JP3614040B2 - 衛生陶器表面の清掃性評価方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、迅速かつ簡便に衛生陶器の清掃性を判定しうる評価材及びそれを利用した衛生陶器の清掃性評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、大便器・小便器・手洗い器・洗面器などの衛生陶器は、ある程度平滑な施釉面を有するため、汚れが付着し難く、落ちやすいと認識されていた。しかし、近年、清潔志向が高まり、衛生陶器においても、さらなる清掃性の向上に対する関心が高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人は、衛生陶器素地上に第一の釉薬層と第二の釉薬層を設け、第二の釉薬層には予め溶融された非晶質釉薬を用いることおよび微粒化により焼成後の残留石英量を極力低減させる方法(特願平10−164177)、また第二の釉薬層にはジルコンと顔料の添加を行わない方法(特願平10−371599)等を用いることにより釉薬表面をより平滑にし、汚れの付着を抑え、また落としやすい衛生陶器を提案した。
【0004】
上記衛生陶器を実施するにあたり、従来品とは異なる優れた清掃性を有するために、その清掃性の評価及び品質管理のための評価・判定が必要になった。最も確実な方法は、実際に人が使用するモニター試験であるが、この方法では評価に時間がかかり、迅速な評価ができない。
【0005】
本発明は、上記近年の事情に鑑みてなされたもので、迅速かつ簡便に衛生陶器の清掃性を判定しうる衛生陶器の清掃性評価方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本出願人は、上記課題を解決すべく、ボール面の半面が従来品で残りの半面が清掃性の向上した衛生陶器試料を用意し、また、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸塩のうち少なくとも一種以上及び着色剤を含有する擬似汚物を調整し、この擬似汚物を前記衛生陶器試料の前記ボール面の汚れの付着しやすい箇所で前記両半面にかかるように付着させ、この後、擬似汚物が付着した部分を水流により洗浄し、洗浄後の流れ具合及び/又は残存付着具合を観察することにより、衛生陶器表面の清掃性を評価した。更に、擬似汚物は、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸塩のうち少なくとも一種以上の比率を5〜100重量部、着色剤の比率を0.001〜5重量部、粘性調整剤の比率を0.001〜18重量部、水の比 率を0.001〜95重量部とした。
【0007】
本発明の好ましい態様においては、前記疑似汚物の成分として、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸塩のうちの少なくとも1種以上を含有するようにする。脂肪酸は、大便の固形分の約80%を占める主要成分であり、疑似汚物の成分として脂肪酸を含有することで、評価の実用性および信頼性を向上させることができる。
【0008】
本発明の好ましい態様においては、疑似汚物の成分として、着色剤を含有するようにする。疑似汚物の成分として着色剤を含有することで、水洗または放置したときの、色を調べることで、ボール面等に付着する大便の残存付着具合や流れ具合が簡便かつ衛生的に評価できる。
【0009】
本発明の好ましい態様においては、疑似汚物の成分として、粘性調整剤および水を含有するようにする。粘性調整剤および水を含有することにより、疑似汚物のボール面等への付着力が調節可能になり、例えば、数種類の粘性調整剤および水の量を変化させた疑似汚物を用意することで、より正確に便鉢面等に付着する大便の残存付着具合や流れ具合を評価可能となる。
【0010】
本発明の好ましい態様においては、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸塩のうちの少なくとも1種以上の混合比率は5〜100重量部とする。上記成分を5重量部以上にするのは、大便に占める脂肪酸の割合が5%程度であり、これ以下の値では便器等の評価には不充分であるためである。
【0011】
本発明の好ましい態様においては、着色剤の混合比率は0.001〜5重量部とする。清掃性評価材中の着色剤が0.001重量部以上であれば、着色性を有するようになる。また、着色剤は衛生陶器の付着成分とは基本的に無関係な成分なので、あまり量が多いのは好ましくない。その理由から、着色剤の混合比率を5重量部以下とする。
【0012】
本発明の好ましい態様においては、粘性調整剤の混合比率は0.001〜18重量部とする。これは水に対する溶解範囲内で最適な粘性調整を行うためである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の清掃性評価材は、例えば、洋風大便器、和風大便器、小便器、洗面器、手洗器等の衛生陶器の易清掃性評価に利用できる。また、それぞれのボール面、リム裏等の特に汚れの付着しやすい一部分の評価にも有効である。更には、平面形状のテストピースの評価にも適用できる。
【0014】
本発明において、脂肪酸とはパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、脂肪酸エステル、脂肪酸カルシウム等の各種脂肪酸をいう。着色剤とはエンジンオイル、オイルブラック、カーボンブラック、メチレンブルー、メチルオレンジ、顔料等の着色性物質をいう。粘性調整剤としては、炭酸ソーダ、硫酸カリウム等の可溶性塩類などが好適に利用できる。
【0015】
本発明の一実施態様においては、評価対象衛生陶器が大便器の場合、脂肪酸として、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等を用いる。これは人間の大便中の主要成分はパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸と細菌であり、これらを用いることにより評価の実用性および信頼性を向上させるためである。
【0016】
本発明の他の態様においては、評価対象衛生陶器が洗面器、手洗器の場合、脂肪酸として、脂肪酸エステル、脂肪酸カルシウム等を用いる。これは洗面器、手洗器の主要な汚れ成分は、人間の脂肪(脂肪酸エステル)および石鹸カス(脂肪酸カルシウム)であり、これを用いることにより評価の実用性および信頼性を向上させるためである。
【0017】
本発明の清掃性評価材の使用方法は、例えば、以下の態様で使用し、衛生陶器表面の清掃性を評価する。
・ 本発明の清掃性評価材を衛生陶器のボール内等汚れの付着しやすい部分に付着させ、汚れの付着しやすい部分を水流により洗浄した後に、前記清掃性評価材の洗浄後の流れ具合及び/又は残存付着具合を観察する。
・ 本発明の清掃性評価材を衛生陶器および衛生陶器形状ミニチュアサンプルのボール内全面に付着させ、一定時間放置した後に、清掃性評価材の残留状態を観察する。
・ 衛生陶器を傾斜させた後に、本発明の清掃性評価材を衛生陶器のボール内等汚れの付着しやすい部分に付着させ、汚れの付着しやすい部分を水流により洗浄した後に、前記清掃性評価材の洗浄後の流れ具合及び/又は残存付着具合を観察する。
・ 衛生陶器を傾斜させた後に、本発明の清掃性評価材を衛生陶器および衛生陶器形状ミニチュアサンプルのボール内全面に付着させ、一定時間放置した後に、清掃性評価材の残留状態を観察する。
・ 衛生陶器面と同一の釉薬組成からなる表面を有するテストピースを用意し、上記テストピースに本発明の清掃性評価材を付着させ、テストピースを水流により洗浄した後、清掃性評価材の洗浄後の流れ具合及び/又は残存付着具合を観察する。
・ 衛生陶器面と同一の釉薬組成からなる表面を有するテストピースを用意し、上記テストピースに本発明の清掃性評価材を付着させ、一定時間放置した後、清掃性評価材の残留状態を観察する。
・ 衛生陶器面と同一の釉薬組成からなる表面を有するテストピースを用意し、上記テストピースを傾斜させ、上記テストピースに本発明の清掃性評価材を付着させ、テストピースを水流により洗浄した後、清掃性評価材の洗浄後の流れ具合及び/又は残存付着具合を観察する。
・ 衛生陶器面と同一の釉薬組成からなる表面を有するテストピースを用意し、上記テストピースを傾斜させ、上記テストピースに本発明の清掃性評価材を付着させ、一定時間放置した後、清掃性評価材の残留状態を観察する。
【0018】
【実施例1】
【0019】
【表1】
【0020】
表1の組成からなる釉薬原料2Kgと水1Kg及び球石4Kgを、容積6リットルの陶器性ポットに入れ、レーザー回折式粒度分布計を用いた粉砕後の釉薬スラリーの粒度測定結果が、10μm以下が65%、50%平均粒径(D50)が6.5μm程度になるように、ボールミルにより粉砕を行った。ここで得られた釉薬スラリーを、釉薬Aとする。
【0021】
これとは別に、表1の組成からなる原料から、乳濁剤であるジルコン(ZrSiO4)と顔料を除いたものと、天然鉱物粒子等の混合物からなる釉薬原料を高温で溶融しガラス化させたフリット釉等の非晶質釉薬とを、両者の合計和に対する非晶質釉薬の割合が50〜99重量%になるように調整した釉薬原料2Kgと水1Kg及び球石4Kgを、容積6リットルの陶器性ポットに入れ、レーザー回折式粒度分布計を用いた粉砕後の透明性釉薬スラリーの粒度測定結果が、10μm以下が67%、50%平均粒径(D50)が6.0μmになるように、ボールミルにより粉砕を行った。ここで得られた釉薬スラリーを、釉薬Bとする。
【0022】
次に、珪砂、長石、粘土等を原料として調製した衛生陶器素地泥漿を用いて、大便器を作製し、上記の如くして得られた釉薬Aを、大便器にスプレーコーティングし、その右または左半面をマスキングした後、釉薬Bをスプレーコーティングし、1100〜1200℃で焼成することにより、半面が従来品で半面が清掃性の向上した大便器試料を得た。
【0023】
あるいは大便器に釉薬Aをスプレーコーティングし、その右または左半面をマスキングした後、釉薬Bをスプレーコーティングし、1100〜1200℃で焼成することにより、半面が従来品で半面が清掃性の向上した大便器試料を得た。
【0024】
次に上記試料の易清掃性評価を行うために、疑似汚物の調合を行った。オレイン酸87.5重量部、カーボンブラック2.3重量部、炭酸ナトリウム0.2重量部、水10重量部を秤量し、よく攪拌混合し所定の疑似汚物を得た。あらかじめ準備しておいた大便器試料に適量塗布し、一定量かつ一定流量の水で洗浄した後、疑似汚物の残留程度の判定を行った。評価は目視、写真判定等の方法を用いることができる。
【0025】
(参考例1)
珪砂、長石、粘土等を原料として調製した衛生陶器素地泥漿を用いて、大便器形状ミニチュアテストピースを作製し、あらかじめ準備しておいた、実施例1で調製した釉薬Aを、スプレーコーティング法により塗布し、その後1100〜1200℃で焼成することにより従来品のテストピースを得た。同様に大便器形状ミニチュアテストピースに、実施例1で調製した釉薬A、釉薬Bを順にスプレーコーティングし、焼成後清掃性の向上したテストピースを得た。
【0026】
次に上記テストピースの易清掃性評価を行うために、疑似汚物の調合を行った。オレイン酸87.5重量部、カーボンブラック2.3重量部、炭酸ナトリウム0.2重量部、水10重量部を秤量し、よく攪拌混合し所定の疑似汚物を得た。あらかじめ準備しておいた平板状テストピースを適当な傾斜をつけて設置し、疑似汚物を適量滴下し、1分後、3分後、30分後の残存状態の判定を行った。評価は目視、写真判定等の方法を用いることができる。
【0027】
(参考例2)
珪砂、長石、粘土等を原料として調製した衛生陶器素地泥漿を用いて、平板状テストピースを作製し、あらかじめ準備しておいた、実施例1で調製した釉薬Aを、スプレーコーティング法により塗布し、その後1100〜1200℃で焼成することにより従来品のテストピースを得た。同様に平板状テストピースに、実施例1で調製した釉薬A、釉薬Bを順にスプレーコーティングし、焼成後清掃性の向上したテストピースを得た。
【0028】
次に上記テストピースの易清掃性評価を行うために、疑似汚物の調合を行った。オレイン酸97重量部、カーボンブラック2重量部、エンジンオイル1重量部を秤量し、よく攪拌混合し所定の疑似汚物を得た。あらかじめ準備しておいた平板状テストピースを適当な傾斜をつけて設置し、疑似汚物を適量滴下し、1分後、3分後、30分後の残存状態の判定を行った。評価は目視、写真判定等の方法を用いることができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、迅速かつ簡便に衛生陶器の清掃性を判定しうる評価材及びそれを利用した衛生陶器の清掃性評価方法を提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1にて疑似汚物を塗布した状態を示す図である。
【図2】本発明の実施例1にて疑似汚物を水流により洗浄した後の状態を示す図である。
【符号の説明】
1. 衛生陶器
2. 従来品の釉薬表面
3. 清掃性向上品の釉薬表面
4. 疑似汚物
Claims (2)
- ボール面の半面が従来品で残りの反面が清掃性の向上した衛生陶器資料を用意し、また、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸塩のうち少なくとも一種以上及び着色剤を含有する擬似汚物を調整し、この擬似汚物を前記衛生陶器試料の前記ボール面の汚れの付着しやすい箇所で前記両半面にかかるように付着させ、この後、擬似汚物が付着した部分を水流により洗浄し、洗浄後の流れ具合及び/又は残存付着具合を観察することを特徴とする衛生陶器表面の清掃性評価方法。
- 前記擬似汚物は、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸塩のうち少なくとも一種以上の比率を5〜100重量部、着色剤の比率を0.001〜5重量部、粘性調整剤の比率を0.001〜18重量部、水の比率を0.001〜95重量部であることを特徴とする請求項1に記載の衛生陶器表面の清掃性評価方法。
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JP16629499A JP3614040B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 衛生陶器表面の清掃性評価方法 |
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1999
- 1999-06-14 JP JP16629499A patent/JP3614040B2/ja not_active Expired - Lifetime
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