JP6122758B2 - 残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法 - Google Patents

残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6122758B2
JP6122758B2 JP2013216994A JP2013216994A JP6122758B2 JP 6122758 B2 JP6122758 B2 JP 6122758B2 JP 2013216994 A JP2013216994 A JP 2013216994A JP 2013216994 A JP2013216994 A JP 2013216994A JP 6122758 B2 JP6122758 B2 JP 6122758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaned
cleaning
residue
chips
confirmation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013216994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015077666A (ja
Inventor
透 住吉
透 住吉
豊彰 光江
豊彰 光江
優一 本島
優一 本島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugino Machine Ltd filed Critical Sugino Machine Ltd
Priority to JP2013216994A priority Critical patent/JP6122758B2/ja
Priority to US14/496,550 priority patent/US9889475B2/en
Priority to EP14189188.7A priority patent/EP2862638B1/en
Priority to CN201410548809.8A priority patent/CN104568866B/zh
Priority to KR1020140140739A priority patent/KR101948953B1/ko
Publication of JP2015077666A publication Critical patent/JP2015077666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6122758B2 publication Critical patent/JP6122758B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B13/00Accessories or details of general applicability for machines or apparatus for cleaning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/04Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by a combination of operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • B23Q11/0075Devices for removing chips for removing chips or coolant from the workpiece after machining
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N2021/6495Miscellaneous methods

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

本発明は、機械部品等の洗浄対象物の洗浄に際し、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を確認するために前記洗浄対象物に予め付着させる残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法に関する。
機械部品は、例えば、押出し成型された材料を切断したものや、鋳造により成形された材料を出発材料とするものである。機械部品は、一般に、この出発材料にフライス加工、ドリル加工、ねじ立て加工、研磨加工その他の機械加工を行い、表面処理を行って製造される。その加工の途中、若しくは前後、又は表面処理の後に、機械部品の洗浄を行う。洗浄は、出発材料に付着した鋳造用の離型剤若しくは砂型、加工により生じた切りくず、加工工程の中間でその中間加工品の搬送によって生じた異物、表面処理により付着した異物等を、加工や処理の対象物(ワーク)から取り除くことを目的とする。
この加工後のワークであって、洗浄装置により洗浄される物を洗浄対象物という。そして、切りくずが付着したワークが、洗浄対象物として洗浄装置に搬送される。
洗浄対象物に付着している汚れ、すなわち洗浄対象物に残留する残留物の大部分は、機械部品の切削加工において生じた切りくずである。この切りくずの形状は、切削方法、切削条件により変化する。その形状は、らせん形状、薄板状の四角片、渦巻き形状、円盤形状その他の不定形形状を含む。このような切りくずは、ワークが加工される際に、該ワークに設けられた凹み、ネジ穴、水穴、交差穴等にはまり込むことがある。そして、切りくずが不定形形状であるため、洗浄対象物に切りくずのエッジが突き刺さり、又は洗浄対象物内の空洞部に挟持されて、切りくずと洗浄対象物が結合することもある。
洗浄装置として、スプレー式洗浄機がある。スプレー式洗浄機は、洗浄機の内部へ洗浄対象物を投入して、高圧ポンプにより昇圧した洗浄液をノズルから噴射し、その噴流により洗浄対象物を洗い流す洗浄機である。
切りくずは、スプレー式洗浄機の内部で、そのノズルから噴射された噴流の動圧を受けて、洗浄対象物から脱落する。そして、切りくずは、ノズルから噴射された噴流により生じた流れに乗って、洗浄対象物から離脱する。しかし、洗浄対象物と結合した切りくずは、スプレーした洗浄液の水流では取れにくい。
本技術分野の背景技術として、洗浄後の機械部品や光学部品等の各種部品の清浄度を評価するために、部品を洗浄した洗浄水をフィルタでろ過し、フィルタ上に蓄積した塵挨を顕微鏡等で直接観測する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−206619号公報
前記特許文献1には、光学顕微鏡によってフィルタに捕捉された塵挨の数をカウントしたりその形状を観察したりする技術が記載されている。
また、洗浄能力の評価は、洗浄対象物を洗浄した後に、洗浄対象物に付着している残留物をフィルタに収集し、その総質量及びサイズを測定することによっても行うことができる。
この場合、まず、乾燥状態でフィルタの質量を測定する。洗浄対象物を清浄な流し台に静置し、清浄な液体を洗浄対象物にかけ流す。かけ流した液を採集し、フィルタでろ過して残留物を収集する。このフィルタを乾燥し、フィルタの質量を再度測定する。ろ過前とろ過後のフィルタの質量の差を残留物量として表す。この残留物量が少ないほど洗浄能力が高いと評価される。
ところで、スプレー式洗浄機においては、ノズルから噴射した噴流が、洗浄対象物のうち、汚れが集中して付着している箇所へ入射していることが、洗浄能力を向上させるために重要である。
そこで、洗浄対象物の洗浄後に、単に洗浄対象物に残留する残留物量を知るのではなく、洗浄対象物における切りくずが残留する箇所を特定することができれば、その特定の位置に強く水流が当たるようにノズルの配置を変更し、又は、ノズルの移動経路を変更することができる。そして、その変更により洗浄装置の洗浄能力を向上することができる。
ここではスプレー式洗浄機を例示して説明したが、水流の中に洗浄対象物を配置し、水流の流れの構造を工夫することで洗浄する洗浄装置その他の洗浄装置であっても、切りくずが残留する箇所の特定は、洗浄能力の向上のためには重要な技術である。すなわち、洗浄方法によらず、洗浄後の洗浄対象物における切りくずが残留する箇所を特定することができれば、洗浄能力を向上させることに役立つ。
しかしながら、洗浄対象物を洗浄した洗浄液をフィルタでろ過することにより洗浄対象物に付着している残留物を採取して評価する方法では、洗浄対象物における切りくずが残留する箇所を特定することができなかった。
そこで、洗浄対象物中の切りくずが残留する箇所を特定するために、故意に切りくずを付着させた洗浄対象物をスプレー式洗浄機内に投入し、洗浄した後に、どのような部位に切りくずが残留したかを確認することが考えられる。この切りくずは、実際の加工ライン上で発生した切りくず又は、加工ラインで発生した切りくずと同質の切りくずを用いる。切削条件により、切りくずの剛性、形状が異なり、洗浄対象物への結合の態様が変化するためである。従って、洗浄対象物に付着する切りくずは該洗浄対象物と同一の材質であることが好ましい。
この場合、切りくずと洗浄対象物は同一材質であるため、両者の表面色は同一色であるか、類似した色である。そして、洗浄対象物は、押出し成型物または鋳造物を出発材料として、機械加工を施したものであるため、洗浄対象物表面は、鋳造面、押出し成型面、及び機械加工面を含む。鋳造面は鋳造方法に関わらず、通常、表面に非常に細かい凹凸を有し、その表面を視覚により観察した際には外光により凹凸表面に生ずる細かい模様の陰影が観察される。そして、機械加工面には回転刃物がワークに接触して作り出した模様が観察される。また、機械加工面に鋳造欠陥が生じた場合、鋳造欠陥部分に影が生ずる。このように、機械部品の表面は通常ほぼ同一色であり、その表面が細かい陰影に富む。
洗浄後の切りくずの残留箇所を特定するには、陰影に富む広い洗浄対象物の表面に横たわり、洗浄対象物と同色の切りくずを発見することが必要である。しかし、洗浄対象物の陰影と切りくずとは見分ける事が非常に困難である。このため、洗浄後の洗浄対象物における切りくずの残留箇所を特定することができないという問題が依然として残る。
このような問題に鑑みて、本発明は、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を、洗浄対象物上で容易に発見し、確認することを目的とする。
前記した目的を達成するために、本発明は、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を確認するために前記洗浄対象物に予め付着させる残留物確認用付着材であって、切削加工において生じる切りくずに対して着色が施されて構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、切りくずに対して着色を施して残留物確認用付着材を構成することにより、残留物確認用付着材の表面色と洗浄対象物の表面色とが互いに異なる作用が生じて明瞭に区別がつくため、残留物確認用付着材の付着状況及び、残留状況を目視により容易に確認できる。
すなわち、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を、洗浄対象物上で容易に発見し、確認することを可能ならしめる残留物確認用付着材を提供することができる。
また、洗浄後の洗浄対象物に付着している汚れ、すなわち洗浄対象物に残留する残留物の状態を確認するために予め付着させる残留物確認用付着材が切りくずを利用したものであるため、実際の加工後の洗浄対象物と同様の汚れの付着状態を、残留物確認用付着材を用いて適切に再現でき、洗浄能力の評価を精度良く行うことができる。
なお、本明細書において、着色とは、室内光又は太陽光の下で素地の色と異なる色を付することのみならず、室内光又は太陽光の下では無色透明であっても、必要なときに発光して周囲と識別効果を期待できる色を付することを含む。
また、本発明は、前記切りくずが、励起された状態で可視光を発する塗料が塗装されていることを特徴とする。
このような構成によれば、塗料が塗装されることで着色が施された切りくずにエネルギーを加えて励起したときに可視光を発するため、残留物確認用付着材の発見が容易になる。
また、本発明は、前記塗料が、蛍光塗料であることを特徴とする。
このような構成によれば、洗浄対象物を外部光から遮断した状態において、紫外線又は近紫外線を照射することにより、蛍光塗料が塗装されることで着色が施された切りくずが蛍光を発することにより、容易に残留物確認用付着材の残留箇所を発見、特定することができる。
また、本発明は、前記切りくずが、該切りくずのサイズに応じて複数の色に分けて着色されていることを特徴とする。
このような構成によれば、洗浄対象物上において、残留物確認用付着材としての着色された切りくずのサイズと位置とを同時に把握することができる。
また、本発明は、前記切りくずの材質が、前記洗浄対象物と同種の材質であることを特徴とする。
このような構成によれば、残留物確認用付着材として利用する切りくずの剛性や形状が実際の切削加工で生じるものに近いため、実際の加工後の洗浄対象物と同様の汚れの付着状態を、残留物確認用付着材を用いて、より適切に再現することができる。
また、本発明は、前記切りくずが、洗浄前に前記洗浄対象物に切削加工を施す加工ラインから抜き取られたものであることを特徴とする。
このような構成によれば、残留物確認用付着材として利用する切りくずの剛性や形状が実際の切削加工で生じるものと同じになるため、実際の加工後の洗浄対象物と同様の汚れの付着状態を、残留物確認用付着材を用いて、より一層適切に再現することができる。
また、本発明は、切削加工において生じる切りくずに対して、励起された状態で可視光を発する塗料が塗装されることで着色が施されて構成された残留物確認用付着材を洗浄対象物に付着するステップと、前記残留物確認用付着材が付着した前記洗浄対象物を洗浄するステップと、前記洗浄を行った前記洗浄対象物にエネルギーを与えて励起するステップと、を含む洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法である。
この発明によれば、エネルギーを与えられて励起する塗料が塗装されることで着色が施された切りくずのみを検出することが可能であり、容易に残留物確認用付着材の残留箇所を発見、特定することができる。
すなわち、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を、洗浄対象物上で容易に発見し、確認することを可能ならしめる、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法を提供することができる。
本発明によれば、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を、洗浄対象物上で容易に発見し、確認することができる。
したがって、洗浄後の洗浄対象物中の残留物が多く残存している箇所に対する洗浄を強化することにより、洗浄能力を全体として向上させることが可能となる。
残留物確認用付着材の作成方法を示すフローチャートである。 蛍光塗料によって着色された切りくずを残留物確認用付着材として用いた、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法を示すフローチャートである。 切りくずに対して蛍光塗料が塗装されることで着色が施されて構成された残留物確認用付着材を付着した洗浄対象物を洗浄した後の洗浄対象物の状態を示す図面代用写真であり、(a)は洗浄後の洗浄対象物を暗室内で紫外線を照射して撮影した図面代用写真を示し、(b)は(a)と同一の洗浄対象物の同一部分を室内光下で撮影した図面代用写真を示す。 (a)は、図3(b)に示す左側のマーキングを施した位置を拡大して撮影した図面代用写真であり、(b)は、図3(b)に示す右側のマーキングを施した位置を拡大して撮影した図面代用写真である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[残留物確認用付着材]
まず、本発明の一実施形態に係る残留物確認用付着材について説明する。残留物確認用付着材は、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を確認するために前記洗浄対象物に予め付着させるものである。本実施形態に係る残留物確認用付着材は、切削加工において生じる切りくずに対して着色が施されて構成されている。
残留物確認用付着材に用いる切りくずの材質は、ここでは洗浄対象物と同一とする。しかし、完全に一致させる必要はない。
例えば、洗浄対象物が鋳鉄であれば、同じ鋳鉄のグループに属する材質の切りくずを、同様に洗浄対象物の材質がアルミニウム合金であれば、同じアルミニウム合金のグループに属する合金の切りくずを用いるのが好ましい。
また、切りくずの付着状態を実際の洗浄対象物に付着している切りくずと同一にするため、実際の加工ラインで洗浄前の工程から抜き取った切りくずを用いて着色することが望ましい。しかし、実際の加工ラインでの切りくずの入手が困難であれば、実際の加工ラインで用いられる加工機を想定して作成した切りくずに着色を施すことができる。すなわち、残留物確認用付着材に用いる切りくずを生じさせる切削加工が、洗浄前に洗浄対象物に施される主たる切削加工と同等の条件(加工機や工具の種類、切削速度等)で行われることが好ましい。
材料の切りくずに対して施される着色は、該切りくずを塗料、染料、化学薬品等に浸漬して、又は塗料を噴霧することにより行われる。切りくずに対する着色は、該切りくずをその切りくずの地色(素地の色)と異なる色に着色すればよく、好ましくは、赤色又は黄色の注意色を着色する。
また、好ましくは、紫外線で蛍光を発する蛍光塗料により切りくずを着色する。ここで、蛍光塗料とは、室内光又は太陽光の下では無色透明であっても、紫外線又は近紫外線を吸収し、可視光領域に発光が得られる蛍光材を有する塗料を含む。あるいは、可視光を受光し、そのエネルギーにより燐光を発するいわゆる蓄光塗料により切りくずを着色してもよい。
なお、切りくずの材質がアルミニウム合金であれば、切りくずを六価クロムに浸漬することで黄色に着色できる。また、切りくずの材質が鉄鋼であれば、塗装に替えて、切りくずを、シュウ酸鉄に浸漬することにより帯緑黄色に、ヒ酸鉄に浸漬することにより緑色に、亜セレン酸鉄に浸漬することにより緑色に、次亜硫酸ソーダに浸漬することにより青色に、着色することができる。切りくずの材質が銅であれば、切りくずを例えば希硝酸に浸漬し、乾燥させることで青緑色塩基性硝酸銅の蒼錆が生ずる。この他、化学薬品等への浸漬により金属表面に様々な着色を行うことができる。
[洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法]
次に、前記したように切削加工において生じる切りくずに対して着色が施されて構成された残留物確認用付着材を用いた、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法について説明する。
作業者は、残留物確認用付着材を、洗浄対象物に付着させる。ここで、洗浄対象物は、部分加工品であってもよい。残留物確認用付着材は、洗浄対象物の全体に付着される。洗浄対象物に付着させる残留物確認用付着材の量は、洗浄工程、又は洗浄条件により、適宜決定される。
残留物確認用付着材が付着された洗浄対象物は、洗浄機に投入される。洗浄機は、その洗浄対象物を洗浄し、洗浄対象物に付着した残留物確認用付着材が除去される。洗浄終了後に、洗浄対象物は洗浄機から取り出される。このとき、洗浄機で除去されなかった残留物確認用付着材が、洗浄後の残留物として、洗浄対象物に付着して残留している。
そして、作業者は、洗浄後の洗浄対象物に、光源を当てて、残留物確認用付着材の残留している位置とサイズを確認する。
ここで、本実施形態の残留物確認用付着材は、切削加工において生じる切りくずに対して着色が施されて構成されている。
したがって、残留物確認用付着材の表面色と洗浄対象物の表面色とが互いに異なる作用が生じて明瞭に区別がつくため、残留物確認用付着材の付着状況及び、残留状況を目視により容易に確認できる。すなわち、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を、洗浄対象物上で容易に発見し、確認することができる。したがって、洗浄後の洗浄対象物中の残留物が多く残存している箇所に対する洗浄を強化することにより、洗浄能力を全体として向上させることが可能となる。
ここで、残留物確認用付着材に用いる切りくずが、エネルギーを受けて励起された状態で可視光線を発光する塗料が塗装されることで着色が施される場合には、洗浄後の洗浄対象物上において、外光を遮断した室内で可視光線を発光する残留物確認用付着材を、注意色に着色された切りくずよりもより明瞭に確認でき、洗浄対象物に残留した残留物確認用付着材を容易に発見することができる。
例えば、残留物確認用付着材が、蛍光塗料が塗装されることで着色が施された切りくずであれば、外部光から遮断した状態のいわゆる暗室内で、洗浄対象物に紫外線を照射することで、蛍光塗料が励起し、可視光線である蛍光を発する。この場合には、残留物確認用付着材以外は可視光を発しないため、残留物確認用付着材の付着位置を容易に確認することができる。
また、残留物確認用付着材が、蓄光塗料が塗装されることで着色が施された切りくずであれば、暗室内で洗浄対象物に可視光線を照射し、可視光線を遮断したときに、蓄光塗料が可視光線である燐光を発するため、残留物確認用付着材の付着位置を容易に確認することができる。
蛍光塗料や蓄光塗料が塗装された切りくずを残留物確認用付着材として用いる場合には、残留物確認用付着材の付着位置を暗室内でマーキングしておき、室内光下に移して、そのマーキング位置の残留物確認用付着材をルーペにより拡大観察すれば、残留物確認用付着材としての着色された切りくずのサイズ、形状を測定及び記録することができる。
また、本実施形態では、洗浄後の洗浄対象物に付着している汚れ、すなわち洗浄対象物に残留する残留物の状態を確認するために予め付着させる残留物確認用付着材は、切削加工において生じる切りくずを利用したものである。したがって、残留物確認用付着材としての着色された切りくずが、鋭利なエッジを有し、適度な剛性、弾性、形状を有することにより、洗浄対象物の溝、窪み、機械要素等に噛み込む作用が生じ、実際の加工後の残留物である切りくずと同様の脱落しにくさを奏する。このため、実際の加工後の洗浄対象物と同様の汚れの付着状態を、残留物確認用付着材を用いて適切に再現でき、洗浄能力の評価を精度良く行うことができる。
ここで、残留物確認用付着材に用いる切りくずの材質が、洗浄対象物と同種の材質である場合には、残留物確認用付着材として利用する切りくずの剛性や形状が実際の切削加工で生じるものに近い。この場合、実際の加工後の洗浄対象物と同様の汚れの付着状態を、残留物確認用付着材を用いて、より適切に再現することができる。
また、残留物確認用付着材に用いる切りくずが、洗浄前に洗浄対象物に切削加工を施す加工ラインから抜き取られたものである場合には、残留物確認用付着材として利用する切りくずの剛性や形状が実際の切削加工で生じるものと同じになる。この場合、実際の加工後の洗浄対象物と同様の汚れの付着状態を、残留物確認用付着材を用いて、より一層適切に再現することができる。
なお、残留物確認用付着材に用いる切りくずが、該切りくずのサイズ(大きさ)に応じて複数の色に分けて着色されていてもよい。ここで、切りくずのサイズとしては、例えば該切りくずを平面視した場合の任意の2点間の最大長さ(以下、「長辺」ともいう)が使用され得る。このような構成によれば、洗浄対象物上において、残留物確認用付着材としての着色された切りくずのサイズと位置とを同時に把握することができる。例えば、残留物確認用付着材に用いる切りくずをふるいにかけて、予め切りくずを複数のサイズ区分に分けてそろえておき、切りくずのサイズに応じて、異なる蛍光色を発する蛍光塗料を用いて該切りくずを塗装することができる。これにより、サイズ毎に異なる蛍光色を有する残留物確認用付着材を得ることができる。このような残留物確認用付着材を混合して洗浄対象物に付着させて、洗浄を行った場合においては、洗浄後の洗浄対象物に紫外線を照射したときに、切りくずのサイズの区分と位置とを同時に把握することができる。
[実施例]
次に、本発明の実施例について説明する。ただし、本発明の技術的範囲が以下の実施例のみに限定されるわけではない。
ここでは、蛍光材を含む水溶性の蛍光塗料を用い、かかる蛍光塗料内に浸漬する方法によってアルミニウム合金の切りくずを着色して残留物確認用付着材を構成し、この残留物確認用付着材をアルミニウム合金製の洗浄対象物に付着させた後に洗浄し、洗浄評価を実施した例を以下に示す。
図1を参照して、残留物確認用付着材の作成方法を説明する。
水溶性の蛍光塗料として、株式会社タセト製、ケイコーチェックGW−Uを用いる。
まず、アルミニウム合金をフライス加工した切りくずを、この水溶性の蛍光塗料に1分間浸漬した(S1)。
続いて、切りくずを蛍光塗料から引き上げ、容器に入れて、水道水ですすいだ。すすぎは、切りくずを入れた容器を水道水で満たし、撹拌して水道水を排出する工程を三度繰り返して実施した(S2)。
そして、すすいだ後の切りくずをヒーター付の乾燥機に投入し、100℃で15分保つことで乾燥した(S3)。このようにして、切りくずに対して着色が施されて構成された残留物確認用付着材を得た。
なお、すすぐ工程(S2)は、複数の切りくずが互いに塗料により固着することを防止するために行うが、省くことが可能である。また、切りくずに塗装する方法は、切りくずを塗料に浸漬する方法に替えて、切りくずに塗料をスプレーする方法を用いることができる。もちろん、油性の塗料を用いた場合には、有機溶剤によりすすぐことは言うまでもない。
また、本実施例では、蛍光色を発する蛍光材を含む蛍光塗料により切りくずを着色したが、蛍光材を含まない注意色の塗料を用いてもよい。検査するための周囲の外光を遮断した、いわゆる暗室を用意することが困難な場合、注意色の着色が施された切りくずを用いることは、簡易な方法として利用可能である。
次に、図2を参照して、蛍光塗料によって着色された切りくずを残留物確認用付着材として用いた、洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法を説明する。
図2に示す洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法は、切削加工において生じる切りくずに蛍光塗料が塗装されることで着色が施されて構成された残留物確認用付着材を洗浄対象物に付着するステップ(S11)と、残留物確認用付着材が付着した洗浄対象物を洗浄するステップ(S12)と、洗浄を行った洗浄対象物に紫外線を照射して励起するステップ(S13)と、を含む。そして、残留物確認用付着材として用いた着色された切りくずの洗浄対象物における残留位置と、残留した着色された切りくず自体とを確認する。
より具体的には、まず、作業者は両手に手袋をはめて、切りくずに対して蛍光材を含む蛍光塗料で塗装されることで着色が施されて構成された残留物確認用付着材を、洗浄対象物にふりかけ、付着させる(S11)。この際に、望ましくは、例えば洗浄工程の前工程にある加工機のクーラントを、残留物確認用付着材に混ぜる。クーラントを用いることによれば、クーラントの有する表面張力により、洗浄対象物表面への切りくずの付着性が向上する作用が生じ、洗浄対象物への残留物確認用付着材の付着量を増加させることができる。続いて、残留物確認用付着材が付着された洗浄対象物を、洗浄機に投入し、洗浄する(S12)。洗浄完了後、洗浄対象物を取り出す。
なお、手袋は使用しなくても良いが、残留物確認用付着材に用いられる切りくずは鋭利なエッジを含み、かつ複雑な形状をしているため、手先の保護のため、用いることが望ましい。
洗浄後の洗浄対象物を、暗室内の清浄な台上に静置する。そして、洗浄対象物に、紫外線ランプを用いて、紫外線を照射する(S13)。すると、切りくずに塗布された蛍光塗料のエネルギー準位が励起し、基底状態に戻る際に、可視光線である蛍光を発する。洗浄対象物自体は紫外線を反射するが、視覚出来ないため、切りくずに蛍光塗料が塗装されて構成された残留物確認用付着材のみが暗室内で浮かび上がる。この作用により、洗浄対象物に残留した残留物確認用付着材を容易に発見することができる。
続いて、発見した残留物確認用付着材の位置を油性ペン等により、洗浄対象物にマーキングする(S14)。これは、着色された切りくずである残留物確認用付着材の大きさを観察し、写真による記録を行うには、室内光下で観察する必要があるところ、室内光下では残留物確認用付着材の残留箇所が判別しにくいことによる。
続いて、室内光下で洗浄対象物に残留した着色された切りくずである残留物確認用付着材のサイズを直接観察する(S15)。この工程では、洗浄対象物に残留した残留物確認用付着材の形状や大きさを直接観察し、測定することができる。これにより、洗浄対象物のどの箇所にどのような切りくずが残留しているかを知ることができる。
なお、室内光下での観察に替えて、暗室内において、一時的に切りくずに白色光を照射し、その場で切りくずを観察しても良い。この代替方法によれば、切りくずの暗所における励起状態での観察と基底状態での通常観察とを交互に切り替えることができる。これにより、残留物確認用付着材の発見、観察が容易になる利点が生ずる。
なお、暗室内での観察、及び室内光下での観察は必ずしも必要でない。
室内光下での観察をあらためて行う必要がなく、この工程(S15)を省く場合、マーキング工程(S14)が不要である。また、切りくずが注意色で着色されている場合など、暗室での観察が不要である場合には、暗室内での紫外線照射を行う工程(S13)及びマーキング工程(S14)は不要である。
図3は、切りくずに対して蛍光塗料が塗装されることで着色が施されて構成された残留物確認用付着材を付着した洗浄対象物を洗浄した後の洗浄対象物の状態を示す図面代用写真であり、(a)は洗浄後の洗浄対象物を暗室内で紫外線を照射して撮影した図面代用写真を示し、(b)は(a)と同一の洗浄対象物の同一部分を室内光下で撮影した図面代用写真を示す。
図3(a)に示すように、蛍光塗料により着色された切りくずである残留物確認用付着材が、洗浄対象物1上できわめて明瞭に浮かび上がって観察されている。ここでは、洗浄対象物1に紫外線を照射した状態下において、これらの残留物確認用付着材の中の0.2mm以上の残留物確認用付着材2A,2Bが発見された位置をそれぞれ囲むように油性ペンでマーキング3A,3Bを施した。
また、図3(b)に示すように、室内光下で、洗浄対象物1に紫外線を照射せずに観察した。この状態では、マーキング3A,3Bを施した位置を目視で観察しても、残留物確認用付着材2A,2Bは発見できない。なお、図3(b)では、図3(a)と同じ位置を符号2A,2Bで示しているが、実際にはその位置に残留物確認用付着材2A,2Bを肉眼では視認することはできない。
図4(a)は、図3(b)に示す左側のマーキング3Aを施した位置を拡大して撮影した図面代用写真であり、図4(b)は、図3(b)に示す右側のマーキング3Bを施した位置を拡大して撮影した図面代用写真である。図4(a)および図4(b)では、マーキング3A,3B(図3(b)参照)を施した位置に残留する残留物確認用付着材を目盛付ルーペで観察し、写真を撮影した。残留物確認用付着材の寸法は、長辺が約0.3mmであった。
従来技術のように洗浄対象物を洗浄した洗浄液をフィルタでろ過することにより洗浄対象物に付着している残留物を採取して評価する方法では、洗浄後の洗浄対象物に残留する切りくずを分離して観察することができたものの、洗浄後の洗浄対象物そのものを観察し、洗浄対象物のどの位置にどのような切りくずが残留しているかを観察することはできなかった。特に、平面視の面積が4mm以下の切りくずの残留を発見することは非常に困難であり、長辺が1mm以下の切りくずは通常では発見できなかった(図3(b)参照)。
本発明は、着色された切りくずを残留物確認用付着材として用いることによって、洗浄後の洗浄対象物そのものを観察し、その表面に残留している残留物確認用付着材を直接観察することを可能とした。特に、励起された状態で可視光を発する塗料により着色された切りくずを残留物確認用付着材として用いて、該残留物確認用付着材を励起状態で確認する事により、非常に効果的に切りくずを発見することが可能になった(図3(a)参照)。この効果により、高圧洗浄機において、切りくずが残留する箇所への水流の当たりを改善することが容易となった。
特に、長辺が1mm以下の切りくずが、洗浄後の洗浄対象物に付着した状態で観察できるのは本発明によって初めて可能となった。
なお、実施例においては、水溶性の蛍光染料を含む蛍光塗料により切りくずを着色したが、着色方法は変更することができる。また、洗浄能力を評価する対象となる洗浄機として、高圧洗浄機を例に挙げて説明したが、これに限ることはなく、本発明は、浸漬式、水流式、若しくは揺動式による洗浄機、又はスプレー式低圧洗浄機等、様々な洗浄機の洗浄能力評価に用いることが可能である。
1 洗浄対象物
2A,2B 残留物確認用付着材

Claims (7)

  1. 洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物を確認するために前記洗浄対象物に予め付着させる残留物確認用付着材であって、
    切削加工において生じる切りくずに対して着色が施されて構成されていることを特徴とする残留物確認用付着材。
  2. 前記切りくずは、励起された状態で可視光を発する塗料が塗装されていることを特徴とする、請求項1に記載の残留物確認用付着材。
  3. 前記塗料は、蛍光塗料であることを特徴とする、請求項2に記載の残留物確認用付着材。
  4. 前記切りくずは、該切りくずのサイズに応じて複数の色に分けて着色されていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の残留物確認用付着材。
  5. 前記切りくずの材質は、前記洗浄対象物と同種の材質であることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の残留物確認用付着材。
  6. 前記切りくずは、洗浄前に前記洗浄対象物に切削加工を施す加工ラインから抜き取られたものであることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の残留物確認用付着材。
  7. 請求項2に記載の残留物確認用付着材を洗浄対象物に付着するステップと、
    前記残留物確認用付着材が付着した前記洗浄対象物を洗浄するステップと、
    前記洗浄を行った前記洗浄対象物にエネルギーを与えて励起するステップと、
    を含む洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法。
JP2013216994A 2013-10-18 2013-10-18 残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法 Active JP6122758B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013216994A JP6122758B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法
US14/496,550 US9889475B2 (en) 2013-10-18 2014-09-25 Adhesive material for use in residue confirmation, and method for confirmation of residue remaining on object to be cleaned after cleaning using the same
EP14189188.7A EP2862638B1 (en) 2013-10-18 2014-10-16 Method for confirmation of residue remaining on object to be cleaned after cleaning using an adhesive material for use in residue confirmation
CN201410548809.8A CN104568866B (zh) 2013-10-18 2014-10-16 洗涤后的洗涤对象上残留的残留物的确认方法
KR1020140140739A KR101948953B1 (ko) 2013-10-18 2014-10-17 잔류물 확인용 부착재, 및 이를 이용한 세정 후의 세정 대상물에 잔류하는 잔류물의 확인 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013216994A JP6122758B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015077666A JP2015077666A (ja) 2015-04-23
JP6122758B2 true JP6122758B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=51743323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013216994A Active JP6122758B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9889475B2 (ja)
EP (1) EP2862638B1 (ja)
JP (1) JP6122758B2 (ja)
KR (1) KR101948953B1 (ja)
CN (1) CN104568866B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6306544B2 (ja) 2015-08-11 2018-04-04 ファナック株式会社 工作機械の洗浄システム
DE102016202267A1 (de) * 2016-02-15 2017-08-17 E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH Reinigungsverfahren und Reinigungsvorrichtung
JP6688268B2 (ja) * 2017-09-19 2020-04-28 株式会社スギノマシン 異物検査装置及び異物検査方法
CN112051204A (zh) * 2020-08-14 2020-12-08 一汽奔腾轿车有限公司 一种水性色漆过滤清洁度检测方法
US11890722B2 (en) * 2021-04-05 2024-02-06 Applied Materials, Inc. Chemical mechanical polishing slurry buildup monitoring

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0688788A (ja) * 1992-09-07 1994-03-29 Nec Corp 洗浄装置
JP2516173B2 (ja) * 1993-10-29 1996-07-10 佳英 柴野 洗浄装置の能力評価用標準サンプル及び洗浄装置の能力評価方法
CH686852A5 (de) * 1995-05-12 1996-07-15 Vaillant Gmbh Verfahren zum Steuern des Materialflusses von Bauteilen.
DE19616231A1 (de) * 1995-04-20 1996-10-24 Vaillant Joh Gmbh & Co Verfahren zum Steuern des Materialflusses von Bauteilen
ES2135638T3 (es) * 1995-09-22 1999-11-01 Till Gea Gmbh & Co Procedimiento para la limpieza de recipientes.
DE19649925A1 (de) 1996-12-02 1998-06-04 Intermedical S A H Verfahren zur quantitativen Prüfung der Reinigung von Gegenständen
US6476385B1 (en) * 1999-03-22 2002-11-05 Peter M. Albert Cleaning management kit and method of use
JP3614040B2 (ja) * 1999-06-14 2005-01-26 東陶機器株式会社 衛生陶器表面の清掃性評価方法
JP3684117B2 (ja) * 1999-08-27 2005-08-17 株式会社スギノマシン 加工および洗浄の複合装置
JP2005001077A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Science Univ Of Tokyo 眼鏡レンズ素材切削粉の処理方法
US7718395B2 (en) * 2005-03-30 2010-05-18 Kleancheck Systems, Llc Monitoring cleaning of surfaces
JP2011206619A (ja) 2010-03-26 2011-10-20 Fujitsu Ltd フィルタホルダ、ろ過装置、および塵埃測定方法
DE102010029576A1 (de) 2010-06-01 2011-12-01 Krones Ag Vorrichtung und Verfahren zum Überprüfen der Reinigungswirkung einer Reinigungsvorrichtung
CN102226767A (zh) * 2011-04-16 2011-10-26 武钢集团昆明钢铁股份有限公司 冷轧板表面残留物测定方法
US20150072594A1 (en) * 2013-09-09 2015-03-12 Apple Inc. Method for detecting a polishing compound and related system and computer program product
US9624423B2 (en) * 2014-07-01 2017-04-18 Ecolab Usa Inc. Use of fluorescent polymers in marking compositions for the diagnostic determination of cleaning performance

Also Published As

Publication number Publication date
CN104568866A (zh) 2015-04-29
EP2862638B1 (en) 2019-12-04
JP2015077666A (ja) 2015-04-23
KR101948953B1 (ko) 2019-02-15
EP2862638A1 (en) 2015-04-22
CN104568866B (zh) 2019-12-27
KR20150045383A (ko) 2015-04-28
US9889475B2 (en) 2018-02-13
US20150107624A1 (en) 2015-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6122758B2 (ja) 残留物確認用付着材、およびこれを用いた洗浄後の洗浄対象物に残留する残留物の確認方法
CN106607713B (zh) 机床的工具清扫装置
CN104685103B (zh) 包括检测不允许的过热的铝组件表面处理方法
JP2006286763A (ja) ウエーハのレーザー加工方法およびレーザー加工装置
CN106338413B (zh) 一种pcb半孔切片制作方法
CN102271864A (zh) 用于机床的刀具清洗装置
KR101835888B1 (ko) 측정 방법 및 측정 장치
EP3342527B1 (en) Method and system for confined laser cutting field
DE102006002240B4 (de) Schutzfilmausbildungsverfahren
CN111103301B (zh) 一种激光清洗质量检测方法
JP2011218384A (ja) 透明材料のレーザー加工方法
KR20210128913A (ko) 이물 검사 시스템, 이물 검사 방법, 프로그램 및 반도체 제조 장치
RU2390426C1 (ru) Способ изготовления декоративных изделий из стекла с титановым покрытием
JPS6373140A (ja) ガラス部品表面汚れ部位測定法
Wang et al. Quantitative evaluation of surface cleanliness of weathering steel treated by continuous wave laser
US20200269624A1 (en) Eco-friendly signage
JP2007052162A (ja) マスクブランクス用ガラス基板の製造方法、及びマスクブランクスの製造方法
CN108896331B (zh) 一种在线检测涂装前清洗设备油脂清洗效率的方法
DE102006008189B3 (de) Verfahren zur Einarbeitung von Presswerkzeugen unter Verwendung von Tuschierfarbe
Bian et al. Laser cleaning of paint layers on white marble surface based on cooperative use of laser-induced breakdown spectroscopy and image binarization
JP2018096708A (ja) 分注ノズルおよび分注ノズルの製造方法
CN113710753B (zh) 用于激光相互应用的可水洗的耐热且耐等离子体涂层
DE102004014387B4 (de) Reinigungsverfahren für Magnetische Fremdkörper auf der Oberfläche von Gegenständen
JP2011091157A (ja) レーザーマーキング方法
JP2014128914A (ja) マークが形成された基板の製造方法、マークが形成された基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160527

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6122758

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250