JP3610952B2 - 自動車のピラー構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁および前,後壁によって車室内方が開放する開断面となるピラー本体を備えた自動車のピラー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のセンターピラーは、車体側方上部のルーフサイドメンバと車体側方下部のサイドシルとの間に跨って結合されて、リアドアのドアヒンジやシートベルトのショルダーアジャスタ等が取り付けられる。
【0003】
従って、前記センターピラーには大きな支持強度が要求されるため、一般的には閉断面構造として構成されるが、例えば特開2000−122155号公報に開示されるように、軽量化のためにピラー本体をアルミ等の軽合金を用いて開断面構造に鋳造成形したものがある。
【0004】
このような開断面構造の、ピラー本体には前記支持強度を高める以外に側面衝突等による曲げ変形を抑制する強度が要求され、この曲げ変形の抑制はピラー本体の断面二次モーメントを大きくすることによって達成されるが、この場合、ドアとの関係等により断面形状の大きさに制約を受けるため、ピラー本体の板厚を全体的に厚くすることにより断面二次モーメントを稼ぐことが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ピラー本体の板厚を全体的に厚くすることは重量が増大することになり、軽量化のためにアルミ合金を用いた意味が無くなる。
【0006】
このため、側面衝突時にピラー本体に衝突荷重が直接入力する車幅方向外方の外壁のみを厚肉化することが考えられるが、このように開断面となったピラー本体の外壁のみを厚肉化した場合は、衝突荷重の入力によってピラー本体の車体前後方向に連なる前,後壁が開く方向に倒れ変形し易くなって、曲げ剛性が低下し、変形量が大きくなるといった問題があり、従って、前記前、後壁の薄肉化が困難で、結局、重量増加の要因となっている。
【0007】
また、前記ピラー本体をアルミ合金により鋳造する場合には、型枠内で前,後壁の一方から外壁を経由して前,後壁の他方へと溶湯を流す工法が取られるが、この場合にピラー本体の板厚が断面方向に急激に変化するような形状は、鋳造性の点から避ける必要がある。
【0008】
そこで、本発明は開断面となったピラー本体の全体が厚肉化するのを回避しながら、曲げ剛性と軽量化を同時に確保することができる自動車のピラー構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、車体側方上部と車体側方下部との間に跨って結合され、車幅方向外方に配置される外壁および車体前後方向に配置される前,後壁によって車室内方に開放する開断面としたピラー本体を備えた自動車のピラー構造において、
前記外壁を前記前,後壁よりも厚肉形成するとともに、前,後壁の内側に、車幅方向略中央部から車室外方に向かって徐々に増厚する外側増厚部分を形成し、
かつ、この外側増厚部分を形成した前,後壁の内側に、車室内方縁部から車室外方縁部に亘って突出する増厚補剛部をピラー長手方向に適宜間隔をもって形成したことを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の自動車のピラー構造において、前記増厚補剛部は、その突出先端面のピラー長手方向の幅を、前記車室外方縁部側よりも前記車室内方縁部側を広く形成したことを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明にあっては、請求項1または2に記載の自動車のピラー構造において、
前記前,後壁は、車室内方端部にフランジ部を備え、このフランジ部の前記増厚補剛部にピラー長手方向で対応する位置に、車体前後方向に延びる厚肉部を形成したことを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明にあっては、請求項1に記載の自動車のピラー構造において、 前記外側増厚部分を形成した前,後壁の内側に、この外側増厚部分の中央側形成始端部から車室内方に向かって徐々に増厚する内側増厚部分を形成したことを特徴としている。
【0013】
請求項5の発明にあっては、請求項4に記載の自動車のピラー構造において、前記増厚補剛部は、その突出先端面のピラー長手方向の幅を、前,後壁の車幅方向略中央部で最も広くし、その幅広部分から車室内方縁部側および車室外方縁部側に向かって狭く形成したことを特徴としている。
【0014】
請求項6の発明にあっては、請求項1〜5に記載の自動車のピラー構造において、
前記外壁および前記前,後壁で囲まれる内側に、前記各増厚補剛部間に位置して横リブを設けたことを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ピラー本体の厚肉の外壁に連なる前,後壁は、その車幅方向略中央部から車室外方向に向かって徐々に増厚する外側増厚部分を形成してあって、これら前,後壁には間欠的に増厚補剛部を形成してあるので、ピラー本体の断面全体を厚肉化することなく前,後壁の局部変形を抑えてピラー剛性を高めることができるとともに、重量増加の抑制を図ることができる。
【0016】
また、前記外側増厚部分は車幅方向略中央部から車室外方に向かって徐々に増厚してあって、前,後壁から外壁に亘って断面変化率が小さくなるため、ピラー本体を鋳造する場合に溶湯の流れを円滑にして、良好な鋳造を行うことができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、前記増厚補剛部の突出先端面のピラー長手方向の幅を、車室外方縁部側よりも車室内方縁部側を広く形成したので、溶湯の流れがより一層円滑になって鋳造性を向上でき、ひいては、材料特性のバラツキを抑えて個体差を減少できる。
【0018】
また、前記増厚補剛部の突出先端面は車室内方に向かって幅広となるので、車室外方から入力される荷重を幅広部分で拡散して、前,後壁の局部変形を効率良く抑制することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1,2の発明の効果に加えて、前記前,後壁のフランジ部にはピラー長手方向で前記増厚補剛部に対応する位置に、車体前後方向に延びる厚肉部を形成したので、この厚肉部から前記増厚補剛部に亘って連続した高剛性部を形成できるため、前,後壁の倒れ剛性を高め、ひいては、ピラー本体の曲げ剛性をより一層高めることができるとともに、溶湯の流れをより円滑にして鋳造性を向上して材料特性の個体差を減少できる。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、前記外側増厚部分を形成した前,後壁の内側に、この外側増厚部分の中央側形成始端部から車室内方に向かって徐々に増厚する内側増厚部分を形成したので、この内側増厚部分は前記外側増厚部分とともにV字状の断面形状を形成して、前,後壁の曲げ剛性を更に高めることができるとともに、溶湯の流れをより円滑にすることができて、鋳造性を向上することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、前記増厚補剛部の突出先端面のピラー長手方向の幅を、前,後壁の車幅方向略中央部で最も広くし、その幅広部分から車室内方縁部側および車室外方縁部側に向かって狭く形成したので、鋳造時に前記増厚補剛部の溶湯の流れをより円滑にして鋳造性を向上して材料特性の個体差を減少できる。
【0022】
請求項6の発明にあっては、請求項1〜5の発明の効果に加えて、前記外壁および前記前,後壁で囲まれる内側に、前記各増厚補剛部間に位置して横リブを設けたので、ピラー本体の曲げやねじり方向の変形に対して前,後壁の局部面外変形を前記横リブによって抑制できるため、ピラー本体の曲げ剛性やねじり剛性をより高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0024】
図1から図11は本発明の自動車のピラー構造の第1実施形態を示し、図1は自動車の車体側部構造体の斜視図、図2はピラー本体を車室内方から見た斜視図、図3はピラー本体の要部を車室内方から見た拡大斜視図、図4は図3のA−A線に沿った拡大断面図、図5は図3のB−B線に沿った拡大断面図、図6は図3のC−C線に沿った拡大断面図、図7は図6のD−D線に沿った断面図、図8は側面衝突時の荷重入力状態を示すピラー本体の正面図、図9はピラー本体に側面荷重が入力した時の曲げモーメント分布図、図10は荷重入力時のピラー本体の変形状態を示す図7に対応した断面図、図11は荷重入力時のピラー本体の変形状態を示す図6に対応した拡大断面図である。
【0025】
自動車の側部構造体10は、図1に示すようにフロントピラー11、センターピラー12およびリヤピラー13間に、図外のフロントドアおよびリヤドアの取付け開口部14,15が設けられる。
【0026】
センターピラー12は、前記側部構造体10の車体前後方向の略中央部に配置され、車体側方上部に配置されたルーフサイドメンバ16と車体側方下部に配置されたサイドシル17とに跨って上下方向に結合され、このセンターピラー12は図2に示すように車室内方が開放された開断面構造のピラー本体20を備えている。
【0027】
ピラー本体20は、図3〜図6に示すように車幅方向外方に配置される外壁21および車体前後方向に配置される前壁22と後壁23によって車室内方に開放する断面コ字状の開断面として形成され、前壁22および後壁23の開放側端部には、それぞれ所定角度をもって外折りされたフランジ部22a,23aを形成して略ハット形断面を構成している。
【0028】
図2に示すようにピラーアウタ20の上端部には、ルーフサイドレール16(図1参照)の車外側の外部形状に沿った上方ブラケット部24が形成されるとともに、下端部にはサイドシル17の外部形状に沿った下部ブラケット部25が形成され、上方ブラケット部24をルーフサイドレール16の外側に重ね合わせて溶接するとともに、下方ブラケット部25をサイドシル17の外側に重ね合わせて溶接することにより、これらルーフサイドレール16とサイドシル17とに跨って上下方向に結合配置してある。
【0029】
このように開断面構造となったピラー本体20は、この実施形態ではアルミ合金などの軽金属材料により鋳造で一体成形してある。
【0030】
ここで、本実施形態にあっては前記外壁21の肉厚t1を、図4に示すように前記前,後壁22,23の肉厚t2,t3よりも厚肉形成(t1>t2,t3)するとともに、前壁22および後壁23の内側に、車幅方向略中央部C1から車室外方(図4中下方)に向かって徐々に増厚する外側増厚部分30,30を形成することにより、ピラー本体20の断面二次モーメントを稼ぐようにしている。
【0031】
従って、前,後壁22,23の内側断面形状は、外側増厚部分30を形成したことにより、車幅方向略中央部C1から車室外方に行くに従って対向面が徐々に近接する方向に大きく傾斜されることになり、前,後壁22,23の内面全体は車幅方向略中央部C1が陥没した折曲面22d,23dとなっている。
【0032】
また、前記外側増厚部分30を形成した前壁22および後壁23の内側には、図3,図5,図6に示すように車室内方縁部22b,23bから車室外方縁部22c,23cに亘って突出する増厚補剛部31,31をピラー長手方向(この長手方向は上下方向であり、以下同様)に適宜間隔をもって形成してある。
【0033】
増厚補剛部31は図5,図6中斜線部分に示すように、前,後壁22,23の内側に形成された折曲面22d,23dの陥没部分を埋めるように増厚され、この増厚補剛部31の突出先端面31aは、車室内方縁部22b,23bから車室外方縁部22c,23cに一直線となる平坦面として成形される。
【0034】
この場合、前記突出先端面31aのピラー長手方向の幅W1(図3参照)は、車室外方縁部22c,23c側よりも車室内方縁部22b,23b側が広く形成されて略三角形状の突出先端面31aとなっている。
【0035】
また、ピラー本体20は、図2,図3,図7に示すように外壁21および前,後壁22,23で囲まれる内側に、各増厚補剛部31間に位置して横リブ32,32…が設けられている。
【0036】
以上の構成により本実施形態のセンターピラー構造にあっては、図8に示すように側面衝突により衝突荷重Fがピラー本体20の外壁21に入力すると、このピラー本体20には図9に示すような曲げモーメント分布が発生し、これによってピラー本体20には、図3,図8に示すように中間部分を車室内方(同図中左方)に曲げようとするモーメントMが作用する。
【0037】
すると、車室内方に開放する開断面となったピラー本体20は図10に示すようにリブ32間の前,後壁22,23が、同図および図11中2点鎖線に示すように互いに開く方向に変形しようとするが、本実施形態ではピラー本体20の外壁21を厚肉に形成し、かつ、前,後壁22,23の内側に形成した外側増厚部分30および増厚補剛部31、更には横リブ32によって、ピラー本体20の大幅な重量増加を招くことなく変形を効果的に抑制できる。
【0038】
即ち、ピラー本体20の外壁21を前,後壁22,23よりも厚肉形成(t1>t2,t3)したことにより、断面全体を厚肉化することなくピラー本体20の曲げ剛性を高くできるとともに、前,後壁22,23に形成した外側増厚部分30によって前,後壁22,23全体の剛性を高めることができる。
【0039】
また、前記外側増厚部分30を設けた前,後壁22,23には増厚補剛部31を形成してあるので、この増厚補剛部31によって前,後壁22,23の曲げ剛性を高めることができる。
【0040】
前記増厚補剛部分31はピラー本体20全体に一様に形成することなく、ピラー長手方向に適宜間隔をもって部分的に形成してあるので、この増厚補剛部分31を形成した前,後壁22,23の剛性を確保しつつ、全体の重量増大の抑制を図ることができる。
【0041】
従って、前記ピラー本体20は局部変形および曲げ変形を抑制しつつ、全体が重量化するのを防止することができるとともに、外側増厚部分30は前,後壁22,23の車幅方向略中央部C1から車室外方に向かって徐々に増厚されることにより、ピラー本体20の鋳造工程において、アルミ合金の溶湯を型枠内でフランジ部22a,23aの一方から外壁21を経て他方へと鋳込む場合に、ピラー本体20に急激な肉厚変化部分が存在しないことにより溶湯の流れを円滑にして、良好な鋳造性を行うことができる。
【0042】
また、このことは前記増厚補剛部31によっても、溶湯の鋳込み方向に急激な肉厚変化部分がなくなることから良好な鋳造性能を得ることができる。
【0043】
更に、前記増厚補剛部31の突出先端面31aのピラー長手方向の幅W1を、前,後壁22,23の車室外方縁部22c,23cよりも車室内方縁部22b,23bに広く形成したので、溶湯の流れがより一層円滑になって鋳造性を向上でき、ひいては、材料特性のバラツキを抑えて個体差を減少できる。
【0044】
また、このように突出先端面31aが車室内方に向かって幅広となるので、車室外方から入力される荷重Fを幅広部分で拡散できるため、前,後壁22,23の局部変形を効率良く抑制することができる。
【0045】
図12は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0046】
図12はピラー本体の要部を車室外方から見た斜視図で、この第2実施形態のピラー本体20aが前記第1実施形態のピラー本体20と主に異なる点は、ピラー本体20aのフランジ部22a,23aの外側面に厚肉部33を形成したことにある。
【0047】
前記厚肉部33は、フランジ部22a,23aの前記増厚補剛部31にピラー長手方向で対応する位置に車体前後方向に形成される。
【0048】
従って、この第2実施形態のピラー本体20aにあっては、フランジ部22a,23aに形成した厚肉部33から前記増厚補剛部31に亘って連続した高剛性部を形成できるため、前,後壁22,23の倒れ剛性を高め、ひいては、ピラー本体20の曲げ剛性を高めることができるとともに、この増厚部分により溶湯の流れをより円滑にして鋳造性を向上し、これによって材料特性の個体差を減少できる。
【0049】
図13〜図17は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0050】
図13はピラー本体の要部を車室内方から見た拡大斜視図、図14は図13のA−A線に沿った拡大断面図、図15は図13のB−B線に沿った拡大断面図、図16は図13のC−C線に沿った拡大断面図、図17は図16のD−D線に沿った断面図である。
【0051】
この第3実施形態のピラー本体20bが前記第1実施形態のピラー本体20と主に異なる点は、増厚補剛部31を更に厚肉化して剛性を増大したことにある。
【0052】
前記増厚補剛部31は図13〜図17に示すように、第1実施形態と同様に前,後壁22,23の外側増厚部分30,30を形成した内側に、車室内方縁部22b,23bから車室外方縁部22c,23cに亘り、ピラー長手方向に適宜間隔をもって形成されるが、特にこの第3実施形態では図13,図17に示すように、増厚補剛部31の先端部を更に突出させて、車室内外方向に延びる稜線31bを形成している。
【0053】
従って、この第3実施形態のピラー本体20bにあっては、前記第1実施形態と同様の機能を発揮できるのは勿論のこと、更に、図15,図16の斜線部分に示すように増厚補剛部31の稜線31b部分で更に増厚することができ、この増厚補剛部31によって補償される前,後壁22,23の剛性を更に高めることができる。
【0054】
また、このように剛性が高められる場合にも、増厚補剛部31の増厚部分は稜線31bの断面三角形状となった先端部のみであるため、重量の大幅な増加を伴うことなく剛性を効率良く高めることができる。
【0055】
図18〜図22は本発明の第4実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0056】
図18はピラー本体の要部を車室内方から見た拡大斜視図、図19は図18のA−A線に沿った拡大断面図、図20は図18のB−B線に沿った拡大断面図、図21は図18のC−C線に沿った拡大断面図、図22は図21のD−D線に沿った断面図である。
【0057】
この第4実施形態のピラー本体20cが前記第1実施形態のピラー本体20と主に異なる点は、前,後壁22,23の断面形状を異ならせたことにある。
【0058】
即ち、この第4実施形態のピラー本体20cは、図18〜図22に示すように外側増厚部分30を形成した前,後壁22,23の内側に、この外側増厚部分30の中央側形成始端部、つまり、前,後壁22,23の車幅方向略中央部C1から車室内方(図19中上方)に向かって徐々に増厚する内側増厚部分34を形成してある。
【0059】
従って、この第4実施形態のピラー本体20cにあっては、前記第1実施形態と同様の機能を発揮できるのは勿論のこと、更に、図19に示すように前,後壁22,23の内側に内側増厚部分34を形成して増厚したので、断面二次モーメントを更に増大できるため、前,後壁22,23の曲げ剛性を更に高めることができる。
【0060】
尚、この第4実施形態のピラー本体20cでは、外側増厚部分30と内側増厚部分34とが車幅方向略中央部C1を境に相互に略対称となって増厚されるため、図21中斜線部分に示すように増厚補剛部31を車室内方縁部22b,23bから車室外方縁部22c,23cに亘って形成した場合、この増厚補剛部31の裾野は図18に示すように菱形状となり、かつ、増厚補剛部31の突出先端は稜線31bとなっている。
【0061】
ところで、前記第1〜第4実施形態では、外側増厚部分30、更には内側増厚部分34を前,後壁22,23両者に形成した場合を開示したが、これに限ることなく前,後壁22,23のいずれか一方のみに外側増厚部分30および/または内側増厚部分34を形成した場合にも断面二次モーメントを増大して、ピラー本体20,20a,20b,20cの曲げ剛性を高めることができる。
【0062】
また、本発明のピラー本体は前記第1〜第4実施形態に示すセンターピラー12のピラー本体20,20a,20b,20cに例を取って説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採ることができ、例えば、センターピラー12以外のフロントピラー11やリアピラー13にあっても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における自動車の車体側部構造体の斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるピラー本体を車室内方から見た斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態におけるピラー本体の要部を車室内方から見た拡大斜視図。
【図4】図3のA−A線に沿った拡大断面図。
【図5】図3のB−B線に沿った拡大断面図。
【図6】図3のC−C線に沿った拡大断面図。
【図7】図6のD−D線に沿った断面図。
【図8】本発明の第1実施形態における側面衝突時の荷重入力状態を示すピラー本体の正面図。
【図9】本発明の第1実施形態におけるピラー本体に側面荷重が入力した時の曲げモーメント分布図。
【図10】本発明の第1実施形態における荷重入力時のピラー本体の変形状態を示す断面図。
【図11】本発明の第1実施形態における荷重入力時のピラー本体の変形状態を示す拡大断面図。
【図12】本発明の第2実施形態におけるピラー本体の要部を車室外方から見た斜視図。
【図13】本発明の第3実施形態におけるピラー本体の要部を車室内方から見た拡大斜視図。
【図14】図13のA−A線に沿った拡大断面図。
【図15】図13のB−B線に沿った拡大断面図。
【図16】図13のC−C線に沿った拡大断面図。
【図17】図16のD−D線に沿った断面図。
【図18】図18は本発明の第4実施形態におけるピラー本体の要部を車室内方から見た拡大斜視図。
【図19】図18のA−A線に沿った拡大断面図。
【図20】図18のB−B線に沿った拡大断面図。
【図21】図18のC−C線に沿った拡大断面図。
【図22】図21のD−D線に沿った断面図。
【符号の説明】
20,20a,20b,20c ピラー本体
21 外壁
22 前壁
23 後壁
22a,23a フランジ部
22b,23b 車室内方縁部
22c,23c 車室外方縁部
30 外側増厚部分
31 増厚補剛部
31a 突出先端面
32 横リブ
33 厚肉部
34 内側増厚部分
Claims (6)
- 車体側方上部と車体側方下部との間に跨って結合され、車幅方向外方に配置される外壁および車体前後方向に配置される前,後壁によって車室内方に開放する開断面としたピラー本体を備えた自動車のピラー構造において、
前記外壁を前記前,後壁よりも厚肉形成するとともに、前,後壁の内側に、車幅方向略中央部から車室外方に向かって徐々に増厚する外側増厚部分を形成し、 かつ、この外側増厚部分を形成した前,後壁の内側に、車室内方縁部から車室外方縁部に亘って突出する増厚補剛部をピラー長手方向に適宜間隔をもって形成した
ことを特徴とする自動車のピラー構造。 - 増厚補剛部は、その突出先端面のピラー長手方向の幅を、前記車室外方縁部側よりも前記車室内方縁部側を広く形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車のピラー構造。 - 前,後壁は、車室内方端部にフランジ部を備え、このフランジ部の前記増厚補剛部にピラー長手方向で対応する位置に、車体前後方向に延びる厚肉部を形成した
ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車のピラー構造。 - 外側増厚部分を形成した前,後壁の内側に、この外側増厚部分の中央側形成始端部から車室内方に向かって徐々に増厚する内側増厚部分を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のピラー構造。
- 増厚補剛部は、その突出先端面のピラー長手方向の幅を、前,後壁の車幅方向略中央部で最も広くし、その幅広部分から車室内方縁部側および車室外方縁部側に向かって狭く形成した
ことを特徴とする請求項4に記載の自動車のピラー構造。 - 外壁および前,後壁で囲まれる内側に、前記各増厚補剛部間に位置して横リブを設けた
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車のピラー構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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