JP3620118B2 - 定電流・定電圧充電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する利用分野】
本発明は充電装置に関し、特に、電池を定電流および定電圧の順序で充電する定電流・定電圧充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電池を電源とする装置では、マンガン乾電池に代表される充電不可能な1次電池から次第に、ニッケルカドミウム蓄電池や小型鉛シール蓄電池に代表されるような充電して何度も繰り返し使用できる2次電池が多く使用されるようになってきている。2次電池はどうしても1次電池よりもエネルギー密度が低いため、1次電池と同じ電池容量を得たいときは、より寸法の大きな電池を使う必要があった。そのため2次電池はたゆまなく高容量化が図られてきた。ところが最近になって、ニッケルカドミウム蓄電池や小型鉛シール蓄電池よりもはるかに高容量を得ることができるリチウムイオン蓄電池が登場してきた。この電池は陽極にコバルト酸リチウム、陰極に種々の組成の炭素を使用し、従来のニッケルカドミウム蓄電池よりも250〜300%多い電池容量が得られる。
【0003】
リチウムイオン蓄電池は通常、鉛蓄電池と同様に定電流・定電圧充電法で充電される。すなわち、電池電圧が一定値に到達するまでは定電流にて充電を行い、その後は一定の電圧にて充電を行う方法である。このとき、定電圧充電の電圧設定値が不適切だと、容易にリチウムイオン蓄電池は過充電状態になってしまう。具体的には、陰極が天然黒鉛径のリチウムイオン蓄電池では4.1Vを越える電圧、陰極がコークス系のリチウムイオン蓄電池では4.2Vを越える電圧で充電されると、過充電になってしまう。過充電状態のリチウムイオン蓄電池はニッケルカドミウム蓄電池よりも性能が速く劣化し、最悪の場合、電池内部のリチウムイオンがデンドライトと呼ばれる針状の結晶構造をとって金属リチウムとして析出し、電池の陽極と陰極を分離しているセパレータを突き破って電池内部でショートし、発火・発煙する可能性がある。
【0004】
一方、定電流・定電圧充電装置は、抵抗やシリーズレギュレータでも実現できるが、効率や発熱を考慮してチョッパ回路として実現されることが多い。
【0005】
以下、従来の定電流・定電圧充電装置について、図を用いて説明する。
図9は従来の定電流・定電圧充電装置を示す回路図である。図9において、1は電力を発生する電源回路、2は充電電流と充電電圧の制御を行うチョッパ回路、5は電池の電圧を検出する電池電圧検出回路、6は充電対象であるリチウムイオン蓄電池、9は印加される電圧により発振周波数が可変となる電圧制御発振器(VCO)、11は電池電圧検出回路5からの検出電池電圧を増幅して制御電圧として電圧制御発振器9へ出力する直流アンプ、12は定電流充電時に充電電流を制限する電流制限抵抗器である。
【0006】
図10(a)は、従来の定電流・定電圧充電装置を用いてリチウムイオン蓄電池の充電を行なったときの電池電圧、充電電流の特性を示す特性図である。また、図10(b)は図10(a)のA部拡大図である。図10(a)、(b)において、V1は定電圧充電の設定電圧値、i1は定電流充電の設定電流値、tcは定電流充電から定電圧充電に切り替わる時点、rは電池電圧のリップル成分である。
【0007】
以上のような構成、特性の定電流・定電圧充電装置について、その動作を説明する。図9の充電装置は、電源回路1の電源が投入され、電源回路1が電力を発生すると、電池電圧検出回路5がリチウムイオン蓄電池6の電圧を検出し、この検出された電池電圧は直流アンプ11で増幅され、電圧制御発振器9に入力される。これにより電圧制御発振器9は或る周波数の信号を発振させ、発振信号としてチョッパ回路2へ出力し、チョッパ回路2は充電電圧、充電電流の供給を開始する。リチウムイオン蓄電池6の電池電圧がチョッパ回路2の出力電圧よりも低いときには、充電電流は両者の差と電流制限抵抗器12の抵抗値とによって決まり、ほぼ一定の電流i1で充電が行なわれる。すなわち、チョッパ回路2の出力電圧(充電電圧)は、電池電圧値を電圧値V1に近付けるように制御されるが、充電電流値はほぼ一定の電流値i1となる。従って、この段階の充電は定電流充電である。図10(a)に示すように、時刻tcにおいて電池電圧値が一定電圧値V1に達したとき、充電は定電圧充電へ移行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の定電流・定電圧充電装置では、チョッパ回路2のリップル成分r(図10(b)参照)による過剰なリチウムイオンの移動により、リチウムイオン蓄電池では過充電になりやすいという問題点を有していた。
【0009】
すなわち、従来の定電流・定電圧充電装置では、電池電圧検出回路5でリチウムイオン蓄電池6の電池電圧を検出しているが、電池電圧にはチョッパ回路2のリップル成分も含まれている。それを図示したのが図10(b)の拡大図である。一般に、チョッパ回路2の動作周波数はスイッチ素子の効率やインダクタの小型化を図るために数10kHz〜数100kHzが選ばれる。従って、チョッパ回路2の出力電圧は実際には電池電圧の変動を積分した電圧に追従することになるが、リップル成分の周波数が高いためにキャパシタ等で電池に流れることを阻止することは困難であり、リップル成分もまたリチウムイオン蓄電池6に印加されることになる。
【0010】
上述したように、リップル成分によりリチウムイオン蓄電池6が過充電されると、陰極への金属リチウムの出現やデンドライト発生による不安全事故につながる可能性が高くなる。一方、市場では2次電池の容量アップの要求が根強く、高容量を得られるリチウムイオン蓄電池6を安全確実に充電する充電装置が強く求められている。
【0011】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、電池を安全確実に充電することができる定電流・定電圧充電装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の課題を解決するために、充電電流と充電電圧の制御を行うチョッパ回路と、電池電圧を検出する電池電圧検出回路と、電池電圧に基づいて充電電流を算出する充電電流計算回路とを備えた定電流・定電圧充電装置において、検出された電池電圧のピークホールド処理を行うピークホールド回路と、ピークホールド回路によりホールド処理されたピーク電圧値が所定の値に到達するまでは定電流充電を行い、ホールド処理されたピーク電圧値が所定の値に到達した後は定電圧充電を行うように制御電圧を出力する演算回路と、制御電圧に応じた周波数の発振信号をチョッパ回路へ出力する電圧制御発振器とを備えた構成を有しているのでリチウムイオン蓄電池を安全確実に充電することができる定電流・定電圧充電装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、電力を発生する電源回路と、充電電流と充電電圧の制御を行うチョッパ回路と、電池電圧を検出する電池電圧検出回路と、電池電圧に基づいて充電電流を算出する充電電流計算回路と、検出された電池電圧のピークホールド処理を行うピークホールド回路と、ピークホールド回路によりホールド処理されたピーク電圧値が所定の値に到達するまでは定電流充電を行い、前記ホールド処理されたピーク電圧値が所定の値に到達した後は定電圧充電を行うように制御電圧を出力する演算回路と、制御電圧に応じた周波数の発振信号をチョッパ回路へ出力する電圧制御発振器とを備えたことにより、電池電圧にリップル成分を含んでいても、電池電圧の波高値を常に設定電圧値以下に制御することができるので、電池の過充電を防止することができ、安全確実に充電を行なうことができるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1の記載の発明において、演算回路が、定電圧充電時の設定電圧値と、定電流充電時の設定電流値とを保持し、ピークホールド処理された電池電圧が設定電圧値に到達するまでは設定電流値で定電流充電を行い、ピークホールド処理された電池電圧値が設定電圧値に到達した後は設定電圧値で定電圧充電を行うことにより、電池電圧をピークホールド処理して得られたピーク値に基づいて電池電圧を制御するようにしたので、電池電圧の値を常に設定電圧値以下に設定することができるという作用を有する。
【0019】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置について図を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置を示す回路図である。図1において、1は電源回路、2はチョッパ回路、5は電池電圧検出回路、6はリチウムイオン蓄電池であり、これらは図9と同様のものなので、同一符号を付して説明は省略する。3はチョッパ回路2の出力電圧である充電電圧を検出する充電電圧検出回路、4は充電電流を検出するための充電電流検出回路、7は充電電圧検出回路3で検出された充電電圧と電池電圧検出回路5で検出された電池電圧の値vとから充電電流の値iを算出する充電電流計算回路、8は検出された電池電圧の値vおよび算出された充電電流の値iから電池電圧および充電電流の値v、iを制御する制御電圧aを出力する演算回路、9は演算回路8から出力される制御電圧aに応じた周波数の発振信号bをチョッパ回路2へ出力する電圧制御発振器(VCO)である。
【0020】
以上のように構成された定電流・定電圧充電装置について、その動作を説明する。充電を開始する際にはまず電源回路1の電源が投入され、電源回路1が電力を発生すると、電池電圧検出回路5がリチウムイオン蓄電池6の電圧値vを検出する。充電電圧検出回路3で検出された充電電圧の値と電池電圧検出回路5で検出された電池電圧の値vとは充電電流計算回路7に入力され、充電電流計算回路7はこれらの値から充電電流の値iを算出する。演算回路8は、検出された電池電圧の値vおよび算出された充電電流の値iから電池電圧および充電電流の値v、iを制御する制御電圧aを電圧制御発振器9へ出力する。制御電圧aを印加された電圧制御発振器9は、制御電圧aに応じた或る周波数の信号を発振させ、その発振信号bをチョッパ回路2へ出力して、充電を開始する。このように、電池電圧は、検出電池電圧値vおよび算出充電電流値iに基づいて、演算回路8、電圧制御発振器9およびチョッパ回路2により制御される。本装置は定電流・定電圧充電装置であり、まず定電流充電を行ない、最後に設定電池電圧値つまり充電電圧の上限値の定電圧充電を行なう。その途中の段階においては種々の定電流・定電圧充電が考えられる。このように最終段階においては上限値の定電圧充電が行なわれるが、この最終段階の定電圧充電における充電電流の値iが定電流充電の電流値よりも小さい或る電流値に達すると、充電を終了する。つまり、定電圧充電において充電電流値が小さくなることはその定電圧において満充電に近いことを意味する。
【0021】
以上のように本実施の形態によれば、定電流または充電電圧の上限値よりも低い定電圧で十分に充電を行ない、その後に充電電圧の上限値での充電を行なうようにすることができるので、チョッパ回路2の制御精度が高い時点で上記上限値での充電を行なうことができ、従って、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはなく、リチウムイオン蓄電池6を安全確実に充電することができる。
【0022】
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置について説明する。
【0023】
本実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置は図1の装置と同じ回路であり、第1の実施の形態とは演算回路8の動作が異なるのみであるので、演算回路8の動作を中心に説明する。
【0024】
図2は本発明の第2の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図である。図2において、S1は電池電圧特性を示す特性曲線、S2は充電電流特性を示す特性曲線である。
【0025】
図2のような特性を有する定電流・定電圧充電装置について、その動作を演算回路8を中心にして説明する。演算回路8には、定電圧充電時の設定電圧値である第1の電圧値V1と、第1の電圧値V1よりも小さな値の第2の電圧値V2と、定電流充電時の設定電流値である第1の電流値i1と、第1の電流値i1よりも小さな値の第2の電流値i2とが、予め設定保持されている。演算回路8は、例えば天然黒鉛系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には電池電圧が3.9Vとなるように、またコークス系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には電池電圧が4.0Vとなるように、電圧制御発振器9に制御電圧aを印加する。上記3.9V、4.0Vは第2の電圧値V2である。制御電圧aを印加された電圧制御発振器9は、制御電圧aに応じた或る周波数の信号を発振させ、その発振信号bをチョッパ回路2へ出力して、充電を開始する。リチウムイオン蓄電池6の電池電圧がチョッパ回路2の出力電圧(充電電圧)よりも低いときには、充電電流は両者の差と充電電流検出回路4の抵抗値とによって決まり、ほぼ一定の電流値i1で充電が行なわれる。すなわち、チョッパ回路2の出力電圧は、電池電圧値を第2の電圧値V2に近付けるように制御されるが、充電電流値はほぼ一定の電流値i1となる。従って、この段階の充電は定電流充電である。
【0026】
図2に示すように電池電圧の値vが一定電圧値V2に達したとき、充電は定電圧充電へ移行する。この時点では、電池電圧の値vが一定値V2になるように、演算回路8から電圧制御発振器9に制御電圧aが印加され、電圧制御発振器9からチョッパ回路2に対して電池電圧値が一定になるような周波数の発振信号bが与えられる。その結果、リチウムイオン蓄電池6における充電量が増加するにしたがってリチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが増加するために充電電流は次第に減少していく。
【0027】
一般的にチョッパ回路2の出力のリップル成分は、接続されている負荷のインピーダンス(充電装置の場合は電池の内部インピーダンス)と負荷に供給する電流値とに影響されることは広く知られている。図8は充電電流、電池内部インピーダンスとリップル成分波高値との関係を示すグラフ図である。図8に示すように、負荷のインピーダンス(ここでは電池の内部インピーダンス)が低いほど、また負荷に供給する電流が大きいほど、チョッパ回路2のレギュレーション(制御性)は悪くなり、リップル成分の波高値は大きくなる。逆に、負荷のインピーダンスが高いほど、また負荷に供給する電流が小さいほど、チョッパ回路2の制御性は良くなり、リップル成分の波高値は小さくなる。
【0028】
電池電圧の値vが一定電圧(第2の電圧値)V2になるように定電圧充電を行なっている間もチョッパ回路2の出力電圧にはやはりリップルが含まれているが、第2の電圧値V2がリチウムイオン蓄電池6の充電電圧の上限値(一般に天然黒鉛系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には4.1V、コークス系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には4.2V)である第1の電圧値V1よりも低く設定されている。つまり、本実施の形態では、V1−V2=0.2Vである。このため、チョッパ回路2の出力電圧中のリップル成分のピーク値であっても充電電圧の上限値V1には達せず、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはない。
【0029】
第2の電圧値V2での定電圧充電においては図2に示すように充電電流が徐々に減少していくが、この充電電流値が第2の電流値i2まで減少すると、演算回路8は、充電電流が第1の電流値i1になるように再び電圧制御発振器9に制御電圧aを印加する。これにより電圧制御発振器9からチョッパ回路2へ、充電電流値が一定電流値i1になるような周波数の発振信号bが与えられる。
【0030】
一定電流値i1での定電流充電においては図2に示すように電池電圧の値vが徐々に上昇していく。電池電圧の値vが第1の電圧値V1に到達すると、充電は再び定電圧充電に移行する。この定電圧充電においては、電池電圧の値vが一定値V1になるように、演算回路8から電圧制御発振器9に制御電圧aが印加され、電圧制御発振器9からチョッパ回路2へ、電池電圧が一定になるような周波数の発振信号bが与えられる。その結果、リチウムイオン蓄電池6の充電量が増加するにしたがって、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが増加するために充電電流が次第に減少していく。このとき、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスは、この時点以前(電池電圧値vがV1に到達する以前)よりも十分に高くなっているので、チョッパ回路2の出力電圧中のリップル成分は十分に小さくなっており、リップル成分の波高値は無視できる値になっており、ほぼリチウムイオン蓄電池6の充電電圧の上限値V1と同じとみなすことができる。従って、リチウムイオン蓄電池6は安全に規定の電池電圧に到達し、満充電とすることができる。
【0031】
図2に示すように、充電電流計算回路7における充電電流値iが最も小さな第2の電流値i2となったところで充電を終了する。
【0032】
以上のように本実施の形態によれば、定電圧充電時の設定電圧値(充電電圧上限値)V1よりも低い電圧値V2で十分に充電を行ない、その後に設定電圧値V1での充電を行なうようにしたので、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが高く、従ってチョッパ回路2の制御精度が高い時点で設定電圧値V1での充電を行なうようになり、この高い制御精度においてはチョッパ回路出力電圧すなわち電池電圧のリップル成分のピーク電圧値が十分に低いことによりリチウムイオン蓄電池6が過充電になることはなく、リチウムイオン蓄電池6を安全確実に充電することができる。また電池電圧の値vが設定電圧値V1に近付くにつれて、リップル成分は減少していくので、電池電圧の値vを設定電圧値V1に到達させることができ、満充電が可能になる。
【0033】
(実施の形態3)
以下、本発明の第3の実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置について説明する。本実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置は図1の装置と同一回路であり、第1の実施の形態とは演算回路8の動作が異なるのみであるので、演算回路8の動作を中心に説明する。
【0034】
図3は本発明の第3の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図である。図3において、S11は電池電圧特性を示す特性曲線、S12は充電電流特性を示す特性曲線である。
【0035】
図3のような特性を有する定電流・定電圧充電装置について、その動作を演算回路8を中心にして説明する。演算回路8には、定電圧充電時の設定電圧値(充電電圧の上限値)V1と、定電流充電時の設定電流値である第1の電流値i1と、第1の電流値i1よりも小さな値の第2の電流値i2と、第1の電流値i1よりも小さく第2の電流値i2よりも大きい第3の電流値i3とが、予め設定保持されている。演算回路8は、例えば天然黒鉛系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には電池電圧が4.1Vとなるように、またコークス系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には4.2Vとなるように、電圧制御発振器9に制御電圧aを印加する。上記4.1V、4.2Vは設定電圧値V1である。制御電圧aを印加された電圧制御発振器9は、制御電圧に応じた或る周波数の信号を発振させ、その発振信号bをチョッパ回路2へ出力して、充電を開始する。リチウムイオン蓄電池6の電池電圧がチョッパ回路2の出力電圧よりも低いときには、充電電流は両者の差と充電電流検出回路4の抵抗値とによって決まり、ほぼ一定の電流値i1で充電が行なわれる。すなわち、チョッパ回路2の出力電圧は、電池電圧値を設定電圧値V1に近付けるように制御されるが、充電電流値はほぼ一定の電流値i1となる。従って、この段階の充電は定電流充電である。電池電圧の値vが一定電圧値V1に達したとき、図3に示すように、充電電流値が第1の電流値i1より十分に少ない第3の一定電流値i3になるように、演算回路8から電圧制御発振器9に制御電圧aが印加され、電圧制御発振器9からチョッパ回路2に対して、充電電流が一定値i3になるような周波数の発振信号bが与えられる。
【0036】
第2の実施の形態でも述べたように、一般的にチョッパ回路2の出力電圧のリップル成分は、負荷に供給する電流値に影響される。図8に示すように、負荷に供給する電流が大きいほど、チョッパ回路2のレギュレーション(制御性)は悪くなり、リップル成分の波高値は大きくなる。逆に、負荷に供給する電流が小さいほど、チョッパ回路2の制御性は良くなり、リップル成分の波高値は小さくなる。なお、図3に示すように電池電圧値は瞬間的に設定電圧値(充電電圧の上限値)V1に達するが、これは瞬間的であり、これにより過充電となることはない。
【0037】
充電電流値が一定値i3になるような定電流充電を行なっている間もチョッパ回路2の出力電圧にはやはりリップルが含まれているが、電流値i3は電流値i1よりも十分に少ないためリップル成分は十分に小さく、そのリップル成分のピーク電圧値は充電電圧の上限値V1に到達しないため、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはない。
【0038】
図3に示すように、充電電流が電流値i1からi3と少なくなるので、電池電圧は一時的に低下するが、充電の進行と共に再び上昇する。電池電圧の値vが再びV1に到達した後、充電は定電圧充電に移行する。電池電圧値vが一定値V1になるように演算回路8から電圧制御発振器9に制御電圧aが印加され、電圧制御発振器9からチョッパ回路2へ、電池電圧値が一定になるような周波数の発振信号bが与えられる。その結果、リチウムイオン蓄電池6の充電量が増加するにしたがって、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが増加するため、充電電流値iは次第に減少していく。このとき、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスは、この時点以前(電池電圧値vがV1に到達する以前)よりも十分に高くなっているので、チョッパ回路2の出力中のリップル成分は十分に小さくなっており、リップル成分の波高値は無視できる値になっており、ほぼリチウムイオン蓄電池6の充電電圧の上限値V1と同じとみなすことができる。従って、リチウムイオン蓄電池6は安全に規定の電池電圧に到達し、満充電とすることができる。
【0039】
図3に示すように、充電電流計算回路7における充電電流値iが最も小さな第2の電流値i2となったところで充電は終了する。
【0040】
以上のように本実施の形態によれば、初期定電流充電時の設定電流値i1よりも低い定電流i3で十分に充電を行ない、その後に設定電圧値(充電電圧の上限値)V1での充電を行なうようにしたので、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが高く、従ってチョッパ回路2の制御精度が高い時点で設定電圧値V1での充電を行なうようになり、高い制御精度におけるチョッパ回路出力電圧すなわち電池電圧のリップル成分のピーク電圧値が十分に低いことにより、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはなく、リチウムイオン蓄電池6を安全確実に充電することができる。
【0041】
(実施の形態4)
以下、本発明の第3の実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置について説明する。
【0042】
なお、本実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置は図1の装置と同一回路であり、演算回路8の動作が異なるのみであるので、演算回路8の動作を中心に説明する。
【0043】
図4は本発明の第4の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図である。図4において、S21は電池電圧特性を示す特性曲線、S22は充電電流特性を示す特性曲線である。
【0044】
図4のような特性を有する定電流・定電圧充電装置について、その動作を演算回路8を中心にして説明する。演算回路8には、定電圧充電時の設定電圧値(充電電圧の上限値)である第1の定電圧値V1と、第1の定電圧値V1よりも小さい第2の定電圧値V2と、定電流充電時の設定電流値である第1の電流値i1と、第1の電流値i1よりも小さな値の第2の電流値i2と、第1の電流値i1よりも小さく第2の電流値i2よりも大きい第3の電流値i3とが、予め設定保持されている。演算回路8は、例えば天然黒鉛系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には電池電圧が4.1Vとなるように、またコークス系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には電池電圧が4.2Vとなるように、電圧制御発振器9に制御電圧aを印加する。上記4.1V、4.2Vは設定電圧値V1である。制御電圧aを印加された電圧制御発振器9は、制御電圧aに応じた或る周波数の信号を発振させ、その発振信号bをチョッパ回路2へ出力して、充電を開始する。リチウムイオン蓄電池6の電池電圧がチョッパ回路2の出力電圧よりも低いときには、充電電流は両者の差と充電電流検出回路4の抵抗値とによって決まり、ほぼ一定の電流値i1で充電が行なわれる。すなわち、チョッパ回路2の出力電圧は、電池電圧値を設定電圧値V1に近付けるように制御されるが、充電電流値はほぼ一定の電流値i1となる。従って、この段階の充電は定電流充電である。
【0045】
電池電圧が電圧値V1よりも低い第2の電圧値V2(例えば天然黒鉛系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には3.9V、コークス系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には4.0V)に達したとき、図4に示すように、充電電流値が第1の電流値i1より十分に少ない第3の一定電流値i3になるように、演算回路8から電圧制御発振器9に制御電圧aが印加され、電圧制御発振器9からチョッパ回路2に対して、充電電流値が一定値i3になるような周波数の発振信号bが与えられる。
【0046】
第2の実施の形態でも述べたように、一般的にチョッパ回路2の出力電圧のリップル成分は、負荷に供給する電流値にも影響される。図8に示すように、負荷に供給する電流が大きいほど、チョッパ回路2のレギュレーション(制御性)は悪くなり、リップル成分の波高値は大きくなる。逆に、負荷に供給する電流が小さいほど、チョッパ回路2の制御性は良くなり、リップル成分の波高値は小さくなる。
【0047】
充電電流が一定値i3になるような定電流充電を行なっている間もチョッパ回路2の出力電圧にはやはりリップルが含まれているが、電流値i3は電流値i1よりも十分に少ないためリップル成分は十分に小さく、そのリップル成分のピーク電圧値は充電電圧の上限値V1に到達しないため、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはない。
【0048】
図4に示すように、充電電流値が電流値i1からi3と少なくなるので、電池電圧は一時的に低下するが、充電の進行と共に再び上昇する。電池電圧の値vがV1に到達した後、充電は定電圧充電に移行する。電池電圧値vが一定値V1になるように演算回路8から電圧制御発振器9に制御電圧aが印加され、電圧制御発振器9からチョッパ回路2へ、電池電圧が一定になるような周波数の発振信号bが与えられる。その結果、リチウムイオン蓄電池6の充電量が増加するにしたがって、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが増加するため、充電電流値iは次第に減少していく。このとき、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスは、この時点以前(電池電圧値vがV1に到達する以前)よりも十分に高くなっているので、チョッパ回路2の出力電圧中のリップル成分は十分に小さくなっており、リップル成分の波高値は無視できる値になっており、ほぼリチウムイオン蓄電池6の充電電圧の上限値V1と同じとみなすことができる。従って、リチウムイオン蓄電池6は安全に規定の電池電圧に到達し、満充電とすることができる。
【0049】
図4に示すように、充電電流計算回路7における充電電流値iが最も小さな第2の電流値i2となったところで充電は終了する。
【0050】
以上のように本実施の形態によれば、初期定電流充電時の設定電流値i1よりも低い定電流i3で十分に充電を行ない、その後に設定電圧値(充電電圧の上限値)V1での充電を行なうようにしたので、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが高いことによりチョッパ回路2の制御精度が高い時点で設定電圧値V1での充電を行なうようになり、チョッパ回路出力電圧のリップル成分のピーク電圧値が十分に低いことにより、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはなく、リチウムイオン蓄電池6を安全確実に充電することができる。
【0051】
(実施の形態5)
以下、本発明の第5の実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置について図5〜図7を用いて説明する。図5は本発明の第5の実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置を示す回路図である。図5において、1は電源回路、2はチョッパ回路、3は充電電圧検出回路、4は充電電流検出回路、5は電池電圧検出回路、6はリチウムイオン蓄電池、7は充電電流計算回路、8は演算回路、9は電圧制御発振器であり、これらは図1と同様のものなので、同一符号を付して説明は省略する。10は電池電圧値vのピーク値をホールドするピークホールド回路である。
【0052】
以上のように構成された定電流・定電圧充電装置について、その動作を説明する。演算回路8には、定電圧充電時の設定電圧値(充電電圧の上限値)V1と、定電流充電時の設定電流である電流値i1とが、予め設定保持されている。
【0053】
充電を開始する際にはまず電源回路1の電源が投入され、電源回路1が電圧を発生すると、電池電圧検出回路5がリチウムイオン蓄電池6の電圧値vを検出する。電池電圧値vと充電電圧値とが充電電流計算回路7に入力され、充電電流計算回路7は、予め記憶した充電電流検出回路4の抵抗値に基づいて、充電電流値iを算出する。ピークホールド回路10は、入力された電池電圧値vのピーク値vp(図7参照)をホールドする。電池電圧値vと充電電流値iとピーク値vpとは演算回路8に入力され、演算回路8はこれらの値から制御電圧aを発生する。制御電圧aを印加された電圧制御発振器9は、制御電圧aに応じた或る周波数の信号を発振させ、その発振信号bをチョッパ回路2へ出力して、充電を開始する。本装置は定電流・定電圧充電装置であり、まず定電流充電が行なわれ、最後に設定電池電圧つまり充電電圧の上限値で定電圧充電が行なわれる。
【0054】
以上のように本実施の形態によれば、ピークホールド処理された電池電圧に基づいて充電を行なうことにより、電池電圧にリップル成分を含んでいても、電池電圧の波高値を常に上記設定電池電圧値以下に制御することができるので、リチウムイオン蓄電池6の過充電を防止することができ、リチウムイオン蓄電池6を安全確実に充電することができる。
【0055】
(実施の形態6)
以下、本発明の第6の実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置について説明する。
【0056】
本実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置は図5と同一回路であり、演算回路8の動作が異なるのみであるので、演算回路8の動作を中心に説明する。
【0057】
図6は本発明の第6の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図、図7は第6の実施の形態における電池電圧等を示すグラフ図である。また図6において、S31は電池電圧特性を示す特性曲線、S32は充電電流特性を示す特性曲線である。さらに図7において、S41は電池電圧波形を示す特性曲線、S42は後述のピークホールド回路10の出力電圧を点線で示す特性曲線であり、vpは電池電圧の波高値(ピーク値)である。
【0058】
図6、図7の特性を有する定電流・定電圧充電装置について、その動作を演算回路8を中心にして説明する。演算回路8には、定電圧充電時の設定電圧値(充電電圧の上限値)V1と、定電流充電時の設定電流値i1とが、予め設定保持されている。演算回路8は、例えば天然黒鉛系陰極のリチウムイオン蓄電池を充電する場合には電池電圧が4.1Vとなるように、またコークス系陰極のリチウムイオン蓄電池6を充電する場合には4.2Vとなるように、電圧制御発振器9に制御電圧aを印加する。上記4.1V、4.2Vは設定電圧値V1である。制御電圧aを印加された電圧制御発振器9は、制御電圧aに応じた或る周波数の信号を発振させ、その発振信号bをチョッパ回路2へ出力して、充電を開始する。リチウムイオン蓄電池6の電池電圧がチョッパ回路2の出力電圧よりも低いときには、充電電流は両者の差と充電電流検出回路4の抵抗値とによって決まり、図6に示すように、ほぼ一定の電流値i1で充電が行なわれる。すなわち、チョッパ回路2の出力電圧は、電池電圧値を設定電圧値V1に近付けるように制御されるが、充電電流値はほぼ一定の電流値i1となる。従って、この段階の充電は定電流充電である。
【0059】
このとき、演算回路8には、ピークホールド回路10を介して、チョッパ回路2で発生したリップル成分の波高値(ピーク値)vpが入力されており、演算回路8から電圧制御発振器9に印加される制御電圧aもピーク値vpに基づく電圧値となっている。すなわち、演算回路8は、ピークホールド回路10からリップル成分の波高値vpを入力し、この波高値vpに基づいて制御電圧aを発生するので、制御電圧aの値はリップル成分に影響されない値となる。その結果、電圧制御発振器9からチョッパ回路2に与えられる或る周波数の発振信号bを受けて、チョッパ回路2から出力される充電電圧に基づく電池電圧値vは設定電圧値V1を越えることがない。この様子を図7に示す。図7に示すように、電池電圧はリップルを含む充電電圧のプラス側の包絡線をたどることになる。すなわち、リップルを含む電池電圧値vが電圧値V1を越えることはない。従って、チョッパ回路2の出力電圧は充電電圧の上限値V1に到達しないため、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはない。
【0060】
リップル成分を含む電池電圧の波高値vpが電圧値V1に到達した後は、電池電圧の波高値vpが一定電圧値V1となるように、演算回路8から電圧制御発振器9に制御電圧aが印加され、電圧制御発振器9からチョッパ回路2へ、電池電圧の波高値vpが一定電圧値V1となるような周波数の発振信号bが与えられる。このときも、演算回路8にはチョッパ回路2で発生したリップル成分の波高値を含む電圧vpが入力されており、チョッパ回路2から出力される充電電圧に基づく電池電圧の波高値vpは電圧値V1を越えることはない。従って、電池電圧の波高値vpが充電電圧の上限値V1に到達しないため、リチウムイオン蓄電池6が過充電になることはない。満充電が近付くにつれて、リチウムイオン蓄電池6の内部インピーダンスが増加して充電電流値iが減少することにより、チョッパ回路2のリップル成分も減少していくため、電池電圧の波高値vpは図7に示すように最終的には上限値V1に到達することができる。従って、リチウムイオン蓄電池6を安全に満充電にできる。
【0061】
以上のように本実施の形態によれば、電池電圧をピークホールド処理して得られたピーク値(電池電圧波高値)vpに基づいて電池電圧を制御するようにしたので、電池電圧の波高値vpを常に設定電圧値V1以下に設定することができ、また最終的にはチョッパ回路2のリップル成分が極めて小さくなることにより電池電圧の波高値vpは上限値V1に到達することができるので、リチウムイオン蓄電池6の過充電を防止することができ、リチウムイオン蓄電池6を安全確実に満充電することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように本発明は、電力を発生する電源回路と、充電電流と充電電圧の制御を行うチョッパ回路と、充電電圧を検出する充電電圧検出回路と、充電電流を検出するための充電電流検出回路と、電池電圧を検出する電池電圧検出回路と、検出された電池電圧および充電電圧の値から充電電流を算出する充電電流計算回路と、検出された電池電圧および算出された充電電流の値から電池電圧および充電電流の値を制御する制御電圧を出力する演算回路と、制御電圧に応じた周波数の発振信号をチョッパ回路へ出力する電圧制御発振器とを備えたことにより、低定電圧または低定電流で十分に充電を行ない、その後に充電電圧の上限値での充電を行なうようにすることができるので、チョッパ回路の制御精度が高い時点で上記上限値での充電を行なうことができ、従って、リチウムイオン蓄電池が過充電になることはなく、リチウムイオン蓄電池を安全確実に充電することが可能な定電流・定電圧充電装置を実現することができる。
【0063】
また、演算回路が、定電圧充電時の設定電圧値である第1の電圧値と、第1の電圧値よりも小さな値の第2の電圧値と、定電流充電時の設定電流値である第1の電流値と、第1の電流値よりも小さな値の第2の電流値とを保持し、電池電圧値が第2の電圧値に到達するまでは第1の電流値で定電流充電を行い、電池電圧値が第2の電圧値に到達した後は第2の電圧値で定電圧充電を行い、充電電流値が第2の電流値に到達した後は再び第1の電流値で定電流充電を行い、電池電圧値が第1の電圧値に到達した後は第1の電圧値で定電圧充電を行うことにより、定電圧充電時の設定電圧値である第1の電圧値よりも低い第2の電圧値で十分に充電を行ない、その後に第1の電圧値での充電を行なうようにしたので、充電電流値が少なく且つ満充電に近いことにより内部インピーダンスが高い電池に対して第1の電圧値によるリップル成分の少ない定電圧充電を行なうことができるので、電池がリップル成分により過充電になることがなく、また電池電圧の値が設定電圧値に近付くにつれてリップル成分も減少していくので満充電が可能な定電流・定電圧充電装置を実現することができる。
【0064】
さらに、演算回路が、定電圧充電時の設定電圧値と、初期定電流充電時の設定電流値である第1の電流値と、第1の電流値よりも小さな値の第2の電流値と、第1の電流値よりも小さく第2の電流値よりも大きな値の第3の電流値とを保持し、電池電圧値が設定電圧値に到達するまでは第1の電流値で定電流充電を行い、電池電圧値が設定電圧値に到達した後は第3の電流値で定電流充電を行い、電池電圧値が再び設定電圧値に到達した後は充電電流が第2の電流値となるまで第1の電圧値で定電圧充電を行うことにより、初期定電流充電時の設定電流値よりも低い定電流値で十分に充電を行ない、その後に設定電圧値での充電を行なうようにしたので、充電電流値が少なく且つ満充電に近いことにより内部インピーダンスが高い電池に対して設定電圧値によるリップル成分の少ない定電圧充電を行なうことができるので、電池がリップル成分により過充電になることがなく、また電池電圧の値が設定電圧値に近付くにつれてリップル成分も減少していくので満充電が可能な定電流・定電圧充電装置を実現することができる。
【0065】
さらに、演算回路が、定電圧充電時の設定電圧である第1の電圧値と、第1の電圧値よりも小さな値の第2の電圧値と、初期定電流充電時の設定電流値である第1の電流値と、第1の電流値よりも小さな値の第2の電流値と、第1の電流値よりも小さく第2の電流値よりも大きな値の第3の電流値とを保持し、電池電圧値が第2の電圧値に到達するまでは第1の電流値で定電流充電を行い、電池電圧値が第2の電圧値に到達した後は第3の電流値で定電流充電を行い、電池電圧値が第1の電圧値に到達した後は充電電流値が第2の電流値となるまで第1の電圧値で定電圧充電を行うことにより、初期定電流充電時の設定電流値よりも低い定電流値で十分に充電を行ない、その後に第1の電圧値での充電を行なうようにしたので、充電電流値が少なく且つ満充電に近いことにより内部インピーダンスが高い電池に対して第1の電圧値によるリップル成分の少ない定電圧充電を行なうことができるので、電池がリップル成分により過充電になることがなく、また電池電圧の値が第1の電圧値に近付くにつれてリップル成分も減少していくので満充電が可能な定電流・定電圧充電装置を実現することができる。
【0066】
さらに、電力を発生する電源回路と、充電電流と充電電圧の制御を行うチョッパ回路と、充電電圧を検出する充電電圧検出回路と、充電電流を検出するための充電電流検出回路と、電池電圧を検出する電池電圧検出回路と、検出された電池電圧および充電電圧の値から充電電流を算出する充電電流計算回路と、検出された電池電圧のピークホールド処理を行うピークホールド回路と、検出された電池電圧、前記算出された充電電流およびピークホールド処理された電池電圧の値から電池電圧および充電電流の値を制御する制御電圧を出力する演算回路と、制御電圧に応じた周波数の発振信号をチョッパ回路へ出力する電圧制御発振器とを備えたことにより、電池電圧にリップル成分を含んでいても、電池電圧の波高値を常に設定電圧値以下に制御することができるので、リチウムイオン蓄電池の過充電を防止することができ、リチウムイオン蓄電池を安全確実に充電することができる定電流・定電圧充電装置を実現することができる。
【0067】
さらに、演算回路が、定電圧充電時の設定電圧値と、定電流充電時の設定電流値とを保持し、ピークホールド処理された電池電圧が設定電圧値に到達するまでは設定電流値で定電流充電を行い、ピークホールド処理された電池電圧値が設定電圧値に到達した後は設定電圧値で定電圧充電を行うことにより、電池電圧をピークホールド処理して得られたピーク値に基づいて電池電圧を制御するようにしたので、電池電圧の値を常に設定電圧値以下に設定することができるので過充電が生ぜず、また電池電圧の値が設定電圧値に近付くにつれてリップル成分も減少していくので満充電が可能な定電流・定電圧充電装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置を示す回路図
【図2】本発明の第2の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図
【図3】本発明の第3の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図
【図4】本発明の第4の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る定電流・定電圧充電装置を示す回路図
【図6】本発明の第6の実施の形態における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図
【図7】第6の実施の形態における電池電圧等を示すグラフ図
【図8】充電電流、電池内部インピーダンスとリップル成分波高値との関係を示すグラフ図
【図9】従来の定電流・定電圧充電装置を示す回路図
【図10】(a)図9の装置における電池電圧、充電電流の特性を示すグラフ図
(b)(a)のA部拡大図
【符号の説明】
1 電源回路
2 チョッパ回路
3 充電電圧検出回路
4 充電電流検出回路
5 電池電圧検出回路
6 リチウムイオン蓄電池
7 充電電流計算回路
8 演算回路
9 電圧制御発振器
10 ピークホールド回路
Claims (3)
- 電池を定電流および定電圧の順序で充電する定電流・定電圧充電装置であって、
電力を発生する電源回路と、
充電電流と充電電圧の制御を行うチョッパ回路と、
電池電圧を検出する電池電圧検出回路と、
電池電圧に基づいて充電電流を算出する充電電流計算回路と、
前記検出された電池電圧のピークホールド処理を行うピークホールド回路と、
前記ピークホールド回路によりホールド処理されたピーク電圧値が所定の値に到達するまでは定電流充電を行い、前記ホールド処理されたピーク電圧値が所定の値に到達した後は定電圧充電を行うように制御電圧を出力する演算回路と、
前記制御電圧に応じた周波数の発振信号を前記チョッパ回路へ出力する電圧制御発振器とを備えたことを特徴とする定電流・定電圧充電装置。 - 前記演算回路は、ピーク電圧値が所定の値に到達するまでの定電流充電を行う時の設定電流値と、ピーク電圧値が所定の値に到達した後の定電圧充電を行う時の設定電圧値とを保持する
ことを特徴とする請求項1記載の定電流・定電圧充電装置。 - 前記演算回路は、定電圧充電を行う時の設定電圧値を電池の種類毎に保持する
ことを特徴とする請求項1記載の定電流・定電圧充電装置。
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