A JP2003430637 A JP 2003430637A JP 2003430637 A JP2003430637 A JP 2003430637A JP 2005185954 A JP2005185954 A JP 2005185954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
waste paper
stirring
rotor
rotors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003430637A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Tanigawa
勝美 谷川
Takeshi Kawasaki
剛 川崎
Norihide Igarashi
則英 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuetsu Industries Co Ltd filed Critical Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority to JP2003430637A priority Critical patent/JP2005185954A/ja
Publication of JP2005185954A publication Critical patent/JP2005185954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

【課題】 比較的短時間で汚泥に対する古紙破砕片の分散状態が均一となるよう攪拌することができる汚泥処理装置を提供する。
【解決手段】 本発明の汚泥処理装置1は、高含水汚泥に古紙破砕片及び薬剤を投入すると共に、これらを攪拌して前記高含水汚泥を固化、団粒化する汚泥処理に使用するもので、汚泥を古紙破砕片及び薬剤と共に攪拌する攪拌装置3の攪拌槽10に古紙破砕片の投入口14を設け、この投入口14上に、古紙破砕片を圧縮してなる凝集塊を、所定大以下の塊、乃至は該凝集塊を構成する個々の古紙破砕片に破砕する破砕装置5を設けた。
【選択図】 図1





Description

本発明は、土木建築工事等において生じた汚泥、河川や湖沼等に堆積した土砂やヘドロ、その他の高含水汚泥を固化、団粒化処理する際に使用する汚泥処理装置に関し、より詳細には、汚泥に古紙等の紙を破砕して得られた破砕片(本明細書において「古紙破砕片」という。)から成る吸水材を添加すると共に、架橋剤、吸着剤などの薬剤を添加してこれを固化、団粒化する際に、汚泥と前記古紙破砕片、薬剤を攪拌・混合するために使用される汚泥処理装置に関する。
シールド工法、杭打ち作業、地中連続壁基礎の形成、地質改良等の土木作業において生じた高含水建築汚泥等は、これを一旦中間処理施設等に搬送して脱水処理を行った後、あるいはこれらを直接最終処理場等に持ち込んで廃棄しているのが現状であり、このような汚泥の再利用は殆ど行われていない。
そのため、次々に持ち込まれる多量の汚泥による処理場不足や、このような汚泥による環境破壊等が問題となっている。
このような問題を解消するために各種の汚泥処理方法が提案されており、一例として高含水汚泥を処理槽乃至は攪拌槽内に回収し、これに古紙破砕片を汚泥中の水分を吸収するための吸水材として添加して攪拌し、さらにポリアクリル系ポリマー等の高吸水性ポリマー、塩素系ポリ無機塩等の薬剤を吸着剤や架橋剤として添加すると共に攪拌して、汚泥中の土粒子を古紙破砕片と共に固化・団粒化する処理方法がある。
この処理方法によれば、含水率500%程度の汚泥については予め脱水処理等を行うことなく直接処理することができると共に、このようにして固化・団粒化された汚泥は、廃棄等に際して行う運搬や、その他の処理に際する取り扱い性に優れるだけでなく、これを再利用することも可能であり、一例として汚泥の種類に応じて植物の植生基盤材や土木建築の際の埋め戻し材、盛土材、セメント混合材等として再生利用することができるものとなっている。
このような汚泥処理を行う際、回収された汚泥には前述の古紙破砕片や薬剤等を添加して攪拌する作業が必要であるが、このような汚泥の攪拌に使用する専用の装置は無く、従来は、汚泥を攪拌槽内に回収し、これを油圧ショベル等により攪拌しながら前述の吸水材や薬剤を添加して固化・団粒化を行っていた。
なお、前述のような汚泥処理に際して使用するものではないが、コンクリート等の混合を行うためのミキサや、園芸用土原料や堆肥等の攪拌混合に使用する各種のミキサは公知であり、このうち、生コンクリート製造用ミキサの一例として、攪拌槽(混練槽)内に、パドルアームが放射状に植設された2本の攪拌軸を平行に配置し、両攪拌軸のパドルアームが相互に干渉しないようにこれらを攪拌槽内で回転させることで内容物を攪拌する2軸式ミキサや(特許文献1参照)、
前記特許文献1に記載のミキサと同様の二軸式ミキサにおいて、先端部分がヘ字状に曲折した棒状の攪拌羽根を備えると共に、攪拌槽の側壁に残留物かき出し用の開口部を設けた、園芸用土原料や堆肥の攪拌用の混合機(特許文献2参照)がある。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
実用新案登録第3018283号公報(第1頁、図1)。 特許第2657467号公報(第1−3頁、図1−4)。
上記汚泥処理方法において、油圧ショベルにより汚泥を攪拌する場合には、汚泥内に吸水材や薬剤を万遍なく分散させる作業が難しく、分散状態にむらができやすいだけでなく、このような作業は熟練した重機オペレータにより行う必要があり、何人も容易に行うことができる作業とはなっていない。
また、このような油圧ショベル等の機材やそのオペレータ等の人員が汚泥処理に割かれることにより、これらの重機やオペレータを必要とする本来の土木建築作業が妨げられ、当該建築現場等における全体の作業性が低下する。
そのため、このような油圧ショベル等の重機による攪拌に代えて、取り扱いが何人にも容易である前述のような既知の各種のミキサを攪拌に転用することも考えられている。
しかし、吸水材として汚泥中に投入される古紙破砕片は、一例として10mm程度の角状に細かく裁断乃至は破砕した古紙を運搬、保管時における利便性を考慮して圧縮・凝集して一辺が約1m程度の立方体の凝集塊として提供されるものであり、このような古紙破砕片の凝集塊をそのまま汚泥中に投入するためには、該ミキサは大型の攪拌槽を備える必要があると共に、攪拌羽根、攪拌軸、モータ等もこれを細かく分散し得る程度の強度又は出力を備える必要がある。
また、このような凝集塊の状態で攪拌槽内に古紙破砕片を投入すると、凝集塊は完全には分解されず、その結果、汚泥と古紙破砕片とが均一に攪拌されず、古紙破砕片が塊の状態で汚泥中に残ることとなり、古紙破砕片を汚泥中に均一に拡散することが困難である。
このような問題を解消するためには、ミキサの攪拌槽内に古紙破砕片を投入する際に、予め古紙破砕片の凝集塊を人手により適当な大きさの塊に分解し、又は個々の古紙破砕片の状態にほぐして攪拌槽内に投入することも考えられるが、このような作業を経て行う古紙破砕片の投入には多大な労力と時間とが費やされることとなる。
そこで本発明は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたもので、比較的簡単な構成により人手により古紙破砕片の凝集塊を分解等することなく投入することができ、しかも、比較的短時間で汚泥に対する古紙破砕片の分散状態が均一となるよう攪拌することができる汚泥処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の汚泥処理装置1は、高含水汚泥に古紙破砕片及び薬剤を投入すると共に、これらを攪拌して前記高含水汚泥を固化、団粒化する汚泥処理に使用するもので、
上部に前記古紙破砕片の投入口14が設けられた攪拌槽10を備えると共に、該攪拌槽10内に注入された汚泥を、前記古紙破砕片及び薬剤と共に攪拌する攪拌装置3と、
前記攪拌装置3の攪拌槽10に設けられた前記投入口14上に配置され、圧縮により凝集された古紙破砕片の凝集塊を、所定大以下の塊乃至は該凝集塊を構成する個々の古紙破砕片に破砕して前記投入口14内に投入する破砕装置5を備えたことを特徴とする(請求項1)。
前記構成の汚泥処理装置1において、前記破砕装置5は、前記攪拌装置3の攪拌槽10に設けられた前記投入口14と連通する排出口を備えたホッパ52と、
前記ホッパ52内にその軸線方向を水平方向として回転可能に配置されたロータ50(50a〜50c)と、
前記ロータ50(50a〜50c)の外周より突出し、前記ホッパ52内に投入された前記古紙破砕片の凝集塊を破砕する引掻歯51を備えた構成とすることができる(請求項2)。
前記構成の前記破砕装置5は、それぞれに備えられた前記引掻歯51が相互に干渉しない状態に平行に配置された3本のロータ50a〜50cを備えると共に、
前記ロータ50a〜50cのうち、中央に配置されたロータ50bを他のロータ50a,50cに対して上方に偏倚して配置した構成とすることが好ましい(請求項3)。
以上説明した本発明の構成により、攪拌槽10に設けられた古紙破片の投入口14上に、古紙破砕片の凝集塊を破砕する破砕装置5を設けたことにより、人手によらず古紙破砕片の凝集塊を適度な大きさの塊乃至は個々の古紙破砕片に破砕した後に攪拌槽10内に投入することができ、古紙破砕片の投入に要する時間を減少させることができると共に、攪拌後の汚泥中に古紙破砕片を均一に分散することができる汚泥処理装置1を提供することができた。
特に、前記破砕装置5として、ホッパ52内に引掻歯51を備えた3本のロータ50a〜50cを平行に配置すると共に、このうち中央に配置されたロータ50bを他のロータ50a,50cに対して上方に偏倚して配置した破砕装置5を設ける場合には、この上方に偏倚した中央のロータ50bによって古紙破砕片の凝集塊はこの中央のロータ50bとの接触部分より2つに分割され、その後、さらに下方に落下した凝集塊が他のロータ50a,50cによって破砕乃至は分解されるために、破砕乃至は分解が進んで凝集塊の質量が減少しても、引掻歯51との衝突により浮き上がって破砕乃至分解できないといった不都合が生じ難く、さらに、左右のロータ50a,50cは、中央のロータ50bにより予め破砕された凝集塊を破砕乃至は分解することとなるため、破砕乃至は分解の際に各ロータ50a,50cに生じる抵抗が小さく、ロータ50(50a〜50c)を回転させるためのモータ53等の動力を軽減することができた。
次に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら以下説明する。
図1に示すように、本発明の汚泥処理装置1は、汚泥を攪拌する攪拌装置3と、該攪拌装置3の古紙破砕片の投入口14上に設けられた破砕装置5とを少なくとも備えている。
前述の攪拌装置3は、図1に示すように汚泥が注入される攪拌槽10と、該攪拌槽10内に平行に配置された2本の攪拌軸21,22と(攪拌軸22は、攪拌軸21の紙面裏側に隠れている。)、この2本の攪拌軸21,22のそれぞれの外周に、相互に干渉しないように取り付けられ、前記攪拌軸21,22と共に回転して該攪拌槽10内の汚泥を攪拌する攪拌羽根30と、前記攪拌羽根30を備えた攪拌軸21,22を回転駆動するためのモータ40等の駆動源を備えている。
この攪拌槽10は図示の実施形態において脚部11を備え、その底部12が所定高さに持ち上げられていると共に、その上部に汚泥の注入口13、古紙破砕片の投入口14等が開口された箱状に形成されている。
そして、この攪拌槽10の対向する1組の側壁15,16のそれぞれに2箇所ずつに軸受27を設けてこの軸受27に前記2本の攪拌軸21,22の両端部をそれぞれ支承して、2本の攪拌軸21,22がその攪拌羽根30が相互に干渉しないように前記攪拌槽10内で相互に逆方向に回転可能に取り付けられている。
この攪拌槽10の側壁15より攪拌槽10外に突出された各攪拌軸21,22の一端には、プーリとプーリベルト、スプロケットとチェーン、歯車機構等の動力伝達手段を介してモータ40の出力軸が連結されており、図示の実施形態にあっては前述の脚部11によって持ち上げられている攪拌槽10の底部12の下方に各攪拌軸21,22をそれぞれ回転させる2個のモータ40を設け、このモータ40の回転により各攪拌軸21,22を回転させている。
この攪拌軸21,22の回転は、本実施形態にあっては図2に示すように図中右側の攪拌軸22を時計回りに、図中左側の攪拌軸21を反時計回りに回転し、それぞれの攪拌軸21,22に取り付けられた攪拌羽根30が、2本の攪拌軸21,22間を通過する際にいずれも上向きの移動方向となるように相互に反対方向に回転されているが、攪拌羽根30の形状等に応じてその回転方向を図示の例とは異なる方向としても良く、又は、その他の注入された汚泥を好適に攪拌し得るものであればその回転方向は図示の例に限定されない。
攪拌槽10の底部12は、図2に示すように各攪拌軸21,22に設けられた攪拌羽根30が描く回転軌跡に対して僅かに大径を成す円弧状を成し、攪拌羽根30の先端が攪拌槽10の底部12と接触しないように構成されていると共に、攪拌羽根30による攪拌が、攪拌槽10の底部12における汚泥に対して確実に作用する形状としている。
2本の攪拌軸21,22を備えた本発明の汚泥処理装置1にあっては、攪拌槽10の底部12は、断面において図2に示すように各攪拌軸21,22の軸芯を中心とした2つの円弧が連続した形状を成し、この2つの円弧の接点を頂点とする略三角形の突出部18が前記攪拌軸21,22と平行方向に連続して形成されている。
そして、前記攪拌軸21,22の長さ方向の略中心位置23に対応する攪拌槽10の底部中央位置において、前記突出部18の傾斜面に排出口19を形成し、この排出口19を介して団粒化された汚泥を攪拌槽10の底部12より排出可能としている。
この排出口19は、前記突出部18の頂部から傾斜面にかけて開口した単一の開口として形成しても良いが、図2に示す実施形態にあっては、前記突出部18の頂部を残して前記突出部18の両傾斜面のそれぞれに開口を形成し、前述の突出部18の頂部付近を攪拌槽10の長さ方向に連続して残した形状としている。従って、図示の実施形態にあっては、攪拌槽10の底部中央に2つの排出口19が形成されている。
このように、突出部18の頂部付近を攪拌槽10の長さ方向に連続して残しておくことで、攪拌槽10の底部12に排出口19を形成することによっても攪拌槽10の強度が損なわれないものとなっている。
そして、このように排出口19が形成された攪拌槽10の底面には、この排出口19を開閉する蓋体17が設けられ、この蓋体17によって排出口19を閉じることにより、汚泥等を漏らすことなく収容可能な攪拌槽10と成ると共に、この蓋体17により排出口19を開くと、前記攪拌槽10内の団粒化された汚泥が排出可能となっている。
本実施形態にあっては、この蓋体17による排出口19の開閉を行うためのシリンダ7を設け、このシリンダ7に対する作動流体の導入、排出を行うことにより、自動でこの排出口19の開閉を行うことができるよう構成している。
前述の攪拌軸21,22に設けられた攪拌羽根30は、図示の実施形態にあっては攪拌軸21,22よりその外周方向に突出した本体部31と、この本体部31より攪拌軸21,22の長さ方向に突出した突出片32を備え、該本体部31と突出片32とをいずれも回転方向に幅方向を向けた板状に形成している。
これにより、汚泥内に例え塊の状態の古紙破砕片が投入された場合であっても、これを個々の古紙破砕片に切断、分解し、又は比較的大きな古紙破砕片をさらに細かく切断乃至破砕する衝撃力乃至は切断力を生じさせることができると共に、古紙破砕片の投入により水分を吸収されて粘土状となり、また、薬剤の投入により固化、団粒化した汚泥中においても比較的抵抗を受けずに回転させることができるものとなっている。
また、これらの攪拌羽根30は、前記本体部31と突出片32との少なくとも一部分を回転方向に対して傾斜させることにより、汚泥を攪拌軸21,22の軸線長さ方向中央23と、攪拌羽根30の回転軌跡の中心側に向かって移動させることができる形状として、この汚泥の移動により攪拌を効率的に行うことができると共に、団粒化された汚泥を排出する際にこれを底部中央に形成された排出口19に集め易い形状としている。
もっとも、この攪拌羽根30の形状は、図示の実施形態に限定されず、汚泥中に古紙破砕片や薬剤を攪拌、分散し得るものであれば前述の従来技術として示した既知のパドル状、棒状、その他の各種の形状に形成することができ、また、これらの変更に伴い、排出口19の形成位置、攪拌槽10の形状等は適宜変更可能である。
以上のように構成された攪拌装置3の投入口14上には、古紙破砕片の凝集塊を破砕する破砕装置5が設けられている。なお、ここで破砕装置5が行う「破砕」には、投入された凝集塊を、これを構成する個々の古紙破砕片にほぐす「分解」的な作用、または、凝集塊を更に小さな塊に切断乃至はちぎり取る「分割」的な作用、さらには、個々の古紙破砕片が例えば比較的長尺である場合には、これをさらに細かい破砕片に切断する作用等を含む。
この破砕装置5は、前述のように前記古紙破砕片の凝集塊を個々の古紙破砕片に破砕し、又は適当なサイズの塊(本実施形態にあっては一辺乃至は直径が50mm以下の塊)に破砕可能なものであれば各種のものを使用することができるが、本実施形態にあっては回転するロータ50(50a〜50c)の外周より突設された引掻歯51を備えた、図3〜5に示す破砕装置5を使用している。
この破砕装置5は、本実施形態にあっては古紙破砕片の凝集塊が投入されるホッパ52と、このホッパ52内に配置されたロータ50(50a〜50c)、該ロータ50(50a〜50c)の外周より突出された引掻歯51、及び該ロータ50(50a〜50c)を回転させるモータ53を備え、該モータ53の回転によりロータ50(50a〜50c)が回転すると、ロータ50(50a〜50c)の外周に取り付けられた引掻歯51がホッパ52内に投入された古紙破砕片の凝集塊の表面に衝突し、またはこれを引っ掻き、この凝集塊を叩解ないし掻解する等して、個々の古紙破砕片、乃至は一辺乃至は直径が約50mm以下の塊に破砕し、その下方に配置された投入口14を介して攪拌装置3の攪拌槽10内に落下し投入するものである。
この破砕装置5を構成する前述のホッパ52は、垂直方向を成す4枚の側壁52a〜52dにより構成された、上下端を開口した略角筒状を成し、前記側壁のうちの対向する2枚52c,52dを、その高さ方向の中央付近から相互の下端が近接する方向に曲折して傾斜させた形状に形成されている(図5参照)。
前述のロータ50(50a〜50c)は、このホッパ52内の下方寄りに配置されており、本実施形態にあっては3本のロータ50(50a〜50c)が、回転時それぞれに設けられた引掻歯51が干渉しない状態で平行に取り付けられている。
このロータ50(50a〜50c)は、前述のホッパ52を構成する側壁のうち、下端部が傾斜されていない2枚の側壁52a,52b間を架橋するように設けられ、前記側壁52a,52bに設けられた軸受に支承されてホッパ52内に回転可能に設けられている。
好ましくは、前述の3本のロータ50(50a〜50c)のうち、中央に配置されたロータ50aを他のロータ50b,50cに対して若干高い位置に偏倚して配置し、図示の例では、各ロータ50a〜50cの軸芯間を結ぶ線が、二等辺三角形を描くように配置している。
そして、各ロータ50a〜50cの外周には、該ロータの外周方向に突出する引掻歯51が設けられており、隣接するロータに取り付けられた引掻歯51間が、ロータ50(50a〜50c)の回転時、相互に干渉しないよう、相互に所定の隙間が設けられている。
本実施形態にあっては、隣接するロータに設けられた各引掻歯51の先端が描く回転軌跡間の間隔が、各引掻歯51の突出長さ分の間隔を持つように各ロータ50(50a〜50c)を配置している。
各引掻歯51は、ホッパ52内に投入された古紙破砕片の凝集塊に衝突した際に、この凝集塊を叩き、又はこの凝集塊の表面を引っ掻き、さらには、隣接するロータ(50aと50b、又は50bと50c)に設けられた引掻歯51との間に古紙破砕片の凝集塊を噛合することにより、所定大以下の塊、乃至はこの凝集塊を構成する個々の古紙破砕片に破砕し得るものであれば、如何なる形状であっても良いが、本実施形態にあっては、一辺が鋸波形状に形成された板状の引掻歯51とし、この引掻歯51の前記鋸波状の一辺がロータの外周方向に突出した状態となるように取り付けている。
各引掻歯51は、各ロータ50a〜50cの長さ方向を所定の間隔で区切った各区画a〜i毎にそれぞれ設けられており、本実施形態にあっては、1本のロータの前記a〜iのうちのいずれか一の区画内には一枚の引掻歯51のみを設ける構成としている。
このようにして設けられた各引掻歯51は、ロータ50(50a〜50c)の長さ方向に所定の角度ずらせて取り付けられており、本実施形態にあっては各ロータ50(50a〜50c)の軸芯を中心として40°ずつの等角度で回転方向にずらせて、1本のロータにそれぞれ9枚の引掻歯51が取り付けられている。
ホッパ52内において、前記中央のロータ50bの左右に設けられた2本のロータ50a,50cは、傾斜状に形成されたホッパ52の内壁に対して引掻歯51の先端が僅かな間隔を介して通過するよう構成されており、本実施形態にあっては、この間隔を25mm程度として、この部分を通過する古紙破砕片の凝集塊が比較的小さな塊に分解されて攪拌槽10内に落下し投入するように構成している。
なお、このホッパ52の内壁には、図5に示すように引掻歯の歯先が描く回転軌跡に向かって突出し、この歯先に対して僅かに接触しない位置にその一端を配置する隙間板54aを設けこの隙間板54aによって下方に落下しようとする古紙破砕片の凝集塊の落下を止めてこれをさらに細かく分解することができるように構成しても良い。
また、同じく図5に示すように、中央に配置されたロータ50bの下方に、中央を平坦となし、両端を下方に向かって傾斜させた邪魔板55を設け、この邪魔板55により中央のロータ50bと、左右のロータ50a,50c間を下方に落下しようとする古紙破砕片の凝集塊の通過を遮り、さらに小さな塊に分解乃至は破砕するように構成しても良い。
この邪魔板55の端部55a,55bと、左右のロータ50a,50cに設けられた引掻歯51の先端との隙間は、前述のホッパ内壁と引掻歯先端間の間隔と同程度に比較的狭い間隔、本実施形態にあっては25mm程度の間隔に形成することが好ましく、必要に応じて、この間隔を更に狭める前記同様の隙間板54bを設けても良い。
このように形成された各ロータ55a〜55cの一端は、いずれもこのロータを支承する軸受けが設けられたホッパの側壁52bより突出されていると共に、この突出された軸端にモータ53の出力軸が連結されて、該モータ53の回転に伴って各ロータ50a〜50cが回転可能に構成されている。
本実施形態にあっては、図3及び図4に示すようにその出力軸の長さ方向を縦方向とした2個のモータ53を設け、このモータ53の出力軸を図中左右のロータ50a,50cに連結して、各ロータ50a〜50cを回転可能に構成している。
前記3本のロータ50a〜50cの軸端には、それぞれ同一回転比のスプロケット56a,56b,56b,56cが取り付けられており、中央のロータ50bの軸端には並列に2枚のスプロケット56b,56bを取り付けて、図中左側のロータ50aに取り付けられたスプロケット56aと中央のロータ50bの軸端に取り付けられたスプロケットの一つ56bとをチェーンにより連結すると共に、中央のロータ50bに取り付けられた他方のスプロケット56bと、図中右側に配置されたロータ50cに取り付けられたスプロケット56cをチェーンにて連結し、3本のロータ50a〜50cが共に同一速度で同一方向に回転するように構成されている。もっとも、これらの連動機構はプーリとプーリベルト、歯車機構等既知の各種の構成に置き換えることもできる。
なお、各ロータ50a〜50cの回転は、投入された古紙破砕片の凝集塊を破砕乃至は分解し得るものであれば、前述のように同一方向に回転するものである必要はなく、また、回転速度に変化を持たせたものであっても良い。
さらに、図中左右に配置されたロータ50a,50cは、図5に示すようにこれを必ずしも同一の高さに配置する必要はなく、高低差を以て配置しても良く、その構成は図示の実施形態に限定されない。
以上のように構成された破砕装置5は、これを前述の攪拌装置3の攪拌槽10上部に形成された投入口14上に載置し、前記攪拌装置3と該破砕装置5とにより全体として本発明の汚泥処理装置1が構成されている。
この汚泥処理装置1は、さらにその他の機器を備えるものであっても良く、例えば図1に示すようにこれらの機器の全てを共通のフレーム60上に載置して、ユニット式の汚泥処理装置を構成しても良い。
図示の実施形態にあっては、前述の攪拌装置3、破砕装置5と共に、同一のフレーム60上に電力の供給源たる発電機70、前記攪拌装置3の攪拌槽10内に薬液を投入する、薬液槽80、配管、ポンプ等から成る薬剤投入手段、該汚泥処理装置1の各部の動作を制御するための制御盤90等の必要な装備を載置して、可搬式の汚泥処理装置1を構成している。
前述のように、本発明の汚泥処理装置1を可搬式とする場合には、汚泥処理装置1を構成する前述の攪拌装置3、破砕装置5、モータ40、発電機、制御盤、薬剤投入手段等の機器を載置する前述のフレーム60は、例えばトラック等の荷台乃至はこの荷台のフレームであっても良く、または、トレーラ等を前述のフレーム60としても良い。
このように本発明の汚泥処理装置1を可搬式とすることにより、工事現場等の高含水汚泥が発生する現場において、発生した汚泥をその場で処理することができ、中間処理施設等に汚泥を搬送等する場合に比較してこれを低コストで処理することが可能となる。
以上説明した本発明の汚泥処理装置1を使用した汚泥処理の一例を説明すると、前述のように形成された汚泥処理装置1の攪拌槽10内に、土木建築工事等により生じた汚泥を注入し、制御盤90の操作により攪拌羽根30を備えた攪拌軸21,22を回転させて汚泥の攪拌を開始すると共に、この攪拌されている汚泥中に前述の古紙破砕片を投入する。
古紙破砕片の投入は、前述のように攪拌槽10上に設けられた古紙破砕片の投入口上に載置された破砕装置5を介して行われ、制御盤90の操作によりこの破砕装置5に設けられたモータ53を回転させてロータ50a〜50cを回転させる。そして、ロータ50a〜50cが回転している状態において破砕装置5のホッパ52内に古紙破砕片の凝集塊を投入する。
古紙破砕片の凝集塊のサイズが過度に大きくホッパ52内に投入することが困難である場合には、これを予めホッパ52内に投入可能なサイズに切断、分割等しておき、これを前述の破砕装置5のホッパ52内に投入しても良い。
このように、ロータ50a〜50cが回転する破砕装置5のホッパ52内に前述の古紙破砕片の凝集塊を投入すると、投入された古紙破砕片の凝集塊の表面は、ロータ50a〜50cに取り付けられた引掻歯51との衝突により叩解、掻解され、又は各引掻歯51間に噛合された状態で逆方向に引っ張られる等して破砕され、個々の古紙破砕片に分解され、又は、比較的小さな塊に分割されて攪拌槽10内に落下し投入される。
図5に示す実施形態のように、3本のロータ50a〜50cのうちの中央の一本50bを他のロータ50a,50cに対して上方に偏倚して配置した構成にあっては、比較的大きな塊として投入された古紙破砕片の凝集塊は、他のロータ50a,50cよりも上方に配置された中央のロータ50bに先ず衝突し、この中央のロータ50bによってその中央部分を叩解乃至は掻解されて2つに分断され、その後、更に図中左右に配置された各ロータ50a,50cに設けられた引掻歯51により叩解乃至は掻解されることから、個々の古紙破砕片乃至は所定サイズの塊に破砕、分解乃至は分割され易く、効率的に古紙破砕片の凝集塊を破砕可能なものとなっている。
しかも、全てのロータ50(50a〜50c)を同一の方向に回転させることにより、いずれか2本のロータ間を通過する古紙破砕片の凝集塊には、一のロータによる下向きの引っ掻き方向と、他方のロータによる上向きの引っ掻き方向とが作用するために、この塊を個々の古紙破砕片のほぐす作用が高い。
このようにして、各ロータ50a〜50cに設けられた引掻歯により叩解され、又は掻解されて個々の古紙破砕片に破砕、分解され、又は比較的小さな塊に破砕、分割された古紙破砕片の凝集塊は、各ロータ50a〜50c間の間隔を通過可能な大きさの塊になると、ロータ50a〜50c間の隙間を介して下方に落下しようとするが、このようにして下方に落下しようとする塊は、さらに中央のロータ50bの下方に設けられた邪魔板55によりその落下が妨げられ、この位置においてさらに2つのロータ(50aと50b又は50bと50c)に設けられた引掻歯51による叩解乃至は掻解されて更に細かくされる。
特に、ホッパ52内壁とロータ50cに設けられた引掻歯先端51間の隙間に、これを塞ぐ隙間板54aを設け、又はロータ50aと前記邪魔板55間の隙間を塞ぐ隙間板54bを設けた構成にあっては、この部分を介して下方に落下しようとする古紙破砕片の凝集塊がさらにこの部分に止まってより小さな塊に破砕され、この破砕装置5により、投入された古紙破砕片の凝集塊は、個々の古紙破砕片に分解されるか、塊状として残ったものについても、直径乃至は1辺が50mm以下に比較的細かく分割され、その後、その下方に配置された攪拌装置3の攪拌槽10内に落下し、投入される。
攪拌槽10内に投入された古紙破砕片は、その多くが個々の古紙破砕片に分解されており、また、塊の状態で投入されたものについても直径乃至は1辺が50mm以下の比較的小さなものとして汚泥中に投入されることから、このようにして汚泥中に投入された古紙破砕片は、これを汚泥中に攪拌、分散することが容易で比較的短時間の攪拌によってこれを汚泥中に均一に分散させることができる。
このようにして、古紙破砕片を添加することにより、汚泥中の水分は古紙破砕片によって吸収され、流動状であった汚泥は次第に粘性を帯びて粘土状となる。このように汚泥が粘土状となり粘性を帯びると、汚泥中で回転する攪拌羽根30にかかる抵抗が増し、攪拌羽根30の回転を抑制する力が生じるが、前述のように、回転方向を幅方向とした板状の攪拌羽根30は、このような粘土状に変化した汚泥中に良好に侵入し、また、突出片32及び本体部31によって、この粘土状の汚泥を移動させて攪拌する。
このようにして、汚泥の水分を古紙破砕片に吸収させた後、更に攪拌を継続しつつ、吸着剤や架橋剤等の薬剤を添加する。
これらの薬剤は、これを攪拌槽10の上部に設けられた投入口14等から人手により散布しても良く、また、液体の状態で提供される場合には、これを前述の薬液槽80に予め充填しておき、制御盤90の操作により該薬液槽80と攪拌槽10間を連通する配管中に設けられたポンプを駆動する等して、これを攪拌槽10内に導入可能に構成しても良い。
薬液の導入は、ホース等により攪拌槽10内の所定箇所(一箇所)より導入することもできるが、汚泥中に比較的短時間で万遍なく拡散させることができるよう、攪拌槽10内の上部にノズル等を設けておき、このノズルを介して攪拌槽10内に広範に散布するように構成しても良い。
このようにして薬剤を添加することにより、攪拌槽内の汚泥を構成する砂や土、投入された古紙破砕片が、一辺乃至は直径が5〜10mm程度に固化すると共に団粒化する。
そして、このように汚泥の固化、団粒化が完了すると、攪拌槽10の底部中央に設けられた排出口19を開放し、この排出口19より固化、団粒化した汚泥を攪拌槽10外に排出する。
排出口19を開放した状態において、さらに攪拌軸21,22を回転させ攪拌羽根30による攪拌を継続すると、この攪拌羽根30は、前述のようにその形状により各攪拌軸21,22の長さ方向の中心位置23に汚泥を移動することから、このように攪拌軸21,22の回転を継続することにより、固化・団粒化された攪拌槽10内の汚泥は、いずれも攪拌槽10の中央側、従って排出口19に向かって搬送され、排出口19より落下して、攪拌槽10外に排出される。
特に、攪拌軸21,22を図2に示す方向に相互に逆方向に回転する場合には、攪拌槽10の底部に溜まった汚泥が攪拌羽根30によって突出部18の傾斜面に形成された排出口19に向かって掻き出され、攪拌槽10内の汚泥の量が少なくなった状態においてもこれを効率的に排出することができる。
排出口19より排出された汚泥は、前述のように固化、団粒化しているために、その取り扱いが容易であり、これを排出口19の下方に一端を配置されたベルトコンベア等(図示せず)によって搬出することができ、このベルトコンベアの他端を、本発明の汚泥処理装置1に隣接して停車したトラックの荷台上に配置しておけば、トラック等に対する積載を極めて簡単に行うことができる。
そして、このようにして排出された団粒化処理後の汚泥は、前述のように廃棄処理され、又は、植物の植生基盤材や埋め戻し材、盛土材、セメント混合材等として再生利用される。
次に、以上のように構成された本発明の汚泥処理装置を使用して汚泥処理を行った結果につき説明する。
容量3mの攪拌槽内に、水田より採取した泥に水を混合・調整して含水率が約300%の汚泥を製造し、この汚泥約2.5mを処理対象とした。
使用した破砕装置の各ロータは、直径115mm、長さ820mmで、この外周に、突出長さ30mm、軸方向の幅90mmの引掻歯を、各ロータに対して9枚、それぞれ長さ方向に40°ずつずらせて、9枚取り付けた。
このようにして、引掻歯の取り付けられたロータをいずれも90min−1の等速度で回転させて、1つの塊が約1000×1000×200mm古紙破砕片の塊2つと、約1000×500×200mmの塊1つの合計約125kgを前記ホッパ内に投入して、前記ロータと共に回転する引掻歯による叩解及び掻解によりこれを分解して攪拌槽内に投入した。
全ての古紙破砕片が前述の破砕装置を通過して攪拌槽内への投入が完了する迄の時間は、約5分で、これにより、前述の古紙破砕片の塊は、この凝集塊を構成する個々の古紙破砕片のほぐれた状態で、又は塊状のものにあっても直径乃至は一辺が50mm以下の塊に分割された状態で攪拌槽内に投入された。
古紙破砕片の投入後、攪拌槽内にポリアクリル系ポリマー(粉状):3kg、及び塩素系ポリ無機塩(液状):適量を投入し、攪拌を継続した。攪拌の開始から、汚泥が固化、団粒化する迄の攪拌時間は合計約20分で、この攪拌により回収された、団粒化された汚泥中には、比較的細かく破砕された古紙破砕片が汚泥を構成する土砂中に埋設状態で団粒化されていると共に、団粒後の各粒体相互の質のばらつきも少なく、従って投入された古紙破砕片は、20分という比較的短時間の攪拌により均一に分散していることが確認できた。
以上説明した本発明の泥水処理装置は、汚泥の生じる各種土木作業、例えばシールド工法、杭打ち作業、地中連続壁基礎の形成、地質改良等により発生した高含水汚泥の処理に使用することができる他、河川や湖沼、ダム等において回収された、底部に溜まった土砂やヘドロ等の汚泥、その他、高含水汚泥の処理において使用することができ、土木建築現場、廃棄物処理施設、河川、湖沼等の管理事業等の各種の分野において利用可能である。
特に、この汚泥処理装置を可搬式とする場合には、汚泥の回収後、この回収された汚泥を例えば中間乾燥処理施設まで搬送することなく、汚泥の回収された現場において直ちに処理することができるため、その利用可能性は大きい。
汚泥処理装置の全体構造を示す正面図。 図1のII−II線概略断面図。 破砕装置の平面図。 破砕装置の正面図。 図3のV−V線断面図。
符号の説明
1 汚泥処理装置
3 攪拌装置
5 破砕装置
7 シリンダ
10 攪拌槽
11 脚部
12 底部
13 注入口(汚泥の)
14 投入口(吸水材の)
15,16 側壁
17 蓋体
18 突出部
19 排出口
21,22 攪拌軸
23 中央部(攪拌軸の長さ方向中央部)
27 軸受
30 攪拌羽根
31 本体部
32 突出片
40 モータ
50(50a〜50c) ロータ
51 引掻歯
52 ホッパ
52a〜52d 側壁
53 モータ
54a,54b 隙間板
55 邪魔板
55a 一端(邪魔板の)
55b 他端(邪魔板の)
56a,56b,56b,56c スプロケット
60 フレーム
70 発電機
80 薬液槽
90 制御盤

Claims (3)

  1. 高含水汚泥に古紙破砕片及び薬剤を投入すると共に、これらを攪拌して前記高含水汚泥を固化、団粒化する汚泥処理に使用され、
    上部に前記古紙破砕片の投入口が設けられた攪拌槽を備えると共に、該攪拌槽内に注入された汚泥を、前記古紙破砕片及び薬剤と共に攪拌する攪拌装置と、
    前記攪拌装置の攪拌槽に設けられた前記投入口上に配置され、圧縮により凝集された古紙破砕片の凝集塊を、所定大以下の塊乃至は該凝集塊を構成する個々の古紙破砕片に破砕して前記投入口内に投入する破砕装置を備えたことを特徴とする汚泥処理装置。
  2. 前記破砕装置は、前記攪拌装置の攪拌槽に設けられた前記投入口と連通する排出口を備えたホッパと、
    前記ホッパ内にその軸線方向を水平方向として回転可能に配置されたロータと、
    前記ロータの外周より突出し、前記ホッパ内に投入された前記古紙破砕片の凝集塊を破砕する引掻歯を備えたことを特徴とする請求項1記載の汚泥処理装置。
  3. 前記破砕装置が、それぞれに備えられた前記引掻歯が相互に干渉しない状態に平行に配置された3本のロータを備えると共に、
    前記ロータのうち、中央に配置されたロータを他のロータに対して上方に偏倚して配置したことを特徴とする請求項2記載の汚泥処理装置。
JP2003430637A 2003-12-25 2003-12-25 汚泥処理装置 Pending JP2005185954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003430637A JP2005185954A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 汚泥処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003430637A JP2005185954A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 汚泥処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005185954A true JP2005185954A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34788949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003430637A Pending JP2005185954A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 汚泥処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005185954A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112403585A (zh) * 2020-10-23 2021-02-26 西藏蕃惠畜牧科技发展有限公司 一种用于畜牧业的高效饲料加工装置
CN112777903A (zh) * 2021-02-08 2021-05-11 长沙紫宸科技开发有限公司 一种市政污泥链辗悬浮干化清洁焚烧装备及焚烧方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112403585A (zh) * 2020-10-23 2021-02-26 西藏蕃惠畜牧科技发展有限公司 一种用于畜牧业的高效饲料加工装置
CN112777903A (zh) * 2021-02-08 2021-05-11 长沙紫宸科技开发有限公司 一种市政污泥链辗悬浮干化清洁焚烧装备及焚烧方法
CN112777903B (zh) * 2021-02-08 2024-01-26 长沙紫宸科技开发有限公司 一种市政污泥链辗悬浮干化清洁焚烧装备及焚烧方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6346883B2 (ja) 土壌改良装置
JP5406865B2 (ja) 土壌改良装置
KR101142954B1 (ko) 하수슬러지 복토화 장치
JP2003126894A (ja) 発生土処理方法及び処理装置並びに粒状体の生成方法
JP2003126826A (ja) 発生土処理装置並びに処理方法
CN210586356U (zh) 一种用于重金属污染土壤修复的成套设备
JP2005185954A (ja) 汚泥処理装置
JP4313126B2 (ja) 汚泥処理システム
JP3955417B2 (ja) 泥土固化処理装置
JP2002097663A (ja) 自走式土質改良機及び予解砕装置
JP2001334162A (ja) 脱水ケーキ細粒化装置
JP3626876B2 (ja) 解砕造粒装置及び発生土処理装置
JP2002086004A (ja) 脱水ケーキ細粒化装置及び脱水ケーキ細粒化処理装置
JP2005185953A (ja) 汚泥処理装置
JP3955422B2 (ja) 泥土固化処理装置
JP2000064343A (ja) 掘削土混合装置
JPH0143153Y2 (ja)
JP3548018B2 (ja) 排土用土質改良装置
JP2003126895A (ja) 発生土処理方法並びに処理装置
JP2007051502A (ja) 土壌混合機
JP2005087895A (ja) 汚泥処理システム
JP3752606B2 (ja) 掘削土再生装置
JP2003176545A (ja) 掘削土混合装置
JP2003129515A (ja) 発生土処理装置並びに処理方法
JP2002254096A (ja) 泥土固化処理装置